JPH0619190B2 - 同期装置 - Google Patents
同期装置Info
- Publication number
- JPH0619190B2 JPH0619190B2 JP62122781A JP12278187A JPH0619190B2 JP H0619190 B2 JPH0619190 B2 JP H0619190B2 JP 62122781 A JP62122781 A JP 62122781A JP 12278187 A JP12278187 A JP 12278187A JP H0619190 B2 JPH0619190 B2 JP H0619190B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- synchronizing
- sleeve
- axial direction
- actuating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
- F16D2023/0625—Details of members being coupled, e.g. gears
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
- F16D2023/0643—Synchro friction clutches with flat plates, discs or lamellae
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用手動変速機等に使用される同期装置に関
する。
する。
同期装置の一形式として回転シャフト上に回転可能に組
付けたギヤの一側にて同シャフト上に一体回転可能に組
付けたクラッチハブと、このクラッチハブの外周に一体
回転可能かつ軸方向へ移動可能に組付けたスリーブと、
このスリーブの内スプライン部に設けた嵌合凹所に径外
方へ弾撥的に組付けたシフティングキーと、前記ギヤの
ギヤスプライン部のテーパコーン部に摩擦係合する同期
リングを備えた同期装置がある。かかる同期装置はボル
グワーナ式の同期装置として良く知られており、またか
かる形式の同期装置を改良して大きな同期作用（同期容
量）を発揮させるものとして米国特許第４４１３７１５
号が知られている。
付けたギヤの一側にて同シャフト上に一体回転可能に組
付けたクラッチハブと、このクラッチハブの外周に一体
回転可能かつ軸方向へ移動可能に組付けたスリーブと、
このスリーブの内スプライン部に設けた嵌合凹所に径外
方へ弾撥的に組付けたシフティングキーと、前記ギヤの
ギヤスプライン部のテーパコーン部に摩擦係合する同期
リングを備えた同期装置がある。かかる同期装置はボル
グワーナ式の同期装置として良く知られており、またか
かる形式の同期装置を改良して大きな同期作用（同期容
量）を発揮させるものとして米国特許第４４１３７１５
号が知られている。
ところで、かかる形式の同期装置においては、シフトレ
バーの操作によりスリーブを軸方向へ摺動させることに
より、シフティングキーにて同期リングを押圧して摩擦
係合させて同期させるものであり、この際スリーブが同
期リングから反力を受けてシフトレバーに伝達する。こ
のため、シフト操作が重くなる。また、かかる同期装置
においては、スリーブの摺動時摩擦クラッチを摩擦係合
させるカム機構を採用しているが、中立時カム機構がわ
ずかに作動して摩擦クラッチ間に接触（軽度な係合）す
ることがあり、かかる接触を防止する手段がない。
バーの操作によりスリーブを軸方向へ摺動させることに
より、シフティングキーにて同期リングを押圧して摩擦
係合させて同期させるものであり、この際スリーブが同
期リングから反力を受けてシフトレバーに伝達する。こ
のため、シフト操作が重くなる。また、かかる同期装置
においては、スリーブの摺動時摩擦クラッチを摩擦係合
させるカム機構を採用しているが、中立時カム機構がわ
ずかに作動して摩擦クラッチ間に接触（軽度な係合）す
ることがあり、かかる接触を防止する手段がない。
従って、本発明の目的は、シフト操作状態が如何なる場
合においてもスリーブが同期リングからの反力を受けな
いようにしてシフトレバーの操作に要するシフト操作力
を低減させることにある。
合においてもスリーブが同期リングからの反力を受けな
いようにしてシフトレバーの操作に要するシフト操作力
を低減させることにある。
本発明はかかる目的を達成すべく同期装置を、回転シャ
フト上に回転可能に組付けたギヤの一側にて前記回転シ
ャフト上に一体回転可能に組付けたクラッチハブと、前
記クラッチハブの外周に一体回転可能かつ軸方向へ移動
可能に組付けたスリーブと、前記スリーブの内スプライ
ンに設けた嵌合凹所に径外方へ弾撥的に組付けたシフテ
ィングキーを備えるとともに、前記スリーブの内スプラ
インが係脱可能に噛合する外スプラインを有し前記スリ
ーブと前記ギヤのギヤスプライン部間に位置するサポー
トリングと、前記サポートリングに対して軸方向に係合
して前記サポートリングと前記ギヤスプライン部間に位
置する同期リングと、前記同期リングに対して軸方向へ
移動可能かつ所定量回転可能に組付けられて前記同期リ
ング、前記サポートリングおよび前記スリーブ間に位置
する作動リングを備え、かつ前記作動リングと前記クラ
ッチハブとの間、または前記作動リングと前記クラッチ
ハブとの間に設けた固定部材との間に介在し、前記作動
リングの軸方向への移動時、前記作動リングと前記クラ
ッチハブ、または前記作動リングと前記固定部材とを係
脱させる第１の摩擦クラッチと、前記同期リングと前記
ギヤスプライン部との間に介在し、前記同期リングの軸
方向への移動時に、前記同期リングと前記ギヤスプライ
ン部とを係脱させる第２の摩擦クラッチと、前記サポー
トリングと前記作動リングとの間に介在し、これら両リ
