JPH062762Y2 - 液体混合吐出用ノズル - Google Patents
液体混合吐出用ノズルInfo
- Publication number
- JPH062762Y2 JPH062762Y2 JP13208388U JP13208388U JPH062762Y2 JP H062762 Y2 JPH062762 Y2 JP H062762Y2 JP 13208388 U JP13208388 U JP 13208388U JP 13208388 U JP13208388 U JP 13208388U JP H062762 Y2 JPH062762 Y2 JP H062762Y2
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- Japan
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- mixing chamber
- liquid
- mixed
- liquids
- mixing
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば二液型の反応硬化性の建築用シーリング
材の施工作業の如く複数種類の液体を混合させて所望の
位置に吹付ける様な場合に適用される液体混合吐出用ノ
ズルに関する。
材の施工作業の如く複数種類の液体を混合させて所望の
位置に吹付ける様な場合に適用される液体混合吐出用ノ
ズルに関する。
(従来の技術) 周知の如く、建築施工作業等に於いては、例えばジオル
ガノポリシロキサンとアミノキシシランとの両者を混合
させて、これを所望の位置に吹付けることにより、前記
二液を反応硬化させて目地のシールを行う様な手段が多
々採用されている。そこで、従来では二種類の液体を混
合吐出する手段として、第2図(イ),(ロ)或いは第
3図の如き手段が存在する。
ガノポリシロキサンとアミノキシシランとの両者を混合
させて、これを所望の位置に吹付けることにより、前記
二液を反応硬化させて目地のシールを行う様な手段が多
々採用されている。そこで、従来では二種類の液体を混
合吐出する手段として、第2図(イ),(ロ)或いは第
3図の如き手段が存在する。
即ち、第2図の手段は何れも二種類の液体A,Bをミキ
サー20に液送してこれらを混合させた後に、これをエア
ノズル21から吐出される圧縮エアの吐出作用を利用して
前方に吐出させるものである。
サー20に液送してこれらを混合させた後に、これをエア
ノズル21から吐出される圧縮エアの吐出作用を利用して
前方に吐出させるものである。
他方、第3図の手段はノズル22内に液体A,Bを夫々別
個に圧送して、ノズル22の先端部で両液体A,Bを合流
させて吐出させるものである。
個に圧送して、ノズル22の先端部で両液体A,Bを合流
させて吐出させるものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記第2図に示す前者の手段では、ノズ
ルとは別個にミキサー20を必要としてその装置構成が複
雑,大型化して高価となる難点を生じる。しかも、液体
の吹付け作業の終了後にはミキサー20内に残存する二液
A,Bを除去せねばならないが、構造の複雑なミキサー
20内の清掃作業は非常に煩雑で長時間を要し、その保守
面でも問題点を有していた。
ルとは別個にミキサー20を必要としてその装置構成が複
雑,大型化して高価となる難点を生じる。しかも、液体
の吹付け作業の終了後にはミキサー20内に残存する二液
A,Bを除去せねばならないが、構造の複雑なミキサー
20内の清掃作業は非常に煩雑で長時間を要し、その保守
面でも問題点を有していた。
他方、第3図の後者の手段では、ミキサーを不要とする
から上記前者の難点はある程度解消されるものの、二液
A,Bを直接合流させてこれらを混合させる手段では実
際上充分な混合が行えない。両液A,Bの混合状態を高
めるためには二液A,Bの夫々を高圧で圧送せねばなら
ない。即ち、実用上は例えば両液A,Bを高圧ポンプを
用いて夫々150kg/cm2程度で圧送せねばならない等、簡
易な作業が行えず、又高圧ポンプを要する等、やはりそ
の実用性に於いて問題点を有していた。
から上記前者の難点はある程度解消されるものの、二液
A,Bを直接合流させてこれらを混合させる手段では実
際上充分な混合が行えない。両液A,Bの混合状態を高
めるためには二液A,Bの夫々を高圧で圧送せねばなら
ない。即ち、実用上は例えば両液A,Bを高圧ポンプを
用いて夫々150kg/cm2程度で圧送せねばならない等、簡
