JP2545965Y2 - 小型コンテナ - Google Patents

小型コンテナ

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JP2545965Y2
JP2545965Y2 JP1991091081U JP9108191U JP2545965Y2 JP 2545965 Y2 JP2545965 Y2 JP 2545965Y2 JP 1991091081 U JP1991091081 U JP 1991091081U JP 9108191 U JP9108191 U JP 9108191U JP 2545965 Y2 JP2545965 Y2 JP 2545965Y2
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JP
Japan
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small
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lock
small container
Prior art date
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JP1991091081U
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清志 今野
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は小型コンテナに関する。
すなわち、食品等を収納して運搬され移動される小型コ
ンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、この種従来例の斜視図である。
同図にも示すように、従来よりこの種の小型コンテナA
は、箱状をなし、扉1とキャスター2を備えており、内
部に食品等が収納される。そして、このような小型コン
テナAは、一般に複数台が集合され、例えばトラック等
に積載され,運搬され,移動される。すなわち、この種
の小型コンテナAは、天井,床,両側面,背面等よりな
るコンテナ本体と、このコンテナ本体の開放された前面
に付設された扉1と、コンテナ本体の床の四隅下に設け
られたキャスター2と、を備えてなり、箱状をなす。そ
して、この小型コンテナAは、小型軽量で床の面積に比
し背が高くキャスター2により不安定であり、1台単独
では転倒事故発生の危険もある。そして、この小型コン
テナAは、扉1を介し内部に食品その他の物品が収納さ
れると共に、複数台が集合されてトラック等に積載さ
れ,運搬され,移動され,保管される使用形態よりな
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
小型コンテナAにあっては、次の問題が指摘されてい
た。まず第1に、2台同時に移動することが困難であっ
た。すなわち、従来のこの種小型コンテナAは、運搬,
保管等に際し、集合されたものが1台毎に移動されてお
り、取り扱いが面倒で手間取るという問題があった。第
2に、転倒事故が発生し易かった。すなわち、従来のこ
の種小型コンテナAは、一般に小型軽量で床面積に比し
背が高く、しかもキャスター2により不安定であること
から、強風等により押圧力が加わると、図中矢示のごと
く転倒事故が発生し易かった。又、従来のこの種小型コ
ンテナAは、例えばトラック等に積載される場合、集合
されたものが1台毎にロープ等で縛られていたが、運
搬,移動中に荷崩れが起き易く、やはり転倒事故が発生
し易かった。
【0004】本考案は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、ロッ
ク機構を付設し相互間を連結可能としたことにより、第
1に、2台同時に移動でき、第2に、転倒事故も防止さ
れる、小型コンテナを提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本考
案の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
小型コンテナは、天井,床,両側面,背面等よりなるコ
ンテナ本体と、該コンテナ本体の開放された前面に付設
された扉と、該コンテナ本体の床の四隅下に設けられた
キャスターと、を備えてなり、箱状をなす。そして該小
型コンテナは、小型軽量で該床の面積に比し背が高く該
キャスターにより不安定であり、1台単独では転倒の危
険もあり、かつ該小型コンテナは、該扉を介し内部に食
品その他の物品が収納されると共に、複数台が集合され
てトラック等に積載され,運搬され,移動され,保管さ
れる使用形態よりなる。そして、ロック機構が付設され
ており、該ロック機構は2台の該小型コンテナに対応し
て設けられ、該ロック機構間のロックにより、2台の該
小型コンテナが背面合わせで相互間が連結固定可能とさ
れ、もって2台毎に連結して同時に運搬,移動可能であ
