JPH0628081Y2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents

内視鏡の先端部

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JPH0628081Y2
JPH0628081Y2 JP9075588U JP9075588U JPH0628081Y2 JP H0628081 Y2 JPH0628081 Y2 JP H0628081Y2 JP 9075588 U JP9075588 U JP 9075588U JP 9075588 U JP9075588 U JP 9075588U JP H0628081 Y2 JPH0628081 Y2 JP H0628081Y2
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JP
Japan
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metal block
tip
block
endoscope
metal
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JP9075588U
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JPH0213502U (ja
Inventor
浩 佐野
章 杉山
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Publication date
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、内視鏡の先端部に関し、特に、先端部本体
の構造の改良に関する。
[従来の技術] 内視鏡の先端部本体には、光学繊維束その他の各種内蔵
物の先端が取着される。また、遠隔操作により自在に屈
曲する湾曲部が連結される。したがって、先端部本体
は、ステンレス鋼などの金属で形成して、充分な強度を
持たせることが必要とされる。
しかし、いわゆる高周波処置を行う際の火傷防止等の電
気的安全性のうえから、先端部本体の表面は電気絶縁性
の部材によって構成されていなければならない。
そこで従来の内視鏡の先端部は、例えば第2図に示され
るように、光学繊維束21,22等のいわゆる内蔵物の
先端を取着した金属ブロック23の先端側の外表面を、
電気絶縁性の合成樹脂からなるカバー24で被覆し、金
属ブロック23の後側に湾曲部25を連結して、その外
表面を弾性のある電気絶縁性の外皮26で被覆してい
た。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上述のような従来の内視鏡の先端部では、合成
樹脂製のカバーで金属ブロックを被覆する構造だったの
で、その合成樹脂製のカバーが比較的薄肉となり、衝撃
等で割れて破損してしまう欠点があった。
カバーが割れる原因としては、取扱い上の不注意で何か
にぶつけて破損する場合の他、消毒液による化学作用の
影響、金属ブロックとの熱膨張の差の影響、あるいはカ
バー成形時に生じた残留応力の影響等種々のケースがあ
り、必ずしも衝撃を加えなくても、カバーが割れてしま
う欠点があった。
この考案は、従来のそのような欠点を解消し、電気絶縁
性に優れるだけでなく、破損し難く、強度的にも優れた
内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案の内視鏡の先端部
は、内蔵物の先端を先端部本体の金属ブロックに取着し
て、その金属ブロックの外表面を電気絶縁部材で囲み、
金属ブロックが表面に露出しないようにした内視鏡の先
端部において、上記金属ブロックの先端面を凹状に形成
すると共に、電気絶縁性の部材で形成した絶縁性ブロッ
クの後端面を凸状に形成して、その凸状部を上記金属ブ
ロックの凹状部に嵌め込んで接合し、上記金属ブロック
と絶縁性ブロックとを貫通する貫通孔を穿設して、その
貫通孔内に内蔵物の先端を取着したことを特徴とする。
[作用] 絶縁性ブロックは、その後端面の凸状部が金属ブロック
前端面の凹状部内に嵌入される構造となっているので、
全体として厚肉の形状となる。したがって、外力や残留
応力等によって簡単に破損しない。
[実施例] 第1図を参照して実施例を説明する。
図中、1は先端部本体であり、例えばステンレス鋼製の
金属ブロック2と、電気絶縁性の材料(例えば合成樹
脂)よりなる絶縁性ブロック3とにより形成されてい
る。金属ブロック2の先端面は大きく凹状に凹んで形成
されている。2aはその凹状部である。また、絶縁性ブ
ロック3の後端面は、金属ブロック2の凹状部2aに嵌
め込まれる形状の凸状に形成されている。3aはその凸
状部である。そして、絶縁性ブロック3の凸状部3a
が、金属ブロック2の凹状部2a内に嵌め込まれて接着
剤により互いに接合されている。
本実施例においては、上記絶縁性ブロック3は、その長
さLが、金属ブロック2の長さMより長くなる程度に軸
方向に厚肉に形成されている。絶縁性ブロック3で金属
ブロック2の外周を被覆するような構造にすると、径方
向に薄肉となる部分が絶縁性ブロック3に発生するの
で、そのような薄肉の部分が存在しないような形状に形
