JPH06281416A - 繰り返し模様板の模様基準位置測定装置 - Google Patents

繰り返し模様板の模様基準位置測定装置

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JPH06281416A
JPH06281416A JP7023693A JP7023693A JPH06281416A JP H06281416 A JPH06281416 A JP H06281416A JP 7023693 A JP7023693 A JP 7023693A JP 7023693 A JP7023693 A JP 7023693A JP H06281416 A JPH06281416 A JP H06281416A
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JP
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pattern
camera
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plate
repetitive pattern
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Application number
JP7023693A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Hagimoto
善紀 萩本
Nobutoshi Ochiai
伸年 落合
Takashi Emori
隆 江森
Hiroki Tomura
宏樹 戸村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繰り返し模様の基準位置を自動的に簡単に測
定する。 【構成】 所定位置に搬入された表面に繰り返し模様を
設けた板1の繰り返し模様の基準となる位置の上方に設
けられたカメラ5を下向きに支持してカメラ5を縦方向
および横方向に位置調整可能な支持装置6と、繰り返し
模様の基準となる位置を予め入力しておく記憶装置8
と、カメラ5が捕捉した繰り返し模様の基準となる位置
と記憶装置8に入力されている繰り返し模様の基準とな
る位置とのずれを演算する演算装置9とを備え、カメラ
5が捕捉した基準位置のずれを自動的に測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に繰り返し模様を
有して建築等に用いられているボード等の板の模様を揃
えるために用いる繰り返し模様板の模様基準位置測定装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セメントと繊維等を混ぜた原料を型に入
れてプレスしたボードとして、図11の斜視図に示すよ
うに表面に凹凸により例えばレンガを積み上げたような
繰り返し模様を設けた板1を製作し、この表面に繰り返
し模様を設けた板1を建築物の壁面に使用することが従
来から行なわれている。この場合、長方形等の適宜の大
きさに作られている表面に繰り返し模様を設けた板1
を、縦及び横に並べて建築物の壁面に固定することにな
る。
【0003】表面に繰り返し模様を設けた板1を並べて
建築物の壁面に固定した場合、特に表面に繰り返し模様
を設けた図11の板1を上下方向に並べるとき、端面A
からその端面Aに近い模様(特に縦模様B)の基準とな
る位置までの寸法Cがずれていると、上下に隣接してい
る板1相互間の繰り返し模様が連続しなくなって、美観
を阻害して好ましくない壁面になってしまう。
【0004】またセメントと繊維等を混ぜた原料を型に
入れてプレスした場合に、原料が乾燥して板が固化する
と全体的に板が収縮し、寸法が変化したり表面に繰り返
し模様を設けた板1の表面の繰り返し模様がゆがんでし
まうこともある。
【0005】このようなことから従来は、表面に繰り返
し模様を設けた板1を製作した場合には、隣接している
板相互間の模様が連続するようにするため、表面に繰り
