JPH07180655A - 容量可変型斜軸式液圧回転機 - Google Patents

容量可変型斜軸式液圧回転機

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Publication number
JPH07180655A
JPH07180655A JP5346168A JP34616893A JPH07180655A JP H07180655 A JPH07180655 A JP H07180655A JP 5346168 A JP5346168 A JP 5346168A JP 34616893 A JP34616893 A JP 34616893A JP H07180655 A JPH07180655 A JP H07180655A
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JP
Japan
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valve plate
casing
tilt angle
tilt
tilting
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Pending
Application number
JP5346168A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetaka Nakamura
重孝 中村
Haruo Kokubu
晴雄 国分
Kazumasa Yuasa
一正 湯浅
Yukihiro Motosawa
幸裕 本沢
Tetsuya Sakairi
哲也 坂入
Haruki Sou
東輝 曹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 傾転量検出手段を設けた場合でも、全体の構
造が複雑化するのを防止し、全体をコンパクトに形成し
て小型化を図りうるようにする。 【構成】 油圧ポンプ21のケーシング22上に制御部
23の筐体24およびセンサケース32を介して傾転量
センサ33を設け、ケーシング22と制御部23の筐体
24との間には支持ピン29を介してフィードバックリ
ンク28を設けると共に、フィードバックリンク28の
下端側に連結ピン30を介して連結された揺動リンク2
7の下端側を弁板8に検出ピン26を介して取付ける。
そして、フィードバックリンク28の検出部28Bには
その途中に位置して出力ピン31を設け、弁板8の傾転
角θを制御部23に出力すると共に、傾転量センサ33
のロッド33A先端側には係合ピン34を設け、該係合
ピン34をフィードバックリンク28の検出部28B先
端に係合させることにより、弁板8の傾転角θを傾転量
センサ33で正確に検出できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば土木・建設機械
またはその他の一般機械等に油圧ポンプ、油圧モータと
して好適に用いられる容量可変型斜軸式液圧回転機に関
する。
【0002】
【従来の技術】図8に従来技術の容量可変型斜軸式液圧
回転機として容量可変型斜軸式の油圧ポンプを例に挙げ
て示す。
【0003】図において、1は筒状のケーシングで、該
ケーシング1は、一端側が軸受部分となった略円筒状の
ケーシング本体1Aと、該ケーシング本体1Aの他端側
を閉塞したヘッドケーシング1Bとから構成されてい
る。
【0004】2はケーシング本体1A内に回転可能に設
けられた回転軸、3はケーシング本体1A内に位置して
該回転軸2と共に回転するシリンダブロックで、該シリ
ンダブロック3にはその軸方向に複数のシリンダ4が穿
設されている。そして、該各シリンダ4内にはそれぞれ
ピストン5が摺動可能に設けられ、該各ピストン5には
コネクティングロッド6が取付けられている。
【0005】また、該各コネクティングロッド6の先端
には球形部6Aが形成され、該各球形部6Aは回転軸2
の先端に形成されたドライブディスク7に揺動自在に支
持されている。ここで、シリンダブロック3は後述の弁
板8と共に回転軸2に対し傾転量としての傾転角θをも
って配設され、この傾転角θによってポンプ容量が決定
される。
【0006】8は弁板を示し、該弁板8はその一側端面
にシリンダブロック3が摺接し、弁板8の他側端面はヘ
ッドケーシング1Bに形成された凹湾曲状の傾転摺動面
9に摺動可能に摺接している。また、該弁板8の中心に
は貫通孔8Aが穿設され、該貫通孔8Aには後述するセ
ンタシャフト10と揺動ピン15の各先端部が両側から
それぞれ挿入されている。そして、該弁板8にはシリン
ダブロック3の回転時に各シリンダ4と間歇的に連通す
る一対の給排ポート(図示せず)が穿設され、ヘッドケ
ーシング1Bの傾転摺動面9に開口する一対の給排通路
(図示せず)はこれらの給排ポートに弁板8の傾転位置
(傾転角θ)の如何に拘らず連通するようになってい
る。
【0007】10はドライブディスク7と弁板8との間
でシリンダブロック3を支持するためのセンタシャフト
で、該センタシャフト10の一端側には球形部10Aが
