JPH05180Y2 - - Google Patents

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JPH05180Y2
JPH05180Y2 JP1988021581U JP2158188U JPH05180Y2 JP H05180 Y2 JPH05180 Y2 JP H05180Y2 JP 1988021581 U JP1988021581 U JP 1988021581U JP 2158188 U JP2158188 U JP 2158188U JP H05180 Y2 JPH05180 Y2 JP H05180Y2
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JP
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napkin
width
pulp
absorbent layer
polymerized
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JP1988021581U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は生理用ナプキンの改良に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来の生理用ナプキンとしては、扁平状のも
の、股間部を極端にカツトしたもの等がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の扁平状の生理用ナプキンでは、使用中に
股間に挟持されて股間部の形状が変形して三つの
しわができるので、このしわの部分特に防水材巻
上げの部分が局部に接触使用され、保液量が低下
し、漏れるという問題点があつた。
以上の点に鑑み、股間部を極端にカツトして股
間部の幅を狭くし、股間部のしわをなくする生理
用ナプキンが提案されているが、このように股間
部をカツトしたものでは最も吸液機能を必要とす
る中心部の幅が狭くなるので瞬間的出血量の多い
時には何らその目的を達成できないし、また量が
少ない時においても使用者に不安を抱かせるもの
である。
この考案はかかる問題点を解決するためになさ
れたもので、股間部をカツトせずに股間部のしわ
をなくすることにより保液量の向上を図つて洩れ
が防止できると共に使用時のフイツト感の向上が
図れる生理用ナプキンを得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る生理用ナプキンは、パルプ受紙
により綿状パルプを包合してなりかつナプキン幅
方向のほぼ中央に位置する幅狭の上部吸収層と、
綿状パルプ上に水または水溶性樹脂を用いその長
辺側縁部の端より3cmの両側に噴霧してそれぞれ
1cmの幅でその上にポリマーを散布固定し拡散紙
を重合パルプ受紙により包合した後、加圧による
拡散線を設けてなりかつナプキンのほぼ全幅に亘
つて位置する幅広の下部吸収層とを有し、 前記両吸収層を重合し、その下面すなわちナプ
キン非使用面側に防水材を配しかつこの防水材を
ナプキン使用面側の両側側縁部へ巻上げて固定し
た後、 外被材で全体を包合し、かつそのナプキン幅方
向の両側縁部に沿つて幅5mmの熱エンボスシール
を実施して、外被材と巻き上げ防水層を溶融接着
し、幅8mmのサイドフリルを構成してなるもので
ある。
〔作用〕
この考案においては、幅狭の上部吸収層と幅広
の下部吸収層とで二層の中高立体構造体としたの
で、二層によつて保液量がアツプし、中高立体構
造によつてしわが生じないと共に局部にフイツト
する。
〔考案の実施例〕
この考案の一実施例を第1図乃至第3図につい
て説明する。第1図は部分的に破断した平面図、
第2図は第1図の中央横断面図、第3図は第1図
の中央縦断面図である。図において、1はナプキ
ン幅方向のほぼ中央に縦一に配置される幅狭の上
部吸収層で、パルプ受紙1aにより綿状パルプ1
bを包合してなつている。2は上部吸収層1の下
面に重合されかつナプキンのほぼ全幅に亘つて配
置される幅広の下部吸収層で、綿状パルプ2a上
に水または水溶性樹脂を用いその長辺側縁部の端
より3cmの両側に噴霧してそれぞれ1cmの幅でそ
の上にポリマー2bを散布固定し拡散紙2eを重
合パルプ受紙2cにより包合した後、加圧による
拡散線2dが設けられてなつている。3は下部吸
収層2の下面に配置したポリエチレンラミネート
などからなる防水材で、両側側縁部3a,3aを
下部吸収層2の上側へ巻上げてある。4,4は防
水材3の両側側縁部3a,3aを下部吸収層2に
それぞれ固定したメルトボンド、5は上部吸収層
1の上面に配置したクツシヨン材、6は全体を包
合する不織布などからなる外被材で、両側縁部に
沿つて幅5mmの熱エンボスシール6a,6aを実
施して、外被材と巻き上げ防水層を溶融接着し、
幅8mmのサイドフリル6b,6bが形成されると
共に両端部が小判型に圧着6c,6cされてい
る。7は剥離紙である。
このように幅狭の上部吸収層1と幅広の下部吸
収層2とで二層の中高立体構造体(第3図参照)
としておくと、股間部挟持の際中高部分が局部に
フイツト装着されるので、従来の扁平状のものの
如くしわが全く生じない。よつて使用中のしわに
よる漏れを解消できる。また二層の中高立体構造
体によつて中心部の内部保液量がアツプする。し
かもポリマー2bが最も吸収保液を必要とする位
置に二列帯状に散布されているので両サイド部分
においてゲル状に保液量がアツプされ、両サイド
への漏れを極端にガードする効果をあげる。さら
に吸収層が上下二段になつていることから上部の
吸収体1bに吸液された液状物はパルプ受紙1a
の下面において拡散され、下部吸収層2の全体の
保液機能引き出しに効果的に働き、その上下部吸
収層2には拡散線2dの加圧処理を施してあるの
で相乗効果的になつて密度の高い加圧線に添つて
拡散されることになつて全体を有効に使用でき
る。
また、外被材6と防水材3とを熱エンボスシー
ル6a,6aし、下部吸収層2と防水層3とをメ
ルトボンド4,4で固定したので、使用中吸収層
は防水材3としつかり固定され、変形による事故
がなくなるし、防水材3の両側巻上げ部により横
漏れもない。さらに、外被材6は両側縁部が熱エ
ンボスシール6a,6aされて広幅のサイドフリ
ル6b付きとなつているのでさらに漏れ防止効果
がアツプされる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば股間部をカツ
トせずに股間部のしわをなくすることにより保液
量の向上を図つて洩れが防止できると共に使用時
のフイツト感の向上が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は部分的に破断した平面図、第2図は第
1図の中央横断面図、第3図は第1図の中央縦断
面図である。 図において、1は上部吸収層、1aはパルプ受
紙、1bは綿状パルプ、2は下部吸収層、2aは
綿状パルプ、2bはポリマー、2cは重合パルプ
受紙、2dは拡散線、2eは拡散紙、3は防水
材、3a,3aは両側側縁部、4,4はメルトボ
ンド、6は外被材、6a,6aは熱エンボスシー
ル、6b,6bはサイドフリル、6c,6cは圧
着部分である。なお、各図中同一符号は同一また
は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パルプ受紙により綿状パルプを包合してなりか
    つナプキン幅方向のほぼ中央に位置する幅狭の上
    部吸収層と、綿状パルプ上に水または水溶性樹脂
    を用いその長辺側縁部の端より3cmの両側に噴霧
    してそれぞれ1cmの幅でその上にポリマーを散布
    固定し拡散紙を重合パルプ受紙により包合した
    後、加圧による拡散線を設けてなりかつナプキン
    のほぼ全幅に亘つて位置する幅広の下部吸収層と
    を有し、 前記両吸収層を重合し、その下面すなわちナプ
    キン非使用面側に防水材を配しかつこの防水材を
    ナプキン使用面側の両側縁部へ巻上げて固定した
    後、 外被材で全体を包合し、かつそのナプキン幅方
    向の両側縁部に沿つて幅5mmの熱エンボスシール
    を実施して、外被材と巻き上げ防水層を溶融接着
    し、幅8mmのサイドフリルを構成してなる生理用
    ナプキン。
JP1988021581U 1988-02-19 1988-02-19 Expired - Lifetime JPH05180Y2 (ja)

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