JPH06274998A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH06274998A
JPH06274998A JP8255093A JP8255093A JPH06274998A JP H06274998 A JPH06274998 A JP H06274998A JP 8255093 A JP8255093 A JP 8255093A JP 8255093 A JP8255093 A JP 8255093A JP H06274998 A JPH06274998 A JP H06274998A
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JP
Japan
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cartridge
disk
disc
storage
cartridge holder
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Pending
Application number
JP8255093A
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English (en)
Inventor
Hironaga Ogawa
裕永 小川
Hideki Endo
秀樹 遠藤
Keiji Hakozaki
恵二 箱崎
Takeshi Ochiai
毅 落合
Michinao Asano
通直 浅野
Hidekuni Hagiwara
秀邦 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体内に複数枚のディスクを効率良く収納で
き、またこの収納されたディスクを選択して駆動できる
ディスク装置を得る。 【構成】 挿入口12aから挿入されたカートリッジC
は、ローラ20a,20bに搬送され、上昇しているデ
ィスク駆動ユニット30に装填される。この位置でディ
スク駆動ユニット30によりカートリッジC内のディス
クの再生駆動ができる。あるいはカートリッジCを保持
したディスク駆動ユニット30を昇降させ、カートリッ
ジCをディスク収納部16のいずれかの収納領域17,
18,19に納めることができる。全ての収納領域にカ
ートリッジCが納められた状態で、ディスク駆動ユニッ
ト30を昇降させ、いずれかのカートリッジを選択して
取り出し、再生駆動することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカートリッジに
収納されたディスク、またはカートリッジを有しないデ
ィスクが複数枚収納されて、いずれかのディスクが選択
されて駆動されるディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用または家庭用のディスク装
置では、ディスクを1枚のみ装填して再生などの動作を
行うものが一般的であった。また、複数のディスクを交
換して再生などを行なうものとして、例えば車載用のデ
ィスクチェンジャがある。従来のディスクチェンジャ
は、マガジン内に複数枚のディスクが収納され、このマ
ガジンが機器本体に装填される構造であり、機器本体で
はマガジンからディスクが選択されて引き出され、再生
などの動作が行われる。
【0003】この種のディスクチェンジャでは、複数枚
のディスクを連続してあるいは曲を選択して再生できる
という利点があるが、使用するときにマガジンにディス
クを1枚ずつ挿入しなくてはならず、また再生するディ
スクを変えるときには、マガジンを機器本体から取り出
して内部のディスクを入れ換えなければならないという
使用上の不便さがあった。また車載用のディスクチェン
ジャは比較的大型の機器となるために、自動車のトラン
クルームなどに装備しなくてはならず、そのためマガジ
ンの装填や取り換えの度にトランクルームのドアを開け
なければならなかった。
【0004】一方、マガジンを使用しないで複数枚のデ
ィスクが装填できるものとして、図12に示すものがあ
る。このディスク装置は機器本体1から出入りする大型
のトレイTが設けられ、このトレイTに回転テーブル2
が設けられている。ディスクDを供給するときにはトレ
イTを機器本体1の前方へ突出させ、回転テーブル2に
形成されたディスク保持溝内に所望のディスクを複数枚
設置する。このトレイTが機器本体1内に引き込まれた
状態で、いずれかのディスクの再生駆動を指定すると、
