JPH0627424U - 運搬用台車 - Google Patents

運搬用台車

Info

Publication number
JPH0627424U
JPH0627424U JP6416592U JP6416592U JPH0627424U JP H0627424 U JPH0627424 U JP H0627424U JP 6416592 U JP6416592 U JP 6416592U JP 6416592 U JP6416592 U JP 6416592U JP H0627424 U JPH0627424 U JP H0627424U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side frame
frame body
frame
frames
trolley
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6416592U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2584718Y2 (ja
Inventor
市次 宇杉
正明 大東
義夫 高橋
達夫 村井
敏仁 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Kasei Co Ltd filed Critical Sekisui Kasei Co Ltd
Priority to JP1992064165U priority Critical patent/JP2584718Y2/ja
Publication of JPH0627424U publication Critical patent/JPH0627424U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2584718Y2 publication Critical patent/JP2584718Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一側面を物品出入用となし得るように3面の
枠からなる側枠体を備えた側枠付き台車として、また側
枠体を取外して手押し式の台車等としても使用が可能
で、しかも側枠体の組付け状態の安定性のよい運搬用台
車を提供する。 【構成】 平面四角形をなすキャスター12付の台車1
に、組付け自在な側枠体3を備えてなり、この側枠体3
を、後面部用枠30とその両側にそれぞれヒンジ連結部
4を介して折畳み可能に連接された側面部用枠40,4
0とにより構成し、さらに組付け状態の両側面部用枠4
0,40間に掛架されて両枠間の間隔を規制する掛止バ
ーを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、部品、食品その他の各種物品の運搬作業に使用する運搬用台車、特 に側枠体を備えた側枠付き台車としても、側枠体を取外して台車単独で、例えば 手押し式の台車としても使用できる運搬用台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
従来より、例えば食品工場等での食品運搬用、製造工場内や工場間の部品運搬 用その他の各種物品の運搬用として、手押し式の台車、あるいは台車の一側辺を 除く側辺に側枠体を組付けた側枠付き台車(かご車)等が一般に使用されている 。また積載対象物が断熱を要する食品等の場合には、前記側枠体に断熱カバーを 被装した断熱台車も使用されている。
【0003】 しかしながら、これらの手押し式の台車および側枠付き台車は、それぞれが別 個の台車として構成されているだけにすぎず、積載対象物の変更に応じた多様な 使用はできないものである。すなわち、積載対象物の種類よっては、手押し式の 台車のほうが適している場合と、側枠付き台車や断熱台車のほうが適している場 合とがあるが、従来の前記各台車ではそのままの形で使用するか、あるいは予め 双方の台車を準備しておく必要がある。
【0004】 本考案は、上記に鑑みてなしたものであって、一側面を物品出入用となし得る ように3面の枠からなる側枠体を備えた側枠付き台車として、また側枠体を取外 して手押し式の台車等としても使用が可能で、しかも側枠体の組付け状態の安定 性のよい運搬用台車を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決する本考案の運搬用台車は、 平面四角形をなすキャスタ ー付の台車に、組付け自在な側枠体を備えてなり、側枠体は、後面部用枠とその 両側にそれぞれヒンジ連結部を介して折畳み可能に連接された側面部用枠とを有 し、さらに組付け状態の両側面部用枠間に掛架されて両枠間の間隔を規制する掛 止バーを備えてなることを特徴とする。
【0006】 前記の運搬用台車において、台車に対し脱着可能に設けられた手押し用ハンド ルを備えたものとすることができる。
【0007】
【作用】
