JPH06272942A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH06272942A
JPH06272942A JP5065053A JP6505393A JPH06272942A JP H06272942 A JPH06272942 A JP H06272942A JP 5065053 A JP5065053 A JP 5065053A JP 6505393 A JP6505393 A JP 6505393A JP H06272942 A JPH06272942 A JP H06272942A
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temperature
pressure
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heat source
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Masaaki Takegami
雅章 竹上
Hideki Tsujii
英樹 辻井
Kenji Miyata
賢治 宮田
Tetsuya Sumida
哲也 隅田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】室外ファンの風量を必要以上に低下させないよ
うにして、圧縮機の信頼性を向上させる。 【構成】室外ファン(26)の風量調節手段(72)と、室外熱
交センサ(Thc) と、外気温センサ(Tha) と、高圧制御ス
イッチ(HPS2)とが設けられている。そして、高圧冷媒圧
力が高いと高圧信号を、低いと低圧信号を出力する圧力
判別手段(73)と、外気温度が高いと高温信号を、低いと
低温信号を出力する外気温判別手段(74)が設けられてい
る。加えて、圧力判別手段(73)が高圧信号を出力する毎
に、外気温判別手段(74)の高温信号及び低温信号に基づ
く室外熱交温度に対応した低風量になるように室外ファ
ン(26)の風量を順次低下させると共に、圧力判別手段(7
3)が低圧信号を出力する毎に、外気温判別手段(74)の高
温信号及び低温信号に基づく室外熱交温度に対応した高
風量になるように室外ファン(26)の風量を順次増大させ
る風量制御手段(75)が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暖房運転可能な空気調
和装置に関し、特に、熱源側ファンの風量制御に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、空気調和装置には、実
公昭52−39238号公報に開示されているように、
圧縮機と、四路切換弁と、室外ファンを有する室外熱交
換器と、冷房用電動膨脹弁と、暖房用電動膨脹弁と、室
内ファンを有する室内熱交換器とが順に可逆運転可能に
接続されて冷媒循環回路が形成されるものがある。そし
て、外気温度を検出し、冷房運転サイクル時に外気温度
が上昇すると、室外ファンの風量を高速回転させる一
方、暖房運転サイクル時に外気温度が上昇すると、室外
ファンの風量を低速回転させて、高圧冷媒圧力の上昇を
防止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和装置
において、室外ファンの風量を外気温度のみで制御して
おり、低圧冷媒の圧力状態を何ら考慮していないので、
圧縮機の信頼性が低いという問題があった。つまり、例
えば、暖房運転サイクル時において、外気温度が高い場
合、高圧冷媒圧力が高いので、サンプリングタイム毎に
順次室外ファンの風量を低下させることになる。これで
は、高圧冷媒圧力の上昇を防止することはできるもの
ゝ、室外ファンの風量が必要以上に低下し、低圧冷媒圧
力が低下し過ぎることになり、圧縮機が湿り運転を行う
場合が生じ、該圧縮機の負荷が逆に大きくなり、信頼性
が低下することになるという問題があった。
【0004】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、熱源側ファンの風量を必要以上に低下させないよう
にして、圧縮機の信頼性を向上させることを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、暖房運転サイクル時の蒸
発圧力相当飽和温度と考慮して熱源側ファンの風量を制
御するようにしたものである。
【0006】具体的に、図1に示すように、請求項1に
係る発明が講じた手段は、先ず、圧縮機(21)と、熱源側
ファン(26)を備えた熱源側熱交換器(23)と、膨脹機構(2
5)と、利用側熱交換器(31)とが順に接続されて暖房運転
可能な冷媒循環回路(1) が設けられている。そして、上
記熱源側ファン(26)の風量を複数段に切換えて該風量を
調節する風量調節手段(72)と、上記熱源側熱交換器(23)
における蒸発圧力相当飽和温度を検出する蒸発温度検出
手段(Thc) と、外気温度を検出する外気温検出手段(Th
a) とが設けられている。更に、該外気温検出手段(Tha)
の温度信号を取込み、検出外気温度が設定温度以上で
あると高温信号を、検出外気温度が設定温度より低いと
低温信号をそれぞれ所定時間毎に出力する外気温判別手
段(74)が設けられている。加えて、上記蒸発温度検出手
段(Thc) の温度信号を取込み、外気温判別手段(74)が高
温信号を出力する毎に、蒸発圧力相当飽和温度に対応し
た低風量になるように熱源側ファン(26)の風量を順次低