る。該ロック機構は、一方の該小型コンテナのコンテナ
本体の両側面における背面寄りに、それぞれ少なくとも
上下2個で計4個設けられ、これと対応して、他方の該
小型コンテナのコンテナ本体の両側面における背面寄り
にも、それぞれ少なくとも上下2個で計4個設けられて
いること、を特徴とする。
【0006】
【作用】本考案は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。すなわち、この小型コンテナは、扉を
介し内部に食品その他の物品が収納されると共に、集合
され、トラック等に積載され,運搬され,移動され,保
管される。そして、この小型コンテナには、両側面の背
面寄りの上下にロック機構が付設されており、このよう
なロック機構間のロックにより、2台が背面合わせで相
互間で連結固定可能となっている。そこでこの小型コン
テナは、次の第1,第2のようになる。まず第1に、運
搬,保管等に際し、集合されたものをロック機構にて2
台毎に連結固定することにより、この小型コンテナは、
2台同時に移動可能となる。第2に、この小型コンテナ
は、1台では小型軽量で床の面積に比し背が高く、しか
も床の四隅下のキャスターにより不安定であり、転倒事
故発生の危険もあるが、このように2台毎に連結固定し
ておくことにより、安定性が著しく向上し、転倒事故が
発生しにくくなる。つまり、この2台の小型コンテナ
は、連結状態では2台1組となって安定し、転倒しにく
くなる。なお、この連結された2台の小型コンテナは、
連結状態でも各々の扉を開閉して、食品等の出し入れが
可能である。
【0007】
【実施例】以下本考案を、図面に示すその実施例に基づ
いて詳細に説明する。図1は本考案の実施例の斜視図で
ある。この小型コンテナBは、背が高い箱状をなすコン
テナ本体3と、コンテナ本体3に付設された扉1とキャ
スター2とを備えてなる。コンテナ本体3は、断熱材製
のパネル等が用いられ、天井4,床5,両側面6,背面
7等よりなり、扉1は、コンテナ本体3の開放された前
面に付設され、キャスター2は、コンテナ本体3の床5
の四隅下に設けられている。このような小型コンテナB
の内部には適宜棚等が設けられ、この棚に食料,飲料等
の食品、その他の物品が収納される。又、この小型コン
テナBは一般に複数台が集合され、例えばトラック等に
積載されて運搬される。
【0008】さて、この小型コンテナBにはロック機構
8が付設されており、ロック機構8は、2台の小型コン
テナBに対応して配され、ロックにより相互間を連結可
能としている。図示例のロック機構8は、一方の小型コ
ンテナBのコンテナ本体3の両側面6における背面7寄
りに、それぞれ上下2個で計4個設けられたロック受9
と、これと対応して、他方の小型コンテナBのコンテナ
本体3の両側面6における背面7寄りに、それぞれ上下
2個で計4個設けられた起伏可能なロック部材10とか
らなる。そして、ロック部材10に設けられた係止部1
1をロック受9に引っ掛け、ロック部材10を図中矢示
のごとく倒すことにより、ロック受9とロック部材10
間がロック可能となっている。さて、このような4個の
ロック機構8のロックにより、2台の小型コンテナBは
図中矢示のごとく、背面7合わせで相互間が連結固定さ
れるようになっている。
【0009】本考案は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。この小型コンテナB
は、扉1を介し内部に食品等が収納されると共に、集合
され、例えばトラック等に積載されて運搬され移動され
る。そして、この小型コンテナBにはロック機構8が付
設されており、2台が相互間で図中矢示のごとく連結固
定可能となっている。そこでこの小型コンテナBは、次
の第1,第2のようになる。まず第1に、運搬,保管等
に際し、集合されたものをロック機構8にて2台毎に連
結固定することにより、この小型コンテナBは2台同時
に移動可能となる。第2に、この小型コンテナBは、1
台では小型軽量で床5の面積に比し背が高く、しかもキ
ャスター2により不安定であり、例えば、奥行きを1と
すると横幅が2で高さが3程度の比率となっている。し
かしながらこの小型コンテナBは、このように2台毎に
連結固定しておくことにより、安定性が著しく向上し、
転倒事故が発生しにくくなる。つまりこの2台の小型コ
ンテナBは、連結状態では2台1組となって、例えば、
奥行きを2とすると横幅も2で高さが3程度の比率とな
り、安定し転倒しにくくなる。なおこの連結された2台
の小型コンテナBは、連結状態でも各々の扉1を開閉し
て、食品等の出し入れが可能となっている。
【0010】なお図2は、参考例の要部の斜視図であ
る。すなわち図2は、本考案の実施例ではない単なる参
考例を示すものであるが、この図2の参考例のロック機
構12は、小型コンテナBのコンテナ本体3の外側に露
出しないビルトイン構造よりなる。すなわち、まず一方
の小型コンテナBのコンテナ本体3の背面7における両
