JPH0332788Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0332788Y2 JPH0332788Y2 JP18193985U JP18193985U JPH0332788Y2 JP H0332788 Y2 JPH0332788 Y2 JP H0332788Y2 JP 18193985 U JP18193985 U JP 18193985U JP 18193985 U JP18193985 U JP 18193985U JP H0332788 Y2 JPH0332788 Y2 JP H0332788Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- valve plate
- tilting
- control section
- cylinder block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 24
- 230000008713 feedback mechanism Effects 0.000 claims description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 11
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 7
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 2
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Hydraulic Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、土木、建設機械、その他一般機械に
用いられる油圧ポンプ、油圧モータとしての容量
可変型斜軸式液圧回転機の改良に関する。
用いられる油圧ポンプ、油圧モータとしての容量
可変型斜軸式液圧回転機の改良に関する。
第3図および第4図に従来技術による斜軸式液
圧回転機としての油圧ポンプを示す。
圧回転機としての油圧ポンプを示す。
図において、1は略円筒状のケーシング本体1
Aと、該ケーシング本体1Aの一端を閉塞するヘ
ツドケーシング1Bとからなるケーシング、2は
該ケーシング本体1A内に回転可能に突設された
回転軸、3は前記ケーシング本体1A内に位置し
て該回転軸2と共に回転するシリンダブロツク
で、該シリンダブロツク3にはその軸方向に複数
のシリンダ4が穿設されている。該各シリンダ4
内にはピストン5が摺動可能に設けられており、
該各ピストン5にはコネクテイングロツド6が取
付けられている。そして、該各コネクテイングロ
ツド6の先端には球形部6Aが形成され、該球形
部6Aは回転軸2の先端に形成されたドライブデ
イスク7に揺動自在に支持されている。
Aと、該ケーシング本体1Aの一端を閉塞するヘ
ツドケーシング1Bとからなるケーシング、2は
該ケーシング本体1A内に回転可能に突設された
回転軸、3は前記ケーシング本体1A内に位置し
て該回転軸2と共に回転するシリンダブロツク
で、該シリンダブロツク3にはその軸方向に複数
のシリンダ4が穿設されている。該各シリンダ4
内にはピストン5が摺動可能に設けられており、
該各ピストン5にはコネクテイングロツド6が取
付けられている。そして、該各コネクテイングロ
ツド6の先端には球形部6Aが形成され、該球形
部6Aは回転軸2の先端に形成されたドライブデ
イスク7に揺動自在に支持されている。
8は弁板を示し、該弁板8はその一側端面がシ
リンダブロツク3に摺接すると共に、他側端面は
ヘツドケーシング1Bに形成された凹円弧状の傾
転摺動部9にに摺動可能に摺接せしめられてお
り、該弁板8の中心には後述するセンタシヤフト
10と揺動ピン15の各先端部が両側からそれぞ
れ挿入される貫通孔8Aが穿設されている。そし
て、該弁板8にはシリンダブロツク3の回転によ
り各シリンダ4と間歇的に連通する給排ポート
(図示せず)が穿設されており、該給排ポートは
弁板8の傾転位置に如何に拘らずヘツドケーシン
グ1Bの傾転摺動面9に開口する給排通路(図示
せず)と連通するようになつている。
リンダブロツク3に摺接すると共に、他側端面は