下させる低下信号を上記風量調節手段(72)に出力すると
共に、外気温判別手段(74)が低温信号を出力する毎に、
蒸発圧力相当飽和温度に対応した高風量になるように熱
源側ファン(26)の風量を順次増大させる増大信号を上記
風量調節手段(72)に出力する風量制御手段(75)が設けら
れた構成としている。
【0007】また、請求項2に係る発明が講じた手段
は、請求項1の発明において外気温検出手段(Tha) と外
気温判別手段(74)と風量制御手段(75)とに代えて、上記
冷媒循環回路(1) における凝縮温度相当飽和圧力を検出
する高圧検出手段(HPS2)と、該高圧検出手段(HPS2)の圧
力信号を取込み、検出圧力が設定圧力以上であると高圧
信号を、検出圧力が設定圧力より低いと低圧信号をそれ
ぞれ所定時間毎に出力する圧力判別手段(73)とが設けら
れている。そして、蒸発温度検出手段(Thc) の温度信号
を取込み、圧力判別手段(73)が高圧信号を出力する毎
に、蒸発圧力相当飽和温度に対応した低風量になるよう
に熱源側ファン(26)の風量を順次低下させる低下信号を
上記風量調節手段(72)に出力すると共に、圧力判別手段
(73)が低圧信号を出力する毎に、蒸発圧力相当飽和温度
に対応した高風量になるように熱源側ファン(26)の風量
を順次増大させる増大信号を上記風量調節手段(72)に出
力する風量制御手段(75)が設けられた構成としている。
また、請求項3に係る発明が講じた手段は、請求項1の
発明に請求項2の発明の高圧検出手段(HPS2)と圧力判別
手段(73)とを設けると共に、蒸発温度検出手段(Thc) の
温度信号を取込み、圧力判別手段(73)が高圧信号を出力
する毎に、外気温判別手段(74)の高温信号及び低温信号
に基づく蒸発圧力相当飽和温度に対応した低風量になる
ように熱源側ファン(26)の風量を順次低下させる低下信
号を上記風量調節手段(72)に出力すると共に、圧力判別
手段(73)が低圧信号を出力する毎に、外気温判別手段(7
4)の高温信号及び低温信号に基づく蒸発圧力相当飽和温
度に対応した高風量になるように熱源側ファン(26)の風
量を順次増大させる増大信号を上記風量調節手段(72)に
出力する風量制御手段(75)が設けられた構成としてい
る。
【0008】また、請求項4に係る発明が講じた手段
は、請求項1の発明において外気温検出手段(Tha) と外
気温判別手段(74)と風量制御手段(75)とに代えて、冷媒
循環回路(1) における凝縮温度相当飽和圧力を検出する
高圧検出手段(HPS2)と、該高圧検出手段(HPS2)の圧力信
号をサンプリングタイム毎に取込み、検出圧力が設定圧
力以上であると熱源側ファン(26)の風量を低下させる低
下信号を、検出圧力が設定圧力より低いと熱源側ファン
(26)の風量を増大させる増大信号をそれぞれ上記風量調
節手段(72)に出力する風量制御手段(76)と、該風量制御
手段(76)が低下信号及び増大信号を出力すると、該低下
信号及び増大信号に対応した待機時間が経過するまで、
上記風量制御手段(76)の出力を停止させる風量保持手段
(77)とが設けられた構成としている。
【0009】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
先ず、暖房運転時において、圧縮機(21)より吐出した高
圧の冷媒は、利用側熱交換器(31)で凝縮して液化し、こ
の液冷媒は、電動膨脹弁(25)で減圧し、その後、熱源側
熱交換器(23)で蒸発して圧縮機(21)に戻る循環となる。
そして、この暖房運転時において、蒸発温度検出手段(T
hc) が熱源側熱交換器(23)における蒸発圧力相当飽和温
度、つまり、蒸発温度を検出すると共に、外気温検出手
段(Tha) が外気温度を検出している。また、請求項2に
係る発明では、外気温度に代わり、高圧検出手段(HPS2)
が凝縮温度相当飽和圧力、つまり、高圧冷媒圧力を検出
している。また、請求項3に係る発明では、外気温と高
圧冷媒圧力とを検出している。更に、外気温判別手段(7
4)が、上記外気温検出手段(Tha) の温度信号を取込み、
検出外気温度が設定温度以上であると高温信号を、検出
外気温度が設定温度より低いと低温信号をそれぞれ所定
時間毎に出力する。そして、風量制御手段(75)は、上記
蒸発温度検出手段(Thc) の温度信号を取込み、外気温判
別手段(74)が高温信号を出力する毎に、蒸発温度に対応
した低風量になるように熱源側ファン(26)の風量を順次
低下させる低下信号を上記風量調節手段(72)に出力する
と共に、外気温判別手段(74)が低温信号を出力する毎
に、蒸発温度に対応した高風量になるように熱源側ファ
ン(26)の風量を順次増大させる増大信号を上記風量調節
手段(72)に出力する。この結果、熱源側ファン(26)の風
量が低下し過ぎることなく、高圧冷媒圧力の上昇を防止
する。
【0010】また、請求項2の発明では、圧力判別手段
(73)が、上記高圧検出手段(HPS2)の圧力信号を取込み、
検出圧力が設定圧力以上であると高圧信号を、検出圧力
が設定圧力より低いと低圧信号をそれぞれ所定時間毎に
出力する。そして、風量制御手段(75)は、上記蒸発温度
検出手段(Thc) の温度信号を取込み、圧力判別手段(73)
が高圧信号を出力する毎に、蒸発温度に対応した低風量
になるように熱源側ファン(26)の風量を順次低下させる
低下信号を上記風量調節手段(72)に出力すると共に、圧
力判別手段(73)が低圧信号を出力する毎に、蒸発温度に
対応した高風量になるように熱源側ファン(26)の風量を
順次増大させる増大信号を上記風量調節手段(72)に出力
