JPH0627453Y2 - 自動車用バイザ− - Google Patents
自動車用バイザ−Info
- Publication number
- JPH0627453Y2 JPH0627453Y2 JP1986140940U JP14094086U JPH0627453Y2 JP H0627453 Y2 JPH0627453 Y2 JP H0627453Y2 JP 1986140940 U JP1986140940 U JP 1986140940U JP 14094086 U JP14094086 U JP 14094086U JP H0627453 Y2 JPH0627453 Y2 JP H0627453Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- visor
- eaves
- gutter
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、自動車の屋根両側へ庇状に装着される分離型
バイザーであって、前面窓枠の両側縁には装飾モールを
設けて雨樋を有しない車種において、フロント部に雨樋
の機能を付与し、屋根上及びバイザーの庇部で受けた雨
水を合理的に流し落とす自動車用バイザーに関する。
バイザーであって、前面窓枠の両側縁には装飾モールを
設けて雨樋を有しない車種において、フロント部に雨樋
の機能を付与し、屋根上及びバイザーの庇部で受けた雨
水を合理的に流し落とす自動車用バイザーに関する。
ロ 従来の技術 従来、分離型のバイザーとしては、例えば実開昭59-128
413号公報に開示の如く、バイザーをフロント部とサイ
ド部に分割して接続するタイプのものが、、又実開昭55
-61013号公報には、バイザーを雨樋に係止する立上り片
と庇片及び、平板状庇体の3つに分離して夫々別個成形
し、自動車の態様に応じて組み合わせるタイプの分離型
バイザーが夫々知られている。
413号公報に開示の如く、バイザーをフロント部とサイ
ド部に分割して接続するタイプのものが、、又実開昭55
-61013号公報には、バイザーを雨樋に係止する立上り片
と庇片及び、平板状庇体の3つに分離して夫々別個成形
し、自動車の態様に応じて組み合わせるタイプの分離型
バイザーが夫々知られている。
ハ 考案が解決しようとする課題 前記従来の分離型バイザーにあって、前者のものは、分
離した両部材を連結するための手段のみの開示であり、
その美観、取付け場所の雨樋の有無やバイザー自体の雨
仕舞に対する考慮まで成されたものではなかった。又後
者のものは、3つの組み合わせにより車種の対象は広が
るものの、窓枠全面に雨樋を有する自動車に取付けるも
のが主であって、窓枠前面に雨樋を有さない自動車へ取
り付ける実施態様はあるものの、単なる取付け態様であ
って、それにより雨樋機能を付与させるという効果を生
じる訳ではなく、又同考案では、その取付け態様から、
平板状庇体に流れた雨水は中間部の庇片に妨げられて前
方へ集水されないものとなり、これも前記雨仕舞の考慮
が何等成されていないものであった。
離した両部材を連結するための手段のみの開示であり、
その美観、取付け場所の雨樋の有無やバイザー自体の雨
仕舞に対する考慮まで成されたものではなかった。又後
者のものは、3つの組み合わせにより車種の対象は広が
るものの、窓枠全面に雨樋を有する自動車に取付けるも
のが主であって、窓枠前面に雨樋を有さない自動車へ取
り付ける実施態様はあるものの、単なる取付け態様であ
って、それにより雨樋機能を付与させるという効果を生
じる訳ではなく、又同考案では、その取付け態様から、
平板状庇体に流れた雨水は中間部の庇片に妨げられて前
方へ集水されないものとなり、これも前記雨仕舞の考慮
が何等成されていないものであった。
ニ 課題を解決するための手段 そこで本考案は、特に窓枠前面に装飾モールを設けて雨
樋を有さない自動車にその対象を限定し、分離型とした
ことでバイザーフロント部に雨樋としての機能を付与
し、且つバイザーフロント部とサイド部の合理的な接続
及び雨水の集水を可能とする分離型バイザーを提供する
もので、その構成は、窓枠前面に装着される樋部材と、
