JPH06277332A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

Info

Publication number
JPH06277332A
JPH06277332A JP5067066A JP6706693A JPH06277332A JP H06277332 A JPH06277332 A JP H06277332A JP 5067066 A JP5067066 A JP 5067066A JP 6706693 A JP6706693 A JP 6706693A JP H06277332 A JPH06277332 A JP H06277332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
card
value
prize
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5067066A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP5067066A priority Critical patent/JPH06277332A/ja
Publication of JPH06277332A publication Critical patent/JPH06277332A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技価値が付与可能な状態の成立とそれに伴
って払出される価値との関係を変化に富んだ面白味のあ
るものにする。 【構成】 遊技機設置島に設置されている複数台のスロ
ットマシンにおいて通常ゲーム時における入賞毎にJA
CK POTカウンタにnを加算し(S2)、JACK
POT入賞があったスロットマシンに対しJACK
POTカウンタに累積記憶されている価値の一部を送信
して(S12)、賞品としてのコインを払出すようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スロットマシン等で代
表される遊技機を含む遊技用装置に関する。詳しくは、
表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、有価価値を
使用して前記可変表示装置の表示結果を導出表示させる
制御が行なわれ、該導出表示された表示結果が予め定め
られた特定の表示態様となった場合に所定の遊技価値が
付与可能となる遊技機を含む遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、可変表示装置
の表示結果が特定の表示態様となれば、コイン等の所定
の価値を遊技者に払出すように構成されたものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の遊
技用装置においては、可変表示装置の表示結果が遊技価
値を付与可能に定められた特定の表示態様になったこと
に伴って、表示態様に応じた価値がそのまま払出される
のみであり、遊技の変化に乏しく遊技者にあまり大きな
興奮と満足感を与えることのできない面白味の乏しい遊
技となってしまう欠点があった。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、遊技価値が付与可能な所定条件
の成立とそれに伴って払出される価値との関係を変化に
富んだ面白味のあるものにし、遊技者により高い興奮を
提供し得るようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示状態が変
化可能な可変表示装置を有し、有価価値を使用して前記
可変表示装置の表示結果を導出表示させる制御が行なわ
れ、該導出表示された表示結果が予め定められた特定の
表示態様となった場合に所定の遊技価値が付与可能とな
る遊技機を含む遊技用装置であって、遊技者に付与する
価値を記憶しておくための価値記憶手段と、前記遊技機
による遊技において所定条件が成立した場合に前記価値
記憶手段の価値を増加更新する増加更新手段と、前記遊
技機による遊技における予め定められた特別遊技状態の
発生に基づいて、前記価値記憶手段に記憶されている価
値の少なくとも一部を払出す価値払出手段とを含むこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、遊技機による遊技において所
定条件が成立した場合に、遊技者に付与する価値を記憶
しておくための価値記憶手段の価値が増加更新され、遊
技機による遊技における予め定められた特別遊技状態の
発生に基づいて、前記価値記憶手段に記憶されている価
値の少なくとも一部が価値払出手段により払出される。
【0007】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て説明する。
【0008】図1は、本発明に係る遊技用装置の一例の
要部を示す正面図である。遊技場には記憶媒体の一例の
共通カードを販売する記録媒体販売装置の一例の共通カ
ード販売機50が設けられている。共通カードとは、磁
気カード等で構成された第3者発行型の遊技用プリペイ
ドカードのことであり、共通カードシステムに加盟して
いる全国の遊技場において使用できる。共通カード販売
機50から販売された共通カードに記録された遊技者所
有の有価価値(残額)を使用してコインが払出され、そ
のコインをコイン投入口に投入することにより遊技機の
一例のスロットマシン22A,22B,22C…により
遊技が可能となる。各スロットマシン22A…で遊技を
行なった結果払出された賞品としてのコインをコイン計
数器107に投入することにより、景品処理装置80で
景品交換のための手続を行なうことができる。
【0009】共通カード販売機50は、紙幣挿入口56
が設けられている。遊技者が紙幣を紙幣挿入口56から
挿入することによりその挿入された紙幣が紙幣識別器5
7で識別され、偽札等の不正な紙幣であった場合には遊
技者に返却されるが適正な紙幣であった場合には紙幣収
納部58内に取り込まれる。そして投入紙幣に相当する
金額が金額/残額表示器54により表示され、その表示
額の範囲内でカード選択ボタン65を選択操作する。共
通カードには、たとえば、1000円,2000円,3
000円,5000円,10000円の5種類の金額の
カードがあり、カード選択ボタン65を選択して押圧操
作することにより前記5種類の共通カードのうち希望す
る共通カードを指定することができる。このカード選択
ボタン65を押圧することにより、その押圧操作によっ
て指定された金額の共通カードを共通カード収納部61
から取出してその取出された共通カードが選択指定され
た金額の共通カードであるか否かを共通カード処理器6
0により識別し、選択された金額の共通カードであると
識別された場合に共通カード排出口59からその共通カ
ードが払出される。その後、釣銭がある場合には紙幣払
出装置63が作動して紙幣収納部64内に収納されてい
る紙幣が紙幣払出口59から利用者に払出される。なお
図中70は制御部であり、共通カード販売機50を制御
