JP2002130927A - 保冷庫 - Google Patents

保冷庫

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JP2002130927A
JP2002130927A JP2000321086A JP2000321086A JP2002130927A JP 2002130927 A JP2002130927 A JP 2002130927A JP 2000321086 A JP2000321086 A JP 2000321086A JP 2000321086 A JP2000321086 A JP 2000321086A JP 2002130927 A JP2002130927 A JP 2002130927A
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box
hinge
cold storage
inward
fixing plate
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Application number
JP2000321086A
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English (en)
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Yoshinobu Ueda
義信 上田
Masahito Megata
雅人 目片
Naosuke Fukao
直資 深尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/06Details of walls not otherwise covered
    • F25D2323/061Collapsible walls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/32Removal, transportation or shipping of refrigerating devices from one location to another

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 畜冷材充填式の保冷庫よりなる冷凍コンテナ
における物流コスト削減に寄与出来る、折り畳み式であ
って、作業が簡単で、安全性が高く、保冷能力が現状並
に保持出来る保冷庫を提供をする 【解決手段】 半箱状の正面部2、背面部3と、ヒンジ
部8、8、10、12、左右の側面部4a、4b、天面
部5、底面部6によって主構成され、側面部4、天面部
5、底面部6は折り畳み可能であり、伸ばされて組み立
てられたた状態で固定板7により固定され、各ヒンジ部
および係脱可能の箇所にパッキンを設け、さらに転倒防
止用の連結機構70を設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍コンテナとし
て用いられる保冷庫に関する。特に物流コスト削減に寄
与するための折り畳み式の保冷庫に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍コンテナは鮮度を要求される物品の
運送用として広く普及しており、冷凍機を含む冷凍設備
付きの保冷箱体よりなる保冷庫、および畜冷材が充填さ
れた保冷箱体よりなる保冷庫の二形式があるが、近年は
構造が単純で通常の輸送用車両に積載出来る後者が主流
となっている。保冷庫の保冷箱体は防錆と低温脆性を避
ける目的を含めて一般的にはステンレス鋼製の中空構造
の壁と扉を有し、中空部に断熱材が配された矩形の箱で
ある。後者の保冷庫は保冷箱体に畜冷材が充填され、必
要により、移動用のキャスターが取付られたものであ
る。従来技術の保冷庫はいずれも固定構造のものであっ
て、折り畳み式の保冷庫は知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】冷凍コンテナは物品の
運送先から空荷で戻る場合が多く返送費用が嵩み、冬季
などの需要の少ない時期には保管スペースを大きく占め
るため保管費用が嵩むため、物流コストの増大原因とな
っている。本発明は畜冷材充填式の保冷庫よりなる冷凍
コンテナにおける物流コスト削減に寄与出来る、折り畳
み式の保冷庫の提供を課題とするものである。さらに、
折り畳まれて幅が狭くなる故の転倒し易さを改善するこ