機器本体1内にて回転テーブル2が回転し、指定したデ
ィスクがディスク駆動位置へ移動し、その位置にてディ
スク駆動部のターンテーブルとクランパにディスクDが
クランプされ再生動作が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図12に示すディスク
装置では、マガジンを使用する必要がないため、ディス
クをマガジンに挿入したり、マガジン内のディスクを入
れ換えるという手間が省け、個々のディスクの装填と入
れ換えを楽に行うことができる。しかしながら、図12
に示すディスク装置では、トレイTに複数枚のディスク
Dが互いに干渉することなく平面的に配置されているた
めに、その面積が非常に大きくなっている。そのため、
機器本体1の前方にトレイTが突出するための広い空間
が必要となり、例えば家庭用の機器の場合には、機器本
体1の前方に物を置くことができない。
【0006】また車載用の機器として想定した場合に、
まずトレイTの前方への突出空間を車内に確保するのは
ほとんど不可能である。またカーラジオなどとともにコ
ンソールパネルに設置する場合、機器の大きさはいわゆ
る1ディーン(以下「1DIN」と略記する)サイズに
限られるが、図12に示す構造のディスク装置は、ディ
スクが回転方向に沿って平面的に並べられているため機
器外形寸法が大きくなり、1DINサイズのスペースに
設置することは不可能である。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、外部に取り出されるマガジンを使用することなく
機器本体の内部で複数枚のディスクをスペース効率良く
収納することができ、このディスクを選択して駆動でき
るディスク装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるディスク装
置は、筐体内に、複数のディスクが重ねて載置されるデ
ィスク収納部と、このディスク収納部から取り出された
それぞれのディスクに対向し、且つディスクが装填され
るディスク駆動部とが設けられていることを特徴とする
ものである。
【0009】また上記手段において、ディスク駆動部
は、ディスク挿入口から挿入されたディスクを受け取る
位置へ移動できる構造とすることができる。
【0010】
【作用】上記手段では、ディスクが1枚ずつ筐体内に供
給される。このディスクは、筐体内のディスク収納部に
重ねて収納される。ディスクが筐体内で重ねて収納され
ることにより、小型のディスク装置であっても、筐体内
にディスクが効率良く収納され、筐体内にスペース余裕
を持つことができる。そして、ディスク駆動部がディス
ク収納部に収納されたいずれかのディスクに対向する位
置に移動しその位置でディスクがディスク駆動部に装填
され、あるいは、ディスク収納部から引き出されまたは
押し出されたディスクがディスク駆動部に移送させられ
その位置でディスク駆動部に装填され、その後再生動作
などが行われる。
【0011】また、ディスク駆動部が、ディスク挿入口
から挿入されたディスクを受け取る位置へ移動できるよ
うに構成されることにより、前記ディスク収納部に収納
されたディスクの駆動だけでなく、ディスク挿入口から
挿入されたディスクを直ちに駆動しまたそのまま排出す
ることも可能である。さらにこの場合、ディスク挿入口
から挿入されたディスクをディスク駆動部に保持して前
記ディスク収納部の各ディスク収納位置へ納めるように
すれば、挿入されたディスクの情報を読み取ってからデ
ィスク収納部に納めることが可能になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明によるディスク装置の第一実施例を示
す一部破断面を有する斜視図、図2は図1の平面断面
図、図3は図2のIII−III線断面図であり、
(A)はカートリッジの装填動作を示し、(B)はカー
トリッジの収納動作を示している。この実施例は、いわ
ゆるミニディスクなどと称されるような、小径のディス
クがカートリッジCに収納されたものが装填される車載
用ディスク装置について示している。
【0013】図1ないし図3において、符号11は筐体
を示している。この筐体11は金属板シャーシである。
筐体11の前部には化粧部であるノーズ12が取り付け
られている。このノーズ12に、カートリッジCが1枚
ずつ挿入される挿入口12aが形成されている。また、
ノーズ12の前面には、機器の動作状態を表示する液晶
などの表示部13、各種操作釦14ならびに操作ノブ1
