JP3295128B2 - エンジンの動弁装置 - Google Patents

エンジンの動弁装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの動弁装置に関
するものである。
【0002】
【従来技術】最近のエンジン、特に自動車用エンジンに
おいては、吸気弁開閉駆動用のカムシャフトと排気弁開
閉駆動用のカムシャフトとを別個独立して有するいわゆ
るDOHC式のものが多くなっている。このDOHC式
のエンジンのなかには、弁リフトを大きくする等の観点
から、特開平2−30908号公報に示すように、吸気
弁と吸気弁用カムシャフトとの間に吸気弁用ロッカア−
ムを介在させ、排気弁と排気弁用カムシャフトとの間に
排気弁用ロッカア−ムを介在させたものがある。
【0003】ロッカア−ムは、エンジン幅方向にかなり
長く伸びる部材とされる関係上、両方のロッカア−ムを
吸気弁の弁軸線と排気弁の弁軸線との間に介在させるこ
とはむずかしくなる。このため、上記公報に示されるよ
うに、各ロッカア−ムは、対応する弁からシリンダ軸線
より離れる方向に伸ばして配置される。すなわち、吸気
弁用ロッカア−ムの揺動中心は、吸気弁の弁軸線を境に
して、シリンダ軸線から離れる方向に位置される一方、
排気弁用ロッカア−ムの揺動中心は、排気弁の弁軸線を
境にしてシリンダ軸線から離れる方向に位置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各ロッ
カア−ムを前述のように配置した場合、シリンダヘッド
部分の幅がかなり大きくなってしまい、エンジンのコン
パクト化を図る上で好ましくないものとなる。
【0005】したがって、本発明の目的は、吸気弁用ロ
ッカア−ムと排気弁用ロッカア−ムの配置を工夫して、
シリンダヘッド部分の幅をより小さくできるようにした
エンジンの動弁装置を提供するこにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明(請求項1の発明)にあっては次のような構
成としてある、すなわち、シリンダ軸線を基準として左
右方向の一方側に複数の吸気弁を配置させ、該シリンダ
軸線を基準として左右方向の他方側に複数の排気弁を配
置させ、前記各吸気弁を吸気弁用カムシャフトにより吸
気弁用ロッカア−ムを介して開閉駆動し、前記各排気弁
を排気弁用カムシャフトにより排気弁用ロッカア−ムを
介して開閉駆動するようにしたエンジンの動弁装置にお
いて、前記吸気弁の弁軸線と前記排気弁の弁軸線とのう
ち一方の全ての弁軸線が他方の全ての弁軸線に比して、
シリンダ軸線に対する傾斜角度が小さくなるように設定
され、前記傾斜角度が小さくされた一方の各弁軸線に対
応したロッカア−ムの揺動中心が、該一方の各弁軸線を
境としてシリンダ軸線と反対側に位置され、前記他方の
各弁軸線に対応したロッカア−ムの揺動中心が、該他方
の各弁軸線を境としてシリンダ軸線に近い側に位置され
ている構成としてある。
【0007】前記請求項1の好ましい態様としては、請
求項2以下の記載の通りとなる。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、シリンダ軸線
に対する傾斜角度が小さくて起立状態にある一方の弁軸
線の全ての弁については、当該一方の各弁軸線を境にし
て、シリンダ軸線とは反対側に大きな配置スペ−スが形
成されるので、このスペ−スを利用してロッカア−ムが
配置される。また、他方の弁軸線に対応した全ての弁に
ついては、当該他方の各弁軸線とシリンダ軸線との間に
大きな配置スペ−スが形成されるので、このスペ−スに
ロッカア−ムが配置される。これにより、全体としてシ
リンダヘッド部分の幅をより小さくすることが可能にな
る。
【0012】請求項2の発明によれば、吸気3弁式のエ
ンジンにおいても、3つの吸気弁のうちクランク軸方向
中間部に位置する1つの吸気弁の弁軸線を、ほぼシリン
