JPS62373B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS62373B2 JPS62373B2 JP57231173A JP23117382A JPS62373B2 JP S62373 B2 JPS62373 B2 JP S62373B2 JP 57231173 A JP57231173 A JP 57231173A JP 23117382 A JP23117382 A JP 23117382A JP S62373 B2 JPS62373 B2 JP S62373B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve portion
- pressure plate
- outer periphery
- drum
- plates
- Prior art date
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Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/06—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
- F16D25/062—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
- F16D25/063—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
- F16D25/0635—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
- F16D25/0638—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/10—Clutch systems with a plurality of fluid-actuated clutches
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は例えば車輌用自動変速機内のブレーキ
又はクラツチとして使用される油圧作動式摩擦係
合装置に関するものである。
又はクラツチとして使用される油圧作動式摩擦係
合装置に関するものである。
此の種の装置に於いては、例えば米国特許第
3587347号明細書のFig.1に示される如く、内腔部
を備えた胴部材に、油圧ピストンが嵌合されたシ
リンダとこれから延出されており且つその内外周
を通じて形成された軸方向溝を備えたスリーブ部
分を有しその軸方向溝に摺動可能に摩擦板を係合
させ更にプレツシヤープレートをスリーブ部分に
係止させて成るドラムを固定するようにして、加
工、総組等の容易化を計つたものがある。
3587347号明細書のFig.1に示される如く、内腔部
を備えた胴部材に、油圧ピストンが嵌合されたシ
リンダとこれから延出されており且つその内外周
を通じて形成された軸方向溝を備えたスリーブ部
分を有しその軸方向溝に摺動可能に摩擦板を係合
させ更にプレツシヤープレートをスリーブ部分に
係止させて成るドラムを固定するようにして、加
工、総組等の容易化を計つたものがある。
斯様な従来装置では、油圧ピストンの反力を受
けたプレツシヤプレートがスリーブ部分との係止
部(スナツプリング部)を支点としてコーン状に
変形し、プレツシヤプレート外周部が半径方向外
方へ拡がり、その結果、拡がつた外周部でスリー
ブ部分を半径方向外方へ押拡し、ドラムの変形が
起き各種の作動不良を起こす恐れがある。その対
策として、米国特許第3587347号は、Fig.2で軸方
向溝をもたないドラムの技術を提示しているが、
このものは、摩擦板の外周突起の更に外周部にス
リーブ部分の厚みが生ずるため、ドラムの最外径
が大きくなる。本発明は、斯様な欠点を解消する
ためのものであり、ドラムの最外径を大きくする
ことなく、スリーブ部分の半径方向外方への押拡
を抑制することを、技術的課題とするものであ
る。この技術的課題を達成するために講じた技術
的手段は、スリーブ部分のプレツシヤプレートが
固定された部分附近の外周部を支持する支持部を
胴部材の内腔部に形成することである。この技術
的手段により、プレツシヤプレートがピストンの
押圧反力を受けコーン状に変形し、プレツシヤプ
レートの外周部でスリーブ部分を半径方向外方へ
押拡しようとしても、スリーブ部分の外周部は胴
部材に形成された支持部によつて支えられている
ため拡開しない。
けたプレツシヤプレートがスリーブ部分との係止
部(スナツプリング部)を支点としてコーン状に
変形し、プレツシヤプレート外周部が半径方向外
方へ拡がり、その結果、拡がつた外周部でスリー
ブ部分を半径方向外方へ押拡し、ドラムの変形が
起き各種の作動不良を起こす恐れがある。その対
策として、米国特許第3587347号は、Fig.2で軸方
向溝をもたないドラムの技術を提示しているが、
このものは、摩擦板の外周突起の更に外周部にス
リーブ部分の厚みが生ずるため、ドラムの最外径
