JPH0212591B2 - - Google Patents

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JPH0212591B2
JPH0212591B2 JP57023070A JP2307082A JPH0212591B2 JP H0212591 B2 JPH0212591 B2 JP H0212591B2 JP 57023070 A JP57023070 A JP 57023070A JP 2307082 A JP2307082 A JP 2307082A JP H0212591 B2 JPH0212591 B2 JP H0212591B2
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JP
Japan
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gear
shaft
mirror
light
rotating
Prior art date
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Expired
Application number
JP57023070A
Other languages
English (en)
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JPS58141168A (ja
Inventor
Hideyasu Karasawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomy Inc
Original Assignee
Tomy Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tomy Inc filed Critical Tomy Inc
Priority to JP57023070A priority Critical patent/JPS58141168A/ja
Priority to US06/466,670 priority patent/US4474372A/en
Priority to GB08304222A priority patent/GB2116858B/en
Publication of JPS58141168A publication Critical patent/JPS58141168A/ja
Publication of JPH0212591B2 publication Critical patent/JPH0212591B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F9/00Games not otherwise provided for
    • A63F9/14Racing games, traffic games, or obstacle games characterised by figures moved by action of the players
    • A63F9/143Racing games, traffic games, or obstacle games characterised by figures moved by action of the players electric

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ドライブゲーム装置に関する。
遊戯場などには、スクリーンに道幅が広狭変化
したり蛇行したりする道路が映し出され、その道
路の端から自動車等の走行体がはみ出さないよう
にハンドル操作を行つて、走行体をより長い距離
走行させると高得点が得られるドライブゲーム装
置が知られているが、これらのドライブゲーム
は、一般に大型に作られているばかりでなく、構
造的にも非常に複雑であり、勿論高価であるの
で、携帯用ないし家庭用に供することは不適当で
あつた。
本発明は遊戯場などに出掛けて行くことなく家
庭で充分にドライブゲームを楽しむことができる
携帯可能であつて、構造の簡単なドライブゲーム
装置を提供することを主たる目的とするものであ
る。また、本発明の目的は、走行路のカーブを表
示できるドライブゲーム装置を提供することであ
る。さらに、本発明の目的は、簡単な構成で走行
路が左右に蛇行している衝突の状態を表現するド
ライブゲーム装置を提供することである。
しかして、本発明の第1の要点は、自動車等の
移動体の走行路を表示するための手段として、の
ぞき窓から見える位置に鏡を配置すると共に、こ
の鏡の前方に上記走行路の幅に相当する間隔をお
いて左右夫々の側に少なくとも2個の発光体を縦
列配置し、更にこれらの発光体を間において上記
鏡の面に対向して、前方から透視可能なハーフミ
ラーを配置し、上記鏡とハーフミラーとの間の相
互反射により、上記鏡の面に上記発光体が2列に
なつて多数映つて上記走行路を表示する一方、該
走行路内に上記移動体の像が位置するよう該移動
体を配置し、上記発光体を各列ごとに順次点滅す
ることにより、上記移動体が上記走行路を走行し
ている状態を表現するようにしたことにある。
本発明の第2の要点は、上記鏡を凸面鏡とする
ことにより、該鏡面に映る発光体の列が弧状に曲
がつて上記走行路のカーブを表現するようにした
点にある。
本発明の第3の要点は、上記鏡を垂直軸を支軸
として左右に所定角度揺動可能に設けることによ
り、走行路が左右に蛇行している状態を表現する
ようにした点にある。
本発明の第4の要点は、上記走行路から移動体
がはみ出したとき、可動透光板と固定透光板を重
ね合せて構成される走行体の脱輪表示機構が動作
して、これら2枚の透光板の放射方向に配置され
た透光部の重なり部分がずれることにより、該透
光板の後方に配設した発光体の光を放射方向に移
動させて衝突の状態を表現するようにした点にあ
る。
以下、図面を参照して本発明を説明する。先
ず、第1図、第2図、第3図について全体の構成
及び動作の概略を説明する。
図において1はゲーム機器のハウジングであつ
て、前部ボツクス1aと後部ボツクス1bとから
構成されており、前部ボツクス1aの上半部に
は、開口部からなるのぞき窓2が形成しており、
