JP2579858B2 - ゴルフ練習場のグラウンド表面層 - Google Patents

ゴルフ練習場のグラウンド表面層

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JP2579858B2
JP2579858B2 JP3360235A JP36023591A JP2579858B2 JP 2579858 B2 JP2579858 B2 JP 2579858B2 JP 3360235 A JP3360235 A JP 3360235A JP 36023591 A JP36023591 A JP 36023591A JP 2579858 B2 JP2579858 B2 JP 2579858B2
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芳健 原勢
正年 久保
毅 浅田
大輔 堀口
幸雄 深沢
保 河合
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ASANUMAGUMI KK
ITOCHU SHOJI KK
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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ASANUMAGUMI KK
ITOCHU SHOJI KK
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴルフボールが良く
転がるようにしたゴルフ練習場のグラウンド表面層に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のゴルフ練習場は、図7、図8に示
すように、グラウンド5の周囲を鉄柱9で支持されたネ
ット10で囲み、グラウンド5の一端側には打球場11
を設営し、グラウンド5の表面には傾斜方向の異なる傾
斜面6を交互に設けると共に傾斜面6の傾斜下方にはゴ
ルフボール収球用のU字溝7を設けている。そして、打
球場11からプレーヤーの打球したゴルフボール12が
傾斜面6に落下するとその傾斜面6上を転がってU字溝
7に入るが、このU字溝7は傾斜しているので、水を流
すことによってグラウンド5の側方に設けた回収溝13
からボール洗浄機14へと配送される。傾斜面6上に
は、合成樹脂からなる人工芝、合成樹脂繊維からなるシ
ート状部材あるいはゴム系の表面部材2が敷設されてい
るので、ゴルフボール12は傾斜面6の傾斜角度が約5
〜8度の緩やかな角度でも転がり易くなっている。この
ような表面部材2は、図9に示すように、グラウンド5
の傾斜面6に直接敷設する場合や、図10に示すよう
に、グラウンド5の表面に支柱8を立ててこの支柱8に
よって支持される金網などの傾斜面材15上に表面部材
2を敷設する場合などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来技術によると、表面部材2が薄い材質のものであるの
で、時間の経過に伴い表面に皺が形成され、ゴルフボー
ル12が転がり難くなって集球がスムーズにゆかなくな
るという問題点がある。とくに傾斜面6の傾斜角度が緩
やかなことから、僅かな皺であってもこの傾向が顕著と
なる。又、第7図に示す従来技術によると、土からなる
傾斜面6の表面を一様な平面となるように地ならしをし
なければ表面部材が薄いので凹凸が出来易いという問題
点がある。又、第8図に示す従来技術によると、前記問
題点に加えて、プレーヤーの打球したゴルフボール12
が表面部材2に直撃すると、その衝撃によって表面部材
2の表面が凹んで、表面部材2上に凹みが形成され、ゴ
ルフボール12が表面部材2上を転がり難いという問題
点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたものであって、その第1の手段は、ゴルフ
練習場のグラウンド上に上から順に表面部材、発泡倍率
が15乃至80倍で厚さが2乃至8cmの発泡合成樹脂
体又は不織布の2層を接着剤で接着した表面層を形成し
たところにあり、又、第2の手段は、ゴルフ練習場のグ
ラウンド上に上から順に表面部材、不織布及び発泡倍率
が15乃至80倍で厚さが2乃至8cmの発泡合成樹脂
体又は不織布の3層を接着剤で接着した表面層を形成し
たところにあり、更に又、第3の手段は、ゴルフ練習場
のグラウンド上に上から順に熱処理によって表面が平ら
な表皮の付いた不織布、発泡倍率が15乃至80倍で厚
が2乃至8cmの発泡合成樹脂体又は不織布の2層を