返し模様を設けた板1の端面Aからその端面Aに近い模
様Bの基準となる位置までの寸法Cをスケールを用いて
測ったり、表面に繰り返し模様を設けた板1の一端面A
に近い模様と他端面A’に近い模様B’との間の寸法
C’を測って、表面に繰り返し模様を設けた板1の端面
A,A’部分を規定寸法に切断していた。
【0006】このように従来は、表面に繰り返し模様を
設けた板1を製作した後に、隣接している表面に繰り返
し模様を設けた板1相互間の模様が連続するようにする
ために、スケール等を用いて表面に繰り返し模様を設け
た板1の表面の模様の位置を手作業にて計測し、製品の
良否を判別したり、板1端面の切断位置を決定したりす
るために、多大の手間と時間を必要とし、極めて非能率
な作業になっていた。
【0007】そして模様の基準となる位置を決定するの
が難しく熟練を必要とし、計測ミスを生ずる可能性があ
った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の欠点を除去し、板端面の切断位置を容易に決定す
ることができるようにするため、繰り返し模様の基準位
置を自動的に簡単に測定することができるようにした繰
り返し模様板の模様基準位置測定装置を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定位置に搬
入された表面に繰り返し模様を設けた板の前記繰り返し
模様の基準となる位置の上方に設けられたカメラと、該
カメラを下向きに支持し該カメラを縦方向および横方向
に位置調整可能な支持装置と、前記繰り返し模様の基準
となる位置を予め入力しておく記憶装置と、前記カメラ
が捕捉した繰り返し模様の基準となる位置と前記記憶装
置に入力されている繰り返し模様の基準となる位置との
ずれを演算する演算装置と、を備えたことを特徴とする
繰り返し模様板の模様基準位置測定装置、所定位置に搬
入された表面に繰り返し模様を設けた板の両端近傍の上
方に設けられた少なくとも2個のカメラと、該カメラを
個別に下向きに支持し該カメラを個別に縦方向および横
方向に位置調整可能な支持装置と、前記カメラがそれぞ
れ捕捉した繰り返し模様の基準となる位置と前記板の端
面との間の寸法を演算すると共に前記カメラがそれぞれ
捕捉した繰り返し模様の基準となる位置間の寸法を演算
する演算装置と、を備えたことを特徴とする繰り返し模
様板の模様基準位置測定装置、所定位置に搬入された表
面に繰り返し模様を設けた板の一端両側近傍の上方に設
けられた2個のカメラと、前記板の他端両側近傍の上方
に設けられた2個のカメラと、前記カメラを個別に下向
きに支持し前記カメラを個別に縦方向および横方向に位
置調整可能な支持装置と、前記カメラがそれぞれ捕捉し
た繰り返し模様の基準となる位置と前記板の端面との間
の寸法を演算すると共に前記カメラがそれぞれ捕捉した
繰り返し模様の基準となる位置間の寸法を演算する演算
装置と、を備えたことを特徴とする繰り返し模様板の模
様基準位置測定装置、所定位置に搬入された表面に繰り
返し模様を設けた板の前記繰り返し模様の基準となる位
置の上方に設けられたカメラと、該カメラを下向きに支
持し該カメラを縦方向および横方向に位置調整可能な支
持装置と、前記繰り返し模様の基準となる位置を予め入
力しておく記憶装置と、前記カメラが捕捉した繰り返し
模様の基準となる位置を演算する演算装置と、該演算装
置の演算した繰り返し模様の基準となる位置に前記カメ
ラを移動させるように前記移動装置を作動させる制御装
置と、を備えたことを特徴とする繰り返し模様板の模様
基準位置測定装置、所定位置に搬入された表面に繰り返
し模様を設けた板の前記繰り返し模様の基準となる位置
の上方に設けられたカメラと、該カメラを下向きに支持
し該カメラを縦方向および横方向に位置調整可能な支持
装置と、前記繰り返し模様の基準となる位置を予め入力
しておく記憶装置と、前記カメラが捕捉した繰り返し模
様の基準となる位置を演算すると共に前記カメラが捕捉
した繰り返し模様の基準となる位置と前記記憶装置に入
力されている繰り返し模様の基準となる位置とのずれを
演算する演算装置と、を備えたことを特徴とする繰り返
