JP2002219144A - 生理用ナプキン - Google Patents
生理用ナプキンInfo
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Abstract
キンの後方のフラップ部の端部が、身体と中央の吸収性
本体との間に折れ重なる状態で巻き込まれやすく、液の
吸収能力が低下し、且つ着用者に不快な異物感を与え
る。 【解決手段】 生理用ナプキンの後方部では、主吸収領
域Aの高剛性部A1を含む領域と、側部領域Bと、防漏
側壁6が重ねられている境界領域Cとで、剛軟度が、主
吸収領域A>境界領域C>側部領域Bとなっている。よ
って主吸収領域Aが捩れにくく、フラップが形成された
側部領域Bは、境界領域Cが存在しているために主吸収
領域Aと重なるように変形しづらい。
Description
係わり、特に後方部における液漏れと、後方部の身体へ
のフィット性を高めた生理用ナプキンに関する。
報に記載された生理用ナプキンは、縦方向の後部に、吸
収性本体の両側部において側方へ膨らんだ形状のフラッ
プ部が設けられ、幅方向の中央部に吸収体が形成されて
いるとともに、前記フラップ部に前記吸収体とは別の吸
収体が設けられている。この生理用ナプキンでは、吸収
性本体の後方部特に身体の尻部に滲出した経血を前記フ
ラップ部で吸収でき、その結果、後方部での液の横漏れ
が防止できるようになっている。
載された生理用ナプキンは、後方部において中央部分の
吸収体とフラップ部に設けられた吸収体との境界部が容
易に変形しやすい構造であるため、着用中、特に就寝中
の寝返りなどにより、生理用ナプキンの後方部に捩れ力
等が作用すると、まず中央部分の吸収体が変形しやす
く、さらにフラップ部が中央側へスライドしまたは中央
側に折り返って、フラップ部が中央部分に重なるように
変形するおそれがある。
ると、後方部での経血の吸収が阻害されて横漏れが生じ
やすくなり、さらに生理用ナプキンのフィット感が失わ
れ、着用者の尻部に違和感を与えることになる。
ものであり、着用中、特に就寝中における後方のフラッ
プ部が中央部側へ変形するのを防止して、フィット感を
損なわず、後方部での横漏れを有効に防止できる生理用
ナプキンを提供することを目的としている。
る主吸収領域と、前記主吸収領域の両側部に位置する側
部領域と、前記主吸収領域と前記側部領域との間の境界
領域で縦方向に延びる防漏側壁とが設けられ、前記主吸
収領域では、液不透過性の裏面シートと液透過性の表面
シートとの間に縦方向に延びる主吸収体が設けられてい
る生理用ナプキンにおいて、縦方向の後方部では、前記
主吸収領域の少なくとも一部に高剛性部が形成され、前
記後方部では、前記側部領域が左右両側へ膨んだ後部フ
ラップが形成され、この後部フラップでは前記裏面シー
トと表面側に位置するシートとの間に副吸収体が介在し
ており、前記後方部では、主吸収領域の前記高剛性部が
形成された領域、前記境界領域、前記後部フラップのそ
れぞれの10mm幅における、縦方向の剛軟度が、主吸
収領域>境界領域>後部フラップであることを特徴とす
るものである。
〜29.4mN、境界領域の剛軟度が3.94〜8.8
mN、後部フラップの剛軟度が0.49〜3.43mN
である。すなわち、主吸収領域、境界領域、後部フラッ
プの、剛軟度の比が、9.8〜29.4:3.94〜
8.8:0.49〜3.43として表すことができる。
体の少なくとも一部が圧縮されて前記高剛性部が形成さ
れているものであり、あるいは、前記後方部において、
前記主吸収体が一部で圧縮されて縦方向に線状に延びる
前記高剛性部が形成されており、前記剛軟度は前記縦方
向に延びる前記高剛性部を含む幅10mmの領域で測定
されるものである。あるいは、前記主吸収体が予め厚く
形成された後に主吸収体のほぼ全域が圧縮されて、後方
部での主吸収体が、それよりも前方に位置する主吸収体
よりも剛軟度が高くなって、後方部の主吸収領域のほぼ