ヘツドケーシング1Bに形成された凹円弧状の傾
転摺動部9にに摺動可能に摺接せしめられてお
り、該弁板8の中心には後述するセンタシヤフト
10と揺動ピン15の各先端部が両側からそれぞ
れ挿入される貫通孔8Aが穿設されている。そし
て、該弁板8にはシリンダブロツク3の回転によ
り各シリンダ4と間歇的に連通する給排ポート
(図示せず)が穿設されており、該給排ポートは
弁板8の傾転位置に如何に拘らずヘツドケーシン
グ1Bの傾転摺動面9に開口する給排通路(図示
せず)と連通するようになつている。
10はドライブデイスク7と弁板8との間でシ
リンダブロツク3を支持するためのセンタシヤフ
トで、該センタシヤフト10はその一端側に球形
部10Aが形成され、該球形部10Aはドライブ
デイスク7に揺動自在に支持されている。一方、
シリンダブロツク3の中心を貫通して突出したセ
ンタシヤフト10の他端側は弁板8の貫通孔8A
に摺動可能に挿入され、シリンダブロツク3と弁
板8との間のセンタリングが行なわれている。
リンダブロツク3を支持するためのセンタシヤフ
トで、該センタシヤフト10はその一端側に球形
部10Aが形成され、該球形部10Aはドライブ
デイスク7に揺動自在に支持されている。一方、
シリンダブロツク3の中心を貫通して突出したセ
ンタシヤフト10の他端側は弁板8の貫通孔8A
に摺動可能に挿入され、シリンダブロツク3と弁
板8との間のセンタリングが行なわれている。
11は傾転摺動面9に沿つて弁板8を傾転させ
る傾転機構で、該傾転機構11はヘツドケーシン
グ1Bに穿設され、軸方向両端に油通孔12A,
12Bを有するシリンダ室12と、該シリンダ室
12内に摺動可能に挿入され、該シリンダ室12
の軸方向両側を液圧室13A,13Bに画成する
サーボピストン14と、該サーボピストン14の
周胴部に挿嵌され、球形状先端部15Aを弁板8
の貫通孔8Aに摺動可能に挿入した揺動ピン15
とから構成され、配管16A,16Bを介して前
記各油通孔12A,12Bから各液圧室13A,
13B内に圧油を供給する補助ポンプ17により
傾転駆動せしめられる。なお、図中18は配管1
6Bに接続したタンクである。
る傾転機構で、該傾転機構11はヘツドケーシン
グ1Bに穿設され、軸方向両端に油通孔12A,
12Bを有するシリンダ室12と、該シリンダ室
12内に摺動可能に挿入され、該シリンダ室12
の軸方向両側を液圧室13A,13Bに画成する
サーボピストン14と、該サーボピストン14の
周胴部に挿嵌され、球形状先端部15Aを弁板8
の貫通孔8Aに摺動可能に挿入した揺動ピン15
とから構成され、配管16A,16Bを介して前
記各油通孔12A,12Bから各液圧室13A,
13B内に圧油を供給する補助ポンプ17により
傾転駆動せしめられる。なお、図中18は配管1
6Bに接続したタンクである。
19は前記傾転機構11を制御するためにサー
ボピストン14の外側に位置してヘツドケーシン
グ1B内に設けられた制御部で、該制御部19は
補助ポンプ17とシリンダ室12との間に位置し
て配管16A,16Bの途中に設けられ、補助ポ
ンプ17からの圧油のパイロツト圧力をスリーブ
20Aによつて制御できる絞り切換弁20と、該
絞り切換弁20を切換操作する操作レバー21と
から構成されている。そして、前記スリーブ20
Aとサーボピストン14との間は該サーボピスト
ン14に固着され、ヘツドケーシング1Bに形成
された長孔1Cに挿通されたフイードバツクピン
22によつて接続されており、サーボピストン1
4の変位に伴なつてスリーブ20Aは補助ポンプ
17から各液圧室13A,13Bに供給される圧
油のパイロツト圧力を制御するようになつてい
る。
ボピストン14の外側に位置してヘツドケーシン
グ1B内に設けられた制御部で、該制御部19は
補助ポンプ17とシリンダ室12との間に位置し
て配管16A,16Bの途中に設けられ、補助ポ
ンプ17からの圧油のパイロツト圧力をスリーブ
20Aによつて制御できる絞り切換弁20と、該
絞り切換弁20を切換操作する操作レバー21と
から構成されている。そして、前記スリーブ20
Aとサーボピストン14との間は該サーボピスト
ン14に固着され、ヘツドケーシング1Bに形成
された長孔1Cに挿通されたフイードバツクピン
22によつて接続されており、サーボピストン1