形成され、該球形部10Aはドライブディスク7の軸中
心位置に揺動自在に支持されている。一方、前記シリン
ダブロック3の中心を貫通して突出したセンタシャフト
10の他端側は弁板8の貫通孔8A内に摺動可能に挿入
され、シリンダブロック3を弁板8に対してセンタリン
グするようになっている。
【0008】11は傾転摺動面9に沿って弁板8を傾転
させる傾転機構で、該傾転機構11はヘッドケーシング
1B内に形成され、軸方向両端側に油通孔12A,12
Bを有したシリンダ室12と、該シリンダ室12内に摺
動可能に挿嵌され、該シリンダ室12内に液圧室13
A,13Bを画成したサーボピストン14と、基端側が
該サーボピストン14に固着され、先端側が球形状先端
部15Aとなって弁板8の貫通孔8Aに揺動可能に挿嵌
された揺動ピン15とから構成されている。
【0009】16は傾転機構11を介して弁板8を傾転
制御する制御部で、該制御部16はヘッドケーシング1
Bの外側に設けられ、パイロットポンプから給排される
圧油量(パイロット圧)をフィードバック制御する絞り
切換弁(いずれも図示せず)を備えている。そして、こ
の絞り切換弁にはスリーブ(図示せず)が設けられ、こ
のスリーブとサーボピストン14とは、ヘッドケーシン
グ1Bの長孔1Cに挿通されたフィードバックピン17
によって一体的に連結されている。
【0010】ここで、該制御部16の絞り切換弁を操作
レバー等で切換操作すると、このときの切換操作量に応
じた圧油(パイロット圧)が前記パイロットポンプから
前記油通孔12A,12Bを介して傾転機構11の液圧
室13A,13B内に給排され、該液圧室13A,13
B間の圧力差でサーボピストン14を摺動変位させるこ
とにより、該サーボピストン14は揺動ピン15を介し
て弁板8およびシリンダブロック3を傾転角θをもって
矢示A方向に傾転させる。そして、前記絞り切換弁のス
リーブはサーボピストン14の変位に追従して変位する
ことにより、前記パイロットポンプからの圧油量をフィ
ードバック制御し、サーボピストン14の変位量を絞り
切換弁の切換操作量に対応させた状態に保持する。
【0011】従来技術による容量可変型斜軸式の油圧ポ
ンプは上述の如き構成を有するもので、次にその作動に
ついて述べる。
【0012】まず、傾転機構11によりシリンダブロッ
ク3を弁板8と共に矢示A方向に傾転角θをもって傾転
させる場合には、制御部16で制御されたパイロットポ
ンプからの圧油(パイロット圧)を傾転機構11の油通
孔12A,12B等を介して液圧室13A(13B)に
給排し、これによりサーボピストン14をシリンダ室1
2内で摺動変位させる。そして、該サーボピストン14
は揺動ピン15と一体的に変位することにより、弁板8
を傾転摺動面9上で摺動させつつ傾転し、シリンダブロ
ック3も共に傾転する結果、シリンダブロック3の回転
中心は回転軸2の回転中心に対し傾転角θをもって、例
えば最小傾転位置から最大傾転位置へと傾転し図示の状
態となる。
【0013】次に、エンジン等の駆動源によって回転軸
2を回転駆動すると、回転軸2のドライブディスク7と
シリンダブロック3の各シリンダ4に挿入した各ピスト
ン5との間はそれぞれコネクティングロッド6で連結さ
れているから、回転軸2と共にシリンダブロック3が回
転せしめられ、該シリンダブロック3の回転によって各
ピストン5はシリンダ4内を往復動する。そして、各ピ
ストン5がシリンダ4内から後退(伸長)する時は給排
通路から給排ポートを介してシリンダ4内に作動油を吸
入する吸入行程となり、ピストン5がシリンダ4内に進
入(縮小)する時は該シリンダ4内の作動油を加圧し、
給排ポートを介して給排通路から吐出させる吐出行程と
なる。
【0014】かくして、回転軸2を外部から回転駆動し
て各ピストン5を各シリンダ4内で往復動させることに
より、各ピストン5の吸入行程で各シリンダ4内に吸入
した作動油を吐出行程で加圧し、高圧の圧油を油圧配管
内に吐出させる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、弁板8が傾転摺動面9上を摺動するときに
該弁板8は円弧運動を行なうのに対し、サーボピストン
14はシリンダ室12内で上下に直線運動を行なうか
ら、傾転機構11で弁板8を傾転するときには、サーボ
ピストン14に固定された揺動ピン15の球形状先端部
15Aが弁板8の貫通孔8A内で揺動または摺動するよ
うになる。そして、該揺動ピン15の先端部15Aを貫
通孔8A内で円滑に揺動または摺動させるためには、揺
動ピン15の先端部15Aと貫通孔8Aとの間に少なく
とも若干の隙間を設ける必要があり、油圧ポンプを長時
間稼働して弁板8等の傾転を繰返すうちに、この隙間は
摩耗によって徐々に拡大してしまう。
【0016】このため、従来技術では、弁板8の貫通穴
8Aと揺動ピン15の先端部15Aとの間に前記隙間に
よるガタが生じるようになり、このガタによって弁板8
の実際の傾転位置と、揺動ピン15を介してフィードバ
ックピン17で検出する弁板8の位置とに誤差が生じ、
フィードバックピン17を介した制御部16の追従精度
が悪くなって、制御部16によるフィードバック制御時