全域が前記高剛性部とされていてもよい。
て折り畳まれ、前記後方部よりも前方において受液側か
ら立ち上がり可能とされ、前記後方部の境界領域では、
防漏側壁が折り畳まれた部分の10mm幅、または折り
畳まれた防漏側壁を含む10mm幅の部分の剛軟度が前
記のように規定される。
境界部には、折り癖部が設けられていることが好まし
い。
と前記副吸収体とが分離されているものとすることがで
き、さらに、前記副吸収体が複数に分離されているもの
であってもよい。
プが形成された後方部において、中央部の主吸収領域に
高剛性部が設けられているため、生理用ナプキンの捩り
力が作用したときに主吸収領域が変形しにくい。また主
吸収領域と後部フラップとの境界領域は、防漏側壁が設
けられた嵩高な構造となり且つ後部フラップよりも剛軟
度が高くなっている。よって、捩り力などが作用したと
きに、後部フラップが主吸収領域へ重なるように折れた
りスライドする変形が生じにくくなる。また後部フラッ
プは変形しやすく装着者の尻部にフィットしやすい。
して説明する。
態を示す平面図、図2は図1のII−II線における半断面
図、図3は図1のIII−III線における半断面図、図4は
他の実施の形態での図3に相当する半断面図、図5は図
1の実施の形態における主吸収体と副吸収体の形状を示
す透視平面図、図6は他の実施の形態を示す図5に相当
する透視平面図である。なお、前記図2、図3、図4は
縦方向に延びる中心線O−Oの片側半分の断面図であ
り、他方の半分は前記各図と対称構造である。
は、縦方向(Y方向)に延びる中心線O−Oを介して左
右対称形状である。幅方向の中央部分は、縦方向に延び
る所定幅の主吸収領域A、左右両側部は側部領域B,
B、前記主吸収領域Aと前記側部領域B,Bとの境界部
分が境界領域C,Cである。そして、前記主吸収領域A
のうちの剛軟度が高められている部分が高剛性部A1、
A1である。
(後に説明する後部フラップおよび前記高剛性部A1が
形成されている長さ範囲)が後方部、前記後方部L1よ
りも前方の残り部分(長さL2)が前方部である。前記
長さL2の前方部において、L3の長さの範囲が、後に
説明する防漏側壁が立ち上がり可能とされた防漏領域で
ある。なお、前記防漏領域(L3の部分)が前記後方部
(L1の部分)の途中まで延び、または後方部(L1の
部分)のほぼ全長に渡るまで延びていてもよい。
の裏面の全域に液不透過性シートからなる裏面シート2
が設けられている。前記裏面シート2上には主吸収体3
が設けられている。図5に示すように、前記主吸収体3
は、前記主吸収領域Aとその両側部の境界領域C,Cを
合わせた幅寸法にほぼ一致しており、且つ縦方向のほぼ
全域に渡って設けられている。
を覆う液透過性の表面シート4が設けられている。この
表面シート4は、前記主吸収領域Aとその両側部の境界
領域C,Cを合わせた幅寸法にほぼ一致する幅寸法を有
しており、縦方向の全長に渡って設けられている。
透過性または疎水性のシート5が設けられている。この
シート5は、前記主吸収体3の左右両側部の前記境界領
域C,Cにおいて、2枚重ねに折り畳まれて、防漏側壁
6,6が形成されている。前記防漏側壁6,6では、前
記シート5の折り畳み内部に複数本(図では3本)の弾
性部材7が挟まれて接着されており、この弾性部材7は
前記防漏側壁6,6において縦方向のほぼ全長に設けら
れている。
分)では、前記防漏側壁6,6が平坦状に折り畳まれた
状態で表面シート4の表面に接着され、または熱融着さ
れており、同様に、前方部(L2の部分)における前記
防漏領域(L3の部分)よりも前方の部分で、前記防漏
側壁6,6が同様に折り畳まれて表面シート4の表面に
接着され、または熱融着されている。また前記防漏領域
(L3の部分)では、前記防漏側壁6,6が自由状態で
ある。
ナプキン1は、前記弾性部材7の弾性収縮力によって、
受液側が凹状になるように湾曲し、その結果、前記防漏
領域(L3の部分)では、防漏側壁6,6が図2に示す