易な作業が行えず、又高圧ポンプを要する等、やはりそ
の実用性に於いて問題点を有していた。
それ故、本考案はミキサーや特殊な高圧ポンプを必要と
しない簡易な手段によって複数種類の液体を充分に混合
させて吐出可能ならしめることを、その目的とする。
しない簡易な手段によって複数種類の液体を充分に混合
させて吐出可能ならしめることを、その目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は圧縮エアを単なる混合吐出対象液の吐出に使用
するのではなく、ノズルに個別に供給される複数の混合
吐出対象液を圧縮エアを利用して撹拌混合させて吐出さ
せることにより、上記目的を達成せんとするものであ
る。
するのではなく、ノズルに個別に供給される複数の混合
吐出対象液を圧縮エアを利用して撹拌混合させて吐出さ
せることにより、上記目的を達成せんとするものであ
る。
すなわち、本考案は、内部に混合室2を形成し且つ該混
合室2内に混合吐出対象液A,Bを流入可能とすべく少
なくとも二以上の液体供給口3,3aを前記混合室2内に
連通させて設けてなるノズル本体1と、前記混合室2内
に供給された液体A,Bをノズル本体外部に流出可能と
すべくその一端側開口部9が混合室2の一側部に開口し
て設けられた混合液吐出用孔8と、該混合液吐出用孔8
の一端側開口部9と対面すべく混合室2の他側部側に設
けられて且つ液体供給口3,3aから混合室2内に供給さ
れる混合吐出対象液A,Bを混合液吐出用孔8から吐出
させるべく混合室2内に圧縮エアを供給するためのエア
供給口5とからなり、しかも前記混合液吐出用孔8の一
端側開口部9の周縁部には、混合室2内でエアの乱流を
生じさせるべくエア供給口5から供給される圧縮エアの
一部を衝突させるための壁面部10が形成された、液体混
合吐出用ノズルである。
合室2内に混合吐出対象液A,Bを流入可能とすべく少
なくとも二以上の液体供給口3,3aを前記混合室2内に
連通させて設けてなるノズル本体1と、前記混合室2内
に供給された液体A,Bをノズル本体外部に流出可能と
すべくその一端側開口部9が混合室2の一側部に開口し
て設けられた混合液吐出用孔8と、該混合液吐出用孔8
の一端側開口部9と対面すべく混合室2の他側部側に設
けられて且つ液体供給口3,3aから混合室2内に供給さ
れる混合吐出対象液A,Bを混合液吐出用孔8から吐出
させるべく混合室2内に圧縮エアを供給するためのエア
供給口5とからなり、しかも前記混合液吐出用孔8の一
端側開口部9の周縁部には、混合室2内でエアの乱流を
生じさせるべくエア供給口5から供給される圧縮エアの
一部を衝突させるための壁面部10が形成された、液体混
合吐出用ノズルである。
また、本考案は、上記液体混合吐出用ノズルに於いて、
混合液吐出用孔8の先端側に、該混合液吐出用孔8の内
径よりも大径の凹状部14が形成された、液体混合吐出用
ノズルである。
混合液吐出用孔8の先端側に、該混合液吐出用孔8の内
径よりも大径の凹状部14が形成された、液体混合吐出用
ノズルである。
(作用) 上記構成の液体混合吐出用ノズルに於いては、エア供給
口5から混合室2内に圧縮エアを供給させることによ
り、液体供給口3,3aから混合室2内に供給される混合
吐出対象液A,Bを混合液吐出用孔8から外部に吐出さ
せることができる。
口5から混合室2内に圧縮エアを供給させることによ
り、液体供給口3,3aから混合室2内に供給される混合
吐出対象液A,Bを混合液吐出用孔8から外部に吐出さ
せることができる。
而して、エア供給口5から混合室2内に供給された圧縮
エアの一部は混合室2の側壁の壁面部10に衝突して混合
室2内で乱流状態となるために、混合室2内に供給され
た混合吐出対象液A,Bは高圧で混合室2内に供給され
なくても、前記エアの乱流作用によって適切に撹拌混合
され、その後即座に外部に吐出されるのである。
エアの一部は混合室2の側壁の壁面部10に衝突して混合
室2内で乱流状態となるために、混合室2内に供給され
た混合吐出対象液A,Bは高圧で混合室2内に供給され
なくても、前記エアの乱流作用によって適切に撹拌混合
され、その後即座に外部に吐出されるのである。
また、上記後者の混合液吐出用孔8の先端側に凹状部14
を設けたものでは、混合吐出対象液A,Bを混合させた
エアが当該凹状部14を通過する際に拡散状態となって当
該部位に於いても乱流を生じさせる。よって、この乱流
によって混合吐出対象液A,Bの混合が一層促進される
こととなる。
を設けたものでは、混合吐出対象液A,Bを混合させた
エアが当該凹状部14を通過する際に拡散状態となって当