その手前には操作盤3が設けてある。のぞき窓2
内には、第2図及び第3図に示すように反射面を
後側にしてハーフミラー4が配設しており、その
後方には所定の間隔をおいて鏡の一例として凸面
鏡5が、そのたて軸6を中心として左右に回動自
在に配設してある。第4図Aに示すように、ハー
フミラー4の後方で、かつ凸面鏡5の前方には、
道路幅表示用の発光体7a,7b,7c,7dが
左右両側に夫々2個ずつ合計4個配設してある。
また、ハーフミラー4の下方位置で左右の発光体
7a,7b…の中間部下方には、レーシングカー
その他任意の自動車形状をした走行体9が配設し
てある。そして、左右それぞれ2個ずつの発光体
7a,7b…は、夫々の対角線位置にある発光体
7d,7cと対をなし、各対の発光体7aと7
d、7bと7cを同時に且つ各対ごとに交互に点
滅させることにより、点灯時に発光体7a…が道
路幅表示8a,8b…として凸面鏡5に映し出さ
れ、道路幅表示8a,8bの連続した点滅が、あ
たかも自動車からみて道路が後方に移動している
がごとく見えるのであり、また、走行体9はその
内側に配設された発光体32により、その影10
が凸面鏡5に映し出されるものである。
また、ハーフミラー4の手前には、第3図に示
すようにそれぞれ放射状の透光部12,12…を
有する固定透光板14と可動透光板16が重ねて
配設され、走行体の道路幅からの脱輪による衝突
を光で表示する脱輪表示機構18を形成してい
る。
一方、前記操作盤3にはカウンタ表示窓20
a,20bそのつまみ22、ハンドル24、電源
のON、OFF用つまみ26、道路幅表示8a,8
b…の移動速度を変えるシフトレバー28等が設
けてある。また、前部ボツクス1aの下方にはゲ
ーム難易度選択用のつまみ30が設けられてい
る。図の場合は、つまみ30を右側すなわち
“AMA”の位置にした場合にはゲームが相対的
に易しい。すなわち、道路幅表示8a,8bは一
定の幅を保持したままで蛇行する。他方、つまみ
30を左側の“PRO”の位置にした場合には、
ゲームが相対的に難しくなる。すなわち、道路幅
表示8a,8bは、相互に近ずいたり離れたりす
ることにより、広幅と狭幅に刻々と変化しなが
ら、かつ左右に蛇行しながら手前に移動するもの
である。
そして、ゲームに際しては、シフトレバー28
を“0”、すなわちニユートラルの位置にしてお
き電源スイツチのつまみ26を前に押してONと
する。これにより、左右2つずつ配設した発光体
7a,7b,7c,7dがすべて点灯した状態で
凸面鏡5に投映されるので、ハーフミラー4を通
して前方から見ると、これが道路幅表示8a,8
bとして透視でき、かつ停止しているごとく見え
る。このとき、走行体9内に設けられて走行体9
を照し出す発光体32も点灯し、該走行体9の影
10が凸面鏡5に映し出され、かつ左右の道路幅
表示8aと8bの中間に位置する。
これでゲームのスタート準備が完了するので、
つぎにシフトレバー28を前後に引いて1段、2
段、3段のいずれかに徐々にシフト位置を変える
ことにより、前記左右の発光体7a,7b,7
c,7dの対角線の位置にある2つのグループの
発光体の点滅が交互に行なわれ、これをハーフミ
ラー4を通してのぞき窓2から見ていると、道路
幅表示8a,8bをするべく凸面鏡5に映し出さ
れる多数の発光体の点灯部が各発光体の点滅によ
り手前に移動し、それ故ハーフミラー4を通して
見ていると道路幅表示8a,8bがどんどん手前
に移動しているように見え、所定位置に停止して
いる走行体の影10は道路を相当スピードで前方
に走行しているように見える。
このとき、道路の変化に応じてハンドル24を
指先で回してうまく操作すれば、走行体の影10
は道路幅表示8a,8bからはみ出すことなく走
行しているごとく見え、その時間が経過するにつ
れてカウンタドラム34a,34bの回転が進
み、カウンタ表示窓20a,20bに表示される
2桁のカウント数字が増えていく。また、ハンド
ル操作に失敗して走行体の影10が道路幅表示8
a,8bからはみ出したとき、つまり走行車が道
路の端部から脱輪したときは、それによる衝撃を
表現するものとして、ハンドル24が上下に振動
して操作者のハンドルをつまんだ指先に衝撃が伝
わるとともに、カウント数字の増加は止まり、さ
らに道路幅表示8a,8bのための発光体7a,
7b,7c,7dが全部一度に点灯したままとな
つて道路の移動が停止した状態、すなわち相対的
にみて走行体が停止した状態を表示し、さらに脱
輪時みに点灯する発光体36の点灯とその前方に
位置する2枚の透光板16,14のうち可動透光
板16が左右にスライドして、凸面鏡5に火花が
散つたような光が投影され、走行体が道路から脱
輪したことによる衝突状態を表示する。
なお、上記動作が行なわれている間中、タイマ
ー38(第7図参照)が動作しつづけており、結
局このタイマー38が作動している間は、走行体
の影10が道路幅表示8a,8bからはみ出さな
いで走行した距離、すなわちカウント表示窓20
a及び20bに現われる数字が増加するものであ
る。
しかして、2枚の鏡を所定の間隔をおいて平行
に対向させ、その間に物体をおいたとき、この物
体は一方の鏡に映つてこれが再び他方に映される
という相互の反射作用により、その物体は像の鏡
の奥まで次第に小さくなりながら多数連続して映
し出されることは既に知られている。本発明は、
このような原理を応用しているもので、すなわ
ち、発光体7a,7b,7c,7dの光はまず凸
面鏡5に映され、その後にハーフミラー4の背面
で反射して再び凸面鏡5に映されてそれが繰返さ
れる。従つて、ハーフミラー4を通してその前方
からのぞくゲーム操作者の見る角度を考慮したう
えで凸面鏡5とハーフミラー4との配置角度を適
切に設定しておくことにより、左右2個ずつの発
光体7a,7b,7c,7dが凸面鏡5には道路
幅表示8a,8bとしての多数の発光体が映し出
されるのであり、しかも前方に行くに従つて通路
幅が次第に狭まつて見えるのである。
また、凸面鏡5に限らず平面鏡を用いても上記
道路幅表示8a,8bを映し出すことができる
が、凸面鏡5を用いることにより、道路が前方に
向かつてカーブしているがごとくに映し出すこと
ができる。
上記のことに関連して、凸面鏡5を、これの支
持軸であるたて軸6を中心に左右に若干角度往復
回動させることにより、そこに映し出された多数