5などが設けられている。このディスク装置は、自動車
のコンソールパネルにカーラジオなどと並んであるいは
カーラジオの代わりに設置されるものであり、正面の高
さ寸法H、幅寸法Wおよび奥行き寸法Bは、いわゆる1
DINサイズである。筐体11の内部には、カートリッ
ジCの収納部(ディスク収納部)16が設けられてい
る。本実施例では収納部16の内部が板により区分され
て、収納領域17,18,19に分割されており、これ
らの収納領域17ないし19は、前記挿入口12aの内
側にて図示上下方向に重ねて配置されている。
【0014】したがって、各収納領域17,18,19
に対して、カートリッジCは筐体11の奥側(図示右
側)から挿入されて収納されるようになっている。ま
た、この収納部16の最上部の板の上面はカートリッジ
Cの挿入案内面16aとなっている。この挿入案内面1
6aの側方には搬送ガイド部材21が設けられている。
また挿入案内面16aの他方の側部には、2個の搬送ロ
ーラ20a,20bが設けられ、図示しない駆動機構に
より正逆両方向へ駆動される。この搬送ローラ20a,
20bは、弾性ゴム部材などにより形成されている。ノ
ーズ12に形成された挿入口12aからカートリッジC
が挿入されると、カートリッジCの一方の側辺が前記搬
送ガイド部材21に案内され、カートリッジCの他方の
側辺が前記搬送ローラ20a,20bに当接し、この搬
送ローラ20aと20bの駆動力によりカートリッジC
が筐体11の内部方向へ送り込まれる。
【0015】筐体11内の前記収納部16より奥側に
は、ディスク駆動ユニット30が設けられている。この
ディスク駆動ユニット30は、駆動シャーシ31の上に
カートリッジホルダ37が重ねられたものである。筐体
11の底部に設けられたユニット支持板38からは4本
のガイド軸36,36,…が垂直に延びており、駆動シ
ャーシ31とカートリッジホルダ37はこのガイド軸3
6,36,…により上下方向へ移動自在に支持されてい
る。また図示省略するが、筐体11内には、駆動シャー
シ31とカートリッジホルダ37とを昇降させる昇降機
構が設けられている。この昇降機構により、カートリッ
ジホルダ37は、前記挿入案内面16aから送られるカ
ートリッジを受け取る位置と、それぞれの収納領域1
7,18,19のいずれかに対向する位置へ移動し、そ
の位置で停止できるようになっている。
【0016】上記カートリッジホルダ37には、前記収
納領域17,18,19に収納されているカートリッジ
Cまたは挿入案内面16aから挿入されるカートリッジ
Cをカートリッジホルダ37内に引き込み、またカート
リッジホルダ37内のカートリッジCを収納領域17,
18,19内または挿入案内面16aに送り出す引き込
み排出機構が設けられている。また使用されるカートリ
ッジCがいわゆるミニディスク(MD)のように、ディ
スクを露出するためのシャッタを有するものである場合
には、カートリッジホルダ37内には、前記シャッタを
開放するシャッタ開放機構が設けられる。このシャッタ
開放機構としては、例えばカートリッジCがカートリッ
ジホルダ37内に引き込まれる際、カートリッジCとカ
ートリッジホルダ37との相対動作により前記シャッタ
が開放される構造とすることができる。
【0017】前記駆動シャーシ31内にはモータ33が
搭載され、このモータ33の出力軸にディスクをクラン
プして駆動するクランプテーブル32が設けられてい
る。また、この駆動シャーシ31の内部には、ガイド軸
34に沿って移動する光ヘッド35が搭載されている。
また前述の駆動シャーシ31とカートリッジホルダ37
とを昇降させる昇降機構では、駆動シャーシ31とカー
トリッジホルダ37の上下方向の間隔を少し変えること
ができるようになっている。挿入口12aから挿入され
たカートリッジCが挿入案内面16aからカートリッジ
ホルダ37内に送り込まれるときには、駆動シャーシ3
1がカートリッジホルダ37から下方へ少し離れ、駆動
シャーシ31に設けられたクランプテーブル32がカー
トリッジホルダ37から下方へ抜け出るようになってい
る。
【0018】またカートリッジホルダ37に保持された
カートリッジC内のディスクを駆動するときには、駆動
シャーシ31が上昇して、この駆動シャーシ31とカー
トリッジホルダ37との間隔が狭められる。これにより
駆動シャーシ31に設けられたクランプテーブル32が
カートリッジホルダ37内に下から突出し、カートリッ
ジC内のディスクがこのクランプテーブル32にクラン
プされる。またこのとき前記光ヘッド35の検出部(対