該部位に於いても乱流を生じさせる。よって、この乱流
によって混合吐出対象液A,Bの混合が一層促進される
こととなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図中、1は本体ケーシング1aの後部に形成された凹
状部に補助ケーシング1bを着脱自在に螺着して形成され
たステンレス製等のノズル本体を示す。2は該ノズル本
体1の内部の両ケーシング1a,1bの両側壁間に形成され
た混合室を示す。3,3aは該混合室2の内周壁部に二箇
所開設された液体供給口で、二種類の混合吐出対象液
A,Bを夫々供給する配管4,4aの接続用のネジ孔を有
している。5は混合室2の後壁部6に開設されたエア供
給口で、その後部側にはノズル本体1の後部側から圧縮
エア供給用の配管7を夫々接続するためのネジ孔を有し
ている。
状部に補助ケーシング1bを着脱自在に螺着して形成され
たステンレス製等のノズル本体を示す。2は該ノズル本
体1の内部の両ケーシング1a,1bの両側壁間に形成され
た混合室を示す。3,3aは該混合室2の内周壁部に二箇
所開設された液体供給口で、二種類の混合吐出対象液
A,Bを夫々供給する配管4,4aの接続用のネジ孔を有
している。5は混合室2の後壁部6に開設されたエア供
給口で、その後部側にはノズル本体1の後部側から圧縮
エア供給用の配管7を夫々接続するためのネジ孔を有し
ている。
8はノズル本体1の前部から混合室2に連通する状態で
穿設された混合液吐出用孔で、混合室2に面する一端開
口部9は前記エア供給口5と対峙した状態に配置されて
いるが、その開口径Daはエア供給口5の開口径Dbよりも
大きく設定されている。10は前記開口部9の周縁部に形
成された混合室2の前壁部としての壁面部で、当該壁面
部10はエア供給口5から混合室2内に吐出されて直接混
合液吐出用孔8から流出するエア以外のエアを衝突させ
るためのものである。
穿設された混合液吐出用孔で、混合室2に面する一端開
口部9は前記エア供給口5と対峙した状態に配置されて
いるが、その開口径Daはエア供給口5の開口径Dbよりも
大きく設定されている。10は前記開口部9の周縁部に形
成された混合室2の前壁部としての壁面部で、当該壁面
部10はエア供給口5から混合室2内に吐出されて直接混
合液吐出用孔8から流出するエア以外のエアを衝突させ
るためのものである。
11はノズル本体1の先端部側に突設された突起部12に着
脱自在に装着された補助リング体で、その先端部には内
向き鍔部13が形成されて、該鍔部13と前記突起部12の相
互間には混合液吐出用孔8の内径よりも大径の凹状部14
が形成されている。
脱自在に装着された補助リング体で、その先端部には内
向き鍔部13が形成されて、該鍔部13と前記突起部12の相
互間には混合液吐出用孔8の内径よりも大径の凹状部14
が形成されている。
本実施例は以上の構成からなり、次にその使用例につい
て説明する。
て説明する。
先ず、液体供給口3,3aに二液反応硬化型シーリング材
の主液Aと硬化剤Bとを夫々個別に供給するための配管
4,4aを接続した状態に於いて、エア供給口5から混合
室2内に圧縮エアを供給させる。該圧縮エアはエア供給
口5よりも大口径の混合液吐出用孔8から外部に排気さ
れるから、混合室2内には負圧が生じ、これによって液
体供給口3,3aから混合室2内に混合吐出対象液A,B
が流入する。
の主液Aと硬化剤Bとを夫々個別に供給するための配管
4,4aを接続した状態に於いて、エア供給口5から混合
室2内に圧縮エアを供給させる。該圧縮エアはエア供給
口5よりも大口径の混合液吐出用孔8から外部に排気さ
れるから、混合室2内には負圧が生じ、これによって液
体供給口3,3aから混合室2内に混合吐出対象液A,B
が流入する。
一方、エア供給口5から混合室2内に吐出される圧縮エ
アは前方側程拡がった状態となって、エアの全てが直接
混合液吐出用孔8を介して外部に流出することはなく、
一部のエアは開口部9の周縁の壁面部10に激しく衝突す
る。この壁面部10へのエア衝突により矢印aの如く混合
室2内にはエアの激しい乱流状態が生じる。
アは前方側程拡がった状態となって、エアの全てが直接
混合液吐出用孔8を介して外部に流出することはなく、
一部のエアは開口部9の周縁の壁面部10に激しく衝突す
る。この壁面部10へのエア衝突により矢印aの如く混合
室2内にはエアの激しい乱流状態が生じる。
従って、このエアの乱流状態にある混合室2内に混合吐
出対象液A,Bが流入すると、該液A,Bは夫々エアの
乱流により撹拌されて霧状となり、充分に撹拌混合され