とにより、組立と折り畳みの作業が簡単で、安全性が高
く、保冷能力が現状並に保持出来る保冷庫の提供を課題
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そして上記した課題を解
決するための本発明の保冷庫は、正面部と、背面部と、
天面部と、底面部と、左右の側面部からなり、正面部及
び背面部は平面部の周囲に周壁部が設けられた箱状と
し、左右の側面部は両辺とその中間部にヒンジ部が設け
られていて、中間部を内側に折り畳み、全長を縮めるこ
とにより、容積を半分以下に減少出来る様にした。さら
に、ヒンジ部および折り畳み時に係脱する部分にパッキ
ンを設ける構造とすることにより、物品を収納して運送
する時に保冷庫の機密状態が保持され、保冷効果が良好
に保たれる様にした。さらに2台以上の保冷庫を連結可
能にして、折り畳まれた保冷庫が転倒し難いものとし
た。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の保冷庫は正面
部と、背面部と、天面部と、底面部と、左右の側面部か
らなり、正面部及び背面部は平面部の周囲に周壁部が設
けられた箱状であり、左右の側面部は両辺とその中間部
にヒンジ部が設けられていて中間部を内側に折り畳み可
能であり、左右の側面部の中間部を内側に折り畳むこと
によって全長を縮めることが可能とされており、保冷庫
から収納物と蓄冷材を取り出し後、左右の側面部の中間
部に設けられたヒンジ部を内側に押すことにより、左右
の側面部がそれぞれヒンジ部を中心に回転し同時に正面
部と背面部が距離を縮められることによって折り畳まれ
る。
【0006】また本発明の請求項2の保冷庫は、正面部
と、背面部と、天面部と、底面部と、左右の側面部から
なり、正面部及び背面部は平面部の周囲に周壁部が設け
られた箱状であり、天面部と底面部は一辺側にヒンジ部
が設けられ他辺側が係脱可能であって内側に揺動可能で
あり、左右の側面部は両辺とその中間部にヒンジ部が設
けられていて中間部を内側に折り畳み可能であり、前記
天面部と底面部を内側に折り曲げ且つ左右の側面部の中
間部を内側に折り畳むことによって全長を縮めることが
可能とされており、最初に、天面部と底面部がヒンジ部
を中心に天面部は下方に回転し、底面部は上方に回転す
ることにより、それぞれが保冷庫の内側に収納され、そ
の後に前記の方法で側面部が折り畳まれる。
【0007】さらに本発明の請求項3の保冷庫は、前記
請求項1または2の保冷庫の構成に加えて、側面部には
取り外し可能な固定板が設けられ、前記固定板は中間部
を跨ぐ位置に取り付けられる構造であり、組立時に固定
板が側面部の中間部を跨ぐ位置に取り付けられて、側面
部が組立後に再び折れ曲がらない様に固定される。
【0008】さらに本発明の請求項4の保冷庫は、前記
請求項3の保冷庫の構成に加えて、側面部の上端部には
側面側から天面側にかけて凹部が設けられ、固定板は略
L状であって前記凹部に装着される構造であるので、組
立時に側面は確実に固定される。
【0009】さらに本発明の請求項5の保冷庫は、前記
請求項3または4の保冷庫の構成に加えて、固定板をロ
ックするロック手段が設けられているので組立時に側面
が固定された後の、保冷庫の取り扱い中に固定板が外れ
るのを防止する。
【0010】さらに本発明の請求項6の保冷庫は、前記
請求項3乃至4のいずれかの保冷庫の構成に加えて、係
脱可能である辺と当該辺に接する辺との間、及びヒンジ
部が設けられた辺と当該辺に接する辺との間にパッキン
が設けられており、これらの箇所から空気が流通するの
を防止している。
【0011】さらに本発明の請求項7の保冷庫は、正面
部と、背面部と、天面部と、底面部と、左右の側面部か
らなり、これらのいずれかは、一辺側にヒンジ部が設け
られ他辺側が係脱可能であって内側に揺動可能である
か、両辺とその中間部にヒンジ部が設けられていて中間
部を内側に折り畳み可能であって全長を縮めることが可
能であり、且つ全長を伸ばした状態の時に、係脱可能で
ある辺と当該辺に接する辺との間、及びヒンジ部が設け
られた辺と当該辺に接する辺との間にパッキンが設けら
れており、これらの箇所から空気が流通するのを防止し
ている。
【0012】さらに本発明の請求項8の保冷庫は、前記
請求項1乃至7のいずれかの保冷庫の構成に加えて、複
数の保冷庫を相互に連結することが可能であるので、折
り畳まれて幅が短くされた保冷庫の複数を連結すること
により、保冷庫の取り扱い時における転倒が防止され
る。