側面6寄りに、それぞれ上下2個で計4個の切欠凹部1
3が形成されると共に、これと対応して、他方の小型コ
ンテナBの背面7における両側面6寄りにも、それぞれ
上下2個で計4個の切欠凹部13が形成されている。そ
して、このような一方の切欠凹部13内には、ロック機
構12の横棒状のロック受14が配されると共に、これ
と対応して、他方の切欠凹部13内には、水平の軸で揺
動可能なロック機構12のフック状のロック部材15が
設けられている。そして、この他方の小型コンテナBの
側面6に設けた操作孔16からハンドル17の先端部
を、図中矢示のごとく挿入して回すことにより、ロック
部材15を図中矢示のごとく揺動させ、もってその先端
部を前述のロック受14に対しロック可能となってい
る。
【0011】さて図2の参考例では、このような4個の
ロック機構12のロックにより、2台の小型コンテナB
は図中矢示のごとく、背面7合わせで相互間が連結固定
される。そしてロック機構12が、このようにコンテナ
本体3の外側に露出しない内蔵式のビルトイン構造より
なるので、この図2の参考例の小型コンテナBは、特に
外観に優れている。
【0012】
【考案の効果】本考案に係る小型コンテナは、以上説明
したように、ロック機構を付設し相互間を連結可能とし
たことにより、次の効果を発揮する。まず第1に、2台
同時に移動可能となる。すなわち、この種従来例のよう
に1台毎に移動させることなく、集合されたものを連結
して2台同時に移動でき、その取り扱いが容易化され手
間取らなくなる。第2に、転倒事故も防止される。すな
わち、このように相互間を連結しておくことにより、こ
の種従来例のように強風等により押圧力が加わっても転
倒事故は発生しにくく、又、トラック等に積載して運
搬,移動中に荷崩れも起きにくく、この面からも転倒事
故は防止される。このように、この種従来例に存した問
題点が一掃される等、本考案の発揮する効果は顕著にし
て大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る小型コンテナの実施例の斜視図で
ある。
【図2】参考例の要部の斜視図である。
【図3】従来例の小型コンテナの斜視図である。
【符号の説明】
1扉 2キャスター 3コンテナ本体 4天井 5床 6側面 7背面 8ロック機構 9ロック受 10ロック部材 11係止部 12ロック機構 13切欠凹部 14ロック受 15ロック部材 16操作孔 17ハンドルA小型コンテナ(従来例のもの)B小型コ
ンテナ(本考案および参考例のもの)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井,床,両側面,背面等よりなるコン
    テナ本体と、該コンテナ本体の開放された前面に付設さ
    れた扉と、該コンテナ本体の床の四隅下に設けられたキ
    ャスターと、を備えてなり、箱状をなす小型コンテナで
    あって、 該小型コンテナは、小型軽量で該床の面積に比し背が高
    く該キャスターにより不安定であり、1台単独では転倒
    の危険もあり、かつ該小型コンテナは、該扉を介し内部
    に食品その他の物品が収納されると共に、複数台が集合
    されてトラック等に積載され,運搬され,移動され,保
    管される使用形態よりなり、 ロック機構が付設されており、該ロック機構は2台の該
    小型コンテナに対応して設けられ、該ロック機構間のロ
    ックにより、2台の該小型コンテナが背面合わせで相互
    間が連結固定可能とされ、もって2台毎に連結して同時
    に運搬,移動可能であり、 該ロック機構は、一方の該小型コンテナのコンテナ本体
    の両側面における背面寄りに、それぞれ少なくとも上下
    2個で計4個設けられ、これと対応して、他方の該小型
    コンテナのコンテナ本体の両側面における背面寄りに
    も、それぞれ少なくとも上下2個で計4個設けられてい
    ること、を特徴とする小型コンテナ。
JP1991091081U 1991-10-08 1991-10-08 小型コンテナ Expired - Lifetime JP2545965Y2 (ja)

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JPH0535646U JPH0535646U (ja) 1993-05-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2503193A (en) * 2012-02-10 2013-12-25 Belron Hungary Kft Zug Branch Container with lifting means and securable to like containers
JP6125861B2 (ja) * 2013-03-07 2017-05-10 三甲株式会社 ボックスパレット

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