JPH0627887Y2 - メカニカルシール - Google Patents
メカニカルシールInfo
- Publication number
- JPH0627887Y2 JPH0627887Y2 JP3045190U JP3045190U JPH0627887Y2 JP H0627887 Y2 JPH0627887 Y2 JP H0627887Y2 JP 3045190 U JP3045190 U JP 3045190U JP 3045190 U JP3045190 U JP 3045190U JP H0627887 Y2 JPH0627887 Y2 JP H0627887Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- mechanical seal
- fixed ring
- seal
- rotary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、機体の回転軸部を軸封するメカニカルシール
の改良に関するものである。
の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のメカニカルシールにおいては、通常、機
体のハウジング側に固定される固定環に、機体内に挿通
された回転軸の軸周固定される回転環を当接摺動させる
ことによりシール面を構成している。
体のハウジング側に固定される固定環に、機体内に挿通
された回転軸の軸周固定される回転環を当接摺動させる
ことによりシール面を構成している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来構造のメカニカルシール
にあっては、シール面に摺動発熱が過大に発生した場
合、シール面の温度上昇による熱膨張により、面圧が更
に上昇し、発熱を促進させて異常摩耗を惹起し、耐久性
及びシール性能を低下させるといった問題があった。
にあっては、シール面に摺動発熱が過大に発生した場
合、シール面の温度上昇による熱膨張により、面圧が更
に上昇し、発熱を促進させて異常摩耗を惹起し、耐久性
及びシール性能を低下させるといった問題があった。
[考案の目的] 本考案は、上記の事情のもとになされたもので、その目
的とするところは、シール面の温度上昇による面圧の上
昇を防止することができるようにしたメカニカルシール
を提供することにある。
的とするところは、シール面の温度上昇による面圧の上
昇を防止することができるようにしたメカニカルシール
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記した課題を解決するために、本考案は、固定環と、
この固定環に当接摺動される回転環との少なくとも一方
が負の熱膨張係数を有する53%Ptを含むFe合金で
構成したものである。
この固定環に当接摺動される回転環との少なくとも一方
が負の熱膨張係数を有する53%Ptを含むFe合金で
構成したものである。
[作用] すなわち、本考案は、固定環と回転環と少なくとも一方
が負の熱膨張係数を有する53%Ptを含むFe合金か
らなるために、シール面の温度が上昇しようとする際、
固定環または回転環の少なくとも一方が収縮して、シー
ル面の面圧が低下し、過大な摺動発熱の発生が防止され
る。
が負の熱膨張係数を有する53%Ptを含むFe合金か
らなるために、シール面の温度が上昇しようとする際、
固定環または回転環の少なくとも一方が収縮して、シー
ル面の面圧が低下し、過大な摺動発熱の発生が防止され
る。
[実施例] 以下、本考案を図示の一実施例を参照しながら説明す
る。
る。
第1図は本考案に係るメカニカルシールを示すもので、
図中1は機体のハウジングである。
図中1は機体のハウジングである。
このハウジング1内には、回転軸2が挿通され、この回
転軸2の軸周は、メカニカルシール3で軸封されてい
る。
転軸2の軸周は、メカニカルシール3で軸封されてい
る。
このメカニカルシール3は、前記機体のハウジング1側
にOリング4、4を介して固定された摺動部材である固
定環5と、この固定環5に当接摺動されかつ前記回転軸
2側の軸周にパッキン6、スプリング抑え部材7及びカ
ラー8を介して設けたスプリング9の付勢力により押圧
されて組み付けられた回転環10とで構成され、互いの
摺動作用によりシール面Sとしている。
にOリング4、4を介して固定された摺動部材である固
定環5と、この固定環5に当接摺動されかつ前記回転軸
2側の軸周にパッキン6、スプリング抑え部材7及びカ
ラー8を介して設けたスプリング9の付勢力により押圧
されて組み付けられた回転環10とで構成され、互いの
摺動作用によりシール面Sとしている。
そして、前記固定環5または回転環10の両方、また
は、それらのいずれか一方は、53%Ptを含むFe合
金からなっていて、このFe合金は、第2図に膨張線で
示すように、負の熱膨張係数を有している。
は、それらのいずれか一方は、53%Ptを含むFe合
金からなっていて、このFe合金は、第2図に膨張線で
示すように、負の熱膨張係数を有している。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、固定
環と回転環と少なくとも一方が負の熱膨張係数を有する
53%Ptを含むFe合金からなることから、シール面