が大きくなる。本発明は、斯様な欠点を解消する
ためのものであり、ドラムの最外径を大きくする
ことなく、スリーブ部分の半径方向外方への押拡
を抑制することを、技術的課題とするものであ
る。この技術的課題を達成するために講じた技術
的手段は、スリーブ部分のプレツシヤプレートが
固定された部分附近の外周部を支持する支持部を
胴部材の内腔部に形成することである。この技術
的手段により、プレツシヤプレートがピストンの
押圧反力を受けコーン状に変形し、プレツシヤプ
レートの外周部でスリーブ部分を半径方向外方へ
押拡しようとしても、スリーブ部分の外周部は胴
部材に形成された支持部によつて支えられている
ため拡開しない。
以下本発明を実施例について説明する。
第1図において1は入力軸、2は出力軸であ
る。3はブレーキドラムで、ケース本体4にボル
ト(図示省略)等により固定される。このブレー
キドラム3の右端開放のスリーブ部分3aにはそ
の内外周を通じる軸方向溝3bが円周方向に等間
隔で適数本形成されている(第2図参照)。これ
らの溝3b〜3bには、スリーブ部分の内側にて
軸方向に並んで位置する適数枚のドリブンプレー
ト(摩擦板)5〜5の各々の外周の適数個の突起
5a〜5aと(第2図参照)、これらのドリブン
プレート5〜5と同様に位置する適数枚のドリブ
ンプレート(摩擦板)6〜6の各々の外周の適数
個の突起6a〜6aが摺動可能に嵌まつている。
スリーブ部分3aの右端部外周には溝3dが形成
されており、この溝にはリング26が嵌合し、こ
のリング26はドリブンプレート6〜6の最も右
寄りのものが後述の組立時にスリーブ部分3aか
ら脱落するのを防止する(第3図参照)。スリー
ブ部分3aの内側に嵌合してドリブンプレート5
〜5と6〜6間に位置するプレツシヤープレート
7はその外周の溝とスリーブ部分3aの内周の溝
とに嵌まるスナツプリング8によりスリーブ部分
3aに固定されている。ドリブンプレート5〜5
の対向面間に介在する適数枚のドライブプレート
(摩擦板)9〜9は各々内周をハブ10の外周に
スプライン連結し、ドリブンプレート6〜6の対
向面間に介在する適数枚のドライブプレート(摩
擦板)11〜11は各々内周をプラネタリギヤセ
ツト12のリングギヤ12bの外周にスプライン
連結している。ハブ10はその左方部分の内周で
プラネタリギヤセツト13のキヤリヤ13cにス
プライン連結している。このプラネタリギヤセツ
ト13のサンギヤ13aは入力軸1に一体形成さ
れており、またそのリングギヤ13bはプラネタ
リギヤセツト12のキヤリヤ12cとスプライン
連結している。プラネタリギヤセツト12のキヤ
リヤ12cは出力軸2にもスプライン連結してお
り、サンギヤ12aは入力軸1にスプライン連結
している。12d,13dはピニオンである。
る。3はブレーキドラムで、ケース本体4にボル
ト(図示省略)等により固定される。このブレー
キドラム3の右端開放のスリーブ部分3aにはそ
の内外周を通じる軸方向溝3bが円周方向に等間
隔で適数本形成されている(第2図参照)。これ
らの溝3b〜3bには、スリーブ部分の内側にて
軸方向に並んで位置する適数枚のドリブンプレー
ト(摩擦板)5〜5の各々の外周の適数個の突起
5a〜5aと(第2図参照)、これらのドリブン
プレート5〜5と同様に位置する適数枚のドリブ
ンプレート(摩擦板)6〜6の各々の外周の適数
個の突起6a〜6aが摺動可能に嵌まつている。
スリーブ部分3aの右端部外周には溝3dが形成
されており、この溝にはリング26が嵌合し、こ
のリング26はドリブンプレート6〜6の最も右
寄りのものが後述の組立時にスリーブ部分3aか
ら脱落するのを防止する(第3図参照)。スリー
ブ部分3aの内側に嵌合してドリブンプレート5
〜5と6〜6間に位置するプレツシヤープレート
7はその外周の溝とスリーブ部分3aの内周の溝
とに嵌まるスナツプリング8によりスリーブ部分
3aに固定されている。ドリブンプレート5〜5
の対向面間に介在する適数枚のドライブプレート
(摩擦板)9〜9は各々内周をハブ10の外周に
スプライン連結し、ドリブンプレート6〜6の対
向面間に介在する適数枚のドライブプレート(摩
擦板)11〜11は各々内周をプラネタリギヤセ
ツト12のリングギヤ12bの外周にスプライン
連結している。ハブ10はその左方部分の内周で
プラネタリギヤセツト13のキヤリヤ13cにス
プライン連結している。このプラネタリギヤセツ
ト13のサンギヤ13aは入力軸1に一体形成さ
れており、またそのリングギヤ13bはプラネタ
リギヤセツト12のキヤリヤ12cとスプライン
連結している。プラネタリギヤセツト12のキヤ
リヤ12cは出力軸2にもスプライン連結してお
り、サンギヤ12aは入力軸1にスプライン連結
している。12d,13dはピニオンである。
ドリブンプレート5〜5及びドライブプレート
9〜9の左側に位置するピストン14はブレーキ
ドラム3に形成されたシリンダ3cに摺動可能に
嵌合してその左側に油室15を形成している。こ
のピストン14とスプリングシート16間に張設
されたリターンスプリング17はピストン14を
左右へ付勢している。スプリングシート16はブ