上記の構成よりなる本考案の運搬用台車によれば、側枠体を取外した状態で単 なる台車として使用できる。特に、脱着可能な手押し用ハンドルを備えている場 合には、該ハンドルを台車に組付けることにより、手押し式の台車として使用で きる。この際、使用しない側枠体は、両側面部用枠を後面部用枠に対し折り畳ん だ嵩低い状態にして、保管しておくことができる。
【0008】 そして、側枠体を、略コ字形をなすように両側面部用枠を後面部用枠に対して 開いた状態にして台車に組付けることにより、特に側枠体の前方側を除く3面を 囲む側枠付き台車として使用することができる。この際、側枠体の前方側より積 載物品を出入できる。
【0009】 しかも、組付けられた両側面部用枠間に掛止バーを掛架することにより、この 両側面部用枠の間隔を一定に保持でき、両側面部用枠の内方や外方への倒れを防 止でき、前面側の枠を除いた形態の側枠体でもその保形を良好になし、安定性の よい組付け状態で使用でき、積載物品の保護を良好になし得る。
【0010】
【実施例】
次に本考案の1実施例を図面に基いて説明する。
【0011】 図示する実施例は、特に側枠体とは別に脱着可能な手押し用ハンドルを備えて いる場合の例示しており、図1はキャスター付きの台車(1)と手押し用ハンド ル(2)を示し、図2は側枠体(3)を示している。
【0012】 キャスター付の台車(1)は、概略次のように構成されている。
【0013】 枠および桟部材等とにより構成される平面略四角形をなす台枠(11)の四隅 部下面にキャスター(12)が付設されている。この4個のキャスター(12) は、通常の台車と同様に、台車後方側の2個のキャスター(12)が回動自在に 取付けられて移動方向自在に設けられている。
【0014】 前記台枠(11)の四周側縁には、それぞれ底面より立ち上った側板(13) (13)(14)(14)が設けられており、図の場合、一方(前後)の相対向 する側板(13)(13)は、他方(左右)の相対向する側板(14)(14) よりやや高く形成されている。台枠(11)上には側板(13)(14)の内側 に、合成樹脂発泡板等の断熱板その他よりなる底板(15)が載設されている。 この底板(15)の厚みは、その上面より前記の高い側板(13)の上部が突出 状となるように設定されている。
【0015】 また台枠(11)の後部側左右2個所の隅角部には、隣接する両側板(13) (14)の内側に、上方に開口するハンドル用の支持パイプ(16)(16)が 垂設されている。そのため前記の底板(15)の前記支持パイプ(16)に対応 する角部の個所は切欠形成されている。
【0016】 さらに前記の台車(1)の一方の相対向する側板(13)(13)には、図の ように、それぞれ側板長さ方向に所要の間隔を存して2個所に、上縁に開口しか つ下部で1方側に屈曲した略鉤形状の係合用切欠(17)(17)が形成されて おり、後述するように該切欠(17)に対する係合手段により側枠体(3)が組 付けられるようになっている。
【0017】 そして、手押し用ハンドル(2)は、図1に示すようにパイプ材等を略逆U形 に屈曲形成してその中央部を把持部(21)として形成するとともに、両側部分 (22)(22)の下端部(22a)(22a)を上記台車(1)における支持 パイプ(16)(16)に対し上方より嵌合自在に設けている。このように嵌合 して、ハンドル(2)を台車(1)に組込むことにより、これを手押し式の運搬 用台車として使用できることになる。
【0018】 なお、前記のように下端部(22a)を支持パイプ(16)に嵌合した状態に おいて、一定以上の入り込みを防止するるために、支持パイプ(16)の下端を 閉塞する等、支持パイプ(16)およびハンドル両側部(22)の一部に何等か のストッパー手段を設けておくのが望ましい。
【0019】 また側枠体(3)は、次の構成を有している。
【0020】 図2に示すように、後面部用枠(30)と、その両側にそれぞれヒンジ連結部 (4)を介して連接された側面部用枠(40)(40)との3枚の枠よりなるも ので、不使用の際は、両側面部用枠(40)(40)を、図3のように後面部用 枠(30)に対して嵩低く折り畳んでおけるように形成されている。
【0021】 前記後面部用枠(30)および両側面部用枠(40)は、スチール製パイプ等 の棒材を略逆U形状に屈曲形成するとともに、この枠部材(31)および(41 )の下端部における両側部分間に、それぞれ横バー(32)および(42)を架 渡して、後面部用枠(30)は台車(1)の一側辺(図の場合、左右の一側辺) に略対応する幅を持つ枠状に、また両側面部用枠(40)は台車(1)の他方の 相対向する側辺(図の場合、前後の側辺)に略対応する幅を持つ枠状に形成して ある。また各枠内にはそれぞれ補強用の縦部材(33)および(43)と、横桟 部材(34)(44)とを配している。
【0022】 前記の後面部用枠(30)は、枠部材(31)の両側部分の下端部(31a) が横バー(32)よりやや下方に延成されて、該下端部(31a)にキャスター (35)が付設され、また両側面部用枠(40)は、枠部材(41)の後面部用 枠(30)との連接側とは反対側部分の下端部(41a)が横バー(42)より やや下方に延成されて、該下端部(41a)にキャスター(45)が付設されて いる。これにより、側枠体(3)の移動および両側面部用枠(40)(40)の 開閉操作、さらには台車(1)に対する組付け、取外し操作も作業者1人で容易 に行なえるようになっている。