側面窓枠上縁へ装着される、先端が可撓性を有した庇部
材とで構成される分離型バイザーであって、前記樋部材
には、該装着モールの裏側へ差し込み固定可能な装着片
を設けると共にその連結部には、前記庇部材先端部へ重
合する重合面と連設片を夫々設け、一方庇部材連設部に
は、前記装飾モールの裏側に差し込む添設片と雨水侵入
防止のパッキン材を設けて、樋部材の連結側を、連設片
を庇部材先端における外側縁の上面へ、重合面を庇部材
先端における内側縁の下面へ各々当接させることによっ
て両者が連設状態となるものであることを特徴とするこ
とにある。
樋を有さない自動車にその対象を限定し、分離型とした
ことでバイザーフロント部に雨樋としての機能を付与
し、且つバイザーフロント部とサイド部の合理的な接続
及び雨水の集水を可能とする分離型バイザーを提供する
もので、その構成は、窓枠前面に装着される樋部材と、
側面窓枠上縁へ装着される、先端が可撓性を有した庇部
材とで構成される分離型バイザーであって、前記樋部材
には、該装着モールの裏側へ差し込み固定可能な装着片
を設けると共にその連結部には、前記庇部材先端部へ重
合する重合面と連設片を夫々設け、一方庇部材連設部に
は、前記装飾モールの裏側に差し込む添設片と雨水侵入
防止のパッキン材を設けて、樋部材の連結側を、連設片
を庇部材先端における外側縁の上面へ、重合面を庇部材
先端における内側縁の下面へ各々当接させることによっ
て両者が連設状態となるものであることを特徴とするこ
とにある。
ホ 作用 庇部材の先端部側に連接された添設片と、樋部材に備え
られた装着片とは共に自動車の装飾モールの裏側へ差し
込み固定され、接続部分も、庇部材の添設片下面に樋部
材の重合面が、同じく上面に連設片が夫々当接された状
態でモールの裏側に固定されるから、美感を損なう虞れ
はなく両者を一体化でき、庇部で受けられた雨水及び屋
根から流れ落ちる雨水を、効率良く樋部材へ導くことが
できる。
られた装着片とは共に自動車の装飾モールの裏側へ差し
込み固定され、接続部分も、庇部材の添設片下面に樋部
材の重合面が、同じく上面に連設片が夫々当接された状
態でモールの裏側に固定されるから、美感を損なう虞れ
はなく両者を一体化でき、庇部で受けられた雨水及び屋
根から流れ落ちる雨水を、効率良く樋部材へ導くことが
できる。
ヘ 実施例 図面は本考案に係る自動車用バイザーの実施例を示した
もので、第1図において、1は庇部1aと取り付け部1
bとで構成されたバイザー本体であり、庇部1aは、先
端が嘴状の先細り形状で可撓性を有し、車体形状にフイ
ット可能となっている。又取り付け部1bは、その庇部
上縁に沿った帯状の部分を断面逆V字形に屈曲形成さ
れ、図示しない取り付け金具によって、窓枠上部の雨樋
へ取り付け可能となっている。バイザー本体1の両側縁
には合成樹脂被膜製のモール2、2が設けられ、中央部
には、帯状の合成樹脂膜3が施されている。庇部1aの
屈曲先端部内側縁には、添設片4が連設されており、そ
の添設片4には、螺子止め部4aが形成されている。5
は、谷状の溝部が長手方向へ形成され、取付け側の縁に
そって装着片5aが連設された細長い樋部材であって、
長手方向片端側には、前記バイザー本体1の尖端と連続
状態に結合させることが可能な連結部6が形成されてい
る。その連結部6は、バイザー本体1の屈曲先端内側縁
に連設された添設片4を上面へ重ねて位置決めをする重
合面6aと、庇部先端外側にそって上面に当接すべく長
手方向へ突出形成された連設片6bとから成り、樋部材
5の連結側を、連設片6bを庇部先端における外側縁の
上面へ、重合面を同じく庇部先端における内側縁の下面
へ各々当接させることにより両者を連設状態にすること
ができる。前記バイザー本体1における嘴状の屈曲先端
部と添設片4との境目にはスポンジ質のパッキン材7が
取り付けられ、樋部材5の内側縁には螺子止め部5b、
5bが適宜間隔を保って設けられている。車体へ装着す
るには、先ずバイザー本体の取り付け部1bを、屋根の
両側に設けられている樋部へ取り付け、前面窓枠の両側
縁に備えられた装飾モール8を固定している螺子9を一
