JPH06280531A - 内燃機関の始動負荷軽減装置 - Google Patents
内燃機関の始動負荷軽減装置Info
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- JPH06280531A JPH06280531A JP6543193A JP6543193A JPH06280531A JP H06280531 A JPH06280531 A JP H06280531A JP 6543193 A JP6543193 A JP 6543193A JP 6543193 A JP6543193 A JP 6543193A JP H06280531 A JPH06280531 A JP H06280531A
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- Japan
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- holder
- pin
- governor arm
- decompression cam
- combustion engine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガバナーアームの二つの突起と、ガバナーア
ーム及びデコンプカムを保持するホルダーの二つのスト
ッパー面で、デコンプカムのピンを挟み込むように保持
して、精度が高くて遊びが少く、耐久性が高い内燃機関
の始動負荷軽減装置を得ること。 【構成】 円板状のホルダー１の一側に植設した軸ピン
２にガバナーアーム３を軸着し、ホルダー１の他側の円
孔７にデコンプカム８を軸着し、デコンプカム８のピン
９をガバナーアーム３の先端部の略三角形状で角部を円
弧にした二つの突起４で回動するようにし、ガバナーア
ーム３の二つの突起４とホルダー１の円孔７の両側のス
トッパー面１０で、デコンプカム８のピン９を両側から
保持するようにしたこと。
ーム及びデコンプカムを保持するホルダーの二つのスト
ッパー面で、デコンプカムのピンを挟み込むように保持
して、精度が高くて遊びが少く、耐久性が高い内燃機関
の始動負荷軽減装置を得ること。 【構成】 円板状のホルダー１の一側に植設した軸ピン
２にガバナーアーム３を軸着し、ホルダー１の他側の円
孔７にデコンプカム８を軸着し、デコンプカム８のピン
９をガバナーアーム３の先端部の略三角形状で角部を円
弧にした二つの突起４で回動するようにし、ガバナーア
ーム３の二つの突起４とホルダー１の円孔７の両側のス
トッパー面１０で、デコンプカム８のピン９を両側から
保持するようにしたこと。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の始動負荷
軽減装置に関する。
軽減装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関では、始動時にカムシャフトに
取付けたガバナーウェイトで、デコンプカムによって排
気弁を開き、シリンダー内の吸気の圧縮圧力を抜いて、
始動時の負荷を軽減する装置を設けているものがある。
例えば、特開平３−１０７５１４号公報、実公昭６３−
２５６５号公報参照。
取付けたガバナーウェイトで、デコンプカムによって排
気弁を開き、シリンダー内の吸気の圧縮圧力を抜いて、
始動時の負荷を軽減する装置を設けているものがある。
例えば、特開平３−１０７５１４号公報、実公昭６３−
２５６５号公報参照。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のものでは、ガバ
ナーウェイトの二つのピンの間にデコンプカムのピンを
挿入するか、ガバナーウェイトの孔の中にデコンプカム
のピンを挿入して、ガバナーウェイトで、デコンプカム
を回動させるようにしていて、ガバナーウェイトとデコ
ンプカムのピンの間に遊びが多く、耐久性に問題があ
り、高性能を要求される自動二輪車用の内燃機関には不
向きである。
ナーウェイトの二つのピンの間にデコンプカムのピンを
挿入するか、ガバナーウェイトの孔の中にデコンプカム
のピンを挿入して、ガバナーウェイトで、デコンプカム
を回動させるようにしていて、ガバナーウェイトとデコ
ンプカムのピンの間に遊びが多く、耐久性に問題があ
り、高性能を要求される自動二輪車用の内燃機関には不
向きである。
【０００４】かかる点に鑑み、この発明は、ガバナーア
ームの二つの突起と、ガバナーアーム及びデコンプカム
を保持するホルダーの二つのストッパー面で、デコンプ
カムのピンを挟み込むように保持して、精度が高くて遊
びが少く、耐久性が高い内燃機関の始動負荷軽減装置を
得ることを目的とする。
ームの二つの突起と、ガバナーアーム及びデコンプカム
を保持するホルダーの二つのストッパー面で、デコンプ
カムのピンを挟み込むように保持して、精度が高くて遊
びが少く、耐久性が高い内燃機関の始動負荷軽減装置を
得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の内燃機関の始動負荷軽減装置は、円板状
のホルダーの一側に植設した軸ピンにガバナーアームを
軸着し、ホルダーの他側の円孔にデコンプカムを軸着
し、デコンプカムのピンをガバナーアームの先端部の略
三角形状で角部を円弧にした二つの突起で回動するよう
にし、ガバナーアームの二つの突起とホルダーの円孔の
両側のストッパー面で、デコンプカムのピンを両側から
保持するようにしたことにある。
に、この発明の内燃機関の始動負荷軽減装置は、円板状