ように立ち上がる。そして防漏領域(L3の部分)で
は、防漏側壁6,6が、受液側へ立ち上がる側壁部6a
と、前記側壁部6aの上部から自由端(折り返し端)6
cが外側へ向くように変形した肌当接部6bと、が形成
されている。
右両縁部1a,1aで、前記裏面シート2と前記シート
5とが接合されている。また図1と図5に示す縦方向の
前縁部1bでは、前記裏面シート2と前記表面シート4
とが接合され、後縁部1cでも、前記裏面シート2と前
記表面シート4とが接合されている。前記接合は、ホッ
トメルト型接着剤による接着、または熱融着(熱シー
ル)などで行われる。
1の後方部(L1の部分)では、前記側部領域B,Bが
それよりも前方の部分に比べて左右両側に広がって、そ
の縁部が曲線を描く形状となった後部フラップ8,8が
形成されている。また前記前方部(L2の部分)では、
前記側部領域B,Bが、左右両側部へ突出してウイング
9,9が形成されている。この生理用ナプキン1は、前
記ウイング9,9が下着のクロッチ部を挟むように裏側
に折り返されて使用される。また前記後部フラップ8,
8は装着者の尻部に当てられる。
ラップ8,8では、前記裏面シート2と表面側に位置す
るシート5との間に副吸収体11が挟まれている。ま
た、図2と図5に示すように、前記ウイング9,9で
は、前記裏面シート2と前記シート5とが接合されてい
る。
の外面に、下着に粘着させるための粘着層が設けられて
いる。図2と図3に示すように、前記裏面シート2の外
面では、主吸収領域Aのほぼ裏面側において粘着層12
aが設けられ、前記後部フラップ8,8に粘着層12
b,12bが、前記ウイング9,9に粘着層12c,1
2cが設けられている。
前記粘着層12aが、下着のクロッチ部に粘着され、前
記粘着層12b,12bが下着の尻当て部側に粘着させ
られる。そして前記ウイング9,9は下着のクロッチ部
の両側部を巻き込むように折り返され、粘着層12c,
12cが下着のクロッチ部の外面に粘着される。
葉紙、ポリマーシート、綿状パルプ又は天然セルロース
繊維の積層物等の親水性材料又は混合物で形成されてお
り、その幅方向の寸法は50〜100mm程度である。
例えば、綿状パルプを坪量200〜500g/m2の範
囲で積層し、薄葉紙で被覆した後、密度が50〜120
mg/cm3となるようにプレス成形したものである。
また前記繊維積層物に高分子吸収材(SAP)を5〜4
0質量%混合し、前記高分子吸収材の吸収力で主吸収体
3内での液体の流動を阻止できるようにしたものであっ
てもよい。
では、後方部L1すなわち後部フラップ8,8が設けら
れている領域において、縦方向に線状に延びる圧縮部
(または圧搾部)3a,3aが設けられ、この圧縮部3
a,3aの部分およびその周囲部分が高剛性部A1,A
1となっている。この線状の圧縮部3a,3aは、前記
中心線O−Oを挟んで左右対称位置に1本ずつ(あるい
は複数本ずつでも可)形成されており、両圧縮部3a,
3aは互いに平行である。
縮部3aの幅寸法は2〜5mmである。なお、前記主吸
収領域Aの幅寸法は20〜60mmである。
じ材料で形成される。この場合、副吸収体11の目付け
と主吸収体3の目付けが同じであってもよいが、副吸収
体11の目付けが主吸収体3の目付けよりも小さいこと
が好ましい。例えば主吸収体3と副吸収体11が共に親
水性の繊維積層物で形成され、前記境界領域Cと側部領
域Bとの境界線上で、主吸収体3と副吸収体11とが分
離して、両吸収体3と11が同じティッシュペーパで包
まれているものである。その結果、境界領域Cと側部領
域Bとの境界線上には、吸収体が存在していない折り癖
部15,15が形成されている。
材質であり、例えば副吸収体11がスルーエアー方式で
形成されたクッション性に富む不織布、親水性フォーム
樹脂シート、親水処理されたフォームシートなどで形成
されてもよい。
布、疎水性繊維と親水性繊維で形成された不織布、疎水
性繊維で形成された開孔不織布、開孔フィルムなどで形