し模様板の模様基準位置測定装置、所定位置に搬入され
た表面に繰り返し模様を設けた板の前記繰り返し模様の
基準となる位置の上方に設けられたカメラと、該カメラ
を下向きに支持し該カメラを縦方向および横方向に位置
調整可能な支持装置と、前記カメラが捕捉した繰り返し
模様の基準となる位置を演算する演算装置と、該演算装
置の演算した繰り返し模様の基準となる位置に前記カメ
ラを移動させるように前記支持装置を作動させる制御装
置と、前記カメラがそれぞれ捕捉した繰り返し模様の基
準となる位置と前記板の端面との間の寸法を計測する機
能を備えた前記演算装置と、を備えたことを特徴とする
繰り返し模様板の模様基準位置測定装置、表面に繰り返
し模様を設けた板を搬送する搬送装置と、該搬送装置に
よって搬送されて来た板を停止させるストッパと、該ス
トッパによって停止させられた板の上方に設けられたカ
メラと、該カメラを下向きに支持し該カメラを縦方向お
よび横方向に位置調整可能な支持装置と、前記繰り返し
模様の基準となる位置を予め入力しておく記憶装置と、
前記カメラが捕捉した繰り返し模様の基準となる位置と
前記記憶装置に入力されている繰り返し模様の基準とな
る位置とのずれを演算する演算装置と、該演算装置の演
算したずれに応じて前記板を移動させるプッシャと、を
備えたことを特徴とする繰り返し模様板の模様基準位置
測定装置としたものである。
【0010】
【作用】記憶装置に繰り返し模様の基準となる位置を予
め入力しておいて、表面に繰り返し模様を設けた板の模
様を上方からカメラで捕捉すると、カメラが捕捉した模
様の基準位置と記憶装置に入力されている模様の基準位
置とのずれを、演算装置が自動的に演算する。
【0011】また少なくとも2個のカメラを用いると、
カメラが捕捉した模様の基準位置と板の端面との間の寸
法、並びに2個のカメラがそれぞれ捕捉した模様の基準
位置間の寸法を演算装置が演算し、板の収縮状態を計測
することができる。
【0012】板の一端両側に2個のカメラ、板の他端両
側に2個のカメラを用いると、カメラが捕捉した模様の
基準位置と板の両端面との間の寸法、並びにカメラがそ
れぞれ捕捉した模様の基準位置間の寸法を演算装置が演
算し、板のゆがみを計測することができる。
【0013】さらにカメラが捕捉した模様の基準位置を
演算装置で演算し、制御装置はカメラが捕捉した模様の
基準位置を記憶装置に入力されている模様の基準位置に
カメラを移動させて、ずれの寸法を計測する。
【0014】さらにカメラが捕捉した模様の基準位置を
演算装置で演算し、制御装置はカメラが捕捉した模様の
基準位置にカメラを移動させ、模様の基準位置と板の端
面との間の寸法を演算装置が計測する。
【0015】さらに表面に繰り返し模様を設けた板を搬
送装置で搬送して来て、その板を所定位置にストッパで
停止して板の模様を上方からカメラで捕捉すると、カメ
ラが捕捉した模様の基準位置と記憶装置に入力されてい
る模様の基準位置とのずれを演算装置が演算し、そのず
れが無くなるようにプッシャで板を移動する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0017】図1は、本発明の一実施例の全体の概要を
示す斜視図であって、プレス製作・乾燥固化された表面
に繰り返し模様を設けた板1は、ローラコンベア等の搬
送装置2によって図1の右方から左方へ搬送されて来
て、ストッパ3に一端面A’が当接して所定位置で停止
されるようになっている。4はストッパ3と並べて設け
られているプッシャであって、ストッパ3により所定位
置で停止された表面に繰り返し模様を設けた板1を、後
述するように若干の寸法だけ押し戻す作用をするもので
ある。
【0018】搬送装置2にて搬入されストッパ3により
所定位置で停止された表面に繰り返し模様を設けた板1
の上方には、下向きにした工業用テレビカメラ等のカメ
ラ5が支持装置6により、後述するように縦方向および
横方向に位置が調整できるように支持されている。
【0019】カメラ5が捕捉した表面に繰り返し模様を
設けた板1の模様等は、画像処理機7を介して演算装置