旦取り外し、屈曲先端部をモールに沿わせ、添設片4を
そのモールの裏側へ、取り外した螺子9によって装着す
る。屈曲先端部は、庇部先端が可撓性を有しているため
モール形状と簡単に一致させられ、且つパッキン材7の
介在によって雨水がモールの裏側へ侵入しない。続いて
樋部材5も、バイザー本体1と一連となるように、装着
片5aをモール2の裏側へ添着することによって前面窓
枠縁と取り付ける。このように装着すれば、前面窓枠側
縁には、樋部材が嘴状をした庇部先端の延長上に連接さ
れ、而も螺子等は一切表出しない。そして庇部で受けら
れた雨水は、嘴状の先端から樋部材へ集水され、その樋
部材を伝って先端より流れ落ちる。従って走行中でも、
雨水が吹き飛ばされて側面窓ガラスへ付着したり、乗降
時に雨滴により衣服を濡らす虞れもなくなる。
もので、第1図において、1は庇部1aと取り付け部1
bとで構成されたバイザー本体であり、庇部1aは、先
端が嘴状の先細り形状で可撓性を有し、車体形状にフイ
ット可能となっている。又取り付け部1bは、その庇部
上縁に沿った帯状の部分を断面逆V字形に屈曲形成さ
れ、図示しない取り付け金具によって、窓枠上部の雨樋
へ取り付け可能となっている。バイザー本体1の両側縁
には合成樹脂被膜製のモール2、2が設けられ、中央部
には、帯状の合成樹脂膜3が施されている。庇部1aの
屈曲先端部内側縁には、添設片4が連設されており、そ
の添設片4には、螺子止め部4aが形成されている。5
は、谷状の溝部が長手方向へ形成され、取付け側の縁に
そって装着片5aが連設された細長い樋部材であって、
長手方向片端側には、前記バイザー本体1の尖端と連続
状態に結合させることが可能な連結部6が形成されてい
る。その連結部6は、バイザー本体1の屈曲先端内側縁
に連設された添設片4を上面へ重ねて位置決めをする重
合面6aと、庇部先端外側にそって上面に当接すべく長
手方向へ突出形成された連設片6bとから成り、樋部材
5の連結側を、連設片6bを庇部先端における外側縁の
上面へ、重合面を同じく庇部先端における内側縁の下面
へ各々当接させることにより両者を連設状態にすること
ができる。前記バイザー本体1における嘴状の屈曲先端
部と添設片4との境目にはスポンジ質のパッキン材7が
取り付けられ、樋部材5の内側縁には螺子止め部5b、
5bが適宜間隔を保って設けられている。車体へ装着す
るには、先ずバイザー本体の取り付け部1bを、屋根の
両側に設けられている樋部へ取り付け、前面窓枠の両側
縁に備えられた装飾モール8を固定している螺子9を一
旦取り外し、屈曲先端部をモールに沿わせ、添設片4を
そのモールの裏側へ、取り外した螺子9によって装着す
る。屈曲先端部は、庇部先端が可撓性を有しているため
モール形状と簡単に一致させられ、且つパッキン材7の
介在によって雨水がモールの裏側へ侵入しない。続いて
樋部材5も、バイザー本体1と一連となるように、装着
片5aをモール2の裏側へ添着することによって前面窓
枠縁と取り付ける。このように装着すれば、前面窓枠側
縁には、樋部材が嘴状をした庇部先端の延長上に連接さ
れ、而も螺子等は一切表出しない。そして庇部で受けら
れた雨水は、嘴状の先端から樋部材へ集水され、その樋
部材を伝って先端より流れ落ちる。従って走行中でも、
雨水が吹き飛ばされて側面窓ガラスへ付着したり、乗降
時に雨滴により衣服を濡らす虞れもなくなる。
ト 考案の効果 以上本考案によれば、窓枠前面に雨樋を有しない車種に
おいても、日除け機能及び雨水集水の樋機能を有する樋
部材を取付け可能となり、又樋部材と庇部材の連結が、
夫々設けた接続部分を互い違いに重合させた状態で行わ
れるため、バイザーの結合部が連続状態で一体滴に接合
可能で、雨仕舞が完璧となり、更に一体型バイザーと同
等の美感が確保される。
おいても、日除け機能及び雨水集水の樋機能を有する樋
部材を取付け可能となり、又樋部材と庇部材の連結が、
夫々設けた接続部分を互い違いに重合させた状態で行わ
れるため、バイザーの結合部が連続状態で一体滴に接合
可能で、雨仕舞が完璧となり、更に一体型バイザーと同
等の美感が確保される。
第1図は本考案に係る自動車用バイザーを示した斜視
図、第2図はそのバイザーの装着要領を示す斜視図、第
