JPH0627277Y2 - 吸熱テープ - Google Patents
吸熱テープInfo
- Publication number
- JPH0627277Y2 JPH0627277Y2 JP1988071555U JP7155588U JPH0627277Y2 JP H0627277 Y2 JPH0627277 Y2 JP H0627277Y2 JP 1988071555 U JP1988071555 U JP 1988071555U JP 7155588 U JP7155588 U JP 7155588U JP H0627277 Y2 JPH0627277 Y2 JP H0627277Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- ceramic
- endothermic
- tape
- agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Thermal Insulation (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はたとえば既設パイプの溶接ない溶断作業時に発
生する焦付きを防ぐようにした吸熱テープに関する。
生する焦付きを防ぐようにした吸熱テープに関する。
たとえば既設パイプの溶接を行う場合には、溶接装置か
らでる熱により溶接部に近い部位に熱の影響を与えない
ようにするために、溶接部に近い部位に水を噴射させた
り、吸熱剤を塗ったりして、溶接時に発生する熱を吸熱
し、パイプの外面に塗布した塗料の焼けをを防ぐように
している。
らでる熱により溶接部に近い部位に熱の影響を与えない
ようにするために、溶接部に近い部位に水を噴射させた
り、吸熱剤を塗ったりして、溶接時に発生する熱を吸熱
し、パイプの外面に塗布した塗料の焼けをを防ぐように
している。
溶接部に近い部位に水を噴射させて溶接時に発生する熱
を吸熱する場合には、その水を排水するための設備を必
要とし、作業環境に制限がある。また溶接部に近い部位
に吸熱剤を塗って溶接時に発生する熱を吸熱する場合に
は、その作業を手で行うため作業性が悪く、しかも吸熱
剤は自己粘着性に乏しくかつ水分が多く流動性に富み、
塗布した場合には塗布厚さのバラツキが多くなり、また
パイプに適用した場合にはパイプの下面側に塗布した吸
熱剤が自重でパイプより剥離落下しパイプを適正な条件
を保つことが難しく、さらには使用後の乾燥した吸熱剤
のパイプからの除去に手間がかかってしまうという難点
がある。
を吸熱する場合には、その水を排水するための設備を必
要とし、作業環境に制限がある。また溶接部に近い部位
に吸熱剤を塗って溶接時に発生する熱を吸熱する場合に
は、その作業を手で行うため作業性が悪く、しかも吸熱
剤は自己粘着性に乏しくかつ水分が多く流動性に富み、
塗布した場合には塗布厚さのバラツキが多くなり、また
パイプに適用した場合にはパイプの下面側に塗布した吸
熱剤が自重でパイプより剥離落下しパイプを適正な条件
を保つことが難しく、さらには使用後の乾燥した吸熱剤
のパイプからの除去に手間がかかってしまうという難点
がある。
本考案は上記した点に鑑みてなされたもので、作業環境
に制限がなく吸熱効果の向上を図るとともに、作業に要
する時間を短くできるようにした吸熱テープを提供する
ことを目的とする。
に制限がなく吸熱効果の向上を図るとともに、作業に要
する時間を短くできるようにした吸熱テープを提供する
ことを目的とする。
本考案の吸熱テープは、粘性を有するセラミック吸熱剤
で形成した吸熱層を、少なくとも一面にセラミック吸熱
剤を通さないが水蒸気を通す程度の孔を有する金属箔を
設けた外被体の内部に配置して構成される。
で形成した吸熱層を、少なくとも一面にセラミック吸熱
剤を通さないが水蒸気を通す程度の孔を有する金属箔を
設けた外被体の内部に配置して構成される。
本考案の吸熱テープにおいては、粘性を有するセラミッ
ク吸熱剤で形成した吸熱層を、少なくとも一面にセラミ
ック吸熱剤を通さないが水蒸気を通す程度の孔を有する
金属箔を設けた外被体で包んだことで、吸熱層の被吸熱
体への取付けおよび取外しを簡単にでき、しかも巻き数
を変化させることで吸熱量に応じた条件下での使用が可
能でなる。
ク吸熱剤で形成した吸熱層を、少なくとも一面にセラミ
ック吸熱剤を通さないが水蒸気を通す程度の孔を有する
金属箔を設けた外被体で包んだことで、吸熱層の被吸熱
体への取付けおよび取外しを簡単にでき、しかも巻き数
