JPH0627543B2 - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

Info

Publication number
JPH0627543B2
JPH0627543B2 JP62122535A JP12253587A JPH0627543B2 JP H0627543 B2 JPH0627543 B2 JP H0627543B2 JP 62122535 A JP62122535 A JP 62122535A JP 12253587 A JP12253587 A JP 12253587A JP H0627543 B2 JPH0627543 B2 JP H0627543B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
piston
fixed outer
way clutch
automatic transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62122535A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63289358A (ja
Inventor
章 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JATCO Corp
Original Assignee
JATCO Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Corp filed Critical JATCO Corp
Priority to JP62122535A priority Critical patent/JPH0627543B2/ja
Publication of JPS63289358A publication Critical patent/JPS63289358A/ja
Publication of JPH0627543B2 publication Critical patent/JPH0627543B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、自動変速機に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来の自動変速機としては、例えば特開昭60−188
658号公報に示されるものがある。これに示される自
動変速機では、ローアンドリバース用の多板ブレーキは
自動変速機後端側に配置されたピストンによって直接押
圧されるように構成されている。このローアンドリバー
ス用の多板ブレーキに隣接してワンウェイクラッチが配
置されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、上記のような従来の自動変速機では、ローアン
ドリバース用多板ブレーキのピストンを自動変速機後端
側最外周に配置しているため、自動変速機後端側の外径
が大きくなり、車両に対する搭載性がよくないという問
題点がある。
なお、本発明の出願日の後に公開された実開昭62−8
9555号公報には、上記のような問題点を解決するも
のとして、多板ブレーキのピストンとクラッチプレート
との軸方向中間位置にワンウェイクラッチが配置された
ものが示されている。ピストンの押力をクラッチプレー
トに伝達するために両者間に設けられる押力伝達部材
は、ワンウェイクラッチの固定外輪のケーシングとのか
み合い用のスプラインみぞを深くすることによって形成
された空間部内に配置されている。しかし、これの場合
には、固定外輪外周のスプラインみぞが深くなって固定
外輪の肉厚が薄くなり、これの強度が低下するという問
題点がある。
本発明は、このような問題点を解決することを目的とし
ている。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、ケーシング側に押力伝達部材を配置するため
のふくらみを設けることによって、上記問題点を解決す
る。すなわち、本発明による自動変速機では、多板ブレ
ーキ(10)のピストン(26)とクラッチプレート
(14及び18)との軸方向中間位置にワンウェイクラ
ッチ(28)が配置されており、ワンウェイクラッチ
は、ケーシング(12)に固定される固定外輪(30)
と、回転可能な可動内輪(32)と、固定外輪と可動内
輪との間に配置されるくさび作用部材(34)とを有し
ており、ピストンの押力をクラッチプレートに伝達する
ために両者間に設けられる押力伝達部材(40)は、ケ
ーシングを半径方向に部分的に拡大することによってワ
ンウェイクラッチの固定外輪との間に形成した空間部
(38)内に配置してある。なお、かっこ内の参照符号
は後述の第1実施例の対応する部材を示す。
また、押力伝達部材をくさび作用部材配置用の空間部内
に配置することもできる。すなわち、別の構成の本発明
による自動変速機は、多板ブレーキ(10)のピストン
(26)とクラッチプレート(14及び18)との軸方
向中間位置にワンウェイクラッチ(28)が配置されて
おり、ワンウェイクラッチは、ケーシング(12)に固
定される固定外輪(30)と、回転可能な可動内輪(3
2)と、固定外輪と可動内輪との間に配置されるくさび
作用部材(34)とを有しており、ピストンの押力をク
ラッチプレートに伝達するために両者間に設けられる押
力伝達部材(40)は、くさび作用部材を配置するため
に固定外輪に設けられた空間部(50)内に配置してあ
る。なお、かっこ内の参照符号は後述の第2実施例の対
応する部材を示す。
(ホ)作用 押力伝達部材は、ケーシングを半径方向に部分的に拡大
することによってワンウェイクラッチの固定外輪との間