【0023】 そして、前記の側枠体(3)の両側面部用枠(40)(40)の下端部に有す る横バー(42)(42)には、上記した台車(1)の側板(13)(13)に 有する係合用切欠(17)との対応位置に、それぞれ両枠(40)(40)の相 対向方向に突出しかつ前記係合用切欠(17)に対し上端開口部(17a)より 嵌入し係合し得る係合ピン(46)(47)が設けられている。
【0024】 これらの係合ピン(46)(47)は、係合用切欠(17)の内奥部に係合し た状態において側枠体(3)がやや持ち上げられた状態になる高さ位置に設けら れている。そのため図の実施例では、横バー(42)に上向きの支持板(42a )が突設されて、該支持板(42a)に前記係合ピン(46)(47)が突設さ れている。
【0025】 そして、前記両枠の係合ピン(46)(47)のうち、それぞれ少なくとも一 つの係合ピン、例えば図のように後面部用枠(30)側とは反対側(つまり側枠 体の前側)の係合ピン(47)は先端部(47a)が拡径された略キノコ状をな しており、係合用切欠(17)に嵌入した状態において、前記先端部(47a) が切欠周縁に係合して外側方への抜脱が阻止されるようになっている。
【0026】 すなわち、この実施例による場合、手押し用ハンドル(2)を取外した台車( 1)に対する側枠体(3)の組付けは、次のよう手順で行なうことができる。
【0027】 まず、図7の鎖線に示すように、側枠体(3)の両側面部用枠(40)(40 )を後面部用枠(30)に対し略直角もしくそれよりやや拡開した状態にしてお いて、その内方部に台車(1)を位置させる。特に係合用切欠(17)を有する 両側板(13)(13)がそれぞれ前記側面部用枠(40)(40)と対応位置 する方向にして同図鎖線の状態よりやや内方に位置させる。
【0028】 そして図4および図5に示すように、両側面部用枠(40)の前部を持ち上げ るようにして後方へ傾け、その下端部に設けた係合ピン(46)(47)を台車 (1)の係合用切欠(17)が設けられた側板(13)上に位置させておいて、 台車(1)を足で押し込みながら側面部用枠(40)の前部を徐々に下げるよう にすれば、後面部用枠(30)に近い側の係合ピン(46)が係合用切欠(17 )に対し上端開口部(17a)から嵌入するとともに、前部側の係合ピン(47 )も係合用切欠(17)に嵌入することになる。
【0029】 したがって、前記のように嵌入した状態において、台車(1)を側枠体(3) にさらに押し込むようにして、前記係合ピン(46)(47)を鉤形状の係合用 切欠(17)の内奥部に係合させればよく、1人の作業者で図6および図7に示 す所定の係合状態で側枠体(3)を台車(1)に組付けることができる。
【0030】 この状態においては、係合用切欠(17)に対する係合ピン(46)(47) の係合によって、側枠体(3)の前方および上方への動きが規制され、しかも少 なくとも一つの略キノコ状をなす係合ピン(47)の拡径された先端部が係合用 切欠(17)の周縁に係合することにより、外側方への抜脱が阻止されて、所定 の組付け状態に保持される。
【0031】 さらに、前記両側面部用枠(40)(40)の枠部材(41)(41)の前側 下端部に、先端部が拡径した略キノコ状なす凸起(48)を設け、他方前記側枠 体(3)の前部開口側になる台車(1)の側板(14)の両端部に、前記の組付 け状態において凸起(48)に係止自在なフック状等の係止部材(18)を枢設 しておいて、該係止部材(18)の凸起(48)に対する係合により、台車(1 )に対する側枠体(3)の後面側への移動を阻止するようにすれば、前記の係合 による組付け状態が一層確実なものになる。したがって側枠付き運搬用台車とし て好適に使用できる。
【0032】 図8および図9は、側枠体(3)を台車(1)に組付ける手段の他の実施例を を示している。
【0033】 この実施例において、台車(1)の一方の相対向する側板(13)(13)に は、前記の係合用切欠(17)の変りに、それぞれ側板長さ方向に所要の間隔を 存して2個の係合用孔(19)(19)が形成されるとともに、側板(13)外 面における前記係合用孔(19)よりやや下方位置に受け板(5)が突設されて いる。
【0034】 また側枠体(3)の両側面部用枠(40)(40)には、その下端部に有する 横バー(42)の前記係合用孔(19)との対応位置に、それぞれ両枠の相対向 方向に突出して横バー(42)が前記受け板(5)上に載接した状態において前 記係合用孔(19)に対し嵌入し得る係合ピン(49)が設けられている。
【0035】 さらに前記係合ピン(49)が係合用孔(19)に嵌入した状態において、そ の抜脱を阻止する手段として、前記と同様に、枠部材(41)の前側下端部と台 車(1)の側板(14)とに略キノコ状の凸起(48)とフック状の係止部材( 18)がそれぞれ設けられている。