するためのマイクロコンピュータ等から構成されてい
る。
【0010】なお、図中51は販売機番号表示部であ
り、この共通カード販売機50の番号が表示される。ま
た52は販売中表示器、53は販売中止表示器である。
この共通カード販売機50が共通カードを販売している
最中では販売中止表示器53が消灯して販売中表示器5
2が点灯表示される。逆にこの共通カード販売機50が
販売不能時には販売中表示器52が消灯し、販売中止表
示器53が点灯表示される。なお、後述するJACK
POT入賞が発生した旨のデータが入力された場合には
この販売中止表示器53が点滅表示される。図中66は
投入紙幣充満表示器であり、紙幣挿入口56から挿入さ
れた紙幣により紙幣収納部58が満杯になりそれ以上紙
幣が挿入できない状態になった場合にこの投入紙幣充満
表示器66が点灯または点滅表示され、投入紙幣が満杯
になった旨を遊技場の係員に表示できるように構成され
ている。67は払出紙幣欠乏表示器であり、紙幣払出装
置57によって遊技者に払出すために貯留している釣銭
紙幣が欠乏した場合にこの払出紙幣欠乏表示器67が点
灯または点滅表示し、その旨を遊技場の係員に報知でき
るように構成されている。68は共通カード欠乏表示器
であり、遊技者に販売するために貯留している共通カー
ドが欠乏した場合にこの共通カード欠乏表示器68が点
灯または点滅表示し、その旨を遊技場の係員に報知でき
るように構成されている。
【0011】この共通カード販売機50は、遊技場に設
置されたターミナルボックス71を介して共通カード発
行会社のホール別売上集中管理コンピュータに電話回線
等により接続されて、共通カード販売機50による売上
額(カード販売額)に関するデータをホール別売上集中
管理コンピュータへ伝送できるように構成されている。
ホール別売上集中管理コンピュータは、共通カードを発
行した共通カード発行会社に設置されている集中管理コ
ンピュータのことであり、このホール別売上集中管理コ
ンピュータにより、遊技場別の共通カード販売額(売上
額)が集計される。共通カードは共通カード発行会社か
ら各遊技場に出荷されて共通カード販売機50により遊
技者に販売され、遊技者は代金を共通カード販売機50
に挿入することにより所定の金額が記録された共通カー
ドが遊技者に付与される。そして、その販売された共通
カードに記録されている有価価値(残額)を使用してス
ロットマシン22A…により遊技が行なわれるのであ
り、共通カード発行会社と各遊技場との間で、共通カー
ドの販売金額の合計(カード代金)と共通カードの使用
金額の合計との差額だけの金を移動させて、共通カード
に関する決済が行なわれる。図中69はJACK PO
T処理スイッチであり、共通カード販売機50の前面扉
119を係員が開成することにより操作可能となり、こ
れについては後述する。
【0012】遊技機設置島21には、複数台のスロット
マシン22A,22B,22C,…が設置されていると
ともに、そのスロットマシンそれぞれに対応するカード
処理装置23A,23B,23C,…が対応するスロッ
トマシン22A,22B,22C,…の向かって左側に
設置されている。各カード処理装置23A,…には、カ
ードリーダライタ25が設けられており、遊技者が共通
カード販売機50から購入した共通カードを、遊技がし
たいスロットマシン22A,…に対応するカード処理装
置23A,…のカード挿入・排出口24に挿入すること
により、その挿入された共通カードに記録されている有
価価値(残高)が記録媒体読取手段の一例のカードリー
ダライタ25により読取られ、その挿入カードの残高が
スロットマシン22A,…に設けられている残高表示器
245により表示される。そして、遊技者が貸出スイッ
チ241を押圧操作することにより、所定額(たとえば
1000円)に相当するコインや点数等の有価価値が遊
技者に付与され、その有価価値を使用して遊技が可能と
なる。なお、前記有価価値が所定数(0を含む)以下に
なった場合に、挿入されている共通カードに残額がある
ことを条件として自動的に前記有価価値を追加するよう
にしてもよい。
【0013】遊技者が挿入カードを返却してもらいたい
場合には返却スイッチ244(図2参照)を押圧操作す
る。すると、遊技に使用した有価価値が減額更新された
残額データがカードリーダライタ25により挿入カード
に書込まれ、その新たな残額データが書込まれた共通カ
ードがカード挿入・排出口24から遊技者側に排出され
る。各スロットマシン22A,…の上方位置にはトラブ
ルランプ37が設けられており、トラブル発生時に点灯
または点滅表示するとともに、後述する大当り発生時に
も点滅する。また、後述するJACK POT入賞時に
はそのジャックポットの入賞が発生したことがわかるよ
うに特有の態様で点灯または点滅する。各遊技機設置島
21には、JACK POT制御装置38と、JACK
POT払出数表示器39とが設けられており、これら
に関しては後に説明する。
【0014】スロットマシン22A…による遊技の結
果、賞品コインがコイン貯留皿230に払出され、遊技
者はその払出された賞品コインをコイン計数器107に
投入する。コイン計数器107では、その投入された賞
品コインの枚数が計数されてその計数結果が景品処理装
置80に入力される。なお、このコイン計数器107を
景品処理装置80内に組込んで設けてもよい。また、計
数結果をコイン数カードに記録しそのコイン数カードを
景品処理装置80に読取らせて入力して景品処理を行な
わせてもよい。その場合、後述するJACK POT入
賞時にコイン計数器107のコイン数カード発行機能を
用いて、JACK POT入賞分を記録したコイン数カ
ードを遊技者に与えるようにしてもよい。景品処理装置
80では、その入力された計数結果の範囲内で、価値記
録媒体の一例の景品カード(磁気カード等で構成されて
いる会員制のカード)を新規発行したり増額更新したり
特殊景品としての後述のゴールドカードを払出したりす
る。
【0015】遊技者が獲得した賞品コインに相当する有
価価値をその遊技者が所有する景品カードに記録してい
わゆる貯玉を行なう場合には、まず、遊技者が自己の所
有する景品カードを景品カード挿入/排出口84に挿入
する。すると、暗証番号をテンキー97から入力する旨
の指示がメッセージ表示器98で表示され、遊技者はそ
れに従って暗証番号をテンキー97から入力する。その
入力された暗証番号が不適正なものであった場合には再
入力の指示がメッセージ表示器98で表示される。一
方、入力された暗証番号が適正なものであった場合に
は、挿入された景品カードの残額が持点表示器96によ
り表示される。次に、特殊景品払出キー99,一般景品
交換用のレシート払出キー100,景品番号指定キー1
02,貯玉キー101のいずれかを選択して押圧操作す
る旨の指示がメッセージ表示器98により表示される。
この段階で、遊技者が貯玉キー101を押圧操作する
と、テンキー97により貯玉額を入力する旨の指示がメ
ッセージ表示器98により表示され、遊技者は、その指
示に従ってテンキー97により貯玉額を入力する。次
に、確認キー104を押圧操作する旨の指示がメッセー
