JPH0533139Y2 - - Google Patents

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JPH0533139Y2
JPH0533139Y2 JP1987166563U JP16656387U JPH0533139Y2 JP H0533139 Y2 JPH0533139 Y2 JP H0533139Y2 JP 1987166563 U JP1987166563 U JP 1987166563U JP 16656387 U JP16656387 U JP 16656387U JP H0533139 Y2 JPH0533139 Y2 JP H0533139Y2
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JP
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flap
water
sanitary napkin
absorbent
back sheet
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JP1987166563U
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、生理用ナプキンに関するもので、詳
しくは、透水性の表面シートと不透水性のバツク
シートとの間に吸収体を挿入した実質的に縦長の
生理用ナプキンの改良に関するものである。 [従来の技術] 従来のこの種の生理用ナプキンは、たとえば、
第7図に示すような構成からなつている。すなわ
ち、吸収体13の上部を透水性の表面シート11
で覆い、吸収体13の下部から側面を経て吸収体
13の上部の一部まで不透水性のバツクシート1
2を巻きあげ、その端部から内側において、バツ
クシート12と表面シート11を粘着剤またはヒ
ートシールなどにより接合固定(接合部を符号1
4で示す)し、フラツプ15を形成している。 また従来のこの種の生理ナプキンのもう一つ
に、第8図に示すように構成されているものもあ
る。すなわち、外面が不織布等16で被覆された
防漏材17を、吸収体13の下面から上面両側、
端部まで被着し、不織布等16の端部を防漏材1
7の端部が包み込まれるように折り返して、吸収
体13の下面まで巻き込み、不織布等16と透水
性の表面シート11とを、吸収体13の上面側端
部に形成されるフラツプ15の先端18で互いに
接着したものである。 [考案が解決しようとする問題点] 前述した第7図に示すように構成された従来の
生理用ナプキンにおいては、使用時に、表面シー
ト11の上面に至つたフラツプ15がめくれて横
もれが生じたり、またフラツプ15が肌に直接触
れて、ごわごわした違和感が生じるという問題点
がある。 また第8図に示すように構成された従来の生理
用ナプキンにおいては、フラツプ15が表面シー
ト11に接着によつて固定されているため、横も
れ防止効果が不十分となるという問題点がある。 本考案は、上記のような問題点を解決しようと
するものである、すなわち、本考案は、使用時の
経血の横もれ防止を一層効果的になすことがで
き、かつ、装着時の違和感をなくすことができる
生理用ナプキンを提供することを目的とするもの
である。 [問題点を解決するための手段] 本考案の生理用ナプキンの特徴は、透水性の表
面シートと不透水性のバツクシートとの間に吸収
帯を挿入した実質的に縦長の生理用ナプキンにお
いて、前記バツクシートの縦長方向に沿つた両側
端部を表面シート両側縁部の吸収帯とは反対側の
面上まで巻きあげ、この巻きあげたバツクシート
端部を折り込むことで該バツクシート片面に形成
した撥水性を有する高分子ラミネートフイルム層
を内側に包み込んだ空洞部をもつフラツプを形成
させ、このフラツプが前記表面シート及び吸収帯
と実質的に積層する状態で該フラツプ折り込み部
の表面を表面シート上に接合させたという構成を
なすところにある。 [作用] 本考案によれば、吸収面側に巻き上げられて形
成されたバツクシートのフラツプが空洞部を有し
て袋状で厚手でフリーになつているため、装着時
に該フラツプが立ちあがつて経血などの横もれを
防止し、また装着時に吸収面側の該フラツプが立
ちあがつたり、万一、めくれても、ラミネートフ
イルム層が肌に接触することがなく、使用感を損
なうことがない。 [実施例] 第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示
している。 第1図ないし第3図において、1は透水性の表
面シート、2は不透水性のバツクシート、3は前
記表面シート1とバツクシート2の間に挿入され
ている吸収体、4は該バツクシート2の端部、5
は後述するフラツプ、6は該フラツプ5の中に形
成された空洞部である。 第4図、第5図、第6図は、それぞれ、本考案
の第2実施例、第3実施例、第4実施例を示して
いる。 第4図および第5図の実施例は、前記第1実施
例と横断面形状が異なるだけで、大差がないの
で、同一もしくは均等な部分については、同一符
号をつけている。また第6図についても、ほぼ同
様であるが、この場合は、フラツプ5の中にフラ
ツプ内層材7が設けられている。 第1図ないし第6図について、さらに説明する
と、撥水性を有する高分子フイルム層を不織布等
基台にラミネートして得られたバツクシート2
を、基台が生理用ナプキンの表面層を形成するよ
うに、吸収体3の非吸収面から吸収面まで巻きあ
げ、バツクシート2の基台が表面シート1に対面
するように図示の如く内向きに折り込み(したが
つてラミネート層は内側に折り込まれる)、この
折り込み部であるバツクシート2の端部4の表面
(基台面)を、表面シート1に接合して、表面シ
ート1上に空洞部6を有するフラツプ5を形成す
る。 このような空洞部6を有するフラツプ5は、使
用時に生理用ナプキンが吸収面側に湾曲する際、
空洞部6がふくらんで、フラツプ5が立ちあがる
傾向を有するため、生理用ナプキンの両側が肌に
密着して優れた横もれ防止効果を得ることができ