【0013】さらに本発明の請求項9の保冷庫は、前記
請求項8の保冷庫であって、2台以上の保冷庫の、一つ
の保冷庫の正面部と背面部の少なくとも一方には係合部
と被係合部からなる連結機構の係合部が設けられ、別の
保冷庫の正面部と背面部の少なくとも一方には該連結機
構の被係合部が設けられているので、係合部を有する一
つの保冷庫の係合部に、被係合部を有する別の保冷庫の
被係合部が係合されることにより、前記一つの保冷庫と
前記別の保冷庫とは、それぞれの正面部または背面部の
いずれかの面において互いに連結可能である。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて具体的に
説明する。(実施例1)
【0015】図1は本発明の保冷庫1の斜視図である。
図2は図1のA−A断面図である。図3は本発明の保冷
庫1の折り畳まれる様子を説明する図1のB−B断面図
(a)〜(c)であり、(a)は保冷庫1の折り畳まれ
る前の状態を、(b)は折り畳みの中間の状態を、
(c)は折り畳み完了の状態を示す。図4は図1の要部
を示す斜視図(a)、(b)であり、(a)は保冷庫1
の上部から見た状態を、(b)は下部から見た状態を示
す。図5は本発明の保冷庫1のロック機構20の説明図
である。
【0016】本実施例の保冷庫1は半箱状の正面部2と
背面部3、平板状の左右の側面部4a、4bと平板状の
天面部5、底面部6、略L状の4枚の固定板7によって
形成される矩形の箱体であり、正面部2に物品出し入れ
用の扉50が、底面には移動用のキャスター60が4個
設けられている。上記の各面部2〜6と4枚の固定板7
および扉50の壁面はいずれもステンレス製で、内部に
断熱材(発泡ポリウレタン等)が配された二重板構造の
厚板である。
【0017】正面部2は箱体の幅/高さに相当する幅/
高さの長方形の平面部2aと、平面部2aの周囲に設け
られた周壁部2bからなる半箱状であり、周壁部2bの
幅(半箱の深さ)は箱体の深さ(奥行き)の約1/4と
なっており、平面部2aは長方形の開口2cを有してお
り、平板状の扉50が設置され、開口2cに取り付けら
れている。背面部3は、扉50と開口2cがない他は正
面部2と同型で、平面部3aと周壁部3bからなる半箱
状である。左右の側面部4a、4bは箱体の高さに相当
する高さで、幅は箱体の深さの1/2となっており、互
いに左右対称になっている。因って、この後の側面部4
a、4bに関する説明は、側面部4aを代表して単に側
面部4と表し、側面部4に付属する部材についても側面
部4aを代表させて説明する。
【0018】側面部4は中央ヒンジ部8aを中心線とし
て二分される形状の平板であって、左右の両端面に側端
ヒンジ部8b、8cが設けられており、中央ヒンジ部8
aは長手の一枚物の蝶番である。天面部5は箱体幅に相
当する長さと側面部4と同幅の長方形の平板であって、
背面側の辺には天面ヒンジ部10が設けられ、正面側の
辺11は正面部2と係脱可能になっており、この係脱部
には留め具(図示せず)が付設されている。底面部6は
天面部5と同型あって、背面側の辺には底面ヒンジ部1
2が設けられ、底面の正面側の辺13は正面部2と係脱
可能になっており、この係脱部にも留め具(図示せず)
が付設されている。
【0019】側面部4の外面側は、上端付近と下端付近
の一部分が主要部より薄くなっており、天面部5及び底
面部6もそれぞれ両端付近の厚みが主要部より薄くなっ
ており、保冷庫1が組み立てられた状態では天面部5と
側面部4が当接する角部、および底面部6と側面部4が
当接する角部は合計4カ所の凹部を形成している。保冷
庫1の組み立時にはこれらの凹部に後記する固定板7が
それぞれに(合計4個)嵌め込まれ、側面部4の中間部
を跨ぐ状態に取付られる。天面部5の左右の端の角部の
凹部には断面が細長い矩形の係合孔14aと14b(図
示せず)がそれぞれ水平方向に設けられている。同様
に、底面部6の左右の端の角部の凹部にも断面が細長い
矩形の係合孔15aと15b(図示せず)が水平方向に
設けられている。天面部5は(底面部6も同様に)側面
部4と平行する中心線に対して対称形をしているので、
この後の説明では側面部4a側の部分を代表して説明す
る。
【0020】側面部4の上端の角部の凹部には左右の一
方には角棒状の突起16が上向きに突出して設けられ、
他方には後記するロック機構20が設けられている。固
定板7は、前記した様にステンレス製で内部に断熱材
(発泡ポリウレタン等)が配された二重板構造の厚板で
あって、略L字型をしている。固定板7は、取付時に水
