JPH0788730A - 穴位置合せ方法及び装置 - Google Patents

穴位置合せ方法及び装置

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JPH0788730A
JPH0788730A JP5234755A JP23475593A JPH0788730A JP H0788730 A JPH0788730 A JP H0788730A JP 5234755 A JP5234755 A JP 5234755A JP 23475593 A JP23475593 A JP 23475593A JP H0788730 A JPH0788730 A JP H0788730A
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JP
Japan
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assembly
predetermined point
mounting hole
robot
mounting
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JP5234755A
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English (en)
Inventor
Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
Teruo Takeshita
輝夫 竹下
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P17/00Metal-working operations, not covered by a single other subclass or another group in this subclass

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付本体1に対して組付部品3を組付ける際
に、少なくとも一方に撓み等を生じて位置ずれを生じる
傾向にある場合であっても、組付本体1のネジ穴11に
対して組付部品3の取付穴13を正確に合せることので
きる穴位置合せ方法と装置を提供しようとするものであ
る。 【構成】 組付本体1におけるネジ穴11の周囲に、ネ
ジ穴11の中心に対するずれ量(距離)及び方向を表示
する複数のマーク15を設けて、組付本体1に対して組
付部品3を組付け位置決めしたときに、組付部品3の取
付穴13と前記マーク15とを同時に撮像し、上記マー
ク15の任意の1個のマーク15に対する取付穴13の
ずれ量及び方向を演算し、かつ上記任意の1個のマーク
15の有する距離及び方向の情報と上記演算結果に基い
て、組付本体1の所定点に対する上記取付穴13のずれ
量と方向とを演算し、この演算結果に基いて組付部品3
の位置補正を正確に行う構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のインス
トルメントパネルのごとき組付本体に対して例えばデフ
ロスタノズルのごとき組付部品をロボットにより供給
し、自動的に組付けを行う場合に、上記組付本体の所定
位置の例えばネジ穴に、上記組付部品に設けられた取付
穴の位置を合せる穴位置合せ方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車のインストルメント
パネルのごとき組付本体に対して、デフロスタノズルの
ごとき組付部品をロボットを用いて供給し、自動的に組
付けることが行われている。
【0003】従来、例えばインストルメントパネルのご
とき組付本体を治具等に予め正確に固定しておき、デフ
ロスタノズルのごとき組付部品をロボットを用いて上記
インストルメントパネルへ供給し組付けようとする場合
には、上記組付部品を位置出し用治具に正確に位置決め
し、この位置出し用治具に正確に設置された組付部品を
ロボットのハンドによって把持することにより、上記組
付部品とロボットのハンドとの位置的関係を正確に保持
している。その後、ロボットをティーチングしたとおり
に動作せしめて、前記組付本体に対して組付部品を供給
することにより、組付本体のネジ穴と組付部品の取付穴
を一致せしめ、上記ネジ穴に対してネジを締め込むこと
によって自動的な組付けが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき従来の方
法は、例えば、組立本体としてのインストルパネルの所
定位置の取付穴と組付部品としてのデフロスタノズルの
取付穴との位置関係が正確に位置決めされているものと