ジ表示器108により表示され、遊技者はその指示に従
って確認キー104を押圧操作する。すると、テンキー
97で入力された金額に相当する貯玉額が挿入された景
品カードに貯玉されることになる。実際には、景品カー
ド発行会社のホール別景品交換集中管理コンピュータに
各景品カードのカード番号とそれに対応する残額が記憶
されており、挿入されている景品カードのカード番号に
相当する残額記憶領域が割出されてそこに貯玉額分の有
価価値が加算記憶されることになる。その後、挿入され
ていた景品カードが遊技者に排出されるとともに、レシ
ート発行装置95により取引内容を記録したレシートが
印字されてレシート発行口94から遊技者側に払出され
る。なお、貯玉する場合にはレシートを発行しないよう
にしてもよい。
【0016】景品処理装置80により遊技者に新規景品
カードを払出す場合には、その遊技者に規定の用紙に住
所,氏名,電話番号等の必要事項を手書きで記入しても
らい、その記入用紙を記入用紙投入口87に投入しても
らう。記入用紙投入口87に投入された記入用紙は、た
とえばOCR等からなる文字読取装置88により読取ら
れ、その後記入用紙が用紙収納部89に収納される。文
字読取装置88で読取った結果識別可能と判断されれば
可能な旨の表示をメッセージ表示器98により表示し、
識別不可能であった場合には不能原因をメッセージ表示
器98により表示する。そして、識別可能であった場合
には、景品カード登録キー90を押圧操作する旨の表示
をメッセージ表示器98により表示し、景品カード登録
キー90を遊技者が押圧操作すれば、景品カード収納部
86に収納されている景品カードを1枚取出して景品カ
ード処理器85により識別するとともに必要な情報をそ
の景品カードに書込んで景品カード挿入/排出口84か
らその景品カードを排出する。
【0017】次に、ゴールドカードを払出す場合につい
て説明する。ゴールドカードとは、磁気カード等に金の
チップが埋込まれた特殊景品としてのカードである。ま
ず遊技者が景品カードを景品カード挿入/排出口83に
挿入する。すると、暗証番号をテンキー97から入力す
る旨の指示がメッセージ表示器98で表示され、遊技者
はそれに従って暗証番号をテンキー97から入力する。
その入力された暗証番号が不適正なものであった場合に
は再入力の指示がメッセージ表示器98で表示される。
その場合は挿入された景品カードを機内に回収してもよ
い。一方、入力された暗証番号が適正なものであった場
合には、挿入された景品カードの残額が持点表示器96
により表示される。次に、特殊景品払出キー99,一般
景品交換用のレシート払出キー100,景品番号指定キ
ー102のいずれかを選択して押圧操作する旨の指示が
メッセージ表示器98により表示される。
【0018】遊技者が特殊景品としてのゴールドカード
の払出を希望する場合には特殊景品払出キー99を押圧
操作する。すると、テンキー97により交換額を入力す
る旨の指示がメッセージ表示器98により表示され、遊
技者は、その指示に従ってテンキー97により特殊景品
の交換額を入力する。次に、確認キー104を押圧操作
する旨の指示がメッセージ表示器98により表示され、
遊技者はその指示に従って確認キー104を押圧操作す
る。すると、テンキー97で入力された金額に相当する
ゴールドカードが特殊景品収納部93から取出されて特
殊景品払出装置92により特殊景品払出口91から遊技
者側に払出される。その後、レシート発行装置95によ
り取引内容を記録したレシートが印字されてレシート発
行口94から遊技者側に払出される。
【0019】次に、遊技者が一般景品交換用の一般景品
用レシートの払出を希望する場合には、前述したメッセ
ージ表示器98により各操作キー99,100,10
1,102のいずれかを選択操作する旨の指示が表示さ
れた段階で、遊技者が一般景品用のレシート払出キー1
00を押圧操作する。すると、テンキー97により一般
景品用レシートの交換額を入力する旨の指示がメッセー
ジ表示器98により表示され、遊技者がテンキー97に
より希望する一般景品用レシートの交換額を入力する。
次に、確認キー104を押圧する旨の指示がメッセージ
表示器98により表示され、遊技者が確認キー104を
押圧操作することにより、レシート発行装置93により
一般景品用レシートが印字されてレシート発行口94か
ら払出される。そして、前述と同様に取引内容を記録し
たレシートが発行される。
【0020】次に、遊技者が自己の景品カードを使用し
て遊技場のカウンタ等に備えられている景品カタログを
見てカタログに記載されている景品を入手したい場合に
は、前述した各種操作キー99,100,101,10
2のいずれかを選択操作する旨の指示がメッセージ表示
器98で表示された段階で、遊技者が景品番号指定キー
102を押圧操作する。次に、景品番号をテンキー97
から入力する旨の指示がメッセージ表示器98で表示さ
れ、遊技者は、カタログ等を見て予め決めている希望の
景品の景品番号をテンキー97から入力する。すると、
景品個数指定キー103を押圧操作する旨の指示がメッ
セージ表示器98で表示され、遊技者はそれに従って景
品個数指定キー103を押圧操作する。次に、希望する
景品個数をテンキー97から入力する旨の指示がメッセ
ージ表示器98により表示され、遊技者は自己の希望す
る景品個数をテンキー97から入力する。次に、確認キ
ー104を押圧操作する旨の指示がメッセージ表示器9
8で表示され、遊技者がそれに従って確認キー104を
押圧操作することにより、カタログを利用した景品交換
操作が終了する。
【0021】次に、前述したゴールドカードの払出操
作,一般景品用レシートの払出操作,カタログを利用し
ての景品交換の操作のうちのいずれかの操作を行なって
確認キーを押圧操作した段階で、持点表示器96により
表示されている残額を超える額が前記テンキー97から
入力されていた場合には、再入力の指示がメッセージ表
示器98で表示される。一方、テンキー97で入力され
た額が持点表示器96で表示されている残額以下であっ
た場合にはそのテンキー97によって入力された額を減
額更新した新たな残額が持点表示器96で表示され、さ
らに、各種操作キー99,100,101,102,1
09のいずれかの押圧操作をする旨の指示がメッセージ
表示器98で表示される。利用者が特殊景品払出キー9
9,一般景品用のレシート払出キー100,景品番号指
定キー102を押圧操作した場合には、前述した所定の
操作を行なうことにより再度特殊景品の払出,一般景品
用レシートの払出,カタログを利用した景品交換が行な
われる。この特殊景品としてのゴールドカードの払出,
一般景品用レシートの払出,カタログを利用した景品交
換は、持点表示器96により表示されている残額が残っ
ている限り繰返し行なうことができる。一方、遊技者が
自己の景品カードに記録されている残額を使用して前述
した特殊景品(ゴールドカード)の払出,一般景品用レ
シートの払出,カタログを利用した景品交換を行なっ
て、取引終了キー109を押圧操作すれば、特殊景品の
払出,一般景品用レシートの払出,カタログを利用した
景品交換に要した額だけ景品カードに記録されている残