ダ軸線と平行となるように設定し、吸気弁用ロッカアー
ムと3つの吸気弁との各当接位置を、シリンダ軸線から
略同一距離とすることに基づき、シリンダヘッド部分の
幅を小さくすることができる。
【0013】請求項3の発明によれば、シリンダヘッド
のVバンク中央空間へのはみ出しを極力抑制して、Vバ
ンク中央空間を広く確保し、吸気マニホルドの配設スペ
−ス確保等の点で有利となる。
【0014】請求項4の発明によれば、前記請求項3の
作用効果に加えて、Vバンク中央空間に配置される吸気
マニホルド等の部材に干渉することなく調整ねじへの接
近が容易となる。
【0015】
【0016】
【実施例】図1において、エンジン1は、互いにV型を
なす左右一対のバンク2R、2Lを有するV型エンジン
とされ、より具体的には各バンク2R、2L毎に直列に
3つの気筒を有するV型6気筒エンジンとされている。
各バンク2R、2Lの動弁機構は、左右対称に形成され
ているので、右バンク2Rに着目して動弁装置を説明す
ることとする。
【0017】図2は、右バンク2Rについての動弁装置
を示している。この図2において、11は吸気弁、12
は吸気ポ−ト、13は吸気弁用ロッカア−ム、14は吸
気弁用カムシャフトであり、吸気弁11はロッカア−ム
13を介してカムシャフト14によって開閉駆動され
る。また、21は排気弁、22は排気ポ−ト、23は排
気弁用ロッカア−ム、25は排気弁用カムシャフトであ
り、排気弁21は、ロッカア−ム23を介してカムシャ
フト24によって開閉駆動される。
【0018】吸気弁11の弁軸線が符号L1で示され、
排気弁21の弁軸線が符号L2で示され、シリンダ軸線
が符号L3で示されている。吸気弁11の弁軸線L1と
シリンダ軸線L3とのなす傾斜角度がθ1で示され、排
気弁21の弁軸線L2とシリンダ軸線L3とのなす傾斜
角度が符号θ2で示されている。
【0019】実施例では、θ1<θ2として設定され
て、弁軸線L1が特許請求の範囲における一方の弁軸線
を構成し、弁軸線L2が特許請求の範囲における他方の
弁軸線を構成している。
【0020】吸気弁用ロッカア−ム13の揺動中心が符
号O1で示され、排気弁用ロッカア−ム23の揺動中心
が符号O2で示されている。吸気弁用ロッカア−ム13
の揺動中心O1は、弁軸線L1を境にして、シリンダ軸
線L3とは反対側に位置されている。これに対して、排
気弁用ロッカア−ム23の揺動中心O2は、弁軸線L2
を境にして、シリンダ軸線L3と近い側に位置されてい
る。換言すれば、シリンダ軸線L3を中心にしてシリン
ダヘッド3の幅を左右ほぼ等しく設定した場合、吸気弁
側においては、吸気弁11よりもシリンダヘッド外方側
に大きなスペ−スS1が形成される一方、排気弁21側
においては排気弁21よりもシリンダ軸線L3側に大き
なスペ−スS2が形成される。そして、上記スペ−スS
1に吸気弁用ロッカア−ム13が配置され、スペ−スS
2に排気弁用ロッカア−ム23が配置される。
【0021】各ロッカア−ム13、23に対しては、隙
間調整機構LA1あるいはLA2が組込まれている。吸
気弁11用の隙間調整機構LA1は、偏心ブッシュ31
と調整ねじ32とを有する。偏心ブッシュ31は、断面
円形の孔を有する筒部31aと、筒部31aと一体成形
されると共に外周円形の保持部31bとを有する。偏心
ブッシュ31は、筒部31a内に嵌挿された保持軸33
を介して、シリンダヘッド3に回動自在に保持され、そ
の回動中心が符号H1で示されている。また、保持部3
1b外周にロッカア−ム13が嵌合されて、保持部31
bの中心が、ロッカア−ム13の揺動中心O1を構成す
る。したがって、偏心ブッシュ31を中心H1回りに回
動させることによって、ロッカア−ム13と吸気弁11
(の弁軸)との隙間が調整されることになる。
【0022】調整ねじ32は、シリンダヘッド3に形成
された保持部3aに螺合されており、調整ねじ32の一