ングの互いに離間する軸方向への移動を所定の力で規制
するとともに、かかる規制力より大きい力が作用した時
前記移動を所定量許容するバネ部材と、前記同期リング
と前記作動リングとの間に介在し、前記同期リングおよ
び前記作動リングの相対回転時にこれら両リングを前記
バネ部材に抗して軸方向へ相対移動させて互いに離間さ
せて、前記各摩擦クラッチを係合させるカム機構を備え
ている構成としている。
フト上に回転可能に組付けたギヤの一側にて前記回転シ
ャフト上に一体回転可能に組付けたクラッチハブと、前
記クラッチハブの外周に一体回転可能かつ軸方向へ移動
可能に組付けたスリーブと、前記スリーブの内スプライ
ンに設けた嵌合凹所に径外方へ弾撥的に組付けたシフテ
ィングキーを備えるとともに、前記スリーブの内スプラ
インが係脱可能に噛合する外スプラインを有し前記スリ
ーブと前記ギヤのギヤスプライン部間に位置するサポー
トリングと、前記サポートリングに対して軸方向に係合
して前記サポートリングと前記ギヤスプライン部間に位
置する同期リングと、前記同期リングに対して軸方向へ
移動可能かつ所定量回転可能に組付けられて前記同期リ
ング、前記サポートリングおよび前記スリーブ間に位置
する作動リングを備え、かつ前記作動リングと前記クラ
ッチハブとの間、または前記作動リングと前記クラッチ
ハブとの間に設けた固定部材との間に介在し、前記作動
リングの軸方向への移動時、前記作動リングと前記クラ
ッチハブ、または前記作動リングと前記固定部材とを係
脱させる第１の摩擦クラッチと、前記同期リングと前記
ギヤスプライン部との間に介在し、前記同期リングの軸
方向への移動時に、前記同期リングと前記ギヤスプライ
ン部とを係脱させる第２の摩擦クラッチと、前記サポー
トリングと前記作動リングとの間に介在し、これら両リ
ングの互いに離間する軸方向への移動を所定の力で規制
するとともに、かかる規制力より大きい力が作用した時
前記移動を所定量許容するバネ部材と、前記同期リング
と前記作動リングとの間に介在し、前記同期リングおよ
び前記作動リングの相対回転時にこれら両リングを前記
バネ部材に抗して軸方向へ相対移動させて互いに離間さ
せて、前記各摩擦クラッチを係合させるカム機構を備え
ている構成としている。
かかる構成においては、スリーブの非操作時サポートリ
ング、同期リングおよび作動リングは一体となってお
り、かつ両摩擦クラッチは非係合状態にある。この状態
でスリーブを軸方向へ摺動させると、サポートリングが
シフティングキーにより押動されて同期リングが押動さ
れ、第２の摩擦クラッチが係合を開始して同期リングと
作動リング間に相対回転を生じさせる。この結果、これ
ら両リング間のカム機構が作動して両リングをバネ部材
に抗して互いに離間する軸方向へ相対移動させ、両摩擦
クラッチを確実に係合させる。この状態において、スリ
ーブの操作力はサポートリング、同期リングおよび作動
リングから第２の摩擦クラッチを介してギヤスプライン
部に同期トルクとして伝達され、一方同期リングから作
動リングに伝達される反力はクラッチハブまたは固定部
材にて受承される。従って、かかる構成によれば、シフ
ト操作状態が如何なる場合においても同期リングからの
反力がスリーブに伝達されることはなく、この反力に相
当する分シフト操作力を著しく低減させることができ
る。また、前記バネ部材のバネ力の調整により前記３つ
のリングの軸方向への移動規制力が調整できるため、中
立時カム機構がわずかに作動しようとしてもこの作動が
阻止され、各摩擦クラッチ間での接触は生じない。
ング、同期リングおよび作動リングは一体となってお
り、かつ両摩擦クラッチは非係合状態にある。この状態
でスリーブを軸方向へ摺動させると、サポートリングが
シフティングキーにより押動されて同期リングが押動さ
れ、第２の摩擦クラッチが係合を開始して同期リングと
作動リング間に相対回転を生じさせる。この結果、これ
ら両リング間のカム機構が作動して両リングをバネ部材
に抗して互いに離間する軸方向へ相対移動させ、両摩擦
クラッチを確実に係合させる。この状態において、スリ
ーブの操作力はサポートリング、同期リングおよび作動
リングから第２の摩擦クラッチを介してギヤスプライン
部に同期トルクとして伝達され、一方同期リングから作
動リングに伝達される反力はクラッチハブまたは固定部
材にて受承される。従って、かかる構成によれば、シフ
ト操作状態が如何なる場合においても同期リングからの
反力がスリーブに伝達されることはなく、この反力に相
当する分シフト操作力を著しく低減させることができ
る。また、前記バネ部材のバネ力の調整により前記３つ
のリングの軸方向への移動規制力が調整できるため、中
立時カム機構がわずかに作動しようとしてもこの作動が
阻止され、各摩擦クラッチ間での接触は生じない。
以下本発明を図面に基づいて説明するに、第１図には本
発明の第１実施例に係る同期装置が示されている、当該
同期装置はクラッチハブ１１、スリーブ１２、シフティ
ングキー１３、サポートリング１４、同期リング１５お
よび作動リング１６を備えているとともに、キースプリ
ング１７a、リング状のウェーブスプリング１７bおよび
スナップリング１７cを備えている。クラッチハブ１
１、スリーブ１２およびシフティングキー１３をの除く
全ての部材は左右一対備えている。なお、ウェーブスプ
リング１７bは本発明のバネ部材に該当する。
発明の第１実施例に係る同期装置が示されている、当該
同期装置はクラッチハブ１１、スリーブ１２、シフティ
ングキー１３、サポートリング１４、同期リング１５お
よび作動リング１６を備えているとともに、キースプリ
ング１７a、リング状のウェーブスプリング１７bおよび
スナップリング１７cを備えている。クラッチハブ１
１、スリーブ１２およびシフティングキー１３をの除く
全ての部材は左右一対備えている。なお、ウェーブスプ
リング１７bは本発明のバネ部材に該当する。