4の変位に伴なつてスリーブ20Aは補助ポンプ
17から各液圧室13A,13Bに供給される圧
油のパイロツト圧力を制御するようになつてい
る。
従来技術による液圧回転機は上述の構成を有す
るもので、次に液圧回転機を油圧ポンプとして用
いた場合について、その作動を説明する。
るもので、次に液圧回転機を油圧ポンプとして用
いた場合について、その作動を説明する。
まず、傾転機構11によりシリンダブロツク3
と共に弁板8を図示の傾転位置に傾転せしめる。
このため、制御部19の操作レバー21を操作し
て絞り切換弁20を切換え、補助ポンプ17から
の圧油をシリンダ室12の一側の液圧室13A,
13Bに供給し、サーボピストン14を変位させ
る。そして、該サーボピストン14と共に揺動ピ
ン15も変位し、弁板8は傾転摺動面9上を摺動
しつつ傾転する結果、シリンダブロツク3も共に
傾転し、その回転中心軸は回転軸2の回転中心軸
に対して傾転し、図示の状態となる。
と共に弁板8を図示の傾転位置に傾転せしめる。
このため、制御部19の操作レバー21を操作し
て絞り切換弁20を切換え、補助ポンプ17から
の圧油をシリンダ室12の一側の液圧室13A,
13Bに供給し、サーボピストン14を変位させ
る。そして、該サーボピストン14と共に揺動ピ
ン15も変位し、弁板8は傾転摺動面9上を摺動
しつつ傾転する結果、シリンダブロツク3も共に
傾転し、その回転中心軸は回転軸2の回転中心軸
に対して傾転し、図示の状態となる。
次に、エンジン、電動機等の駆動源を回転し、
回転軸2を回転駆動すると、回転軸2のドライブ
デイスク7とシリンダブロツク3のシリンダ4に
挿入した各ピストン5との間はコネクテイングロ
ツド6で連結されているから、回転軸2と共にシ
リンダブロツク3が回転せしめられる。すると、
シリンダブロツク3の回転中に各ピストン5はシ
リンダ4内を往復動する。そして、各ピストン5
がシリンダ4内から退行する時は給排通路から給
排ポートを介してシリンダ4内に作動油を吸入す
る吸入行程となり、ピストン5がシリンダ4内に
進入する時は該シリンダ4内の作動油を加圧し、
給排ポートを介して給排通路から吐出させる吐出
行程となる。
回転軸2を回転駆動すると、回転軸2のドライブ
デイスク7とシリンダブロツク3のシリンダ4に
挿入した各ピストン5との間はコネクテイングロ
ツド6で連結されているから、回転軸2と共にシ
リンダブロツク3が回転せしめられる。すると、
シリンダブロツク3の回転中に各ピストン5はシ
リンダ4内を往復動する。そして、各ピストン5
がシリンダ4内から退行する時は給排通路から給
排ポートを介してシリンダ4内に作動油を吸入す
る吸入行程となり、ピストン5がシリンダ4内に
進入する時は該シリンダ4内の作動油を加圧し、
給排ポートを介して給排通路から吐出させる吐出
行程となる。
そして、上述した液圧回転機の作動中、弁板8
の傾転量A0は揺動ピン15の他側に一体に設け
られたフイードバツクピン22を介して絞り切換
弁20のスリーブ20Aに伝達される。補助ポン
プ17から各液圧室13A,13Bへの圧油のパ
イロツト圧力は該スリーブ20Aによつて制御さ
れ、弁板8の傾転量A0に追従して各油圧室13
A,13Bに供給される圧油の流量が制御され
る。
の傾転量A0は揺動ピン15の他側に一体に設け
られたフイードバツクピン22を介して絞り切換
弁20のスリーブ20Aに伝達される。補助ポン
プ17から各液圧室13A,13Bへの圧油のパ
イロツト圧力は該スリーブ20Aによつて制御さ
れ、弁板8の傾転量A0に追従して各油圧室13
A,13Bに供給される圧油の流量が制御され
る。
而して、上述の如く構成される従来技術におい
ては、制御部19がサーボピストン14の外側に
位置してヘツドケーシング1Bに設けられている
ため当該油圧ポンプの軸方向寸法が大きくなると
いう欠点がある。
ては、制御部19がサーボピストン14の外側に
位置してヘツドケーシング1Bに設けられている
ため当該油圧ポンプの軸方向寸法が大きくなると
いう欠点がある。
また、弁板8の傾転量A0を制御部19に伝達
するフイードバツクピン22は該弁板8を傾転さ
せるサーボピストン14に直接設けられており、
サーボピストン14の変位量Sとフイードバツク
ピン22の変位量とは同一になつているため、該