する。また、請求項3の発明では、風量制御手段(75)
は、上記蒸発温度検出手段(Thc) の温度信号を取込み、
圧力判別手段(73)が高圧信号を出力する毎に、外気温判
別手段(74)の高温信号及び低温信号に基づく蒸発温度に
対応した低風量になるように熱源側ファン(26)の風量を
順次低下させる低下信号を上記風量調節手段(72)に出力
すると共に、圧力判別手段(73)が低圧信号を出力する毎
に、外気温判別手段(74)の高温信号及び低温信号に基づ
く蒸発温度に対応した高風量になるように熱源側ファン
(26)の風量を順次増大させる増大信号を上記風量調節手
段(72)に出力し、高圧冷媒圧力の上昇を防止する。
【0011】また、請求項4に係る発明では、暖房運転
時において、風量制御手段(76)は、高圧検出手段(HPS2)
の圧力信号をサンプリングタイム毎に取込み、検出圧力
が設定圧力以上であると熱源側ファン(26)の風量を低下
させる低下信号を、検出圧力が設定圧力より低いと熱源
側ファン(26)の風量を増大させる増大信号をそれぞれ上
記風量調節手段(72)に出力する。そして、該風量制御手
段(76)が低下信号及び増大信号を出力すると、風量保持
手段(77)は、該低下信号及び増大信号に対応した待機時
間が経過するまで、上記風量制御手段(76)の出力を停止
させることになる。この結果、熱源側ファン(26)の風量
の低下し過ぎを防止すると共に、風量変化のハンチング
が防止される。
【0012】
【発明の効果】従って、請求項1及び2の発明によれ
ば、外気温度又は凝縮圧力相当飽和圧力が所定値より大
きくなると、熱源側ファン(26)の風量を蒸発圧力相当飽
和温度に対応した低風量にするので、高圧冷媒圧力の上
昇を防止することができると同時に、低圧冷媒圧力が低
下し過ぎることがなく、熱源側熱交換器(23)の凍結を防
止することができると共に、圧縮機の湿り運転を防止す
ることができる。この結果、該圧縮機の過負荷を防止す
ることができることから、信頼性の向上を図ることがで
きる。また、請求項3の発明によれば、凝縮圧力相当飽
和圧力が所定値になると、外気温度に基づく蒸発圧力相
当飽和温度に対応した低風量に熱源側ファン(26)を設定
するので、より確実に低圧冷媒圧力が低下し過ぎること
を防止することができ、圧縮機の信頼性をより向上させ
ることができる。
【0013】また、請求項4の発明によれば、熱源側フ
ァン(26)の風量が変化すると、所定時間風量が変化しな
いようにしたので、風量が急激に低下しないので、低圧
冷媒圧力が低下し過ぎることを防止することができる。
更に、風量変化のハンチングを防止することができるこ
とから、快適性の向上を図ることができると共に、圧縮
機の負荷変動を抑制することができ、信頼性の向上を図
ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2は、請求項3に係る発明の空気調和装
置における冷媒配管系統を示し、 (1)は、冷媒循環回路
であって、一台の室外ユニット(2) に対して一台の室内
ユニット(3) が接続された所謂セパレートタイプに構成
されている。上記室外ユニット(2) には、インバータに
より運転周波数を可変に調節されるスクロールタイプの
圧縮機(21)と、冷房運転時には図中実線のごとく、暖房
運転時には図中破線のごとく切換わる四路切換弁(22)
と、冷房運転時に凝縮器として、暖房運転時に蒸発器と
して機能する熱源側熱交換器である室外熱交換器(23)
と、該室外熱交換器(23)の補助熱交換器(24)と、冷媒を
減圧するための膨脹機構である電動膨脹弁(25)と、冷媒
調節器(4) とが配置されると共に、上記室外熱交換器(2
3)の近傍に熱源側ファンである室外ファン(26)が配置さ
れている。一方また、上記室内ユニット(3) には、冷房
運転時に蒸発器として、暖房運転時に凝縮器として機能
する利用側熱交換器である室内熱交換器(31)が配置され
ると共に、上記室内熱交換器(31)の近傍に室内ファン(3
2)が配置されている。そして、上記圧縮機(21)と四路切
換弁(22)と室外熱交換器(23)と補助熱交換器(24)と電動
膨脹弁(25)と冷媒調節器(4) と室内熱交換器(31)とが順
に冷媒配管(11)によって接続され、上記冷媒循環回路
(1) は、冷媒の循環により熱移動を生ぜしめるように冷
房運転サイクルと暖房運転サイクルとに可逆運転可能な
閉回路に構成されている。
【0015】また、上記冷媒循環回路(1) は、上記電動
膨脹弁(25)を冷媒が双方向に流れるように配置して構成
され、、つまり、電動膨脹弁(25)は、冷房運転サイクル
と暖房運転サイクルとで冷媒が異なる方向に流れて減圧
するように構成されている(図2の実線は冷房、破線は
暖房参照)。更に、上記冷媒循環回路(1) は、アキュム
レータを備えていないチャージレス回路に構成され、上
記室内熱交換器(31)の一端、具体的に、冷房運転サイク
ル時における冷媒の出口側で、暖房運転サイクル時にお
ける冷媒の入口側が四路切換弁(22)を介して直接に圧縮
機(21)に接続されている。一方、上記冷媒調節器(4)
は、冷房運転サイクル時に低圧液ラインとなり、暖房運
転サイクル時に高圧液ラインとなる冷媒配管(11)に介設
され、液冷媒の貯溜可能に形成されている。そして、該
冷媒調節器(4) は、冷房運転サイクル時に冷媒循環量を
調節すると共に、暖房運転サイクル時に余剰冷媒を貯溜
するように構成されている。尚、図2において、(F1 〜
F3)は、冷媒中の塵埃を除去するためのフィルタ、(ER)
は、圧縮機(21)の運転音を低減させるための消音器であ
