JPH0627299Y2 - 位置決め治具 - Google Patents

位置決め治具

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JPH0627299Y2
JPH0627299Y2 JP8402888U JP8402888U JPH0627299Y2 JP H0627299 Y2 JPH0627299 Y2 JP H0627299Y2 JP 8402888 U JP8402888 U JP 8402888U JP 8402888 U JP8402888 U JP 8402888U JP H0627299 Y2 JPH0627299 Y2 JP H0627299Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は位置決め治具に関し、さらに詳しくはロボット
によってワークをネジ締めする自動組み付け装置にも適
用可能な位置決め治具に関する。
[従来の技術] 複数の組み付け用の穴を有する一対のワークを組み付け
るにあたり作業者が手作業で一対のワークの位置決めを
行っていた。
また、複数の組み付け用の穴を有する一対のワークを位
置決めするための治具として、実開昭57−20269
1号公報に記載されたものが知られている。この考案
は、第3図に示すように位置決め穴101、102を有
する上方ワーク100と位置決め穴101、102に対
応する位置決め穴201、202を有する下方ワーク2
00の位置決めを長さの違うノックピン301、302
を設けた連杆300を用いて行うものである。連杆30
0の短いノックピン301が下方ワーク200の位置決
め穴201に挿入直前のとき、連杆300の長いノック
ピン302はすでに上方ワーク100の位置決め穴10
2に挿入済の状態にある。したがって上方ワーク100
の位置決め穴101と下方ワーク200の位置決め穴2
01がずれていた場合、連杆300の短いノックピン3
01は上方ワーク100の下面に当り停止する。この後
作業者が手作業で上方ワーク100を長いノックピン3
02を中心として回動させ、上方ワーク100の位置決
め穴101と下方ワーク200の位置決め穴201を完
全に一致させ、連杆300の短いノックピン301を上
方ワーク100の位置決め穴101に挿入させて位置決
めが完了する。
[考案が解決しようとする課題] 作業者が手作業で位置決めを行った後、複数のネジによ
って一対のワークを組み付ける従来の方法では、1本目
のネジを締め付けることによって生じた一対のワークの
相対的なズレを適宜補正できるが、ロボットを用いた場
合、かかるズレが生じる毎にロボットを停止して、かか
るズレを補正しなければならないという問題がある。
また、実開昭57−202691号公報に記載された考
案をロボットを使用した自動組み付け装置に適用するこ
とは次の理由から実用化が困難である。すなわち、TV
カメラにより上方ワーク100と下方ワーク200の位
置決め状態を撮影しコンピュータによって画像処理を行
った後、ロボットに上方ワーク100と下方ワーク20
0のネジ締めをさせようとしても、上方ワーク100と
下方ワーク200が同系色であったりすると上方ワーク
100と下方ワーク200はそれぞれの所定形状とは異
なる形状を有する未知のワークとして画像処理されロボ
ットが上方ワーク100ならびに下方ワーク200をそ
のように誤って認識した結果、作業不能に落ち入ったり
する。さらにそれらの表面の汚れ具合によっては上方ワ
ーク100、下方ワーク200およびそれらに設けられ
た組み付け用の穴位置に関する誤った情報がロボットに
入力されて不良組み付けが生じることもある。
そこで本考案は上記の課題を解決し、ロボットによって
ワークをネジ締めする自動組み付け装置にも適用可能な
位置決め治具を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の位置決め治具は、TVカメラによって撮影した
ワークの画像をコンピュータによって処理し、該コンピ
ュータによって処理されたデータをロボットに入力し、
該ロボットによってワークをネジ締めする自動組み付け
装置に使用される位置決め治具である。
該自動組み付け装置は、少なくとも4個のネジ穴をもつ
下方ワーク上に、該下方ワークの各該ネジ穴に対応する