の性能が著しく低下するという欠点がある。
【0017】また、弁板8の傾転角θを制御部16に伝
達するフィードバックピン17は弁板8を傾転させるサ
ーボピストン14に直接固定され、サーボピストン14
の変位量とフィードバックピン17の変位量とが同一と
なるように、制御部16をヘッドケーシング1Bの外側
面に設けているから、この制御部16がケーシング1か
ら後方に大きく突出し全体が大型化してしまい、コンパ
クトにすることができないという欠点がある。
【0018】そこで、本出願人は上記欠点を解決するた
め、先に実願昭59−103891号(実公平4−41
257号公報)において、ケーシングの上部側に制御部
を設け、該制御部と弁板との間をケーシング内に延びる
リンク等で連結することにより、弁板の傾転量(傾転角
θ)を傾転機構を介して間接的にフィードバックするの
ではなく、弁板から傾転角θを直接的にフィードバック
できるようにし、制御部の応答性や弁板に対する追従精
度等を高めると共に、装置全体の小型化を図るようにし
た容量可変型斜軸式液圧回転機(以下、他の従来技術と
いう)を提案した。
【0019】しかし、これらの液圧回転機を容量可変型
の油圧ポンプとして用いる場合に、最近の傾向としては
ポンプ容量をより高精度に制御することが要求されてお
り、このためには弁板の傾転角θまたは傾転量を常にモ
ニタ(監視)できるように、別途に傾転量検出手段を設
ける必要が生じている。然るに、これらの液圧回転機に
傾転量検出手段を追加すると、全体の構造がさらに複雑
化するばかりでなく、装置が大型化しコンパクトに形成
することが難しくなるという問題がある。
【0020】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は傾転量検出手段を設けた場合で
も、全体の構造が複雑化するのを防止でき、全体をコン
パクトに形成でき、小型化を図りうるようにした容量可
変型斜軸式液圧回転機を提供することを目的としてい
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明が採用する構成の特徴は、傾転機構に傾転制
御用の圧油を給排するため、弁板の最小傾転側に位置し
てケーシングに設けられた制御部と、該制御部とケーシ
ングとの間に支持ピンを介して回動可能に設けられ、先
端側が該制御部側に突出する検出部となり、基端側が前
記ケーシング内に突出する連結部となったフィードバッ
クリンクと、先端側が該フィードバックリンクの連結部
に回動可能に連結され、基端側が前記弁板に回動可能に
取付けられた揺動リンクと、前記弁板の傾転量を比例的
に減少させた状態で前記制御部にフィードバックするた
め、前記フィードバックリンクの検出部途中に設けられ
た出力ピンと、前記制御部の外側に設けられ、前記検出
部の先端から前記フィードバックリンクの回動変位量を
取出すことにより前記弁板の傾転量を検出する傾転量検
出手段とを備えたことにある。
【0022】
【作用】上述のように、ケーシングと制御部との間には
支持ピンを介してフィードバックリンクを設けると共
に、該フィードバックリンクの連結部に先端側が連結さ
れた揺動リンクの基端側を弁板に検出ピンを介して取付
けているから、前記弁板の傾転量を揺動リンクを介した
フィードバックリンクの回動変位量として直接的に取出
すことができる。そして、前記フィードバックリンクの
検出部にはその途中に位置して出力ピンを設けているか
ら、前記弁板に対する揺動リンクの取付部位からシリン
ダブロックの傾転中心までの寸法Rと、支持ピンから出
力ピンまでの寸法rの比として、弁板の傾転量を比例的
に減少させた状態で、制御部に出力することができる。
【0023】さらに、傾転量検出手段は検出部の先端か
ら前記フィードバックリンクの回動変位量を取出す構成
となっているから、前記支持ピンから出力ピンまでの寸
法rに対する前記検出部の先端までの寸法Lの比とし
て、前記フィードバックリンクの回動変位量を比例的に
大きくして取出すことができ、前記弁板の傾転量をより
正確に検出することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図7に基
づき説明する。なお、実施例では前述した図8に示す従
来技術と同一構成要素に同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。
【0025】図中、21は本実施例による可変容量型斜
軸式の油圧ポンプ、22は該油圧ポンプ21のケーシン
グで、該ケーシング22は従来技術で述べたケーシング
1とほぼ同様に、筒状のケーシング本体22Aとヘッド
ケーシング22Bとから構成されているものの、該ケー
シング22には開口部22Cが形成されている。ここ
で、該開口部22Cはシリンダブロック3または弁板8
の最小傾転側に位置するように、ケーシング本体22A
の周胴部上側に開口している。
【0026】23は傾転機構11の制御部で、該制御部
23は、ケーシング22の開口部22Cを施蓋するよう
にケーシング本体22Aの周胴部上側に設けられた筐体
24と、該筐体24内に設けられた後述の絞り切換弁3