る。
【0016】更に、上記空気調和装置にはセンサ類が設
けられており、上記圧縮機(21)の吐出管には、吐出管温
度Tdを検出する吐出管センサ(Thd) が配置され、上記室
外ユニット(2) の空気吸込口には、外気温度である室外
空気温度Taを検出する外気温検出手段である外気温セン
サ(Tha) が配置され、上記室外熱交換器(23)には、冷房
運転時に凝縮温度となり、暖房運転時に蒸発温度(蒸発
圧力相当飽和温度)となる室外熱交温度Tcを検出する蒸
発温度検出手段である室外熱交センサ(Thc) が配置さ
れ、上記室内ユニット(3) の空気吸込口には、室内温度
である室内空気温度Trを検出する室温センサ(Thr) が配
置され、上記室内熱交換器(31)には、冷房運転時に蒸発
温度となり、暖房運転時に凝縮温度となる室内熱交温度
Teを検出する室内熱交センサ(The) が配置されている。
更に、上記圧縮機(21)の吐出管には、高圧冷媒圧力HPを
検出して、該高圧冷媒圧力HPの過上昇によりオンとなっ
て高圧保護信号を出力する高圧保護圧力スイッチ(HPS1)
と、上記高圧冷媒圧力HP(凝縮温度相当飽和圧力)を検
出して、該高圧冷媒圧力HPが所定値になるとオン信号を
出力する高圧検出手段である高圧制御圧力スイッチ(HPS
2)とが配置され、上記圧縮機(21)の吸込管には、低圧冷
媒圧力を検出して、該低圧冷媒圧力の過低下によりオン
となって低圧保護信号を出力する低圧保護圧力スイッチ
(LPS1)が配置されている。
【0017】そして、上記各センサ(Thd, 〜 ,The)及び
各スイッチ(HPS1,HPS2,LPS1)の出力信号は、コントロー
ラ(7) に入力されており、該コントローラ(7) は、入力
信号に基づいて空調運転を制御するように構成され、圧
縮機(21)の容量制御手段(71)と、風量調節手段(72)と、
圧力判別手段(73)と、外気温判別手段(74)と、風量制御
手段(75)とが設けられている。そして、該容量制御手段
(71)は、インバータの運転周波数を零から最大周波数ま
で20ステップNに区分すると共に、例えば、室外熱交
センサ(Thc) が検出する凝縮温度又は蒸発温度より最適
な冷凍効果を与える吐出管温度Tdの最適値Tkを算出し、
該吐出管温度Tdが最適値Tkになるように周波数ステップ
Nを設定して圧縮機(21)の容量を制御し、所謂吐出管温
度制御に構成されている。また、上記風量調節手段(72)
は、室外ファン(26)の風量を複数段、例えば、最高風量
のHHからH及びLの低風量とOFFの停止状態との4
段階に切換えて風量を調節する。また、上記圧力判別手
段(73)は、高圧制御圧力スイッチ(HPS2)の圧力信号を取
込み、検出圧力が設定圧力(例えば、24Kg/cm2 )以
上であると高圧信号を、検出圧力が設定圧力(例えば、
24Kg/cm2 )より低いと低圧信号をそれぞれ所定時間
毎に出力す。また、上記外気温判別手段(74)は、外気温
センサ(Tha) の温度信号を取込み、検出外気温度が設定
温度(例えば、15℃又は2℃)以上であると高温信号
を、検出外気温度が設定温度(例えば、15℃又は2
℃)より低いと低温信号をそれぞれ所定時間毎に出力す
る。また、上記風量制御手段(75)は、室外熱交センサ(T
hc) の温度信号を取込み、圧力判別手段(73)が高圧信号
を出力する毎に、外気温判別手段(74)の高温信号及び低
温信号に基づく室外熱交温度Tcに対応した低風量になる
ように室外ファン(26)の風量を順次低下させる低下信号
を上記風量調節手段(72)に出力すると共に、上記圧力判
別手段(73)が低圧信号を出力する毎に、外気温判別手段
(74)の高温信号及び低温信号に基づく室外熱交温度Tcに
対応した高風量になるように室外ファン(26)の風量を順
次増大させる増大信号を上記風量調節手段(72)に出力す
る。
【0018】次に、上述した空気調和装置の冷暖房運転
動作について説明する。先ず、上記冷媒循環回路(1) に
おいて、冷房運転サイクル時には、圧縮機(21)より吐出
した高圧の冷媒は、室外熱交換器(23)で凝縮して液化
し、この液冷媒は、電動膨脹弁(25)で減圧された後、冷
媒調節器(4) に流入し、その後、室内熱交換器(31)で蒸
発して圧縮機(21)に戻る循環となる。一方、暖房運転サ
イクル時には、圧縮機(21)より吐出した高圧の冷媒は、
室内熱交換器(31)で凝縮して液化し、この液冷媒は、冷
媒調節器(4) に流入した後、電動膨脹弁(25)で減圧し、
その後、室外熱交換器(23)で蒸発して圧縮機(21)に戻る
循環となる。
【0019】この各運転サイクル時において、容量制御
手段(71)は、上記室外熱交センサ(Thc) が検出する凝縮
温度又は蒸発温度より最適な冷凍効果を与える吐出管温
度Tdの最適値Tkを算出し、該吐出管温度Tdが最適値Tkに
なるように周波数ステップNを設定して圧縮機(21)の容
量を制御し、室内負荷に対応した空調運転を行ってい
る。
【0020】次に、上記暖房運転サイクル時における室
外ファン(26)の風量制御について、図3及び図4に基づ
き説明する。先ず、室外ファン(26)の制御がスタートす
ると、ステップST1において、風量制御手段(75)は、圧
力判別手段(73)が高圧制御圧力スイッチ(HPS2)のオン信
号に基づき高圧信号を出力したか否かを判別し、高圧信
号を出力すると、判定がイエスとなってステップST2に
移り、外気温判別手段(74)が外気温センサ(Tha) の温度
信号に基づき高温信号を出力したか否かを判別する。そ
して、該外気温判別手段(74)は、外気温度Taが15℃以