額が減額更新される。この減額更新は景品カード処理器
85により行なわれる。そして最終的に前述と同様にレ
シートが発行される。
【0022】この景品処理装置80はターミナルボック
ス108を介してホール別景品交換集中管理コンピュー
タに接続されている。ホール別景品交換集中管理コンピ
ュータは、景品カードを発行する景品カード発行会社に
設置されている集中管理コンピュータのことである。ま
た、この景品カード発行会社が行なっているカタログを
利用した景品交換システムに複数の小売店が加盟してお
り、ホール別景品交換集中管理コンピュータとその加盟
店(小売店)に設置されている加盟店用管理コンピュー
タとがデータの送受信ができるように接続されている。
【0023】前述した景品カードの新規発行時に入力さ
れた利用者の住所,氏名,電話番号等の必要事項に関す
る情報は景品カード発行会社のホール別景品交換集中管
理コンピュータに伝送される。さらに、前述したテンキ
ー97から入力された景品番号や景品個数並びに投入さ
れた景品カードのカード番号等がこのターミナルボック
ス108を介して景品カード発行会社のホール別景品交
換集中管理コンピュータに伝送される。ホール別景品交
換集中管理コンピュータでは伝送されてきた利用者の住
所,氏名,電話番号等の必要事項をその利用者が所持し
ている景品カードのカード番号と対応させて記憶してお
り、景品カードのカード番号が伝送されて来ればそのカ
ード番号からその景品カードの所持者の住所,氏名,電
話番号等の必要事項を割り出し、その利用者の住所に近
い加盟店の加盟店用管理コンピュータに景品番号とその
個数情報並びに景品の送り先である利用者の住所,氏
名,電話番号等が送信される。そして、後日その加盟店
から利用者の希望する景品が希望する個数だけ利用者に
配達される。なお、106は景品処理装置80を制御す
るためのマイクロコンピュータ等からなる制御部であ
る。また、81は装置番号表示部、82は作動中である
旨を表示する作動中表示器、83は作動を中止している
旨を表示する作動中止表示器である。この作動中止表示
器83は、取引不能時に点灯するばかりでなく、後述す
るJACK POT入賞があった旨の入力が行なわれた
際に点滅する。105はJACK POT処理スイッチ
であり、景品処理装置80の前面扉199を係員が開成
することにより操作可能となり、これについては後述す
る。
【0024】図2は、遊技機の一例のスロットマシンを
示す全体正面図である。スロットマシン22の機枠20
1Aには前面枠201Bが開閉自在に設けられており、
その前面枠201Bの上方部分の前面側の所定箇所には
可変表示装置を構成しているリールユニット207によ
って可変表示される図柄等の識別情報を遊技者に視認さ
せるための可変表示部205L,205C,205Rが
設けられている。この左可変表示部205L,中可変表
示部205C,右可変表示部205Rは、それぞれに上
下3段に識別情報を可変表示可能な大きさに構成されて
いる。前面枠201Bは、通常時は閉成状態で施錠され
ており、遊技場の係員が所定の鍵をドア開閉用鍵穴20
3に挿入して操作することにより解錠されて前面枠20
1Bが開成可能となる。
【0025】遊技者が遊技を行なう場合には、前述した
ように共通カードをカード挿入・排出口24に挿入し、
貸出ボタン240を押圧操作する。するとその操作が貸
出スイッチ241により検出され、コインゲームモード
の場合にはホッパーユニット237から所定枚数のコイ
ンがコイン払出口229を通ってコイン貯留皿230内
に払出される。一方、クレジットゲームモードの場合に
は、クレジット表示器26にコイン枚数等が加算表示さ
れる。なお、コインゲームモードとは、コインを投入す
ることにより遊技が可能となる通常のゲームモードのこ
とであり、クレジットゲームモードとは、予め大量のコ
インを投入して有価価値として蓄積しておき、あるいは
賞品として付与されるコインを有価価値として蓄積して
おき、いちいちコインを投入することなくその予め蓄積
されている有価価値を使用して遊技を行なうゲームモー
ドのことである。なお、クレジットゲームモードの場合
には、クレジットとして蓄積しておくことのできるコイ
ンの上限枚数がたとえば50枚に定められており、その
上限枚数を超えた場合にはその超えた分のコインがホッ
パーユニット237からコイン貯留皿230内に払出さ
れる。
【0026】そして、コインゲームモードの場合におい
ては、投入指示ランプ219が点灯または点滅している
ことを条件として遊技者がコイン貯留皿230内のコイ
ンをコイン投入口218から投入する。この投入指示ラ
ンプ219は、コインが3枚投入された時点(後述する
ボーナスゲーム中においては1枚投入された時点)で消
灯する。遊技者がコインを投入してスタートレバー21
2を押圧操作すれば、その操作がスタートスイッチ21
3により検出され、可変表示装置としてのリールユニッ
ト207が可変開始されて各リール206L〜206R
により複数種類の識別情報が可変表示される。次に、遊
技者が各ストップボタン209L,209C,209R
を押圧操作すれば、それに対応する各リール206L,
206C,206Rの可変表示が停止されるように構成
されている。なお、遊技者がいずれのストップボタン2
09L〜209Rをも押圧操作しなければ、所定の時間
の経過によりリールユニット207が自動的に停止制御
される。このリールユニット207が可変開始されてか
ら停止する1回の可変停止により1ゲームが終了し、可
変停止時の表示結果が後述するように特定の識別情報に
なれば所定の遊技価値が付与可能となる。
【0027】コインゲームモードの場合において、遊技
者が1枚のコインをコイン投入口218から投入してス
タートレバー212を押圧操作すれば、可変表示部20
5L〜205Rにおける中段の横1列の有効ライン(当
りライン)が有効となる。リールユニット207の停止
時に表示される識別情報が、この中段の横1列の有効ラ
イン上において予め定められた特定の識別情報の組合せ
が成立した場合に、後述するビッグボーナスゲームやボ
ーナスゲームの開始あるいは所定枚数のコインの払出等
の所定の遊技価値の付与が可能な状態となる。一方、遊
技者がコインを2枚コイン投入口218に投入した状態
でスタートレバー212を操作すれば、可変表示部20
5L〜205Rにおける横3列の有効ラインが有効とな
り、リールユニット207の停止時の表示結果がこの横
3列の有効ラインのいずれかのライン上において特定の
識別情報の組合せが成立した場合に、所定の遊技価値が
付与可能な状態となる。さらに、遊技者が3枚のコイン
をコイン投入口218に投入した状態でスタートレバー
212を操作すれば、可変表示部205L〜205Rに
おける横3列と斜め対角線上に2列の合計5本の有効ラ
インが有効となり、この5本の有効ラインにおけるいず
れかのライン上において特定の識別情報の組合せが成立
すれば、所定の遊技価値が付与可能な状態となる。すな
わち、遊技者が1枚のコインを投入してスタートレバー
212を操作すればいわゆる1枚賭けの遊技となり、1
本の有効ラインが有効となり、2枚のコインを投入して