成されている。また前記表面シート4は身体へのフィッ
ト性を高めるため、嵩高に成形されていてもよく、この
場合の嵩高寸法は1〜15mm程度が好ましい。
ム、疎水性繊維で形成された不織布、前記不織布とフィ
ルムとのラミネート材などで形成されている。
水性合成繊維で構成された不織布、発泡シート、開孔フ
ィルム、開孔不織布などを用いることができる。またそ
の他の材料としては、疎水性合成繊維に親水処理を施し
シート化した不織布、疎水性合成繊維とビスコースレー
ヨン、アセテートレーヨン、天然セルロース繊維等の親
水性繊維混合物が挙げられる。あるいは前記材料で構成
した防漏側壁6,6の内部に高分子吸収体をティッシュ
ペーパで被覆したSAPシート、エアレイドパルプ、親
水性メルトブロン不織布、パルプシート、レーヨンスパ
ンレース不織布等の吸収性材料を配置させ、防漏側壁
6,6に接触した液体を吸収保持できるようにしてもよ
い。
成分としたフィルム状、糸状、ネット状物、若しくは天
然ゴムを主成分とした板状、糸状物より選択することが
でき、自然長から1.1〜2.0倍の範囲内で引き延ば
した状態で0.49〜1.47Nの範囲内の力を与えた
状態で防漏側壁6,6に接着固定されたものが好まし
い。
側壁部6aの高さが5〜50mm、肌当て部6bの幅寸
法が5〜30mmである。
形成された後方部(L1の部分)では、境界領域Cにお
いて防漏側壁6が折り畳まれて積層されている(なお、
後方部(L1の部分)の少なくとも一部において防漏側
壁6が図2に示すように立ち上がっていてもよい)。よ
って前記境界領域Cでは断面形状が嵩高となっている。
主吸収領域Aでの高剛性部A1すなわち圧縮部3aが設
けられている領域、後部フラップ8が形成された側部領
域B、防漏側壁6が設けられた境界領域Cで剛軟度が相
違しており、剛軟度が、高剛性部A1が設けられた領域
>境界領域C>後部フラップ8となっている。
の幅寸法が10mmで縦方向に延びるように切断された
試料を測定したものであり、前記主吸収領域Aでは圧縮
部3aを含む10mm幅の試料(圧縮部3aが多数本形
成されている場合には10mm幅に複数の圧縮部3aが
存在することも有り得る)、前記境界領域Cでは前記防
漏側壁6を含む10mm幅の試料である。
試験機(株式会社安田精機製作所製:製品番号311)
を用い、JIS L 1096 8.20.1(199
9年) A法(ガーレ法)に基づいて測定したものであ
る。この剛軟度は、高剛性部A1が設けられている主吸
収領域Aで9.8〜29.4mN、境界領域Cで3.9
4〜8.8mN、後部フラップが形成された側部領域B
で0.49〜3.43mNの範囲が好ましい。
部分)において、両側方へ膨らむ形状の後部フラップ
8,8が形成されており、この部分が装着者の尻部に当
てられて、就寝時などにおいて尻部からの経血の横漏れ
を防止できるようにしている。
域Aに高剛性部A1が設けられているため、主吸収領域
Aが折れたり捩れることが少なく、主吸収領域Aが肌か
ら離れたりずれるのを防止できる。
を有して嵩高となり、しかも後部フラップ8よりも剛軟
度の高い境界領域Cが位置しているが、この境界領域C
は嵩高であるため肌へのクッション性が高く肌への当り
が柔らかい。しかも、境界領域Cは適度な剛軟度を有し
ているため、主吸収領域Aと重なるように捩れまたはス
ライドしあるいは折り込まれることが少ない。
が位置しているため、後部フラップ8に流れた経血を吸
収することができ、生理用ナプキン1の横漏れを有効に
防止できる。さらに、後部フラップ8は剛軟度が低いた
めに尻部の形に追従してフィットし、また折り癖部15
を有するため、尻部の側方への湾曲に追従してフィット
しやすい。
収領域Aとの間には、前記のように後部フラップ8より
も剛軟度の高い境界領域Cが存在しているため、後部フ
ラップ8が捩じれたり変形したとしても、主吸収領域A
と重なる状態に変形しづらくなる。よって折れや捩れに
よって後部フラップ8と主吸収領域Aとが重なることが