8とから構成されている。
【0027】25は弁板8の傾転量(傾転角θ)を制御
部23にフィードバックさせるフィードバック機構とし
てのリンク機構で、該リンク機構25は図1および図2
に示すように、シリンダブロック3の傾転中心Oから寸
法Rの位置で弁板8の左右両側面に回動可能に取付けら
れた一対の検出ピン26,26と、下端側がシリンダブ
ロック3を跨ぐように円弧状となって二又に分岐し、そ
れぞれの端部が該各検出ピン26を介して弁板8に取付
けられた揺動リンク27と、後述のフィードバックリン
ク28とから大略構成されている。
【0028】28はリンク機構25の一部を構成するフ
ィードバックリンクを示し、該フィードバックリンク2
8は図2に示すように制御部23の筐体24とケーシン
グ本体22Aとの間でケーシング22の開口部22C内
に支持ピン29を介して回動可能に取付けられている。
そして、該フィードバックリンク28の下端側は開口部
22Cからケーシング22内に突出して二又状の連結部
28Aとなり、該連結部28Aは連結ピン30を介して
揺動リンク27の上端に回動可能に連結されている。
【0029】また、該フィードバックリンク28の上端
側は制御部23の筐体24内を上向きに突出する検出部
28Bとなり、該検出部28Bの先端は後述するセンサ
ケース32内へと延びている。そして、該検出部28B
の先端には図3に示すように「U」字状の係合溝28C
が形成され、該係合溝28Cは後述する傾転量センサ3
3のロッド33A先端に係合している。また、検出部2
8Bの中間部位には出力ピン31が固着して設けられ、
該出力ピン31は後述する絞り切換弁38のスリーブ3
8Aに連結されている。
【0030】ここで、該出力ピン31は前記支持ピン2
9の中心から寸法rの位置でフィードバックリンク28
の検出部28B途中に設けられ、この寸法rは前記シリ
ンダブロック3の傾転中心Oから検出ピン26までの寸
法Rに対して比例的に減少している。また、フィードバ
ックリンク28の係合溝28Cから支持ピン29までの
寸法Lは前記寸法rに比較して2倍前,後となってお
り、フィードバックリンク28の回動変位量を比例的に
大きくして傾転量センサ33から取出しうるようにして
いる。
【0031】32は制御部23の筐体24上に設けられ
たセンサケース、33は該センサケース32に設けられ
た傾転量検出手段としての傾転量センサで、該傾転量セ
ンサ33は図3に示すようにストロークセンサ等によっ
て構成され、センサケース32内に突出するロッド33
Aの変位量を検出部33Bで検出することにより、フィ
ードバックリンク28の回動変位量を弁板8の傾転角θ
として取り出すようになっている。
【0032】ここで、該傾転量センサ33のロッド33
Aにはセンサケース32内に突出する先端側に係合ピン
34が設けられ、該係合ピン34はフィードバックリン
ク28の係合溝28Cに図3、図4に示す如く係合して
いる。また、ロッド33Aの基端側にはマグネット等の
被検出体35が設けられ、傾転量センサ33の検出部3
3Bは該被検出体35の変位を前記弁板8の傾転角θと
して検出するものである。
【0033】36はセンサケース32に形成した覗き穴
32Aを閉塞したプラグを示し、該プラグ36は、前記
フィードバックリンク28の係合溝28Cに係合ピン3
4を係合させるときに、センサケース32の覗き穴32
Aから取外され、この係合作業を終了したときには図示
のように覗き穴32Aに螺着される。
【0034】37はセンサケース32に傾転量センサ3
3を締着したロックナットを示し、該ロックナット37
は傾転量センサ33の外周側に螺合し、例えば傾転量セ
ンサ33をセンサケース32から適宜に進退させ、検出
部33Bに対する被検出体35の位置調整(零点調整)
等を行った後に、傾転量センサ33をセンサケース32
に位置決めするようになっている。
【0035】次に、38は制御部23の筐体24内に設
けられた絞り切換弁で、該絞り切換弁38はパイロット
ポンプ39、タンク40と傾転機構11のシリンダ室1
2との間に位置して管路41A,41Bの途中に設けら
れ、パイロットポンプ39からの圧油(パイロット圧)
をフィードバック制御するスリーブ38Aと、該絞り切
換弁38のスプール(図示せず)を常時に中立位置に向
けて付勢する弁ばね38Bと、該弁ばね38Bに抗して
絞り切換弁38のスプールを切換操作する油圧パイロッ
ト部38Cとを備えている。
【0036】ここで、該絞り切換弁38のスリーブ38
Aは前記リンク機構25のフィードバックリンク28に
出力ピン31を介して連結され、弁板8の傾転がリンク
機構25を介して伝えられることにより、このときの傾
転角θに対応する変位量をもって摺動変位する。そし
て、絞り切換弁38は後述の減圧弁43を介してパイロ
ットポンプ39からのパイロット圧が油圧パイロット部
38Cに供給されると、このパイロット圧に応じて中立
位置から左,右の切換位置に切換られ、パイロットポン
プ39からの圧油を管路41A,41Bを介してサーボ
ピストン14の液圧室13A,13Bに給排し、サーボ
ピストン14によって弁板8をシリンダブロック3と共
に傾転駆動させる。