のホルダーの一側に植設した軸ピンにガバナーアームを
軸着し、ホルダーの他側の円孔にデコンプカムを軸着
し、デコンプカムのピンをガバナーアームの先端部の略
三角形状で角部を円弧にした二つの突起で回動するよう
にし、ガバナーアームの二つの突起とホルダーの円孔の
両側のストッパー面で、デコンプカムのピンを両側から
保持するようにしたことにある。
【０００６】ガバナーアームの二つの突起は、略三角形
状で角部を円弧にしてあって、デコンプカムのピンの回
動の動きに合せるようにしてある。そして、ホルダーの
円孔の両側のストッパー面は、デコンプカムの回動範囲
の外側のストッパーとして、ピンを受止める。ホルダー
及びガバナーアームは、ロストワックス鋳造又は焼結合
金製にすることによって、二つの突起やストッパー面を
精度高く、デコンプカムのピンとの間に遊びが少いよう
に最少隙間に作ることができて、耐久性の高いものにで
きる。
状で角部を円弧にしてあって、デコンプカムのピンの回
動の動きに合せるようにしてある。そして、ホルダーの
円孔の両側のストッパー面は、デコンプカムの回動範囲
の外側のストッパーとして、ピンを受止める。ホルダー
及びガバナーアームは、ロストワックス鋳造又は焼結合
金製にすることによって、二つの突起やストッパー面を
精度高く、デコンプカムのピンとの間に遊びが少いよう
に最少隙間に作ることができて、耐久性の高いものにで
きる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１乃至図７によっ
て説明する。ホルダー１は、円板状で、一側に軸ピン２
を植設して、ガバナーアーム３の基端を軸着する。ガバ
ナーアーム３は、先端部に略三角形状で角部分を円弧状
にした二つの突起４を設けてある。ガバナーアーム３
は、ホルダー１との間にバネ５を張設し、バネ５に抗し
て遠心力で外側に拡がるようにしてあり、二つの突起４
が、ホルダー１に設けた二つの受片６に当るまでの範囲
で可動できる。ホルダー１の他側には円孔７を設けて、
デコンプカム８を軸支する。デコンプカム８には、横向
きにピン９を突設してあり、ピン９はガバナーアーム３
の二つの突起４の間に挿入してあって、二つの突起４の
動きで回動させる。ホルダー１の円孔７の外側には、ピ
ン９のストッパー面１０を設けてある。ピン９は、ガバ
ナーアーム３の二つの突起４とホルダー１のストッパー
面１０で、ピン９との隙間が少く、遊びが少いように保
っている。ホルダー１及びガバナーアーム３は、ロスト
ワックス鋳造又は焼結合金で作り、ホルダー１の軸ピン
２の植設孔と円孔７及び、ガバナーアーム３の軸ピン２
の孔を切削加工にすることによって、高い精度で遊びが
少く、小型で高精度のものにできる。
て説明する。ホルダー１は、円板状で、一側に軸ピン２
を植設して、ガバナーアーム３の基端を軸着する。ガバ
ナーアーム３は、先端部に略三角形状で角部分を円弧状
にした二つの突起４を設けてある。ガバナーアーム３
は、ホルダー１との間にバネ５を張設し、バネ５に抗し
て遠心力で外側に拡がるようにしてあり、二つの突起４
が、ホルダー１に設けた二つの受片６に当るまでの範囲
で可動できる。ホルダー１の他側には円孔７を設けて、
デコンプカム８を軸支する。デコンプカム８には、横向
きにピン９を突設してあり、ピン９はガバナーアーム３
の二つの突起４の間に挿入してあって、二つの突起４の
動きで回動させる。ホルダー１の円孔７の外側には、ピ
ン９のストッパー面１０を設けてある。ピン９は、ガバ
ナーアーム３の二つの突起４とホルダー１のストッパー
面１０で、ピン９との隙間が少く、遊びが少いように保
っている。ホルダー１及びガバナーアーム３は、ロスト
ワックス鋳造又は焼結合金で作り、ホルダー１の軸ピン
２の植設孔と円孔７及び、ガバナーアーム３の軸ピン２
の孔を切削加工にすることによって、高い精度で遊びが
少く、小型で高精度のものにできる。
【０００８】ホルダー１は、内燃機関のカムシャフト１
１に挿入し、ピン１２で回転方向に止め、サークリップ
１３で軸方向に止めて固定する。デコンプカム８は、カ
ムシャフト１１の排気カム１４の溝１５まで延してあ
り、切欠き１６が排気カム１４の摺動面より下にあり、
切欠き１６が溝から外れるとデコンプカム８が排気カム
１４面から突出して排気側のロッカーアーム１７を押上
げてデコンプさせる。カムシャフト１１は、芯孔１８か
ら横孔１９を通して、溝１５に潤滑オイルを送ってお
り、デコンプカム８は、十分に潤滑されて耐久性のある
ものにできる。
１に挿入し、ピン１２で回転方向に止め、サークリップ
１３で軸方向に止めて固定する。デコンプカム８は、カ
ムシャフト１１の排気カム１４の溝１５まで延してあ
り、切欠き１６が排気カム１４の摺動面より下にあり、
切欠き１６が溝から外れるとデコンプカム８が排気カム
１４面から突出して排気側のロッカーアーム１７を押上
げてデコンプさせる。カムシャフト１１は、芯孔１８か
ら横孔１９を通して、溝１５に潤滑オイルを送ってお
り、デコンプカム８は、十分に潤滑されて耐久性のある
ものにできる。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は上述の
ように構成したので、ガバナーアーム３の二つの突起４
とホルダー１の円孔７の両側のストッパー面１０で、デ
コンプカム８のピン９を両側から挟むようにでき、ホル
ダー１及びガバナーアーム３をロストワックス製などに
することによって、二つの突起４をピン９の動きに沿わ
せることができ、円孔７の両側のストッパー面１０の位
置も精度高いものにできてピン９の遊びを少くできる。