ることとなる。よって、混合吐出対象液A,Bを混合室
2内に高圧で液送する様な必要性は全く無い。
出対象液A,Bが流入すると、該液A,Bは夫々エアの
乱流により撹拌されて霧状となり、充分に撹拌混合され
ることとなる。よって、混合吐出対象液A,Bを混合室
2内に高圧で液送する様な必要性は全く無い。
また、この混合された両液A,Bは直ちに混合液吐出用
孔8から圧縮エアと共に外部に吐出される。エアの乱流
はエアが壁面部10に衝突して生じたものであり、又両液
A,Bの外部への吐出は圧縮エアと共に行われるもので
あるから、混合室2内に供給するエア圧はさほど高圧に
する必要はない。
孔8から圧縮エアと共に外部に吐出される。エアの乱流
はエアが壁面部10に衝突して生じたものであり、又両液
A,Bの外部への吐出は圧縮エアと共に行われるもので
あるから、混合室2内に供給するエア圧はさほど高圧に
する必要はない。
更に、両液A,Bの混合から外部への吐出は極めて短時
間で行われるから、混合室2内で両液A,Bが反応硬化
して不都合を生じる様なこともないのである。
間で行われるから、混合室2内で両液A,Bが反応硬化
して不都合を生じる様なこともないのである。
また、ノズル本体1の混合液吐出用孔8を通過した両液
A,B及びエアが該混合液吐出用孔8の内径よりも大径
の凹状部14に到達すれば、当該部位で拡散作用が生じて
やはり乱流状態を生じる。よって、両液A,Bの混合が
当該部位で一層促進された後に、所望の位置に混合液
A,Bが吹付けられ、その後その吹付け位置で両液A,
Bが反応硬化するのである。
A,B及びエアが該混合液吐出用孔8の内径よりも大径
の凹状部14に到達すれば、当該部位で拡散作用が生じて
やはり乱流状態を生じる。よって、両液A,Bの混合が
当該部位で一層促進された後に、所望の位置に混合液
A,Bが吹付けられ、その後その吹付け位置で両液A,
Bが反応硬化するのである。
更に、前記作業の終了後に於いては、混合室2内に残存
する混合吐出対象液A,Bが硬化する虞れがあるから、
ノズル本体1内の混合室2内を清掃する必要があるが、
当該部位はミキサーの如く複雑な内部構造を有しないか
ら非常に簡易に行える。特に、本実施例では後部側の補
助ケーシング1bを取り外して迅速に行えるのである。
する混合吐出対象液A,Bが硬化する虞れがあるから、
ノズル本体1内の混合室2内を清掃する必要があるが、
当該部位はミキサーの如く複雑な内部構造を有しないか
ら非常に簡易に行える。特に、本実施例では後部側の補
助ケーシング1bを取り外して迅速に行えるのである。
尚、上記実施例では、混合液吐出用孔8の先端側に液体
混合エアの拡散用の凹状部14を設けて液体の混合を一層
促進させる様に構成したが、本考案は当該手段を必ずし
も設ける必要はない。尚、前記凹状部14を形成する手段
としては、上記実施例の如くノズル本体1とは別体のリ
ング体11を用いる以外に、ノズル本体1の混合液吐出用
孔8の内周面に直接形成する手段も適用できる。
混合エアの拡散用の凹状部14を設けて液体の混合を一層
促進させる様に構成したが、本考案は当該手段を必ずし
も設ける必要はない。尚、前記凹状部14を形成する手段
としては、上記実施例の如くノズル本体1とは別体のリ
ング体11を用いる以外に、ノズル本体1の混合液吐出用
孔8の内周面に直接形成する手段も適用できる。
また、本考案では混合室2内に生じさせた負圧により混
合吐出対象液A,Bを混合室2内に自然吸引させ得る
が、あえて混合吐出対象液A,Bを定量ポンプ等を用い
て積極的に混合室2内に供給させてもよい。前者の手段
では吐出エア中に含まれる混合液の濃度が低く霧状に吹
付けられる場合があるが、後者の手段では両液の濃度を
高くできる霧状で吐出される事態を解消できる。この使
用形態は用途条件に応じて適宜選択すればよい。
合吐出対象液A,Bを混合室2内に自然吸引させ得る
が、あえて混合吐出対象液A,Bを定量ポンプ等を用い
て積極的に混合室2内に供給させてもよい。前者の手段
では吐出エア中に含まれる混合液の濃度が低く霧状に吹
付けられる場合があるが、後者の手段では両液の濃度を
高くできる霧状で吐出される事態を解消できる。この使
用形態は用途条件に応じて適宜選択すればよい。
更に、本考案は混合させる液体の具体的な種類や成分等
は一切問わない。目地やトンネルの内壁面用の各種シー
リング材は勿論のこと、反応硬化型の液体以外の液体混
合用途にも利用できるもので、その他の塗料,溶剤,薬
液等、あらゆる種類の液体の混合吐出に適用できるもの
である。又その具体的な液体の数は二種類に限定されな