物レンズ)が、シャッタ開放部からカートリッジC内の
ディスクに対向する。
【0019】次に上記構成のディスク装置の動作につい
て説明する。このディスク装置がディスクの再生駆動な
どを行っていない場合には、前記昇降機構によりディス
ク駆動ユニット30の駆動シャーシ31とカートリッジ
ホルダ37がガイド軸36,36,…に沿って上昇させ
られ、必ず、図3(A)に示すように、カートリッジホ
ルダ37の下面と挿入案内面16aとがほぼ一致する位
置に待機している。挿入口12aからカートリッジCが
挿入され、これが検知部材により検知されると、ディス
ク駆動ユニット30が最も上昇して図3(A)に示す待
機位置となっているときにのみ搬送ローラ20a,20
bが駆動される。ディスク駆動ユニット30が上昇して
いないときにカートリッジCの挿入が検知されると、デ
ィスク駆動ユニット30が図3(A)に示す位置へ上昇
するのを待って搬送ローラ20aと20bが駆動され
る。
【0020】搬送ローラ20aと20bが駆動される
と、カートリッジCが搬送ガイド部材21と搬送ローラ
20a,20bとで挟持された状態で、挿入案内面16
aに沿って送り込まれる。そしてカートリッジCは、上
昇位置にあるカートリッジホルダ37内に送り込まれる
(図1の状態)。カートリッジCの先部がカートリッジ
ホルダ37内に入った時点で、カートリッジホルダ37
内に設けられた引き込み排出機構によりカートリッジC
がカートリッジホルダ37内に引き込まれる。このと
き、シャッタ開放機構によりカートリッジCのシャッタ
が開放される。挿入口12aからカートリッジCが挿入
されカートリッジホルダ37に保持された時点で、操作
釦14のキー操作などにより次の動作を選択できる。
【0021】まず、カートリッジホルダ37内に装填さ
れたカートリッジCのディスクに対して直ちに再生動作
を行う選択が可能である。キー操作などによりこの選択
が行われると、カートリッジホルダ37の高さ位置は移
動せず、前記昇降機構により駆動シャーシ31が持ち上
げられて、駆動シャーシ31とカートリッジホルダ37
とが接近し、駆動シャーシ31に設けられたクランプテ
ーブル32がカートリッジホルダ37内に突出し、カー
トリッジC内のディスクの中央部がクランプテーブル3
2によりクランプされる。そしてディスク駆動ユニット
30が図3(A)のように最上部に停止したままの状態
で、カートリッジC内のディスクが回転駆動され、光ヘ
ッド35により再生動作が行なわれる。
【0022】上記再生動作が終了した後、操作釦14の
キー操作により、カートリッジの排出が指令されると、
駆動シャーシ31がやや下降してカートリッジホルダ3
7から離れ、クランプテーブル32がカートリッジC内
から離れる。そしてカートリッジホルダ37内の引き込
み排出機構により、カートリッジCが挿入案内面16a
に排出される。その後は、搬送ローラ20a,20bの
回転力により、カートリッジCが挿入口12aから排出
される。
【0023】また上記のようにして再生が完了したカー
トリッジCを、収納領域17,18,19のいずれかの
空き領域に収納する動作も選択できる。この場合には、
再生動作が完了したときのキー操作により、ディスク駆
動ユニット30が下降し、図3(B)に示すように、カ
ートリッジホルダ37が指定された収納領域または自動
的に空いている収納領域に対向する位置へ移動して停止
する。このときカートリッジホルダ37と駆動シャーシ
31との間隔が離れ、クランプテーブル32はカートリ
ッジC内から抜け出ている。そしてカートリッジホルダ
37内の引き込み排出機構により、カートリッジCが収
納領域17,18,19のいずれかに送り出され、その
収納領域にカートリッジCが収納される。なお、このと
き、既に再生が完了した時点で、ディスクの再生情報の
うちのTOC(Table Of Contents)データを記憶部に記
憶させておくと、その後のカートリッジ選択動作にこの
データを利用できる。
【0024】次に、挿入口12aからカートリッジCが
挿入され、これが図3(A)の高さ位置にあるカートリ
ッジホルダ37に装填された時点で、キー操作によりカ
ートリッジの収納動作のみを選択することができる。こ
の場合には、カートリッジホルダ37にカートリッジC
が保持されたときに再生動作が行われることなく、直ち
にディスク駆動ユニット30が下降し、収納領域17,
18,19のうちの指定した領域、あるいは空いている
収納領域に自動的にカートリッジホルダ37が移動して