端は、偏心ブッシュ31の筒部31aから径方向に突出
形成された爪部31cに当接可能に臨まされている。調
整ねじ32の他端は、ドライバ等の回転工具が係合され
る係合部32aが形成されている。そして、調整ねじ3
2は、その係合部32aが上方に位置した状態で、シリ
ンダ軸線L3とほぼ平行となるように上下方向に伸ばし
て配置されている。上述のような隙間調整機構LA1
は、弁軸線L1よりも、ロッカア−ム13の揺動中心O
1に近い位置、すなわち弁軸線L1を境にしてシリンダ
軸線L3とは反対側に位置されている。
【0023】排気弁21用の隙間調整機構LA2も、吸
気弁用隙間調整機構LA1と同様に構成されているの
で、対応する構成要素には同一符号を付してその重複し
た説明は省略する。ただし、排気弁用隙間調整機構LA
2は、弁軸線L2を境にしてシリンダ軸線L3に近い側
に位置され、しかもその調整ねじ32は、上方に向かう
につれてシリンダ軸線L3に近づくように傾斜して配置
されている。ただし、筒部31aの中心は符号H2で示
してある。
【0024】なお、図2において、符号15、25はリ
タ−ンスプリング、16、26はロッカア−ム13ある
いは23に設けられたロ−ラである。
【0025】図3、図4に示すように、実施例では、1
つの気筒に対して3つの吸気弁と2つの排気弁とを有す
るものとして構成されている。3つの吸気弁を符号11
A、11B、11Cによって区別して示し、2つの排気
弁を符号21A、21Bによって区別して示す。3つの
吸気弁11A〜11C同士はクランク軸方向に隔置して
配置され、2つの排気弁21A、21Bもクランク軸方
向に隔置して配置されている。
【0026】2つの排気弁21A、21Bおよびこれに
対応した動弁機構は、図2に示すのと同じように構成さ
れている。これに対して、3つの吸気弁11A〜11C
においては、クランク軸方向各端部に位置する2つの吸
気弁11A、11Cおよびこれに対応した動弁機構は図
2示すのと同様に構成されているが、まん中に位置する
吸気弁11Bのみは、その弁軸線がシリンダ軸線L3と
ほぼ平行になるように構成されている点において異なる
(図2一点鎖線で示す吸気弁11B参照)。
【0027】また、吸気弁用カムシャフト14をシリン
ダヘッド3に保持するための取付キャップが符号41
で、また排気弁用カムシャフト24をシリンダヘッド3
に保持するための取付キャップが符号42で示されてい
る。取付キャップ41は一対のボルト43によってシリ
ンダヘッド3に固定され、取付キャップ42も一対のボ
ルト44によってシリンダヘッド3に固定されている。
【0028】各一対のボルト43同士あるいは44同士
は、それぞれシリンダヘッド3の幅方向に隔置されてい
る。そして、排気弁側の取付キャップ42用の一対のボ
ルト44同士は、クランク軸方向同位置に位置するよう
にすなわちオフセットなしで配置されている。これに対
して、吸気弁側の取付キャップ41用の一対のボルト4
3同士は、互いにクランク軸方向にオフセットされた位
置に設定されている。そして、取付キャップ41そのも
のも、クランク軸方向一端部側の面には切欠き部41a
が形成される一方、クランク軸方向他端部側には切欠部
が形成されないものとなっている。排気弁側の取付キャ
ップ42には切欠部41aに相当するものが何等形成さ
れていない。
【0029】吸気弁側における取付キャップ41の切欠
部41aは、隙間調整機構LA1の調整ねじ32をクラ
ンク軸方向にオフセットして配置する関係上形成されて
いるものである。すなわち、3つの吸気弁11A〜11
Cに対応したロッカア−ム13A〜13Cの側面のう
ち、切欠部41aが形成されている側にオフセットして
調整ねじ32(およびこれを保持する保持部3a)が位
置されている。
【0030】2つの排気弁用隙間調整機構LA2は、2
つの排気弁21A、21Bをクランク軸方向両側から挟
むように配置されて、点火プラグ(の取付孔を符号71
