JP2646640B2 - 内燃エンジンの動弁システム - Google Patents

内燃エンジンの動弁システム

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JP2646640B2
JP2646640B2 JP8069988A JP8069988A JP2646640B2 JP 2646640 B2 JP2646640 B2 JP 2646640B2 JP 8069988 A JP8069988 A JP 8069988A JP 8069988 A JP8069988 A JP 8069988A JP 2646640 B2 JP2646640 B2 JP 2646640B2
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valve
spring
engine
internal combustion
combustion engine
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修治 長野
紀行 宮村
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、内燃エンジンの動弁システムに関する。
(従来の技術) 内燃エンジンのの動弁システムにおけるバルブ・スプ
リングは、吸気バルブや排気バルブを閉じる向きに付勢
するものであって、バルブの重量や形状等の仕様に合わ
せて最適なばね定数が選択される。例えば、一つの気筒
に吸気バルブが2個,排気バルブが1個設けられている
ような場合、個々の吸気バルブは小さく軽いのでそれに
見合ったばね定数のバルブ・スプリングを選択され、排
気バルブは大きく且つ重くなるので、これに見合ったば
ね定数のバルブ・スプリングを選択しなければならな
い。特に、エンジンの拘束回転の追従性を良くしようと
すると、バルブ・スプリングは、それぞれのバルブの仕
様に応じて、最適なばね定数のものが選択される。従
来、バルブ・スプリングの強化すなわち荷重増大に対処
する一つの手段としては、スプリングの平均直径を変え
ている。
(発明が解決しようとする課題) 荷重増大に対処するためにバルブ・スプリングの平均
直径を、仕様の違う吸気バルブと排気バルブとで異なら
せると、当該スプリングの両端部が係合されるバルブ・
スプリング・リテーナやスプリング・シートの形状まで
異ならせる必要がある。換言すると、それぞれのバルブ
・スプリングの内径に合せた形状のスプリング・リテー
ナやスプリング・シートを用意しなければならず、動弁
系の部品点数が多くなり、コスト高となる問題がある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決した動弁システムの提供を
目的としていて、重量又は形状等の仕様が互いに異なる
第1,第2のエンジン・バルブと、上記第1のエンジン・
バルブを付勢する第1バルブ・スプリングと上記第2の
エンジン・バルブを付勢する第2のバルブ・スプリング
とを備えた内燃エンジンにおいて、上記第1バルブ・ス
プリングと上記第2バルブ・スプリングとは、それぞれ
の端部の内径を互いに等しく設定すると共に、素線径又
は有効巻き数等のばね定数決定要素のうちの少なくとも
一つを互いに異ならせて、上記エンジン・バルブのそれ
ぞれの仕様に適合したばね定数に設定し、上記各バルブ
・スプリングの端部が係合するスプリング・リテーナ又
はスプリング・シートの形状を互いに共通化したことを
特徴とする。
(作用) 第1,第2のエンジン・バルブの仕様に適合するばね定
数に設定された第1,第2バルブ・スプリングは、共通部
品化されたバルブ・スプリング・リテーナやスプリング
・シートに係合される。
(実施例) 以下、図示の実施例に基づいて本発明を詳細に説明す
る。
第2図は、センタ・ピボット・タイプの動弁システム
の一例を示しているが、本発明はエンド・ピボット・タ
イプ等の他のタイプの動弁システムへも適用できること
勿論である。第2図において、第1のエンジン・バルブ
としての排気バルブ1のステム・ヘッド1aには、コッタ
ー等を用いた周知の連結手段によってバルブ・スプリン
グ・リテーナ2が固定されている。シリンダ・ヘッド3
には、スプリング・シート4が設けられている。バルブ
・スプリング・リテーナ2とスプリング・シート4の間
には、第1のエンジン・バルブを付勢する第1バルブ・
スプリング5が弾装されている。
重量や形状等の仕様が排気バルブ1のそれと異なる第
2のエンジン・バルブとしての吸気バルブ5のステム・
ヘッド5aには、バルブ・スプリング・リテーナ6が設け
られている。シリンダ・ヘッド3には、スプリング・シ
ート7が設けられている。バルブ・スプリング・リテー