貫通穴をもつ該下方ワークに組み付けられる上方ワーク
を、対応する各該ネジ穴と各該貫通穴の穴軸を各々一致
させて該下方ワークと該上方ワークを重ね合わせた後ネ
ジ締めする装置である。
該位置決め治具は、該穴軸が一致した該貫通穴および該
ネジ穴に挿通される少なくとも2本のガイドピンと、 各該ガイドピンを保持しかつ、各該ガイドピンが挿通さ
れた時に該ガイドピンが挿通されていない残余の該穴軸
が一致した該貫通穴および該ネジ穴のうち2組以上の該
貫通穴およびその周囲を露出させて該上方ワークの上面
の一部を覆うとともに該TVカメラによって該上方ワー
クと識別できる表面状態の連結部と、から構成されてい
ることを特徴とする。
ガイドピンは、上方ワークと下方ワークの位置決め状態
を維持するものである。少なくとも2本のガイドピンを
少なくとも2組の貫通穴およびネジ穴に挿通することに
よって、ネジ締めによる上方ワークと下方ワークの相対
的なずれを防止する。ガイドピンの形状は上方ワークの
貫通穴と下方ワークのネジ穴に滑合するものであれば、
円柱、角柱または円錐、いずれの形状でも良い。また、
本考案の位置決め治具を上方ワークと下方ワーク上に水
平に保持するための止め輪をガイドピンの各々に設けて
も良い。
連結部は、本考案の特徴的な部分である。この連結部
は、TVカメラがこの位置決め治具を上方ワークから識
別可能、かつこの位置決め治具を使用した状態でのロボ
ットによるネジ締め、すなわち自動組み付けを可能なら
しめるように形成されている。TVカメラによって位置
決め治具を上方ワークから識別可能ならしめるため、こ
の連結部の上面は上方ワークとは反対色、すなわち上方
ワークが白色であれば黒色、上方ワークが黒色であれば
白色といったように表面処理、すなわち塗装、メッキな
どを施すか、または突起などを形成しても良い。さらに
この位置決め治具自身の姿勢、つまり一対のワーク上で
のセット状態やそれ自身の中心位置、つまりロボットに
対するそれ自身の位置をTVカメラが検出しやすいよう
に、この連結部を真円以外の異形形状、例えば、達磨形
状または西洋梨形状に形成し、さらに少なくとも一つの
貫通開口を穿った形状としても良い。また、この連結部
が上記したように少なくとも2本のガイドピンが挿通さ
れていない残余の穴軸が一致した貫通穴およびネジ穴の
うち2組以上の貫通穴およびその周囲を露出させて上方
ワークの上面の一部を覆うように、その外周部の端部を
少なくとも1箇所切り落すことも好ましい。このように
連結部を形成すれば位置決め治具を一対のワーク上にセ
ットしたまま、ロボットがネジ締めを行え、かつ一対の
ワークが相対的にずれて2本目以降のネジ締めができな
くなるという不具合も解消できる。
[作用] 本考案の位置決め治具は次のように使用される。
下方ワーク上に上方ワークを、対応する各ネジ穴と各貫
通穴の穴軸を各々一致させて重ね合わせた後、本考案の
位置決め治具のガイドピンを、穴軸が一致した貫通穴お
よびネジ穴の少なくとも2組の貫通穴およびネジ穴に挿
通する。このようにして位置決め治具によって位置決め
された下方ワークと上方ワークを、位置決め治具の上方
に設置したTVカメラで位置決め治具の上から撮影す
る。TVカメラによって撮影された画像はコンピュータ
によって処理、すなわちロボットに対する位置決め治具
の位置や位置決め治具に対する上方ワークの貫通穴およ
び下方ワークのネジ穴の位置に関する情報につきコンピ
ュータの補正を行う。このようなコンピュータによる位
置に関する情報の補正後、かかる補正された情報はロボ
ットに入力される。するとロボットは位置決め治具の連
結部によって覆われておらず、かつガイドピンが挿通さ
れていない残余の2組以上の穴軸が一致した貫通穴およ
びネジ穴に対してネジ締めを行う。このようにしてロボ
ットによる一対の下方ワークおよび上方ワークの2組以
上の貫通穴およびネジ穴に対するネジ締めが完了した
後、位置決め治具除去装置、ロボットまたは作業者が位
置決め治具を一対の下方ワークおよび上方ワークから取
り外す。この状態をTVカメラが撮影し、コンピュータ
が位置決め治具が取り外されたことを認識すると、コン
ピュータはロボットに対して残りの穴軸が一致した貫通
穴およびネジ穴、すなわち位置決め治具のガイドピンが
挿通されていた貫通穴およびネジ穴に対してネジ締めを