【0036】 この実施例の場合においても、上記と同様に、側枠体(3)の両側面部用枠( 40)(40)を拡開した状態にして、その内方部に台車(1)を両側板(13 )(13)が側面部用枠(40)(40)と対応するように位置させておいて、 例えば両側面部用枠(40)(40)を後方へ傾けるようにして持ち上げて、そ の下端部の横バー(42)を台車(1)の受け板(5)上に載置した状態にして 、該横バー(42)に突設した係合ピン(49)を前記の係合孔(19)に嵌入 し、さらに係止部材(18)を凸起(48)に係止することにより、所定の組付 け状態に保持できる。
【0037】 特にこの場合、係合用孔(19)に対する係合ピン(49)の嵌入によって、 側枠体(3)の上下および前後の動きが規制され、また係止部材(18)が凸起 (48)に係止することによって、両側面部用枠(40)(40)下部の外側方 への拡がり、つまり係止ピン(49)の係合用孔(19)からの抜脱を阻止する ことができ、所定の組付け状態に確実に保持できる。
【0038】 上記のように、側枠体(3)を台車(1)に組付けることにより、側枠体(3 )の前方側を除く3面を囲む側枠付き台車として使用することができる。この際 、側枠体(3)の前方側より積載物品を出入できる。
【0039】 (8)は前記のように台車(1)に組付けられた両側面部用枠(40)(40 )間の間隔を規制するための掛止バーであって、両側面部用枠(40)(40) 間に掛架自在に設けられている。すなわち、掛止バー(8)は、その一端部が一 方の側面部用枠(40)の前側部分にリング連結部(81)を介して自在継ぎ手 式に連結されるとともに、他端のフック部(82)が他方の側面部用枠(40) の前側部分に固設した係止用パイプ(83)に対し係止自在に設けられている。
【0040】 このように両側面部用枠(40)(40)間に掛止バー(8)を掛架すること により、この両側面部用枠(40)(40)の間隔を一定に保持でき、両側面部 用枠(40)(40)の内方や外方への倒れを防止でき、前面側の枠を除いた形 態の側枠体(3)でもその保形を良好になし、安定性のよい組付け状態で使用で き、積載物品の保護を良好になし得る。
【0041】 前記の掛止バー(8)を両側面部用枠(40)(40)の上端部分に掛架する ように設けることも、また両側面部用枠(40)(40)に対し脱着可能に設け ておくこともできる。さらに掛止バー(8)としては、図のような丸棒状をなす ものに限らず、他の断面形態のものであってもよい。
【0042】 図10は、台車(1)に組付けられた側枠体(3)に対し装着して使用される 断熱カバー(6)を示している。
【0043】 この断熱カバー(6)は、断熱性があってかつ折曲可能な可撓性のシート状物 よりなり、側枠体(3)の後面部用枠(30)に略相応する後面部(61)の両 側に、両側面部用枠(40)(40)に略相応する両側面部(62)(62)を 折曲部を介して連設するとともに、後面部(61)の上縁に、上面部(63)お よび前面部(64)を順次折曲部を介して連設して、全体を展開可能に構成して いる。
【0044】 そして上面部(63)および前面部(64)の両側縁と、両側面部(62)( 62)の上端縁および前端縁とに、互いに係合するスライド式ファスナー等の開 閉手段(65)が設けられており、これによって側枠体(3)に装着した状態( 図11)において前面部(64)を開閉できるようになっている。前記の開閉手 段(65)としては、面ファスナー等の他の係止手段を利用することも可能であ る。
【0045】 また、前記の断熱カバー(6)を台車(1)組付けた側枠体(3)に装着する 手段として、後面部(61)と側面部(62)との連設部分、側面部(62)の 上縁や前縁および上面部の両側縁等の所要個所に、側枠体(3)の各枠の枠部材 (31)(41)に対し巻回し止着できる面ファスナー付きの装着片(66)を 設けている。これにより図11のように装着できることになる。もちろん、他の 係合具や係合手段を用いて装着するようにしてもよい。
【0046】 さらに、図の場合、両側面(62)(62)の下端部には、台車(1)の側板 (13)内側に突出する側枠体(3)の係止ピン(46)(47)または(49 )に係合する鳩目等による係合孔(67)が設けられている。また後面部(61 )の下端外面にこれに対応する台車(1)の一方の側板(14)に装設された面 ファスナー(14a)に係合する面ファスナー(68)が設けられている。さら に前面部(64)の下端内面にも、他方の側板(14)に装設された面ファスナ ー(14a)と係合する面ファスナー(69)が設けられている。これにより、 側枠体(3)に装着された断熱カバー(6)の下端を台車(1)に結合できるよ うになっている。
【0047】 なお、断熱カバー(6)を図11のごとく装着して断熱台車として使用する場 合、下面については底板(15)として発泡板等の断熱板を用いて断熱する。
【0048】 図の(70)は通気性のあるネット等のシート材により形成されたポケット部 で、冷却、蓄冷材や保温材等を収納するためのものである。(71)は前面部( 64)の下半部を、図11のように上方に折返して開放する場合に該下半部を止 着しておくために設けた面ファスナーである。