【0037】このときに、絞り切換弁38のスリーブ3
8Aは弁板8の傾転に追従して変位することにより、弁
板8の傾転角θが油圧パイロット部38Cに供給された
パイロット圧に対応した傾転量となるように、パイロッ
トポンプ39から液圧室13A,13Bに給排される圧
油量をフィードバック制御し、前記パイロット圧が変化
するまでは弁板8の傾転角θを一定に保持するようにな
っている。
【0038】42は絞り切換弁38の油圧パイロット部
38Cとパイロットポンプ39との間を接続するパイロ
ット管路、43は該パイロット管路42の途中に設けら
れた電磁比例式の減圧弁を示し、該減圧弁43は電磁比
例式のソレノイド部43Aを備え、後述のコントローラ
46から出力される制御信号Ip の電流値に応じてその
設定圧が可変に制御される。そして、該減圧弁43はそ
の設定圧に基づいてパイロットポンプ39から絞り切換
弁38の油圧パイロット部38Cに供給するパイロット
圧を変化させ、このパイロット圧に応じて絞り切換弁3
8を中立位置から左,右の切換位置に切換えさせる。
【0039】44は指令装置を示し、該指令装置44は
オペレータによる指令操作または油圧ポンプ21の吐出
圧等に応じて油圧ポンプ21の目標傾転角θp を指令す
る傾転角指令θsoを出力する。
【0040】45は選択スイッチを示し、該選択スイッ
チ45はオペレータによってON−OFF操作され、油
圧ポンプ21から吐出される圧油の吐出量を制限すべ
く、目標制限傾転角θpb(制限傾転角θsb)を出力す
る。ここで、この目標制限傾転角θpbは油圧ポンプ21
の弁板8等を傾転させるときに、例えば図7に示すよう
に弁板8の傾転可能な最大傾転角θmax に対して、
【0041】
【数1】θpb=0.8×θmax として設定されている。そして、選択スイッチ45がO
N操作されたときには、コントローラ46により弁板8
等の傾転角θを目標制限傾転角θpb以下に制限させる。
【0042】46はマイクロコンピュータ等によって構
成されたコントローラを示し、該コントローラ46はそ
の入力側が傾転量センサ33、指令装置44および選択
スイッチ45等に接続され、出力側が減圧弁43のソレ
ノイド部43A等に接続されている。そして、該コント
ローラ46はその記憶回路内に図6に示すプログラム等
を格納し、油圧ポンプ21の実際の傾転角θに基づいた
傾転角制御処理等を行うようになっている。また、該コ
ントローラ46の記憶回路にはその記憶エリア46A内
に、図7に例示する傾転角制御マップ、制限傾転角θsb
および不感帯領域を設定するヒステリシス値k等が格納
されている。
【0043】本実施例は上述の如く構成されており、容
量可変型斜軸式の油圧ポンプ21としての基本的作動に
ついては前述した従来技術によるものと格別差異はな
い。
【0044】そこで、本実施例の特徴であるコントロー
ラ46による油圧ポンプ21の傾転角制御処理について
図6、図7を参照して説明する。
【0045】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ1で指令装置44からの傾転角指令θsoを読込み、ス
テップ2に移って傾転量センサ33から現在の傾転角θ
(実傾転角θ)を読込む。そして、ステップ3では選択
スイッチ45がON操作されているか否かを判定し、
「NO」と判定したときには選択スイッチ45がOFF
状態であるから、ステップ4に移って選択スイッチ後の
傾転角指令θs に前記傾転角指令θsoが入る。
【0046】また、前記ステップ3で「YES」と判定
したときには選択スイッチ45がON操作されているか
ら、ステップ5に移ってこのときの傾転角指令θsoが目
標制限傾転角θpbに該当する制限傾転角θsb(θsb=θ
pb)以上となっているか否かを判定する。そして、ステ
ップ5で「YES」と判定したときには、ステップ6に
移って選択スイッチ後の傾転角指令θs に制限傾転角θ
sbが入る。これによって傾転角指令θs に上限を設定す
ることができる。例えば最大傾転角θmax の80%に制
限され、油圧ポンプ21の最大吐出量を制限することに
より、走行用油圧モータ(図示せず)の最高回転数を制
限したり、作業用油圧シリンダ(図示せず)の作動速度
を制限したりして、操作性や安全性を向上できるように
なる。
【0047】一方、ステップ5で「NO」と判定したと
きには、このときの傾転角指令θsoが制限傾転角θsbよ
りも小さいから、ステップ4に移って選択スイッチ後の
傾転角指令θs に前記傾転角指令θsoが入る。
【0048】次に、前述のようにステップ4またはステ
ップ6で選択スイッチ後の傾転角指令θs が決定される
と、ステップ7に移って選択スイッチ後の傾転角指令θ
s と実傾転角θとの傾転角差Δθを、
【0049】
【数2】Δθ=θs −θ として演算する。そして、ステップ8に移って、この傾
転角差Δθがヒステリシス値k以下となっているか否か
を判定する。
【0050】ここで、ヒステリシス値kとは傾転角指令
θs と実傾転角θとが実質的に一致しているか否かを判
定するための不感帯領域を設定するもので、ヒステリシ
ス値kを零(k=0)とすると、ハンチング等の不具合
