JPH0641527Y2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents

内視鏡の先端部

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JPH0641527Y2
JPH0641527Y2 JP1988140574U JP14057488U JPH0641527Y2 JP H0641527 Y2 JPH0641527 Y2 JP H0641527Y2 JP 1988140574 U JP1988140574 U JP 1988140574U JP 14057488 U JP14057488 U JP 14057488U JP H0641527 Y2 JPH0641527 Y2 JP H0641527Y2
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JP
Japan
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node ring
ring
circumferential groove
distal end
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JP1988140574U
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JPH0261302U (ja
Inventor
洋志 岩田
弘之 桂田
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は内視鏡の先端部に関し、特に先端部本体と湾
曲部との連結構造の改良に関する。
[従来の技術] 内視鏡の先端部本体と湾曲部との連結は、一般に、先端
部本体に螺設されたねじ孔に連結用ビスを螺合させて行
われていた。しかし、電気安全性の確保などのために、
先端部本体を全体的に電気絶縁性の非金属で形成しよう
とすると、連結用ビスによって加えられる集中応力によ
って、先端部本体にねじ孔部分からの割れが多発する。
そこで従来は、例えば実開昭55-166202号公報に示され
るように、先端部本体の周壁に凹部を形成し、節輪の一
部を変形させて上記凹部に圧着して先端部本体と節輪と
を連結していた。
[考案が解決しようとする課題] しかし、先端部本体の周壁の凹部に節輪を変形させて圧
着したものは、その圧着部分に、抜け方向の応力と回転
方向の応力とが複合して加わるので、凹部が破損したり
或いは節輪が応力に負けて変形して、連結状態が外れて
しまうことがあった。
この考案は、そのような従来の欠点を解消し、先端部本
体と湾曲部との連結部の耐久性を向上させ、先端部本体
全体を合成樹脂などの非金属で形成したような場合であ
っても連結が外れない内視鏡の先端部を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案の内視鏡の先端部
は、先端部本体の外周に円周溝を形成し、湾曲部を構成
する節輪に連結した連結部材を上記円周溝に係合させて
上記先端部本体と節輪とを軸方向に抜けないように連結
する抜け止めとすると共に、上記先端部本体の外周の後
端部に凹部を形成し、上記節輪の内周面から内方に向っ
て突設された操作ワイヤ係止部材を上記凹部に係合させ
て上記先端部本体と節輪との間の軸回りの方向の回転止
めとしたことを特徴とする。
[作用] 先端部本体と節輪との連結部分では、抜け方向に加わる
力は抜け止め部分で受けられ、回転方向に加わる力は回
転止め部分で受けられる。このように、抜け方向に加わ
る応力と回転方向に加わる応力とが別々の部位で互いに
独立して受けられる。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第1図ないし第3図は、本考案の第1の実施例である。
1は、電気絶縁性の合成樹脂又はセラミックスなどの非
金属材料よりなる先端部本体である。先端部本体1内に
設けられている対物光学系その他の内蔵物は図示が省略
されており、先端部本体1は中実に略示されている。
2は、操作ワイヤ3を遠隔的に牽引することにより屈曲
する湾曲部である。湾曲部2は、複数の節輪4a,4bを回
動自在に連結して構成されており、その外側に、金属細
線製の網状管5が被覆され、さらにその外側に電気絶縁
性の弾性外皮6が被覆されている。そして、最先端の節
輪4aには、第3図に示されるような連結環7がはんだ付
などによって連結されている。
この連結環7は、弾性のある金属製又は合成樹脂製であ
って、その先側から細長いスリット8が穿設されてい
る。また、その前端部付近の内面には全周に凸部9が内
方に向って突設されている。10は、組立時に、連結環7
が内蔵物(図示せず)と干渉するのを避けるための切り
欠きである。
第1図に戻って、先端部本体1の外周には、その外周を
一周する円周溝11が形成されている。そして連結環7の
凸部9がその円周溝11内に嵌め込まれている。連結環7
を円周溝11に嵌め込む際には、第3図に2点鎖線で示さ
れるように、スリット8部で連結環7を押し開くように
して、先端部本体1を押し込む。すると、凸部9が円周
溝11内に嵌め込まれたときに、弾性力によって連結環7
が、実線で示される元の状態に戻る。このように、円周
溝11と凸部9とによって、先端部本体1と節輪4aとを抜
けないように連結する抜け止めが形成されている。
先端部本体1の外周には、第2図にも示されるように、