9に入力されるようになっている。そして演算装置9に
は、記憶装置8に予め入力されている模様に関する信号
も入力されるようになっている。この演算装置9の出力
側は、制御装置10に接続されている。これらの装置に
ついては、後に詳述する。
【0020】図2は、ストッパ3及びプッシャ4が設け
られている箇所付近の要部の斜視図、図3はその平面
図、図4は図3の正面図であって、ストッパ3及びプッ
シャ4は図4に示すように上下方向に回動できるように
なっている。そしてローラコンベア等の搬送装置2によ
って右方から搬送されて来て、ストッパ3により表面に
繰り返し模様を設けた板1が停止される所定位置の下方
には、チェンコンベア等の他の搬送装置11が、搬送装
置2と直交する方向に設けられている。チェンコンベア
等の他の搬送装置11が搬送装置2と交差している部分
は、若干昇降できるようになっており、搬送装置11が
表面に繰り返し模様を設けた板1を搬送する経路の途中
の両側には、図3に示すようにカッタ12が設けてあっ
て、搬送装置11が搬送して来た表面に繰り返し模様を
設けた板1の両側端を切断するようになっている。
【0021】搬送装置2,11が交差している箇所の上
方には、下向きにしたカメラ5が支持装置6により支持
されている。支持装置6は図2に示すように、搬送装置
2,11の交差箇所の上方に架設されている架台13に
対して、横方向に移動する横動テーブル14と、横動テ
ーブル14に対して縦方向に移動する縦動テーブル15
とを備えていて、カメラ5は縦動テーブル15に固定さ
れている。横動テーブル14及び縦動テーブル15の移
動は、それぞれ横動テーブル14及び縦動テーブル15
に内蔵されている図示しないモータによって行なわれ、
モータの駆動は、制御装置10の指令信号によって制御
されるようになっている。
【0022】カメラ5は上方から図5に示すように、表
面に繰り返し模様を設けた板1の端面A,A’に近い一
部を画像16として捕捉し、この画像16を図1の画像
処理機7に入力するようになっている。画像処理機7
は、図6に示すように、表面に繰り返し模様を設けた板
1に対してカメラ5の捕捉した画像16の中の特徴のあ
るパターン17を抽出し、演算装置9は図7に示すよう
に、その特徴のあるパターン17の中心となる基準位置
18を演算する。
【0023】図8は、図6とは異なる模様とした表面に
繰り返し模様を設けた板1をカメラ5が画像16として
捕捉し、演算装置9が画像16の中の特徴のあるパター
ン17の中心となる基準位置18を決定する場合の例で
ある。
【0024】次に、作用を説明する。
【0025】図1においてローラコンベア等の搬送装置
2によって搬送して来る表面に繰り返し模様を設けた板
1の模様が決まると、その模様の特徴のあるパターン1
7の中心となる基準位置Pを記憶装置8に予め入力し、
その後に表面に繰り返し模様を設けた板1を搬送装置2
によって図1の右方から左方へ搬送する。
【0026】搬送装置2によって搬送されて来た表面に
繰り返し模様を設けた板1は、ストッパ3によりカメラ
5の下の所定位置で停止する。そしてカメラ5は上方か
ら表面に繰り返し模様を設けた板1の一部を画像16と
して捕捉し、この画像16を図1の画像処理機7に入力
する。
【0027】画像処理機7に入力された画像16は演算
装置9に入力されると共に、記憶装置8に予め入力され
ているその模様に関する特徴のあるパターン17の中心
となる基準位置Pも演算装置9に入力され、カメラ5の
捕捉した画像16中の特徴のあるパターン17の中心と
なる基準位置18と、記憶装置8に予め入力されている
その模様に関する特徴のあるパターン17の中心となる
基準位置Pとが比較され、図9に示すように、記憶装置
8に予め入力されているその模様に関する特徴のあるパ
ターン17の中心となる基準位置Pに対するカメラ5の
捕捉した画像16中の特徴のあるパターン17の中心と
なる基準位置18のずれΔy1,Δy2が演算装置9で演
算される。又必要な場合にはΔx1,Δx2も同時に演算
することができる。さらにカメラ5が2台使用されてい
る時には、2台のカメラ5がそれぞれ捕捉した画像16