レーキドラム3に嵌着したスナツプリング18と
ピストン14に嵌着したスナツプリング19とに
よつて受止される。
9〜9の左側に位置するピストン14はブレーキ
ドラム3に形成されたシリンダ3cに摺動可能に
嵌合してその左側に油室15を形成している。こ
のピストン14とスプリングシート16間に張設
されたリターンスプリング17はピストン14を
左右へ付勢している。スプリングシート16はブ
レーキドラム3に嵌着したスナツプリング18と
ピストン14に嵌着したスナツプリング19とに
よつて受止される。
ドリブンプレート6〜6及びドライブプレート
11〜11の右側に位置するピストン20はケー
ス本体4に形成されたシリンダ4cに摺動可能に
嵌合してその右側に油室21を形成している。こ
のピストン20とスプリングシート22間に張設
されたリターンスプリング23はピストン20を
右方へ付勢する。スプリングシート22はケース
本体に嵌着したスナツプリング24とピストン2
0に嵌着したスナツプリング25とによつて受止
される。
11〜11の右側に位置するピストン20はケー
ス本体4に形成されたシリンダ4cに摺動可能に
嵌合してその右側に油室21を形成している。こ
のピストン20とスプリングシート22間に張設
されたリターンスプリング23はピストン20を
右方へ付勢する。スプリングシート22はケース
本体に嵌着したスナツプリング24とピストン2
0に嵌着したスナツプリング25とによつて受止
される。
ケース本体4にはブレーキドラム3のスリーブ
部分3aの剛性を高めるためにスリーブ部分3a
の外周を支持する支持部4a,4bが設けられて
おり、油圧ピストン20の反力がケース本体4で
も受け持つことができる。支持部4aは、スリー
ブ部分3aのプレツシヤープレート7が固定され
た部分附近の外周部を、支持するように形成され
ている。又、支持部4bは、スリーブ部分3aの
開口した自由端部の外周部を、支持するように形
成されている。
部分3aの剛性を高めるためにスリーブ部分3a
の外周を支持する支持部4a,4bが設けられて
おり、油圧ピストン20の反力がケース本体4で
も受け持つことができる。支持部4aは、スリー
ブ部分3aのプレツシヤープレート7が固定され
た部分附近の外周部を、支持するように形成され
ている。又、支持部4bは、スリーブ部分3aの
開口した自由端部の外周部を、支持するように形
成されている。
このような支持部4a,4bは、ドリブンプレ
ート6〜6及びドライブプレート11〜11がな
いものにあつては周知の如くプレツシヤープレー
ト7が固定された部分がスリーブ部分3aの端部
になるため、プレツシヤープレート7が固定され
た部分附近の外周部であり且つスリーブ部分3a
の開口した自由端部の外周部を支持することにな
り、支持部は結局一つで良いことになることは殊
更云うまでもない。
ート6〜6及びドライブプレート11〜11がな
いものにあつては周知の如くプレツシヤープレー
ト7が固定された部分がスリーブ部分3aの端部
になるため、プレツシヤープレート7が固定され
た部分附近の外周部であり且つスリーブ部分3a
の開口した自由端部の外周部を支持することにな
り、支持部は結局一つで良いことになることは殊
更云うまでもない。
以上の如き構成における作用を次に説明する。
第1図の状態は入力軸1と出力軸2とを切り放
している状態で、油室15と21の何れにも油圧
が供給されていない。
している状態で、油室15と21の何れにも油圧
が供給されていない。
油室15に油圧が供給されると、ピストン14
がリターンスプリング17に抗して摺動し、ドリ
ブンプレート5〜5及びドライブプレート9〜9
をプレツシヤープレート7と協働して挾着し、ド
リブンプレート5〜5とドライブプレート9〜9
間の摩擦力によりハブ10及びプラネタリギヤセ
ツト13のキヤリヤ13cがブレーキドラム3に
連結して回転不可能になる。而して入力軸1に入
力された動力はプラネタリギヤセツト13のサン
ギヤ13aからピニオン13dを経てリングギヤ
13bに伝達し、そこからプラネタリギヤセツト
12のキヤリヤ12cを経て出力軸2に伝達し、
出力軸2が入力軸1と反対方向に回転する。
がリターンスプリング17に抗して摺動し、ドリ
ブンプレート5〜5及びドライブプレート9〜9
をプレツシヤープレート7と協働して挾着し、ド
リブンプレート5〜5とドライブプレート9〜9
間の摩擦力によりハブ10及びプラネタリギヤセ
ツト13のキヤリヤ13cがブレーキドラム3に
連結して回転不可能になる。而して入力軸1に入
力された動力はプラネタリギヤセツト13のサン
ギヤ13aからピニオン13dを経てリングギヤ
13bに伝達し、そこからプラネタリギヤセツト
12のキヤリヤ12cを経て出力軸2に伝達し、
出力軸2が入力軸1と反対方向に回転する。
また油室21に油圧が供給された場合には、ピ
ストン20がプレツシヤープレート7と協働して
ドリブンプレート6〜6及びドライブプレート1
1〜11を挾着し、ドリブンプレート6〜6とド
ライブプレート11〜11間の摩擦力によりプラ
ネタリギヤセツト12のリングギヤ12bがブレ