停止する。そしてカートリッジホルダ37に設けられた
引き込み排出機構により、カートリッジCは収納領域1
7,18,19のいずれかの空き領域に収納される。
【0025】なお、この収納動作の際、挿入口12aか
ら挿入されたカートリッジCがカートリッジホルダ37
に保持された直後、あるいはカートリッジホルダ37が
下降している途中に、駆動シャーシ31とカートリッジ
ホルダ37とを接近させ、クランプテーブル32により
ディスクをクランプして短時間回転させ、前記TOCデ
ータのみを再生し、これを記憶部に記憶させることがで
きる。また、このディスク装置では、カートリッジCを
挿入口12aから挿入せず、収納領域17,18,19
に既に収納されているディスクを選択して駆動するディ
スクチェンジャとしての機能も発揮できる。この場合、
昇降機構によりディスク駆動ユニット30が昇降動作
し、キー操作により指定されたカートリッジCあるいは
プログラム選曲に対応したカートリッジCにカートリッ
ジホルダ37が対向して停止する。そして、カートリッ
ジホルダ37はその位置に停止したままで、引き込み排
出機構により収納領域内からカートリッジCが取り出さ
れてカートリッジホルダ37内に保持され、駆動シャー
シ31が上昇して、その位置でカートリッジC内のディ
スクが再生される。
【0026】再生が完了したカートリッジCは元の収納
領域に戻され、ディスク駆動ユニット30がさらに昇降
して、次のカートリッジCが選択される。なお、このカ
ートリッジ選択動作において、前述の記憶部に記憶され
ているTOCデータを利用して、選曲指定やプログラム
選曲を行えば、選曲制御動作が簡単になり、また種々の
プログラム選曲制御が可能になる。
【0027】次に、既に収納領域17,18,19に収
納されているカートリッジを排出するときには、キー操
作により排出すべきカートリッジCが収納されている収
納領域を指定する。この指定操作により、ディスク駆動
ユニット30が指定された収納領域に対向する位置へ移
動し、その位置で収納領域17,18,19のいずれか
に収納されたカートリッジCが取り出されてカートリッ
ジホルダ37に保持される。そしてディスク駆動ユニッ
ト30が最上位置へ移動し、カートリッジホルダ37内
のカートリッジCが挿入案内面16aに排出され、搬送
ローラ20a,20bの回転により、挿入口12aから
カートリッジCが排出される。なお、このとき前記TO
Cデータが記憶されている場合には、排出するカートリ
ッジCのTOCデータの記憶が消去される。
【0028】なお、図1ないし図3に示す実施例では、
収納部16が挿入口12aの内側に設けられ、ディスク
駆動ユニット30が、それよりも筐体11の奥側に設け
られているが、昇降するディスク駆動ユニットを挿入口
12aのすぐ内側に設け、カートリッジの収納部を筐体
11の奥側に設けてもよい。この場合も、挿入口12a
から挿入されたカートリッジをディスク駆動ユニットに
そのまま保持してディスクの再生を行うことができ、ま
た挿入口12aから挿入されたカートリッジをディスク
駆動ユニットにより搬送してカートリッジの収納部のい
ずれかの収納領域に納めることもできる。またこれらの
動作においてTOCデータの読み込みも可能である。
【0029】図4は本発明のディスク装置の第二実施例
を示す透視斜視図、図5(A)はその透視平面図、図5
(B)はその正面図である。図4に示すディスク装置
は、ノーズ12に設けられた操作・表示部12bが前方
へ倒れるようになっている。操作・表示部12bを前方
に倒した状態で、ノーズ12の前面には左右2ヶ所に、
カートリッジCを1枚ずつ挿入する挿入口12a,12
aが形成されている。筐体11内では、それぞれの挿入
口12a,12aの内側に位置する2組の収納部16,
16が設けられている。このそれぞれの収納部16,1
6には、図1に示したものと同様に上下に重ねて区分さ
れた収納領域17,18,19が設けられている。また
収納部16,16の上面は挿入案内面16a,16aと
なっており、この挿入案内面16a,16aには、それ
ぞれ搬送ガイド部材21と搬送ローラ20a,20bが
設けられている。
【0030】また、筐体11の奥側には1つのディスク
駆動ユニット30が設けられている。このディスク駆動
ユニット30は、図1に示したものと同様に、ガイド軸
36,36,…に沿って昇降する駆動シャーシ31とカ
ートリッジホルダ37が設けられている。なお、図4と
図5では、カートリッジホルダ37とガイド軸36,3
6,…の図示は省略している。そしてこのディスク駆動