クラッチハブ１１は変速機を構成するアウトプットシャ
フト２１上にこれと一体回転可能に組付けられていて、
同シャフト２１上に回転可能に組付けた一対のドリブン
ギヤ２２、２３間に位置している。各ドリブンギヤ２
２、２３は変速ギヤ列を構成するもので、図示しないイ
ンプットシャフト上に一体回転可能に組付けた各ドライ
ブギヤに噛合している。各ドリブンギヤ２２、２３のク
ラッチハブ１１側にはスプラインピース２４が一体回転
可能に組付けられており、各スプラインピース２４が各
ドリブンギヤ２２、２３のギヤスプライン部を構成して
いる。
フト２１上にこれと一体回転可能に組付けられていて、
同シャフト２１上に回転可能に組付けた一対のドリブン
ギヤ２２、２３間に位置している。各ドリブンギヤ２
２、２３は変速ギヤ列を構成するもので、図示しないイ
ンプットシャフト上に一体回転可能に組付けた各ドライ
ブギヤに噛合している。各ドリブンギヤ２２、２３のク
ラッチハブ１１側にはスプラインピース２４が一体回転
可能に組付けられており、各スプラインピース２４が各
ドリブンギヤ２２、２３のギヤスプライン部を構成して
いる。
スリーブ１２はその内スプライン１２aにてクラッチハ
ブ１１の外周に設けた外スプラインに組付けられてい
て、軸方向へ摺動可能かつ同クラッチハブ１１と一体回
転可能になっている。シフティングキー１３はクラッチ
ハブ１１の外周に設けた複数の溝部１１aに配置され、
左右一対のキースプリング１７aに支承されてスリーブ
１２の凹所１２bに弾撥的に嵌合している。なお、スリ
ーブ１２の外周側にはシフトフォークが嵌合する凹所１
２cとリバースギヤ１２dとが形成されている。
ブ１１の外周に設けた外スプラインに組付けられてい
て、軸方向へ摺動可能かつ同クラッチハブ１１と一体回
転可能になっている。シフティングキー１３はクラッチ
ハブ１１の外周に設けた複数の溝部１１aに配置され、
左右一対のキースプリング１７aに支承されてスリーブ
１２の凹所１２bに弾撥的に嵌合している。なお、スリ
ーブ１２の外周側にはシフトフォークが嵌合する凹所１
２cとリバースギヤ１２dとが形成されている。
サポートリングは第２図〜第４図に示すように、その外
周に短尺のスプライン１４aを備え、かつその内周に環
状の嵌合溝１４bと複数の係合溝１４cを備えている。同
期リング１５は第５図〜第７図に示すようにその内周に
テーパコーン部１５aを備え、かつその外周に多数のカ
ム溝１５bと環状突起部１５cを備えている。かかる同期
リング１５はスナップリング１７cによりサポートリン
グ１４に対して軸方向に位置決めされている。作動リン
グ１６は第８図〜第１０図に示すようにその内周にテー
パコーン部１６aを備え、かつその外端に複数の係合突
起１６bと多数のカム１６cを備えている。また、その外
周には環状の嵌合溝１６dを備えている。かかる作動リ
ング１６はその係合突起１６bをサポートリング１４の
係合溝１４cに係合させ、かつそのカム１６cを同期リン
グ１５のカム溝１５bに挿入することにより、これら両
リング１４、１５に軸方向へ移動可能に組付けられてい
る。サポートリング１４と作動リング１６とはそれらの
嵌合溝１４b、１６dに嵌合させたウェーブスプリング１
７bにより軸方向に結合されている。ウェーブリング１
７bはこの状態で、これら両リング１４，１６の互いに
離間する軸方向への移動を所定の力で規制するととも
に、両リング１４，１６にかかる規制力より大きい力が
作用した時自ら撓んで両リング１４，１６の互いに離間
する軸方向への移動を所定量許容する。また、同期リン
グ１５のカム溝１５bと作動リング１６のカム１６cとは
カム機構を構成していて、第１１図に示すようにカム溝
１５bは断面Ｖ字形に形成されかつカム１６cはかかるカ
ム溝１５bの傾斜カム面に当接する円弧状または球状カ
ム面を備えている。従って、これら両リング１５、１６
間に相対回転が生じると、両リング１５、１６はかかる
カム機構の作用にてウェーブスプリング１７bを撓ませ
て、互いに離間する軸方向へ所定量相対移動する。これ
らリング１４〜１６はかかる組付状態にてクラッチハブ
１１、スリーブ１２、スプラインピース２４および連結
リング２５間に配設されてスリーブ１２、サポートリン
グ１４およびスプラインピース２４のスプライン１２
a、１４a、２４bが同一円周面上にて直列的に位置し、
かつサポートリング１４がシフティングキー１３の端部
に対向している。
周に短尺のスプライン１４aを備え、かつその内周に環
状の嵌合溝１４bと複数の係合溝１４cを備えている。同
期リング１５は第５図〜第７図に示すようにその内周に
テーパコーン部１５aを備え、かつその外周に多数のカ
ム溝１５bと環状突起部１５cを備えている。かかる同期
リング１５はスナップリング１７cによりサポートリン
グ１４に対して軸方向に位置決めされている。作動リン
グ１６は第８図〜第１０図に示すようにその内周にテー
パコーン部１６aを備え、かつその外端に複数の係合突
起１６bと多数のカム１６cを備えている。また、その外
周には環状の嵌合溝１６dを備えている。かかる作動リ
ング１６はその係合突起１６bをサポートリング１４の
係合溝１４cに係合させ、かつそのカム１６cを同期リン
グ１５のカム溝１５bに挿入することにより、これら両
リング１４、１５に軸方向へ移動可能に組付けられてい
る。サポートリング１４と作動リング１６とはそれらの
嵌合溝１４b、１６dに嵌合させたウェーブスプリング１
７bにより軸方向に結合されている。ウェーブリング１
７bはこの状態で、これら両リング１４，１６の互いに
離間する軸方向への移動を所定の力で規制するととも
に、両リング１４，１６にかかる規制力より大きい力が
作用した時自ら撓んで両リング１４，１６の互いに離間
する軸方向への移動を所定量許容する。また、同期リン
グ１５のカム溝１５bと作動リング１６のカム１６cとは