で示してある)と干渉することなく、容易に調整ねじ3
2に接近し得るようにされている。
【0031】ここで、実施例では、3つの吸気弁11A
〜11C用のロッカア−ム13を符号13A〜13Cで
区別して示してあり、このうちロッカア−ム13Aと1
3Bとは吸気タイミング可変式とされる関係上、ハイリ
フト用とロ−リフト用とで適宜使い分けされるようにな
っている(ロッカア−ム13Cについてはこの使い分け
なし)。同様に、2つの排気弁用ロッカア−ム23も符
号23Aと23Bとで区別して示してあり、このロッカ
ア−ム23A、23Bも排気タイミング可変式とされて
いる。
【0032】可変バルブタイミングの点について、ロッ
カア−ム13Aに着目して説明すると次の通りである。
先ず、ロッカア−ム13Aは、ロ−リフト用ア−ム61
と、該ロ−リフトア−ム61に対して油圧作動等により
係脱されるハイリフト用ア−ム62とを有し、吸気弁1
1Aは常時ロ−リフト用ア−ム61と係合されている。
そして、ハイリフト用ア−ム62がロ−リフト用ア−ム
61に係合、一体化された際、ハイリフト用ア−ム62
に対応したバルブタイミングとされ、この係合が解除さ
れるとロ−リフトア−ム61に対応したバルブタイミン
グとされる。
【0033】ロッカア−ム13Bについても同様であ
り、また排気弁用のロッカア−ム23A、23Bについ
ても同様であり、そのロ−リフトア−ムを符号61で、
またハイリフトア−ムを符号62で示してその重複した
説明は省略する。
【0034】図5には、カムシャフト14、24の潤滑
と、ロッカア−ム13、23の潤滑とを行なうための潤
滑経路を示しており、図2の状態を簡略化して示したも
のとなっている。すなわち、潤滑油は、経路81により
シリンダヘッド3内を上方へ立上がった後、経路82を
経て吸気弁用カムシャフト14の軸受部分へ供給され、
その後経路83を経て吸気弁用ロッカア−ム13(偏心
ブッシュ31部分)へ供給される。
【0035】上記経路81からの潤滑油は、経路84を
経て排気弁用カムシャフト24側へ向けて移動された
後、下方へ伸びる経路85から排気弁用ロッカア−ム2
3(の偏心ブッシュ32)へ供給されると共に、この経
路85から分岐された経路86を経て排気弁用カムシャ
フト24の軸受部分に供給される。
【0036】再び図1において、左右のバンク2R、2
L共に、吸気弁11がVバンク中央空間側に位置して、
吸気ポ−ト12が当該Vバンク中央空間に開口されるよ
うに設定されている。
【0037】以上実施例について説明したが、排気弁2
1の弁軸線L2の傾斜角θ2を吸気弁11の弁軸線L1
の傾斜角θ1よりも小さく設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明をV型エンジンに適用した場合の
一例を示す一部断面正面図。
【図2】図2は図1に示す右バンクのシリンダヘッド部
分の様子を詳細に示す断面図。
【図3】図3は図2に示すシリンダヘッドの上面図で、
カムシャフトとロッカア−ムとを省略して描いてある。
【図4】図4は図3の要部拡大図。
【図5】図5は潤滑経路の設定例を示す簡略系統図。
【符号の説明】
1:エンジン 2R:右バンク 2L:左バンク 3:シリンダヘッド 11:吸気弁 13:吸気弁用ロッカア−ム 14:吸気弁用カムシャフト 21:排気弁 23:排気弁用ロッカア−ム 24:排気弁用カムシャフト 31:偏心ブッシュ 32:調整ねじ 33:保持軸 L1:吸気弁の弁軸線 L2:排気弁の弁軸線 L3:シリンダ軸線 θ1:傾斜角度(吸気弁) θ2:傾斜角度(排気弁) O1:揺動中心(吸気弁用ロッカア−ム) O2:揺動中心(排気弁用ロッカア−ム) H1:中心(吸気弁用偏心ブッシュ) H2:中心(排気弁用偏心ブッシュ) LA1:隙間調整機構(吸気弁用) LA2:隙間調整機構(排気弁用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 1/26 F01L 1/00 F01L 1/12 F01L 1/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ軸線を基準として左右方向の一方