フイードバツクピン22の変位量が大きく、制御
部19の軸方向寸法が大きくなるという欠点や該
制御部19の配置位置が制限されてしまうため設
計自由度が少なくなるし、規格化して容量の異な
るポンプ・モータに用いることができないという
欠点がある。
するフイードバツクピン22は該弁板8を傾転さ
せるサーボピストン14に直接設けられており、
サーボピストン14の変位量Sとフイードバツク
ピン22の変位量とは同一になつているため、該
フイードバツクピン22の変位量が大きく、制御
部19の軸方向寸法が大きくなるという欠点や該
制御部19の配置位置が制限されてしまうため設
計自由度が少なくなるし、規格化して容量の異な
るポンプ・モータに用いることができないという
欠点がある。
更に、制御部19のスプール20とスリーブ2
0A及びスリーブ20Aとケーシング1との相対
速度が大きいために、これらスプール20、スリ
ーブ20Aの摺動性能が悪化し、制御部19の制
御性能が悪影響を受けるという欠点がある。
0A及びスリーブ20Aとケーシング1との相対
速度が大きいために、これらスプール20、スリ
ーブ20Aの摺動性能が悪化し、制御部19の制
御性能が悪影響を受けるという欠点がある。
更にまた、弁板8の傾きは揺動ピン15、サー
ボピストン14及びフイードバツクピン22を介
して制御部19に間接的にフイードバツクされる
ものである。しかもシリンダ室12内で上下に直
線運動を行なうサーボピストン14に固着された
揺動ピン15の先端部15Aが円弧運動を行なう
弁板8の貫通孔8A内で円滑に摺動できるために
は若干の隙間を設ける必要があるが、当該隙間は
摩耗によつて次第に拡大するため、弁板8の実際
の傾転位置と、揺動ピン15を介してフイードバ
ツクピン22が検出した弁板8の位置とに誤差が
生じてしまい、絞り切換弁20のスリーブ20A
の応答性が劣つたり、絞り切換弁20の追従精度
が劣り、制御性能が著しく低下するという欠点が
ある。
ボピストン14及びフイードバツクピン22を介
して制御部19に間接的にフイードバツクされる
ものである。しかもシリンダ室12内で上下に直
線運動を行なうサーボピストン14に固着された
揺動ピン15の先端部15Aが円弧運動を行なう
弁板8の貫通孔8A内で円滑に摺動できるために
は若干の隙間を設ける必要があるが、当該隙間は
摩耗によつて次第に拡大するため、弁板8の実際
の傾転位置と、揺動ピン15を介してフイードバ
ツクピン22が検出した弁板8の位置とに誤差が
生じてしまい、絞り切換弁20のスリーブ20A
の応答性が劣つたり、絞り切換弁20の追従精度
が劣り、制御性能が著しく低下するという欠点が
ある。
本考案は上述した従来技術の諸欠点に鑑みなさ
れたもので、本考案が解決しようとする問題点
は、液圧回転機の軸方向寸法を短くして全体の重
量バランスを安定化させると共に、その制御部を
コンパクトにし、またその応答性、制御性を向上
させることにある。
れたもので、本考案が解決しようとする問題点
は、液圧回転機の軸方向寸法を短くして全体の重
量バランスを安定化させると共に、その制御部を
コンパクトにし、またその応答性、制御性を向上
させることにある。
上述した問題点を解決するために構成された本
考案の手段は、ケーシング本体及びヘツドケーシ
ングからなるケーシングと、該ケーシング内に突
出させて設けた回転軸と、前記ケーシング内に設
けられ該回転軸と共に回転するシリンダブロツク
と、一側端面が該シリンダブロツクに摺接し、他
側端面が前記ヘツドケーシングの傾転摺動部に摺
動可能に摺接する弁板と、前記ヘツドケーシング
に設けられ前記シリンダブロツクと共に該弁板を
傾転させる傾転機構と、該傾転機構を制御するた
め前記ケーシング本体に設けた制御部と、該制御
部と前記弁板との間に直接連結され該弁板の傾転
量を比例的に減少させて該制御部に伝達するフイ
ードバツク機構とからなる。
考案の手段は、ケーシング本体及びヘツドケーシ
ングからなるケーシングと、該ケーシング内に突
出させて設けた回転軸と、前記ケーシング内に設
けられ該回転軸と共に回転するシリンダブロツク
と、一側端面が該シリンダブロツクに摺接し、他
側端面が前記ヘツドケーシングの傾転摺動部に摺
動可能に摺接する弁板と、前記ヘツドケーシング