成されている。
金属ブロック2と絶縁性ブロック3には、これらを貫通
する貫通孔4,5が穿設されている。そして、その貫通
孔4,5内に、像伝達用光学繊維束6や照明用光学繊維
束7のようないわゆる内蔵物の先端が、接着又はビス止
め等によって取着されている。なお、内蔵物としては、
図示されていない鉗子チャンネルや送気送水チャンネル
等も、図示されていない別の貫通孔に接合されている。
また、像伝達用光学繊維束6の代りに、固体撮像素子を
用いてもよい。
像伝達用光学繊維束6の先端面の前方には、貫通孔4の
前端部部内に対物レンズ8が接合されており、像伝達用
光学繊維束6の入射端面に観察像を結像している。8a
は対物レンズ表面に設けられて表面に露出するカバーガ
ラスである。また、照明用光学繊維束7の先端面に近接
して、貫通孔5の前端部分内に凹レンズ9が固着されて
おり、照明用光学繊維束7から出射された照明光の配光
角が拡げられる。
10は、遠隔操作により屈曲自在な湾曲部であり、11
は、湾曲部10を構成する最先端の節輪を示している。
この節輪11は、図示されていないビスによって金属ブ
ロック2に連結固定されており、また、図示されていな
い湾曲操作ワイヤの先端が、この節輪11に取着されて
いる。
湾曲部10の外面は、電気絶縁性の例えば弾性ゴムチュ
ーブからなる外皮12によって被覆されている。そし
て、その外皮12の前端部分は、絶縁性ブロック3の後
端部の外周に接合されており、金属ブロック2等の金属
部が外表面に一切露出しないように構成されている。1
3は網状管である。
本実施例はこのように、絶縁性ブロック3によって金属
ブロック2が表面に露出しないように構成されており、
各種内蔵物6,7及び湾曲部10の節輪11は、先端部
本体1の金属ブロック2に取着又は連結されている。し
たがって、先端部本体1に加わる外力に対しては、金属
ブロック2が強度を確保している。また、絶縁性ブロッ
ク3は、その凸状部3aが金属ブロック2の凹状部2a
に嵌入される形状となっているので、全体として厚肉に
形成され、外力や残留応力等によって割れ難く、破損し
難い構造になっている。
[考案の効果] 本考案の内視鏡の先端部によれば、絶縁性ブロックによ
って先端部本体から金属露出を無くして電気的安全性が
確保されているだけでなく、絶縁性ブロック後端面の凸
状部を金属ブロック前端面の凹状部内に嵌入させる構造
としたので、絶縁性ブロックが全体として厚肉の構造と
なって割れ難く、外力や残留応力あるいは薬剤等によっ
て簡単に破損せず、先端部本体の耐久性が大幅に向上す
る優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の内視鏡の先端部の断面図、
第2図は従来の内視鏡の先端部の断面図である。 1……先端部本体、2……金属ブロック、2a……凹状
部、3……絶縁性ブロック、3a……凸状部、4,5…
…貫通孔、6,7……光学繊維束(内蔵物)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内蔵物の先端を先端部本体の金属ブロック
    に取着して、その金属ブロックの外表面を電気絶縁部材
    で囲み、金属ブロックが表面に露出しないようにした内
    視鏡の先端部において、上記金属ブロックの先端面を凹
    状に形成すると共に、電気絶縁性の部材で形成した絶縁
    性ブロックの後端面を凸状に形成して、その凸状部を上
    記金属ブロックの凹状部に嵌め込んで接合し、上記金属
    ブロックと絶縁性ブロックとを貫通する貫通孔を穿設し
    て、その貫通孔内に内蔵物の先端を取着したことを特徴
    とする内視鏡の先端部。
JP9075588U 1988-07-07 1988-07-07 内視鏡の先端部 Expired - Lifetime JPH0628081Y2 (ja)

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JP9075588U JPH0628081Y2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07 内視鏡の先端部

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JPH0213502U JPH0213502U (ja) 1990-01-29
JPH0628081Y2 true JPH0628081Y2 (ja) 1994-08-03

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JP3569342B2 (ja) * 1995-04-11 2004-09-22 ペンタックス株式会社 内視鏡の先端部
JP2002085327A (ja) * 2000-09-19 2002-03-26 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡

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JPH0213502U (ja) 1990-01-29

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