に形成した空間部、又はくさび作用部材配置用の空間部
内に配置される。これらの空間部を形成するためにワン
ウェイクラッチの固定外輪の肉厚を薄くする必要がな
い。したがって、固定外輪の強度を低下させることな
く、多板ブレーキのピストンとクラッチプレートとを離
して配置することができる。
(ヘ)実施例 第3図に自動変速機全体を示し、また第1及び2図に多
板ブレーキ及びワンウェイクラッチの部分を拡大して示
す。ローアンドリバース用の多板ブレーキ10は、ケー
シング12に形成されたスプラインに対して回転方向に
拘束されたクラッチプレート14と、回転ドラム16と
一体に回転するように設けられた複数のクラッチプレー
ト18とを有している。クラッチプレート14とクラッ
チプレート18とは交互に重ね合せて配置されている。
これらのクラッチプレート14及び18は、リテーニン
グプレート20及びディッシュプレート22と共にスナ
ップリング24によって軸方向位置を規制されている。
これらのクラッチプレート14及び18に押力を作用す
るピストン26は、クラッチプレート14及び18から
離れた位置に配置されている。すなわち、クラッチプレ
ート14及び18とピストン26との間にはワンウェイ
クラッチ28が配置されている。ワンウェイクラッチ2
8は、ケーシング12にスプラインによって回り止めさ
れた固定外輪30と、可動内輪32と、固定外輪30の
波形みぞ内に配置されるローラ34(くさび作用部材)
及びスプリング36と、から構成されている。なお、固
定外輪30とケーシング12との間に、ケーシングを半
径方向に拡大することによって、空間部38(これはス
プラインみぞと同形状にしてある)が形成されており、
この空間部38に後述の押力伝達部材40が配置してあ
る。前述のピストン26はケーシング12にスナップリ
ング42によって固定されたシリンダ部材44内にはめ
合されている。ピストン26はシリンダ部材44にスナ
ップリング46によって取り付けられた皿ばね48によ
って戻し力を受けている。ピストン26には押力伝達部
材40が連結されている。押力伝達部材40の第1図中
左端側の小径部側は完全な円筒状であるが、図中右側の
大径部側は円筒部材を等間隔に切り欠いた状態としてあ
り、この部分が第2図に示すように前述の空間部38を
貫通している。押力伝達部材40の第1図中左端部は、
ピストン26が図中左方向に移動したときディッシュプ
レート22及びリテーニングプレート20を介してクラ
ッチプレート14及び18に押力を作用可能である。な
お、第1〜3図に示していない部分は前述の特開昭60
−188658号公報、特開昭59−159452号公
報などに示されるものと同様の構成である。
次に、この実施例の作用について説明する。ピストン2
6に油圧が作用していない状態では、ピストン26及び
押力伝達部材40は第1図に示す状態にあり、クラッチ
プレート14及び18には押力が作用していない。従っ
て、回転ドラム16は自由に回転可能な状態にある。す
なわち、多板ブレーキ10は解放状態にある。この状態
からピストン26に油圧を作用させ、ピストン26を第
1図中左方向に移動させると、押力伝達部材40も同様
に左方向に移動し、クラッチプレート14及び18に押
力が作用する。これによりクラッチプレート14とクラ
ッチプレート18との摩擦力によって回転ドラム16が
回転方向に拘束される。すなわち、多板ブレーキ10が
締結状態となる。なお、押力伝達部材40は第2図に示
すように、ケーシング12と固定外輪30との間の空間
部38を貫通しているので、ワンウェイクラッチ28は
一方向のみへの回転力の伝達という通常どおりの作用を
得ることができる。上述のようにピストン26をクラッ
チプレート14及び18から離して配置し、両者間にワ
ンウェイクラッチ28を配置するようにしたので、ケー
シング12内のスペースを有効に利用することができる
ようになる。すなわち、自動変速機の後端側にピストン
26を配置するスペースが不要となるので、自動変速機
後端側の外周寸法を小さくすることができる。従来は第
3図に破線によって示すような外周形状となっていた
が、この部分を縮小することができるので、狭いエンジ
ンルーム内への自動変速機の搭載性が向上する。これに
加えて、押力伝達部材40を配置するために固定外輪3
0の肉厚を薄くするといったことが不要であるので、こ
れの強度が低下することもない。
なお、上述の実施例では、第2図に示した空間部38を
押力伝達部材40が貫通するようにしたが、これは第4
図に示すように、固定外輪30の波形みぞによって形成
される空間部50内に押力伝達部材40を配置するよう
にすることもできる。この場合にも、固定外輪30の強
度が低下することはない。
(ト)発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、押力伝達部
材を、ケーシングを半径方向に部分的に拡大することに
よってワンウェイクラッチの固定外輪との間に形成した
空間部内、又はくさび作用部材配置用の空間部内、に配
置するようにしたので、多板ブレーキのピストンとクラ
ッチプレートを離して配置した場合にも、固定外輪の強
度が低下することはないという効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す図、第2図は第1図のII
−II線に沿う断面図、第3図は自動変速機全体を示す
図、第4図は第2実施例を示す図である。 10……多板ブレーキ、14,18……クラッチプレー
ト、26……ピストン、28……ワンウェイクラッチ、
30……固定外輪、32……可動内輪、34……ローラ
(くさび作用部材)、38……空間部、40……押力伝
達部材、50……空間部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多板ブレーキとワンウェイクラッチとを有