い。液体供給口3,3aの数を増加させれば、三種類或い
はそれ以上の液体を混合室2内で混合できるものであ
る。よって、液体供給口3,3aは二以上であればよく、
その具体的な個数は問わない。尚、液体供給口3,3aは
第1図(ロ)の如く直角状に設ける必要はなく、例えば
対面状態で設ける等してもよく、その配置態様は問わな
い。
は一切問わない。目地やトンネルの内壁面用の各種シー
リング材は勿論のこと、反応硬化型の液体以外の液体混
合用途にも利用できるもので、その他の塗料,溶剤,薬
液等、あらゆる種類の液体の混合吐出に適用できるもの
である。又その具体的な液体の数は二種類に限定されな
い。液体供給口3,3aの数を増加させれば、三種類或い
はそれ以上の液体を混合室2内で混合できるものであ
る。よって、液体供給口3,3aは二以上であればよく、
その具体的な個数は問わない。尚、液体供給口3,3aは
第1図(ロ)の如く直角状に設ける必要はなく、例えば
対面状態で設ける等してもよく、その配置態様は問わな
い。
更に、本考案はノズル本体1の各部の具体的な構成も上
記実施例の如く限定されない。ノズル本体1は必ずしも
上記の如く二部材1a,1bで形成する必要はない。また、
混合室2の具体的な大きさや形状も任意に設計変更自在
である。
記実施例の如く限定されない。ノズル本体1は必ずしも
上記の如く二部材1a,1bで形成する必要はない。また、
混合室2の具体的な大きさや形状も任意に設計変更自在
である。
更に、混合液吐出用孔8やエア供給口5の具体的な口径
も問わず、要はエア供給口5は混合液吐出用孔8が設け
られた側とは反対側の混合室2の側壁部側に該混合液吐
出用孔8の一端側開口部9と対向して配置されて、混合
室2内に流入される液体を圧縮エアの供給によって混合
液吐出用孔8から外部に吐出させ得る様に設けられてお
ればよい。また、本考案は混合液吐出用孔8の一端側開
口部9の周縁部の壁面部10の具体的な面積も問わない。
も問わず、要はエア供給口5は混合液吐出用孔8が設け
られた側とは反対側の混合室2の側壁部側に該混合液吐
出用孔8の一端側開口部9と対向して配置されて、混合
室2内に流入される液体を圧縮エアの供給によって混合
液吐出用孔8から外部に吐出させ得る様に設けられてお
ればよい。また、本考案は混合液吐出用孔8の一端側開
口部9の周縁部の壁面部10の具体的な面積も問わない。
その他、本考案は各部の具体的な構成は全て本考案の意
図する範囲内で任意に設計変更自在である。
図する範囲内で任意に設計変更自在である。
(考案の効果) 叙上の様に、本考案はノズル本体内に形成した混合室の
壁面部にエアの一部を衝突させて該混合室内でエアの乱
流を生じさせることにより混合吐出対象液を混合室内で
撹拌混合させて吐出させ得る様に構成したために、従来
の如く混合吐出対象液の混合を行うためのミキサーを別
途用いたり或いは混合吐出対象液を極めて高圧で液送さ
せる様な必要もなくなった。
壁面部にエアの一部を衝突させて該混合室内でエアの乱
流を生じさせることにより混合吐出対象液を混合室内で
撹拌混合させて吐出させ得る様に構成したために、従来
の如く混合吐出対象液の混合を行うためのミキサーを別
途用いたり或いは混合吐出対象液を極めて高圧で液送さ
せる様な必要もなくなった。
その結果、本考案では液体の混合吐出作業に要する装置
構成の簡素化が図れ、又液送用の特殊な高圧ポンプも必
要とせず、装置全体の製作コストの大幅な低減化が図
れ、しかもその取扱い作業を容易にできるという格別な
効果を有するに至った。
構成の簡素化が図れ、又液送用の特殊な高圧ポンプも必
要とせず、装置全体の製作コストの大幅な低減化が図
れ、しかもその取扱い作業を容易にできるという格別な
効果を有するに至った。
また、本考案はノズル本体内の混合室内の清掃は構造が
複雑なミキサーの清掃よりも格段簡易に行え、よって反
応硬化型等の特殊な液体の混合吐出作業を行った後の保
守面でも非常に優れるもので、その実用的価値は多大で
ある。
複雑なミキサーの清掃よりも格段簡易に行え、よって反
応硬化型等の特殊な液体の混合吐出作業を行った後の保
守面でも非常に優れるもので、その実用的価値は多大で
ある。
更に、本考案の混合液吐出用孔の先端側に該混合液吐出
用孔の内径よりも大径の凹状部を形成した手段では、当
該凹状部の部位で混合液を含むエアの拡散による乱流撹
拌混合を再度行わせることができて、液体の混合を一層
完全な状態にできる利点がある。
用孔の内径よりも大径の凹状部を形成した手段では、当
該凹状部の部位で混合液を含むエアの拡散による乱流撹
拌混合を再度行わせることができて、液体の混合を一層
