JPH0628165U - サッシの水切り構造 - Google Patents

サッシの水切り構造

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JPH0628165U
JPH0628165U JP7111292U JP7111292U JPH0628165U JP H0628165 U JPH0628165 U JP H0628165U JP 7111292 U JP7111292 U JP 7111292U JP 7111292 U JP7111292 U JP 7111292U JP H0628165 U JPH0628165 U JP H0628165U
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JP
Japan
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sash
draining
lower frame
frame portion
piece
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Withdrawn
Application number
JP7111292U
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Inventor
直道 川村
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、サッシ枠の下枠部外側における外
装材の厚みの変更に柔軟に対処できるサッシの水切り構
造を提供する。 【構成】 建造物の躯体開口部にサッシ10を取付ける
場合、このサッシ10を構成するサッシ枠12の下枠部
14外側に設けた水切り片16を見込み方向にスライド
可能とした。この構成により、サッシ枠12の下枠部1
4外側における外装材の厚みの変更に柔軟に対処でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、サッシの水切り構造に関し、特に躯体外壁厚さの変更に対応可能な サッシの水切り構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のサッシの水切り構造として、図5に示すものが知られている。
【0003】 同図に示すサッシの水切り構造は、建造物の躯体を構成する壁パネル68によ って形成した開口部80にサッシ60を取付けるようになっている。なお、前記 壁パネル68の室内側には石膏ボード76が取り付けられ、また室外側には外装 材としてサイディング70が取り付けられるようになっている。
【0004】 サッシ60は、サッシ枠62が開口部80の開口縁に取り付けられるようにな っている。
【0005】 そして、このサッシ枠62における下枠部64の外側に、この下枠部64の長 さ方向に沿って水切り片66を一体に突出形成し、下枠部64と開口部80との 間から雨水等が侵入するのを防止するようにしている。
【0006】 また、下枠部64と壁パネルの外面側に配置したサイディング70との間には 、バックアップ材70及びコーキング材72を充填して防水処理を施すようにし ている。
【0007】 更に、サッシ枠62の室内面側には、内部木枠74を配置し、開口部80の仕 上処理を施すようにしている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】 前記従来のサッシの水切り構造にあっっては、水切り片66が下枠部64と一 体に形成されていたため、サイディング70等の外装材の厚みの変更があった場 合に、その厚みの変化に対応できないという問題があった。
【0009】 例えば、外装材を、通常のサイディング板に代えて、タイル貼りにより構築し ようとする場合、通常のサイディング板よりもタイルの方が厚さが大きいため、 水切り片66の見込み寸法L1 内にタイルを納めることができなくなり、別途に 板金で水切り片を作成し取り付けなければならないという問題があった。
【0010】 本考案は、前記従来の問題点を解決するためになしたもので、その目的は、外 装材の厚みの変更に対応することのできるサッシの水切り構造を提供することに ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1のサッシの水切り構造は、 建造物の躯体開口部に取付けるサッシの水切り構造において、 このサッシを構成するサッシ枠の下枠部外側に設けた水切り片を見込み方向に スライド可能としたことを特徴としている。
【0012】 また、請求項2のサッシの水切り構造は、 前記サッシ枠の下枠部外側に空洞部を有し、この空洞部を形成する下枠部の下 面に下側より前記水切り片を取付けたことを特徴としている。
【0013】 更に、請求項3のサッシの水切り構造は、 前記水切り片の躯体側端部に、躯体外面に当接する位置決め用のストッパを形 成したことを特徴としている。
【0014】
【作用】
請求項1のサッシの水切り構造にあっては、サッシ枠の下枠部外側に設けた水 切り片を見込み方向にスライド可能としたので、サッシ枠の下枠部外側における 外装材の厚みの変更に柔軟に対処できる。
【0015】 また、請求項2のサッシの水切り構造にあっては、下枠部外側の空洞部を形成 する下枠部の下面に下側より前記水切り片を取付けることにより、水切り片の取 り付け部が上方から見えないようにして外観を向上させることができる。
【0016】 更に、請求項3のサッシの水切り構造にあっては、水切り片の躯体側端部に形 成したストッパを、躯体外面に当接させることにより、水切り片の確実な位置決 めを容易に行なうことができる。
【0017】
【実施例】
以下に本考案の第1の実施例を図1、図2を参照して説明する。
【0018】 同図に示すサッシの水切り構造は、建造物の躯体を構成する壁パネル28によ って形成した開口部29にサッシ10を取付けるようになっている。なお、壁パ ネル28の室内側には石膏ボード36が取り付けられ、また室外側には外装材と してサイディング30が取り付けられるようになっている。
【0019】 サッシ10は、サッシ枠12が開口部29の開口縁に取り付けられるようにな っている。
【0020】 そして、サッシ枠12における下枠部14の外側端部に水切り片16を取り付 けるようにしている。
【0021】 この水切り片16は、下枠部14に対し、見込み方向(A1 −A2 方向)にス ライド可能にされている。