行うよう指令する。かくして一対の下方ワークおよび上
方ワークの全ての貫通穴およびネジ穴のネジ締め、すな
わち一対のワークの組み付けが完了する。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面にもとづき説明する。
第1図は、本考案の位置決め治具を用いた自動組み付け
装置の斜視図的な観念図である。本考案の一実施例であ
る位置決め治具1は上方ワーク2の貫通穴21、23、
25および下方ワーク3のネジ穴31、33、35に挿
通される3本のガイドピン11、13、15を有してい
る。3本のガイドピン11、13、15は先端部を円錐
状とした丸棒にて形成されており、それぞれの円錐状部
の上側の所定位置に止め輪111、131、151を取
り付けたうえ、以下に述べる連結部17の底面に垂直に
取り付けられている。本考案の位置決め治具1はさらに
連結部17を有している。この連結部17は一端を切り
落された大径の半円部と小径の半円部からなる達磨形状
をしている。連結部17をかかる形状とした理由は小径
の半円部と一端を切り落とした大径の半円部によって上
方ワーク2の上面の一部だけを覆うことによって上方ワ
ーク2の貫通穴22、24、26および下方ワーク3の
ネジ穴32、34、36を露出せしめるためである。こ
のようにすればこの位置決め治具1を上方ワーク2と下
方ワーク3にセットしたままでロボットによるネジ締め
が可能となる。また連結部17の上面、すなわちTVカ
メラ4に向かう面は上方ワーク2および下方ワーク3と
は反対色、すなわち上方ワーク2と下方ワーク3が白色
であれば黒色、上方ワーク2と下方ワーク3が黒色であ
れば白色といったように塗装されている。さらに連結部
17の小径の半円部と大径の半円部のそれぞれに貫通開
口171、172を穿ってある。連結部17をこのよう
に上方ワーク2および下方ワーク3とは反対色で塗装す
ることによって、TVカメラで撮影した画像中の位置決
め治具1を上方ワーク2と下方ワーク3から、より正確
に識別することが可能となる。さらに小径の半円部と大
径の半円部のそれぞれに穿った貫通開口171、172
によって位置決め治具1それ自身の中心の位置、つまり
ロボットに対する連結部17の位置や位置決め治具1の
下方ワーク2と下方ワーク3に対するセット状態、ひい
ては上方ワーク2の貫通穴22、24、26および下方
ワーク3のネジ穴32、34、36のロボットに対する
位置に関する情報をTVカメラで撮影した画像からコン
ピュータ、すなわち画像処理装置がより詳細に読み取る
ことが可能となる。本考案の位置決め治具1の連結部1
7に2つの貫通開口171、172を設けているのは、
具体的には、連結部17の形状を小径の半円部と大径の
半円部とからなる異形形状としたため、連結部17の外
形形状だけから位置決め治具1の位置を判断することが
若干困難であるからである。一方、貫通開口を設けた場
合、その中心位置を容易に計測することができ、かつ、
2つの貫通開口171、172を設けることによって、
位置決め治具1の位置や向きまでも正確に計測できるよ
うになるからである。
次に本考案の位置決め治具1とロボットを使用した自動
組み付け装置の作用について第1図および第2図を参照
しながら説明する。
前工程から開口37とその周囲に6つのネジ穴31、3
2、33、34、35、36を有する矩形の下方ワーク
3が供給されると、作業者は円周上に6つの貫通穴2
1、22、23、24、25、26を有する円盤状の上
方ワーク2をその貫通穴21、22、23、24、2
5、26の穴軸がそれぞれ下方ワーク3のネジ穴31、
32、33、34、35、36の穴軸とほぼ一致するよ
うに下方ワーク3上に置く。なお、下方ワーク3は常に
一定の位置および状態に供給されるのではなく、その供
給位置および状態にはばらつきがある。上方ワーク2を
下方ワーク3上に設置し終ると、作業者は本考案の位置
決め治具1のガイドピン11、13、15の先端の円錐
状部をそれぞれ上方ワーク2の貫通穴21、23、25
にあてがい、ガイドピン11、13、15を上方ワーク
2の貫通穴21、23、25および下方ワーク3のネジ
穴31、33、35に挿通する。止め輪111、13
1、151が上方ワーク2の上面に当ることにより作業
