JP7083282B2 - 測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影対象物を測定する装置、特に、工作機上の撮影対象物を測定する測定装置に関する。
工作機上の撮影対象物を測定する測定装置では、工作機械の移動部(例えば、主軸)に画像センサを取り付けて、撮影対象物を測定することができる。画像センサを用いる場合、画像むら、特に輝度のむらが生じる可能性がある。これに対処するため、シェーディング補正を行って輝度のむらを補正する画像処置装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-94951号
特許文献1に記載の画像処置装置では、シェーディング補正用の補正情報を簡便に算出することを目的とし。これにより輝度のむらの補正が可能である。しかし、工作機械の移動部に取り付ける画像センサは、自動工具交換装置への収納を考慮すると、小型、軽量であり、かつ実用上、低コストである必要がある。これに対応するため、撮像レンズの周囲にLED等によるリング照明が配置された画像センサを用いることが好ましい。
このようなリング照明を備えた画像センサでは、輝度のむらだけでなく、配光特性の差違も考慮する必要がある。特に、3次元構造の撮影対象物における画像むらは、撮影対象物の面の各点からみた照明の臨み角にばらつきがあることにより発生する。例えば、図6に示すように、画像取得部(撮像レンズ)の周囲にリング照明が配置された画像センサを用いて、凸部のエッジ部e、fを測定しようとすると、プロファイルの矢印E、Fに示す部分のように、配光特性の差違によりプロファイルに大きな誤差が生じる場合がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、照明により配光特性の誤差が生じる場合であっても、画像センサを用いた精度の高い撮影対象物の測定が実現可能な測定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の1つの実施態様に係る測定装置は、
画像取得部と、
照明部と、
制御部と、
を備え、
前記画像取得部が、前記照明部及び撮影対象物が第一の位置関係にある場合の撮像と、前記照明部及び撮影対象物が前記第一の位置関係と対称な第二の位置関係にある場合の撮像とを取得し、
前記制御部が、前記第一の位置関係及び前記第二の位置関係の撮像に基づき、前記撮影対象物の表面位置を測定する。
上記の実施態様によれば、照明により配光特性の誤差が生じる場合であっても、画像センサを用いた精度の高い撮影対象物の測定が実現可能な測定装置を提供することができる。
本発明の1つの実施形態に係る測定装置の構成を模式的に示す斜視図である。 照明部及び画像取得部が備えられた画像センサの一例を模式的に示す斜視図である。 照明部及び撮影対象物が第一の位置関係にある場合の撮像を取得する一例を模式的に示す図である。 照明部及び撮影対象物の間の位置関係を第一の位置関係から第二の位置関係に変更する一例を模式的に示す図である。 照明部及び撮影対象物が第二の位置関係にある場合の撮像を取得する一例を模式的に示す図である。 図1に示す測定装置を用いて配光特性の誤差を相殺させて測定する工程1つの例を示すフローチャートである。 図1に示す測定装置を用いて配光特性の誤差を相殺させて測定する工程その他の例を示すフローチャートである。 配光特性の誤差による影響を模式的に示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、本発明を以下のものに限定しない。
後述の実施形態や実施例では、前述と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については、各実施形態、実施例ごとには逐次言及しないものとする。各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張して示している場合もある。
図1、図3A~Cにおいては、工作機械の水平方向における互いに直交する方向をX軸方向及びY軸方向とし、工作機械の垂直な方向をZ軸方向とし、Z軸周りの回転方向をC軸方向として示す。
(1つの実施形態に係る測定装置)
始めに、図1及び図2を参照しながら、本発明に係る測定装置の概要を説明する。図1は、本発明の1つの実施形態に係る測定装置の構成を模式的に示す斜視図である。図2は、照明部及び画像取得部が備えられた画像センサの一例を模式的に示す斜視図である。
本実施形態に係る測定装置2は、画像センサ10と、測定のための制御を行う制御部20とを備える。画像センサ10は、制御部20と電気的に接続されている。また、画像センサ10は、工作機械の移動部である工具主軸30に取り付けられている。
工作機械の移動部(工具主軸)30の駆動部は、NC装置40と電気的に接続され、NC装置40による駆動制御により、移動部(工具主軸)30は、X軸、Y軸、Z軸方向に移動可能であり、主軸周りに回転可能である。測定装置2の制御部20とNC装置40とは、電気的に接続されている。
図1では、撮影対象物Wが工作機械のテーブル50に取り付けられている場合を示す。画像センサ10が取り付けられた移動部(工具主軸)30は、主軸がZ軸方向(垂直)方向を向いており、画像センサ10により、垂直上方から撮影対象物Wを撮像することができる。
工作機械の移動部(工具主軸)30に取り付ける画像センサ10は、自動工具交換装置への収納を考慮すると、小型、軽量であり、かつ実用上、低コストである必要がある。これに対応するため、本実施形態に係る画像センサ10は、図2に示すように、画像取得部12及びその周囲に配置された照明部14を有する。
更に詳細に述べれば、画像取得部12の撮像レンズの周囲に、6個のLEDによるリング照明である照明部14が配置されている。また、画像センサ10はシャンク16を備え、シャンク16が、工作機械の移動部材である工具主軸30の工具ホルダに挿入され固定されている。
このような構成により、画像センサ10は、テーブル50の上に固定された撮影対象物Wに対して、上方から照明部14で照明を行いながら、画像取得部12で撮影対象物Wを取得することができる。移動部(工具主軸)30に取り付けられた画像センサ10は、NC装置40の制御により、X軸方向、Y軸方向に移動可能であり、更にZ軸周りのC軸方向に回転可能である。
(照明部及び撮影対象物が第一及び第二の位置関係にある撮像を用いた測定方法)
本実施形態に係るリング照明(照明部)14を備えた画像センサ10は、小型、軽量であり、コスト的にも優れる。しかし、図6に示すように、画像取得部(撮像レンズ)の周囲にリング照明が配置された画像センサを用いて、凸部のエッジ部e、fを測定しようとすると、プロファイルの矢印E、Fに示す部分のように、配光特性の差違により、プロファイルに大きな誤差が生じる場合がある。よって、配光特性の差違により、精度の高い撮影対象物の測定が困難な場合がある。
これに対処するため、照明部14により配光特性の誤差が生じる場合であっても、この誤差を相殺させることにより、精度の高い撮影対象物の測定を実現できる。このことについて、以下に詳細に述べる。
<第一の位置関係にある場合の撮像>
始めに、図3Aを参照しながら、照明部114及び撮影対象物Wが第一の位置関係にある場合の撮像の説明を行う。図3Aは、照明部14及び撮影対象物Wが第一の位置関係にある場合の撮像を取得する一例を模式的に示す図である。
図3Aの矩形の枠が画像取得部12の視野(FOV)を示す。画像取得部12の周囲の照明部14を構成する6つのLEDL1~L3、R1~R3の配置を示す。照明部14(L1~L3、R1~R3)及び撮影対象物Wが第一の位置関係にあり、画像取得部12の視野(FOV)の左上方に撮影対象物Wの上面形状が示されている。撮影対象物Wの上面形状は、4つのエッジa~dを有する矩形を示している。画像センサ10を回転させるときの回転中心をPで示す。
<第一の位置関係からら第二の位置関係への変更>
次に、図3Bを参照しながら、図3Aに示す照明部14及び撮影対象物Wの第一の位置関係から第二の位置関係に変更する場合の説明を行う。図3Bは、照明部14及び撮影対象物Wの間の位置関係を第一の位置関係から第二の位置関係に変更する一例を模式的に示す図である。
図3Bの右側に実線で照明部14及び撮影対象物Wが第一の位置関係にある場合の撮像を示す。白抜き矢印に示すように、NC装置40の制御により、画像センサ10が取り付けられた移動部(工具主軸)30を、第一の位置関係に対応する位置Ps1から第二の位置関係に対応する位置Ps2に移動させる。更に、Z軸周りのC軸方向に180度回転させる。これにより、照明部14及び撮影対象物Wの第二の位置関係に変更される。図3Aの第一の位置関係の画像取得部12の視野(FOV)における相対的な第二の位置関係の位置を点線で示す。
<第二の位置関係にある場合の撮像>
次に、図3Cを参照しながら、照明部14及び撮影対象物Wが第二の位置関係にある場合の撮像の説明を行う。図3Cは、照明部14及び撮影対象物Wが第二の位置関係にある場合の撮像を取得する一例を模式的に示す図である。もし、図3Aに示す第一の位置関係から、X軸、Y軸方向には移動させず、画像センサ10を180度回転させた場合、図3Cの点線で示す位置に撮影対象物Wが示される。
そこで、図3Bの白抜き矢印に示すように、画像センサ10をX軸、Y軸方向に移動させることにより、画像取得部12の視野(FOV)上での測定位置を、対称なエッジが視野上の同じ位置にくるようにすることができる。具体的には、第一の位置のエッジaが第二の一のエッジcに一致し、第一の位置のエッジbが第二の一のエッジdに一致し、第一の位置のエッジcが第二の一のエッジaに一致し、第一の位置のエッジdが第二の一のエッジbに一致するようになる。よって、照明部14により配光特性の誤差が生じる場合であっても、この誤差を相殺させることができる。
仮に、撮影対象物Wの中心座標が画像センサ10の回転中心Pに一致する場合には、画像センサ10をX軸、Y軸方向に移動させる必要はない。図3Bの白抜き矢印に示す移動は、撮影対象物Wの画像センサ10の回転中心Pに対するオフセット分を補正するものである。よって、撮影対象物Wの平面視における中心座標を求め、中心座標の回転中心Pからのオフセット分を考慮して、対称なエッジが視野上の同じ位置にくるように移動させる必要がある。
以上のように、画像センサ10の画像取得部12が、照明部14及び撮影対象物Wが第一の位置関係にある場合の撮像と、照明部14及び撮影対象物Wが第一の位置関係と対称な第二の位置関係にある場合の撮像とを取得し、制御部20が、第一の位置関係及び第二の位置関係の撮像に基づき、撮影対象物の表面位置を測定する。
第一の位置関係及びこれと対称な第二の位置関係の撮像に基づいて、撮影対象物Wの表面位置を測定するので、仮に、照明部14により配光特性の誤差が生じる場合であっても、この誤差を相殺させて、精度の高い撮影対象物Wの測定を実現できる。
上記の例では、「対称な位置関係」として、照明部14及び撮影対象物Wを180度回転させた場合を示すが、これはあくまでも一例であって、相対的位置が少しずれただけでも、そのずらす前とずらした後の中間点から見れば、それも「対称な位置関係」に含まれる。
配光特性の誤差を相殺させるための具体的な一例として、測定装置2の制御部20が、照明部14及び撮影対象物Wが第一の位置関係にある場合の撮像と、第二の位置関係にある場合の撮像とを重ね合わせることが考えられる。これにより、配光特性の誤差を効率的に相殺させることができ、精度の高い撮影対象物の測定を効率的に実現できる。
また、照明部14及び撮影対象物Wが第一の位置関係にある場合の撮像から測定データを取得し、照明部14及び撮影対象物Wが第二の位置関係にある場合の撮像から測定データを取得し、得られたそれぞれの測定データを相殺することも考えられる。第一の位置関係及び第二の位置関係にある撮像により得られた測定データを相殺することにより、確実に精度の高い撮影対象物の測定を実現できる。
第一の位置関係及び第二の位置関係は、上記のように、画像取得部12及び照明部14が固定された画像センサ10を移動、回転させる場合に限られるものではない。例えば、画像取得部は撮影対象物に対して移動せず、照明部のみを移動する場合もあり得るし、撮影対象物側を移動させることもあり得るし、それらを組み合わせる場合もあり得る。
第一の位置関係から第二の位置関係に移動させるには、工作機械の移動部(工具主軸)30を回転、並進移動させる場合だけでなく、撮影対象物Wを載せたテーブル50を回転、並進移動させる場合もあり得るし、両方を組み合わせることもできる。制御部20は、測定装置固有の制御装置として存在する場合も、工作機械の制御装置を用いる場合もあり得る。
また、測定装置2が、固有の移動機構を有し、工作機械の移動機構を用いずに、第一の位置関係から第二の位置関係に移動させる場合もあり得る。
(配光特性の誤差を相殺させて測定する工程)
次に、上記の実施形態に係る測定装置2を用いて、照明部14の配光特性の誤差を相殺させて測定する工程の説明を行う。
<工程の1つの例>
