JPH06154375A - ゴルフ練習場に於ける複合床面構造 - Google Patents

ゴルフ練習場に於ける複合床面構造

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JPH06154375A
JPH06154375A JP32901592A JP32901592A JPH06154375A JP H06154375 A JPH06154375 A JP H06154375A JP 32901592 A JP32901592 A JP 32901592A JP 32901592 A JP32901592 A JP 32901592A JP H06154375 A JPH06154375 A JP H06154375A
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JP
Japan
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floor surface
driving range
composite floor
golf ball
golf
Prior art date
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Pending
Application number
JP32901592A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikishiro Hirato
幹四郎 平戸
Seiichi Murota
清一 室田
Ichita Goto
一太 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd, Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ゴルファーが打ったゴルフボールが天然の芝上
に落ちたボールと同様なバウンドをさせ、ゴルフボール
と床面との夫々の損傷を少なくし、かつ自動集球を容易
にし、更に施工期間と施工費を著しく少なくすること。 【構成】所定の傾斜勾配を有する傾斜枠3の傾斜面に耐
蝕金属ネット4を張設し、かつこの耐蝕金属ネット4上
に合成繊維ロック6を敷設し、更にこの合成繊維ロック
6上を人工芝7で被覆したゴルフ練習場の複合床面構
造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ練習場に於ける
複合床面構造に係り、特に打ったゴルフボールが天然の
芝に落ちたボールと同様なバウンドをし、かつゴルフ練
習場の床面の施工を容易にし、更にゴルフボールの自動
集球を容易にすることが出来るゴルフ練習場に於ける複
合床面構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の打ち放しゴルフ練習場としては、
次のような3種類の構造のものが一般的に実施されてい
た。即ち、第1例は、打席から打ったボールが落下する
場所に天然芝を育成し、ゴルフ場と同一の条件を作っ
て、出来る限り自然に近い状態で打ったゴルフボールを
バウンドさせてゴルファーを満足させることが可能な構
造のものである。第2例は、ゴルフボールの自動回収を
容易にするために、打席から見て手前から奥側に徐々に
高さが高くなるような傾斜面を造ると共に、傾斜面の基
部の近くに傾斜排水溝を設け、傾斜面に落下したゴルフ
ボールがこの傾斜排水溝にころがって自動的に回収し得
るようにした構造である。この第2例の場合には、場内
に土砂を土盛りして傾斜面を作り、この基礎斜面に遮水
シートを敷きつめた後で、その表面に人工芝を敷設して
構成していた。
【0003】第3例は、例えば特開昭49−58929
号公報,特開昭60−96273号公報,特開昭62−
14871号公報,実開昭54−11772号公報,実
開昭62−24854号公報,実開昭62−27670
号公報及び実開昭63−79970号公報等に示す如
く、ゴルフボールの落下地点のほぼ全面にネットを敷設
し、このネットの上にゴルフボールを落下させた後で、
ウインチ等を介してネットの端部を持ち上げることによ
って、落下したボールを自動的に集球するようにした構
造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述の3種類
の従来例は、夫々次のような大きな問題点があった。即
ち、前記第1例は、ゴルフボールの落下地点に天然芝を
育成する構造は、ゴルフ場と同一の自然に近い状態で打
ったゴルフボールをバウンドさせてゴルファーを満足さ
せることが出来るが、年間を通して天然芝を維持管理す
るためには多大の労力と経済的な支出を伴う問題があっ
た。更に、天然芝上に落下したゴルフボールを集球する
には多くの労力を必要とすると共に、雨上がり後の軟弱
地盤で集球車等を使用して集球すると、芝と地面とを痛
め、これ等を荒廃させてしまう等の問題があった。
【0005】第2例のゴルフ練習場内に土盛りをして傾
斜面を形成する場合には、効率の良い集球を行うために
傾斜面の傾斜角度を8%以上に設定しなければならず、
従って運び込む土砂の量も1,000m3 以上になるの
で、多大な労力と費用とがかかり、しかも施工工期が著
しく長くなる等の問題があった。また、第2例の場合に
は、傾斜面上に直接遮水シートと人工芝とを順に敷設し
て構成しているが、この構造の床面では、床面が天然芝
の場合よりも固いので落下したゴルフボールのバウンド
が大きくはずむ問題や、人工芝及びゴルフボールの表面