ーキドラム3に連結して回転不可能になる。而し
て入力軸1の動力はプラネタリギヤセツト12の
サンギヤ12aからピニオン12dを経てキヤリ
ヤ12cから出力軸2に伝達し、出力軸2が入力
軸1と同方向に回転する。
ストン20がプレツシヤープレート7と協働して
ドリブンプレート6〜6及びドライブプレート1
1〜11を挾着し、ドリブンプレート6〜6とド
ライブプレート11〜11間の摩擦力によりプラ
ネタリギヤセツト12のリングギヤ12bがブレ
ーキドラム3に連結して回転不可能になる。而し
て入力軸1の動力はプラネタリギヤセツト12の
サンギヤ12aからピニオン12dを経てキヤリ
ヤ12cから出力軸2に伝達し、出力軸2が入力
軸1と同方向に回転する。
以上の如き構成及び作用を有する装置の組立
は、ケース本体4にピストン20や出力軸2を組
付ける一方、ブレーキドラム3にはピストン1
4、ドリブンプレート5〜5、ドライブプレート
9〜9、プレツシヤープレート7、ドリブンプレ
ート6〜6、ドライブプレート11〜11、ハブ
10、プラネタリギヤセツト12,13、入力軸
1を組付け、この後にブレーキドラム3のスリー
ブ部分3aをケース本体4に挿入し、ブレーキド
ラムをケース本体に固定する。従つてドリブンプ
レート6〜6の最も右寄り(第1図において)の
ものがスリーブ部分3aから脱落するのを防止す
る工夫が施してなければ、ブレーキドラム3をケ
ース本体4に合体する際にドリブンプレート6が
脱落しないように細心の注意を払わねばならず、
組付作業が難かしくなるが、前述した構成の装置
によればスリーブ部分3aの右端にリング26を
取付けてドリブンプレート6の脱落を防止してい
るので、組付作業は容易である。なお、ドリブン
プレート6の脱落を防止するためにスリーブ部分
3aの端に取付ける部材はリングに限られるもの
ではなく、適宜変更し得る。
は、ケース本体4にピストン20や出力軸2を組
付ける一方、ブレーキドラム3にはピストン1
4、ドリブンプレート5〜5、ドライブプレート
9〜9、プレツシヤープレート7、ドリブンプレ
ート6〜6、ドライブプレート11〜11、ハブ
10、プラネタリギヤセツト12,13、入力軸
1を組付け、この後にブレーキドラム3のスリー
ブ部分3aをケース本体4に挿入し、ブレーキド
ラムをケース本体に固定する。従つてドリブンプ
レート6〜6の最も右寄り(第1図において)の
ものがスリーブ部分3aから脱落するのを防止す
る工夫が施してなければ、ブレーキドラム3をケ
ース本体4に合体する際にドリブンプレート6が
脱落しないように細心の注意を払わねばならず、
組付作業が難かしくなるが、前述した構成の装置
によればスリーブ部分3aの右端にリング26を
取付けてドリブンプレート6の脱落を防止してい
るので、組付作業は容易である。なお、ドリブン
プレート6の脱落を防止するためにスリーブ部分
3aの端に取付ける部材はリングに限られるもの
ではなく、適宜変更し得る。
以上詳細に説明した如く本発明によれば、内腔
部を備え適宜の作動要素を内蔵し得る胴部材(ケ
ース本体4)と、油圧ピストン20が嵌合された
シリンダ4c及びこのシリンダ部分から延出し端
部が開口したスリーブ部分3aを備えこのスリー
ブ部分にその内外周を通じて軸方向溝3bが形成
されており胴部材に固定されたドラム3と、この
ドラムのスリーブ部分に収容されており軸方向溝
に摺動可能に係合された摩擦板5〜5を具備した
摩擦板群5〜5,9〜9と、この摩擦板群のスリ
ーブ部分の開口した端部側に係止され油圧ピスト
ンの押圧反力を収受するべく配設されたプレツシ
ヤープレート7を有するとともに、スリーブ部分
のプレツシヤープレートが固定された部分附近の
外周部を胴部材の内腔部に形成された支持部4a
に支持させ油圧ピストンの反力を胴部材側でも受
けるようにしたことにより、ドラムの変形が防止
されそれによつて従来生じていた例えば摩擦板の
偏摩耗が防止でき実用上勝れた効果を奏する。
部を備え適宜の作動要素を内蔵し得る胴部材(ケ
ース本体4)と、油圧ピストン20が嵌合された
シリンダ4c及びこのシリンダ部分から延出し端
部が開口したスリーブ部分3aを備えこのスリー
ブ部分にその内外周を通じて軸方向溝3bが形成
されており胴部材に固定されたドラム3と、この
ドラムのスリーブ部分に収容されており軸方向溝
に摺動可能に係合された摩擦板5〜5を具備した
摩擦板群5〜5,9〜9と、この摩擦板群のスリ
ーブ部分の開口した端部側に係止され油圧ピスト
ンの押圧反力を収受するべく配設されたプレツシ
ヤープレート7を有するとともに、スリーブ部分
のプレツシヤープレートが固定された部分附近の
外周部を胴部材の内腔部に形成された支持部4a
に支持させ油圧ピストンの反力を胴部材側でも受
けるようにしたことにより、ドラムの変形が防止
されそれによつて従来生じていた例えば摩擦板の
偏摩耗が防止でき実用上勝れた効果を奏する。
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第
2図は第1図の−線断面図、第3図は第1図
のA部拡大図である。 附号の説明、図中、4は胴部材であるケース本