中の特徴のあるパターン17の中心となる基準位置18
間の寸法Y、ならびに図10に示すように2台のカメラ
5がそれぞれ捕捉した特徴のあるパターン17の中心と
なる基準位置18と、表面に繰り返し模様を設けた板1
の両端面A,A’との間の寸法L1,L2が演算装置9で
演算される。なお図10は、3枚の表面に繰り返し模様
を設けた板1を並べて搬送装置2(図2参照)によって
搬送して来た処を示しており、同時にそれぞれの表面に
繰り返し模様を設けた板1ごとに、2台のカメラ5で特
徴のあるパターン17を捕捉している。
【0028】カメラ5の捕捉した画像16中の特徴のあ
るパターン17の中心となる基準位置18と、記憶装置
8に予め入力されているその模様に関する特徴のあるパ
ターン17の中心となる基準位置Pとのずれに対して
は、その寸法だけカメラ5を移動して、カメラ5の捕捉
したパターン17の中心となる基準位置18を、記憶装
置8に予め入力されているその模様に関する特徴のある
パターン17の中心となる基準位置Pに一致させて、一
致するまでのカメラ5の移動方向と移動寸法とから、ず
れΔx1,Δy1,Δx2,Δy2を演算することができ、
あるいは画像処理機7に入力された画像16から直接演
算装置9で演算することができる。
【0029】また、表面に繰り返し模様を設けた板1の
一端面A側の両側近傍の上方に縦方向に2個のカメラ5
を設け、この表面に繰り返し模様を設けた板1の他端面
A’側の両側近傍の上方にも縦方向に2個のカメラ5を
設けて4個のカメラ5により、カメラ5の捕捉した画像
16中の特徴のあるパターン17の中心となる基準位置
18と、記憶装置8に予め入力されているその模様に関
する特徴のあるパターン17の中心となる基準位置Pと
のずれを計測すれば、表面に繰り返し模様を設けた板1
のゆがみも判別することができる。
【0030】演算装置9で演算の結果、カメラ5がそれ
ぞれ捕捉した画像16中の特徴のあるパターン17の中
心となる基準位置18間の寸法Yが許容寸法以上に狂っ
ていた場合、特徴のあるパターン17の中心となる基準
位置18と、表面に繰り返し模様を設けた板1の端面
A,A’との間の寸法L1,L2が所定寸法より短い場
合、表面に繰り返し模様を設けた板1にゆがみがある場
合には、いずれも制御装置10の指令信号によって図4
のストッパ3及びプッシャ4は上方に回動し、その表面
に繰り返し模様を設けた板1は搬送装置2によって、図
3、図4の左方に除去される。
【0031】演算装置9で演算の結果、カメラ5がそれ
ぞれ捕捉した画像16中の特徴のあるパターン17の中
心となる基準位置18間の寸法Yが許容寸法に収まって
いて、特徴のあるパターン17の中心となる基準位置1
8と、表面に繰り返し模様を設けた板1の端面A,A’
との間の寸法L1,L2が所定寸法より大きい場合には、
制御装置10の指令信号によって、特徴のあるパターン
17の中心となる基準位置18と、表面に繰り返し模様
を設けた板1の右端面Aとの間の寸法L2が所定寸法よ
り大きい寸法(例えば図9のΔy2)だけプッシャ4が
伸長して表面に繰り返し模様を設けた板1を、図3、図
4の右方に押し戻し(基準位置18をPに一致させ)、
続いて搬送装置2と交差している部分の搬送装置11が
若干上昇して搬送装置2上の表面に繰り返し模様を設け
た板1を持ち上げ、この表面に繰り返し模様を設けた板
1を図3の上方に搬送する。
【0032】搬送装置11によって図3の上方に搬送さ
れた表面に繰り返し模様を設けた板1は、搬送装置11
の両側に設けてあるカッタ12により両端が切断され、
特徴のあるパターン17の中心となる基準位置18と、
表面に繰り返し模様を設けた板1の端面A,A’との間
の寸法L1,L2は所定寸法となる。
【0033】このようにカメラ5が表面に繰り返し模様
を設けた板1の画像16から特徴のあるパターン17の
基準位置18を捕捉し、演算装置9は記憶装置8に入力
されている特徴のあるパターン17の基準位置Pとカメ
ラ5の捕捉した基準位置18とを比較して、寸法のずれ
を自動的に演算することになる。
【0034】制御装置10は表面に繰り返し模様を設け