る。さらに、フラツプ5の立ちあがり傾向を強化
し、肌との密着性をよくするため、フラツプ5の
空洞部6の内壁に、発泡シートやクレープ紙など
を接着剤などで積層しておくことが望ましい。 またフラツプ5の幅、すなわち、バツクシート
2の端部と表面シート1上の折り込み部までの距
離l(第2図参照)は、とくに限定はないが、適
性な吸収面を保持するため、表面シート1の最大
幅の1/3以下が好ましく、しかも、フラツプ5に
よる横もれ防止効果を得るため、前記距離lは少
なくとも5mm以上が好ましい。 さらに、フラツプ5による横もれ防止効果を一
層あげるため、好ましくは、ロジン系サイズ剤、
ワツクス系サイズ剤、ケテンダイマー等による撥
水性を、少なくともフラツプ5の基台に付与する
ことができる。とくに、基台の素材に主成分がパ
ルプやレーヨン繊維など親水性の素材を使用する
不織布の場合には、この撥水性付与が必要とな
る。 またバツクシート2の端部4の接合手段として
は、ヒートシールや撥水性を有するホツトメルト
等の接着剤を使用することができる。このように
すると、接合部が撥水性であるため、接合部まで
達した経血は生理用ナプキンの長さ方向に拡散さ
れるので、横もれすることが避けられる。 なお一例として、表面シート1は、ポリエステ
ルとレーヨン繊維からなる不織布(目付20g/
m2)を使用し、バツクシート2は、撥水性を有す
るポリエチレンフイルム層(厚さ10μ)を、ポリ
エステル繊維を原料とする不織布(目付20g/
m2)にラミネートした防水性のものを使用し、吸
収体3は、パルプを主原料(1.5g)としたものを
使用することがあげられる。 つぎに、成形した生理用ナプキンを人形模型に
装着し、30mlの経血を滴下する試験を前述の各図
に示す構造のものについて、5回繰り返した場合
の横もれ回数を第1表に示す。
【表】 第1表から明らかなように、本考案の生理用ナ
プキンは、従来のものよりも、横もれ防止効果が
大きく、撥水性付与したものは、それが顕著であ
る。 [考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、吸収面
側のフラツプが空洞部を有して袋状で厚手でフリ
ーになつているため、装着時に該フラツプが立ち
あがつて経血などの横もれを防止し、また装着時
に吸収面側の該フラツプが立ちあがつたり、万
一、めくれても、ラミネートフイルム層が肌に接
触することがなく、装着時の違和感をなくすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示した一部切欠
斜視図、第2図は第1図の切断線A−Aに沿う断
面図、第3図は第1図の生理用ナプキンを使用し
た時の湾曲した状態を示した一部切欠斜視図、第
4図は本考案の第2実施例を示した断面図、第5
図は同じく第3実施例を示した断面図、第6図は
同じく第4実施例を示した断面図、第7図は従来
の技術の1つの例を示した断面図、第8図は同じ
くもう1つの例を示した断面図である。 1……表面シート、2……バツクシート、3…
…吸収体、5……フラツプ、6……空洞部、7…
…フラツプ内層材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透水性の表面シートと不透水性のバツクシート
    との間に吸収帯を挿入した実質的に縦長の生理用
    ナプキンにおいて、前記バツクシートの縦長方向
    に沿つた両側端部を表面シート両側縁部の吸収帯
    とは反対側の面上まで巻きあげ、この巻きあげた
    バツクシート端部を折り込むことで該バツクシー
    ト片面に形成した撥水性を有する高分子ラミネー
    トフイルム層を内側に包み込んだ空洞部をもつフ
    ラツプを形成させ、このフラツプが前記表面シー
    ト及び吸収帯と実質的に積層する状態で該フラツ
    プ折り込み部の表面を表面シート上に接合させた
    ことを特徴とする生理用ナプキン。
JP1987166563U 1987-10-30 1987-10-30 Expired - Lifetime JPH0533139Y2 (ja)

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JP1987166563U JPH0533139Y2 (ja) 1987-10-30 1987-10-30

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Publication Number Publication Date
JPH0169521U JPH0169521U (ja) 1989-05-09
JPH0533139Y2 true JPH0533139Y2 (ja) 1993-08-24

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ID=31454056

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0622345Y2 (ja) * 1990-03-16 1994-06-15 ユニ・チャーム株式会社 生理用ナプキン
JP2593910Y2 (ja) * 1990-03-16 1999-04-19 株式会社 資生堂 生理用ナプキン
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JP5132279B2 (ja) * 2007-11-28 2013-01-30 花王株式会社 吸収性物品
JP5139199B2 (ja) * 2008-08-08 2013-02-06 花王株式会社 吸収性物品
JP6415422B2 (ja) * 2015-12-11 2018-10-31 ユニ・チャーム株式会社 吸収性部品

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JPH0169521U (ja) 1989-05-09

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