スタートレバー212を操作すればいわゆる2枚賭けの
遊技となり、3本の有効ラインが有効となり、3枚のコ
インを投入してスタートレバー212を押圧操作すれば
いわゆる3枚賭けの遊技となり、5本の有効ラインがす
べて有効となる。
【0028】次に、クレジットゲームモードの場合につ
いて説明する。遊技者がゲーム切換ボタン216を1回
押圧操作すればゲーム切換スイッチ217がその操作を
検出し、コインゲームモードからクレジットゲームモー
ドに切換えることができ、さらにこのゲーム切換ボタン
216を再度押圧操作すればクレジットゲームモードか
らコインゲームモードに切換えることができる。クレジ
ットゲームモードの場合には、合計コイン50枚分の価
値を予め記憶させておくことができ、クレジット操作ボ
タン214を1回押圧操作することにより前述した1枚
賭けの遊技となり、クレジット操作ボタン214を2回
押圧操作することにより前述した2枚賭けの遊技とな
り、クレジット操作ボタン214を3回押圧操作するこ
とにより前述した3枚賭けの遊技となる。なお215は
BETスイッチであり、クレジット操作ボタン214の
押圧操作を検出するためのものである。
【0029】図中、221〜223は有効ライン表示ラ
ンプであり、前述した賭け数に応じて有効となる有効ラ
インに対応する有効ライン表示ランプのみが点灯または
点滅し、どの有効ラインが有効になっているかを遊技者
が認識できるように構成されている。211L,211
C,211Rはそれぞれに左操作有効ランプ,中操作有
効ランプ,右操作有効ランプであり、それぞれに対応す
るストップボタン209L,209C,209Rの押圧
操作を有効に受け付ける状態となった旨を点灯または点
滅表示するためのものである。図中225はゲーム回数
表示器であり、ビッグボーナスゲームの実行回数やボー
ナスゲームの実行回数の値を表示し、現在実行している
ビッグボーナスゲームやボーナスゲームの回数を切換表
示し得るように構成されている。226はクレジット表
示器であり、クレジットゲーム時における記憶されてい
る有価価値としてのコインの枚数を表示するためのもの
である。227は払出数表示器であり、入賞が成立した
場合に付与されるコイン枚数を表示するためのものであ
る。また、JACK POT入賞時には「JP」表示が
行なわれる。なお、コイン払出モードの場合には入賞が
成立した場合に所定枚数(たとえば15枚)のコインが
コイン払出口229からコイン貯留皿230に払出さ
れ、クレジットゲームモードの場合には記憶の上限(5
0枚)を超えない範囲内で付与されるコイン枚数が記憶
される。なお、その記憶の上限(50枚)を超える場合
にはその超過分のコインがホッパーユニット237から
コイン貯留皿230内に払出される。
【0030】スロットマシン22のリールユニット20
7が設けられている部分の下方には前面パネル202が
設けられている。また、ビッグボーナスゲームが終了し
てゲームオーバーとなった場合でかつスロットマシン2
2がゲームオーバー有りのモードになっている場合に
は、リセット操作を行なわない限りゲームの続行可能な
状態にはならないのであり、そのリセット操作はリセッ
ト用鍵穴203に所定のキーを挿入して回転操作するこ
とにより、そのリセット用鍵穴203の操作がリセット
スイッチ204により検出され、その検出出力に基づい
てスロットマシン22がリセットされて再び遊技が可能
となる。また、図中228はスピーカであり、入賞時や
ビッグボーナスゲーム時、ボーナスゲーム時における効
果音の発生や異常時における警報音の発生等が行なわれ
る。また、スロットマシン22の前面側におけるリール
ユニット207の上方には、遊技効果ランプ224が複
数設けられており、ビッグボーナスゲームやボーナスゲ
ームの発生時に点灯または点滅表示される。また、図中
220はゲームオーバーランプであり、スロットマシン
が打止(ゲームオーバー)になったときに点灯または点
滅表示される。264は再ゲーム表示ランプであり、可
変表示部205L,205C,205Rの表示結果が、
再ゲーム(コイン投入なしに再度ゲームを行なえる状
態)となるように定められた識別情報の組合せとなった
場合に点灯表示される。また245は残額表示器であ
り、前述したカード処理装置23A,23B,23C,
…に挿入された共通カードに記録されている残額がこの
残額表示器245により表示される。また242は貸出
可表示器であり、カード処理装置23A,…が共通カー
ドを使用してコインの貸出しが可能な状態になっている
ことを点灯または点滅表示するためのものである。24
7はJACK POT抽選表示装置であり、後述するJ
ACK POT入賞を発生させるか否かを抽選表示する
ためのものである。後述するように、ビッグボーナス入
賞時にこのJACK POT抽選表示装置247が可変
表示されて停止制御され、停止時の表示結果がたとえば
「77」になればJACK POT入賞が発生する。2
46は払出数表示器であり、JACK POT入賞が発
生した場合にその時点で払出されるコインの枚数を表示
するためのものである。
【0031】図3は、本発明に係る遊技用装置の制御回
路の概略構成を示すブロック図である。前述した共通カ
ード販売機50と景品処理装置80とがJACK PO
T制御装置38に対しデータの伝送が可能となるように
電気配線により接続されている。JACK POT入賞
時に行なわれる遊技者への価値の付与を、ゴールドカー
ドの払出または景品カードへの貯玉によって行なう場合
には、JACK POT制御装置38から景品処理装置
80に対しJACK POT入賞に伴って付与される価
値データが送信される。この場合のJACK POT入
賞に伴って付与される価値は、各遊技者、遊技場あるい
は景品カード発行会社が負担する。一方、共通カードの
払出によってJACK POT入賞に伴う価値の付与を
行なう場合には、その価値の付与に関するデータがJA
CK POT制御装置38から共通カード販売機50に
対し与えられる。この場合のJACK POT入賞に伴
って付与される価値は、各遊技者、遊技場あるいは共通
カード発行会社が負担する。また、共通カードの販売時
にJACK POT加算を行なう場合には、共通カード
販売機50からその加算データがJACK POT制御
装置38に送信される。なお、JACK POT入賞時
に共通カードやゴールドカードを遊技者に与える場合に
は、遊技場の係員が直接それらのカードを遊技者に手渡
すようにしてもよい。
【0032】遊技機設置島21(図1参照)に設置され
ている各スロットマシン22A,22B,22C,…に
は、それぞれ遊技制御基板250A,250B,250
C,…と払出制御基板251A,251B,251C,
…とが設けられており、各遊技制御基板250A,…と
各払出制御基板251A,…とがJACK POT制御
装置38に対しデータの伝送が可能となるように電気配
線により接続されている。
【0033】遊技制御基板250A,…は、スロットマ
シン22A,…の遊技制御を行なうためのものであり、
CPU,RAM,ROM,I/Oポート等が実装されて
いる。そして、コインがコイン投入口218に投入され
ればその投入コインが投入コインセンサ236により検