た板1の種類(大きさ、模様の違い)に応じた指令19
が入力できるようになっており、指令が入力された制御
装置10は、板1に応じたパターン17を補足すること
ができる基準位置Pにカメラ5を自動的に移動させるよ
うになっている。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明は、カメラが繰り返し模
様の基準となる位置を捕捉し、人の操作を要しないで自
動的に模様の基準となる位置のずれを測定できる効果が
ある。
【0036】請求項2の発明は、少なくとも2個のカメ
ラにより、繰り返し模様の基準となる位置と表面に繰り
返し模様を設けた板の端面との間の寸法および二つの繰
り返し模様の基準となる位置間の寸法の適否を測定でき
る効果がある。
【0037】請求項3の発明は、表面に繰り返し模様を
設けた板のゆがみを測定できる効果がある。
【0038】請求項4の発明は、カメラを移動させるこ
とによって、自動的に模様の基準となる位置のずれを測
定できる効果がある。
【0039】請求項5の発明は、カメラを移動させるこ
となく、自動的に模様の基準となる位置のずれを測定で
きる効果がある。
【0040】請求項6の発明は、模様の基準となる位置
と表面に繰り返し模様を設けた板の側端との間の寸法の
適否を測定できる効果がある。
【0041】請求項7の発明は、搬送装置で搬送して来
た表面に繰り返し模様を設けた板を、カメラで模様を捕
捉する位置に、自動的に止めることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の概要を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の要部の斜視図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】繰り返し模様を設けた板と2個のカメラの平面
図である。
【図6】板に設けた繰り返し模様の基準となる位置の平
面図である。
【図7】図6の拡大図である。
【図8】図6とは異なる繰り返し模様の基準となる位置
の平面図である。
【図9】カメラ捕捉の模様基準位置と記憶装置入力基準
位置とのずれを計測する時の平面図である。
【図10】繰り返し模様を設けた板を並べた状態の平面
図である。
【図11】表面に繰り返し模様を設けた板の一例の斜視
図である。
【符号の説明】
1 表面に繰り返し模様を設けた板 2 搬送装置 3 ストッパ 4 プッシャ 5 カメラ 6 支持装置 8 記憶装置 9 演算装置 18 基準位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 伸年 茨城県稲敷郡東村大字釜井字立切1720 石 川島検査計測株式会社霞ヶ浦事業所技術研 究所内 (72)発明者 江森 隆 茨城県稲敷郡東村大字釜井字立切1720 石 川島検査計測株式会社霞ヶ浦事業所技術研 究所内 (72)発明者 戸村 宏樹 茨城県稲敷郡東村大字釜井字立切1720 石 川島検査計測株式会社霞ヶ浦事業所技術研 究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置に搬入された表面に繰り返し模
    様を設けた板の前記繰り返し模様の基準となる位置の上
    方に設けられたカメラと、該カメラを下向きに支持し該
    カメラを縦方向および横方向に位置調整可能な支持装置
    と、前記繰り返し模様の基準となる位置を予め入力して
    おく記憶装置と、前記カメラが捕捉した繰り返し模様の
    基準となる位置と前記記憶装置に入力されている繰り返
    し模様の基準となる位置とのずれを演算する演算装置
    と、を備えたことを特徴とする繰り返し模様板の模様基
    準位置測定装置。
  2. 【請求項2】 所定位置に搬入された表面に繰り返し模
    様を設けた板の両端近傍の上方に設けられた少なくとも
    2個のカメラと、該カメラを個別に下向きに支持し該カ
    メラを個別に縦方向および横方向に位置調整可能な支持
    装置と、前記カメラがそれぞれ捕捉した繰り返し模様の
