JPH0619762Y2 - Dohcエンジンの動弁装置 - Google Patents

Dohcエンジンの動弁装置

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JPH0619762Y2
JPH0619762Y2 JP8710188U JP8710188U JPH0619762Y2 JP H0619762 Y2 JPH0619762 Y2 JP H0619762Y2 JP 8710188 U JP8710188 U JP 8710188U JP 8710188 U JP8710188 U JP 8710188U JP H0619762 Y2 JPH0619762 Y2 JP H0619762Y2
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JP
Japan
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rocker arm
pivot
cam
valve
valve operating
Prior art date
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JP8710188U
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English (en)
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JPH0213104U (ja
Inventor
正美 西田
皓二 浅海
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、シリンダヘッド上に2本のカムシャフトを
備えたDOHCエンジンの動弁装置に関する。
(従来技術) 従来、上述例のDOHC(ダブル・オーバヘッド・カム
シャフト)エンジンの動弁装置としては、例えば実開昭
60−185003号公報に記載の装置がある。
すなわち、ロッカアームの背面側に当接するカムと、シ
リンダボア中央部分に形成されたプラグホールとの間
に、ロッカアームの揺動支点となるピボットを配置した
装置である。
上述のボアセンタ側にピボットを配置したDOHCエン
ジンにおいては、点火プラグを挿入するためのプラグホ
ールを確保する必要があるため、上述のピボット軸芯線
を充分に傾斜させることができない。
この結果、上述のカムによるリフト開始時点からロッカ
アームとピボットとの接触が点接触となり、ロッカアー
ムのピボット側へのスラスト力によりこれら両者の当接
部に異常摩耗が生ずる問題点があった。
このような問題点を解決するために、従来、例えば第3
図に示す如く、ロッカアーム41の背面側に当接するカ
ム42と、シリンダボア中央部分に形成されたプラグホ
ールとの間に、ロッカアーム41の揺動点となるピボッ
トを配置した装置において、上述のロッカアーム41と
ピボットとの当接面においてロッカアーム41側の球面
43の曲率中心を第3図の中心点R3,R4として、該
球面43のラジアス(radius.半径の意)をピボットの
ラジアスよりも大きく設定して、これら両者を円形の線
接触にし、スラスト力Fによる摩耗を緩和すべく構成し
た動弁装置がある。
しかし、この動弁装置においては、ロッカアーム41と
ピボットとが当接する接触円C2の垂線P2が、ピボッ
ト軸芯線S2と一致する関係上、ロッカアーム41のピ
ボット側へのスラスト力Fの発生方向と接触円C2とが
平行になり、同図のA部に荷重が集中するため、ロッカ
アーム41とピボットとの当接部に偏摩耗が生ずる問題
点を有していた。
(考案の目的) この考案は、ピボット軸芯線を従来例のもの以上に傾斜
させることなく、上述の接触円全体でスラスト力を受け
ることができて、プラグホールのスペース確保と、ロッ
カアームおよびピボットの当接部の偏摩耗防止との両立
を図ることができるDOHCエンジンの動弁装置の提供
を目的とする。
(考案の構成) この考案は、カム軸方向からみて、ロッカアームの背面
側に当接するカムと、シリンダボア中央部分に形成され
たプラグホールとの間に、上記ロッカアームの揺動支点
となるピボットを配置すると共に、上記ロッカアームと
上記ピボットとの当接部において上記ロッカアーム側の
球面ラジアスが大きく設定されたDOHCエンジンの動
弁装置において、カム軸方向からみて、上記当接部にお
ける上記ロッカアームと上記ピボットとの当接する接触
円の垂線が、バルブ閉弁状態においてピボット軸芯に対
しカム側に傾斜するよう上記ロッカアームの球面ラジア
ス中心位置を設定したDOHCエンジンの動弁装置であ
ることを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、上述の接触円の垂線をピボット軸芯
に対してカム側に傾斜させているので、上述の接触円は
ロッカアームのピボット側へのスラスト力の発生方向と
交差する。
このため、上述のスラスト力を接触円の全体でほぼ均一
に受けることができる。
したがって、ピボット軸芯線を従来例のもの以上に傾斜
させる必要がなく、プラグホールスペース確保と上述の
当接部の偏摩耗防止との両立を図ることができる効果が
ある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はDOHCエンジンの動弁装置を示し、第1図にお
いて、この動弁装置1は、シリンダヘッド2の所定部に
配設したハイドロラッシュアジャスタ3,3におけるプ
ランジャ4,4の上端のピボット5,5を支点として可
動するロッカアーム6,6を設け、これらロッカアーム
6,6の中間部にローラ軸7,7を介してローラ8,8
を配設し、これらのローラ8,8をカム軸9,9に嵌合
したカム10,10で操作することにより、ロッカアー
ム6,6他端のバルブ当接部11,11で吸気弁12お