出されて、その検出信号が遊技制御基板250A,…に
入力される。クレジット操作ボタン214が押圧操作さ
れればBETスイッチ215がその操作を検出し、その
検出信号が遊技制御基板250A,…に入力される。ス
タートレバー212が操作されればそのスタート操作が
スタートスイッチ213により検出され、その検出信号
が遊技制御基板250A,…に入力される。遊技制御基
板250A,…では、スタートスイッチ213からの検
出信号に基づいて、リールユニット207の各リールを
駆動するステッピングモータを回転制御するための信号
を出力する。このリールユニット207には、各リール
205L,205C,205Rの回転基準位置を検出す
るための回転基準位置検出スイッチが設けられており、
その回転基準位置検出スイッチからの検出信号が遊技制
御基板250A,…に入力され、遊技制御基板250
A,…では、その検出信号に基づいて各リールの現時点
における回転角度を割り出し、所定の図柄が表示される
ように各リール205L,205C,205Rを停止制
御する。遊技制御基板205A,…は、ビッグボーナス
ゲーム入賞時に、JACK POT抽選表示装置247
を可変開始させた後停止制御する制御信号をJACK
POT抽選表示装置247に出力する。
【0034】そして、JACK POT抽選表示装置2
47が予め定められた特定の表示態様(たとえば77)
となれば、JACK POT入賞が生じ、その入賞のあ
った遊技制御基板250A,…からその旨の信号がJA
CK POT制御装置38に伝送され、JACK PO
T制御装置38では、その時点でJACK POT払出
数表示器39により表示されている払出数の範囲内の払
出数を払出制御基板251A,…に伝送する。払出制御
基板251A,…では、伝送されてきた払出数に応じた
コインを払出すための制御用信号をホッパーユニット2
37に出力し、コイン貯留皿230内にコインを払出
す。なお、JACK POT払出数信号をカード処理装
置23A,…に出力するようにし、カード処理装置23
A,…からの信号により払出制御基板251A,…がホ
ッパーユニット237によってJACK POT入賞分
のコインの払出を行なうようにしてもよい。さらに、払
出制御基板251A,…では、入賞に基づいて遊技制御
基板250A,…から払出指令信号が入力され、その指
令信号に従ってホッパーユニット237を払出制御して
所定枚数(たとえば15枚)のコインを払出す。
【0035】一方、カード処理装置23A,…には、貸
出スイッチ241,返却スイッチ244,貸出可表示器
242,残額表示器245が接続されており、現時点で
コインの貸出が可能な場合には貸出可表示器242を点
灯するための制御信号がカード処理装置23A,…から
貸出可表示器242に与えられる。遊技者が共通カード
をカード挿入・排出口24(図1参照)に挿入すれば、
その挿入カードに記録されている残額を表示するための
表示信号がカード処理装置23A,…から残額表示器2
45に出力されて残額が表示される。遊技者が貸出スイ
ッチ241を押圧操作すれば、貸出スイッチ241がO
Nになった信号がカード処理装置23A,…に与えら
れ、カード処理装置23A,…からは、所定額(たとえ
ば1000円分)のコインを払出す旨の指令信号が払出
制御基板251A,…に与えられ、払出制御基板251
A,…では、その与えられた指令信号に従って所定額
(たとえば1000円分)のコインを払出すための制御
用信号をホッパーユニット237に与え、コインがコイ
ン貯留皿230内に払出されるとともに、挿入されてい
る共通カードの残額から所定額(たとえば1000円)
が引き落とされる。また、所定額(1000円分)のコ
インの貸出を行なった旨の信号がカード処理装置23
A,…からJACK POT制御装置38に伝送され
る。
【0036】図4は、図3に示した制御回路におけるJ
ACK POT制御装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。この図4(a)〜(c)のフローチャ
ートはたとえば2msec毎に1回実行される。まず、
(a)に示すように、ステップS(以下単にSという)
1により、JACK POT制御装置38が設置されて
いる遊技機設置島21(図1参照)に設置されている複
数台のスロットマシンのうち或るスロットマシンから入
賞情報の入力があったか否かの判断が行なわれ、ない場
合にはS3に進み、その遊技機設置島21に設置されて
いるスロットマシン全台の確認が終了したか否かの判断
が行なわれ、未だに終了していない場合にはS1に戻
り、次のスロットマシンから入賞情報の入力があったか
否かの判断が行なわれる。すなわち、S1により、遊技
機設置島21に設置されているすべてのスロットマシン
に対しポーリングを行ない、入賞情報の入力があったか
否かの判断を行なっているのである。
【0037】そして、スロットマシンに通常の入賞が発
生した場合にはそのスロットマシンの遊技制御基板から
入賞情報が出力されて(S19参照)、その出力情報が
JACK POT制御装置38に入力される。JACK
POT制御装置38では、その入賞情報の入力があれ
ばS1によりYESの判断がなされてS2に進み、価値
記憶手段の一例のJACK POTカウンタを「n」加
算する処理が行なわれる。この「n」はたとえば8に定
められている。このように、JACK POT制御装置
38は、JACK POT制御装置38が設けられてい
る遊技機設置島21に設置されているすべてのスロット
マシンをポーリングし、入賞情報の入力がある毎にS2
の加算処理を行なうのである。前記S2により、前記遊
技機による遊技において所定条件が成立した場合に前記
価値記憶手段の価値を増加更新する増加更新手段が構成
されている。
【0038】次に、(b)に示すように、S4によりJ
ACK POTカウンタがm以上になったか否かの判断
が行なわれる。このmはたとえば10000等の予め定
められた値である。そして、JACK POTカウンタ
の値がm未満の場合にはS5に進み、JACK POT
カウンタの1/2の値を払出カウンタにセットする処理
が行なわれる。一方、JACK POTカウンタの値が
m以上であった場合には、S6に進み、JACK PO
Tカウンタの値からkを引いた値を払出カウンタにセッ
トする処理が行なわれる。このkはたとえば5000等
の予め定められた値である。次にS7に進み、払出カウ
ンタの値をJACK POT払出数表示器39(図1参
照)により表示させるとともに遊技制御基板250A,
…に出力する。
【0039】次に、(c)に示すように、S8により、
JACK POT入力があったか否かの判断が行なわ
れ、S10に進み、遊技機設置島21(図1参照)に設
置されているすべてのスロットマシンに対する確認が終
了したか否かの判断が行なわれ、終了していない場合に
はS8に戻り、遊技機設置島21に設置されているすべ
てのスロットマシンに対しポーリングを行なう。そし
て、遊技機設置島21に設置されている複数台のスロッ
トマシンのうち或るスロットマシンにおいて、JACK
POT入賞があった場合に、そのスロットマシンから