ナ7とスプリング・シート8との間には、第2のエンジ
ン・バルブを付勢する第2バルブ・スプリング9が弾装
されている。
各バルブ1,6のステム・ヘッドには、ロッカ・アーム1
0,11のそれぞれの一端、図示の例の場合、アジャスト・
スクリュー10a,11aの接触端部が当接させられている。
ロッカ・アーム10,11の他端は、それぞれカム・シャフ
ト12に当接させられている。ロッカ・アームとしては、
ローラを備えたものであってもよい。また、動弁系とし
ては、ロッカ・アーム方式に限定されるものでもない。
排気バルブ1を付勢する第1バルブ・スプリング5
と、吸気バルブ6を付勢する第2バルブ・スプリング9
とは、第1図に示すように、それぞれの内径dが等しく
なるように形成されている。従って、各バルブ・スプリ
ングの一端を支持するバルブ・スプリング・リテーナ2
と同7は、同一形状であって、部品が共通化されてい
る。また、各バルブ・スプリングの他端を受けるスプリ
ング・シート4と同8も同一形状であって部品の共通化
が実現されている。
そして、例えば吸気バルブ6が2個(又は3個)設け
られ、排気バルブ1が1個(又は2個)設けられている
動弁システムであるとすると、排気バルブ1の荷重が大
きいので、第1バルブ・スプリング5はこれを強化する
必要がある。例えば、その内径を第2バルブ・スプリン
グ9の内径dと同一として、そのスプリング線材の直径
を大きくする。素線径が大きくなることによって、スプ
リングの外径は大きくなるが、内径が他のスプリングと
同一であるから、その両端部に係合される部品は共通部
品化されたものを用いることができる。
バルブ・スプリングのばね定数の設定には、素線径の
大小だけではなく、有効巻き数等他のばね定数決定要素
も含まれる。従って、各のバルブの仕様に適合するバル
ブ・スプリングのばね定数は、これらばね定数決定要素
の少なくとも一つを互いに異ならせることによって変え
る。この場合にも、その内径は、共通化したバルブ・ス
プリング・リテーナやスプリング・シートの形状に合せ
た同一径が選択されること勿論である。
また、第1・第2バルブ・スプリングの内径を同一に
すると、仕様が同じであれば、同一型式のエンジンの動
弁システムに限ることなく異なる型式のエンジンの動弁
システムにも、このスプリングやリテーナ,シートの適
用が可能である。この場合、異なる型式のエンジンの動
弁システムに設けるバルブ・スプリング・リテーナやス
プリング・シートが共通化できることになり、大幅なコ
ストダウンが実現できる。
(発明の効果) 以上のように、本発明の内燃エンジンの動弁システム
によれば、ばね定数に拘らず、その端部の内径を等しく
したバルブ・スプリングを用いるので、当該スプリング
の端部を係合するバルブ・スプリング・リテーナやスプ
リング・シートを共通部品化でき、動弁システムの大幅
なコスト・ダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の動弁システムに用いられるバルブ・ス
プリングの一例を示す縦断面図、第2図は本発明の一実
施例を示す内燃エンジンの動弁システムの要部断面図で
ある。 1……第1のエンジン・バルブとしての排気バルブ、2,
7……バルブ・スプリング・リテーナ、4,8……スプリン
グ・シート、5……第1バルブ・スプリング、6……第
2のエンジン・バルブとしての吸気バルブ、9……第2
バルブ・スプリング。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量又は形状等の仕様が互いに異なる第1,
    第2のエンジン・バルブと、上記第1のエンジン・バル
    ブを付勢する第1バルブ・スプリングと上記第2のエン
    ジン・バルブを付勢する第2のバルブ・スプリングとを
    備えた内燃エンジンにおいて、 上記第1バルブ・スプリングと上記第2バルブ・スプリ
    ングとは、それぞれの端部の内径が互いに等しく設定さ
    れると共に、素線径又は有効巻き数等のばね定数決定要
    素のうちの少なくとも一つを互いに異ならせて、それぞ
    れのエンジン・バルブの仕様に適合したばね定数に設定
    され、 且つ上記各バルブ・スプリングの端部が係合するバルブ
    ・スプリング・リテーナ又はスプリング・シートのそれ
    ぞれの形状が互いに共通化されていることを特徴とする
    内燃エンジンの動弁システム。
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JPH01253514A JPH01253514A (ja) 1989-10-09
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