者はガイドピン11、13、15が上方ワーク2および
下方ワーク3に完全に挿通せしめられたこと、すなわち
位置決め治具1の上方ワーク2および下方ワーク3上へ
のセットが完了したことを知る。この作業によって位置
決め治具1の連結部17は上方ワーク2および下方ワー
ク3に対して水平となり、上方ワーク2は下方ワーク3
上の所定の位置に正しく固定されたことになる。すなわ
ち上方ワーク2の貫通穴21、22、23、24、2
5、26と下方ワーク3のネジ穴31、32、33、3
4、35、36の穴軸が完全に一致した状態にある。こ
の状態を位置決め治具1、上方ワーク2および下方ワー
ク3の上方に設置したTVカメラ4が撮影する。TVカ
メラ4によって撮影された位置決め治具1、上方ワーク
2および下方ワーク3の画像は第2図に示すコンピュー
タ30、すなわち画像処理装置に送られる。コンピュー
タ30はこの画像中の位置決め治具1の姿勢やその貫通
開口171および172の位置から位置決め治具1の上
方ワーク2および下方ワーク3に対する位置を割り出
し、さらにコンピュータ30自身に予め入力されていた
上方ワーク2と下方ワーク3の組み付けプログラム中の
上方ワーク2の貫通穴22、24、26および下方ワー
ク3のネジ穴の32、34、36のロボット50に対す
る位置に関する情報を補正する。かかる位置決め治具1
の位置割り出しから上方ワーク2の貫通穴22、24、
26および下方ワーク3のネジ穴32、34、36のロ
ボット50に対する位置に関する情報の補正までの画像
処理は、上記したような連結部17の構成、すなわち上
方ワーク2および下方ワーク3とは反対色に塗装された
連結部17の上面と、小径の半円部と大径の半円部のそ
れぞれに穿たれた貫通開口171、172によってより
正確に行えるようになった。また、完全にガイドピン1
1、13、15を挿通できなかった場合、TVカメラ4
が撮影した画像から2つの貫通開口171、172の距
離が通常と異なっている場合、すなわち、具体的には、
位置決め治具1がTVカメラに対して上下方向に傾いて
いたり、そのガイドピン11、13、15のいずれかが
上方ワーク2の貫通穴21、23、25および下方ワー
ク2のネジ穴31、33、35に十分に嵌合していなか
った場合、2つの貫通開口171、172間の距離が正
常値と異なって計測されるので、ガイドピン11、1
3、15が完全に挿通されなかったとロボット50が判
断し、ネジ締め作業をしないで警告を発する等の処置を
とる。上方ワーク2の貫通穴22、24、26および下
方ワーク3のネジ穴32、34、36の位置に関する補
正された情報はロボット制御装置40を通してロボット
50に入力される。するとロボット50は予めコンピュ
ータ30に入力された組み付けプログラムに従って上方
ワーク2と下方ワーク3の組み付けを開始する。すなわ
ち、ロボット50はネジ52(図示せず。)、54、5
6をそれぞれ第1図に示すように上方ワーク2の貫通穴
22、24、26に挿入し下方ワーク3のネジ穴32、
34、36に螺合せしめ、上方ワーク2を下方ワーク3
に組み付ける。上記したように連結部17をその一端を
切り落した大径の半円部と小径の半円部とからなる達磨
形状としたために連結部17は上方ワーク2の上面の一
部だけを覆うので、上方ワーク2の貫通穴22、24、
26および下方ワーク3のネジ穴32、34、36が露
出している。このため、かかる組み付けが可能なのであ
る。なお、上記した位置決め治具1の位置割り出しから
上方ワーク2の貫通穴22、24、26および下方ワー
ク3のネジ穴32、34、36のロボット50に対する
位置に関する情報の補正までの画像処理を第2図に示す
モニタ60で監視し、必要であればさらに補正をするこ
とも可能である。このようにして上方ワーク2の貫通穴
22、24、26および下方ワーク3のネジ穴32、3
4、36に対してロボット50がネジ締めを完了した
後、作業者が位置決め治具1を取り外す。TVカメラ4
がこの状態を撮影し、TVカメラ4が撮影した画像によ
って位置決め治具1が取り外されたことをコンピュータ
30が認識すると、コンピュータ30はこれまで位置決
め治具1のガイドピン11、13、15が挿通されかつ
連結部17に覆われていた上方ワーク2の貫通穴21、
23、25および下方ワーク3のネジ穴31、33、3