して、前記取付穴に対するネジ締めが行われている。
【0005】ところが、例えばインストルパネルやデフ
ロスタノズル等のごとき組付本体や組付部品は、剛性が
大きくないので、組付本体に対して組付部品を組付けよ
うとするときに、撓みを生じて組付本体のネジ穴と組付
部品の取付穴との間に位置ずれを生じることがあり、上
記ネジ穴に対する螺子のネジ込みが不可能となることが
ある。
【0006】上記のごとき問題に対処する方法として、
組付本体のネジ穴と組付部品の取付穴とを一致せしめる
ように、試行錯誤的にロボットの制御を行うことも可能
であるが、極めて時間を要すという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、本発明の穴位置合せ
方法は、所定位置に設置された組付本体に対してロボッ
トを用いて組付部品を供給し、上記組付本体の所定点
に、上記組付部品に設けられた取付穴の位置を合せる方
法にして、(a) ロボットのハンドに把持した組付部品の
取付穴を組付本体の所定点に一致せしめるべく上記ロボ
ットのハンドを移動し位置決めする工程と;(b) 前記組
付本体の所定点からの距離および方向の情報をコード化
して上記所定点の周囲に予め設けられた複数のマーク及
び位置決めされた組付部品の取付穴を撮像する工程と;
(c) 撮像した複数のマークから任意に選択した1個のマ
ークの重心位置と撮像した取付穴の中心位置との位置ず
れのベクトルを演算すると共に、前記所定点からの上記
1個のマークの距離及び方向の情報と前記位置ずれのベ
クトルとに基いて、前記所定点に対する前記取付穴の中
心位置の位置ずれ方向と距離とを演算する工程と;(d)
前記組付本体の所定点に対する取付部品の取付穴の中心
位置の位置ずれ方向と距離との前記演算結果に基いて、
前記ロボットのハンドの位置補正を行う工程とよりなる
方法である。
【0008】また、前記取付本体の所定点と取付部品の
取付穴の中心位置とがほぼ一致したか否かを判別して、
一致時には前記ロボットの移動を停止し、不一致時には
前記(b)工程に戻る工程よりなる方法である。
【0009】本発明の穴位置合せ装置は、所定位置に設
置された組付本体に対して組付部品を供給するロボット
と;このロボットのハンドに把持された上記組付部品の
取付穴を前記組付本体の所定点に一致せしめるべく上記
ハンドを移動し位置決めするためのロボット制御装置
と;前記組付本体の所定点からの距離および方向の情報
をコード化して上記所定点の周囲に予め設けられた複数
のマークと位置決めされた組付部品の取付穴を撮像する
カメラと;撮像した複数のマークから任意に選択した1
個のマークの重心位置と撮像した取付穴の中心位置との
位置ずれのベクトルを演算し、かつ前記所定点からの上
記1個のマークの距離及び方向の情報と前記演算した位
置ずれのベクトルとに基いて、前記所定点に対する前記
取付穴の中心位置の位置ずれ方向と距離とを演算し、こ
の演算結果に基いて前記ロボット制御装置の補正を行う
補正演算部と;を備えてなるものである。
【0010】また、前記取付本体の所定点と取付部品の
取付穴の中心位置とがほぼ一致したか否かを判別する判
別部を備えてなるものである。
【0011】
【作用】前記構成において、所定位置に設置された組付
本体の所定点に対してロボットのハンドに把持した組付
部品の取付穴を一致せしめるべく移動し位置決めした
後、上記所定点付近をカメラによって撮像すると、上記
所定点の周囲に予め設けられた複数のマークと組付部品
の取付穴とが撮像される。
【0012】撮像した複数のマークのうちの任意の1つ
のマークを選択し、このマークの重心位置と撮像した取
付穴の中心位置との位置ずれベクトルを演算することに
より、上記1個のマークに対する取付穴の中心位置のず
れ方向とずれ量とを求めることができる。
【0013】前記組立本体の所定点に対する前記1個の
マークのずれ方向とずれ量(距離)は予め設定してある
ので、上記1個のマークに対する組付部品の取付穴のず
れ方向とずれ量を求めることにより、前記組立本体の所
定点に対する組付部品の取付穴のずれ方向とずれ量を求
めることができる。
【0014】上述のごとく組立本体の所定点に対する組
付部品の取付穴のずれ方向とずれ量を求めた後、この求
めたずれ方向とずれ量に基いてロボットのハンド位置の
補正を行うことにより、組付本体の所定点と組付部品の
取付穴とを正確に合せることができることとなる。
【0015】したがって、組付本体に対して組付部品を
組付ける際に、例えば組付本体、組付部品に多少の撓み
等が生じたような場合であっても、ロボットのハンドの
位置補正を行って組付本体の所定点と組付部品の取付穴
とを正確に合せることができるものである。
【0016】
【実施例】図1を参照するに、本実施例に係る穴位置合