を変化させることで吸熱量に応じた条件下での使用が可
能でなる。
以下本考案の一実施例を図面につき説明する。
第1図において符号1は吸熱テープであって、この吸熱
テープ1は、粘性を有するセラミック吸熱剤で形成した
吸熱層2を、厚さ9〜30ミクロンの金属箔で形成した
外被体3で被包して構成されている。上記セラミック吸
熱剤としてはたとえば商標名サーメックス70−70と
して販売されているものが適している。このセラミック
吸熱剤は特性として多孔質であり、セラミック吸熱剤の
孔に水分を結束することで粘性を有するようになってい
る。
テープ1は、粘性を有するセラミック吸熱剤で形成した
吸熱層2を、厚さ9〜30ミクロンの金属箔で形成した
外被体3で被包して構成されている。上記セラミック吸
熱剤としてはたとえば商標名サーメックス70−70と
して販売されているものが適している。このセラミック
吸熱剤は特性として多孔質であり、セラミック吸熱剤の
孔に水分を結束することで粘性を有するようになってい
る。
一方上記外被体3を形成する金属箔は、たとえばアルミ
ニウムを素材とし、折り曲げ成形して50ミリ幅のテー
プとなるように全幅100ミリとしたものであって、こ
の金属箔には、予めエンボス加工を施すことによりセラ
ミック吸熱剤を通さないが発生する水蒸気を通す程度の
孔が形成されている。またこの金属箔の幅方向中央部に
は、セラミック吸熱剤2を収容するための凹部4が長手
方向に延びるように形成されている。この凹部4の両側
に位置する部分は凹部のための蓋片4aとして作用して
いる。
ニウムを素材とし、折り曲げ成形して50ミリ幅のテー
プとなるように全幅100ミリとしたものであって、こ
の金属箔には、予めエンボス加工を施すことによりセラ
ミック吸熱剤を通さないが発生する水蒸気を通す程度の
孔が形成されている。またこの金属箔の幅方向中央部に
は、セラミック吸熱剤2を収容するための凹部4が長手
方向に延びるように形成されている。この凹部4の両側
に位置する部分は凹部のための蓋片4aとして作用して
いる。
吸熱テープ1を作るには、金属箔ロール4に巻かれロー
ル6,6で引き出されたアルミニウム箔3に、図示しな
いエンボス加工機を用いてセラミック吸熱剤を通さない
が発生する水蒸気を通す程度の孔を形成し、ついでアル
ミニウム箔3の幅方向中央部に深さ2〜10ミリ程度の
凹部4を形成し、この凹部4にタンク7に収容されたセ
ラミック吸熱剤の孔に水分を結束して粘性を有するよう
にしたペースト状セラミック吸熱剤2を装入し、蓋片4
aを凹部4を覆うように折曲げることで行う。
ル6,6で引き出されたアルミニウム箔3に、図示しな
いエンボス加工機を用いてセラミック吸熱剤を通さない
が発生する水蒸気を通す程度の孔を形成し、ついでアル
ミニウム箔3の幅方向中央部に深さ2〜10ミリ程度の
凹部4を形成し、この凹部4にタンク7に収容されたセ
ラミック吸熱剤の孔に水分を結束して粘性を有するよう
にしたペースト状セラミック吸熱剤2を装入し、蓋片4
aを凹部4を覆うように折曲げることで行う。
上記吸熱テープ1をパイプとパイプを溶接しようとする
際に使用する場合には、吸熱テープ1をパイプの溶接部
の左右位置にそれぞれ一回ないし数回巻付けることで行
う。この巻数は吸熱量に応じて決められる。
際に使用する場合には、吸熱テープ1をパイプの溶接部
の左右位置にそれぞれ一回ないし数回巻付けることで行
う。この巻数は吸熱量に応じて決められる。
第4図は本考案の他の実施例を示し、この実施例では、
外被体3が予めエンボス加工を施すことによりセラミッ
ク吸熱剤を通さないが発生する水蒸気を通す程度の孔を
形成したアルミニウム箔3とセラミック不織布8とを重
ね合せ、両側端を超音波シールすることで形成され、こ
の外被体3の内部に粘性を有するセラミック吸熱剤2が
充填されるようになっている。上記セラミック不織布8
は耐熱性および熱伝導性にすぐれているので、吸熱テー
プは、セラミック不織布8の面が外側に位置するように
巻付けられる。
外被体3が予めエンボス加工を施すことによりセラミッ
ク吸熱剤を通さないが発生する水蒸気を通す程度の孔を
形成したアルミニウム箔3とセラミック不織布8とを重
ね合せ、両側端を超音波シールすることで形成され、こ
の外被体3の内部に粘性を有するセラミック吸熱剤2が
充填されるようになっている。上記セラミック不織布8
は耐熱性および熱伝導性にすぐれているので、吸熱テー
プは、セラミック不織布8の面が外側に位置するように
巻付けられる。