に設けられ前記シリンダブロツクと共に該弁板を
傾転させる傾転機構と、該傾転機構を制御するた
め前記ケーシング本体に設けた制御部と、該制御
部と前記弁板との間に直接連結され該弁板の傾転
量を比例的に減少させて該制御部に伝達するフイ
ードバツク機構とからなる。
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づき詳述する。なお、前述した従来技術の構成
要素と同一の構成要素には同一符号を付し、その
説明を省略する。
基づき詳述する。なお、前述した従来技術の構成
要素と同一の構成要素には同一符号を付し、その
説明を省略する。
而して、図中31はケーシングで、該ケーシン
グ31はく字状に屈曲した筒体からなるケーシン
グ本体31Aと、該ケーシング本体31Aの一端
側を閉塞するヘツドケーシング31Bとから構成
されている。そして、該ヘツドケーシング31B
は従来技術のヘツドケーシング1Bよりも薄肉に
形成されているため、ケーシング31は全体とし
て軸方向寸法が短くなつている。32は前記ケー
シング本体31Aの屈曲側とは反対側に位置して
該ケーシング本体31Aの中間に一体的に突出形
成されたフランジ部で、該フランジ部32の内側
は縦長の開口部33になつている。
グ31はく字状に屈曲した筒体からなるケーシン
グ本体31Aと、該ケーシング本体31Aの一端
側を閉塞するヘツドケーシング31Bとから構成
されている。そして、該ヘツドケーシング31B
は従来技術のヘツドケーシング1Bよりも薄肉に
形成されているため、ケーシング31は全体とし
て軸方向寸法が短くなつている。32は前記ケー
シング本体31Aの屈曲側とは反対側に位置して
該ケーシング本体31Aの中間に一体的に突出形
成されたフランジ部で、該フランジ部32の内側
は縦長の開口部33になつている。
34は傾転摺動面9に沿つて弁板8を傾転させ
る傾転機構で、該傾転機構34はヘツドケーシン
グ31Bに穿設され、軸方向両端に油通孔35
A,35Bを有するシリンダ室35と、該シリン
ダ室35内に摺動可能に挿入され、該シリンダ室
35の軸方向両側を液圧室36A,36Bに画成
するサーボピストン37と、該サーボピストン3
7の軸方向中間に位置してその周胴部に突設さ
れ、ヘツドケーシング31Bに形成された長孔3
1Cに遊貫した状態で球形状先端部(図示せず)
を弁板8の貫通孔8Aに揺動可能に挿入した揺動
ピン38とから構成されている。そして、該傾転
機構34は補助ポンプ17により傾転駆動せしめ
られる点は従来技術と同じであるが、サーボピス
トン37には従来技術と異なつてフイードバツク
ピン22は接続されていない。
る傾転機構で、該傾転機構34はヘツドケーシン
グ31Bに穿設され、軸方向両端に油通孔35
A,35Bを有するシリンダ室35と、該シリン
ダ室35内に摺動可能に挿入され、該シリンダ室
35の軸方向両側を液圧室36A,36Bに画成
するサーボピストン37と、該サーボピストン3
7の軸方向中間に位置してその周胴部に突設さ
れ、ヘツドケーシング31Bに形成された長孔3
1Cに遊貫した状態で球形状先端部(図示せず)
を弁板8の貫通孔8Aに揺動可能に挿入した揺動
ピン38とから構成されている。そして、該傾転
機構34は補助ポンプ17により傾転駆動せしめ
られる点は従来技術と同じであるが、サーボピス
トン37には従来技術と異なつてフイードバツク
ピン22は接続されていない。
39は前記傾転機構34を制御するための制御
部で、該制御部39は弁板8の傾転最小側、即ち
回転軸2の軸線O1,O1に対するセンタシヤフト
10の軸線O2,O2の傾斜角が最小となる側に位
置するケーシング本体31Aのフランジ部33に
設けられている。そして、該制御部39は筐体4
0、該筐体40内に設けられた絞り切換弁及び筐
体40の外側に設けられ該絞り切換弁を操作する
操作レバー(いずれも図示せず)とから構成され
ている。
部で、該制御部39は弁板8の傾転最小側、即ち
回転軸2の軸線O1,O1に対するセンタシヤフト
10の軸線O2,O2の傾斜角が最小となる側に位
置するケーシング本体31Aのフランジ部33に
設けられている。そして、該制御部39は筐体4
0、該筐体40内に設けられた絞り切換弁及び筐
体40の外側に設けられ該絞り切換弁を操作する
操作レバー(いずれも図示せず)とから構成され