上であると、高温信号を出力するので、ステップST2か
らステップST3に移り、また、外気温度Taが15℃未満
であると、低温信号を出力するので、ステップST2から
ステップST4に移ることになる。
【0021】その後、上記ステップST3において、室外
熱交センサ(Thc) の温度信号を受けて蒸発温度である室
外熱交温度Tcが5℃以上か否かを判別し、5℃未満であ
ると、ステップST3からステップST5に移り、また、5
℃以上であると、ステップST3からステップST6に移る
ことになる。続いて、該ステップST5において、風量制
御手段(75)は、風量の低下信号を出力し、この低下信号
を風量調節手段(72)が受け、該風量調節手段(72)は、室
外ファン(26)が現在最高風量のHHであれば、中風量の
Hに、また、現在中風量のHであれば、低風量のLに設
定してリターンすることになる。また、上記ステップST
6において、風量制御手段(75)は、風量の低下信号を出
力し、この低下信号を風量調節手段(72)が受け、該風量
調節手段(72)は、室外ファン(26)が現在最高風量のHH
であれば、中風量のHに、また、現在中風量のHであれ
ば、低風量のLに、また、現在中風量のLであれば、停
止のOFFに設定してリターンすることになる。一方、
上記ステップST4において、室外熱交センサ(Thc) の温
度信号を受けて蒸発温度である室外熱交温度Tcが0℃以
上か否かを判別し、0℃未満であると、ステップST4か
らステップST7に移り、また、0℃以上であると、ステ
ップST4からステップST8に移ることになる。続いて、
該ステップST7において、風量制御手段(75)は、風量の
低下信号を出力し、この低下信号を風量調節手段(72)が
受け、該風量調節手段(72)は、室外ファン(26)が現在最
高風量のHHであれば、中風量のHに設定してリターン
することになる。また、上記ステップST8において、風
量制御手段(75)は、風量の低下信号を出力し、この低下
信号を風量調節手段(72)が受け、該風量調節手段(72)
は、室外ファン(26)が現在最高風量のHHであれば、中
風量のHに、また、現在中風量のHであれば、低風量の
Lに設定してリターンすることになる。つまり、例え
ば、上記ステップST6においては、室外熱交温度Tcが5
℃以上であるので、室外ファン(26)を停止状態にしても
凍結等が生じないので、風量を順次停止状態にまで低下
させることになり、各室外熱交温度Tcの温度状態おいて
低下させる最低風量を設定している。
【0022】また一方、上記ステップST1において、風
量制御手段(75)は、圧力判別手段(73)が低圧信号を出力
すると、判定がノーとなってステップST9に移り、外気
温判別手段(74)が外気温センサ(Tha) の温度信号に基づ
き高温信号を出力したか否かを判別する。そして、該外
気温判別手段(74)は、外気温度Taが2℃以上であると、
高温信号を出力するので、ステップST9からステップST
10に移り、また、外気温度Taが2℃未満であると、低温
信号を出力するので、ステップST9からステップST11に
移ることになる。
【0023】その後、上記ステップST10において、室外
熱交センサ(Thc) の温度信号を受けて蒸発温度である室
外熱交温度Tcが−5℃以上か否かを判別し、−5℃未満
であると、ステップST10からステップST12に移り、ま
た、−5℃以上であると、ステップST10からステップST
13に移ることになる。続いて、該ステップST12におい
て、風量制御手段(75)は、風量の増大信号を出力し、こ
の増大信号を風量調節手段(72)が受け、該風量調節手段
(72)は、室外ファン(26)が現在停止状態のOFFであれ
ば、低風量のLに、また、現在低風量のLであれば、中
風量のHに設定してリターンすることになる。また、上
記ステップST13において、風量制御手段(75)は、風量の
増大信号を出力し、この増大信号を風量調節手段(72)が
受け、該風量調節手段(72)は、室外ファン(26)が現在停
止状態のOFFであれば、低風量のLに設定してリター
ンすることになる。一方、上記ステップST11において、
室外熱交センサ(Thc) の温度信号を受けて蒸発温度であ
る室外熱交温度Tcが−10℃以上か否かを判別し、−1
0℃未満であると、ステップST11からステップST14に移
り、また、−10℃以上であると、ステップST11からス
テップST15に移ることになる。続いて、該ステップST14
において、風量制御手段(75)は、風量の増大信号を出力
し、この増大信号を風量調節手段(72)が受け、該風量調
節手段(72)は、室外ファン(26)が現在停止状態のOFF
であれば、低風量のLに、また、現在低風量のLであれ
ば、中風量のHに、また、現在中風量のHであれば、最
高風量のHHに設定してリターンすることになる。ま
た、上記ステップST15において、風量制御手段(75)は、
風量の増大信号を出力し、この増大信号を風量調節手段
(72)が受け、該風量調節手段(72)は、室外ファン(26)が
現在停止状態のOFFであれば、低風量のL、また、現
在低風量のLであれば、中風量のHにに設定してリター
ンすることになる。つまり、各室外熱交温度Tcの温度状
態において増大させる最高風量を設定している。
【0024】従って、本実施例によれば、外気温度Ta及
び高圧冷媒圧力HPが所定値より大きくなると、室外ファ
ン(26)の風量を室外熱交温度Tcに対応した低風量にする
ので、高圧冷媒圧力HPの上昇を防止することができると
同時に、低圧冷媒圧力が低下し過ぎることがなく、室外