3図は装着された状態を示す斜視図、第4図aはバイザ
ー本体の取り付け状態の説明図、第4図bは樋部材の取
り付け状態の説明図である。 1……バイザー本体、1a……庇部、1b……取り付け
部、2……モール、3……合成樹脂被膜、4……添設
片、4a……螺子止め部、5……樋部材、5a……装着
片、5b……螺子止め部、6……連結部、6a……重合
面、6b……連設片、7……パッキン材、8……装飾モ
ール、9……螺子
図、第2図はそのバイザーの装着要領を示す斜視図、第
3図は装着された状態を示す斜視図、第4図aはバイザ
ー本体の取り付け状態の説明図、第4図bは樋部材の取
り付け状態の説明図である。 1……バイザー本体、1a……庇部、1b……取り付け
部、2……モール、3……合成樹脂被膜、4……添設
片、4a……螺子止め部、5……樋部材、5a……装着
片、5b……螺子止め部、6……連結部、6a……重合
面、6b……連設片、7……パッキン材、8……装飾モ
ール、9……螺子
Claims (1)
- 【請求項1】窓枠前面の両側縁に雨樋を有しない自動車
の、前記両側縁に設けられた装飾モールに沿って取付け
られ、且つ該窓枠前面に装着される樋部材と、側面窓枠
上縁へ装着される、先端が可撓性を有した庇部材とで構
成される分離型バイザーであって、前記樋部材には、該
装着モールの裏側へ差し込み固定可能な装着片を設ける
と共にその連結部には、前記庇部材先端部へ重合する重
合面と連設片を夫々設け、一方庇部材連結部には、前記
装飾モールの裏側に差し込む添設片と雨水侵入防止のパ
ッキン材を設けて、樋部材の連結側を、連設片を庇部材
先端における外側縁の上面へ、重合面を庇部材先端にお
ける内側縁の下面へ各々当接させることによって両者が
連設状態となるものであることを特徴とする自動車用バ
イザー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986140940U JPH0627453Y2 (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 | 自動車用バイザ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986140940U JPH0627453Y2 (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 | 自動車用バイザ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6345316U JPS6345316U (ja) | 1988-03-26 |
JPH0627453Y2 true JPH0627453Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31048265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986140940U Expired - Lifetime JPH0627453Y2 (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 | 自動車用バイザ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627453Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5038109U (ja) * | 1973-07-28 | 1975-04-19 | ||
JPS5159015U (ja) * | 1974-11-02 | 1976-05-10 |
-
1986
- 1986-09-12 JP JP1986140940U patent/JPH0627453Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6345316U (ja) | 1988-03-26 |
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