JACK POT入賞の信号がJACK POT制御装
置38に送信されてくる(S23参照)。そのJACK
POT入賞の信号が入力されれば、S8によりYES
の判断がなされてS9に進み、JACK POT入賞カ
ウンタを「1」加算する処理が行なわれてS10に進
む。このように、遊技機設置島21に設置されている複
数台のスロットマシンにおいてJACK POT入賞が
ある毎にS9の加算処理が行なわれる。そして、遊技機
設置島21に設置されているすべてのスロットマシンに
対する確認が終了した段階でS11に進み、JACK
POT入賞カウンタが「0」であるか否かの判断が行な
われ、「0」の場合にはリターンする。一方、JACK
POT入賞カウンタが「1」以上であった場合にはS
12に進み、払出カウンタの値をJACK POT入賞
カウンタの値で除した値(小数点以下切捨て)をJAC
K POT入賞のあったスロットマシンに送信する処理
が行なわれる。その結果、JACK POT入賞が1台
のスロットマシンのみの場合には払出カウンタの値がそ
のまま送信され、同時に2台にJACK POT入賞が
あった場合には払出カウンタの値の1/2の値が送信さ
れ、JACK POT入賞が3台あった場合には1/3
の値が送信されて、それぞれの値に相当するコインがホ
ッパーユニット237からコイン貯留皿230内に払出
されることになる。
【0040】次にS13に進み、JACK POTカウ
ンタの値から払出カウンタの値を減算更新する処理を行
ない、S14により、JACK POT入賞カウンタを
クリアする処理を行なった後にリターンする。なお、閉
店時におけるJACK POTカウンタの値はバックア
ップ装置等によりバックアップされ翌日に持ち越され
る。S12とホッパーユニット237とにより、前記遊
技機による遊技における予め定められた特別遊技状態の
発生に基づいて、前記価値記憶手段に記憶されている価
値の少なくとも一部を払出す価値払出手段が構成されて
いる。以上説明したように、S12に従ってJACK
POT入賞時に払出される数の総額は、JACK PO
Tカウンタの値がm未満の場合にはm/2,m以上の場
合にはそのJACK POTカウンタの値からk(たと
えば5000)を引いた値が払出されることになる。な
お、JACK POT入賞時における価値の最低保証の
方法としては、JACK POTカウンタが所定値を下
回った場合にはJACK POTカウンタの値を所定値
に修正するようにしてもよい。また、同時に複数台の遊
技機でJACK POT入賞があった場合においても同
様に、最低保証として所定値に修正した値をJACK
POT入賞台に送信するようにしてもよい。さらに、J
ACK POT入賞時の払出数に上限値を設定してもよ
く、また、払出数を固定的に定められた一律の値として
もよい。さらに、JACK POT入賞時にJACK
POTカウンタ分全部を払出すようにしてもよい。な
お、JACK POT入賞時の払出は、コインの払出の
代わりに、払出数が記録されたカードやレシート等の記
録媒体を払出すようにしてもよい。
【0041】図5は、図3に示した制御回路における遊
技制御基板のJACK POT処理動作を説明するため
のフローチャートである。このフローチャートはたとえ
ば2msec毎に1回実行される。
【0042】S15により、スロットマシンにおける入
賞があったか否かの判断が行なわれ、ない場合にはその
ままリターンする。一方、ビッグボーナスゲーム,ボー
ナスゲーム,通常の入賞のうちいずれかの入賞があった
場合にはS16に進み、ビッグボーナスゲーム中である
か否かの判断がなされ、ビッグボーナスゲーム中である
場合にはS22に進み、入賞が発生した図柄の組合せの
種類に応じた枚数のコインの払出制御がなされる。一
方、ビッグボーナスゲーム中でない場合にはS17に進
み、ボーナスゲーム中であるか否かの判断がなされ、ボ
ーナスゲーム中である場合にはS22に進み、入賞が発
生した図柄の組合せの種類に応じた枚数のコインの払出
制御が行なわれる。また、ボーナスゲーム中でない場合
にはS18に進み、ビッグボーナス入賞であるか否かの
判断がなされ、ビッグボーナス入賞でない場合にはS1
9に進み、入賞情報をJACK POT制御装置に出力
し、入賞が発生した図柄の組合せの種類に応じたコイン
の払出枚数からn(たとえば1)を減算した枚数を払出
制御する。つまり、ビッグボーナスゲーム中でなくかつ
ボーナスゲーム中でない通常ゲーム時において入賞が発
生した場合に、S19により、JACK POT加算を
行なうようにし、その加算枚数であるnを差し引いた残
りの枚数だけコインを遊技者に払出すように制御する。
【0043】一方、S18により、ビッグボーナス入賞
と判断された場合にはS20に進み、JACK POT
抽選を行なう。このJACK POT抽選は、具体的に
は、たとえば、JACK POT抽選表示装置247を
可変開始させるとともに乱数を利用してJACK PO
T抽選表示装置247の可変停止時の表示結果を事前決
定し、所定時間JACK POT抽選表示装置247を
可変表示させた後その事前決定された表示結果となるよ
うにJACK POT抽選表示装置247を停止制御さ
せる。そして、表示結果がたとえば「77」となる場合
には、S21によりJACK POT入賞があったと判
断されてS23に進み、JACK POT出力をJAC
K POT制御装置38に伝送する。一方、JACK
POT入賞がないと判断された場合にはS22に進み、
入賞が発生した図柄の組合せに応じた枚数のコインを払
出す制御が行なわれる。
【0044】なお、本実施例では、通常ゲーム時におけ
る入賞毎にJACK POT加算するようにしたが、そ
れ以外の例としては、コインの投入枚数が所定値に達す
ること,JACK POT入賞以外の他のビッグボーナ
スが発生する毎(たとえば他のビッグボーナスにおける
ボーナスゲームの許容入賞回数を通常より1回少ない7
回とし、コイン15枚分をJACK POT加算す
る),ボーナスゲームが発生する毎(許容入賞回数を通
常より1回少ない7回とし、コイン15枚分をJACK
POT加算する)に、JACK POT加算するよう
にしてもよい。
【0045】本実施例では、JACK POT制御装置
38によるJACK POT制御を1つの遊技機設置島
を単位として行なうものを示したが、その代わりに、た
とえば、遊技機1台ごとを制御単位としてもよく、ある
いは、遊技場に設置された複数の遊技機における遊技機
の機種毎、所定台数の遊技機毎、遊技場内の全遊技機、
遊技場がチェーン店を構成している場合の系列遊技場に
設置されているすべての遊技機、共通カードシステムに
加盟している遊技場のすべての遊技機、景品カードシス
テムに加盟している遊技場のすべての遊技機を制御単位
として、JACK POT制御を行なうようにしてもよ
い。
【0046】さらに、本発明に用いられる遊技機として
は、前述したコインを用いて遊技を行なうスロットマシ
ンに限らず、パチンコ玉を用いて遊技を行なうことので
きるスロットマシン、ドラム用のリールの代わりに複数
種類の図柄が描かれた複数枚の円盤が回転して、そのそ
れぞれの円盤の停止時に表示される図柄の組合せにより