接着剤で接着した表面層を形成したところにある。
【0005】
【作用】上記第1の手段によると、表面部材の下には
泡倍率が15乃至80倍で厚さが2乃至8cmの発泡合
成樹脂体又は不織布などの表面が平坦な部材が表面部材
と接着した状態で敷設してあるので、表面部材が薄いも
のであっても時間が経過しても皺が発生しにくく、又、
傾斜面が土の場合には、土ならしを精密に行う必要がな
くなるので、施工時間を短縮できる。更に又、支柱を立
てて傾斜面を金網で形成した場合には、ゴルフボールが
直撃した時には、表面部材、発泡倍率が15乃至80倍
で厚さが2乃至8cmの発泡合成樹脂体又は不織布の順
にそれぞれその衝撃圧が加わるが、発泡倍率が15乃至
80倍で厚さが2乃至8cmの発泡合成樹脂体又は不織
布はその性質上弾力性に富んでいるので、衝撃圧を受け
て一旦は凹むが直ちに元通りに戻り、表面部材を平らな
状態に復帰させる。又、第2の手段によると、前記第1
の手段の表面部材の下に更に不織布が一枚余分に介在し
ているので、これによってゴルフボールの直撃音の緩和
とクッション性能の一層の向上が図られる。更に又、前
記第3の手段によると、不織布の表面に熱処理による
皮が付いているので、前記第2の手段の表面部材と不織
布の2層を1つの部材で兼用できるために費用の節約と
工期の短縮を図ることができる。
【0006】表面部材としては、合成樹脂からなる人工
芝、合成樹脂繊維からなるシート状部材あるいはゴム系
の材質を使用することにより温度差が生じてもそのたる
みを解消し、シワ、波打ちが生じないし、又、色彩も芝
に近い色を選択できる利点がある。厚さは1mm〜10mm
の範囲内である。合成樹脂としては、種々のものが利用
できるが、とくに、ポリプロピレン、ポリエチレンなど
のオリフィン系のものを使用した時には衝撃に対する復
元力が早くなる。又、このような合成樹脂を倍率で15
〜80倍に発泡させて厚さ2〜8cm程度の板状にしたも
のを発泡合成樹脂体として使用することにより、表面部
材を介して伝達されるゴルフボールの衝撃圧を吸収し得
る。不織布は、繊維シートを機械的・化学的・熱的に処
理し、接着剤や繊維自身の融着力で接合して作った布で
あって、一般的には皺になりにくい性質を有している。
この不織布の表面を平らにして表皮を形成するには、通
常は熱処理によって行う。
【0007】
【実施例】この発明の実施例について以下図を参照しつ
つ説明する。このゴルフ練習場のグラウンド表面層1の
第1の手段の実施例は、図1に示すように、上から順に
表面部材2、発泡倍率が15乃至80倍で厚さが2乃至
8cmの発泡合成樹脂体3を接着剤によって接着して積
層したものである。この発泡合成樹脂体3に代えて不織
布を使用してもよい。
【0008】この実施例を使用した第1使用例を図2に
示す。これは、表面部材2を表面に接着剤で接着した
発泡合成樹脂体3を、ゴルフ練習場のグラウンド5の
表面に直接に敷設する場合である。グラウンド5の表面
にブルドーザなどによってあらかじめ整地した傾斜面6
あるいは平坦面を形成してから、その上面に実施例のグ
ラウンド表面層1を載せて固定して、その傾斜面6の傾
斜下方あるいは平坦面の適当位置にU字溝7を設けたも
のである。
【0009】第2使用例は、図3に示すように、グラウ
ンド5の表面を平坦面としたままの状態で傾斜を設ける
場合において、その表面を傾斜面となるように発泡ブロ
ック4を積層加工して、その傾斜面に前記発泡合成樹脂
体3と表面部材2を順に接着剤で接着したものである。
この場合の発泡ブロック4は、比較的発泡倍率の高いも
のであってもよく、その原料となる合成樹脂の種類はど
のようなものであってもよい。
【0010】第3使用例は、図4に示すように、グラウ
ンド5の表面に支柱8を立ててこの支柱8によって支持
される傾斜面材15上に、上から順に表面部材2及び
発泡合成樹脂体3を接着剤で接着したものである。傾
斜面材15としては、板材、ネット、メッシュ筋、金網
などが挙げられる。
【0011】この発明の第2の手段の実施例は、図5に
示すように、上から順に表面部材2、不織布16及び
発泡合成樹脂体3を接着剤によって接着して積層した
ものである。発泡合成樹脂体3に代えて不織布を使用し
てもよい。使用例は前記第2の手段と同じであるので、
説明を省略する。
【0012】この発明の第3の手段の実施例は、図6に
示すように、上から順に熱処理によって表面が平らな表
皮17の付いた不織布18と前記発泡合成樹脂体3を接
着剤によって接着して積層したものである。この場合
、発泡合成樹脂体3に代えて不織布を使用してもよ
い。使用例は前記第1の手段と同様であるので、説明を
省略する。