平に向けられる端辺7aには天面部5の係合孔14aに
嵌合するサイズの突起17が水平方向に設けられてお
り、取付時に垂直に向けられる端辺7bには、側面部4
の突起16が嵌合するサイズの係合孔18と、ロック機
構20のフック22と係合するフック受け26とが設け
られている。ロック機構20は図5の様に空洞部21、
フック22(回転軸23付き)、操作孔25、固定板7
に設けられたフック受け26からなり、操作孔25から
レンチを挿入して空洞部21内のフック22の回転軸2
3を回転させることにより、フック22とフック受け2
6とが係合される構成となっている。
【0021】保冷庫1の組立時には、固定板7の突起1
7が天面部5の係合孔14aに嵌め込まれることによ
り、固定板7の水平端7aが天面部5に固定される。次
に、突起16に係合孔18が嵌まり込み、ロック機構2
0によりフック22と固定板7にあるフック受け26と
が係合されることにより、固定板7の垂直端7bが側面
部4の上端に固定されて、この凹部への固定板7の取付
が完了する構造となっている。
【0022】側端部4の下端の角部の凹部にも前記の上
端の凹部と同様に左右の一方には角棒状の突起16’が
下向きに突出して設けられ、他方にはロック機構20’
が設けられている。保冷庫1の組立時には、固定板7’
の突起17’が底面部6の係合孔15aに嵌め込まれる
ことにより、固定板7’の水平端7a’が底面部6に固
定される。次に、突起16’に係合孔18’が嵌まり込
み、ロック機構20’によりフック22’と固定板7’
にあるフック受け26’とが係合されることにより、固
定板7’の垂直端7b’が側面部4の下端に固定され
て、この凹部への固定板7’の取付が完了する構造とな
っている。
【0023】さらに上記の各ヒンジ部および、係脱可能
部分の下記の箇所には機密性を保ち、冷気を逃がさない
ためのパッキンが設置されている。パッキンはポリプロ
ピレン製の平帯状のシートであり、それぞれ設置個所に
接着されている。パッキンの設置箇所(正面部2の扉5
0部分を除く)は以下の通りである。 側面部4廻り 中央ヒンジ部8a周囲31、正面側ヒンジ部8b周囲3
2、背面側ヒンジ部8c周囲33。以上は左右の側面部
4a、4bについてそれぞれ設置される。 天面部5廻り 天面ヒンジ部10周囲34、正面端部11周囲35。 底面部6廻り 正面側ヒンジ部12周囲36、正面端部13周囲37 固定板7廻り 水平辺部38、垂直辺部39、側部40a、側部40
b。固定板7廻りは上記の38、39、40a、40b
の4カ所を連続した一体のパッキンシートが接着された
ものが作業上好適である。固定板7は4個あるので、こ
れらは上記の4倍数の箇所に必要である。また上記31
〜37のパッキンはそれぞれの箇所において、組立/折
り畳みの際に動かされる側の面に接着されたものが作業
上好適である。尚、本実施例では図2、3の様に各面部
2、3、4a、4b、5、6の相互の接合部は凹凸形状
になっているため、接合面がずれにく、パッキンは二方
向の面で押さえ付けられるので機密性が良好に保たれ
る。
【0024】この他の部品としては、正面部2には物品
出し入れ用の扉50および、取っ手51がある。背面部
3の背面壁の上部にはヒンジ部52によって揺動可能に
取り付けられた蓄冷材収納棚53が設けられており、組
立時にこの収納棚の回転する端部を固定する部材(図示
せず)が正面部2に設けられている。さらに正面部2と
背面部3のそれぞれの底面に移動用のキャスター60が
2個ずつ、合計4個が取り付けられている。
【0025】つぎに上記の構成による保冷庫1の折り畳
み法を説明する。最初に図5のロック機構20が解除さ
れて4個の固定板7が取り外される。固定板7は事後に
正面部2または背面部3に適宜収容する。次に図2の様
に天面部5、底面部6および蓄冷材収納棚53が各ヒン
ジ部10、12、52を中心にして、図2の矢印の方向
に回転して折り畳まれる。つぎに側面部4の取り外しに
かかる。図3(a)を参照し、左右の側面部4a、4b
を保冷庫1の外側から内側へ押して揺動させると、図3
(b)の様に側面部4は中央ヒンジ部8aが内側へ凹む
状態で中間部から折れ曲がり、正面側ヒンジ部8bと背
面側ヒンジ部8cを中心に図の矢印方向に回転する様に
側面部4が折り畳まれて行く。その後正面部2と背面部
3を保冷庫1の内側へ押して揺動させることにより、正
面部2と背面部3は距離を縮められ、最終的には図3
(c)の様に正面部2と背面部3が接することにより、
折り畳みが完了する。