カム機構を構成していて、第１１図に示すようにカム溝
１５bは断面Ｖ字形に形成されかつカム１６cはかかるカ
ム溝１５bの傾斜カム面に当接する円弧状または球状カ
ム面を備えている。従って、これら両リング１５、１６
間に相対回転が生じると、両リング１５、１６はかかる
カム機構の作用にてウェーブスプリング１７bを撓ませ
て、互いに離間する軸方向へ所定量相対移動する。これ
らリング１４〜１６はかかる組付状態にてクラッチハブ
１１、スリーブ１２、スプラインピース２４および連結
リング２５間に配設されてスリーブ１２、サポートリン
グ１４およびスプラインピース２４のスプライン１２
a、１４a、２４bが同一円周面上にて直列的に位置し、
かつサポートリング１４がシフティングキー１３の端部
に対向している。
スプラインピース２４は同期リング１５のテーパコーン
部１５aに係脱するテーパコーン部２４aを備えている。
両テーパコーン部１５a、２４aは本発明の第２の摩擦ク
ラッチを構成しており、同期リング１５の軸方向の移動
により同リング１５をスプラインピース２４に対して係
脱する。従って、以下には、両テーパコーン部１５ａ，
２４ａを対として第２の摩擦クラッチ（１５ａ，２４
ａ）と称する。連結リング２５はクラッチハブ１１と各
ドリブンギヤ２２、２３間に位置し、同ハブ１１に当接
して回転可能に組付けられていて、スプラインピース２
４に一体回転可能に連結している。かかる連結リング２
５は本発明の固定部材に該当するもので、作動リング１
６のテーパコーン部１６aに係脱するテーパコーン部２
５aを備えている。両テーパコーン部１６a、２５aは本
発明の第１の摩擦クラッチを構成しており、作動リング
１６の軸方向の移動により同リング１６を連結リング２
５に対して係脱する。従って、以下には、両テーパコー
ン部１６ａ，２５ａを対として第１の摩擦クラッチ（１
６ａ，２５ａ）と称する。
部１５aに係脱するテーパコーン部２４aを備えている。
両テーパコーン部１５a、２４aは本発明の第２の摩擦ク
ラッチを構成しており、同期リング１５の軸方向の移動
により同リング１５をスプラインピース２４に対して係
脱する。従って、以下には、両テーパコーン部１５ａ，
２４ａを対として第２の摩擦クラッチ（１５ａ，２４
ａ）と称する。連結リング２５はクラッチハブ１１と各
ドリブンギヤ２２、２３間に位置し、同ハブ１１に当接
して回転可能に組付けられていて、スプラインピース２
４に一体回転可能に連結している。かかる連結リング２
５は本発明の固定部材に該当するもので、作動リング１
６のテーパコーン部１６aに係脱するテーパコーン部２
５aを備えている。両テーパコーン部１６a、２５aは本
発明の第１の摩擦クラッチを構成しており、作動リング
１６の軸方向の移動により同リング１６を連結リング２
５に対して係脱する。従って、以下には、両テーパコー
ン部１６ａ，２５ａを対として第１の摩擦クラッチ（１
６ａ，２５ａ）と称する。
このように構成した同期装置１０においてはその非作動
時第１図で示す状態にあり、図示しないシフトレバーの
操作によりスリーブ１２を図示左方へ摺動させると、左
側ドリブンギヤ２２とアウトプットシャフト２１とが結
合して一体回転可能となり、またスリーブ１２を右方へ
摺動させると右側ドリブンギヤ２３とアウトプッシャフ
ト２１とが結合して一体回転可能となる。
時第１図で示す状態にあり、図示しないシフトレバーの
操作によりスリーブ１２を図示左方へ摺動させると、左
側ドリブンギヤ２２とアウトプットシャフト２１とが結
合して一体回転可能となり、またスリーブ１２を右方へ
摺動させると右側ドリブンギヤ２３とアウトプッシャフ
ト２１とが結合して一体回転可能となる。
しかして、スリーブ１２の摺動時先づこれと一体的に移
動するシフティングキー１３がサポートリング１４の内
端を押圧し、サポートリング１４を同期リング１５に押
付けて、第２の摩擦クラッチ（１５ａ，２４ａ）による
同リング１５のスプラインピース２４に対する摩擦係合
を開始する。これにより、サポートリング１４および同
期リング１５とスリーブ１２、作動リング１６との間に
相対回転が生じる。スリーブ１２とサポートリング１４
間においては、スリーブ１２のスプライン１２aにおけ
るチャンファ１２a1がサポートリング１４のスプライン
１４aのチャンファ１４a1に当接してボーク開始直前の
状態になり、同期リング１５と作動リング１６間におい
ては、両リング１５、１６がカム機構（カム溝１５b、
カム１６c）の作用にてウェーブリング１７ｂに抗して
互いに離間する軸方向に相対移動し、第２の摩擦クラッ
チ（１５ａ，２４ａ）を介して同期リング１５をスプラ
インピース２４に摩擦係合させ、かつ第１の摩擦クラッ
チ（１６ａ，２５ａ）を介して作動リング１６を連結リ
ング２５に摩擦係合させる。この状態において、スリー
ブの操作力はサポートリング１４および同期リング１５
からスプラインピース２４へ同期トルクとして伝達され
るとともに、作動リング１６および連結リング２５から
もスプラインピース２４へ同期トルクとして伝達され、
同期が完了してスリーブ１２はスプラインピース２４に
円滑に噛合する。
動するシフティングキー１３がサポートリング１４の内
端を押圧し、サポートリング１４を同期リング１５に押
付けて、第２の摩擦クラッチ（１５ａ，２４ａ）による
同リング１５のスプラインピース２４に対する摩擦係合
を開始する。これにより、サポートリング１４および同
期リング１５とスリーブ１２、作動リング１６との間に
相対回転が生じる。スリーブ１２とサポートリング１４
間においては、スリーブ１２のスプライン１２aにおけ
るチャンファ１２a1がサポートリング１４のスプライン
１４aのチャンファ１４a1に当接してボーク開始直前の
状態になり、同期リング１５と作動リング１６間におい
ては、両リング１５、１６がカム機構（カム溝１５b、