並びに遮水シートを夫々損傷せしめる問題があった。第
3例のゴルフボールの落下地点にネットを敷設する構造
は、ゴルフボールの集球は容易であるが、ネットに当た
ったボールが極めてイレギュラーしたバウンドをし、か
つネットとボールとを夫々損傷する問題があった。
【0006】本発明に係るゴルフ練習場に於ける複合床
面構造は、前述の従来の種々の問題点に鑑み開発された
技術であって、特にゴルフ練習場の床面を簡単な施工で
容易に構築することが出来、かつ落下したゴルフボール
を天然芝と同様なバウンドをさせることが出来、更にゴ
ルフボールの自動集球が可能な構造に簡単に構築するこ
とが出来る全く新規な技術を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るゴルフ練習
場に於ける複合床面構造は、前述の従来の諸問題を根本
的に改善した技術であって、その要旨は、金属ネット,
中空ハニカム材,繊維強化プラスチック波板等の軽量耐
蝕性剛性構造材上に、ゴム材,合繊不織材,プラスチッ
ク緩衝材,有機発泡材よりなるクッション材を積層し、
更に該クッション材上に人工芝,カーペット,織布,軟
質シート材等の表面装飾材を積層して構成したことを特
徴としたゴルフ練習場に於ける複合床面構造及び、所定
の傾斜勾配を有する傾斜枠の傾斜面上に軽量耐蝕性剛性
構造材を張設した後で、この軽量耐蝕性剛性構造材上に
クッション材及び表面装飾材を順に積層して構成したこ
とを特徴としたゴルフ練習場に於ける複合床面構造であ
る。
【0008】
【作用】本発明に係るゴルフ練習場に於ける複合床面構
造は、上述の如く、床面の最下層を金属ネット,中空ハ
ニカム材,繊維強化プラスチック波板等の軽量耐蝕性剛
性構造材で構成したので、傾斜枠等の上に簡単に張設し
て任意の傾斜面を容易に構成することが出来る。従っ
て、多量の土砂をゴルフ練習場に運び込み、かつ土盛り
して傾斜面を形成する作業を不要とすることが出来る。
また、本発明の複合床面構造は、前記床面の最下層と表
面装飾材との間にゴム材,合繊不織材,プラスチック緩
衝材,プラスチック発泡材よりなるクッション材が介在
されているので、床面に任意の弾性を持たせることが出
来、これによって床面に落下したゴルフボールのバウン
ドを天然芝と同様なバウンドにすることが出来る。ま
た、ゴルフボールが床面に落下した際の衝撃を弱め、ゴ
ルフボール表面及び床面表面の損傷を少なくすることが
出来る。本発明に係る複合床面は上述の如く、所望する
任意の傾斜角度に簡単に張設することが出来るので、傾
斜面を利用して床面に落下したゴルフボールを自動的に
集球することが出来る。
【0009】
【実施例】図により本発明に係るゴルフ練習場に於ける
床面構造の一実施例について、その具体例を説明する
と、第1図(A)は本発明の複合床面構造の要部を示す
一部断面斜視図、同図(B)はその複合床面構造の構成
を示す縦断面図、図2(A),(B),(C)は夫々本
発明の複合床面構造の構築順序を示す一部断面斜視図で
ある。図1(A),(B)及び図2(A),(B),
(C)に於いて、1はボール飛び出し防止ネットフェン
スであり、ゴルフ練習場の地面Gに起立されたポール2
に張設されている。3は集球勾配を造るための傾斜枠で
あって、支柱3aと傾斜フレーム3b等で構成されてお
り、その傾斜勾配αは予め一定の角度に形成されてい
る。4は耐蝕金属ネットであって、前記傾斜枠3の傾斜
フレーム3bに張設されている。5は集球用側溝であっ
て、前記傾斜枠3の一番高さの低い部分に沿って設けら
れており、地面Gの表面を一定の深さに掘削した後で加
工することによって構成されている。6は合成繊維ロッ
クであって、一定の厚さと弾力性を有しており、前記耐
蝕金属ネット4上の全面に敷設されている。7はナイロ
ンパイル製の人工芝であって、該合成繊維ロック6上の
全面に被覆されている。
【0010】本発明の複合床面構造を施工するに当たっ
ては、図1(A),(B)及び図2(A),(B),
(C)に示す如く、ゴルフ練習場の地面Gを整地した後
で、その打席から見て手前から奥側に徐々に高さが高く
なるように、予め用意した傾斜枠3を地面G上に載置
し、この傾斜枠3上に耐蝕金属ネット4を張設し、かつ
耐蝕金属ネット4上に前記合成繊維ロック6を敷設し、
更にこの合成繊維ロック6上に人工芝7を被覆すること
によって複合床面の全体を組立構成することが出来る。
【0011】このように構成した複合床面上に落下した
ゴルフボール8を集球用側溝5に自動的に集球するため
には、複合床面の傾斜角度が8%以上である必要がある
ので、前記傾斜枠3の傾斜勾配αを8%以上にする必要
がある。上記実施例では軽量耐蝕性剛性構造材を耐蝕金
属ネット4で構成した実施例について説明したが、この
軽量耐蝕金属ネット4の代わりに、中空ハニカム材や繊
維強化プラスチック波板等を用いることも当然可能であ
る。また、上記実施例では、クッション材を合成繊維ロ
ック6で構成した実施例について説明したが、この合成
繊維ロック6の代わりに、ゴム材,プラスチック緩衝
材,塩化ビニール,ポリエチレン,ポリウレタン等の有
材発泡材を用いたクッション材を使用することも可能で
ある。更に、上記実施例に於いては、表面装飾材に人工
芝7を用いた実施例について説明したが、この人工芝7
の代わりに、カーペット,織布,軟質シート材を用いて
表面装飾材を構成することも可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明に係るゴルフ練習場に於ける複合
床面構造は、上述の如き構造と作用とを有するので、こ
の複合床面構造を実施した場合には次のような多くの効
果を得ることが出来る。 (A)ゴルファーが打ったゴルフボールが従来の練習場
のように不自然のバウンドをすることなく天然の芝と同
様なバウンドをさせたり、ころがしたりすることが出来
る。 (B)床面に強く落下したゴルフボールでも、その表面
を傷つけたり、或いは床面の表面を損傷する心配がな
い。 (C)床面に落下したゴルフボールは、その床面の傾斜
を利用して集球用側溝に自動的に集球することが出来
る。 (D)施工が極めて容易であり、短い施工期間で組立構
成することが出来る。従って、既存のゴルフ練習場を改
築する場合にも、休業期間を著しく短くすることが出
来、しかも比較的安価な工費で実施することが出来る。 (E)ゴルフ練習場に土盛りして傾斜面を形成する必要
がないので、運び込み土砂も不要であり、かつ土木工事
を最小限にすることが出来る。従って、土盛りした場合
のような地盤の不均一な沈下等もなく、修理が不要であ
り、常に良好な傾斜面を得ることが出来る。更に、ゴル
フ練習場を他の目的に使用する場合にも、盛土した土砂
を運び出す必要がなく、改造費用を少なくすることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1(A)】本発明の複合床面構造の要部を示す一部
断面斜視図である。
【図1(B)】複合床面構造の構成を示す縦断面図であ
る。
【図2(A),(B),(C)】夫々本発明の複合床面
構造の構築順序を示す一部断面斜視図である。
【符号の説明】
1 ボール飛出し防止ネットフェンス 2
ポール 3 傾斜枠 3a
支柱 3b 傾斜フレーム 4
耐蝕金属ネット 5 集球用側溝 6
合成繊維ロック 7 人工芝 8
ゴルフボール α 傾斜勾配
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 一太 東京都千代田区有楽町1丁目1番2号 旭 化成工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ネット,中空ハニカム材,繊維強化プ
    ラスチック波板等の軽量耐蝕性剛性構造材上に、ゴム
    材,合繊不織材,プラスチック緩衝材,有機発泡材より
    なるクッション材を積層し、更に該クッション材上に人
    工芝,カーペット,織布,軟質シート材等の表面装飾材
    を積層して構成したことを特徴としたゴルフ練習場に於
    ける複合床面構造。
  2. 【請求項2】所定の傾斜勾配を有する傾斜枠の傾斜面上
    に軽量耐蝕性構造材を張設した後で、この軽量耐蝕性構
    造材上にクッション材及び表面装飾材を順に積層して構
    成したことを特徴としたゴルフ練習場に於ける複合床面
    構造。
JP32901592A 1992-11-16 1992-11-16 ゴルフ練習場に於ける複合床面構造 Pending JPH06154375A (ja)

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JP32901592A JPH06154375A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 ゴルフ練習場に於ける複合床面構造

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JP32901592A JPH06154375A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 ゴルフ練習場に於ける複合床面構造

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JPH06154375A true JPH06154375A (ja) 1994-06-03

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ID=18216651

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JP32901592A Pending JPH06154375A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 ゴルフ練習場に於ける複合床面構造

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6456075A (en) * 1987-08-27 1989-03-02 Tokai Kogyo Co Ltd Golf training machine
JPH05179611A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Itochu Shoji Kk ゴルフ練習場のグラウンド表面層

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6456075A (en) * 1987-08-27 1989-03-02 Tokai Kogyo Co Ltd Golf training machine
JPH05179611A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Itochu Shoji Kk ゴルフ練習場のグラウンド表面層

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970805