【0026】組立時は前記の操作を逆にたどり、正面部
2と背面部3を内側から押し拡げることにより、図3
(a)の状態に戻す。次に天面部5、底面部6および蓄
冷材収納棚53を各ヒンジ部10、12、52を中心に
して図2の矢印の逆方向に回転させることにより、天面
部5、底面部6は図2の元の位置に戻される。蓄冷材収
納棚53も同様に図2の元の位置に戻され、留め金(図
示せず)で固定される。最後に側面部4a、4b、天面
部5、底面部6の端部が接する4カ所の角部の凹部への
固定板7の取付にかかる。前記の構成に従い、突起と係
合孔の各組を互いを係合させ、ロック機構20によりフ
ック22をフック受け26に係合させて固定板7の固定
を確実にする。この固定板7の取付により、保冷庫1の
各面部は強く結合され、組立が完了する。この時、各面
部のヒンジ部および係脱可能な箇所にはすべて前記の様
なパッキンが設けられているので、荷物及び蓄冷材が収
納された後の保冷庫1への空気の出入り効果的に防止さ
れ、保冷能力が維持される。
【0027】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて説明する。本実施例の保冷庫1、1’は連結機構
70以外の構成は実施例1の保冷庫1と同一なので、以
下では同構成の部材については同番号を付し、説明を省
略する。図6は実施例2の保冷庫1、1’が折り畳まれ
た状態で連結した状態の斜視図(a)および連結機構7
0の配置を説明するための前記と同状態の平面図(b)
である。本実施例では2つの保冷庫1と保冷庫1’は互
いに連結するための連結機構70有している。
【0028】連結機構70はL字状の被係止部材(ロッ
ク受け71)と、起伏可能なロック部材72の一対の部
材からなり、さらに、ロック部材72は矩形リング状の
係止部73と係止レバー74からなる。連結機構70の
作用は、図6の様に係止部73をロック受け71に引っ
掛け、係止レバー74を図の矢印方向に従い、ロック受
け71の反対側に倒すことにより、ロック受け71の設
置箇所とロック部材72の設置箇所とを緊縛する。本実
施例の保冷庫1は背面部3の一方の側面角付近の上下に
ロック受け71を他方の側面角付近の上下にロック部材
72を設け、2台の保冷庫1がそれぞれ折り畳まれた後
に、背面部3同士が連結され、転倒が防止される。
【0029】連結機構70の構成は、連結機構70の設
置箇所を連結状態で固定出来るものであれば限定されな
いが、係止部と被係止部の一対の部材からなるのが好適
である。この一対の部材の配置は本例の様に背面部3の
一方の側面と他方の側面に異なった部材を配置すること
により、係止部と被係止部が同一配置である保冷庫1が
複数ある場合に、いずれの保冷庫1の背面部同士とも連
結可能となる。
【0030】これと異なり、正面部2の一方の側面と他
方の側面に異なった部材を配置することにより、係止部
と被係止部が同一配置である保冷庫1が複多数ある場合
に、いずれの保冷庫1の正面部同士とも連結可能とな
る。さらに連結機構70の配置として、正面部2/背面
部3の一方の側面に係止部/被係止部を設け、正面部2
/背面部3の他方の側面に被係止部/係止部を設けるこ
とにより、係止部と被係止部が同一配置の保冷庫1が多
数ある場合に、任意の保冷庫1同士はそれぞれの正面部
または背面部のいずれの面の組み合わせにおいても連結
可能になり、3台以上の保冷庫が連結可能となる。
【0031】
【発明の効果】本発明の保冷庫は折り畳むことにより容
積が減少するので、運送先から空荷で戻る時に一車によ
り多くの個数を積載出来るとともに、不使用時の保管ス
ペースが減少するので物流のトータルコストを大幅に削
減できる。構造は単純であって組立、折り畳みの作業が
簡便であるが、機密性が高く、保冷能力は通常品なみで
ある。さらに連結機構により、折り畳まれた保冷庫の転
倒防止が図られるので、安全性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保冷庫1の斜視図
【図2】本発明の保冷庫1の折り畳みの状態を示す図1
のA−A断面図
【図3】本発明の保冷庫1の折り畳みの状態を示す図1
のB−B断面図(a)〜(c)
【図4】図1の要部を示す斜視図:(a)保冷庫1の上
部から見た状態、(b)保冷庫1の下部から見た状態
【図5】本発明の保冷庫1のロック機構20の説明図
【図6】本発明の保冷庫1が折り畳まれた状態で2台連
結した状態の斜視図(a)および平面図(b)
【符号の説明】