カム１６c）の作用にてウェーブリング１７ｂに抗して
互いに離間する軸方向に相対移動し、第２の摩擦クラッ
チ（１５ａ，２４ａ）を介して同期リング１５をスプラ
インピース２４に摩擦係合させ、かつ第１の摩擦クラッ
チ（１６ａ，２５ａ）を介して作動リング１６を連結リ
ング２５に摩擦係合させる。この状態において、スリー
ブの操作力はサポートリング１４および同期リング１５
からスプラインピース２４へ同期トルクとして伝達され
るとともに、作動リング１６および連結リング２５から
もスプラインピース２４へ同期トルクとして伝達され、
同期が完了してスリーブ１２はスプラインピース２４に
円滑に噛合する。
このように、当該同期装置１０においては、同期作用を
生じさせる機構が２つ存在するため従来の同期装置に比
し同期容量を著しく増大させることができるとともに、
サポートリング１４および同期リング１５により生じる
反力は作動リング１６および連結リング２５を介してク
ラッチハブ１１にて受承され、上記反力がシフトレバー
に伝達されることがない。従って、シフト操作力を著し
く低減させることができる。
生じさせる機構が２つ存在するため従来の同期装置に比
し同期容量を著しく増大させることができるとともに、
サポートリング１４および同期リング１５により生じる
反力は作動リング１６および連結リング２５を介してク
ラッチハブ１１にて受承され、上記反力がシフトレバー
に伝達されることがない。従って、シフト操作力を著し
く低減させることができる。
第１２図には本発明の第２実施例が示されている。この
第２実施例の同期装置１０Ａにおいては、第１実施例の
同期装置１０における連結リング２５を省略して、同リ
ング２５のテーパコーン部２５aに対応するテーパコー
ン部をクラッチハブ１１のボス部に設けた点で構造上相
違する。従って、かかる構成においては、クラッチハブ
１１の受承面１１ｂと作動リング１６の当接面１６ｅと
が第１の摩擦クラッチを構成し、サポートリング１４お
よび同期リング１５により生じる反力は作動リング１６
を介して直接クラッチハブ１１にて受承され、第１実施
例と同様上記反力がシフトレバーに伝達されることがな
くシフト操作力が著しく低減されるが、同期トルクはサ
ポートリング１４および同期リング１５からスプライン
ピース２４に伝達されるにすぎないため、同期容量が従
来に比し増大することはない。本実施例においては、ク
ラッチハブ１１の受承面１１bおよび作動リング１６の
当接面１６eをテーパ面移動の適宜の形状の面にするこ
とができる。
第２実施例の同期装置１０Ａにおいては、第１実施例の
同期装置１０における連結リング２５を省略して、同リ
ング２５のテーパコーン部２５aに対応するテーパコー
ン部をクラッチハブ１１のボス部に設けた点で構造上相
違する。従って、かかる構成においては、クラッチハブ
１１の受承面１１ｂと作動リング１６の当接面１６ｅと
が第１の摩擦クラッチを構成し、サポートリング１４お
よび同期リング１５により生じる反力は作動リング１６
を介して直接クラッチハブ１１にて受承され、第１実施
例と同様上記反力がシフトレバーに伝達されることがな
くシフト操作力が著しく低減されるが、同期トルクはサ
ポートリング１４および同期リング１５からスプライン
ピース２４に伝達されるにすぎないため、同期容量が従
来に比し増大することはない。本実施例においては、ク
ラッチハブ１１の受承面１１bおよび作動リング１６の
当接面１６eをテーパ面移動の適宜の形状の面にするこ
とができる。
第１３図には本発明の第３実施例が示されている。この
第３実施例の同期装置１０Ｂにおいては、同期リング１
５のテーパコーン部１５aと作動リング１６の当接面１
６eとの径が近似する値に形成されているとともに、こ
れら各リング１５、１６およびスプラインピース２４の
対向する端面間には大きな隙間が形成され、かつ同期リ
ング１５側にカム１５dがまた作動リング１６側にカム
溝１６fが形成されている。かかる構成以外については
第２実施例と同様に構成されている。かかる構成の同期
装置１０Ｂにおいては、中立時同期リング１５および作
動リング１６がスプラインピース２４に当接して同ピー
ス２４と連れ回りするようなことがなく、これら両リン
グ１５、１６の少くとも一方の連れ回りに起因するカム
機構の作動による両テーパコーン部１５ａ，２４ａの接
触、すなわち第２の摩擦クラッチ（１５ａ，２４ａ）の
接触の発生が防止され、またサポートリング１４の回転
に起因する同リング１４および作動リング１６とシフテ
ィングキー１３との衝突による異音の発生が防止され
る。
第３実施例の同期装置１０Ｂにおいては、同期リング１
５のテーパコーン部１５aと作動リング１６の当接面１
６eとの径が近似する値に形成されているとともに、こ
れら各リング１５、１６およびスプラインピース２４の
対向する端面間には大きな隙間が形成され、かつ同期リ
ング１５側にカム１５dがまた作動リング１６側にカム
溝１６fが形成されている。かかる構成以外については
第２実施例と同様に構成されている。かかる構成の同期
装置１０Ｂにおいては、中立時同期リング１５および作
動リング１６がスプラインピース２４に当接して同ピー
ス２４と連れ回りするようなことがなく、これら両リン
グ１５、１６の少くとも一方の連れ回りに起因するカム
機構の作動による両テーパコーン部１５ａ，２４ａの接
触、すなわち第２の摩擦クラッチ（１５ａ，２４ａ）の
接触の発生が防止され、またサポートリング１４の回転
に起因する同リング１４および作動リング１６とシフテ
ィングキー１３との衝突による異音の発生が防止され
る。
なお、これら各実施例においては、摩擦クラッチとして
一対のテーパコーン部からなるクラッチを２組採用した
例について示したが、軸方向および／または径方向にス
ペースの余裕がある場合には３組以上の摩擦クラッチを
採用してもよく、また摩擦クラッチとして２枚またはそ