せ装置は、所定位置に設置された組付本体1に対して組
付部品3を供給するロボット5を備えると共に、上記組
付本体1の所定点付近を撮像するカメラ7を備えてい
る。
【0017】上記組付本体1は、例えば自動車のインス
トルメントパネル等よりなるものであって、例えば取付
台のごとき適宜の治具9に正確に固定されており、この
組付本体1の所定点には、例えばネジ穴11が設けられ
ている。
【0018】前記組付部品3は、インストルメントパネ
ルに組付ける例えばデフロスタノズルよりなるものであ
って、この組付部品3の1部には、前記組付本体1の前
記ネジ穴11に合せる取付穴13が設けられている。
【0019】既に理解されるように、組付本体1に組付
部品3を組付けるには、組付本体1のネジ穴11と組付
部品3の取付穴13とを合せた後、上記ネジ穴11に螺
子をネジ込むことによって行われるものである。
【0020】ところで、本実施例においては、組付本体
1がインストルメントパネルで、組付部品3がデフロス
タノズルの場合について例示するけれども、取付本体1
は必ずしもインストルメントパネルに限るものではな
く、また組付部品3は、デフロスタノズルに限るもので
はない。
【0021】また、組付本体1の所定点として、ネジ穴
11の場合について例示するけれども、ネジ穴に限るこ
となく例えば組付部品の取付位置を示す単なる点でも良
いものである。
【0022】前記組付本体1における前記ネジ穴11の
周囲には、図2に拡大して示すように、ネジ穴11の中
心位置11Sからの距離および方向の情報をコード化し
た複数のマーク15が配置されている。上記マーク15
は、本実施例においては四角形状に表示されており、上
記マーク15の上下寸法がネジ穴11の中心位置11S
からの距離を示し、上記マーク15の左右方向の寸法が
中心位置11Sからの方向を示している。
【0023】なお、上記マーク15の中心位置11Sか
らの距離及び方向は極座標にて例示してあるが、ネジ穴
11の中心位置11Sを原点とする直交座標で表示して
も良いものである。また、上記マーク15は、四角形状
に限ることなく、例えば文字、バーコードや小丸と棒線
を組合せた符号など、ネジ穴11の中心位置11Sに対
するずれ方向とずれ量(距離)とを情報として備えてお
れば、どのような印でも良いものである。
【0024】前記ロボット5は、前記組付部品3を把持
自在のハンド5Hを備えた通常のプレイバック型の産業
用ロボットよりなるものである。
【0025】前記カメラ7は、例えばCCDカメラより
なるものである。このカメラ7は、本実施例において
は、前記組付本体1におけるネジ穴11へ螺子を締め付
けるねじ締め機17と一定の位置関係を保持して設けら
れている。上記カメラ7とねじ締め機17は、前記ロボ
ット5とは別個の第2のロボット19に装着され、この
第2のロボット19を適宜に制御することにより、前記
組付本体1の前記ネジ穴11に対応する位置へ位置決め
自在に設けられている。
【0026】以上のごとき構成において、組付本体1が
治具9に正確に固定され、かつ所定位置に正確に位置決
めされた状態にあるときに、上記治具9に近接した位置
に位置決めされたパレット(図示省略)上の複数の組付
部品3を、ロボット5を用いて前記組付本体1へ1つ毎
供給すべく、ロボット5のティーチングを行う。このロ
ボット5のティーチングによる作業の順序、位置および
その他の必要な情報は、ロボット制御装置21(図3参
照)のメモリ23に記憶される。
【0027】上述のごとくロボット5のティーチングの
終了後、前記メモリ23に記憶した情報を読み出して、
ロボット制御装置21の制御の下にロボット5の制御を
行うと、ロボット5は、パレット上の組付部品3の所定
位置をハンド5Hにより把持し、この組付部品3の取付
穴13の位置を組付本体1のネジ穴11の位置に合せる
べく、組付本体1へ供給し位置決めする。
【0028】上述のごとく、組付部品3を組付本体1に
組付けるべく、ロボット5によって組付部品3を組付本
体1に対して供給位置決めすると、組付本体1や組付部
品3の剛性が低い場合には、撓みを生じて、組付本体1
のネジ穴11に対して組付部品3の取付穴13が一致せ
ずに、図2に例示するように、ネジ穴11の中心位置1
1Sと取付穴13の中心位置13Sとが適宜に位置ずれ
した状態になる。
【0029】上述のように、組付本体1におけるネジ穴
11の中心位置11Sと組付部品3における取付穴13
の中心位置13Sとが位置ずれした状態に組付部品3の
位置決めが行われた場合には、取付穴13を貫通してネ
ジ穴11に螺子を締め付けることができないので、組付
本体1に対する組付部品3の組付けが不可能である。
【0030】そこで、本実施例においては、前述のごと
くロボット5によって組付部品3を組付本体1に対して