1 保冷庫 2 正面部 3 背面部 4 側面部 5 天面部 6 底面部 7 固定板 8 側面ヒンジ部 10 天面ヒンジ部 11 天面端辺 12 底面ヒンジ部 13 底面端辺 14,15,18 係合孔 16,17 突起 20 ロック機構 22 フック 25 操作孔 26 フック受 70 連結機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 88/12 B65D 88/12 W F25D 3/00 F25D 3/00 D 15/00 15/00 (72)発明者 深尾 直資 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3E061 AA01 CA02 CA04 DA06 DB11 DB17 3E070 AA32 AB24 QA12 VA21 WH10 3L044 AA02 AA04 BA02 CA11 KA04 3L045 AA04 AA07 BA02 BA10 CA02 EA02 KA14 PA04 3L102 JA06 LC03 LC07 MA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面部と、背面部と、天面部と、底面部
    と、左右の側面部からなり、正面部及び背面部は平面部
    の周囲に周壁部が設けられた箱状であり、左右の側面部
    は両辺とその中間部にヒンジ部が設けられていて中間部
    を内側に折り畳み可能であり、左右の側面部の中間部を
    内側に折り畳むことによって全長を縮めることが可能で
    あることを特徴とする保冷庫。
  2. 【請求項2】 正面部と、背面部と、天面部と、底面部
    と、左右の側面部からなり、正面部及び背面部は平面部
    の周囲に周壁部が設けられた箱状であり、天面部と底面
    部は一辺側にヒンジ部が設けられ他辺側が係脱可能であ
    って内側に揺動可能であり、左右の側面部は両辺とその
    中間部にヒンジ部が設けられていて中間部を内側に折り
    畳み可能であり、前記天面部と底面部を内側に折り曲げ
    且つ左右の側面部の中間部を内側に折り畳むことによっ
    て全長を縮めることが可能であることを特徴とする保冷
    庫。
  3. 【請求項3】 側面部には取り外し可能な固定板が設け
    られ、前記固定板は中間部を跨ぐ位置に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の保冷庫。
  4. 【請求項4】 側面部の上端部には側面側から天面側に
    かけて凹部が設けられ、固定板は略L状であって前記凹
    部に装着されることを特徴とする請求項3に記載の保冷
    庫。
  5. 【請求項5】 固定板をロックするロック手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項3又は4に記載の保冷
    庫。
  6. 【請求項6】 係脱可能である辺と当該辺に接する辺と
    の間、及びヒンジ部が設けられた辺と当該辺に接する辺
    との間にパッキンが設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の保冷庫。
  7. 【請求項7】 正面部と、背面部と、天面部と、底面部
    と、左右の側面部からなり、これらのいずれかは、一辺
    側にヒンジ部が設けられ他辺側が係脱可能であって内側
    に揺動可能であるか、両辺とその中間部にヒンジ部が設
    けられていて中間部を内側に折り畳み可能であって全長
    を縮めることが可能であり、且つ全長を伸ばした状態の
    時に、係脱可能である辺と当該辺に接する辺との間、及
    びヒンジ部が設けられた辺と当該辺に接する辺との間に
    パッキンが設けられていることを特徴とする保冷庫。
  8. 【請求項8】複数の保冷庫を相互に連結することが可能
    であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載の保冷庫。
  9. 【請求項9】2台以上の保冷庫の、一つの保冷庫の正面
    部と背面部の少なくとも一方には係合部と被係合部から
    なる連結機構の係合部が設けられ、別の保冷庫の正面部
    と背面部の少なくとも一方には該連結機構の被係合部が
    設けられていることを特徴とする請求項8に記載の保冷
    庫。
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