なく、主吸収領域Aの吸収能力が低下したり、肌への違
和感を生じさせることが少ない。
(L1の部分)において、主吸収体3と副吸収体11と
が繋がっており、境界領域Cと後部フラップ8との境界
線上において、前記主吸収体3と副吸収体11との境界
部で吸収体が圧縮されて、または厚みが減少させられて
折り癖部16が形成されている。さらに後部フラップ8
の外周縁に沿うように副吸収体11の縁部に圧縮部17
が形成されている。
に吸収され、その経血が副吸収体11内または表面を側
方へ移動したときに、密度が高くなっている前記圧縮部
17に経血が引き付けられて圧縮部17で保持される。
よって経血が後部フラップ8からさらに側方へ洩れにく
くなる。
は、前記後部フラップ8,8に設けられた副吸収体11
が分離線で分離され、または圧縮されて折り癖部18が
形成されている。この折り癖部18により副吸収体11
が縦方向に分割されている。この実施の形態では、副吸
収体11が縦方向に向けて湾曲しやすくなり、装着者の
尻部の形状にさらに追従して変形しやすくなる。
域Aにおいて、主吸収体3の全域が、前方部(L2の部
分)よりも剛軟度が高くなるように圧縮させられるなど
して主吸収領域Aのほぼ全域が高剛性部A1となってい
てもよい。
プキンの着用中、特に就寝中における後部フラップの巻
き込みを防止でき、主吸収領域の吸収機能が損なわれた
り、または、フィット感を損なうことがない。また後部
フラップが液吸収機能を有するため、液の横漏れを有効
に防止できる。
面図、
す図3に相当する半断面図、
吸収体の形状を示す透視平面図、
す図5に相当する透視平面図、
Claims (8)
- 【請求項1】 縦方向に延びる主吸収領域と、前記主吸
収領域の両側部に位置する側部領域と、前記主吸収領域
と前記側部領域との間の境界領域で縦方向に延びる防漏
側壁とが設けられ、前記主吸収領域では、液不透過性の
裏面シートと液透過性の表面シートとの間に縦方向に延
びる主吸収体が設けられている生理用ナプキンにおい
て、 縦方向の後方部では、前記主吸収領域の少なくとも一部
に高剛性部が形成され、前記後方部では、前記側部領域
が左右両側へ膨んだ後部フラップが形成され、この後部
フラップでは前記裏面シートと表面側に位置するシート
との間に副吸収体が介在しており、 前記後方部では、主吸収領域の前記高剛性部が形成され
た領域、前記境界領域、前記後部フラップのそれぞれの
10mm幅における、縦方向の剛軟度が、主吸収領域>
境界領域>後部フラップであることを特徴とする生理用
ナプキン。 - 【請求項2】 前記主吸収領域の剛軟度が9.8〜2
9.4mN、境界領域の剛軟度が3.94〜8.8m
N、後部フラップの剛軟度が0.49〜3.43mNで
ある請求項1記載の生理用ナプキン。 - 【請求項3】 前記後方部で、前記主吸収体の少なくと
も一部が圧縮されて前記高剛性部が形成されている請求
項1または2記載の生理用ナプキン。 - 【請求項4】 前記後方部において、前記主吸収体が一
部で圧縮されて縦方向に線状に延びる前記高剛性部が形
成されており、前記剛軟度は前記縦方向に延びる前記高
剛性部を含む幅10mmの領域で測定されるものである
請求項3記載の生理用ナプキン。 - 【請求項5】 前記防漏側壁は、前記後方部において折
り畳まれ、前記後方部よりも前方において受液側から立
ち上がり可能とされている請求項1ないし4のいずれか
に記載の生理用ナプキン。 - 【請求項6】 前記境界領域と、前記後部フラップとの
境界部には、折り癖部が設けられている請求項1ないし
5のいずれかに記載の生理用ナプキン。 - 【請求項7】 前記折り癖部では、前記主吸収体と前記
副吸収体とが分離されている請求項6記載の生理用ナプ
キン。 - 【請求項8】 前記副吸収体が複数に分離されている請
求項1ないし7のいずれかに記載の生理用ナプキン。
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