【0049】 上記の断熱カバー(6)を構成するシート状物としては、断熱性を有するどの ような形態をなすものであってもよいが、例えば図12に例示するように、発泡 ポリエチレンシート等の柔軟性のある1もしくは複数層の発泡シート(75)を 中間層にして、その両側に、アルミ箔や蒸着層等の金属層を含む表面材(76) を積層したもの、または図13のように前記発泡シート(75)を中間層にして 、その片側に前記同様の表面材(76)を他方側にポリエチレンラミネートクロ ス等の布製シート(77)を積層したものを例示できる。
【0050】 前記の金属層を含む表面材(76)は、例えばポリエチレンをラミネートした クロスにアルミ蒸着(箔)を施し、さらにポリエステルフィルムを積層したアル ミシート等を例示できる。
【0051】 また上記した実施例では、断熱カバー(6)を側枠体(3)の内側に装着する 場合を示したが、断熱カバー(6)を側枠体(3)の外側に被覆して装着するこ とも可能である。
【0052】
【考案の効果】
上記したように本考案によれば、一側面を物品出入用となし得るように3面 の枠からなる側枠体を備えた側枠付き台車として、また側枠体を取外して台車単 独で、あるいは手押し式の台車等としても使用が可能で、積載物品に最も適合し た状態で使用できる。しかも側枠体の組付け状態においては、前面側の枠を除い た形態の側枠体であるにも拘らず、両側面部用枠間の間隔をこれに掛架した掛止 バーにより一定に保持できて、その保形を良好になし、安定性のよい組付け状態 で使用でき、積載物品の保護を良好になし得る。さらに側枠体を使用しない場合 、該側枠体を嵩低く折畳んで保管しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】台車と手押し用ハンドルを分離して示す一部を
欠截した斜視図である。
【図2】側枠体の斜視図である。
【図3】側枠体を折畳んだ状態の平面図てある。
【図4】台車に側枠体を組付ける操作状態を示す一部の
断面図である。
【図5】同上の一部の斜視図である。
【図6】台車に側枠体を組付けた状態の一部の斜視図で
ある。
【図7】同上の横断平面図である。
【図8】台車に側枠体を組付ける手段の他の実施例を示
す組付け前の一部の斜視図である。
【図9】同上の組付け状態の側面図である。
【図10】断熱カバーの斜視図である。
【図11】断熱カバーを側枠体に装着した状態の斜視図
である。
【図12】断熱カバーに使用するシート状物を例示する
一部の拡大断面図である。
【図13】同上の他の例を示す一部の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
(1) 台車 (2) 手押し用ハンドル (3) 側枠体 (5) 受け板 (6) 断熱カバー (11) 台車の台枠 (13)(14) 側板 (15) 底板 (17) 係合用切欠 (18) 係止部材 (19) 係合用孔 (30) 後面部用枠 (31) 枠部材 (32) 両側面部 (35) キャスター (40) 側面部用枠 (41) 枠部材 (42) 横バー (45) キャスター (46)(47)(49) 係合ピン (47a) 拡径した先端部 (48) 凸起 (6) 断熱カバー (61) 後面部 (62) 側面部 (63) 上面部 (64) 前面部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図5】
【図12】
【図1】
【図2】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図13】
【図10】
【図11】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面四角形をなすキャスター付の台車に、
    組付け自在な側枠体を備えてなり、側枠体は、後面部用
    枠とその両側にそれぞれヒンジ連結部を介して折畳み可
    能に連接された側面部用枠とを有し、さらに組付け状態
    の両側面部用枠間に掛架されて両枠間の間隔を規制する
    掛止バーを備えてなることを特徴とする運搬用台車。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の運搬用台車において、台
    車に対し脱着可能に設けられた手押し用ハンドルを備え
    てなる運搬用台車。
JP1992064165U 1992-09-14 1992-09-14 運搬用台車 Expired - Lifetime JP2584718Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992064165U JP2584718Y2 (ja) 1992-09-14 1992-09-14 運搬用台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992064165U JP2584718Y2 (ja) 1992-09-14 1992-09-14 運搬用台車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0627424U true JPH0627424U (ja) 1994-04-12