体、20は油圧ピストン、4cはシリンダ、3a
はスリーブ部分、3bは軸方向溝、3はドラム、
5〜5,9〜9は摩擦板、7はプレツシヤープレ
ート、4aは支持部、を夫々示す。
2図は第1図の−線断面図、第3図は第1図
のA部拡大図である。 附号の説明、図中、4は胴部材であるケース本
体、20は油圧ピストン、4cはシリンダ、3a
はスリーブ部分、3bは軸方向溝、3はドラム、
5〜5,9〜9は摩擦板、7はプレツシヤープレ
ート、4aは支持部、を夫々示す。
Claims (1)
- 1 内腔部を備え適宜の作動要素を内蔵し得る胴
部材、油圧ピストンが嵌合されたシリンダ及びこ
のシリンダ部分から延出し端部が開口したスリー
ブ部分を備え該スリーブ部分にその内外周を通じ
て軸方向溝が形成されており前記シリンダ部分の
外周回り部分で前記胴部材に固定されたドラム、
このドラムのスリーブ部分に収容されており前記
軸方向溝に摺動可能に係合された摩擦板を具備し
た摩擦板群、この摩擦板群の前記スリーブ部分の
開口した端部側に係止され前記油圧ピストンの押
圧反力を収受するべく配設されたプレツシヤープ
レートを有するとともに、前記スリーブ部分の前
記プレツシヤープレートが固定された部分附近の
外周部を支持する支持部を前記胴部材の内腔部に
形成して成る油圧作動式摩擦係合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57231173A JPS58207533A (ja) | 1982-12-25 | 1982-12-25 | 油圧作動式摩擦係合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57231173A JPS58207533A (ja) | 1982-12-25 | 1982-12-25 | 油圧作動式摩擦係合装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9677675A Division JPS5221546A (en) | 1975-08-09 | 1975-08-09 | Oil pressure operation system friction implication device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58207533A JPS58207533A (ja) | 1983-12-03 |
JPS62373B2 true JPS62373B2 (ja) | 1987-01-07 |
Family
ID=16919456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57231173A Granted JPS58207533A (ja) | 1982-12-25 | 1982-12-25 | 油圧作動式摩擦係合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58207533A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0517026Y2 (ja) * | 1986-10-27 | 1993-05-07 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6305517B1 (en) * | 2000-05-23 | 2001-10-23 | General Motors Corporation | Locating ring and groove configuration for use with axially stacked torque transmitting mechanisms in a power transmission |
DE10131816A1 (de) * | 2001-06-30 | 2003-01-16 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Schaltelement-Baugruppe für ein Getriebe |
JP2014185654A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Jatco Ltd | 摩擦係合装置 |
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-
1982
- 1982-12-25 JP JP57231173A patent/JPS58207533A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0517026Y2 (ja) * | 1986-10-27 | 1993-05-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58207533A (ja) | 1983-12-03 |
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