又、カムシャフト１１のデコンプカム８を挿入した溝１
５には、十分な潤滑オイルが送られて、デコンプカム８
が潤滑オイルに浮いているような状態になり、耐久性の
高いものにできる。
ように構成したので、ガバナーアーム３の二つの突起４
とホルダー１の円孔７の両側のストッパー面１０で、デ
コンプカム８のピン９を両側から挟むようにでき、ホル
ダー１及びガバナーアーム３をロストワックス製などに
することによって、二つの突起４をピン９の動きに沿わ
せることができ、円孔７の両側のストッパー面１０の位
置も精度高いものにできてピン９の遊びを少くできる。
又、カムシャフト１１のデコンプカム８を挿入した溝１
５には、十分な潤滑オイルが送られて、デコンプカム８
が潤滑オイルに浮いているような状態になり、耐久性の
高いものにできる。
【図１】本発明の実施例を示すホルダーのデコンプカム
不使用時の正面図である。
不使用時の正面図である。
【図２】本発明の実施例を示すホルダーのデコンプカム
使用時の正面図である。
使用時の正面図である。
【図３】本発明の実施例を示すカムシャフトに取付けた
要部縦断面図である。
要部縦断面図である。
【図４】本発明の実施例を示すカムシャフトの側面図で
ある。
ある。
【図５】本発明の実施例を示す側面図である。
【図６】本発明の実施例を示す平面図である。
【図７】本発明を使用する内燃機関の要部縦断面図であ
る。
る。
１ ホルダー ２ 軸ピン ３ ガバナーアーム ４ 突起 ７ 円孔 ８ デコンプカム ９ ピン １０ ストッパー面
Claims (1)
- 【請求項１】 円板状のホルダーの一側に植設した軸ピ
ンにガバナーアームを軸着し、ホルダーの他側の円孔に
デコンプカムを軸着し、デコンプカムのピンをガバナー
アームの先端部の略三角形状で角部を円弧にした二つの
突起で回動するようにし、ガバナーアームの二つの突起
とホルダーの円孔の両側のストッパー面で、デコンプカ
ムのピンを両側から保持するようにしたことを特徴とす
る内燃機関の始動負荷軽減装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06543193A JP3360344B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 内燃機関の始動負荷軽減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06543193A JP3360344B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 内燃機関の始動負荷軽減装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06280531A true JPH06280531A (ja) | 1994-10-04 |
| JP3360344B2 JP3360344B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=13286913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06543193A Expired - Fee Related JP3360344B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 内燃機関の始動負荷軽減装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3360344B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006342794A (ja) * | 2005-05-10 | 2006-12-21 | Hitachi Ltd | 内燃機関の動弁装置 |
| JP2020063728A (ja) * | 2018-10-19 | 2020-04-23 | スズキ株式会社 | デコンプ装置を備えた動弁機構 |
| JP2020063727A (ja) * | 2018-10-19 | 2020-04-23 | スズキ株式会社 | デコンプ装置 |
-
1993
- 1993-03-24 JP JP06543193A patent/JP3360344B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006342794A (ja) * | 2005-05-10 | 2006-12-21 | Hitachi Ltd | 内燃機関の動弁装置 |
| JP4553854B2 (ja) * | 2005-05-10 | 2010-09-29 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関の動弁装置 |
| JP2020063728A (ja) * | 2018-10-19 | 2020-04-23 | スズキ株式会社 | デコンプ装置を備えた動弁機構 |
| JP2020063727A (ja) * | 2018-10-19 | 2020-04-23 | スズキ株式会社 | デコンプ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3360344B2 (ja) | 2002-12-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
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