れ以上の多数の摩擦板からなるクラッチを採用すること
ができ、例えば第１４図に示すように上記した２種類の
クラッチを併用することができる。この変形例は、第１
実施例に摩擦板クラッチ２６を付加したものである。
一対のテーパコーン部からなるクラッチを２組採用した
例について示したが、軸方向および／または径方向にス
ペースの余裕がある場合には３組以上の摩擦クラッチを
採用してもよく、また摩擦クラッチとして２枚またはそ
れ以上の多数の摩擦板からなるクラッチを採用すること
ができ、例えば第１４図に示すように上記した２種類の
クラッチを併用することができる。この変形例は、第１
実施例に摩擦板クラッチ２６を付加したものである。
第１図は本発明の第１実施例に係る同期装置の部分断面
図、第２図はサポートリングの断面図、第３図は同正面
図、第４図は同拡大部分断面図、第５図は同期リングの
断面図、第６図は同正面図、第７図は同拡大部分断面
図、第８図は作動リングの断面図、第９図は同背面図、
第１０図は同拡大部分断面図、第１１図はカム機構部分
の拡大断面図、第１２図は第２実施例に係る同期装置の
部分断面図、第１３図は第３実施例に係る同期装置の部
分断面図、第１４図は第１実施例の変形例に係る同期装
置の部分断面図である。 符号の説明 １０、１０Ａ、１０Ｂ……同期装置、１１……クラッチ
ハブ、１２……スリーブ、１３……シフティングキー、
１４……サポートリング、１４c……係合溝、１５……
同期リング、１５a……テーパコーン部、１５b……カム
溝、１６……作動リング、１６a……テーパコーン部、
１６c……カム、１７b……ウェーブスプリング、２１…
…アウトプットシャフト、２２、２３……ギヤ、２４…
…スプラインピース、２５……連結リング、２５a……
テーパコーン部。
図、第２図はサポートリングの断面図、第３図は同正面
図、第４図は同拡大部分断面図、第５図は同期リングの
断面図、第６図は同正面図、第７図は同拡大部分断面
図、第８図は作動リングの断面図、第９図は同背面図、
第１０図は同拡大部分断面図、第１１図はカム機構部分
の拡大断面図、第１２図は第２実施例に係る同期装置の
部分断面図、第１３図は第３実施例に係る同期装置の部
分断面図、第１４図は第１実施例の変形例に係る同期装
置の部分断面図である。 符号の説明 １０、１０Ａ、１０Ｂ……同期装置、１１……クラッチ
ハブ、１２……スリーブ、１３……シフティングキー、
１４……サポートリング、１４c……係合溝、１５……
同期リング、１５a……テーパコーン部、１５b……カム
溝、１６……作動リング、１６a……テーパコーン部、
１６c……カム、１７b……ウェーブスプリング、２１…
…アウトプットシャフト、２２、２３……ギヤ、２４…
…スプラインピース、２５……連結リング、２５a……
テーパコーン部。
Claims (1)
- 【請求項１】回転シャフト上に回転可能に組付けたギヤ
の一側にて前記回転シャフト上に一体回転可能に組付け
たクラッチハブと、前記クラッチハブの外周に一体回転
可能かつ軸方向へ移動可能に組付けたスリーブと、前記
スリーブの内スプラインに設けた嵌合凹所に径外方へ弾
撥的に組付けたシフティングキーを備えるとともに、前
記スリーブの内スプラインが係脱可能に噛合する外スプ
ラインを有し前記スリーブと前記ギヤのギヤスプライン
部間に位置するサポートリングと、前記サポートリング
に対して軸方向に係合して前記サポートリングと前記ギ
ヤスプライン部間に位置する同期リングと、前記同期リ
ングに対して軸方向へ移動可能かつ所定量回転可能に組
付けられて前記同期リング、前記サポートリングおよび
前記スリーブ間に位置する作動リングを備え、かつ前記
作動リングと前記クラッチハブとの間、または前記作動
リングと前記クラッチハブとの間に設けた固定部材との
間に介在し、前記作動リングの軸方向への移動時、前記
作動リングと前記クラッチハブ、または前記作動リング
と前記固定部材とを係脱させる第１の摩擦クラッチと、
前記同期リングと前記ギヤスプライン部との間に介在
し、前記同期リングの軸方向への移動時に、前記同期リ
ングと前記ギヤスプライン部とを係脱させる第２の摩擦
クラッチと、前記サポートリングと前記作動リングとの
間に介在し、これら両リングの互いに離間する軸方向へ
の移動を所定の力で規制するとともに、かかる規制力よ
り大きい力が作用した時前記移動を所定量許容するバネ
部材と、前記同期リングと前記作動リングとの間に介在
し、前記同期リングおよび前記作動リングの相対回転時
にこれら両リングを前記バネ部材に抗して軸方向へ相対
移動させて互いに離間させて、前記各摩擦クラッチを係
合させるカム機構を備えた同期装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62122781A JPH0619190B2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | 同期装置 |
| EP88304605A EP0292319B1 (en) | 1987-05-20 | 1988-05-20 | Gear synchronizer for power transmission |
| DE8888304605T DE3866161D1 (de) | 1987-05-20 | 1988-05-20 | Zahnradsynchronisator fuer kraftgetriebe. |
| CA000567326A CA1299900C (en) | 1987-05-20 | 1988-05-20 | Gear synchronizer for power transmission |