【0022】 具体的には、下枠部14にはその外側端下部に外方に突出する突片14Cが形 成されており、この突片14Cに対して見付け方向に所要数のねじ孔18を穿設 している。また、水切り片16には、突片14Cのねじ孔18に対応する間隔で 見込み方向に長孔24を設け、この水切り片16を突片14Cの下側に重ねた状 態でボルト20、ナット22を用いて水切り片16を突片14Cに対して見込み 方向にスライド可能に取り付けたものである。
【0023】 また、水切り片16の壁パネル28側端部は下方に折曲され、壁パネル28の 室外側に取り付けた外装材としてのサイディング30の外面に当接する位置決め 用のストッパ16aを形成している。
【0024】 尚、下枠部14と壁パネル28室外面側に配置したサイディング70との間に は、バックアップ材70及びコーキング材72を充填して防水処理を施すように している。
【0025】 更に、サッシ枠12の室内面側には、内部木枠34を配置し、開口部29の仕 上処理を施すようにしている。
【0026】 前述した構成のサッシの水切り構造によれば、サッシ枠12における下枠部1 4の外側端部に、見込み方向にスライド可能な水切り片16を設けたので、この 水切り片16の見込み方向の位置を調整し、ビス20、ナット22を用いて水切 り片16を突片14Cに固定することで、サッシ枠12の下枠部14外側におけ る外装材の厚みの変更、例えば、タイル貼りの追加等に柔軟に対処することが可 能となる。
【0027】 また、水切り片16の見込み方向の位置を調整する際に、水切り片16をスト ッパ16aが外装材の表面に当接するまで押し付ければ、簡単に水切り片16の 位置決めがなし得ることとなる。
【0028】 次に、本考案の第2の実施例を図3及び図4を参照して説明する。
【0029】 同図に示すサッシの水切り構造は、サッシ枠12Aの下枠部14A外側部位を 二重構造にして空洞部41を形成し、この空洞部41を形成する下枠部14Aの 下面に下側より水切り片46を取付けるようにしている。
【0030】 具体的には、所要数のボルト40を所定間隔で挿通し、各ビス40のネジ部を 上方に突出させた水切り片46を、下枠部14Aの下面側に配置すると共に、下 枠部14Aの見込み方向に長孔14Bを穿設した下面部52と、下枠部14Aの 上面部54との間の空洞部41内に側面逆U字状のスライド体48を配置してい る。このスライド体48の上片48Aの上面中央部に設けた孔の位置に合せてナ ット56を取り付けている。また、スライド体48の両側片48Bを下面部材5 2の前記長孔14Bの両側に設けた長溝52Aに係合して、このスライド体48 を見込み方向にスライド可能としている。
【0031】 このような水切り構造の場合には、水切り片46から上方に突出した各ビス4 0のネジ部を、長孔14Bを貫通させて、下枠部14Aの空洞部41内に配置し たスライド体48のナット56に螺合させ、この状態で水切り片46をスライド 体48とともに長孔14B、長溝52Aに沿って見込み方向にスライドさせて位 置調整を行い、この後、各ビス40を締め付けることで、水切り片46を下枠部 14Aの下面部52に固定することができ、外観に影響を与えることなく、外装 材の厚みの変更、例えば、タイル貼りの追加等に柔軟に対処することが可能とな る。なお、46aは、位置決め用のストッパである。
【0032】 本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の 変形実施が可能である。
【0033】 例えば、図1及び図2の実施例においては、下枠部14の突片14Cにねじ孔 18を設け、水切り片16に長孔24を設けるようにしているが、これに限らず 、突片14Cに長孔を設け、かつ水切り片16にねじ孔を設けるようにすること も可能である。
【0034】 また、図3及び図4の実施例においては、下枠部14A下面部に長孔14Bを もうけ、水切り片46にねじ孔を設けるようにしているが、これに限らず、下枠 部14A下面部にねじ孔を設け、かつ水切り片46に長孔を設けるようにするこ とも可能である。この場合、スライド部材48を設けずにナット56を直接下枠 部に固定するようにすることも可能である。
【0035】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1のサッシの水切り構造によれば、水切り片を見 込み方向に移動させて位置調整可能としたため、サッシ枠の下枠部外側における 外装材の厚みの変更に柔軟に対処することができる。
【0036】 また、請求項2のサッシの水切り構造にあっては、下枠部外側の空洞部を形成 する下枠部の下面に下側より前記水切り片を取付けることにより、水切り片の取 り付け部が上方から見えないようにして外観を向上させることができる。
【0037】 更に、請求項3のサッシの水切り構造にあっては、水切り片の躯体側端部に形 成したストッパを、躯体外面に当接させることにより、水切り片の確実な位置決 めを容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の概略断面図である。
【図2】本考案の第1の実施例における下枠部及び水切
り片の分解斜視図である。
【図3】本考案の第2の実施例の概略断面図である。
【図4】本考案の第2の実施例における下枠部及び水切
り片の分解斜視図である。
【図5】従来例の断面図である。
【符号の説明】
10 サッシ 12 サッシ枠 14、14A 下枠部 16、46 水切り片 16a、46a ストッパ 41 空洞部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の躯体開口部に取付けるサッシの
    水切り構造において、 このサッシを構成するサッシ枠の下枠部外側に設けた水
    切り片を見込み方向にスライド可能としたことを特徴と
    するサッシの水切り構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記サッシ枠の下枠部外側に空洞部を有し、この空洞部
    を形成する下枠部の下面に下側より前記水切り片を取付
    けたことを特徴とするサッシの水切り構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記水切り片の躯体側端部に、躯体外面に当接する位置
    決め用のストッパを形成したことを特徴とするサッシの
    水切り構造。
JP7111292U 1992-09-17 1992-09-17 サッシの水切り構造 Withdrawn JPH0628165U (ja)

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JP7111292U JPH0628165U (ja) 1992-09-17 1992-09-17 サッシの水切り構造

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