ている。
次に、41は前記制御部39と弁板8との間に
設けられたフイードバツク機構としてのリンク機
構を示す。42,42は該リンク機構41を構成
する検出ピンで、該検出ピン42,42はシリン
ダブロツク3の傾転中心点Oから距離Rの位置で
弁板8の半径方向左右両側に突設されている。4
3は開口部33内に位置してフランジ部32の左
右両側縁間に架設された支持ピン、44は連動リ
ンクで、該連動リンク44は上端寄りの位置で前
記支持ピン43に回動可能に支持されることによ
つて、上側部44Aは制御部39の筐体40内で
揺動可能になり、シリンダブロツク3を跨ぐよう
に中間から下側が円弧状に分岐した下側部44B
はケーシング本体31A内でケーシング31の軸
方向に沿つて揺動可能になつている。そして、支
持ピン43から距離rだけ離間した連動リンク4
4の上端には絞り切換弁のスリーブに接続された
出力ピン45が設けられている。
設けられたフイードバツク機構としてのリンク機
構を示す。42,42は該リンク機構41を構成
する検出ピンで、該検出ピン42,42はシリン
ダブロツク3の傾転中心点Oから距離Rの位置で
弁板8の半径方向左右両側に突設されている。4
3は開口部33内に位置してフランジ部32の左
右両側縁間に架設された支持ピン、44は連動リ
ンクで、該連動リンク44は上端寄りの位置で前
記支持ピン43に回動可能に支持されることによ
つて、上側部44Aは制御部39の筐体40内で
揺動可能になり、シリンダブロツク3を跨ぐよう
に中間から下側が円弧状に分岐した下側部44B
はケーシング本体31A内でケーシング31の軸
方向に沿つて揺動可能になつている。そして、支
持ピン43から距離rだけ離間した連動リンク4
4の上端には絞り切換弁のスリーブに接続された
出力ピン45が設けられている。
一方、46,46は前記連動リンク44よりも
長さの短い揺動リンクで、該各揺動リンク46の
一端は接続ピン47を介して連動リンク44の下
端に回動可能に接続され、他端は前記各検出ピン
42に回動可能に接続されている。かくして、本
実施例におけるリンク機構41は、一対の検出ピ
ン42,42、支持ピン43、連動リンク44、
出力ピン45、一対の揺動リンク46,46及び
一対の接続ピン47,47とから構成されてい
る。
長さの短い揺動リンクで、該各揺動リンク46の
一端は接続ピン47を介して連動リンク44の下
端に回動可能に接続され、他端は前記各検出ピン
42に回動可能に接続されている。かくして、本
実施例におけるリンク機構41は、一対の検出ピ
ン42,42、支持ピン43、連動リンク44、
出力ピン45、一対の揺動リンク46,46及び
一対の接続ピン47,47とから構成されてい
る。
本実施例は上述の如く構成されており、弁板8
が傾転機構34によつて傾転摺動面9上を摺動し
つつ傾転すると、該弁板8に設けられた各検出ピ
ン42を介して各揺動リンク46及び該各揺動リ
ンク46に接続された連動リンク44とが第1図
中一点鎖線で示すように連動する。この結果、出
力ピン45は弁板8の傾転量A0に対してr/Rの比 に減少された移動量A1で揺動し、絞り切換弁の
スリーブを作動させる。
が傾転機構34によつて傾転摺動面9上を摺動し
つつ傾転すると、該弁板8に設けられた各検出ピ
ン42を介して各揺動リンク46及び該各揺動リ
ンク46に接続された連動リンク44とが第1図
中一点鎖線で示すように連動する。この結果、出
力ピン45は弁板8の傾転量A0に対してr/Rの比 に減少された移動量A1で揺動し、絞り切換弁の
スリーブを作動させる。
かくして、本実施例によれば、リンク機構41
を構成する一対の検出ピン42は弁板8に直接設
け、該各検出ピン42を介してリンク機構41に
よりスリーブを作動させるように構成したから、
弁板8の傾転量A0は比例的に減少させて制御部
39に直接伝達することができ、補助ポンプ17
から各液圧室36A,36Bに供給される圧油の
パイロツト圧力を微小制御することができる。
を構成する一対の検出ピン42は弁板8に直接設
け、該各検出ピン42を介してリンク機構41に
よりスリーブを作動させるように構成したから、
弁板8の傾転量A0は比例的に減少させて制御部
39に直接伝達することができ、補助ポンプ17
から各液圧室36A,36Bに供給される圧油の