の温度が上昇しようとする際、固定環または回転環の少
なくとも一方が収縮するために、シール面の面圧が低下
し、過大な摺動発熱の発生を防止することができ、これ
によって、従来のような異常摩耗の減少を期待すること
ができるとともに、耐久性及びシール性能の向上を図る
ことができるというすぐれた効果を奏するものである。
環と回転環と少なくとも一方が負の熱膨張係数を有する
53%Ptを含むFe合金からなることから、シール面
の温度が上昇しようとする際、固定環または回転環の少
なくとも一方が収縮するために、シール面の面圧が低下
し、過大な摺動発熱の発生を防止することができ、これ
によって、従来のような異常摩耗の減少を期待すること
ができるとともに、耐久性及びシール性能の向上を図る
ことができるというすぐれた効果を奏するものである。
第1図は本考案に係るメカニカルシールの一実施例を示
す要部概略的断面図、第2図は同じく摺動部材としての
固定環または回転環を形成してなる53%Ptを含むF
e合金の膨張線を示す説明図である。 3……メカニカルシール、 5……固定環、10……回転環、 S……シール面。
す要部概略的断面図、第2図は同じく摺動部材としての
固定環または回転環を形成してなる53%Ptを含むF
e合金の膨張線を示す説明図である。 3……メカニカルシール、 5……固定環、10……回転環、 S……シール面。
Claims (1)
- 【請求項1】固定環と、この固定環に当接摺動される回
転環とからなるメカニカルシールにおいて、 前記固定環または回転環の少なくとも一方が負の熱膨張
係数を有する53%Ptを含むFe合金からなることを
特徴とするメカニカルシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3045190U JPH0627887Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | メカニカルシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3045190U JPH0627887Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | メカニカルシール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03121273U JPH03121273U (ja) | 1991-12-12 |
JPH0627887Y2 true JPH0627887Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31533164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3045190U Expired - Lifetime JPH0627887Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | メカニカルシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627887Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP3045190U patent/JPH0627887Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03121273U (ja) | 1991-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0627887Y2 (ja) | メカニカルシール | |
JP2524712Y2 (ja) | シールリング | |
JPH0627885Y2 (ja) | メカニカルシール | |
US3061318A (en) | Rotary seal with flexible stator | |
JPH0215084Y2 (ja) | ||
JPH0231636Y2 (ja) | ||
JPH026303Y2 (ja) | ||
US4418920A (en) | Fluid seal for engine crankshaft applications | |
JPH0547900Y2 (ja) | ||
JPH0138372Y2 (ja) | ||
JPH0434276Y2 (ja) | ||
CN220566602U (zh) | 一种蝶阀 | |
JPS6318861Y2 (ja) | ||
JPH0720449Y2 (ja) | リップ型シール | |
JPH0121250Y2 (ja) | ||
JPH0753006Y2 (ja) | メタル式軸シール | |
JPS6243182Y2 (ja) | ||
JPH0446149Y2 (ja) | ||
JPS6326600Y2 (ja) | ||
JPS6316933Y2 (ja) | ||
JPH0614155Y2 (ja) | メカニカルシール | |
JPH0131818Y2 (ja) | ||
JPS5814281Y2 (ja) | シ−ルリング軸封装置 | |
JPH0412276Y2 (ja) | ||
JPS621498Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |