JP6943454B2 - 液体散布ノズル - Google Patents

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Description

この発明は、畑に植えられた野菜などの植物に対して農薬や水などの液体を霧化して散布するためのノズル、中でも液体の吐出が空気を混入してなされるノズルであって、高圧噴霧時にも粒子径の比較的大きい霧(粗霧)が生成されて噴射される液体散布ノズルに関する。
液体の吐出が空気を混入してなされる空気混入型(気液混合型とも称されている)液体散布ノズルの代表的なもののひとつにブームスプレーヤ用ノズルがある。この発明の液体散布ノズルは、ブームスプレーヤ以外に小型の一般的な液体散布装置などにも利用できるが、以下の説明は、そのブームスプレーヤ用ノズルを例に挙げて行う。
空気混入型の液体散布ノズルは、散布液に空気を混合することで粒子径の比較的粗い霧を生成して噴射することができる。粒子径の大きい粗霧は、粒子径の細かい霧に比べて噴霧液の飛散距離が延び、このために、空気を混入するブームスプレーヤは、広い畑に効率よく薬液や水を散布する目的で利用されている。
そのブームスプレーヤ用ノズル(以下では単にノズルとも言う)の従来品を、図10、図11に示す。図示のノズル1Aは、フラットノズルと称されるものであって、本体10と、その本体10の内部に挿入する空気混入筒20からなる。
本体10は、端壁12を有する筒状胴部11、端壁12の中心に開けられた噴孔13、端壁12の前面に設けられた拡散溝14、筒状胴部11の後部に設けられたフランジ15、及び筒状胴部11に開けられた空気導入孔16と通路17を有する。
拡散溝14は、一文字状のVカット溝であり、噴孔13から霧化されて噴出する液体の粒子を平たく拡散させる。
空気混入筒20は、先端部21が、本体10の内側に適合して嵌る。先端部21に続く部分は小径部22となっており、その小径部22の外周面と本体10の内周面との間に図11に示した空気通路40が形成される。
小径部22には、空気通路40に通じた空気孔23が設けられ、さらに、空気混入筒20の後部外周には、本体10の後部外周のフランジ15に重ねる取り付け用のフランジ24が設けられている。
空気孔23は、空気混入筒20の内部通路20aを液体が高速で流れて生じるエジェクタ効果によって空気混入筒20の内部に空気を導入するための孔であり、その空気孔23から吸入される空気が内部通路20a内で液体と混合される。
内部通路20aには、エジェクタ効果を生じさせるために、空気孔23よりも上流側(液体の供給源に近い側)に、通路を細くするオリフィス孔20bが設けられている。
このように構成された液体散布ノズル1Aは、図13、図14に示すように、噴管51に固定された管継手52をホルダとして働かせ、その管継手52にバヨネット嵌合させる図示の如きユニオンナット(キャップ)50等で当該液体散布ノズル1Aを取り付けて使用される。図中53は、シール用のパッキンである。
図10、図11に示した従来構造のブームスプレーヤ用ノズルは、例えば、噴霧圧力0.2MPa〜0.6MPaの範囲で使用されている。
そのブームスプレーヤ用ノズルの従来品の噴霧圧力と、霧化された粒子のサイズと、噴出量の関係を表1に示す。
表1の数値は、出願人の会社カタログに示された、コードNo.494102、ノズル形式PVA11002の数値を転記したものである。
Figure 0006943454
XC:極粗霧428μm〜622μm
VC:大粗霧349μm〜428μm
C:粗霧218μm〜349μm
なお、図10、図11のノズルと同様に、液体を、空気を混入しながら霧化して噴出するスプレーヤ用ノズルは、例えば、下記特許文献1,2などにも示されている。
特開平5−104034号公報 特開昭60−186240号公報
上述したように、従来構造のブームスプレーヤ用ノズルは、噴霧圧力0.2MPa〜0.6MPaの範囲の低噴霧圧で使用されている。これは、前掲の表1から判るように、噴霧圧力を高めるほど単位時間当たりの噴出量が多くなるのに対し、噴霧圧力を高めるほど生成される霧の粒子は細かくなって噴霧液の飛散距離が短くなるからである。
これから判るように、従来のブームスプレーヤ用ノズルでは、噴霧圧力を高めることによる単位時間当たりの噴出量の増加(以下では単に単位時間当たりの噴出量の増加と言う)と飛散距離の増大が両立しない。
なお、前掲の特許文献1,2に示される散布ノズルは、構造が図10、図11のノズルに近似している。これらの散布ノズルは低圧仕様ではない。従って、粒子径の細かな霧が生成されるのは明白であり、これらの散布ノズルでも単位時間当たりの噴出量の増加と飛散距離の増大を両立させるのは困難である。
低圧仕様のノズルとして知られている空気混入型の液体散布ノズルについて、単位時間当たりの噴出量の増加と飛散距離の増大を両立させることができれば、ブームスプレーヤ等による噴霧能率のさらなる向上が図れる。
そこで、この発明は、噴霧圧力を例えば1MPaに高めても粒子サイズがC以上の粗霧が生成されて噴射される空気混入型の液体散布ノズルを実現して提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明においては、本体と、その本体の内部に挿入する空気混入筒と、この空気混入筒の先端に相対回転不可に係合させる反転拡散板とからなる液体散布ノズルを提供する。
この液体散布ノズルは、従来の空気混入型のノズルに前記反転拡散板を追設したものと考えてよい。
前記本体は、先端に端壁を備えた筒状胴部と、前記端壁の中心に開けられた噴孔と、その噴孔を横切って端壁の前面に設けられた拡散溝と、前記筒状胴部の後部外周に形成された取り付け用のフランジと、前記筒状胴部の長手方向途中に開けられた空気導入孔とを有する。
前記空気混入筒は、先端部が、前記本体の内側に適合して嵌る大きさになっている。また、その先端部に続く部分は先端部よりも外径が小さな小径部となっていてその小径部の外周面と前記本体の内周面との間に空気通路が形成されるものになっている。
さらに、この空気混入筒の前記小径部の後部には、前記空気通路から前記空気混入筒の内側に空気を導入する空気孔と液体を通すオリフィス孔が設けられ、さらに、空気混入筒の最後部の外周には、前記本体の後部外周のフランジの背面に重ねる、取り付け用のフランジが設けられている。
前記反転拡散板は、前記空気混入筒よりもノズルの前方において前記本体の内側に適合して嵌め込まれ、前記本体の内径段差部に突き当てられてその本体と空気混入筒の先端との間に挟み込まれる円板である。
この反転拡散板の背面(前記空気混入筒側の端面)の中心部(軸心部)には、根元側から突端側に向かって外径が漸減する形状を有していて前記オリフィス孔から噴出した液体が衝突する突起を備えた無孔部が設けられ、さらに、その無孔部の周囲に、空気混入後の液体を通過させる通路孔が複数個配置されている。
この反転拡散板は、前記無孔部が前記オリフィス孔の中心軸の延長上に配置されてオリフィス孔を出た液体の直進を阻止する。前記オリフィス孔から噴出した液体は、前記無孔部の突起に衝突して反転し、前記空気混入筒の内部において攪拌される。
その攪拌により、前記空気孔から前記空気混入筒の内部に吸入された空気が液体の全域に平均的に混合される。空気混合後の液体は前記無孔部の周囲の通路孔を通って前記本体の内部の通路に流れて本体の先端の噴孔に至り、その噴孔から粗霧となって外部に噴射される。
前記通路孔は、円形の小孔にして前記反転拡散板の中心と同心の仮想円上に設けてもよいし、反転拡散板を外周リングとその外周リングの内側に一体的に形成される前記無孔部を備えた中子とで構成して、前記外周リングと中子との間に作り出される非円形の窓孔を通路孔となしてもよい。
図10、図11に示した従来構造の空気混入型の液体散布ノズルは、噴霧圧力を0.6MPa以上に高めると、空気の混入された液体が微細な霧になって本体の先端の噴孔から外部に噴射される。
オリフィス孔を出た液体は、噴霧圧力が高くなるとエジェクタ効果が高まることから、空気混入筒の空気孔から吸入された空気を巻き込んでノズルの先端まで直進し(図12参照)、噴孔から粒子径の細かな霧となって外部に噴射される。