【0013】尚、この実施例で云うところのゴルフ練習
場は、上記した以外にも、グラウンド5の表面全体が一
方向に傾斜している場合などにも応用できるので、その
種類はとくに限定されるものではない。
【0014】
【発明の効果】以上説明からも明らかなように、この発
明の第1の手段のゴルフ練習場のグラウンド表面層は、
表面部材と発泡倍率が15乃至80倍で厚さが2乃至8
cmの発泡合成樹脂体又は不織布を接着剤で固定したも
のからなるので、時間の経過によっても表面部材に皺が
発生することがないので、ゴルフボールがよく転び、グ
ラウンドの傾斜面の傾斜下方にゴルフボール収球用のU
字溝を設けてゴルフボールの収球をする場合には、全て
のゴルフボールを効率良く収球できる。又、グラウンド
を平坦面とした場合であっても、ゴルフボールがよく転
がることにより、放水などでゴルフボールを収球する場
合などに有用である。
【0015】更に、土等で傾斜面を形成してその上にこ
の発明の表面層を使用する場合には、傾斜面の表面に多
少の凹凸があっても前記した発泡合成樹脂体又は不織布
の存在によって平面となるので、土ならしの作業時間を
短縮できる。更に又、傾斜面材として金網を使用する場
合であっても、ゴルフボールが直撃しても凹むことがな
いので、ゴルフボールは傾斜面をスムーズに転がる。
【0016】また、前記第2の手段によると、前記第1
の手段の効果に加えて、前記第1の手段の表面部材の下
に更に不織布が一枚余分に介在しているので、これによ
ってゴルフボールの直撃音の緩和とクッション性能の一
層の向上が図られる。更に又、前記第3の手段による
と、前記第1の手段の効果に加えて、不織布の表面に
処理による平らな表皮が付いているので、前記第2の手
段の表面部材と不織布の2層を1つの部材で兼用できる
ために費用の節約と工期の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の手段の実施例のゴルフ練習場
のグラウンドの表面層の断面説明図。
【図2】第1手段の第1使用例のゴルフ場のグラウンド
の表面層の断面説明図。
【図3】第1手段の第2使用例のゴルフ場のグラウンド
の表面層の断面説明図。
【図4】第1手段の第3使用例のゴルフ場のグラウンド
の表面層の断面説明図。
【図5】この発明の第2の手段の実施例のゴルフ練習場
のグラウンドの表面層の断面説明図。
【図6】この発明の第3の手段の実施例のゴルフ練習場
のグラウンドの表面層の断面説明図。
【図7】ゴルフ練習場の側断面説明図。
【図8】ゴルフ練習場の平面説明図。
【図9】従来のゴルフ場のグラウンドの表面層の説明
図。
【図10】従来のゴルフ場のグラウンドの表面層の説明
図。
【符号の説明】
1 ゴルフ練習場のグラウンド表面層 2 表面部材 3 発泡合成樹脂体 5 グラウンド 16 不織布 18 表皮の付いた不織布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 毅 伊丹市鴻池字車場10−1 公社住宅1B −306 (72)発明者 堀口 大輔 神戸市東灘区深江南町2−13−16 ハイ ツオオクラ東灘305 (72)発明者 深沢 幸雄 吹田市内本町1丁目2−24 川崎ハイツ 201号 (72)発明者 河合 保 摂津市鳥飼西5−2−18 (56)参考文献 実開 昭50−46257(JP,U) 実開 昭53−108132(JP,U) 実公 平2−7925(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフ練習場のグラウンド上に上から順
    に表面部材、発泡倍率が15乃至80倍で厚さが2乃至
    8cmの発泡合成樹脂体又は不織布の2層を接着剤で接
    着した表面層を形成したことを特徴とするゴルフ練習場
    のグラウンド表面層。
  2. 【請求項2】 ゴルフ練習場のグラウンド上に上から順
    に表面部材、不織布及び発泡倍率が15乃至80倍で厚
    さが2乃至8cmの発泡合成樹脂体又は不織布の3層を
    接着剤で接着した表面層を形成したことを特徴とするゴ
    ルフ練習場のグラウンド表面層。
  3. 【請求項3】 ゴルフ練習場のグラウンド上に上から順
    熱処理によって表面が平らな表皮の付いた不織布、
    泡倍率が15乃至80倍で厚さが2乃至8cmの発泡合
    成樹脂体又は不織布の2層を接着剤で接着した表面層を
    形成したことを特徴とするゴルフ練習場のグラウンド表
    面層。
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