熱交換器(23)の凍結を防止することができると共に、圧
縮機(21)の湿り運転を防止することができる。この結
果、該圧縮機(21)の過負荷を防止することができること
から、信頼性の向上を図ることができる。特に、高圧冷
媒圧力HPが所定値になると、外気温度Taに基づく室外熱
交温度Tcに対応した低風量に室外ファン(26)を設定する
ので、より確実に低圧冷媒圧力が低下し過ぎることを防
止することができ、圧縮機(21)の信頼性をより向上させ
ることができる。
【0025】また、図示しないが、請求項1に係る発明
の実施例として、外気温度Taと室外熱交温度Tcとにより
室外ファン(26)の風量を制御するようにしてもよい。つ
まり、高圧冷媒圧力HPでは室外ファン(26)の風量を制御
せず、外気温度Taが、例えば、12℃以上になると、図
3における上記ステップST3に移り、ステップST5及び
ステップST6の低下制御を行う一方、外気温度Taが7℃
以下になると、図4におけるステップST11に移り、ステ
ップST14及びステップST15の増大制御を行うことにな
る。そして、外気温度Taが、12℃と7℃との間である
ときは、室外ファン(26)の風量を中風量のHに設定す
る。尚、本実施例では、圧力判別手段(73)は設けられて
いない。従って、本実施例においても、室外ファン(26)
の風量を室外熱交温度Tcに対応した低風量にするので、
高圧冷媒圧力HPの上昇を防止することができると同時
に、室外熱交換器(23)の凍結を防止することができると
共に、圧縮機(21)の湿り運転を防止することができる。
この結果、該圧縮機(21)の過負荷を防止し、信頼性の向
上を図ることができる。
【0026】また、図示しないが、請求項2に係る発明
の実施例として、上記高圧冷媒圧力HPと室外熱交温度Tc
とにより上記室外ファン(26)の風量を制御するようにし
てもよい。つまり、外気温度Taでは室外ファン(26)の風
量を制御せず、高圧冷媒圧力HPが、例えば、24Kg/cm
2 以上になると、図3における上記ステップST1からス
テップST3に移り、ステップST5及びステップST6の低
下制御を行う一方、高圧冷媒圧力HPが、例えば、24Kg
/cm2 未満になると、図4におけるステップST1からス
テップST11に移り、ステップST14及びステップST15の増
大制御を行うことになる。尚、本実施例では、外気温判
別手段(74)は設けられていない。従って、本実施例にお
いても、室外ファン(26)の風量を室外熱交温度Tcに対応
した低風量にするので、高圧冷媒圧力HPの上昇を防止す
ることができると同時に、室外熱交換器(23)の凍結を防
止することができると共に、圧縮機(21)の湿り運転を防
止することができる。この結果、該圧縮機(21)の過負荷
を防止し、信頼性の向上を図ることができる。
【0027】図5は、請求項4に係る発明の実施例を示
す制御フローであって、図2におけるコントローラ(7)
に1点鎖線で示すように、圧力判別手段(73)と外気温判
別手段(74)と風量制御手段(75)に代えて他の風量制御手
段(76)と風量保持手段(77)とを設けたものである。該風
量制御手段(76)は、高圧制御圧力スイッチ(HPS2)の圧力
信号をサンプリングタイム毎に取込み、検出圧力が設定
圧力(例えば、24Kg/cm2 )以上であると室外ファン
(26)の風量を低下させる低下信号を、検出圧力が設定圧
力(例えば、24Kg/cm2 )より低いと室外ファン(26)
の風量を増大させる増大信号をそれぞれ風量調節手段(7
2)に出力する。また、上記風量制御手段(76)は、該風量
制御手段(76)が低下信号及び増大信号を出力すると、該
低下信号及び増大信号に対応した待機時間が経過するま
で、上記風量制御手段(76)の出力を停止させる。
【0028】次に、上記暖房運転サイクル時における室
外ファン(26)の風量制御について、図3及び図4に基づ
き説明する。先ず、室外ファン(26)の制御がスタートす
ると、ステップST21において、風量制御手段(76)は、高
圧制御圧力スイッチ(HPS2)のオン信号がされたか否かを
判別し、オン信号が出力されと、判定がイエスとなって
ステップST22に移り、室外ファン(26)の風量が現在低風
量のLか否かを判別する。この室外ファン(26)の風量が
低風量のLでない場合には、ステップST23に移り、室外
ファン(26)の風量が現在中風量のHか否かを判別する。
この室外ファン(26)の風量が中風量のHでない場合に
は、現在最高風量のHHであるので、ステップST24に移
り、風量制御手段(76)が低下信号を出力し、風量調節手
段(72)が室外ファン(26)の風量を中風量のHに設定す
る。その後、上記ステップST24からステップST25に移
り、風量保持手段(77)が風量制御手段(76)の出力を10
分間停止し、風量を中風量のHに保持してリターンする
ことになる。また、上記ステップST23において、室外フ
ァン(26)の風量が中風量のHである場合には、判定がイ
エスとなってステップST26に移り、風量制御手段(76)が
低下信号を出力し、風量調節手段(72)が室外ファン(26)
の風量を低風量のLに設定する。その後、上記ステップ
ST26からステップST27に移り、風量保持手段(77)が風量
制御手段(76)の出力を7分間停止し、風量を低風量のL
に保持してリターンすることになる。また、上記ステッ
プST22において、室外ファン(26)の風量が低風量のLで
ある場合には、判定がイエスとなってステップST28に移
り、風量制御手段(76)が低下信号を出力し、風量調節手