パイロツト圧力を微小制御することができる。
また、本実施例によれば、制御部39は弁板8
の傾転最小側に位置させてケーシング本体31A
に設けたからヘツドケーシング31Bを薄くで
き、ケーシング31全体の軸方向寸法を短くする
ことができる。更に、該制御部39はく字状に屈
曲したケーシング本体31Aの屈曲側とは反対側
に位置しているから、ケーシング31の上、下寸
法を平均化でき軸方向長さの短縮と相俟つて液圧
回転機の重量バランスの安定化を図ることができ
る。
の傾転最小側に位置させてケーシング本体31A
に設けたからヘツドケーシング31Bを薄くで
き、ケーシング31全体の軸方向寸法を短くする
ことができる。更に、該制御部39はく字状に屈
曲したケーシング本体31Aの屈曲側とは反対側
に位置しているから、ケーシング31の上、下寸
法を平均化でき軸方向長さの短縮と相俟つて液圧
回転機の重量バランスの安定化を図ることができ
る。
以上詳述した如く本考案は構成したから、下記
の諸効果を奏する。
の諸効果を奏する。
制御部は傾転機構から離間させてケーシング
本体側に設けたから、斜軸式液圧回転機の軸方
向長さを短くすることができ、従来技術による
斜軸式液圧回転機が軸方向に長いという欠点を
解決することができる。
本体側に設けたから、斜軸式液圧回転機の軸方
向長さを短くすることができ、従来技術による
斜軸式液圧回転機が軸方向に長いという欠点を
解決することができる。
弁板の傾転量はフイードバツク機構によつて
比例的に縮小させて制御部に伝達するように構
成したから、制御部をコンパクトにすることが
できるし、出力ピン等の変位量も小さくなるか
ら該制御部内機構の摺動性能を向上させること
ができる。
比例的に縮小させて制御部に伝達するように構
成したから、制御部をコンパクトにすることが
できるし、出力ピン等の変位量も小さくなるか
ら該制御部内機構の摺動性能を向上させること
ができる。
弁板の傾転量は該弁板から直接検出して制御
部に伝達するように構成したからら、正確な傾
転量を検出することができ、制御性能を向上を
図ることができる。
部に伝達するように構成したからら、正確な傾
転量を検出することができ、制御性能を向上を
図ることができる。
フイードバツク機構を適宜設計することによ
り、制御部は異なる容量の斜軸式液圧回転機に
も規格化して使用することが可能になる。
り、制御部は異なる容量の斜軸式液圧回転機に
も規格化して使用することが可能になる。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図は斜軸式液圧回転機の縦断面図、第2図は
第1図中の−矢示方向断面図、第3図及び第
4図は従来技術を示し、第3図は斜軸式液圧回転
機の縦断面図、第4図は傾転機構制御回路を示す
回路図である。 2……回転軸、3……シリンダブロツク、8…
…弁板、9……傾転摺動部、31……ケーシン
グ、31A……ケーシング本体、31B……ヘツ
ドケーシング、34……傾転機構、39……制御
部、41……フイードバツク機構。
第1図は斜軸式液圧回転機の縦断面図、第2図は
第1図中の−矢示方向断面図、第3図及び第
4図は従来技術を示し、第3図は斜軸式液圧回転
機の縦断面図、第4図は傾転機構制御回路を示す
回路図である。 2……回転軸、3……シリンダブロツク、8…
…弁板、9……傾転摺動部、31……ケーシン
グ、31A……ケーシング本体、31B……ヘツ
ドケーシング、34……傾転機構、39……制御
部、41……フイードバツク機構。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーシング本体及びヘツドケーシングからな
るケーシングと、該ケーシング内に突出させて
設けた回転軸と、前記ケーシング内に設けられ
該回転軸と共に回転するシリンダブロツクと、
一側端面が該シリンダブロツクに摺接し、他側
端面が前記ヘツドケーシングの傾転摺動部に摺
動可能に摺接する弁板と、前記ヘツドケーシン
グに設けられ前記シリンダブロツクと共に該弁
板を傾転させる傾転機構と、該傾転機構を制御
するため前記ケーシング本体に設けた制御部
と、該制御部と前記弁板との間に直接連結され
該弁板の傾転量を比例的に減少させて該制御部
に伝達するフイードバツク機構とから構成して