    基準となる位置と前記板の端面との間の寸法を演算する
    と共に前記カメラがそれぞれ捕捉した繰り返し模様の基
    準となる位置間の寸法を演算する演算装置と、を備えた
    ことを特徴とする繰り返し模様板の模様基準位置測定装
    置。
  3. 【請求項3】 所定位置に搬入された表面に繰り返し模
    様を設けた板の一端両側近傍の上方に設けられた2個の
    カメラと、前記板の他端両側近傍の上方に設けられた2
    個のカメラと、前記カメラを個別に下向きに支持し前記
    カメラを個別に縦方向および横方向に位置調整可能な支
    持装置と、前記カメラがそれぞれ捕捉した繰り返し模様
    の基準となる位置と前記板の端面との間の寸法を演算す
    ると共に前記カメラがそれぞれ捕捉した繰り返し模様の
    基準となる位置間の寸法を演算する演算装置と、を備え
    たことを特徴とする繰り返し模様板の模様基準位置測定
    装置。
  4. 【請求項4】 所定位置に搬入された表面に繰り返し模
    様を設けた板の前記繰り返し模様の基準となる位置の上
    方に設けられたカメラと、該カメラを下向きに支持し該
    カメラを縦方向および横方向に位置調整可能な支持装置
    と、前記繰り返し模様の基準となる位置を予め入力して
    おく記憶装置と、前記カメラが捕捉した繰り返し模様の
    基準となる位置を演算する演算装置と、該演算装置の演
    算した繰り返し模様の基準となる位置に前記カメラを移
    動させるように前記移動装置を作動させる制御装置と、
    を備えたことを特徴とする繰り返し模様板の模様基準位
    置測定装置。
  5. 【請求項5】 所定位置に搬入された表面に繰り返し模
    様を設けた板の前記繰り返し模様の基準となる位置の上
    方に設けられたカメラと、該カメラを下向きに支持し該
    カメラを縦方向および横方向に位置調整可能な支持装置
    と、前記繰り返し模様の基準となる位置を予め入力して
    おく記憶装置と、前記カメラが捕捉した繰り返し模様の
    基準となる位置を演算すると共に前記カメラが捕捉した
    繰り返し模様の基準となる位置と前記記憶装置に入力さ
    れている繰り返し模様の基準となる位置とのずれを演算
    する演算装置と、を備えたことを特徴とする繰り返し模
    様板の模様基準位置測定装置。
  6. 【請求項6】 所定位置に搬入された表面に繰り返し模
    様を設けた板の前記繰り返し模様の基準となる位置の上
    方に設けられたカメラと、該カメラを下向きに支持し該
    カメラを縦方向および横方向に位置調整可能な支持装置
    と、前記カメラが捕捉した繰り返し模様の基準となる位
    置を演算する演算装置と、該演算装置の演算した繰り返
    し模様の基準となる位置に前記カメラを移動させるよう
    に前記支持装置を作動させる制御装置と、前記カメラが
    それぞれ捕捉した繰り返し模様の基準となる位置と前記
    板の端面との間の寸法を計測する機能を備えた前記演算
    装置と、を備えたことを特徴とする繰り返し模様板の模
    様基準位置測定装置。
  7. 【請求項7】 表面に繰り返し模様を設けた板を搬送す
    る搬送装置と、該搬送装置によって搬送されて来た板を
    停止させるストッパと、該ストッパによって停止させら
    れた板の上方に設けられたカメラと、該カメラを下向き
    に支持し該カメラを縦方向および横方向に位置調整可能
    な支持装置と、前記繰り返し模様の基準となる位置を予
    め入力しておく記憶装置と、前記カメラが捕捉した繰り
    返し模様の基準となる位置と前記記憶装置に入力されて
    いる繰り返し模様の基準となる位置とのずれを演算する
    演算装置と、該演算装置の演算したずれに応じて前記板
    を移動させるプッシャと、を備えたことを特徴とする繰
    り返し模様板の模様基準位置測定装置。
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