これに対し、この発明の液体散布ノズルは、反転拡散板の中心の無孔部が前記オリフィス孔の前方に位置し、噴射液の噴孔からの直接の噴出をその無孔部が阻止する。
オリフィス孔から噴出した液体は前記無孔部の突起に衝突して反転し、ノズルの先端まで直進することがなくなる。
また、空気混入筒の内部に導入された液体は突起に衝突して反転することによって拡散、攪拌され、その攪拌により、空気混入筒の空気孔から当該空気混入筒の内部に吸入された空気が液体の全域に満遍なく混合される。
その攪拌後の液体が無孔部の周囲の通路孔を通って前記本体の内部の通路に流れ、そこから本体の先端の噴孔に至る。
前記無孔部の周囲の通路孔を通るとき及び通路孔から本体先端の噴孔に至るときの攪拌後の液体の流速は、前記無孔部に対する液体の衝突、反転により、前記オリフィス孔から出て空気を巻き込みながらノズルの先端まで直進する従来品での液体の流速に比べて低下している。
これにより、噴霧液圧を高めても、前記噴孔から噴出される空気混合液体の微粒子化が抑えられ、噴孔から外部に噴射され霧が粒子径の比較的大きな粗霧となって飛散距離が増大する。
この発明の液体散布ノズルの一形態を示す斜視図である。 図1の液体散布ノズルの分解斜視図である。 図1の液体散布ノズルの正面図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 図3のB−B線に沿った断面図である。 (a)は、図1の液体散布ノズルに採用した反転拡散板を前面側から見て示す斜視図、(b)は同上の反転拡散板を背面側から見て示す斜視図である。 (a)は反転拡散板の他の例を前面側から見て示す斜視図、(b)は同上の反転拡散板を背面側から見て示す斜視図である。 (a)は反転拡散板のさらに他の例を前面側から見て示す斜視図、(b)は同上の反転拡散板を背面側から見て示す斜視図である。 (a)は反転拡散板のさらに他の例を前面側から見て示す斜視図、(b)は同上の反転拡散板を背面側から見て示す斜視図である。 改善対象の液体散布ノズル(従来品)の一例を示す分解斜視図である。 図10の液体散布ノズルの組み立て状態の断面図である。 図10の液体散布ノズルの内部における液体の流れを示す断面図である。 図10の液体散布ノズルの噴管に対する取り付け状態を示す部分破断側面図である。 図10の液体散布ノズルの取り付け部の詳細を示す拡大断面図である。 図1の液体散布ノズルの噴霧圧力0.3MPaでの霧を示す写真である。 従来の液体散布ノズルの噴霧圧力0.3MPaでの霧を示す写真である。 図1の液体散布ノズルの噴霧圧力1.0MPaでの霧を示す写真である。 従来の液体散布ノズルの噴霧圧力1.0MPaでの霧を示す写真である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面の図1〜図9に基づいて説明する。
図1に示した液体散布ノズル1(以下では、略してノズル1と記す)は、図2、図4、図5に示した本体10と、その本体10の内部に挿入する空気混入筒20と、空気混入筒20の先端に相対回転不可に係合させて本体10の内部に組み込む反転拡散板30とからなる。
本体10は、先端に端壁12を備えた筒状胴部11と、端壁12の中心に開けられた噴孔13(図3〜図5参照)と、その噴孔13を横切って端壁12の前面に設けられた拡散溝14と、筒状胴部11の後部外周に形成された取り付け用のフランジ15と、筒状胴部11の長手方向中間部付近に開けられた空気導入孔16(図1、図2、図5参照)と内部に通路17を有する。この本体10は、従来品と変わるところがない。
拡散溝14は、噴孔13を横切った一文字状のVカットの溝であり、その溝の両端は端壁12の外周に至っている。
空気混入筒20は、先端部21が、本体10の内側に適合して嵌る大きさになっている。先端部21に続く部分は、先端部21よりも外径が小さな小径部22となっており、その小径部22の外周面と本体10の内周面との間に空気通路40(図4、図5参照)が形成される。
小径部22の後部には、エジェクタ効果を利用して空気通路40から空気混入筒20の内部に空気を導入する空気孔23が設けられ、さらに、空気混入筒20の後部外周には、本体10の後部外周のフランジ15の背面に重ねる取り付け用のフランジ24が設けられている。
空気混入筒20は、従来品と同じものであり、内部通路20aに、オリフィス孔20bが設けられている。
反転拡散板30は、図4、図5、図6からわかるように、背面(空気混入筒20側の端面)の中心部に突起31aを備えた無孔部31を設け、さらに、無孔部31の外周に軸方向に貫通した複数個の通路孔32を複数設けた円板である。
なお、反転拡散板30の背面の、無孔部31と突起31aを設ける領域を図のように外周側の領域から凹ませることは材料樹脂の削減が図れて好ましいが、必須ではない。
突起31aは、反転拡散板30の中心と同心の切頭円錐形状のものを設けたが、突端の尖った円錐状や半球状であってもよい。要は、根元側から突端側に向かって外径が漸減する方向に傾斜した外周面を備えるものであればよい。
その突起31aを備える図示の無孔部31は、反転拡散板30の中心と同心の円に囲まれる領域となっている。また、図示の通路孔32は、円形の小孔であり、その小孔が反転拡散板30の中心と同心の仮想円上に周方向に定ピッチで複数個(図のそれは6個)設けられている。
この反転拡散板30は、図4、図5に示すように、空気混入筒20の先端よりも本体10の内側前方に適合して嵌められて本体10の内径段差部10aに突き当てられ、その内径段差部10aと空気混入筒20の先端との間に挟み込まれて保持される。
反転拡散板30は、図7〜図9に示すようなものも考えられる。図7の反転拡散板30は、外周リング33aの内側に、平行配置の2本のブリッジ部33bと、その2本のブリッジ部33bを外周リング33aの中間部において繋ぐ連結部33cとからなるH型の中子33を一体成形して設け、連結部33cを無孔部31としてそこにオリフィス孔20bから噴出した液体を衝突させる突起31aを設けたものになっている。
また、図8の反転拡散板30は、外周リング33aの内側に一体に設ける中子33を、外周リング33aの中央を横切る1本のブリッジ部33bを備えたI型(一文字形状)の中子にし、ブリッジ部33bの長手中間部に設けた無孔部31に前記突起31aを設けたものである。
図9の反転拡散板30は、外周リング33aの内側に一体に設ける中子33を、4本のブリッジ部33bを中心部で繋がるように組み合わせた十字型(十文字形状)の中子にし、その中子33の中央部に突起31aのみからなる無孔部31を設けたものである。ブリッジ部33bは、周方向に定ピッチで5本以上設けられていてもよい。
これらの反転拡散板30では、外周リング33aと中子33との間に作り出された非円形の窓孔が通路孔32となる。
以上の通りに構成した液体散布ノズル1は、従来のノズルと同様に、ユニオンナットで噴管に取り付けて使用する。
本出願人が製品化して販売している、図10、図11に示した構造の、コードNo.494102、ノズル形式PVA11002のブームスプレーヤ用ノズル(PVAフラットノズル)をベースにし、そのノズルに、図2、図4、図5に示した反転拡散板30を追加して図1〜図5に示した構造の発明品のノズルに仕上げた。
この試作ノズルを用いて噴霧圧力0.3MPaと1.0MPaで水を霧化して噴射させた。その結果、噴霧圧力0.3MPa、1.0MPaのどちらにおいても粗霧が生成されて噴射された(図15と図17参照)。
なお、噴霧圧力0.3MPaで生成される粗霧は、図15から判るように、従来構造のブームスプレーヤ用ノズルで生成される極粗霧(図16参照)よりも平均粒子径が大きかった。その平均粒子径は448μmであった。生成される霧の粒子径は、マイクロトラック・ベル株式会社製のスプレー粒子径分布測定装置:LDSA−SPR1500Aを用いて測定した(以下も同様)。
図2、図4、図5に示した反転拡散板に代えて図7〜図9の反転拡散板を使用した液体散布ノズルについても、同じ試験を行った。
その結果、1.0MPaの噴霧圧力で生成される霧の平均粒子径は、図7のH型の中子33を有する反転拡散板30を採用したものは424μm、図8のI型の中子33を有する反転拡散板30を採用したものは420μm、図9の十字型の中子33を有する反転拡散板30を採用したものは411μmであり、これらの反転拡散板でもVC(大粗霧)の霧が生成された。