供給位置決めした状態にあるときに、第2のロボット1
9を適宜に制御してカメラ7をネジ穴11に対応した位
置に位置決めし、上記ネジ穴11の周囲に予め配置して
ある複数のマーク15及び位置決めした状態にある取付
穴13を撮像する。
【0031】上記カメラ7によって撮像した画像は画像
処理装置25において画像処理される。この画像処理装
置25において画像処理された後の取付穴13の形状デ
ータに基いて、補正演算部27において取付穴13の中
心位置13Sの演算が行なわれる。
【0032】また、カメラ17により撮像した複数のマ
ーク15から任意のマーク15を選択し(このマーク1
5の選択は、例えば取付穴13内の最大のマーク15M
を選択することによって行われる)、この選択したマー
ク15Mの重心位置を演算する。そして、この選択した
マーク15Mの重心位置に対する取付穴13における中
心位置13Sの位置ずれのベクトル(δx,δy)を演
算する。
【0033】さらに、選択したマーク15Mの上下寸法
及び左右寸法を読み取ることにより、ネジ穴11の中心
位置11Sから選択したマーク15Mまでの距離及び方
向を求め、ネジ穴11の中心位置11Sに対する選択し
たマーク15Mの位置ずれのベクトル(dx,dy)を
求める。
【0034】そして、上記選択したマーク15Mの位置
ずれのベクトル(dx,dy)と、上記マーク15Mの
重心位置に対する取付穴13における中心位置13Sの
位置ずれのベクトル(δx,δy)とに基いて、ネジ穴
11における中心位置11Sに対する取付穴13におけ
る中心位置13Sの位置ずれのベクトル(dx+δx,
dy+δy)を演算する。
【0035】補正演算部27における上記演算結果を前
記ロボット制御装置21に補正値として出力する。
【0036】ロボット制御装置21は、前記補正演算部
27の演算結果に基いて、前記組付本体1におけるネジ
穴11の中心位置11Sに組付部品3における取付穴1
3の中心位置13Sを一致せしめるべくロボット5を制
御して、組付部品3の位置補正を行う。
【0037】上述のように、ロボット5のプレイバック
動作によって組付部品3を組付本体1に対して供給し位
置決めした後に、組付本体1におけるネジ穴11の中心
位置11Sに対する組付部品3における取付穴13の中
心位置13Sのずれ量(距離)および方向を演算して組
付部品3の位置補正を行うものであるから、組付本体1
のネジ穴11と組付部品3の取付穴13とはほとんど一
致することとなる。
【0038】ここで、必要により組付本体1のネジ穴1
1と組付部品3の取付穴13とがほぼ一致したか否かを
判別するには、前記カメラ7により撮像した取付穴13
内にマーク15が有るか否かを判別部29において判別
することによって行われ得るものである。
【0039】この場合、例えば、撮像した取付穴13内
にマーク15が無い場合にネジ穴11と取付穴13とが
ほぼ一致したものと判別することができる。そして、撮
像した取付穴13内にマーク15がある場合には、前述
したごとき処理を行って組付部品3の位置補正を繰り返
すことにより、ネジ穴11に対して組付部品3の取付穴
13を正確に合せることができる。
【0040】上述したように、所定位置に設置された組
付本体1に対してロボット5によって組付部品3の供給
を行い、かつ組付本体1におけるネジ穴11と組付部品
3における取付穴13とが一致した状態にあるときに、
第2のロボット19に保持されたねじ締め機17をネジ
穴11に対応した位置に位置決めし、その後に、上記ね
じ締め機17を作動することにより、螺子をネジ穴11
に締め込むことができ、組付本体1に対して組付部品3
を組付けることができる。
【0041】以上のごとき説明より理解されるように、
本実施例によれば、組付本体1に対して組付部品3をロ
ボット5を用いて組付けようとするときに、組付本体1
又は組付部品3の少なくとも一方に撓み等が生じる傾向
があって、組付本体1におけるネジ穴11と組付部品3
における取付穴13とが位置ずれを生じる傾向にあるよ
うな場合であっても、上記ネジ穴11に対して取付穴1
3をほぼ一致した状態に位置決めすることができるもの
である。
【0042】図4は第2実施例を示すものである。この
第2実施例においては、ネジ穴11の円周に沿う方向に
赤(R),緑(G)および青(B)の三原色を配置する
と共にそれぞれの混合色を配置してある。すなわち、円
周方向は虹色のカラーが連続的に変化する色相でもっ
て、ネジ穴11の中心位置11Sに対する方向を表示し
ている。そして、半径方向は、それぞれの色に対するグ
レー混合色が連続的に変化しているものである。
【0043】したがって、赤、緑、青のそれぞれの割合
及び明度を検出することにより、ネジ穴11の中心位置
11Sに対する取付穴13の方向性及び距離を求めるこ
とができる。