が生じる場合があり、通常は精度に影響のない小さな値
を入れている。
【0051】そして、ステップ8で「YES」と判定し
たときには、傾転角指令θs と実傾転角θとが実質的に
一致しているから、ステップ9に移ってこのときの傾転
角指令θs を、
【0052】
【数3】θp ←θs として目標傾転角θp を設定する。
【0053】また、ステップ8で「NO」と判定したと
きには、ステップ10に移って傾転角差Δθが零(Δθ
>0)より大きいか否かで傾転角差Δθの符号判定を行
う。そして、ステップ10で「YES」と判定したとき
には、傾転角差Δθが正の値であって傾転角指令θs が
実傾転角θよりも大きい場合であるから、ステップ11
に移って実傾転角θを大きくする方向で傾転角指令θs
を補正するように、目標傾転角θp を、
【0054】
【数4】θp =θs +Δθ として算定する。
【0055】一方、ステップ10で「NO」と判定した
ときには、傾転角差Δθが負の値であって傾転角指令θ
s が実傾転角θよりも小さい場合であるから、ステップ
12に移って実傾転角θを小さくする方向で傾転角指令
θs を補正するように、目標傾転角θp を、
【0056】
【数5】θp =θs −Δθ として算定する。
【0057】次に、前述の如くステップ9、ステップ1
1またはステップ12で目標傾転角θp が決定される
と、ステップ13に移って目標傾転角θp に基づいた制
御信号Ip を図7に示す傾転角制御マップから求め、こ
の制御信号Ip を電流値として減圧弁43のソレノイド
部43Aに出力し、ステップ14でリターンする。
【0058】かくして、上述の制御処理を繰返すことに
より、傾転角差Δθは小さくなっていき、傾転角指令θ
s と実傾転角θとが実質的に一致させることができる。
つまり、減圧弁43の設定圧は制御信号Ip に応じて可
変に制御され、パイロットポンプ39から絞り切換弁3
8の油圧パイロット部38Aにはこの設定圧に対応した
パイロット圧が供給される。この結果、絞り切換弁38
はこのときのパイロット圧に応じて中立位置から左,右
の切換位置に切換られ、パイロットポンプ39からの圧
油を管路41A,41Bを介してサーボピストン14の
液圧室13A,13Bに給排し、サーボピストン14に
より弁板8をシリンダブロック3と共に傾転駆動させ
る。
【0059】そして、油圧ポンプ21の傾転角θは前記
傾転角指令θs に対応した傾転量となり、絞り切換弁3
8のスリーブ38Aは弁板8の傾転に追従して変位し、
弁板8の傾転角θが油圧パイロット部38Cに供給され
たパイロット圧に対応した傾転量となるように、パイロ
ットポンプ39から液圧室13A,13Bに給排される
圧油量をフィードバック制御する。この結果、弁板8の
傾転角θは前記パイロット圧が変化するまで前記傾転角
指令θs に対応した角度に保持され、油圧ポンプ21か
らはこのときの傾転角θに対応した流量の圧油が吐出さ
れる。
【0060】而して、本実施例によれば、油圧ポンプ2
1のケーシング22上に制御部23の筐体24およびセ
ンサケース32を介して傾転量センサ33を設け、該傾
転量センサ33によりフィードバックリンク28の回動
変位量を弁板8の傾転角θとして取出すようにしたか
ら、傾転量センサ33によって弁板8の傾転角θを常に
モニタ(監視)でき、油圧ポンプ21のポンプ容量をよ
り高精度に制御することが可能となると共に、流量制限
機能等の付加機能が、ソフトの変更だけで対応できる。
【0061】即ち、前述の傾転角制御処理で述べたよう
に、指令装置44から読込んだ傾転角指令θs (傾転角
指令θso)と傾転量センサ33から読込んだ実傾転角θ
とから、前記数2の式の如く傾転角差Δθを演算し、こ
の傾転角差Δθにより傾転角指令θs を補正し、目標傾
転角θp を算出しているから、実際の傾転角θに基づい
て目標傾転角θp をフィードバック制御することがで
き、ポンプ容量を高精度に制御できる。
【0062】そして、オペレータが選択スイッチ45を
ON操作したときには、コントローラ46により弁板8
等の実際の傾転角θを、目標制限傾転角θpb(制限傾転
角θsb)以下に制限することができ、油圧ポンプ21の
最大吐出量を制限することによって、走行用油圧モータ
の最高回転数を制限したり、作業用油圧シリンダの作動
速度を制限したりして、操作性や安全性を確実に向上さ
せることができる。
【0063】また、油圧ポンプ21のケーシング22と
制御部23の筐体24との間には支持ピン29を介して
フィードバックリンク28を設けると共に、該フィード
バックリンク28の連結部28Aに上端側が連結された
揺動リンク27の下端側を弁板8に各検出ピン26を介
して取付けているから、弁板8の傾転角θを揺動リンク
27を介したフィードバックリンク28の回動変位量と
して直接的に取出すことができる。そして、フィードバ
ックリンク28の検出部28Bにはその途中に位置して
出力ピン31を設けているから、弁板8に対する揺動リ
ンク27の取付部位(検出ピン26)からシリンダブロ
ック3の傾転中心Oまでの寸法Rと、支持ピン29から
出力ピン31までの寸法rの比として、弁板8の傾転角