の発光体からなる道路幅表示8a,8bは左右に
移動し、ハーフミラー4と通してのぞき窓2から
のぞいていると、道路が蛇行しているように見え
る。なお、上記のたて軸6は上方が後に傾くよう
に若干傾斜しているが、これは発光体7a,7
b,7c,7dの配置位置との関係でこのように
傾斜させたものであり、のぞき窓2からゲーム操
作者がのぞいたとき道路幅表示8a,8bが凸面
鏡5の最も適切な位置に映し出されるように配慮
したためである。
さらに、走行体9は、その輪部がその内部に配
した発光体32により後方斜め上方に位置する凸
面鏡5に明瞭に映し出されるようにするため、透
光部材であるのが望ましい。
以下、各部の構成及び作動を順を追つて説明す
る。
まず、第2図において40はゲーム装置の下
部台枠、42は上部台枠で、この上下の台枠4
0,42に複数の歯車とレバー等を含む各部材
が配置され且つ支持される。上下の台枠40,
42は、これが2段に組まれたときは、その前
後と両側が前後ボツクス1aと1bによつてカ
バーされる。
上部台枠42には、第4図に示すように内側
に電池を収納することができる起立枠44a,
44bが形成され、その上端にガイド支持枠4
6が設けられている。このガイド支持枠46に
は、前方に張出した円弧状ガイド46aと、そ
の後方に軸孔46bが形成してある。この軸孔
46bに凸面鏡5の支持軸48が回動自在に挿
入され、その下端には、第6図の上部に示すよ
うにアーム50が固定されている。支持軸48
の凸面鏡5に対する支持方法は任意でよいが、
図示例の場合は、第4図Bに示すように、支持
軸48の上端に左右に延びた水平軸48aを設
け、その両端を凸面鏡5の背面に設けた軸受板
5aに軸支させるとともに、コイルバネ5bを
水平軸48aに巻装してこれを中心に凸面鏡5
の上部が後方に傾くよう付勢し、かつ凸面鏡5
の背面から突出した係止杆5cを上記ガイド支
持枠46に立設した係止片52の上端縁部に当
てている。なお、このような支持手段を採用し
たのは、凸面鏡5の配設傾斜角度の配設位置を
微調整しながら精密に位置決めするためであ
る。
しかして、凸面鏡5の司持軸48を中心とす
る左右回動は、該支持軸48の下部に設けたア
ーム50を揺動させることにより行なうもの
で、それにより前述のとおり道路幅表示8a,
8bの蛇行が可能となる。また、左右一対の道
路幅表示のための発光体7a,7cと7b,7
dはそれぞれ絶縁基板54,54に取付けられ
たうえ、これが可動支持板56,56に取付け
られる(第4図A)。可動支持板56,56は、
その下側にガイド脚(図示せず)を有し、これ
を介して前記円弧状ガイド46aにスライド自
在に嵌合する。そして、この可動支持板56,
56は、その係合孔56a,56aに後述する
可動台のピン70bが嵌合することによつて上
記ガイド46aに沿つて左右に移動するとき、
道路幅表示8a,8bの幅が広狭変化する。従
つて、この場合道路は蛇行するのに加えてその
幅が変化するので、ハンドル操作がむずかしく
なる。
つぎに、上記アーム50と可動支持板56を
動作させるための機構を説明する。
まず、第6図に示す扇形歯車60が下部台枠
40上に枢支してあり、該扇形歯車60の上面
に突設したピン60aが上記アーム50の係合
部に遊嵌するので、扇形歯車60が次に述べる
歯車列により揺動するとき、上記ピン60aを
介してアーム50が揺動し、凸面鏡5が回動す
る。上記扇形歯車60は可動枠64の一側面に
形成したラツク64aに係合しているので、可
動枠64が第6図左右に往復動することによ
り、ラツク64aを介して扇形歯車60が揺動
する。
可動枠64は、平面から見てほぼ長方形状
で、その長手方向に断面が四角形の長軸66が
貫通しており、該可動枠64はこの長軸66に
沿つて移動できる。この移動は第6図に示す歯
車68によつて行われる。すなわち、可動枠6
4の一端下面に形成した長溝状の係合部64b
に、上記歯車68の上面に植設した偏心ピン6
8aに遊嵌して回転することにより、可動枠6
4長軸66に沿つて左右にスライドできる。そ
して、後に述べる可動台70,70が可動枠6
4に支持され、これらの可動台70,70に左
右の各道路幅表示用の発光体7a,7b,7
c,7dが支持されている(第4図A)。従つ
て、上記歯車68の回転により可動台70が長
軸66に沿つて左右にスライドするとき、左右
の発光体7a,7b,7c,7dが一緒に左右
動するので、凸面鏡5に映る左右の道路幅表示
8a,8bは一体に左右に揺れて道路が蛇行し
ていることが表示される。上記歯車68を回転
させる駆動系統については後述する。
上記長軸66は前述のとおり角軸であつて、
その両端部は第6図に示すように可動枠64に
設けた軸受部64c,64cに回動自在に軸支
してある。また、長軸66の一端部には、これ
を回転させる歯車72が軸着されている。
可動枠64の上面中央部には歯車74が配設
してあつて、その軸は可動枠64の上面を垂下
しており、その下端に軸着したクラウンギヤ7
6が、上記長軸66に軸着した小歯車78と噛
合している。また、可動枠64の上面におい
て、上記中央部の歯車74の両側にこれと噛合
う2つの歯車80,80が配設され、各歯車の
上面には左右側でそれぞれ180゜位相角をずらせ
た状態で偏心カム80a,80aが配設されて
いる。この偏心カム80a,80aは、道路幅
表示用発光体7a,7b…の可動台70,70
の裏側のカム係合部に係合している。更に、各
可動台70は、その上面に形成されたガイド凹
部70aに長尺のガイド軸82が緩く嵌合する
ことにより、このガイド軸に沿つて移動するこ
とができる。ガイド軸82の一端は、上部台枠
42の一側に設けた軸支部材42a,42aに
支持され、ガイド軸82の他端は、同じく上部
台枠42の他側に設けられた軸支部材42bに
嵌合支持されている。
上記可動台70,70の上面先端からはピン
70b,70bが起立しており、このピンが前
述の可動支持板56,56の係合孔56a,5
6aに遊嵌する。上記の構成により、長軸66
の回転が、偏心カム80a,80aの回転とし
て伝わることに伴ない、左右の可動台70、可
動支持板56の相互の反対方向の回転と、左右
の偏心カムの180゜の位相のずれとによつて発光
体7a,7cと7b,7dが左右に相互に反対
方向に移動するもので、それにより前述の道路
幅表示8a,8bが広狭に変化する。また、可
動台70,70には、上記と別の位置から起立
させたピン84a,84aにより揺動片84,
84が揺動自在に設けてあるが、これの作用に
ついては後述する。
次に、長軸66に軸着した道路幅を広狭に変
えるための歯車72を駆動する歯車系統と、偏
心ピン68aを植設した道路を蛇行させるため
の歯車68を駆動する歯車系統を順に説明す
る。
まず、上記歯車72には第6図に示す歯車8
6が噛合している。この歯車86の内側面に
は、凹部86aを有する環状体88が設けてあ
るとともに、その軸90上には環状体88に隣
接して別の歯車92が設けてある。上記歯車8
6の軸90の一端は、下部台枠40の内側に設
けた軸受部(図示なし)に軸支され、軸90の
他端は、モータ94を収納したモータケース
(図示せず)の一側面に設けた軸受部(図示せ
ず)に軸支されている。上記歯車86は、常時
回転するのではなく、その駆動側となる長軸9
6の一端部に軸着した小歯車98が上記歯車9
2に噛合したときにのみ回転する。
すなわち、上記長軸96の他端に設けた歯車
100は、常時回転している回転体102の内
周面に形成したクラウンギヤ102aと噛合し
て回転しているとともに、この長軸96の一端
は上記環状体88の内周に形成された凹部86
aに通常は落込んでおり、該長軸96に軸着し
た小歯車98は上記歯車92と噛合しておら
ず、それ故歯車86は回転しない。
上記の状態は、難易度選択つまみ30が第1
図に示す“AMA”の位置にあるときである
が、このつまみ30を“PRO”の位置に移動
させると、長軸96が押上げられて小歯車98
が歯車92と噛合い、歯車86が回転して道路
幅が広狭に変化するようになる。すなわち、第
6図において、下部台枠40の下側に前後方向
に配した長尺の回転軸104の一端には、難易
度選択つまみ30と係合する突片104aを設
ける一方、他端には突起104bが設けてあつ
て、下部台枠40に設けられた長孔40aを貫
通して上方に突出している。かくして、突起1
04bは後述の揺動杆106を介して前記長軸
96を押し上げるようになつている。
上記揺動杆106の一端は、常時回転してい
る回転体102の内外周の環状カム108と1
10のうち、内周のカム108に当設してい
る。また、揺動杆106の他端に形成されたL
形折曲げ部106bの段部を上記長軸96の歯
車98を備えた部分に位置させ、その位置にお
ける長軸96の上側を、前記折曲げ部106b
の上面に固定した板バネ112で弾性的に押圧
している。
したがつて、難易度選択つまみ30を第6図
において右側の“AMA”の位置にしたとき
は、突片104aが起立する方向に回動して揺
動杆106と一体の側片106cを押上げる。
これによつて他端のL形折曲げ部106bは下
がり、同時に板バネ112が長軸96の端部を
押下げているので、その軸端は環状体88の内
周凹部86aに落込んでいる。それ故、歯車9
8と92は噛合わず、歯車86は常時回転して
いるクラウンギヤ102aからの回転が伝わら
ない。このとき、上記板バネ112の他端は第
6図に示す係止側40bに当つており、若干た
わんで長軸96の端部を押下げる。
つぎに、上記つまみ30を第6図において左
側に移動させて“PRO”の位置にすると、突
片104aはその先端が下がる方向に回動して
揺動杆106の押上げが解除する。それに伴な
い、上記板バネ112の一端が係止側40bに
当つていることにより、その弾発力を利用して
折曲げ部106bを持上げて、揺動杆106の
他端106dを上記回転体102内周の環状カ
ム108に当接させる。したがつて、板バネ1
12のバネ力により、揺動杆106の他端10
6dが環状カム108の谷に落ちついていると
きは、折曲げ部106bが持上つて、長軸96
の歯車98を歯車92に噛合わせるとともに、
揺動杆106の他端106dが環状カム108
のカム山に押上げられると折曲げ部106bが
下つて再び歯車98と92の噛合が外れる。結
局、つまみ30を左側の“PRO”の位置に移
動していると、断続的に歯車86が回転し、そ
れに伴なう周期で道路幅表示8a,8bは広狭
変化し、ゲームが難しくなる。
つぎに、回転体102は、その内周に設けて
あるクラウンギヤ102aに噛合う歯車114
によつて回転する。この歯車114の軸116
は長く延びていて、その他端に軸着したベベル
ギヤ118が垂直軸120に軸着されたウオー
ム122と噛合している。ウオーム122の軸
120の上端には歯車124が軸着してあつ
て、別の歯車126と噛合つている。
歯車126の軸128にはクラウンギヤ13
0と歯車126,132が軸着されており、さ
らに第2のクラツチ機構を構成する回転ドラム
134が遊嵌してある。この軸128が電動モ
ータ94によつて回転されることにより上記回
転体102が回転するとともに、この軸128
の回転によつて道路幅表示用の発光体7a,7
b,7c,7dを交互に点灯するための第7図
に示す円板スイツチ138が回転する。以下、
その機構を順に説明する。
まずモータ94から上記軸128に至る連動
歯車機構を説明する。電動モータ94のピニオ
ン140は、第6図に示すクラウンギヤ142
に噛合している。このクラウンギヤの軸144
には上下に小歯車146及び148が軸着して
あり、さらに、第1のクラツチ機構を構成する
回転ドラム150が遊嵌してある。回転ドラム
150は、その下端面に遊星歯車152を枢支
してあつて、これを上記の歯車148と噛合さ
せている。回転ドラム150の周面には、配置
角度及び軸線方向に位置をずらせて2個の係止
突起154及び156が設けてあり、これらの
係止突起の各々には、共通の軸158に枢支し
た2つの回動レバー160と162の各先端を
交互に係合させることにより、回転ドラム15
0及び遊星歯車152をそれぞれ異なる2つの
角度位置に停止させることができる。そして、
第6図に示すように、一方の係止突起154に
回動レバー160の先端が係合しているとき
は、遊星歯車152がその外周の歯車164と
噛合してモータ94の回転をこの歯車164に
伝える。
また、他方の回動レバー162の先端が他方
の係止突起156に係合したときは、遊星歯車
152がその外側に配設された歯車166と噛
合して、モータ94の回転をこれに伝える。各
回動レバー160,162の作動関係について
は後述する。
しかして、遊星歯車152と噛合して回転す
る歯車166は、さらに歯車168と噛合うと
ともに、該歯車166の軸170の上端に設け
た歯車172がさらに歯車174と噛合する。
この歯車174の上面には内外3周にクラウン
ギヤ176,178及び180が形成してあ
り、これらのクラウンギヤの夫々に、角軸18
2に摺動自在に設けられたピニオン184が噛
合する。角軸182の他端には歯車186が軸
着してあつて、これが前述のクラウンギヤ13
0と噛合している。従つて、電動モータ94の
回転が、上記の歯車系統によつてクラウンギヤ
130の軸128に設けた歯車130及び12
6、第2のクラツチ機構を構成する回転ドラム
134等に伝わる。しかも、これら各回転部材
の回転速度は、角軸182に設けたピニオン1
84と歯車174上の3周のクラウンギヤ17
6,178,180との噛合いによつて変化す
るもので、それは前述のシフトレバー28によ
つて行なわれる。
すなわち、シフトレバー28の下端は回転軸
188に取付けてあり、この軸には、軸線に対
して所定角度傾斜させた係合溝190を外周に
形成した回転体192が設けてあつて、この係
合溝190に揺動レバー194の一端に設けた
係合ピン196がスライド自在に係合してい
る。揺動レバー194はその中間部を支軸19
8に枢支してあり、他端にも係合ピン200を
有する。この係合ピン200は、第4図Aによ
り明確に示されたスライド部材202の一端に
設けた挾持部204に遊嵌している。
スライド部材202の下面には、第6図に示
すようにピニオン184を回転自在に挾持する
挾持片205,205を設けて、ピニオン18
4を角軸182に沿つて軸線方向に移動できる
よう連係させてある。したがつて、シフトレバ
ー28を第1図の0から1、2、3で示す位置
に夫々設定することにより、ピニオン184と
噛合うギヤが内周のクラウンギヤ176、中間
のクラウンギヤ178、外周のクラウンギヤ1
80と変化し、これに伴ない回転ドラム134
を軸支した軸128に軸着されている各歯車1
26,130,132の回転速度が変化する。
これにより、次に説明する道路幅表示用の発光
体7a,7c,7b,7dの点灯速度が変わる
ので、道路を通り過ぎる自動車のスピードが変
化するごとく見える。
なお、第4図A及び第6図に示すように、ス
ライド部材202には先端に突部206を有す
る弾性片208を一体に設けてあり、シフトレ
バー28を第1図の0、1、2、3で示す各位
置に設定するのに伴つて、上部台枠42の上面
に設けた4個の係合凹部42c,42c…のい
ずれかにスライド部材202の突部206が係
合し、シフトレバー28をその設定位置に保持
する。
次に、電動モータ94からの連動で回転する
歯車132により道路幅表示の発光体7a,7
c,7b,7dを点滅する構成を説明する。
上記歯車132には第7図に示すように歯車
210が噛合しており、その軸212には第7
図及び第8図に示す円板のスイツチ138が設
けてあり、前記歯車210によつてこれが高速
回転するとき第8図の電気回路における接点板
214a,214bと交互に断続する。したが
つて、後に説明する可動接点支持板216が第
8図の実線位置にあつたとき、すなわち走行体
9の影10が道路幅表示8a,8bからはみ出
していないときは、発光体7a,7b,7c,
7dうち、対角線上にある発光体7aと7C、
7bと7dに分かれてこれらが交互に点灯す
る。そして、これが凸面鏡5に映つたのを見て
いると、道路が連続して後方に移動しているご
とくに見え、相対的に停止状態にある走行体9
の影10が走行しているように見える。そし
て、上記シフトレバー28を前後に引くと円板
スイツチ138の回転速度が変化し、それに伴
ない発光体7aと7c、7bと7dの点滅スピ
ードが変化して、道路幅表示8a,8bの移動
速度が変化する。
従つて、走行体の影10はスピードを上げた
り下げたりしているごとく見える。
なお、第6図及び第8図に示す可動接点支持
板216は、走行体の影10が道路幅表示8
a,8bからはみ出したときは、後述の手段で
第8図左に移動して電気回路を切換え、円板ス
イツチ138が回転しているにも拘わらず、常
時開閉しているクラツシユ時点滅用のスイツチ
218が働いて発光体7a,7b,7c,7d
が全部同時に点灯する。また、道路幅表示8
a,8bの走行は停止し、それ故、走行体の影
10は走行を停止しているように見え、また走
行体9を照して凸面鏡5に映し出す発光体32
も点灯して走行体の脱輪を表示する。
また、第7図に示すように、円板スイツチ1
38の軸212には星形回転体220が設けて
あつて、これに音出し用の弾性板222の先端
が係合しており、道路幅表示の移動速度、すな
わち走行体の走行スピードに対応したエンジン
模擬音を発生する。
つぎに、第2クラツチ機構は、前述のように
第6図に示す可動枠64を駆動して道路幅表示
8を蛇行移動させるための歯車68を回転させ
るためのもので、以下その歯車系統を説明す
る。まず、上記の歯車68には第6図に示すよ
うに歯車224が噛合する。歯車224の軸2
26の下端にはさらに大小の歯車228と23
0が重ねて設けてあり、大きい方の歯車228
はさらに歯車232と噛合つており、この歯車
232はさらに歯車234,236と連動して
いる。また、下側の小歯車230は歯車238
と噛合している。しかも、これらの一連の歯車
228,232,234,236,238は、
第6図から分るように、第2クラツチ機構を構
成する回転ドラム134を中心とする同一円周
上に配設されており、該回転ドラムの遊星歯車
240は、小歯車242と噛み合い公転して上
記5個の歯車236,234,232,22
8,238のいずれかと噛合した状態で停止し
得るとともに、歯車238と236の中間に停
止して遊星歯車240が上記いずれの歯車にも
噛合わない状態をも作り出すことができる。
上記遊星歯車240と5個の歯車236,2
34,232,228,238との噛合関係が
適宜変更されることにより、偏心ピン68aを
植設した歯車68の回転方向及び回転スピード
がランダムに変化するので、その結果、道路幅
表示用の発光体7a,7b,7c,7dを支持
する可動枠64の左右移動方向の変換、その移
動スピードの変化及び可動枠64の上記移動に
伴ない、これに設けたラツク64aと扇形歯車
60を介して凸面鏡5の揺動方向及び揺動速度
の変化となつて表われる。
なお、遊星歯車240が5個の歯車236,
234,232,228,238のいずれとも
噛合しない位置で停止しているときは、偏心ピ
ン68aを植設した歯車68は回転せず、それ
故発光体を支持する可動枠64及び凸面鏡5の
いずれも静止しているから、このときは凸面鏡
5に映る道路幅表示8a,8bは真直な状態で
後方に移動し、走行体が直線道路を走行してい
るごとく見える。
上記遊星歯車240が上記5個の歯車23
6,234,232,228,238を噛合
い、或はいずれとも噛合わない6個の位置で停
止させるのは、回転ドラム134の外周に配置
角度を異にし、かつ軸線方向に配置をずらせて
設けた6個の係止突起244,246…で行な
うものであり、そのためにこの係止突起24
4,246…に係脱するのが支軸248で枢支
した揺動板250の係合先端252である。そ
して、揺動板250の支軸248から後方に延
びた作動腕254の先端が、常時回転している
回転体102の環状カム110のカム山と谷に
係合するようにコイルバネ256で押されてい
ることにより、上記揺動板250が環状カム1
10の山と谷に合せて揺動し、その係合先端2
58が回転ドラム134の外周に近接した位置
で上下に揺動する。これにより、回転ドラム1
34は、係合突起244,246…配置角度だ
け間欠移動し、遊星歯車240は上記の通り、
6箇所の回転停止位置を順次保持される。
つぎに、第1クラツチ機構を構成する回転ド
ラム150を支持する軸144端に設けた歯車
146および148によつて駆動する歯車系統
を説明する。まず、第6図及び第7図に示す歯
車146は中間歯車261aおよび261bを
介して歯車262と噛合しており、この歯車2
62の上方でこれと同軸に取付けられた小歯車
264は、クラウンギヤ266と噛合してい
る。歯車262の上方に延びた軸268には、
さらにウオーム270と歯車272が軸着され
ている。また、歯車264と一体の274が軸
268に対してフリー回転自在に枢支されてい
る。上記ウオームに対しては、横方向に延びた
軸276に固定したベベルギヤ278が噛合し
ている。この軸276の一端にはタイマー駆動
用のウオーム280が、また上記ベベルギヤ2
78の隣りには小歯車282がそれぞれ軸着し
てあり、さらに同軸276には、脱輪時に発光
体36及び32…を点滅させる第8図のスイツ
チ218を構成する接点板284と286を接
離させるための凹凸回転体288が軸着してあ
る。
上記軸276端のウオーム280にはウオー
ムホイール290が噛合うようになつており、
その軸292には歯車294が軸着してある。
この歯車294が軸着してある。この歯車29
4にはほぼ200゜の範囲に亘つて歯を有する円弧
状歯車296が噛合している。円弧状歯車29
6の側面には外周に切欠部298を有する導電
板300が貼着してあり、これには2枚の接点
板302,302を接触させてある。一方の接
点板302は常時導電板300と接触してお
り、他方の接点板302は上記切欠部298に
落込むことができるようにして、第8図に示す
タイマースイツチ38を構成している。さら
に、円弧状歯車296にはバネ304により一
方向に回転を付勢してあつて、ゲーム終了時に
は円弧状歯車296が矢印方向にバネ304を
伸しながら回転して導電板300の切欠部29
8に一方の接点板302の先端が落込むように
するとともに、電源つまみ26をOFFにした
ときは、歯車294が円弧状歯車296から離
間することにより、上記バネ304に引かれて
円弧状歯車296と導電板300が元の位置に
回転復帰し、切欠部298が上記一方の接点板
302の位置から少し回転方向に寄つた位置で
停止するようになつている。
上記タイマー38に駆動を伝える歯車290
及び294の軸292は、ほぼL字状に屈曲し
た揺動レバー306の一端に回転自在に支持さ
れている。この揺動レバー306は前述の揺動
レバー194と共通の支軸308に枢支されて
いるとともに、上端に傾斜面310を有してお
り、これに電源つまみ26の下端面が接触して
いて、揺動レバー306を支軸308を支点と
して揺動させ得る構成としている。さらに、揺
動レバー306には導伝板312が取付けてあ
り、第8図に示す電源スイツチ314を構成す
る接点板316,316と接離できる。また、
揺動レバー306のタイマー38側の部分はバ
ネ318によつて下方に引つ張られている。そ
して、電源スイツチのつまみ26をONの位置
としたときは、揺動レバー306が第7図に示
す位置にあつて、歯車294が円弧状歯車29
6と噛合すると共に電源スイツチ314がON
して電動モータ94が駆動され、ウオーム28
0および歯車294も回転してタイマー38を
駆動する。
所要時間経過して導電板300の切欠部29
8に接点板302が落込むと、一回のゲーム終
了となる。そして、電源スイツチのつまみ26
をOFFの位置にする。すなわち第7図におい
て右に移動させると、揺動レバー306がバネ
318の引張力に抗して時計方向に回動し、電
源スイツチ314がOFFになつて電動モータ
94の回転が停止するとともに、円弧状歯車2
96から歯車294が離間する。従つて、円弧
状歯車296はバネ304によつて素早く当初
の位置まで回転され、タイマー38をリセツト
する。
つぎに、ハンドル操作を誤まり走行車9の影
10が左右の道路幅表示8a,8bから外れた
とき、ハンドル24に衝撃を加えるとともに、
この脱輪を光によつて表示するための構成を説
明する。
まず、ハンドル24と走行体9との連動関係
を説明すると、第7図に示すとおり、ハンドル
軸24aの下端にギヤ24bを形成してあり、
このギヤ24bに、ハンドル軸24bと直角に
配設した軸320にフリー回転自在に枢支して
ある両側クラウンギヤ322の一方のギヤと噛
合している。また、ハンドル軸24aの下端面
は、上記軸320の端部に固着した偏心カム3
24に当接している。両側クラウンギヤ322
の他方のギヤにはピニオン326が噛合してお
り、その軸328にはさらに歯車330を軸支
したうえ摩擦クラツチ332を介して上記ピニ
オン326に連動させている。
上記歯車330は、第7図に示す走行体9の
支持台331に設けたラツク333と噛合して
いる。支持台331は、第3図に示すように横
軸334にスライド自在に走持されているの
で、上記ラツクとピニオンとの噛合により、ハ
ンドル操作で走行体9を左右に移動できる。再
び第7図を参照すると、軸320にはさらにウ
オーム336と前記クラウンギヤ266を軸着
しており、これに第1クラツチ機構で説明した
軸268の上端に設けられた小歯車264が噛
合している。
前述のとおり、小歯車264と歯車274は
一体であり、かつ軸268に対してフリーであ
るから、軸268とウオーム270は常時回転
しているにも拘わらず、クラウンギヤ266は
回転されない。しかしながら、ハンドル操作を
誤つて走行体の影10が道路幅表示8a,8b
からはみ出したときは、後に述べる機構によ
り、上部にコイルスプリング338を配した昇
降軸340に固着された軸昇降用の回転体34
2が持上げられて、その上端周面に形成したク
ラウンギヤ344が前記小歯車282と噛合
う。小歯車は、その軸276に設けたベベルギ
ヤ278が軸268のウオーム270と噛合つ
ていることにより常時回転されているから、そ
の回転を前記回転体342に伝える。
回転体342を軸着した昇降軸340にはさ
らに歯車346がフリーに軸支してあり、通常
は、その隣りの軸268に固着した歯車272
と噛合つているが、回転体342によつて歯車
346が持上げられたときは、上方の歯車27
4にも噛合つて電動モータ94からの回転をク
ラウンギヤ266、ウオーム336、そして偏
心カム324に伝える。この偏心カム324の
回転により、ハンドル軸24aが断続的に押上
げられるので、ハンドル24を握つた操作者の
手先に振動が加わり、走行者が道路から脱輪し
た状況が感触を通して実感できる。
またウオーム336には、垂直軸348の下
端に設けた歯車350が噛合している。垂直軸
348の上端には偏心カム352が取付けてあ
り、これは第7図に示すように走行体の脱輪状
況を光で表示する可動透光板16の下部に設け
た係合凹部354に嵌合している。したがつ
て、ハンドル操作を誤つて走行体が脱輪したと
き、可動透光板16は固定透光板14に対して
左右にスライドし、第5図に示すように各透光
板の放射状に配した透光部12,12の重合部
の移動により、凸面鏡5に映し出される発光体
36の光は放射方向に移動して走行体の脱輪を
光で表示することができる。
上記脱輪時の表示は昇降軸340の上昇によ
つて行なうが、これの作動手段を次に説明す
る。先ず、第7図に示すように上記走行体9の
支持台331の下端には、所定間隔を置いて一
対の突起356,356が設けてあり、走行体
9の影10が道路幅表示8a,8bからはみ出
す位置まで移動したとき、上記突起356,3
56が、第4図に示した可動台70,70上に
枢支された揺動片84,84の内端縁に係合
し、該揺動片84,84をピン70c,70c
を支点として外側方向に回動させる。このと
き、揺動片84,84は第6図に示す回動板3
58を、その両端下部に設けた支軸360,3
60を支点として手前側に倒す。
回動板358の上記支軸360は上部台枠4
2の両端部に設けた軸受板362,362に軸
支されており、さらに該回動板358の一端下
部からは作動突起364が、上部台枠42に設
けた開孔42dを通して下方に進入し得るよう
に設けてある。そして、上記走行体9の脱輪に
よつて回動板358が前方に倒れると、第6図
に示す回動レバー162の上端を押下げる。
第6図の下側に示す2つの回動レバー160
及び162は共通の軸158に枢支されてお
り、第1クラツチ機構の回転ドラム150を動
作させる。この第1クラツチ機構の動作は第2
クラツチ機構と実質上同一である。しかして、
走行体9の影10が道路幅表示8a,8bから
はみ出さないで正常に走行しているときは、回
動板358の作動突起364は第1の回動レバ
ー162の上端を押下げておらず、それ故第1
の回動レバー162はバネ366に引かれた状
態にあつて、その係合先端は回転ドラム150
の一方の突起156と係合し、該回転ドラム1
50の回転を止めて、歯車148と遊星歯車1
52と歯車166との連動を保持し、電動モー
タ94の回転をこれから先へ続く如く前述の歯
車系統に伝えている。
一方、走行体が脱輪して回動板358の作動
突起364が第1回動レバー162を一時的に
バネ366に抗して押下げると、その係合先端
は回転ドラム150の突起156から外れ、回
転ドラム150は素早く回転して、他方の突起
154が第2回転レバー160の係合先端に当
つて止まる。これにより、遊星歯車152が公
転して歯車166から外れ、第6図に示す歯車
164に噛合するに至り、この歯車164に電
動モータ94の回転を伝える。
上記歯車164は、第6図に示す可動接点支
持板216の内側面に設けられたラツク368
に噛合しており、この歯車164が回転すると
第6図において左方向に可動接点支持板216
を移動させ、ラツク368が歯車168と噛合
う状態とする。この可動接点支持板216の移
動により、第8図の回路において接続関係が切
換つて、発光体7a,7b,7c,7dを全部
同時に点滅させると共に走行体9の発光体32
を点滅させ、さらに発光体36を点灯させて走
行体が脱輪したことを表示する。
なお、可動接点支持板216を移動させるた
めに上記歯車164が回転するとき、これと同
軸に取付けた音出し用回転体370も回転し
て、先端が該音出し用回転体370の外周の凹
凸に係止している音出し用弾性片372が振動
して脱輪表示としての擬声を発生する。
さらに、第6図に示すように可動接点支持板
216の上端縁には傾斜カム373が設けてあ
つて、可動接点支持板216が上記のように左
方に移動するとき、第7図に示すように支軸3
74にて回動自在に支持された回動片378を
押上げる。これにより回動片376の上端38
0が持上げられて、上部台枠42の開口42e
に落込んでいる回転体342の下部突起382
を押上げて開口42eから脱出させる。それに
より、前述のようにクラウンギヤ344と小歯
車282が噛合つて、回転体342を回転させ
る。このとき、下部突起382は上部台枠42
の上面板に支持されているから、回転体342
は小歯車282とクラウンギヤ344の噛合を
保持して回転し、前述のハンドル24の上下動
及び可動透光板16の可動を行なわせる。回転
体342が回転したとき下部突382が上面板
の開口42eに再び落込むので、回転体342
は下降し、歯車282とクラウンギヤ344の
噛合が外れて該回転体342の回転が止まる。
しかして、回転体342が1回転し、第2回
動レバー160を動作させて可動接点支持板2
16を元の位置に復帰させるのは次の手段によ
る。すなわち、第7図において384は垂直軸
部386をを支点として揺動する揺動部材であ
つて、軸部の上下から腕部388および390
が突出しており、上方の腕388が歯車346
の回転に伴ないその下端面に設けた突起392
に係合して垂直軸386を支点として回動する
とき、これと一体の下方の腕部390を回動さ
せる。
そして、歯車346の回転角度により、その
下端面の突起392が上方の腕部388を押し
ていないときは、下方の腕部390も第6図に
示す第2回動レバー160の上部から離れてい
て、その係合先端が回転ドラム150の突起1
54と係合して遊星歯車152が歯車164と
噛合しており、可動接点支持板216を第6図
において左方に移動した状態に保持している。
しかるに、上記歯車346が回転してその下端
面の突起392が揺動部材384の上方の腕部
388に当つてこれを揺動させると(そのタイ
ミングは回転体342の下部突起382が上面
板の開口42eに落ち込む前)、下方の腕部3
90が第2回動レバー160の上端部を第6図
において右方に移動させるので、係合先端が回
転ドラム150の突起154から外れる。これ
により回転ドラム150は、素早く回転して再
び元の状態に戻る。すなわち第1回動レバー1
62の係合先端に突起156が係止した状態と
なるので、遊星歯車152と歯車166とが再
び噛合する。
これにより、歯車166は再び回転をはじめ
るので、これと噛合している歯車168とラツ
ク368との噛合により、可動接点支持板21
6は、第6図において右方に移動せしせられ、
第8図の実線の位置に復帰して基び道路の移動
表示を再開できる状態となる。
最後に、カウンター機構は2桁数字を示す2個
のカウンタドラム34a,34bが連動するよう
にした公知の機構である。
本実施例においては、発光体7a,7c…を交
互に点滅させる円板スイツチ138の軸212に
カウンタ駆動用のウオーム398が設けてあり、
これがクラウンギヤ400と噛合して歯車列40
2,404,406を介して減速し、1桁数字の
カウントドラム34aと一体に設けた歯車408
を回してカウントさせるようになつている。
以上のように、本発明は、移動路幅を表示する
手段として、のぞき窓から透視できる位置に鏡を
配設するとともに、この鏡に移動路幅表示を映し
出すための発光体を左右側にそれぞれ複数個ずつ
配設し、これらの発光体のうち、所定配置のもの
を交互に点滅させることにより、移動路幅表示の
後方移動を上記鏡に表示し、以て左右の移動路幅
の中間に映し出される移動体の前方または後方へ
の移動表示をなし得るようにしてあるので、従来
のこの種ゲーム装置における移動体及び移動路の
表示手段が簡潔であり、それ故これが組込まれる
ドライブゲーム等の構成の簡易化に大きく寄与で
き、かつそれに伴なう製作コストの低廉化、小型
化ができて携帯に便利であるというすぐれた効果
があり、家庭用のドライブゲーム装置として誠に
好適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体斜視図、第2図は第1図より上部
ハウジングを外した斜視図、第3図は操作盤内部
を示す斜視図、第4図Aは上部台枠の斜視図、同
図Bは凸面鏡の裏面斜視図、第5図は固定透光板
と可動透光板とを重ね合せた状態を示す正面図、
第6図は道路巾表示の駆動機構を示す斜視図、第
7図Aは走行機構を斜視図、同図Bはカウンタ機
構を示す斜視図、第8図は配線図である。 1……ハウジング、2……のぞき窓、4……ハ
ーフミラー、5……凸面鏡、7,32,36……
発光体、9……走行体、18……脱輪表示機構、
24……ハンドル、28……シフトレバー、48
……凸面鏡の支持軸、64……可動枠、102…
…回転体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハウジングに設けられたのぞき窓から見える
    位置に鏡を配置するとともに、この鏡の前方に自
    動車等の移動体の走行路の幅に相当する間隔をお
    いて左右夫々の側に少なくとも2個の発光体を縦
    列配置し、更にこれらの発光体を間において上記
    鏡の面に対向して、上記鏡とハーフミラーとの間
    の相互反射により上記鏡の面に上記発光体が2列
    になつて多数映つて上記走行路を表示できる角度
    で、前方から透視可能なハーフミラーを配置し、
    該走行路内に上記移動体の像が位置するよう上記
    発光体間に該移動体を配置し、上記移動体が上記
    走行路を走行している状態を表現するように上記
    発光体を各列毎に順次点滅することを特徴とする
    ドライブゲーム装置。 2 前記鏡は凸面鏡からなる特許請求の範囲第1
    項記載のドライブゲーム装置。 3 前記鏡は垂直軸を支軸として回動自在に支持
    され、かつ上方が若干後に傾斜して設けられてな
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載のドラ
    イブゲーム装置。
JP57023070A 1982-02-16 1982-02-16 ドライブゲ−ム装置 Granted JPS58141168A (ja)

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US06/466,670 US4474372A (en) 1982-02-16 1983-02-15 Obstacle driving game utilizing reflected image
GB08304222A GB2116858B (en) 1982-02-16 1983-02-16 Driving game apparatus

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JPS58141168A JPS58141168A (ja) 1983-08-22
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