ユニット30は、筐体11内においてY方向へ移動し、
2組のそれぞれの収納部16,16に個別に対向できる
ようになっている。このY方向への移動は、例えば図1
に示すガイド軸36,36を支持しているユニット支持
板38をモータの動力により往復移動させることにより
実現できる。
【0031】この第二実施例では、1つのディスク駆動
ユニット30が、2組の収納部16と16内に収納され
たカートリッジCを選択できるため、小型で且つ多くの
カートリッジ内のディスクの再生が可能になる。また図
4と図5の第二実施例において、筐体11の奥側に、そ
れぞれの収納部16,16に対向する2つのディスク駆
動ユニット30(図1と同じ構造のもの)を設けてもよ
い。このように構成すれば、2組の収納部16,16に
多数のカートリッジCが収納されるばかりでなく、それ
ぞれの挿入口12a,12aから挿入されたカートリッ
ジCを、そのまま2つのディスク駆動ユニット30に装
填して、それぞれ再生駆動することが可能になる。
【0032】次に図6(A),(B)は、図4と図5に
示した第二実施例の変形例を示している。この変形例で
は、筐体11内のノーズ12の内側に2組のカートリッ
ジCの収納部16,16が設けられている。この収納部
16,16は図1などに示したように上下に重ねて区分
された複数の収納領域17,18,19を有しているも
のである。しかしこの変形例では、収納部16,16の
上面に、図1と図4に示したような挿入案内面16a、
および搬送ガイド部材21、搬送ローラ20a,20b
などは設けられていない。
【0033】ただし、ノーズ12の操作・表示部12b
を前方へ倒した状態にて、このノーズ12の前面に大き
い2つの挿入口12a,12aが開口している。この挿
入口12a,12aは、それぞれの収納部16,16の
内部領域全体と通じており、収納部16,16の収納領
域17,18,19は、挿入口12a,12aの内側に
露出する。そしてカートリッジCは1枚ずつ挿入口12
a,12aから2組の収納部16,16のいずれかの収
納領域17,18,19に直接挿入できるようになって
いる。また各収納領域17,18,19には排出機構が
設けられ、キー操作などにより、それぞれの収納領域に
収納されたカートリッジCを挿入口12a,12aから
排出できるようになっている。
【0034】また筐体11の奥側には、図4と図5に示
したのと同様にY方向へ移動自在なディスク駆動ユニッ
ト30が設けられている。このディスク駆動ユニット3
0は図1に示すものと同じであり、いずれかの収納部1
6に対向した状態で、カートリッジホルダ37(図6で
は図示省略)と駆動シャーシ31が昇降し、前記収納領
域17,18,19内のいずれかのカートリッジCが選
択され、引き出されて再生される。なお、この実施例に
おいても、筐体11内に、それぞれの収納部16,16
にに対向する2組のディスク駆動ユニット30,30を
設けてもよい。
【0035】図7は本発明のディスク装置の第三実施例
を示す透視斜視図、図8(A)はその透視平面図、図8
(B)は正面図である。この第三実施例では、ノーズ1
2の内側にカートリッジCの収納部16が設けられてい
る。この収納部16は、図1に示した収納部16と同様
に板により区分された収納領域17,18,19,…を
有しているものであるが、この収納領域17,18,1
9は傾斜して形成されている。またノーズ12の操作・
表示部12bを前方に倒すと、ノーズ12の前面には大
きな開口面積の挿入穴12aが現れる。そして、この挿
入穴12a内に前記収納領域17,18,19,…が露
出し、カートリッジCは挿入口12aから、収納部16
のそれぞれの収納領域17,18,19,…に対し斜め
の状態で直接に差し込まれる。また各収納領域17,1
8,19,…には排出機構が設けられ、排出キー操作に
より、収納領域内のカートリッジCが排出されるように
なっている。
【0036】また筐体11の奥側には、ディスク駆動ユ
ニット30が設けられている。このディスク駆動ユニッ
ト30は、図1などに示したようにカートリッジホルダ
37とこれとの対向距離を可変できる駆動シャーシ31
とを有している。ただし、カートリッジホルダ37は収
納部16に収納配置されるカートリッジCと同じ角度に
傾斜しており、また駆動シャーシ31に設けられたクラ
ンプテーブル32や光ヘッド35も傾斜してカートリッ
ジホルダ37に対向している。ディスク駆動ユニット3
0は、Y方向へ移動できるようになっており、この移動