θとなる傾転量を比例的に減少させた状態で、制御部2
3のスリーブ38Aに出力することができる。
【0064】この結果、弁板8に設けた各検出ピン2
6、揺動リンク27およびフィードバックリンク28等
によって弁板8の傾転角θを直接的に検出することがで
き、弁板8の傾転に対する制御部23の追従制御にずれ
を生じることがなく、制御部23の応答性、追従精度お
よび制御性能等を大幅に向上させることができる。そし
て、弁板8の傾転量はシリンダブロック3の傾転中心O
から検出ピン26までの寸法Rと、支持ピン29から出
力ピン31までの寸法rとの比率を適宜設定することに
より、傾転量を減少して制御部23に伝達することがで
きるから、制御部23の絞り切換弁38およびスリーブ
38A等の設計の自由度が増し、各検出ピン26、揺動
リンク27およびフィードバックリンク28等からなる
リンク機構25および制御部23の小型化が可能にな
る。
【0065】さらに、傾転量センサ33はロッド33A
の先端側に係合ピン34を設け、該係合ピン34をフィ
ードバックリンク28の検出部28B先端に形成した係
合溝28Cに係合させることにより、フィードバックリ
ンク28の回動変位量をロッド33Aの変位量として取
出す構成としたから、前記支持ピン29から出力ピン3
1までの寸法rに対する検出部28Bの先端(係合ピン
34)までの寸法Lの比として、フィードバックリンク
28の回動変位量を比例的に大きくして取出すことがで
き、傾転量センサ33によって弁板8の傾転角θをより
正確に検出することができると共に、傾転量センサ33
を油圧ポンプ21の制御部23上にコンパクトに付設す
ることができる。
【0066】さらにまた、制御部23の筐体24は弁板
8の最小傾転側に位置してケーシング本体22Aの周胴
部外側に設けることができるから、当該油圧ポンプ21
を製造するに当たって設計の自由度を高めることがで
き、図8に例示した従来技術のものに比較して軸方向長
さを確実に短縮することができ、当該油圧ポンプ21を
傾転量センサ33を含めて全体を小型化することができ
る。
【0067】従って、本実施例によれば、傾転量センサ
33を設けることによって、弁板8の傾転角θを常にモ
ニタ(監視)でき、油圧ポンプ21のポンプ容量をより
高精度に制御することができる上に、傾転量センサ33
により油圧ポンプ21全体の構造が複雑化するのを防止
でき、全体をコンパクトに形成して小型化を図りうる
等、種々の効果を奏する。
【0068】なお、前記実施例では、選択スイッチ45
をオペレータがON操作したときには、弁板8の傾転可
能な最大の傾転角θを、実際の最大傾転角θmax に対し
て80%となる目標制限傾転角θpb以下に制限するもの
として述べたが、本発明はこれに限らず、例えば最大傾
転角θmax の60〜90%の範囲内で目標制限傾転角θ
pbを適宜に設定するようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、弁板
の最小傾転側に位置してケーシングに傾転制御用の制御
部を設け、該制御部とケーシングとの間には支持ピンを
介してフィードバックリンクを設けると共に、該フィー
ドバックリンクの連結部に先端側が連結された揺動リン
クの基端側を前記弁板に検出ピンを介して取付ける構成
としているから、前記弁板の傾転量を揺動リンクを介し
たフィードバックリンクの回動変位量として直接的に取
出すことができる。そして、前記フィードバックリンク
の検出部にはその途中に位置して出力ピンを設けている
から、前記弁板に対する揺動リンクの取付部位からシリ
ンダブロックの傾転中心までの寸法Rと、支持ピンから
出力ピンまでの寸法rの比として、弁板の傾転量を比例
的に減少させた状態で、制御部に出力することができ、
制御部をコンパクトにすることができ、かつ制御部の設
計の自由度を大きくできる。
【0070】さらに、傾転量検出手段は検出部の先端か
ら前記フィードバックリンクの回動変位量を取出すよう
にしているから、前記支持ピンから出力ピンまでの寸法
rに対する前記検出部の先端までの寸法Lの比として、
前記フィードバックリンクの回動変位量を比例的に大き
くして取出すことができ、前記弁板の傾転量をより正確
に検出することができる。そして、傾転量検出手段を設
けることによって、弁板の傾転量を常にモニタ(監視)
することができ、当該液圧回転機の容量をより高精度に
制御することができる上に、傾転量検出手段により全体
の構造が複雑化するのを防止でき、全体をコンパクトに
形成して小型化を図りうる等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による容量可変型斜軸式の油圧
ポンプを示す縦断面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向拡大断面図である。
【図3】傾転量センサ等を示す図2中の矢示 III−III
方向拡大断面図である。
【図4】傾転量センサのロッドに対するフィードバック
リンクの係合状態を示す図3中の矢示IV−IV方向断面図
である。
【図5】油圧ポンプの弁板等を傾転する傾転制御用の油