JP2584718Y2 JP2584718Y2 (ja) 1998-11-05

Family

ID=13250182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992064165U Expired - Lifetime JP2584718Y2 (ja) 1992-09-14 1992-09-14 運搬用台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2584718Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001010505A (ja) * 1999-06-29 2001-01-16 Hitachi Transport Syst Ltd 台車用のユニット一体形成シートカバー
JP2008062681A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Daifuku Co Ltd 折り畳み自在な搬送用台車
JP2011225073A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Monzen:Kk 集配用運搬車
JP2022146835A (ja) * 2021-03-22 2022-10-05 裕二 徳永 運搬式パイプラック用牽引ハンドル

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4714420A (ja) * 1971-01-20 1972-08-09
JP3053429U (ja) * 1998-04-21 1998-10-27 栗原建材産業株式会社 木製枠体付き網籠

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4714420A (ja) * 1971-01-20 1972-08-09
JP3053429U (ja) * 1998-04-21 1998-10-27 栗原建材産業株式会社 木製枠体付き網籠

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001010505A (ja) * 1999-06-29 2001-01-16 Hitachi Transport Syst Ltd 台車用のユニット一体形成シートカバー
JP2008062681A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Daifuku Co Ltd 折り畳み自在な搬送用台車
JP2011225073A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Monzen:Kk 集配用運搬車
JP2022146835A (ja) * 2021-03-22 2022-10-05 裕二 徳永 運搬式パイプラック用牽引ハンドル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2584718Y2 (ja) 1998-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9428205B2 (en) Security cart
US3891288A (en) Plug-in equipment shipping container and rack system
US4052084A (en) Material handling apparatus
JPH0627424U (ja) 運搬用台車
JPH0627423U (ja) 運搬用台車
US2447028A (en) Freight handling device
JP2002019614A (ja) U字状床フレームの運搬用台車
JPH08301119A (ja) 台車用カバー
JPH0242626Y2 (ja)
JPH1178898A (ja) 保管運搬用具
JP2689867B2 (ja) カバー付き物品搬送具
JPH09315315A (ja) 運搬用台車
JP2545965Y2 (ja) 小型コンテナ
JP2518707B2 (ja) 物品搬送具
JPS6130938Y2 (ja)
JP2000289624A (ja) 運搬台車
JPH0721471U (ja) 折り畳み式運搬台車
US20240174433A1 (en) Shipping and stocking container
JP3424486B2 (ja) 物品搬送具
JP6749091B2 (ja) 運搬台車
JPH0372524B2 (ja)
JP2002130927A (ja) 保冷庫
JPS6215138Y2 (ja)
JP3806251B2 (ja) 運搬用台車
JP2000168561A (ja) 陳列棚兼用運送台車