【0044】この第2実施例においては、第1実施例に
示したねじ締め機17の先端部に、光ファイバ35を設
け、前述したように、ロボット5によって組付本体1に
対して組付部品3の供給を行って位置決めしたときに、
組付本体1のネジ穴11に対する組付部品3における取
付穴13部分の重なりを前記光ファイバ35によって画
像として取り込むものである。
【0045】前記ねじ締め機17は、ねじフィーダ(図
示省略)からネジ搬送チューブ36を介して先端部に送
給されたネジを、内装したビットにより回転すると共に
押し出すことにより、組付本体1のネジ穴11に締め付
けるもので、前記光ファイバ35は、送給された前記ネ
ジを保持するジョー38の下端面から下方向に指向して
取付けてある。したがって、前記ねじ締め機17を組付
本体1のネジ穴11の上方に予め位置せしめておくこと
により、前述したように、ネジ穴11に対する組付部品
3の取付穴13部分の重なり合いを検出することができ
るものである。
【0046】前記光ファイバ35によるカラーコードの
取込みは、図6に示すように、光源37からの光をハー
フミラー39によって光ファイバ35に入射し、この光
ファイバ35から組付本体1のネジ穴11付近に照射さ
れて反射した反射光の1部を、ハーフミラー41,43
によりそれぞれ緑フィルタ45,青フィルタ47を備え
た緑センサ49,青センサ51に入射すると共に赤フィ
ルタ53を備えた赤センサ55に入射して、それぞれ緑
色光(G),青色光(B)および赤色光(R)を得る。
また、前記光源37の出力光量(REF)は、出力光の
1部が前記ハーフミラー39を透過してREFセンサ5
7に入射することにより得られる。
【0047】上述のごとく、各センサ57,55,4
9,51によって得られた出力光量(REF),赤色光
(R)、緑色光(G)および青色光(B)の各信号を、
図7に示すように、アンプ59によってそれぞれ増幅
し、かつA/D変換器61によりA/D変換を行い演算
部63に入力する。
【0048】上記演算部63においては、(R+G+
B)/REF,G/R,B/GおよびR/Bなる演算を
行い、この演算結果に基いて、明度と色相との関係に対
応づけて距離と方向とを予めデータ化してあるデータテ
ーブル65の検索を行うことにより、組付本体1におけ
るネジ穴11の中心位置11Sに対する組付部品3にお
ける取付穴13の中心位置13Sのずれ量(距離)と方
向とを求めることができるものである。
【0049】すなわち、この第2実施例においては、組
付本体1のネジ穴11に対して、ロボット5の作動によ
って組付部品3の取付穴13の部分を次第に重ねること
により、上記ネジ穴11の周囲のカラーコード部分から
得られる光量および赤、緑、青の割合が次第に変化する
ので、光量及び赤、緑、青の割合とネジ穴11の中心位
置11Sに対する組付部品3における組付穴13の中心
までの距離と方向性との関係のデータを、例えば組付部
品3の各種の色等に対応してデータテーブル65に予め
格納しておき、前記演算部63の演算結果に基いて対応
したデータテーブル65の検索を行うことにより、前記
距離と方向性を容易に求めることができるものである。
【0050】なお、前記実施例においては、取付本体1
におけるネジ穴11の周囲に、距離及び方向の情報をコ
ード化して有するマークやカラーコードを配置した場合
について説明したけれども、組付部品3における取付穴
13の周囲に前述したごときマークやカラーコードを配
置し、前記ネジ穴11の中心位置11Sと一定の位置関
係にある検出装置によって上記マークやカラーコードを
検出することにより、ネジ穴11の中心位置に対する取
付穴13の方向、距離を検出する構成とすることも可能
である。
【0051】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明によれば、組付本体の所定点(ネジ
穴)の周囲には、上記所定点に対するずれ量及びずれ方
向を情報として備えた複数のマークが設けてあり、上記
組付本体に対して組付部品を供給し位置決めしたとき
に、上記組付部品の取付穴及びマークを撮像し、任意の
マークに対する前記取付穴のずれ量及び方向を演算し、
かつその演算結果に基いて前記所定点に対する取付穴の
ずれ量及び方向を演算し、この演算結果に基いて組付部
品の位置補正を行うものであるから、組付本体に対する
組付部品の組付時に、少なくとも一方に撓み等を生じて
位置ずれを生じ易い場合であっても、組付本体の所定点
に対して組付部品の取付穴を正確に位置せしめることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る装置を概念的に示した斜
視説明図である。
【図2】所定位置に対するずれ量と方向を表すマークの