以上述べたように本考案によれば、粘性を有するセラミ
ック吸熱剤で形成した吸熱層を、少なくとも一面にセラ
ミック吸熱剤を通さないが水蒸気を通す程度の孔を有す
る金属箔を設けた外被体の内部に配置したので、全体と
して柔軟性に富み、目的物にそのまま巻付けることがで
き、したがって作業環境に制限されることなく使用で
き、金属箔に設けた孔を通してセラミック吸熱剤の水分
を逃がすことで吸熱効果の向上を図るとともに作業に要
する時間を短くできるという効果を奏する。
ック吸熱剤で形成した吸熱層を、少なくとも一面にセラ
ミック吸熱剤を通さないが水蒸気を通す程度の孔を有す
る金属箔を設けた外被体の内部に配置したので、全体と
して柔軟性に富み、目的物にそのまま巻付けることがで
き、したがって作業環境に制限されることなく使用で
き、金属箔に設けた孔を通してセラミック吸熱剤の水分
を逃がすことで吸熱効果の向上を図るとともに作業に要
する時間を短くできるという効果を奏する。
第1図は本考案による吸熱テープの一部を示す図、第2
図は同断面図、第3図は製造工程を示す図、第4図は本
考案の他の実施例を示す図である。 1…吸熱テープ、2…セラミック吸熱剤、 3…外被体、4…凹部。
図は同断面図、第3図は製造工程を示す図、第4図は本
考案の他の実施例を示す図である。 1…吸熱テープ、2…セラミック吸熱剤、 3…外被体、4…凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 市川 徹 埼玉県三郷市早稲田3―19―2―106 (56)参考文献 特開 昭57−14477(JP,A) 実公 昭53−70520(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】粘性を有するセラミック吸熱剤で形成した
吸熱層を、セラミック吸熱剤を通さないが水蒸気を通す
程度の孔を設けた金属箔を有する外被体の内部に配置し
たことを特徴とする吸熱テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988071555U JPH0627277Y2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 吸熱テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988071555U JPH0627277Y2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 吸熱テープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01177089U JPH01177089U (ja) | 1989-12-18 |
JPH0627277Y2 true JPH0627277Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31296761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988071555U Expired - Lifetime JPH0627277Y2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 吸熱テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627277Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5320520U (ja) * | 1976-07-29 | 1978-02-21 | ||
JPS5714477A (en) * | 1980-06-27 | 1982-01-25 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | Aluminum cover welding method for electric power cable |
-
1988
- 1988-05-30 JP JP1988071555U patent/JPH0627277Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01177089U (ja) | 1989-12-18 |
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