| US07/196,551 US4838399A (en) | 1987-05-20 | 1988-05-20 | Gear synchronizer for power transmission |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62122781A JPH0619190B2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | 同期装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63289330A JPS63289330A (ja) | 1988-11-25 |
| JPH0619190B2 true JPH0619190B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=14844451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62122781A Expired - Lifetime JPH0619190B2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | 同期装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4838399A (ja) |
| EP (1) | EP0292319B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0619190B2 (ja) |
| CA (1) | CA1299900C (ja) |
| DE (1) | DE3866161D1 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01141235A (ja) * | 1987-11-27 | 1989-06-02 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 同期噛合い式クラッチ装置 |
| US4998445A (en) * | 1989-11-01 | 1991-03-12 | Tanaka Seimitu Kogyo Kabushiki Kaisha | Synchronizer ring |
| GB2241542B (en) * | 1990-02-28 | 1993-12-01 | Massey Ferguson Mfg | A gear coupler |
| KR100391650B1 (ko) * | 2000-12-29 | 2003-07-12 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 수동변속기의 이중 동기장치 |
| DE112018000375T5 (de) * | 2017-01-13 | 2019-10-02 | Nidec Corporation | Sensormagnetanordnung und motor |
| EP3460279B1 (en) * | 2017-09-26 | 2019-12-18 | FCA Italy S.p.A. | Gear engagement device for a motor-vehicle gearbox, with dampening of the relative rotations of its components |
| EP3527840A1 (en) * | 2018-02-20 | 2019-08-21 | Ningbo Geely Automobile Research & Development Co., Ltd. | A gear wheel |
| CN112384837A (zh) * | 2018-06-22 | 2021-02-19 | 索尼公司 | 可互换透镜、成像装置和转动检测装置 |
Family Cites Families (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR680079A (fr) * | 1929-08-08 | 1930-04-24 | Procédé d'insolubilisation des silicates alcalins | |
| DE738514C (de) * | 1939-08-17 | 1943-08-19 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Synchronisierungsvorrichtung fuer Klauenkupplungen |
| US2993579A (en) * | 1958-03-28 | 1961-07-25 | Daimler Benz Ag | Synchronization arrangement |
| FR1225661A (fr) * | 1958-10-24 | 1960-07-04 | Renault | Dispositif synchroniseur, notamment pour les boîtes de vitesses et accouplements àengrenages |
| DE1127229B (de) * | 1959-05-06 | 1962-04-05 | Tatra Np | Synchronisierkupplung, insbesondere fuer Wechselgetriebe von Kraftfahrzeugen |
| US3366208A (en) * | 1965-05-03 | 1968-01-30 | Borg Warner | Synchronizer |
| US3414098A (en) * | 1966-10-05 | 1968-12-03 | Borg Warner | Positive clutch with multiple friction synchronizing disks |
| DE2118126A1 (de) * | 1970-04-15 | 1971-11-04 | Toyota Motor Co Ltd | Zahnrad, insbesondere für Synchrongetriebe |
| CS179481B1 (en) * | 1972-06-07 | 1977-11-30 | Milan Radomil | Insulating joint forvanticorrosive protection of low-pressure piping and method of manifacturing thereof |
| BE812315A (fr) * | 1973-04-10 | 1974-07-01 | Dispositif de synchronisation destine en particulier aux boites de vitesses des vehicules automobiles | |
| DE2331053C2 (de) * | 1973-06-19 | 1983-07-14 | Autóipari Kutató Intézet, Budapest | Synchronisiereinrichtung für Wechselgetriebe insbesondere von Kraftfahrzeugen |
| DE2808897A1 (de) * | 1978-03-02 | 1979-09-06 | Helmut Droeschel | Doppelt wirkende, schlag-unempfindliche synchronisierung |
| JPS5829300Y2 (ja) * | 1978-11-15 | 1983-06-27 | トヨタ自動車株式会社 | 歯車変速機 |
| DE2915965C2 (de) * | 1979-04-20 | 1982-11-04 | Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag, 7990 Friedrichshafen | Sperr-Synchronisierung für Getriebeschaltungen |
| JPS57126726A (en) * | 1981-01-26 | 1982-08-06 | Mazda Motor Corp | Synchronous intermeshing device for sub-change-gear for car |
| US4413715A (en) * | 1981-11-13 | 1983-11-08 | Deere & Company | Self-energized synchronizer |
| JPS60116927A (ja) * | 1983-11-29 | 1985-06-24 | Toyota Motor Corp | 同期装置 |
| JPS60121323A (ja) * | 1983-12-05 | 1985-06-28 | Toyota Motor Corp | 同期噛合装置 |
| FR2556437B1 (fr) * | 1983-12-13 | 1989-03-31 | Renault Vehicules Ind | Dispositif de synchronisation triple |
| JPH0539215Y2 (ja) * | 1985-02-26 | 1993-10-05 | ||
| US4736643A (en) * | 1986-03-07 | 1988-04-12 | Eaton Corporation | Blocked jaw clutch assembly |
| US4732247A (en) * | 1987-01-21 | 1988-03-22 | Chrysler Motors Corporation | Triple cone synchronizer with servo action |
| JP2968105B2 (ja) * | 1991-11-29 | 1999-10-25 | 新日本製鐵株式会社 | 疲労特性の良い鋼板およびその製造方法 |
-
1987
- 1987-05-20 JP JP62122781A patent/JPH0619190B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-05-20 EP EP88304605A patent/EP0292319B1/en not_active Expired
- 1988-05-20 US US07/196,551 patent/US4838399A/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-05-20 CA CA000567326A patent/CA1299900C/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-05-20 DE DE8888304605T patent/DE3866161D1/de not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63289330A (ja) | 1988-11-25 |
| DE3866161D1 (de) | 1991-12-19 |
| EP0292319A2 (en) | 1988-11-23 |
| EP0292319B1 (en) | 1991-11-13 |
| US4838399A (en) | 1989-06-13 |
| EP0292319A3 (en) | 1989-02-01 |
| CA1299900C (en) | 1992-05-05 |
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