入賞が発生するいわゆるロタミントであってもよい。ま
た、回転リールにより識別情報を可変表示する代わり
に、CRTや液晶等の画像表示装置やドットマトリック
スあるいはセグメント等の表示装置を用い、その表示装
置からなる可変表示装置の表示結果が予め定められた特
定の表示態様となった場合に賞品玉や賞品コイン等の価
値を遊技者に直接払出す遊技機であってもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、遊技機による遊技にお
いて所定条件が成立した場合に価値記憶手段の価値が増
加更新され、特別遊技状態の発生に基づいてその価値記
憶手段に記憶されている価値の少なくとも一部が払出さ
れるのであり、前記所定条件の成立に伴って増加更新さ
れた価値が特別遊技状態の発生に基づいて払出されるた
めに、遊技価値が付与可能な条件の成立とそれに伴って
払出される価値との関係が変化に富んだ面白味のあるも
のになり、遊技者に対しより高い興奮を提供して遊技の
興趣を向上し得るに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数台の遊技機が設置された遊技機設置島を示
す正面図である。
【図2】遊技機の一例のスロットマシンの正面図であ
る。
【図3】遊技用装置の一例に用いられる制御回路の構成
を示すブロック図である。
【図4】図3の制御回路におけるJACK POT制御
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図3の制御回路における遊技制御基板のJAC
K POT処理動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
21は遊技機設置島、38はJACK POT制御装
置、246,39はJACK POT払出数表示器、2
2A,22B,22C,22D,…は遊技機の一例のス
ロットマシン、23A,23B,23C,23D,…は
カード処理装置、237は価値払出手段の一部を構成す
るホッパーユニット、207は可変表示装置を構成する
リールユニット、250A,250B,250C,…は
遊技制御基板、251A,251B,251C,…は払
出制御基板である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示状態が変化可能な可変表示装置を有
    し、有価価値を使用して前記可変表示装置の表示結果を
    導出表示させる制御が行なわれ、該導出表示された表示
    結果が予め定められた特定の表示態様となった場合に所
    定の遊技価値が付与可能となる遊技機を含む遊技用装置
    であって、 遊技者に付与する価値を記憶しておくための価値記憶手
    段と、 前記遊技機による遊技において所定条件が成立した場合
    に前記価値記憶手段の価値を増加更新する増加更新手段
    と、 前記遊技機による遊技における予め定められた特別遊技
    状態の発生に基づいて、前記価値記憶手段に記憶されて
    いる価値の少なくとも一部を払出す価値払出手段とを含
    むことを特徴とする、遊技用装置。
JP5067066A 1993-03-25 1993-03-25 遊技用装置 Pending JPH06277332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5067066A JPH06277332A (ja) 1993-03-25 1993-03-25 遊技用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5067066A JPH06277332A (ja) 1993-03-25 1993-03-25 遊技用装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06277332A true JPH06277332A (ja) 1994-10-04

Family

ID=13334108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5067066A Pending JPH06277332A (ja) 1993-03-25 1993-03-25 遊技用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06277332A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9082262B2 (en) 2003-11-18 2015-07-14 Igt Gaming device providing an award based on a count of outcomes which meets a condition

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9082262B2 (en) 2003-11-18 2015-07-14 Igt Gaming device providing an award based on a count of outcomes which meets a condition
US9679441B2 (en) 2003-11-18 2017-06-13 Igt Gaming device providing an award based on a count of outcomes which meets a condition

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004201791A (ja) ゲーム装置及び遊技システム
JP2002360913A (ja) 遊技台装置及び電子遊技媒体貸出機
JPH03198889A (ja) パチンコ玉の玉貸機
JP2925917B2 (ja) 遊技玉貸出し精算装置
JPH06277332A (ja) 遊技用装置
JPH0671036A (ja) 遊技用システム
JPH06277335A (ja) 遊技用装置
JPH06285217A (ja) 遊技用装置
JP2769845B2 (ja) 遊技媒体貸出システム
JP2002210209A (ja) 遊技用装置
JPH06277334A (ja) 遊技用装置
JPH06254235A (ja) 遊技用装置
JP3555037B2 (ja) 遊技用システム
JP3172228B2 (ja) 遊技用設備装置
JPH0671039A (ja) 遊技用システム
JPH06292757A (ja) 遊技用装置
JPH05115610A (ja) 遊技場の管理装置
JPH06254234A (ja) 遊技用装置
JP3712544B2 (ja) 遊技用設備装置
JP2894588B2 (ja) 弾球遊技機
JPH06277352A (ja) 遊技用装置
JPH06254236A (ja) 遊技用装置
JP2024067767A (ja) 遊技場用システム
JP3946392B2 (ja) 遊技用システム
JP2000137851A (ja) 記録媒体処理装置