よび排気弁13をそれぞれのバルブステム14,15を
介して開閉操作すべく構成している。
また、上述の各バルブステム14,15は、シリンダヘ
ッド2の所定部にバルブガイド16,16を介して配設
したステムで、これらのバルブステム14,15の上端
には分割コレット17,17を介してスプリングリテー
ナ18,18を嵌合し、シリンダヘッド2側に配設した
バネ座19,19と上述のスプリングリテーナ18,1
8下面との間にはそれぞれバルブスプリング20,20
を張架している。
ここで、上述のハイドロラッシュアジャスタ3,3は、
ロッカアーム6,6の背面側、詳しくはローラ8,8に
当接するカム10,10と、シリンダボア中央部分に形
成されたプラグホール21との間に配置している。
そして、上述のプラグホール21を中心として一側に2
つの吸気弁12,12を、他側に2つの排気弁13,1
3を配設し、吸気2弁、排気2弁タイプのエンジンを構
成する。
ところで、上述のロッカアーム6と、ハイドロラッシュ
アジャスタ3の上端のピボット5との当接部は、第2図
に示す如く、上述のロッカアーム6側の球面22のラジ
アスがピボット5のラジアスよりも大きくなるように設
定している。
すなわち、第2図において球面22の曲率中心をセンタ
から左右にオフセットされた中心点R1,R2とするこ
とで、該球面22のラジアスをピボット5のラジアスよ
り大きく設定して、これら両者5,22を円形状に線接
触すべく構成している。
しかも、上述のカム軸9方向からみて、上述の当接部に
おけるロッカアーム6の球面22とハイドロラッシュア
ジャスタ3のピボット5との当接する接触円C1の中心
を通る垂線P1が、バルブ閉弁状態においてピボット5
を含むハイドロラッシュアジャスタ3の軸芯線S1に対
してカム10側に所定角度θだけ傾斜するように、上述
のロッカアーム6における球面22のラジアス中心点R
1,R2の位置を設定している。
このように、上述の接触円C1の垂線P1をピボット軸
芯線S1に対してカム10側に傾斜させているので、リ
フト開始時点から発生するロッカアーム6のピボット5
側へのスラスト力Fに対して、上述の接触円C1が交差
し、このため、上述のスラスト力Fを接触円C1の全体
でほぼ均一に受けることができる。
なお、上述のスラスト力Fはリフト開始時点から順次大
となり、弁全開直前の時に最大となるが、バルブ閉弁状
態において上述の角度θを得るように設定しているの
で、リフト開始時点からのスラスト荷重を上述の接触円
C1の全体でほぼ均一に受けることができる。
この結果、ピボット軸芯線S1の傾斜を従前と同様の傾
斜に設定した状態で、プラグホール21のスペース確保
と上述の当接部の偏摩耗防止との両立を図ることができ
る効果がある。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案のピボットは、実施例のハイドロラッシュアジ
ャスタ3におけるプランジャ4上部のピボット5に対応
し、 以下同様に、 ピボット軸芯は、ピボット軸芯線S1に対応し、ロッカ
アーム6の球面ラジアス中心は、中心点R1,R2に対
応し、 バルブは、吸気弁12に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
例えば実施例で示したローラフォロアタイプのロッカア
ーム6に代えて、カム10との当接部にチップを配設し
たロッカアームを用いてもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図はDOHCエンジンの動弁装置を示す縦断面図、 第2図は第1図の要部拡大図、 第3図は従来の動弁装置を示す説明図である。 5…ピボット、6…ロッカアーム 9…カム軸、10…カム 12…吸気弁、21…プラグホール 22…球面、C1…接触円 P1…垂線、S1…ピボット軸芯線 R1,R2…中心点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カム軸方向からみて、ロッカアームの背面
    側に当接するカムと、 シリンダボア中央部分に形成されたプラグホールとの間
    に、上記ロッカアームの揺動支点となるピボットを配置
    すると共に、上記ロッカアームと上記ピボットとの当接
    部において上記ロッカアーム側の球面ラジアスが大きく
    設定されたDOHCエンジンの動弁装置において、 カム軸方向からみて、上記当接部における上記ロッカア
    ームと上記ピボットとの当接する接触円の垂線が、バル
    ブ閉弁状態においてピボット軸芯に対しカム側に傾斜す
    るよう上記ロッカアームの球面ラジアス中心位置を設定
    した DOHCエンジンの動弁装置。
JP8710188U 1988-06-30 1988-06-30 Dohcエンジンの動弁装置 Expired - Lifetime JPH0619762Y2 (ja)

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JPH0213104U JPH0213104U (ja) 1990-01-26
JPH0619762Y2 true JPH0619762Y2 (ja) 1994-05-25

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JP2005133558A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Koyo Seiko Co Ltd ロッカアーム
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JP2009197790A (ja) * 2008-01-23 2009-09-03 Ntn Corp アーム式動弁装置

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