1実施例を示す説明図である。
【図3】実施例に係る装置の制御部を概念的に示した制
御ブロック図である。
【図4】マークの第2実施例を示す説明図である。
【図5】光ファイバ取付部の説明図である。
【図6】カラーコードの検出部を示す説明図である。
【図7】信号処理部のブロック図である。
【符号の説明】
1 組付本体 3 組付部品 5 ロボット 7 カメラ 11 ネジ穴 13 取付穴 15 マーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置に設置された組付本体に対して
    ロボットを用いて組付部品を供給し、上記組付本体の所
    定点に、上記組付部品に設けられた取付穴の位置を合せ
    る方法にして、次の各工程よりなることを特徴とする穴
    位置合せ方法。 (a) ロボットのハンドに把持した組付部品の取付穴を組
    付本体の所定点に一致せしめるべく上記ロボットのハン
    ドを移動し位置決めする工程、(b) 前記組付本体の所定
    点からの距離および方向の情報をコード化して上記所定
    点の周囲に予め設けられた複数のマーク及び位置決めさ
    れた組付部品の取付穴を撮像する工程、(c) 撮像した複
    数のマークから任意に選択した1個のマークの重心位置
    と撮像した取付穴の中心位置との位置ずれのベクトルを
    演算すると共に、前記所定点からの上記1個のマークの
    距離及び方向の情報と前記位置ずれのベクトルとに基い
    て、前記所定点に対する前記取付穴の中心位置の位置ず
    れ方向と距離とを演算する工程、(d) 前記組付本体の所
    定点に対する取付部品の取付穴の中心位置の位置ずれ方
    向と距離との前記演算結果に基いて、前記ロボットのハ
    ンドの位置補正を行う工程、
  2. 【請求項2】 所定位置に設置された組付本体に対して
    ロボットを用いて組付部品を供給し、上記組付本体の所
    定点に、上記組付部品に設けられた取付穴の位置を合せ
    る方法にして、次の各工程よりなることを特徴とする穴
    位置合せ方法。 (a) ロボットのハンドに把持した組付部品の取付穴を組
    付本体の所定点に一致せしめるべく上記ロボットのハン
    ドを移動し位置決めする工程、(b) 前記組付本体の所定
    点からの距離および方向の情報をコード化して上記所定
    点の周囲に予め設けられた複数のマーク及び位置決めさ
    れた組付部品の取付穴を撮像する工程、(c) 撮像した複
    数のマークから任意に選択した1個のマークの重心位置
    と撮像した取付穴の中心位置との位置ずれのベクトルを
    演算すると共に、前記所定点からの上記1個のマークの
    距離及び方向の情報と前記位置ずれのベクトルとに基い
    て、前記所定点に対する前記取付穴の中心位置の位置ず
    れ方向と距離とを演算する工程、(d) 前記組付本体の所
    定点に対する取付部品の取付穴の中心位置の位置ずれ方
    向と距離との前記演算結果に基いて、前記ロボットのハ
    ンドの位置補正を行う工程、(e) 前記取付本体の所定点
    と取付部品の取付穴の中心位置とがほぼ一致したか否か
    を判別して、一致時には前記ロボットの移動を停止し、
    不一致時には前記(b)工程に戻る工程、
  3. 【請求項3】 所定位置に設置された組付本体に対して
    組付部品を供給するロボットと;このロボットのハンド
    に把持された上記組付部品の取付穴を前記組付本体の所
    定点に一致せしめるべく上記ハンドを移動し位置決めす
    るためのロボット制御装置と;前記組付本体の所定点か
    らの距離および方向の情報をコード化して上記所定点の
    周囲に予め設けられた複数のマークと位置決めされた組
    付部品の取付穴を撮像するカメラと;撮像した複数のマ
    ークから任意に選択した1個のマークの重心位置と撮像
    した取付穴の中心位置との位置ずれのベクトルを演算
    し、かつ前記所定点からの上記1個のマークの距離及び
    方向の情報と前記演算した位置ずれのベクトルとに基い
    て、前記所定点に対する前記取付穴の中心位置の位置ず
    れ方向と距離とを演算し、この演算結果に基いて前記ロ
    ボット制御装置の補正を行う補正演算部と;を備えてな
    ることを特徴とする穴位置合せ装置。
  4. 【請求項4】 取付本体の所定点と取付部品の取付穴の
    中心位置とがほぼ一致したか否かを判別する判別部を備
    えてなることを特徴とする請求項3に記載の穴位置合せ
    装置。
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