    側に複数の吸気弁を配置させ、該シリンダ軸線を基準と
    して左右方向の他方側に複数の排気弁を配置させ、前記
    各吸気弁を吸気弁用カムシャフトにより吸気弁用ロッカ
    ア−ムを介して開閉駆動し、前記各排気弁を排気弁用カ
    ムシャフトにより排気弁用ロッカア−ムを介して開閉
    動するようにしたエンジンの動弁装置において、前記 吸気弁の弁軸線と前記排気弁の弁軸線とのうち一方
    全ての弁軸線が他方の全ての弁軸線に比して、シリン
    ダ軸線に対する傾斜角度が小さくなるように設定され、 前記傾斜角度が小さくされた一方の弁軸線に対応した
    ロッカア−ムの揺動中心が、該一方の弁軸線を境とし
    てシリンダ軸線と反対側に位置され、 前記他方の弁軸線に対応したロッカア−ムの揺動中心
    が、該他方の弁軸線を境としてシリンダ軸線に近い側
    に位置されている、 ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、エンジンが、1つの気筒について、クランク軸方向に隔
    置された3つの吸気弁と、クランク軸方向に隔置された
    2つの排気弁とを備え、 前記3つの吸気弁のうちクランク軸方向端部側に位置す
    る2つの吸気弁の各弁軸線が、シリンダ軸線に対して傾
    斜されると共に前記一方の弁軸線となるように設定さ
    れ、 前記3つの吸気弁のうちクランク軸方向中間部に位置す
    る1つの吸気弁の弁軸線は、ほぼシリンダ軸線と平行と
    なるように設定され、 前記吸気弁用ロッカアームと3つの吸気弁との各当接位
    置が、前記シリンダ軸線から略同一距離をもってクラン
    ク軸方向に一列に並んでいる、 ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、エンジンが、左右のシリンダ軸線同士が互いにV型をな
    すV型エンジンとされ、 左右各バンクの各吸気弁が各排気弁に比してVバンク中
    央空間に近い側に位置されて、該Vバンク中央空間側か
    ら吸気を供給するように設定され、 前記一方の全ての弁軸線に対応した弁が吸気弁とされて
    いる、 ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記各 吸気弁と吸気弁用ロッカア−ムとのすきま調整を
    それぞれ行なう吸気弁用隙間調整機構と、前記各 排気弁と排気弁用ロッカア−ムとのすきま調整を
    それぞれ行なう排気弁用隙間調整機構と、 をさらに備え、 前記一方の弁軸線に対応した隙間調整機構が、該一
    方の弁軸線を境としてシリンダ軸線と反対側に位置す
    るように配置され、 前記他方の弁軸線に対応した隙間調整機構が、該他
    方の弁軸線を境としてシリンダ軸線に近い側に配置さ
    れ、前記各隙間調整機構がそれぞれ、ロッカア−ムを揺動自
    在に保持する偏心ブッシュと、該偏心ブッシュの回動位
    置を調整する調整ねじとを備えた構成とされ、 前記各調整ねじのうち前記一方の各弁軸線に対応した調
    整ねじがシリンダ軸線と略平行に伸びるように配置さ
    れ、 前記各調整ねじのうち前記他方の各弁軸線に対応した調
    整ねじが、上方に向かうにつれてシリンダ軸線に近ずく
    ように傾斜して配置されている、 ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
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