JPH06278835A - 窯業製品の生産ライン - Google Patents

窯業製品の生産ライン

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JPH06278835A
JPH06278835A JP9666893A JP9666893A JPH06278835A JP H06278835 A JPH06278835 A JP H06278835A JP 9666893 A JP9666893 A JP 9666893A JP 9666893 A JP9666893 A JP 9666893A JP H06278835 A JPH06278835 A JP H06278835A
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holding seat
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Yasuo Murase
康夫 村瀬
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SHINEI KIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陶磁器製皿へ、方向性を考慮せずに皿素地を
保持座へセットするだけで、自動的に正確な絵付けを行
なう。 【構成】 保持座3に水平姿勢でセットした皿素地M
を、絵付けセクションへ送り出す前に、所定位置で停止
させてその所定位置で、吸着回動機構5によって皿素地
Mを水平回動させると同時に、測長センサ7を利用して
外周縁面形状のパターンを読み取り、皿素地Mの形状と
絵柄とが合致する外周縁形状のパターンと比較して角度
のずれを検出し、そのずれに相当する角度分回転させて
正しい方向を向くよう修正する自動位置決め機能を装備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば輪郭が楕円や多
角形状、或は花渕形状といった真円でない形状の皿素
地、タイル等の平面状窯業製品に、その形状にマッチし
た柄を絵付けしたり、切削仕上げ加工を自動的に行なっ
たり、部分的に施釉したり、サヤ内へ正確に収容可能と
した製造ラインに関する。
【0002】
【従来の技術】輪郭が真円なワークであれば方向性を持
たないので、中心の位置決めさえ正しければ問題はない
が、輪郭が楕円や多角形状、或は花渕形状といった真円
でなく方向性のあるワークでは、僅かでもワークの向き
が狂っていたりすると、例えば花渕形状の皿の絵付けに
おいては、図6の如く、外周縁と絵柄とのずれによる絵
付け不良を招いてしまう。そのため真円でない皿の絵付
けにあっては、熟練者が一枚一枚位置と向きを合わせて
保持座にセットしていたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】熟練者といえども正し
い方向を向けてセットするのは容易ではない。殊に繊細
な花渕形状にあっては、僅かなずれでも致命的となるの
で慎重な作業が要求され、自動化された絵付け装置の稼
動スピードに追い付けないのが実情である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め理想的な
セッティング角度でセットされたワークの外周縁形状の
基本パターンをコンピュータに記憶させておき、保持座
にセットしたワークを作業セクションへ送り出す前に、
測長センサを利用して前記ワークのセッティング姿勢に
おける外周縁形状パターンを正確に読み取り、その外周
縁形状パターンと、前記基本パターンとをコンピュータ
で比較照合して両者間におけるセッティング角度のずれ
を算出し、そのずれに相当する角度分ワークを回転さ
せ、ワークが正しい方向を向くよう修正する方向合わせ
機能を備えた窯業製品の製造ラインである。
【0005】
【作用】間違った方向を向いた状態でセットしても、予
め位置及び方向を正しくセットしたワークの外周形状パ
ターンと保持座との関係をコンピュータが記憶してい
て、そのパターンとワークから読み取ったパターンとを
比較し、検出されたずれに相当する分を回転させるから
修正は完璧であり、正確な送りが約束される。
【0006】
【実施例】本発明に係る窯業製品の製造ラインを、陶磁
器皿の絵付け装置において実施した一例を図面に基き説
明する。1は無端状の循環路であり、等間隔で配置され
た保持座2、2・・が間欠的に順送りされる。又循環路
1には、供給コンベヤ3に乗って送られてくる皿素地M
を、トランスファ4により保持座2へ乗せ換える搬入セ
クションAと、保持座2上にセットされた皿素地Mの向
きを修正する位置決めセクションBと、皿素地の表面に
パッド印刷を行なう絵付けセクションCと、絵付けを終
えた皿素地をサヤ詰め機構(図示せず)へ送り出す搬出
セクションDとが設定されており、前記保持座2は各セ
クションの所定位置で停止するようになっている。
【0007】前記位置決めセクションBには、保持座2
の停止位置直上に吸着回動機構5が待機する。この吸着
回動機構5はモータ5a及びシリンダ5bを備え、且つ
真空ポンプに接続されていて、昇降自在な吸着盤6で保
持座2上の皿素地Mを吸着し、上方へ引き上げ保持した
まま水平回動させることができる。又吸着回動機構5の
側部には、測長センサ(レーザーマイクロメータ)7が
装備されており、吸着回動機構5で吸着保持された皿素
地Mの回転中に、その皿素地Mの外周縁形状パターンを
読み取ってそのデータをコンピュータ8へ入力するよう
になっている。測長センサ7は、皿素地の大きさや外周
形状に応じて位置及び角度の調整が可能となっており、
前記モータ5aにはパルスモータが採用されている。
【0008】絵付けセクションCでは、三基のパッド印
刷機構9.9.9が互いに隣り合わせで配置され、これ
らのパッド印刷機構9は循環路1の間欠駆動に連動し、
送り込まれた皿素地に対して順次色違いの印刷を遂行す
る。パッド印刷機構は必ずしも三基が使用されるもので
はなく、二基或は一基のみを使用することが可能である