    する自動変速機において、 多板ブレーキのピストンとクラッチプレートとの軸方向
    中間位置にワンウェイクラッチが配置されており、ワン
    ウェイクラッチは、ケーシングに固定される固定外輪
    と、回転可能な可動内輪と、固定外輪と可動内輪との間
    に配置されるくさび作用部材とを有しており、ピストン
    の押力をクラッチプレートに伝達するために両者間に設
    けられる押力伝達部材は、ケーシングを半径方向に部分
    的に拡大することによってワンウェイクラッチの固定外
    輪との間に形成した空間部内に配置してあることを特徴
    とする自動変速機。
  2. 【請求項2】多板ブレーキとワンウェイクラッチとを有
    する自動変速機において、 多板ブレーキのピストンとクラッチプレートとの軸方向
    中間位置にワンウェイクラッチが配置されており、ワン
    ウェイクラッチは、ケーシングに固定される固定外輪
    と、回転可能な可動内輪と、固定外輪と可動内輪との間
    に配置されるくさび作用部材とを有しており、ピストン
    の押力をクラッチプレートに伝達するために両者間に設
    けられる押力伝達部材は、くさび作用部材を配置するた
    めに固定外輪に設けられた空間部内に配置してあること
    を特徴とする自動変速機。
JP62122535A 1987-05-21 1987-05-21 自動変速機 Expired - Fee Related JPH0627543B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62122535A JPH0627543B2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21 自動変速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62122535A JPH0627543B2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21 自動変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63289358A JPS63289358A (ja) 1988-11-25
JPH0627543B2 true JPH0627543B2 (ja) 1994-04-13

Family

ID=14838262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62122535A Expired - Fee Related JPH0627543B2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21 自動変速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0627543B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2548117Y2 (ja) * 1989-01-19 1997-09-17 日産自動車株式会社 皿ばねの支持構造
JP3041004B2 (ja) * 1989-11-15 2000-05-15 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 自動変速機
CN106438753B (zh) * 2016-10-20 2018-07-13 浙江大学台州研究院 节能离合器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63289358A (ja) 1988-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3599123B2 (ja) トランスミッション用油圧ブレーキ
JP4504657B2 (ja) ディスク組立体の受け板
JPH06193649A (ja) 流体作動型の摩擦装置
JPH0631226Y2 (ja) クラッチディスク
JP2003507662A (ja) 積層一方向クラッチ
JP3537597B2 (ja) 動力伝達部のスプライン結合構造
US20240011531A1 (en) Clutch device and motorcycle
JP4065178B2 (ja) 多板摩擦式クラッチ
JP3614390B2 (ja) 自動変速機のクラッチ装置
JPH0627543B2 (ja) 自動変速機
JP4066246B2 (ja) 多板クラッチ
JPH0619190B2 (ja) 同期装置
JP3696664B2 (ja) 多板クラッチ構造
JPH10238601A (ja) 自動変速機の遊星歯車装置
JP3605249B2 (ja) 締結装置
JPH0989005A (ja) クラッチドラムの構造およびその製造方法
JPS6326579Y2 (ja)
JP2003247564A (ja) 油圧作動式多板クラッチ装置
JPH07145827A (ja) 自動変速機用湿式多板クラッチまたはブレーキ
JPH0742758A (ja) ドラムとリテーニングプレートを一体化した多板摩擦係合装置
US11841054B1 (en) Clutch device
JP4524533B2 (ja) 自動変速機のブレーキ装置
JPH0478845B2 (ja)
JPS62373B2 (ja)
JP2643225B2 (ja) 自動変速機におけるクラッチの構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees