JPH062716Y2 - 運転操作玩具 - Google Patents

運転操作玩具

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JPH062716Y2
JPH062716Y2 JP1983006770U JP677083U JPH062716Y2 JP H062716 Y2 JPH062716 Y2 JP H062716Y2 JP 1983006770 U JP1983006770 U JP 1983006770U JP 677083 U JP677083 U JP 677083U JP H062716 Y2 JPH062716 Y2 JP H062716Y2
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JP
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shaft
lamp
road
plate
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雅巳 古川
志郎 星野
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Tomy Co Ltd
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Tomy Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車の運転操作玩具に係り、操作者が運転台の
計器類を見ながら運転操作をすることができ、しかも車
の走行状態が前面スクリーンに映写されるので、あたか
も車の運転台にいて運転操作をしているかの如き臨場感
をかもし出すようにした運転操作玩具に関する。
従来、この種の運転操作玩具は、スクリーンに映出した
車が道路からはみ出さないようにハンドル操作だけを行
なうようにしたもので、操作の正誤状態を表示する機能
は備えていなかった。
この考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、ハンド
ルを正常に操作すると、蛇行道路内で自動車が走行して
ランプを点灯させ、一方ハンドルの操作を誤ると、蛇行
道路外に自動車がはみ出してランプを点滅させることに
より、操作者が操作の正誤状態を走行表示部のみを見な
がら知ることができ、もって運転操作時における操作正
誤状態を見落とし発生を防止することができる運転操作
玩具を提供するものである。
以下、本考案に係る運転操作玩具を図面に基づき詳細に
説明する。
第1図は運転操作玩具を前面から見た外観斜視図で、こ
れにより全体の構成を概略説明すると、1はケーシン
グ、2はケーシング前面右側に配設した走行表示部とし
ての不透明部材からなるスクリーンである。スクリーン
2にはケーシング1の内部から車3と道路巾を示す道路
4がランプ5により映写されている。ケーシング1の前
面左側には、計器表示部として、速度計6、回転計7、
走行距離計8、燃料表示計9などの模擬計器類が設けら
れている。上記計器類の手前には、操作部として、スク
リーン2上の車3を操作するハンドル10と、前記ランプ
5を点滅させるキー形状をした電源スイッチ操作摘み11
と、前記走行距離計8及び燃料表示計9をゼロに戻すリ
セットレバー12とが設けてある。そして、スクリーン2
の手前に延びている突出部13の上面には、前後方向に形
成した長孔14からシフトレバー15が突出し、その先端に
は把手部16が設けられている。
まず、スクリーン2に映出した道路4は、シフトレバー
15をその側部の目盛N、1、2、3、4に沿って手前か
ら前方に徐々に移動させることにより、スクリーン2の
上から下に移動し、かつ移動スピードもシフトレバー15
の移動量に対応して徐々に増加する。しかも、このとき
道路4をスクリーン2に映出すランプ5が移動するの
で、道路4は蛇行しながら移動する。
一方、車3はハンドル10の操作と連動して左右に移動す
るので、前述の如く手前に移動する道路4に入っておれ
ば、道路4上を車3が走行しているように見える。そし
て、車3が道路4からはみ出さない限り、道路4の移動
と連動している計器類の1つである走行距離計8の数字
が増加する。逆に、ハンドル10の操作を誤り車3が道路
4からはみ出すと、ランプ5が点滅し、走行距離計8の
数字がカウントしなくなる。
つぎに、計器表示部における回転計7は、所定の立上り
曲線を描いて多数の孔17が断続的に開設してあり、その
後側に着色表示板18(第2図参照)が回動可能に配設し
てあって、これが前記シフトレバー15の操作と連動し、
スピードが速くなるに伴って回転計7のより多くの孔17
に着色表示板18が現われることにより、あたかもエンジ
ンの回転数を示す指針が動いているように表示できるも
のである。
また、デジタル式速度計6は3桁の数字により構成さ
れ、その1の位は□の字型セグメントで、10の位は日の
字型セグメントで、100の位は1の字型セグメントでそ
れぞれ形成する複数の長孔19…を有する。そして、その
後側には前記着色表示板18と一体の着色表示板20が配設
してあって、これもシフトレバー15の操作と連動する、
すなわち道路4のスピードが速くなるに従い、速度計6
の10と100の各位の数字を増加表示するようになってい
る。なお、1の位のセグメントは後側の固定着色板(図
示省略)に遮蔽され、常時0を表示するものである。ま
た、スピードが上り所定スピードを超えたときは着色表
示板20によりターボ表示計21が表示されるようにしてあ
る。
さらに、燃料表示計9には多数の長孔22…が上下に列設
され、その後側には着色表示板23が配設してある。これ
は、電源スイッチの操作摘み11をONにしてモータ24
(第3図)を駆動し、前記着色表示板23が経時的に下動
することによって燃料消費が推移する状態を表示すると
共に、着色表示板23が下り切った所で停止するようにし
たタイマ機能を備えたものである。
以下、各部の構造を更に詳細に説明する。
(1)まず、走行表示部における道路4の表示機構につき
説明する。
第2図に示すように、ケーシング1内にはスクリーン2
の後方に回転ドラム30が配設されており、この回転ドラ
ム30の周面には、道路4をスクリーン2に映し出すため
の長方形の透視孔31が、多数間欠的にかつ、平行に開設
されている。この回転ドラム30にはその一方の周縁に歯
車の歯32が刻設され、これにはモータ24より伝達駆動さ
れる歯車33が噛合しており、シフトレバー15を操作する
ことにより、駆動機構を介して緩急自在に回転する。回
転ドラム30内には、アーム34の一端に支持されたランプ
5が位置しており、アーム34の他端には、支持片36の凹
部37に摺動自在に支持された腕片35を有する連結板38を
介して可動リンク39が連結され、さらに可動リンク39の
端部にはL型状の揺動レバー40の基端が支点44にて軸支
されている。揺動レバー40の先端には、係合ピン41が突
設され、この係合ピン41は、環状カム42(第3図)にば
ね43の作用により係合している。
上記環状カム42はモータ24によって駆動されるが、これ
は大小1組のカム部材を互いに嵌合した2重軸構造から
なっている。すなわち、第4図に示すように外側のカム
部材は歯車45の一側にボス部46を突設し、その先端周縁
にカム突起47を形成する一方、内側のカム部材も歯車48
の一側にカム突起49を設けたボス部50を突設している。
上記の各カム突起47、49の形状は外側の突起47が内側の
突起49より巾広い突起となっている。そして、内側の歯
車48は外側の歯車45より歯数が少ないため早く回転し、
それ故、外側の凹部47aに対して内側の突起49が均等に
突出するよう周回するものである。
従って、環状カム42に係合する前記揺動レバー40の係合
ピン41は、内外のカム突起47、49が定速で回転すること
から、スクリーン2には道路4が規則的に蛇行して移動
し、車3が走行している如く表示することができる。
(2)次に車3の移動機構について説明する。第2図に示
すように、ケーシング1内に挿通しているハンドル10
は、その軸51の先端偏心部が取付板52を介してピン53に
より作動レバー54に連結している。該作動レバー54は、
途中で所定方向に折れ曲っており、その先端は連結ピン
55により連結リンク56の一端と連結している。連結リン
ク56の他端部にはピン57が突設され、一端は本体フレー
ムに立設した支軸58により枢支した回動アーム59には、
その途中に設けた長孔60に前記ピン57が枢支されてい
る。回動アーム59は上方へ折曲げられ、その先端には車
3を蛍光塗料により描いた黒板61を設け、該黒板61をス
クリーン2の傾斜と平行に傾斜させ、前記回転ドラム30
の手前に位置して立設するようにしている。
従って、回転ドラム30内のランプ5が点灯すると道路4
があらわれると共に、車3がスクリーン2を通して見え
るから、ハンドル10を操作して車3を道路4内に入るよ
う操作することができる。
(3)そこで、車3が道路4からはみ出したときこれを検
出する検出機構につき説明する。ハンドル10の操作を誤
まり車3が道路4からはみ出すと、走行距離計8の数字
が停止するので、速やかに車3を道路4内へ戻す必要が
ある。この車3のはみ出しを検知する検出機構は、前記
アーム34と連結リンク56の間に設けられる。
前記ランプ5を設けたアーム34の他端と前記連結リンク
56の他端にはそれぞれピン70,71が突設されており、ア
ーム34とリンク56とは、連結リンク56のピン71に一端を
枢支し、他端には長孔72を形成してアーム34のピン70を
遊嵌させた揺動リンク73によって連結されている。この
揺動リンク73の中間部には、リンク74の一端がピン75に
より枢支されている。該リンク74の他端には、軸ピン76
により一端部を本体フレームに枢支された揺動板77が設
けられ、その他端部は軸78により枢支されている。この
軸78の両側には、所定の間隔を置いて作動ピン79,79が
設けてあり、かつ、軸79から一方に離間した下端部に歯
車軸80の一端が当接している。
上記歯車軸80には間隙部81を設けて2個の歯車82,83が
軸着しており、該歯車軸80は本体フレームに開設した軸
孔84に軸方向に摺動自在に挿入されており、かつ、コイ
ルバネ85を介して歯車軸80の端部と前記揺動板77の一側
下端部を所定のばね力により接触するようにしている。
しかして、揺動板77が傾いていない中立位置にあると
き、上記1対の歯車82,83の中間間隙部81にはモータ24
の駆動により回転する歯車86が位置し、この歯車86は揺
動板77が軸78を支点として左または右に若干回動し、そ
れに伴い歯車軸80が上下動すると、歯車82,83の何れか
に噛合して歯車軸80が回転する。そして、歯車軸80の下
端には偏心カム87が軸着してあり、これが歯車軸80と一
体に回転するとき、接点88の一方の可動接触片89を弾い
て接点88を開閉させるもので、これによってランプ5が
点滅するのである。
このようにランプ5の点滅により車3が道路4からはみ
出したことを検知する検地機構は、つぎのように機能す
るものである。
すなわち、車3が蛇行している道路4からはみ出さない
ということは、揺動リンク73の中間部のピン75が移動せ
ず、常時静止するようにハンドル10を操作することであ
る。というのは、ハンドル10をなんら操作しないでいる
と、ランプ5はアーム34によって左右に移動し、それ故
道路4が蛇行するので、車3は道路4からはみ出す。ま
た、ハンドル10を誤って操作するときも、車3は道路4
からはみ出す。このように道路4からはみ出す車3の移
動は、上記揺動リンク73の中間のピン75の動きとして現
れるからである。そこで、ランプ移動アーム34のピン70
が右または左へ移動するとき、ハンドル10を操作して、
それと反対の方向へ同じ移動量だけピン71を移動させる
と、車3は道路4からはみ出さず、中間のピン75も静止
したままである。従ってリンク74及び揺動板77は作動せ
ず、回転する歯車86は歯車82,83の間隙部81に位置する
ので、歯車軸80は回転しない。
これに対し、ハンドル10の操作を誤ると、揺動リンク73
の上下のピン70,71は互いに反対方向にかつ、同じ移動
量だけ移動せず、従って上下のピン70,71のいずれかが
支点となって、揺動リンク73は揺動し、中間のピン75も
移動する。それにより、リンク74を介して揺動板77は軸
78を支点として揺動し、それに伴って歯車軸80は若干上
下動する。このとき、回転中の歯車86は上下の歯車82,8
3のいずれかと噛合い、歯車軸80を回転させるので、偏
心カム87が回転し、接点88が開閉してランプ5は点滅
し、車3が道路4から外れたことを表示するものであ
る。
(4)つぎに、燃料表示をするタイマ機構について第3図
を参照して説明する。上記タイマ機構はケーシング1内
に配設した前記モータ24により駆動され、従動側端部に
設けられた前記着色表示板23を作動させ、計器表示部の
燃料表示計9を表示するものである。
まず、モータ24の駆動軸100にはピニオン101が固定さ
れ、これには中間軸102の一端に設けた歯車103が噛合
し、また、中間軸102の他端に設けた小歯車104には燃料
表示用の着色表示板23を作動するための第1の歯車105
が噛合している。第1の歯車105は軸106の一端に設けら
れ、他端にはウォーム107が設けられている。該ウォー
ム107には軸108の一端に設けた歯車109を噛合させると
共に、他端にはウォーム110を固定し、このウォーム110
は軸111の一端に設けた歯車112を噛合わせ、他端に設け
たピニオン113を燃料表示用の着色表示板23に連結した
可動部材114の一部である側板115の一側縁に刻設したラ
ック116に噛合させている。該可動部材114は前記側板11
5の中心部より下部に向って切欠いた凹部118を有し、更
に該凹部118の上縁から側板外面に向って斜面119を備え
ている。また、横板117の先端にはピン120が突設され
て、着色表示板23の係合凹部23a係合している。
着色表示板23は、計器表示部に開設された複数段の長孔
22…を覆うように、ケーシング1内に立設されたガイド
部材23bに上方から挿入されて上下に摺動自在となって
いる。そして、前記側板115のラック116が小歯車113と
の噛合いにより着色表示板23を下方に移動させ、それに
伴い裏側から遮蔽していた全部の長孔22…が順に開口し
て、あたかもオイルレベルが時間の経過とともに下降し
てゆくように表示する。尚、側板115には一端をフレー
ム本体に係止し、他端を側板115に係止したコイルバネ1
21を張設し、これにより可動部材114と着色表示板23を
上方へばね復帰するようにしている。
ところで、前記中間軸102に設けた歯車104には、燃料表
示用着色表示板23を作動させる第1の歯車105が噛合し
ていることは既に述べたが、上記歯車104は移動軸135に
固定された第2の歯車136にも噛合するものである。そ
して、移動軸135は、その一端が前記可動部材114の側板
115に設けた斜面119に当接するように、第2の歯車136
の一側面と軸受137間にコイルバネ138を嵌挿してあるの
で、可動部材114が下動した際、側板115の斜面119によ
り、バネ力に抗して押され、これにより歯車104と第2
の歯車136との噛合いを外す。これら一連の構成は、時
間の経過とともに着色表示板23を移動させ、これが下降
し終ると、第2の歯車136により後述の如く伝達駆動し
ている回転ドラム30,ランプ5,走行距離計カウンタ8
などの動きを停止させるというタイマ機能を具備したも
のである。
(5)つぎに、シフトレバー15の構成と、その関連機構に
つき第2図及び第3図を参照して詳述する。
まず第2図に示したシフトレバー15には、その基端にベ
ベルギヤ130を設け、これにはアーム131の一端に軸支し
た扇形歯車132を噛合させ、前記アーム131の他端を作動
レバー133の一端に連結している。該作動レバー133の他
端には、半円形状の速度表示用着色表示板20を設け、そ
の回転軸20aより外方へ偏心して設けた連結ピン20bに
よって作動レバー133に連結している。上記着色表示板2
0の外周縁には、帯状に形成した回転表示用着色表示板1
8が一体に設けられている。従って、第2図の如くシフ
トレバー15を矢印方向すなわち加速する方向に移動させ
ると、作動レバー133は図中、左へ移動するので、連結
ピン20bも左方へ移動し、着色表示板20,18は回転軸20
aを中心として右方へ回動する。従って、着色表示板20
の一面に描かれた模様20cが、着色表示板20の回動に伴
いケーシング1前面の速度計6の各セグメントにあらわ
れてデジタル表示をすることができる。また、着色表示
板18も左へ回動し、曲線状に設けられた複数個の孔17…
を下方より順に着色表示することによりエンジンの増速
状態を表示するようにしている。
(6)つぎに、シフトレバー15による変速機構について述
べる。第2図及び第3図に示すように、前記作動レバー
133の中間部には下向きの係合突起134が設けられてい
る。一方、前記第2の歯車136には常時噛合している長
尺ギヤ139を設け、これには摺動軸140に固定したピニオ
ン141が噛合している。該ピニオン141の一側面と摺動軸
140の一端に設けた軸受142との間にはコイルバネ143を
嵌挿し、摺動軸140の他端には前記作動レバー133の係合
突起134により回動する係合部材144を間欠的に係合させ
ている。該係合部材144は、フレーム本体に立設した軸1
45に嵌合されており、前記作動レバー133の係合突起134
と係合自在な突片146を下部に、また、ピン147を有する
突片148を上部にそれぞれ形成した筒軸149を軸145に嵌
合させ、更に該筒軸149の上方にも、ピン150を有する突
片151を下部に、前記摺動軸140の他端に係合自在な突片
152を上部にそれぞれ形成した筒軸153を軸145に嵌合さ
せている。そして、各ピン147,150にはコイルバネ154が
張設されている。かくして、係合部材144は、作動レバ
ー133が図示の矢印方向に移動すると、その突起134によ
り下部突片146が時計方向に回動し、バネ154及び上部突
片152を介して摺動軸140をコイルバネ143に抗して軸方
向に移動させる。作動レバー133が反対方向に移動する
と、係合部材144は、コイルバネ143の反発力により摺動
軸140を介して反時計方向に回動復帰する。尚、コイル
バネ154は、ピニオン141と後述のクラウンギヤ160とが
うまく噛合しないとき、摺動軸140を無理に移動させる
のを防止するために設けられたものである。
前記摺動軸140上のピニオン141は、摺動軸140の移動に
より、その下側に配設されたマルチクラウンギヤ160を
構成する同心円上のクラウンギヤ161,162,163,164と順
次噛合するものである。
従って、シフトレバー15をニュートラル位置におき操作
しないときには、ピニオン141はマルチクラウンギヤ160
の何れとも噛合せず、コイルバネ143の弾発力によりマ
ルチクラウンギヤ160の外方に移動している。ここで、
シフトレバー15を加速方向にスライドさせると、作動レ
バー133の係合突起134が係合部材144の下段突起146を押
し、これにより上段突起152は摺動軸140の端部を押すの
で、ピニオン141は最外周のクラウンギヤ161と噛合う。
シフトレバー15を順次切り換えると、ピニオン141は、
摺動軸140の移動に伴って内方のクラウンギヤ162,163…
と順次噛合する。よって、従動側は順次加速状態とな
り、従動側に配置され駆動するようにした回転ドラム3
0,ランプ移動用環状カム42,音出し部材174,カウンタ
200なども増速作動するようになる。
前記マルチクラウンギヤ160には歯車165が一体に設けら
れ、これには軸166の下端に固定した歯車167が噛合す
る。軸166の上端には小歯車168が設けられている。ま
た、軸の中間にはクラウンギヤ169が固定され、これに
は軸170の一端に設けたピニオン171が噛合すると共に、
軸170の他端には星形の回転子172が設けられている。こ
の回転子172には、これと間欠的に係合可能な打撃杆173
を設け、該打撃杆173の基端を模擬エンジン音の音出し
部材174に固着する一方、その中間部を折り曲げ、該部
が音出し部材174の太鼓面175を打撃するようにしてい
る。従って、前記第2の歯車136が歯車104と噛合してピ
ニオン141がマルチクラウンギヤ160のうちいずれかと噛
合しているときは、打撃杆173は太鼓面175を間欠的に打
撃しつづけ、これによってエンジン擬音を発生する。こ
のエンジン擬音は、第2の歯車136が歯車104から外れな
い限り、ピニオン141はマルチクラウンギヤ160のいずれ
かと噛合っている間続行する。
前記軸166上の小歯車168には軸176に固定したクラウン
ギヤ177を噛合させ、該軸176の一端には前述の回転ドラ
ム30を駆動する歯車33が設けられており、また、軸176
の他端には歯車178が設けられ、これと軸179の一端に設
けた歯車180とが噛合している。該軸179の他端には、前
記環状カム42の歯車45,48に噛合する各歯車181,182
と、更にもう1つの歯車183とが設けられている。さら
に、歯車183には軸184の一端に固定した歯車185が噛合
しており、この軸184には前に述べたランプ5点滅用の
歯車86を設けているとともに、軸184の他端にはクラウ
ンギヤ186を固定し、これには軸187の一端に固定した歯
車188を噛合わせ、同軸187の他端には、クラッチを介し
てカウンタ駆動軸190に回転を伝達する歯車189を固定し
ている。上記カウンタ駆動軸190の基端には、前記歯車1
89を常時噛合するクラウンギヤ191が遊嵌し、軸190の先
端には、走行距離表示用カウンタ200の一側周縁に刻設
された歯201と常時噛合する小歯車192が固定されてい
る。また、上記クラウンギヤ191は、その側面にクラッ
チ部材193を一体に有し、これとかみ合う他のクラッチ
部材194が軸190に固着され、該クラッチ部材194と前記
小歯車192の下側に設けたばね受け195aとの間にコイル
バネ195を介挿している。かくして、上方のクラッチ部
材194は、バネ195に押されて下方のクラッチ部材193と
かみ合うことにより回転し、カウンタ200を作動させ
る。しかして、カウンタ駆動軸190の下方に配設した回
動片196の回動により、回動片196の押上げ端部197がバ
ネ195に抗して軸190の下端を押上げてクラッチ部材193,
194のかみ合いを解除すると、カウンタ駆動軸190の回転
が停止してカウントを止めるようになっている。
前記回動片196は、前に述べた揺動板77の左右の作動ピ
ン79,79に押されて回動するものである。即ち、回動片1
96は支軸198を軸として回動するが、支軸198の一方には
一対の舌片199,199が突出していて前記作動ピン79,79と
当接自在であり、該舌片199,199のいずれか一方が押下
げられる(即ち、車が道路から脱れる)と、他方の押上
げ端部197によりカウンタ駆動軸190を押上げ、上述の通
りカウンタ200を停止させるものである。車が元の走行
状態に復帰して、この押上げ端部197が下動すると、バ
ネ195の弾発力によってカウンタ駆動軸190のクラッチ部
材194がその下方のクラッチ部材193と再びかみ合ってカ
ウンタ200を作動させる。
(7)つぎに走行距離をカウントするカウンタ200および燃
料消費を表示する着色表示板23つまり、タイマ装置のリ
セット機構について第5,6,7各図を参照して説明す
る。
その前にカウンタ200の作動機構を説明しておく。該カ
ウンタ200は走行距離を表示する1の位と10の位の数字
を夫々0から9まで円周上に印字した2連のドラム202,
203を軸204により連結したものである。そして、1の位
のドラム202は、前述の如く、その外側の周縁に設けた
歯201がカウンタ駆動軸190に固定された小歯車192に噛
合してモータ24の駆動力を伝達され作動すると共に、車
3が道路4からはみ出したとき、クラッチ部材193,194
の噛合いが外れて停止するものである。また、ドラム20
2には走行距離計8の窓孔8aに表示する1の位の数字
が9から0に変るときに、10の位のドラム203の数字を
1つ進めるようにした円弧ギヤ205がドラム202の内側面
に設けられている。この円弧ギヤ205は各ドラム202,203
の中間に配置された歯車206に噛合し、さらに、歯車206
からドラム203の内方端外周面に一体形成した歯207に噛
合うようにしている。各ドラム202,203の外側面にはド
ラム外周面の数字に対応して円周を10等分した円弧状凹
部208が連続して形成されている。そして、第6図に示
すように、ドラム202,203の後方に軸209で支持した鈎型
状のリセット部材210を配設し、その下部に形成したク
リッツ凸部211を前方へ付勢したばね212の引張力で各凹
部208に嵌合させることにより、表示される数字が窓孔
8a内に位置決めするようにしている。
そこで、カウンタ200のリセット機構について説明す
る。各ドラム202,203の外側面において、前記円弧状凹
部208を形成している段部の外側には、ドラム軸204に偏
心して固定したハート型カム板220が突設されている。
これらのハート型カム板220は、その変曲点221が上方に
位置したときに、燃料表示計8が0を表示するようにな
っている。
かくして、カウンタ200は車3が道路4からはみ出すこ
となく正しい走行を継続する限り、カウントし続けて走
行距離計8に走行距離を示す数字を順次表示するもので
ある。
一方、リセット部材210の上部には、先端部213を下方へ
鋭角状に突出させたレバー214が形成されており、リセ
ット部材210の下端部を、計器表示部に突出しているリ
セットレバー12の先端でばね力に抗して押すことによ
り、リセット部材210は軸209を支点として第6図におい
て時計方向に回動するので、ドラム凹部208を嵌合して
いるクリック凸部211が凹部208から離脱するとともに、
レバー214の先端213がカム板220の外周面を摺接しなが
ら、カム板220を正規のハート型になるまで押下げ、カ
ム板220の変曲点221にレバー214の先端213が当って止ま
るようになる。即ちドラム202,203はカム板220の回転方
向に回転して止り、窓枠8a,8aに0を表示するので
ある。
ところで、カウンタ200を上記のようにリセットする際
には、ドラム202のクラウンギヤ201に噛合しているカウ
ンタ駆動軸190の小歯車192を外さなければならない。そ
のための機構を第7図により説明する。
ドラム202の外側方には、前述のようにドラム202をリセ
ットするためのレバー214がカム板220の上方に臨んで配
設されており、上記レバー214にはその外側面より側方
に突出した支持部215が下方へ延びており、その下端部
には前方に突出した案内板216が上方にやや傾いて固定
されている。この案内板216にはカウンタ駆動軸190の上
端をガイドする案内溝217が、先端より基端に向って外
方へ曲って設けられている。従って、リセット時におい
てリセット部材210が図中、下方に回動すると、リセッ
ト部材210と一体の案内板216も下動するので、その先端
は前方へ押出される状態となり、これによりカウンタ駆
動軸190の上端部が外方へやや傾き、ドラム202と小歯車
192との噛合いが外されるので、ドラム202,203は回転自
在となり、前述のようにリセットされる。
つぎに、燃料消費を表示する着色表示板23のリセット機
構を第5,6図により説明する。
リセット部材210の背面には後方に突出したアーム230が
一体に設けてあり、その上方には前記側板115に連設さ
れている押上げ部材231が載置されている。この押上げ
部材231には、その前面に接するようにして前記側板115
のラック116に噛合っている小歯車113が配設されてお
り、押上げ部材231の下部に設けた膨出部232が前記小歯
車113の下方に位置されている。さらに、この押上げ部
材231には上下方向に伸縮するコイルバネ233が張設され
ている。従って、リセットレバー12を押すと、突出アー
ム230が軸209を支点として上方に回動するので、押上げ
部材231の膨出部232が上方の小歯車113を側方へ押して
移動させ、小歯車113は側板115のラック116から離脱す
る。それ故、側板115がコイルバネ121の引張力によって
上方に移動するので、着色表示板23も上動して当初の状
態にリセットされる。
(8)以上のように、本考案に係る運転操作玩具によれ
ば、ハンドルを正常に操作すると、蛇行道路内で自動車
が走行してランプを点灯させ、一方ハンドルの操作を誤
ると、蛇行道路外に自動車がはみ出してランプを点滅さ
せることにより、操作者は操作の正誤状態を走行表示部
のみを見ながら知ることができるから、運転操作時にお
ける操作正誤状態の見落とし発生を防止することができ
る。また、走行表示部を見ながらハンドルを操作するこ
とができるから、さながら車を運転台に座して運転して
いるような臨場感を満喫することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る運転操作玩具の一実施例を示す全
体斜視図、第2図は操作機構を示す斜視図、第3図は駆
動機構を示す斜視図、第4図は環状カムの細部を示す断
面図、第5図はカウンタ駆動及びカウンタのリセット機
構を示す平面図、第6図はカウンタ及び燃料表示用着色
表示板のリセット機構を一方のドラム側より示した側面
図、第7図はカウンタのリセット機構を他方のドラム側
より示した斜視図である。 1…ケーシング、2…スクリーン、3…車、4…道路、
6…速度計、7…回転計、8…走行距離計、9…燃料表
示計、10…ハンドル、15…シフトレバー、17,19,22…
孔、18,20,23…着色表示板、173…打撃杆、174…音出
し部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルを有するケーシングを備えた運転
    操作玩具において、上記ケーシングの前面部に走行表示
    部を設け、この走行表示部は、点灯中のランプの進退に
    よって蛇行道路がその周面に形成される回転ドラムおよ
    びこの回転ドラムの蛇行道路内外を上記ハンドルの操作
    により移動する自動車を有する走行表示部によって構成
    されており、この走行表示部の自動車の移動操作および
    上記ランプの進退動作によって進退する歯車軸およびこ
    の歯車軸に固定された従動歯車を有する伝達機構を付設
    すると共に、この伝達機構の歯車軸が進退することによ
    り上記従動歯車に噛合・噛合解除する駆動歯車を付設
    し、この駆動歯車と上記従動歯車の噛合状態において上
    記ランプを点滅させ、かつ噛合解除状態において上記ラ
    ンプの点灯を維持するための接点部が付設されているこ
    とを特徴とする運転操作玩具。
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