5のロボット50に対する位置を割り出し、この情報を
ロボット制御装置40を通してロボット50に入力、す
なわちロボット50に対して上方ワーク2の貫通穴2
1、23、25および下方ワーク3のネジ穴31、3
3、35に対するネジ締めを指令する。この際、両ワー
ク2、3はすでに3点ネジ締めされ完全に固定されてい
る。するとロボット50は図示しないネジ51、53、
55の上方ワーク2の貫通穴21、23、25への挿入
および下方ワーク3のネジ穴31、33、35への螺合
を開始する。このようにして上方ワーク2と下方ワーク
3のネジ締めによる組み付けが完了し、組み付けられた
上方ワーク2と下方ワーク3は次工程に供給される。
[効果] 本考案の位置決め治具は上記のような構成、すなわち一
対のワークの少なくとも2組の貫通穴およびネジ穴に挿
通される少なくとも2本のガイドピンと、このガイドピ
ンを保持しかつ、ガイドピンが挿通された時にガイドピ
ンが挿通されていない残余の貫通穴およびそのうち2組
以上の貫通穴およびネジ穴の周囲を露出させて一対のワ
ークの上面の一部を覆うとともにTVカメラによって上
方ワークと識別できる表面状態の連結部を有する。した
がって、位置決め治具を一対のワーク上にセットしたま
まロボットがネジ締めを行うことができるので、ネジ締
めによって一対のワークが相対的にずれることも防止で
き、2本目以降のネジ締め付けも支障なく行うことがで
きる。さらに一対のワーク上でのそれ自身の姿勢、つま
りロボットに対するそれ自身の位置をコンピュータによ
って正確に割り出すことができ、かつ一対の下方ワーク
の貫通穴およびネジ穴の位置に関する情報も同様にコン
ピュータによって正確に補正することができるので、本
考案の位置決め治具はロボットによってワークをネジ締
めする自動組み付け装置にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を適用した自動組み付け装置
の斜視図的な概念図である。第2図は本考案の一実施例
を適用した自動組み付け装置の制御系統を説明するため
のブロック図である。第3図は従来の位置決め治具を用
いた一対のワークの位置決め作業を説明するための一部
断面図である。 1…位置決め治具、2…上方ワーク 3…下方ワーク、4…TVカメラ 11、13、15…ガイドピン 17…連結部 171、172…貫通開口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】TVカメラによって撮影したワークの画像
    をコンピュータによって処理し、該コンピュータによっ
    て処理されたデータをロボットに入力し、該ロボットに
    よってワークをネジ締めする自動組み付け装置に使用さ
    れる位置決め治具であって、 該自動組み付け装置は、少なくとも4個のネジ穴をもつ
    下方ワーク上に、該下方ワークの各該ネジ穴に対応する
    貫通穴をもつ該下方ワークに組み付けられる上方ワーク
    を、対応する各該ネジ穴と各該貫通穴の穴軸を各々一致
    させて該下方ワークと該上方ワークを重ね合わせた後ネ
    ジ締めする装置であり、 該位置決め治具は、該穴軸が一致した該貫通穴および該
    ネジ穴に挿通される少なくとも2本のガイドピンと、 各該ガイドピンを保持しかつ、各該ガイドピンが挿通さ
    れた時に該ガイドピンが挿通されていない残余の該穴軸
    が一致した該貫通穴および該ネジ穴のうち2組以上の該
    貫通穴およびその周囲を露出させて該上方ワークの上面
    の一部を覆うとともに該TVカメラによって該上方ワー
    クと識別できる表面状態の連結部と、から構成されてい
    ることを特徴とする位置決め治具。
JP8402888U 1988-06-24 1988-06-24 位置決め治具 Expired - Lifetime JPH0627299Y2 (ja)

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JP6218782B2 (ja) * 2015-09-11 2017-10-25 本田技研工業株式会社 締結作業方法及び締結システム

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