完全な状態にできる利点がある。
第1図は本考案に係るノズルの一実施例を示し、同図
(イ)は断面図、同図(ロ)は同図(イ)のX−X線断
面図。 第2図(イ),(ロ)及び第3図は従来例を示す説明
図。 1…ノズル本体、2…混合室 3,3a…液体供給口、5…エア供給口 8…混合液吐出用孔、9…一端開口部 10…壁面部、14…凹状部 A,B…混合吐出対象液
(イ)は断面図、同図(ロ)は同図(イ)のX−X線断
面図。 第2図(イ),(ロ)及び第3図は従来例を示す説明
図。 1…ノズル本体、2…混合室 3,3a…液体供給口、5…エア供給口 8…混合液吐出用孔、9…一端開口部 10…壁面部、14…凹状部 A,B…混合吐出対象液
Claims (2)
- 【請求項1】内部に混合室2を形成し且つ該混合室2内
に混合吐出対象液A,Bを流入可能とすべく少なくとも
二以上の液体供給口3,3aを前記混合室2内に連通させ
て設けてなるノズル本体1と、前記混合室2内に供給さ
れた液体A,Bをノズル本体外部に流出可能とすべくそ
の一端側開口部9が混合室2の一側部に開口して設けら
れた混合液吐出用孔8と、該混合液吐出用孔8の一端側
開口部9と対面すべく混合室2の他側部側に設けられて
且つ液体供給口3,3aから混合室2内に供給される混合
吐出対象液A,Bを混合液吐出用孔8から吐出させるべ
く混合室2内に圧縮エアを供給するためのエア供給口5
とからなり、しかも前記混合液吐出用孔8の一端側開口
部9の周縁部には、混合室2内でエアの乱流を生じさせ
るべくエア供給口5から供給される圧縮エアの一部を衝
突させるための壁面部10が形成されてなることを特徴と
する液体混合吐出用ノズル。 - 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項記載の液体
混合吐出用ノズルに於いて、混合液吐出用孔8の先端側
に、該混合液吐出用孔8の内径よりも大径の凹状部14が
形成されてなることを特徴とする液体混合吐出用ノズ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13208388U JPH062762Y2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | 液体混合吐出用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13208388U JPH062762Y2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | 液体混合吐出用ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0253149U JPH0253149U (ja) | 1990-04-17 |
JPH062762Y2 true JPH062762Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=31388727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13208388U Expired - Lifetime JPH062762Y2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | 液体混合吐出用ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH062762Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4595707B2 (ja) * | 2005-06-27 | 2010-12-08 | パナソニック電工株式会社 | 噴射流偏向ノズル |
JP4548326B2 (ja) * | 2005-12-09 | 2010-09-22 | パナソニック電工株式会社 | 噴流可動ノズル |
JP5597406B2 (ja) * | 2010-02-03 | 2014-10-01 | 株式会社ダイフレックス | スプレーガン、吹付け施工装置、および吹付け施工方法 |
-
1988
- 1988-10-07 JP JP13208388U patent/JPH062762Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0253149U (ja) | 1990-04-17 |
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