なる斜軸式液圧回転機。 (2) 前記制御部は前記弁板の傾転最小側に位置し
て前記ケーシング本体に設けてなる実用新案登
録請求の範囲(1)項記載の斜軸式液圧回転機。 (3) 前記フイードバツク機構は前記弁板の傾転に
伴なつて変位するリンク機構から構成してなる
実用新案登録請求の範囲(1)項記載の斜軸式液圧
回転機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18193985U JPH0332788Y2 (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18193985U JPH0332788Y2 (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6288883U JPS6288883U (ja) | 1987-06-06 |
JPH0332788Y2 true JPH0332788Y2 (ja) | 1991-07-11 |
Family
ID=31127275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18193985U Expired JPH0332788Y2 (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0332788Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-26 JP JP18193985U patent/JPH0332788Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6288883U (ja) | 1987-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3958496A (en) | Control device for hydraulic machines | |
JP3874308B2 (ja) | 斜板式ピストンポンプ・モータの斜板角度変更装置 | |
US4026195A (en) | Axial piston machine of adjustable stroke | |
JP2820297B2 (ja) | 可変容積式静圧型アキシャルピストン装置 | |
US4167895A (en) | Axial pump with displacement control device | |
EP0797020B1 (en) | Brake device for a hydraulic motor | |
JPH0332788Y2 (ja) | ||
US6413055B1 (en) | Swashplate position assist mechanism | |
JP2000161204A (ja) | 電気作動式可変容積制御及びタイミング制御を備えた可変容積形ピストンユニット | |
JPH0441257Y2 (ja) | ||
JPH08334001A (ja) | アキシャルピストン装置 | |
JPH064065Y2 (ja) | 容量可変型斜軸式液圧回転機 | |
KR940008166B1 (ko) | 용량가변형 사축식(斜軸式) 액압회전기 | |
JPH0640941Y2 (ja) | 容量可変型斜軸式液圧回転機 | |
JPH07180655A (ja) | 容量可変型斜軸式液圧回転機 | |
JPS5990781A (ja) | アキシヤルピストン式液圧回転機 | |
JPH0720384Y2 (ja) | 容量可変型斜軸式液圧回転機 | |
US4125058A (en) | Axial piston machine for adjustable stroke | |
JPH0234472Y2 (ja) | ||
JP2554930B2 (ja) | 油圧ポンプ装置 | |
JPH021499Y2 (ja) | ||
JPS60224979A (ja) | 可変容量形ラジアルピストンモ−タ制御装置 | |
JP2996401B2 (ja) | 二連ピストンポンプ | |
JPH0828436A (ja) | 容量可変型斜軸式液圧回転機 | |
JPH0219307B2 (ja) |