従来構造のブームスプレーヤ用ノズルで生成される霧は、噴霧圧力を1.0MPaにすると、図18に示すように、粒子径の細かな霧になる。図17と図18の比較から、発明品は、1.0MPaの高圧でも、粗霧が生成されて噴射されることがよくわかる。
なお、この発明の適用対象は、ブームスプレーヤ用ノズルに限定されない。農薬や水の散布に利用される液体散布装置用の全てのノズルに適用することができる。
以上述べたように、この発明によれば、形状の工夫された反転拡散板を従来の低圧用の空気混入型液体散布ノズルの本体と空気混入筒との間に追設したことによって噴霧圧力が1.0MPaの高圧に設定されたときにも粗霧が生成されるようになり、生成された霧の飛散距離を縮めることなく、噴出量を従来以上に増加させることが可能になった。
1、1A 液体散布ノズル
10 本体
10a 内径段差部
11 筒状胴部
12 端壁
13 噴孔
14 拡散溝
15 フランジ
16 空気導入孔
17 通路
20 空気混入筒
20a 内部通路
20b オリフィス孔
21 先端部
22 小径部
23 空気孔
24 フランジ
25 溝
30 反転拡散板
31 無孔部
31a 突起
32 通路孔
33 中子
33a 外周リング
33b ブリッジ部
33c 連結部
40 空気通路
50 ユニオンナット
51 噴管
52 管継手
53 パッキン

Claims (3)

  1. 先端に端壁(12)を備えた筒状胴部(11)、前記端壁(12)の中心に開けられた噴孔(13)、その噴孔(13)を横切って端壁(12)の前面に設けられた拡散溝(14)、前記筒状胴部(11)の後部外周に形成された取り付け用のフランジ(15)、及び前記筒状胴部(11)の長手方向途中に開けられた空気導入孔(16)を有する本体(10)と、 その本体(10)の内部に挿入するオリフィス孔(20b)を備えた空気混入筒(20)と、
    前記空気混入筒(20)の先端に相対回転不可に係合させる反転拡散板(30)とからなり、
    前記空気混入筒(20)は、先端部(21)が、前記本体(10)の内側に適合して嵌る大きさになっており、その先端部(21)に続く部分は先端部よりも外径の小さな小径部(22)となっていてその小径部(22)の外周面と前記本体(10)の内周面との間に空気通路(40)が形成され、
    前記小径部(22)の後部、かつ、前記オリフィス孔(20b)の前方に、前記空気通路(40)から前記空気混入筒(20)の内側に空気を導入する空気孔(23)を備え、
    前記反転拡散板(30)は、前記空気混入筒(20)よりもノズルの前方において前記本体(10)の内側に適合して嵌め込まれる円板であって、背面の中心部に、根元側から突端側に向かって外径が漸減する形状を有していて前記オリフィス孔(20b)から噴出した液体が衝突する突起を備えた無孔部(31)と、その無孔部(31)の周囲に配置される複数個の通路孔(32)を有し、
    前記オリフィス孔(20b)を通った液体が、前記反転拡散板(30)の前記無孔部(31)に突き当たって反転し、前記空気孔(23)から前記空気混入筒(20)の内側に導入された空気と混合されて前記通路孔(32)から前記本体(10)の内部の通路(17)を通って前記噴孔(13)から、霧化されて外部に噴射されるように構成された液体散布ノズル。
  2. 前記通路孔(32)が、円形の小孔で構成され、その通路孔(32)が前記反転拡散板(30)の中心と同心の仮想円上に、周方向に定ピッチで配置された請求項1に記載の液体散布ノズル。
  3. 前記反転拡散板(30)が、外周リング(33a)と、その外周リング(33a)の内側に一体的に形成される前記無孔部(31)を備えた中子(33)とで構成して前記外周リング(33a)と前記中子(33)との間に作り出された非円形の窓孔を前記通路孔(32)となした請求項1に記載の液体散布ノズル。
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