圧回路図である。
【図6】油圧ポンプの傾転角制御処理を示す流れ図であ
る。
【図7】コントローラの記憶エリア内に格納した傾転角
制御マップを示す説明図である。
【図8】従来技術による容量可変型斜軸式の油圧ポンプ
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 回転軸 3 シリンダブロック 4 シリンダ 5 ピストン 6 コネクティングロッド 7 ドライブディスク 8 弁板 9 傾転摺動面 11 傾転機構 21 油圧ポンプ 22 ケーシング 22A ケーシング本体 22B ヘッドケーシング 23 制御部 25 リンク機構 26 検出ピン 27 揺動リンク 28 フィードバックリンク 29 支持ピン 30 連結ピン 31 出力ピン 32 センサケース 33 傾転量センサ(傾転量検出手段) 34 係合ピン 38 絞り切換弁 38A スリーブ 43 減圧弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本沢 幸裕 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 坂入 哲也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 曹 東輝 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面がヘッドケーシングによって閉塞さ
    れた筒状のケーシングと、該ケーシング内に回転可能に
    設けられ、該ケーシング内の先端がドライブディスクと
    なった回転軸と、該回転軸と共に回転するように前記ケ
    ーシング内に設けられ、軸方向に複数のシリンダが形成
    されたシリンダブロックと、該シリンダブロックの各シ
    リンダ内に摺動可能に設けられ、コネクティングロッド
    を介して前記回転軸のドライブディスクに揺動可能に支
    持された複数のピストンと、一側端面が前記シリンダブ
    ロックに摺接し、他側端面が前記ヘッドケーシングの傾
    転摺動面に摺動可能に摺接する弁板と、該弁板と共にシ
    リンダブロックを傾転させる傾転機構とからなる容量可
    変型斜軸式液圧回転機において、前記傾転機構に傾転制
    御用の圧油を給排するため、前記弁板の最小傾転側に位
    置して前記ケーシングに設けられた制御部と、該制御部
    とケーシングとの間に支持ピンを介して回動可能に設け
    られ、先端側が該制御部側に突出する検出部となり、基
    端側が前記ケーシング内に突出する連結部となったフィ
    ードバックリンクと、先端側が該フィードバックリンク
    の連結部に回動可能に連結され、基端側が前記弁板に回
    動可能に取付けられた揺動リンクと、前記弁板の傾転量
    を比例的に減少させた状態で前記制御部にフィードバッ
    クするため、前記フィードバックリンクの検出部途中に
    設けられた出力ピンと、前記制御部の外側に設けられ、
    前記検出部の先端から前記フィードバックリンクの回動
    変位量を取出すことにより前記弁板の傾転量を検出する
    傾転量検出手段とを備えたことを特徴とする容量可変型
    斜軸式液圧回転機。
JP5346168A 1993-12-22 1993-12-22 容量可変型斜軸式液圧回転機 Pending JPH07180655A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6990044B2 (en) 2002-12-18 2006-01-24 Hynix Semiconductor Inc. Composite memory device
JP2019505717A (ja) * 2016-01-12 2019-02-28 ダンフォス パワー ソリューションズ ゲーエムベーハー ウント コンパニ オーハーゲーDanfoss Power Solutions GmbH&Co.OHG 斜板角センサ
US11293417B2 (en) 2017-06-22 2022-04-05 Komatsu Ltd. Hydraulic pump and motor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6990044B2 (en) 2002-12-18 2006-01-24 Hynix Semiconductor Inc. Composite memory device
JP2019505717A (ja) * 2016-01-12 2019-02-28 ダンフォス パワー ソリューションズ ゲーエムベーハー ウント コンパニ オーハーゲーDanfoss Power Solutions GmbH&Co.OHG 斜板角センサ
US11293417B2 (en) 2017-06-22 2022-04-05 Komatsu Ltd. Hydraulic pump and motor

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