段(72)が室外ファン(26)の風量を停止状態のOFFに設
定する。その後、上記ステップST28からステップST29に
移り、風量保持手段(77)が風量制御手段(76)の出力を5
分間停止し、室外ファン(26)を停止に保持してリターン
することになる。つまり、室外ファン(26)の風量を低下
する毎にその変化状態を所定時間保持させることにな
る。
【0029】一方、上記ステップST21において、上記風
量制御手段(76)は、高圧制御圧力スイッチ(HPS2)がオン
信号を出力しないと、判定がノーとなってステップST30
に移り、室外ファン(26)の風量が現在停止状態のOFF
か否かを判別する。この室外ファン(26)の風量が停止状
態のOFFでない場合には、ステップST31に移り、室外
ファン(26)の風量が現在低風量のLか否かを判別する。
この室外ファン(26)の風量が低風量のLでない場合に
は、ステップST32に移り、室外ファン(26)の風量が現在
中風量のHか否かを判別する。この室外ファン(26)の風
量が中風量のHでない場合には、現在最高風量のHHで
あるので、そのまゝリターンすることになる。また、上
記ステップST32において、室外ファン(26)の風量が中風
量のHである場合には、判定がイエスとなってステップ
ST33に移り、風量制御手段(76)が増大信号を出力し、風
量調節手段(72)が室外ファン(26)の風量を最高風量のH
Hに設定する。その後、上記ステップST33からステップ
ST34に移り、風量保持手段(77)が風量制御手段(76)の出
力を10分間停止し、風量を最高風量のHHに保持して
リターンすることになる。また、上記ステップST31にお
いて、室外ファン(26)の風量が低風量のLである場合に
は、判定がイエスとなってステップST35に移り、風量制
御手段(76)が増大信号を出力し、風量調節手段(72)が室
外ファン(26)の風量を中風量のHに設定する。その後、
上記ステップST35からステップST36に移り、風量保持手
段(77)が風量制御手段(76)の出力を7分間停止し、室外
ファン(26)を中風量のHに保持してリターンすることに
なる。また、上記ステップST30において、室外ファン(2
6)の風量が停止状態のOFFである場合には、判定がイ
エスとなってステップST37に移り、風量制御手段(76)が
増大信号を出力し、風量調節手段(72)が室外ファン(26)
の風量を低風量のLに設定する。その後、上記ステップ
ST37からステップST38に移り、風量保持手段(77)が風量
制御手段(76)の出力を5分間停止し、室外ファン(26)を
低風量のLに保持してリターンすることになる。つま
り、室外ファン(26)の風量を増大する毎にその変化状態
を所定時間保持させることになる。
【0030】従って、本実施例によれば、室外ファン(2
6)の風量が変化すると、所定時間風量が変化しないよう
にしたので、風量が急激に低下しないので、低圧冷媒圧
力が低下し過ぎることを防止することができる。更に、
風量変化のハンチングを防止することができることか
ら、快適性の向上を図ることができると共に、圧縮機(2
1)の負荷変動を抑制することができ、信頼性の向上を図
ることができる。
【0031】尚、上記実施例おいて、高圧冷媒圧力HPを
高圧制御圧力スイッチ(HPS2)で検出するようにしたが、
室内熱交センサ(The) が検出する暖房運転サイクル時の
凝縮温度Te(室内熱交温度)を用いてもよい。また、室
外熱交温度Tcは、室外熱交センサ(Thc) に代えて圧力セ
ンサを用いて検出するようにしてもよい。また、上記室
外ファン(26)の風量段数は、実施例に限られないことは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】冷媒循環回路を示す冷媒配管系統図である。
【図3】高圧時の室外ファンの風量制御を示す制御フロ
ー図である。
【図4】低圧時の室外ファンの風量制御を示す制御フロ
ー図である。
【図5】他の室外ファンの風量制御を示す制御フロー図
である。
【符号の説明】
1 冷媒循環回路 4 冷媒調節器 21 圧縮機 23 室外熱交換器(熱源側熱交換器) 25 電動膨脹弁 26 室外ファン(熱源側ファン) 31 室内熱交換器(利用側熱交換器) 72 風量調節手段 73 圧力判別手段 74 外気温判別手段 75,76 風量制御手段 77 風量保持手段 Thc 室外熱交センサ Tha 外気温センサ HPS2 高圧制御圧力スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 賢治 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 隅田 哲也 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(21)と、熱源側ファン(26)を備え
    た熱源側熱交換器(23)と、膨脹機構(25)と、利用側熱交
    換器(31)とが順に接続されて暖房運転可能な冷媒循環回
    路(1) と、 上記熱源側ファン(26)の風量を複数段に切換えて該風量
    を調節する風量調節手段(72)と、 上記熱源側熱交換器(23)における蒸発圧力相当飽和温度
    を検出する蒸発温度検出手段(Thc) と、 外気温度を検出する外気温検出手段(Tha) と、 該外気温検出手段(Tha) の温度信号を取込み、検出外気
    温度が設定温度以上であると高温信号を、検出外気温度
    が設定温度より低いと低温信号をそれぞれ所定時間毎に
    出力する外気温判別手段(74)と、 上記蒸発温度検出手段(Thc) の温度信号を取込み、外気
    温判別手段(74)が高温信号を出力する毎に、蒸発圧力相
    当飽和温度に対応した低風量になるように熱源側ファン
    (26)の風量を順次低下させる低下信号を上記風量調節手
    段(72)に出力すると共に、外気温判別手段(74)が低温信
    号を出力する毎に、蒸発圧力相当飽和温度に対応した高
    風量になるように熱源側ファン(26)の風量を順次増大さ
    せる増大信号を上記風量調節手段(72)に出力する風量制
    御手段(75)とを備えていることを特徴とする空気調和装
    置。
  2. 【請求項2】 圧縮機(21)と、熱源側ファン(26)を備え
    た熱源側熱交換器(23)と、膨脹機構(25)と、利用側熱交
    換器(31)とが順に接続されて暖房運転可能な冷媒循環回
    路(1) と、 上記熱源側ファン(26)の風量を複数段に切換えて該風量
    を調節する風量調節手段(72)と、 上記熱源側熱交換器(23)における蒸発圧力相当飽和温度
    を検出する蒸発温度検出手段(Thc) と、 上記冷媒循環回路(1) における凝縮温度相当飽和圧力を
    検出する高圧検出手段(HPS2)と、 該高圧検出手段(HPS2)の圧力信号を取込み、検出圧力が
    設定圧力以上であると高圧信号を、検出圧力が設定圧力
    より低いと低圧信号をそれぞれ所定時間毎に出力する圧
    力判別手段(73)と、 上記蒸発温度検出手段(Thc) の温度信号を取込み、圧力
    判別手段(73)が高圧信号を出力する毎に、蒸発圧力相当
    飽和温度に対応した低風量になるように熱源側ファン(2
    6)の風量を順次低下させる低下信号を上記風量調節手段
    (72)に出力すると共に、圧力判別手段(73)が低圧信号を
    出力する毎に、蒸発圧力相当飽和温度に対応した高風量
    になるように熱源側ファン(26)の風量を順次増大させる
    増大信号を上記風量調節手段(72)に出力する風量制御手
    段(75)とを備えていることを特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機(21)と、熱源側ファン(26)を備え
    た熱源側熱交換器(23)と、膨脹機構(25)と、利用側熱交
    換器(31)とが順に接続されて暖房運転可能な冷媒循環回
    路(1) と、 上記熱源側ファン(26)の風量を複数段に切換えて該風量
    を調節する風量調節手段(72)と、 上記熱源側熱交換器(23)における蒸発圧力相当飽和温度
    を検出する蒸発温度検出手段(Thc) と、 上記冷媒循環回路(1) における凝縮温度相当飽和圧力を
    検出する高圧検出手段(HPS2)と、 外気温度を検出する外気温検出手段(Tha) と、 上記高圧検出手段(HPS2)の圧力信号を取込み、検出圧力
    が設定圧力以上であると高圧信号を、検出圧力が設定圧
    力より低いと低圧信号をそれぞれ所定時間毎に出力する
    圧力判別手段(73)と、 上記外気温検出手段(Tha) の温度信号を取込み、検出外
    気温度が設定温度以上であると高温信号を、検出外気温
    度が設定温度より低いと低温信号をそれぞれ所定時間毎
    に出力する外気温判別手段(74)と、 上記蒸発温度検出手段(Thc) の温度信号を取込み、圧力
    判別手段(73)が高圧信号を出力する毎に、外気温判別手
    段(74)の高温信号及び低温信号に基づく蒸発圧力相当飽
    和温度に対応した低風量になるように熱源側ファン(26)
    の風量を順次低下させる低下信号を上記風量調節手段(7
    2)に出力すると共に、圧力判別手段(73)が低圧信号を出
    力する毎に、外気温判別手段(74)の高温信号及び低温信
    号に基づく蒸発圧力相当飽和温度に対応した高風量にな
    るように熱源側ファン(26)の風量を順次増大させる増大
    信号を上記風量調節手段(72)に出力する風量制御手段(7
    5)とを備えていることを特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機(21)と、熱源側ファン(26)を備え
    た熱源側熱交換器(23)と、膨脹機構(25)と、利用側熱交
    換器(31)とが順に接続されて暖房運転可能な冷媒循環回
    路(1) と、 上記熱源側ファン(26)の風量を複数段に切換えて該風量
    を調節する風量調節手段(72)と、 上記冷媒循環回路(1) における凝縮温度相当飽和圧力を
    検出する高圧検出手段(HPS2)と、 該高圧検出手段(HPS2)の圧力信号をサンプリングタイム
    毎に取込み、検出圧力が設定圧力以上であると熱源側フ
    ァン(26)の風量を低下させる低下信号を、検出圧力が設
    定圧力より低いと熱源側ファン(26)の風量を増大させる
    増大信号をそれぞれ上記風量調節手段(72)に出力する風
    量制御手段(76)と、 該風量制御手段(76)が低下信号及び増大信号を出力する
    と、該低下信号及び増大信号に対応した待機時間が経過
    するまで、上記風量制御手段(76)の出力を停止させる風
    量保持手段(77)とを備えていることを特徴とする空気調
    和装置。
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