により収納部16内の各収納領域17,18,19,…
に収納されているカートリッジが選択され、カートリッ
ジホルダ37内に引き込まれクランプテーブル32にク
ランプされて駆動され、光ヘッド35により再生動作が
行われる。
【0037】なお、図7と図8に示すように、カートリ
ッジCを斜めに収納する収納部16を有するディスク装
置において、図8(B)にて破線で示すように、1枚の
カートリッジCのみが挿入される挿入口12Aを斜めに
傾斜して形成し、この挿入口12Aの内側に、図1に示
すような搬送ガイド部材21と搬送ローラ20a,20
bを有する挿入案内面16aを斜めに配置してもよい。
この構造では、挿入口12AからカートリッジCが1枚
ずつ挿入されると、これが搬送ローラ20a,20bに
より送り込まれて、その奥に移動したカートリッジホル
ダ37に収納される。この位置で駆動シャーシ31のク
ランプテーブル32により回転駆動し、光ヘッド35に
より再生動作を行い、そのままカートリッジCを排出す
ることもできるし、カートリッジホルダ37によりカー
トリッジCを保持した状態でディスク駆動ユニット30
をY方向へ移動させ、収納部16の各収納領域17,1
8,19,…にカートリッジCを収納することもでき
る。すなわち、図1に示すディスク装置と同じ操作機能
が可能になる。
【0038】図9は本発明のディスク装置の第四実施例
を示す透視斜視図、図10はそのディスク装置の正面
図、図11(A),(B)は動作を示す透視平面図であ
る。このディスク装置では、筐体11内に回転テーブル
40が設けられ、この回転テーブル40上に2組のカー
トリッジの収納部16,16が固定されて搭載されてい
る。それぞれの収納部16,16は、板により区分され
た収納領域17,18,19,…が上下に重ねて形成さ
れている。ノーズ12には広い開口面積の挿入口12a
が設けられている。回転テーブル40が、図11(A)
に示す回転角度にて停止すると、いずれかの収納部16
の収納領域17,18,19,…が挿入口12aに露出
し、この挿入口12aから各収納領域17,18,1
9,…に直接カートリッジCを挿入できるようになって
いる。
【0039】また筐体11の左奥側にはディスク駆動ユ
ニット30が設けられている。このディスク駆動ユニッ
ト30は、前記実施例と同様に駆動シャーシ31とカー
トリッジホルダ37(図11(B)にのみ図示)とを有
している。通常は、カートリッジホルダ37と駆動シャ
ーシ31が回転テーブル40の下側に位置して、回転テ
ーブル40の回転の障害にならないように退避してい
る。そして、カートリッジの選択・駆動動作のときに
は、回転テーブル40が、図11(B)に示す回転角度
にて停止する。このとき、回転テーブル40に形成され
た切欠部40aが、ディスク駆動ユニット30の上昇ス
ペースを形成する。図11(B)の状態で、ディスク駆
動ユニット30が上昇して、収納部16内の各収納領域
17,18,19,…のいずれかに収納されているカー
トリッジCに対向し、このカートリッジCがカートリッ
ジホルダ37内に引き込まれ、クランプテーブル32に
よりクランプされて回転駆動され光ヘッド35により再
生が行われる。
【0040】上記第四実施例では、回転テーブル40を
回転させることにより、挿入口12aから2組の収納部
16,16の収納領域17,18,19,…にカートリ
ッジCを挿入でき、また回転テーブル40の回転によ
り、いずれかの収納部16,16に収納されたカートリ
ッジCが引き出されて選択駆動される。よって1つの収
納部16の大きさに相当する挿入口12aから2組の収
納部16へカートリッジを挿入でき、また1組のディス
ク駆動ユニット30によって、全てのカートリッジ内の
ディスクの再生が可能である。
【0041】なお、上記それぞれの実施例において、記
録可能なディスクが収納されたカートリッジを使用し
て、再生のみならず記録を行うことも可能である。さら
に、カートリッジに収納されたディスクに限られず、露
出したディスクがそのまま挿入されて収納部に収納され
る構造であってもよい。さらに、上記実施例では、車載
用のディスク装置を想定しているが、家庭用であっても
よいし、事務用であってもよい。またディスクは光方式
に限られず、磁気により情報が記録再生されるものであ
ってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、マガジ
ンを使用することなく機器本体の内部に収納された複数
のディスクの選択駆動が可能である。またディスク収納