その後端部に凹部12が例えば90度毎に4カ所に形成され
ている。一方、最先端の節輪4aの内周面には、操作ワイ
ヤ3の先端を挿通して係止する係止リング13が銀ロー付
などにより固着されている。14は、操作ワイヤ3の先端
に銀ロー付などにより固着され、係止リング13の端面に
ぶつかるように設けられた抜け止めリングである。そし
て、先端部本体1の凹部12内に、節輪4aの係止リング13
が、抜け止めリング14と共に嵌め込まれて係合してい
る。このようにして、凹部12と係止リング13とによっ
て、先端部本体1と節輪4aとが互いに回転しないように
する回転止めが形成されている。
第4図及び第5図は、本考案の第2の実施例であり、こ
れらの図には先端部本体21内の各種内蔵物も図示されて
いる。先端部本体21は第1の実施例同様に非金属製であ
る。22は対物レンズ、23はイメージガイドファイバ、24
は照明用ライトガイドファイバ、26は鉗子チャンネル、
27及び28は送気管及び送水管である。この実施例におい
ては、円弧状の金属製の連結片29(29a,29b)が、複数
に分割されて、先端部本体21の外周に形成された円周溝
31に嵌め込まれ、それら連結片29が、最先端の節輪4aの
内側に各々ビス止めにより連結固定されている。したが
って、これら連結片29と円周溝31とにより、先端部本体
21と節輪4aとを抜けないように連結する抜け止めが形成
されている。
また、イメージガイドファイバ23やライトガイドファイ
バ24を先端部本体21に固定する固定ビス32,33は上記連
結片29に螺合している。そして、先端部本体21には、そ
れら固定ビス32,33が触れない程度の直径の逃げ孔34,45
が穿設されている。
先端部本体21の後端部分の回転止め部分は上述の第1の
実施例と同じなので、その説明は省略する。
[考案の効果] 本考案の内視鏡の先端部によれば、先端部本体と湾曲部
との連結部分で、抜け方向に加わる応力と回転方向に加
わる応力とが別々の部位で互いに独立して受けられるの
で、その連結部に過大な集中応力が加わらず、非常に優
れた耐久性を有する。しかも、連結のために先端部本体
にねじを螺設する必要もないので、先端部本体を非金属
で形成したような場合であっても優れた耐久性を有し、
連結部の破損などが発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の側面断面図、 第2図はそのII-II線切断面図、 第3図はその実施例の連結管の上半部を切除して示す側
面図、 第4図は第2の実施例の側面断面図、 第5図はそのV-V線切断面図である。 1……先端部本体、2……湾曲部、3……操作ワイヤ、
4a……最先端の節輪、7……連結環、8……スリット、
9……凸部、11……円周溝、12……凹部、13……係止リ
ング、14……抜け止めリング、21……先端部本体、29…
…連結片、31……円周溝。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部本体の外周に円周溝を形成し、湾曲
    部を構成する節輪に連結した連結部材を上記円周溝に係
    合させて上記先端部本体と節輪とを軸方向に抜けないよ
    うに連結する抜け止めとすると共に、上記先端部本体の
    外周の後端部に凹部を形成し、上記節輪の内周面から内
    方に向って突設された操作ワイヤ係止部材を上記凹部に
    係合させて上記先端部本体と節輪との間の軸回り方向の
    回転止めとしたことを特徴とする内視鏡の先端部。
  2. 【請求項2】上記先端部本体が非金属製である請求項1
    記載の内視鏡の先端部。
JP1988140574U 1988-10-28 1988-10-28 内視鏡の先端部 Expired - Lifetime JPH0641527Y2 (ja)

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JP1988140574U JPH0641527Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 内視鏡の先端部

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JPH0261302U JPH0261302U (ja) 1990-05-08
JPH0641527Y2 true JPH0641527Y2 (ja) 1994-11-02

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2537587Y2 (ja) * 1990-11-27 1997-06-04 旭光学工業株式会社 内視鏡の先端部
JP2535583Y2 (ja) * 1991-03-06 1997-05-14 富士写真光機株式会社 内視鏡の先端部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6240564Y2 (ja) * 1981-02-05 1987-10-17
JPS6359601U (ja) * 1986-10-08 1988-04-20
JPH0352483Y2 (ja) * 1986-11-13 1991-11-14

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JPH0261302U (ja) 1990-05-08

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