図4を参照しながら、照明部14の配光特性の誤差を相殺させて測定する工程の1つの例を説明する。図4は、図1に示す測定装置を用いて配光特性の誤差を相殺させて測定する工程の1つの例を示すフローチャートである。
図4において、まず、測定装置2の制御部20から画像センサ10へ、準備指令の信号を送信し、画像センサ10が準備を完了した後、画像センサ10から制御部20へ、準備完了の信号を送信する。次に、制御部20からNC装置40へ、画像センサ10が取り付けられた移動部(工具主軸)30を第一の位置関係に対応する位置Ps1へ移動させる指示信号を送信する。NC装置40は、移動部(工具主軸)30を位置Ps1へ移動させる。移動が完了後、NC装置40から制御部20へ、移動完了の信号を送信する。これにより、照明部14及び撮影対象物Wが第一の位置関係に配置される。
この状態において、制御部20から画像センサ10へ、撮影指令の信号を送信する。画像センサ10は撮影を行い、撮影後、画像センサ10から制御部20へ、撮影終了の信号を送信する。以上の工程により、照明部14及び撮影対象物Wが第一の位置関係にある場合の撮像が完了する。
次に、制御部20からNC装置40へ、画像センサ10が取り付けられた移動部(工具主軸)30を第二の位置関係に対応する位置Ps2へ移動させる指示信号を送信する。NC装置40は、移動部(工具主軸)30を位置Ps2へ移動させる。移動が完了後、NC装置40から制御部20へ、移動完了の信号を送信する。
引き続いて、制御部20からNC装置40へ、画像センサ10が取り付けられた移動部(工具主軸)30の主軸を180度回転させる指示信号を送信する。NC装置40は、移動部(工具主軸)30の主軸を180度回転させる。主軸の回転が完了後、NC装置40から制御部20へ、主軸回転完了の信号を送信する。これにより、照明部14及び撮影対象物Wが第二の位置関係に配置される。
この状態において、制御部20から画像センサ10へ、撮影指令の信号を送信する。画像セン10は撮影を行い、撮影後、画像センサ10から制御部20へ、撮影終了の信号を送信する。以上の工程により、照明部14及び撮影対象物Wが第二の位置関係にある場合の撮像が完了する。これにより、画像取得部12の視野(FOV)上で、対称なエッジが視野上の同じ位置にくる第一の位置関係及び第二の位置関係の撮像が得られる。
なお、X軸、Y軸方向に移動させる制御、及び回転させる制御は同じ1つのステップで行うこともできる。
第一の位置関係及び第二の位置関係の撮像を重ね合わせることにより、照明部14の配光特性の誤差を効率的に相殺させることができ、精度の高い撮影対象物Wの測定ができる。
また、第一の位置関係にある撮像により得られた測定データと、第二の位置関係にある撮像により得られた測定データとを相殺することにより、精度の高い撮影対象物Wの測定ができる。
例えば、第一の位置関係にある撮像に基づいて、撮影対象物Wのエッジaの測定位置Ps1aを算出し、撮影対象物Wのエッジcの測定位置Ps1cを算出する。同様に、第二の位置関係にある撮像に基づいて、撮影対象物Wのエッジaの測定位置Ps2aを算出し、撮影対象物Wのエッジcの測定位置Ps2cを算出する。
”Ps1a-Ps2a”及び”Ps1c-Ps2c”により、測定データを相殺することができる。
このとき、移動部(工具主軸)30の主軸の回転中心と、画像センサ10の回転中心のずれを同時に推定、補正することもできる。例えば、第一の位置関係にある撮像による測定値及び第二の位置関係にある撮像による測定値のずれの1/2として求めることができる。
このようにして算出した移動部(工具主軸)30及び画像センサ10のずれを、撮影対象物Wの座標補正値として、制御部20からNC装置40へ送信して設定を行う。これにより、照明部14により配光特性の誤差が生じる場合であっても、この誤差を相殺させて、精度の高い撮影対象物Wの測定を実現できる。
<工程のその他の例>
次に、図5を参照しながら、照明部14の配光特性の誤差を相殺させて測定する工程のその他の例を説明する。図5は、図1に示す測定装置を用いて配光特性の誤差を相殺させて測定する工程のその他の例を示すフローチャートである。
図4に示す工程の1つの例では、画像センサ10の画像取得部12が、照明部14及び撮影対象物Wの位置関係を180度回転させた位置関係にある撮像を取得したが、図5に示すその他の例では、画像センサ10の画像取得部12が、照明部14及び撮影対象物Wの所定の位置関係を0度として、90度、180度、270度回転させた位置関係にある撮像を取得する点で異なる。各々の回転角度において、対称なエッジが視野上の同じ位置にくるように、画像センサ10が取り付けられた移動部(工具主軸)30をX軸方項、Y軸方向に移動させる。
以上のように、画像取得部12が、照明部14及び撮影対象物Wの所定の位置関係を0度として、90度、180度、270度回転させて、それぞれ対称な位置関係にある撮像を取得することにより、配光特性の誤差を相殺させて、精度の高い二次元の撮影対象物の測定を実現できる。
その他の点については、上記の工程の1つの例と同様なので、更なる説明は省略する。
(外光の影響を低減した測定)
更に、照明部14及び白色光源の両方をオンにした場合、及びどちらか一方のみをオンにした場合において、照明部14から様々な波長の出射光を出射して、輝度の差または輝度の比が大きい波長を検出することができる。例えば、照明部14が赤色LED、緑色LED及び青色LEDを備えたリング照明の場合には、それぞれの波長のLEDの出力を変更することにより、出射光における輝度の差または輝度の比が大きい波長を検出することができる。なお、白色光源として、工作機械の機内照明や、工作機械が設置された室内の照明を用いことが考えられる。
ここでは、画像取得部12が、照明部14及び白色光源をオンにした状態における撮影対象物Wの撮像を取得し、更に、照明部14のみをオンにした状態または白色光源のみをオンにした状態における撮影対象物Wの撮像を取得する。そして、照明部14から出射され得る出射光のうち、取得した2つの撮像において、撮影対象物Wの測定を行う領域における輝度の差または輝度の比が大きい波長の光を定める。画像取得部12は、定められた波長の出射光を用いて、撮影対象物Wの表面位置を測定する。
以上のように、照明部及び白色光源をオンにした状態、及び照明部または白色光源のみをオンにした状態における、撮影対象物Wの測定領域の輝度の差または輝度の比が大きい波長を用いて測定することにより、外光の影響を低減した測定が実現できる。
本発明の実施の形態、実施の態様を説明したが、開示内容は構成の細部において変化してもよく、実施の形態、実施の態様における要素の組合せや順序の変化等は請求された本発明の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
2 測定装置
10 画像センサ
12 画像取得部
14 照明部
16 シャンク
20 制御部
30 移動部(工具主軸)
40 NC装置
50 テーブル
W 撮影対象物

Claims (4)

  1. 画像取得部と、
    照明部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記画像取得部が、前記照明部及び撮影対象物が第一の位置関係にある場合の撮像と、前記照明部及び撮影対象物が前記第一の位置関係と対称な第二の位置関係にある場合の撮像とを取得し、
    前記制御部が、前記第一の位置関係及び前記第二の位置関係の撮像に基づき、前記撮影対象物の表面位置を測定し、
    更に、前記画像取得部が、前記照明部及び白色光源をオンにした状態における前記撮影対象物の撮像、及び前記照明部または前記白色光源のみをオンにした状態における前記撮影対象物の撮像を取得し、
    前記画像取得部が、前記照明部から出射され得る出射光のうち、該2つの撮像において、前記撮影対象物の測定を行う領域における輝度の差または輝度の比が大きい波長の光を用いて、前記撮影対象物の表面位置を測定することを特徴とする測定装置。
  2. 前記画像取得部が、前記照明部及び撮影対象物の所定の位置関係を0度として、90度、180度、270度回転させた位置関係にある撮像を取得することを特徴とする請求項1記載の測定装置。
  3. 前記制御部が、前記第一の位置関係にある場合の撮像と、前記第二の位置関係にある場合の撮像とを重ね合わせることにより、前記撮影対象物の表面位置を測定することを特徴とする請求項1または2に記載の測定装置。
  4. 前記制御部が、前記第一の位置関係にある場合の撮像により得られた測定データと、前記第二の位置関係にある場合の撮像により得られた測定データとを相殺することにより、前記撮影対象物の表面位置を測定することを特徴とする請求項1または2に記載の測定装置。
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