部にてディスクが重ねて配置されるため、筐体内の狭い
スペース内に多数のディスクを効率良く収納できるよう
になる。
【0043】請求項2記載の発明では、ディスク駆動部
が挿入されたディスクを受け取る位置へ移動できるた
め、挿入口から挿入されたディスクをそのまま再生する
ことも可能であるし、前記ディスク収納部に収納された
ディスクの選択駆動も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスク装置の第一実施例を示す
一部破断面を有する斜視図。
【図2】図1のディスク装置の平面断面図。
【図3】図2のIII−III線断面図であり、(A)
はカートリッジの装填動作を示し、(B)はカートリッ
ジの収納動作を示す。
【図4】本発明のディスク装置の第二実施例を示す透視
斜視図。
【図5】(A)は図4に示すディスク装置の透視平面
図、(B)は正面図。
【図6】図4に示す第二実施例の変形例を示すものであ
り、(A)は透視斜視図、(B)は正面図。
【図7】本発明のディスク装置の第三実施例を示す透視
斜視図。
【図8】(A)は第三実施例の透視平面図、(B)は正
面図。
【図9】本発明のディスク装置の第四実施例を示す透視
斜視図。
【図10】第四実施例の正面図。
【図11】(A),(B)は第四実施例の動作を示す透
視平面図。
【図12】従来のディスク装置の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
11 筐体 12 ノーズ 12a 挿入口 16 収納部 16a 挿入案内面 17ないし19 収納領域 20a,20b 搬送ローラ 21 搬送ガイド部材 30 ディスク駆動ユニット 31 駆動シャーシ 32 クランプテーブル 33 モータ 34 ガイド軸 35 光ヘッド 36 ガイド軸 37 カートリッジホルダ C カートリッジ D ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 毅 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内 (72)発明者 浅野 通直 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内 (72)発明者 萩原 秀邦 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に、複数のディスクが重ねて載置
    されるディスク収納部と、このディスク収納部から取り
    出されたそれぞれのディスクに対向し、且つディスクが
    装填されるディスク駆動部とが設けられていることを特
    徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 ディスク駆動部は、ディスク挿入口から
    挿入されたディスクを受け取る位置へ移動できるように
    なっている請求項1記載のディスク装置。
JP8255093A 1993-03-17 1993-03-17 ディスク装置 Pending JPH06274998A (ja)

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JP8255093A JPH06274998A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 ディスク装置

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JP8255093A JPH06274998A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 ディスク装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08180656A (ja) * 1994-12-21 1996-07-12 Canon Inc 情報記録再生または情報再生装置、情報記録媒体及び情報記録媒体の格納方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08180656A (ja) * 1994-12-21 1996-07-12 Canon Inc 情報記録再生または情報再生装置、情報記録媒体及び情報記録媒体の格納方法

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Effective date: 20020730