し、同一色の印刷を複数基にて行なうこともある。搬出
セクションDには、絵付けを終えた皿素地を搬出コンベ
ヤへ送り出すトランスファ10が装備されている。
【0009】このように構成された装置によれば、搬入
セクションAにおいて、先ず供給コンベヤ3に乗って送
られてくる皿素地Mを、トランスファ4により保持座2
へ乗せ換える。保持座2にセットされた皿素地Mは、間
欠的に送られて位置決めセクションBに到達する。位置
決めセクションBでは、吸着回動機構5の吸着盤6が下
降し、皿素地Mを吸着して上昇する。続いてその位置で
皿素地Mを保持したまま一回転させる。このとき測長セ
ンサ7が、皿素地Mの外周形状読み取り位置へ移動し、
皿素地Mの外周パターンを読み取ってそのデータをコン
ピュータ8へ送信する。受信されたデータは正確なデー
タと比較されてずれの角度がはじき出され、そのずれに
相当する角度分吸着回動機構5が回動して皿素地Mを正
規の方向に向ける。このようにして位置決めセクション
Bにおいて、方向合わせ機能が発揮される。
【0010】ここでずれの角度を算出する一例を示す
と、基本データ(図4のa)とサンプリングデータ(図
4のb)とを図4のcの如くオーバーラップさせ、各測
定ポイントT1 、T2 、T3 ・・毎に両電圧V1 、V
2 、V3 ・・とV´1 、V´2 、V´3 ・・の差を計算
しそれを合計する。次に両データを1ピッチ分ずらして
同様な計算をし、更に1ピッチ分ずらすといったように
計1250例の計算を行ない、その中から合計値が最少
(理論的には0となる)のものを見つけてそれが何ピッ
チずらした条件のときの計算例かにより、そのずれたピ
ッチに相当する角度分皿素地を回転させれば、皿素地は
正しい向きでセットされたことになる。皿素地を回転さ
せるモータはパルスモータであるから、そのパルスモー
タが1250パルスで一回転するようにすれば、測定ポ
イントの数と一致するので制御は簡単になり、又回転方
向はどちらが早いかを判断して選択するようにもでき
る。このように所定位置に到達した皿素地は、方向の修
正を終えてから絵付けセクションへ送られるので、図5
に示す如く形状と絵柄11とが完全に一致した見事な製
品とすることができるのである。
【0011】尚上記実施例は、皿素地を保持座から吸い
上げた状態で回転させているが、保持座ごと回転させた
り、逆に測長センサを皿素地の外周に沿って旋回させて
パターンを読み取るようにもできるし、全周のパターン
を読み取るばかりでなく、花渕模様の如き同一パターン
の繰り返し形状であれば、少なくとも一単位のみの回転
で充分である。又測長センサは一定の読み取り幅を有し
ているので、楕円や多角形状の皿素地にも有効である。
絵付け装置の印刷機構はパッド、スクリーン、転写、ス
タンプ等自由に選択、組み合わせでき、絵付け工程以外
に、仕上げ工程、サヤ詰め工程、研磨工程等、窯業製品
の各製造工程にも適用され、測定点は1250箇所より
多くても少なくても、回転の付与はモータ以外でも差し
支えない。更にデータを比較してずれの角度を演算する
コンピュータのプログラムは、電圧差を合計して比較す
るばかりでなく、同一パターンの繰り返し形状では、各
測定ポイントの微分値が正か負かを判断して比較するな
ど、実施例に限定されるものではない。
【0012】本発明は、ワークの外周形状を測長センサ
によって読み取るものであるため、最大径部と最小径部
との差がとの測長センサの読み取り幅を越える製品には
適用できない。そのような場合、外周形状を読み取って
セッティング角度のずれを算出する方法としては、視覚
センサ(ビデオセンサ)を利用することが考えられる。
視覚センサが捕捉した外周形状のパターンを数値化すれ
ば、その数値からコンピュータ処理によってずれ角を算
出することが可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、保持座にセットされた
ワークの向きが狂っていても、自動的に正しい向きに修
正されてから作業セクションへ送られるので、作業不良
から開放され、大量の需要にも応じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】陶磁器製皿の絵付け装置を示す正面図である。
【図2】陶磁器製皿の絵付け装置を示す平面図である。
【図3】位置決めセクションの作動説明図である。
【図4】読み取りパターンの処理例を示す説明図であ
る。
【図5】正確に絵付けされた皿の説明図である。
【図6】絵ずれを起こした皿の説明図である。
【符号の説明】
A・・搬入セクション、B・・位置決めセクション、C
・・絵付けセクション、D・・搬出セクション、1・・
循環路、2・・保持座、3・・供給コンベヤ、4・・ト
ランスファ、5・・吸着回動機構、6・・吸着盤、7・
・測長センサ、8・・コンピュータ、9・・パッド印刷
機構、10・・トランスファ、11・・絵柄。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C04B 41/80 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め理想的なセッティング角度でセット
    されたワークの外周縁形状の基本パターンをコンピュー
    タに記憶させておき、保持座にセットされたワークを作
    業セクションへ送り出す前に、測長センサを利用して前
    記ワークのセッティング姿勢における外周縁形状パター
    ンを正確に読み取り、その外周縁形状パターンと、前記
    基本パターンとをコンピュータで比較照合して両者間に
    おけるセッティング角度のずれを算出し、そのずれに相
    当する角度分ワークを回転させ、ワークが正しい方向を
    向くよう修正する方向合わせ機能を備えた窯業製品の製
    造ライン。
JP9666893A 1993-03-30 1993-03-30 窯業製品の生産ライン Expired - Lifetime JP2632484B2 (ja)

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