JP2001099954A - 文字板分割機構 - Google Patents

文字板分割機構

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JP2001099954A
JP2001099954A JP28076099A JP28076099A JP2001099954A JP 2001099954 A JP2001099954 A JP 2001099954A JP 28076099 A JP28076099 A JP 28076099A JP 28076099 A JP28076099 A JP 28076099A JP 2001099954 A JP2001099954 A JP 2001099954A
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JP
Japan
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dial
divided
divided pieces
constant
gear
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Pending
Application number
JP28076099A
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Inventor
Norihiko Nakamura
徳彦 中村
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Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作の意外性を高め、文字板の分割の増減も
容易で簡単な構造とすることができる文字板分割機構を
提供することにある。 【解決手段】 この文字板分割機構においては、文字板
2を分割した分割片2a,2b,2c,2dにそれぞれ
一組ずつ対応するように駆動輪列16,18,20,2
2を設けている。この駆動輪列16,18,20,22
における円運動を連結部材26,28,30,32を介
して分割片2a,2b,2c,2dに伝えて、分割片を
それぞれ平行且つ円弧を描くように移動させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字板を分割して
移動する文字板分割機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】時計の文字板を複数の分割片により構成
し、例えば正時になると、この複数の分割片を分離する
ように移動させて、その背後に収容された人形などの装
飾体を出現させ、音楽に合わせてこの装飾体を作動させ
るような時計が開発され、製品化されている。
【0003】このような時計としては、例えば特開平8
−68869号公報等に開示されたものが存在する。こ
の特開平8−68869号公報に開示の時計は、文字板
を上下に2分割できるように形成し、所定の時刻になる
と、この文字板を上下にそれぞれ分割させて、その文字
板の背後に収容された人形等の装飾体を目視できるよう
にしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平8−688
69号公報に開示の時計においては、上下に2分割され
た文字板が、単に上下に分離移動するだけであるため、
外観の変化として強い印象を与えるものではなく、変化
の意外性に乏しいという課題があった。
【0005】また、この従来技術においては、文字板を
平行に分割移動するためにスライダーを用いていたた
め、文字板を4分割あるいは6分割等、多数に分割した
場合、分割片それぞれに関してスライダーとその駆動機
構を設けなければならず、構造が複雑で大型化するとい
う課題もあった。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
もので、文字板の分割移動時における動作の意外性を高
め、また、文字板の分割の増減も容易で簡単な構造とす
ることができる文字板分割機構を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の文字板分割機構
は、開閉自在に配置され且つ複数に分割された複数の分
割片により形成される文字板を備える時計において、駆
動歯車と、該駆動歯車により回転駆動され、前記分割片
にそれぞれ一組ずつ対応して設けられると共に、少なく
とも一対の同方向且つ等速回転する等速歯車をそれぞれ
含んでいる複数の駆動輪列と、該駆動輪列によりそれぞ
れ駆動され前記等速歯車の回転中心から偏倚した位置の
円運動を前記分割片にそれぞれ伝えて前記分割片を平行
且つ円弧を描くように移動する複数の連結部材と、を備
えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の文字板分割機構において
は、文字板を分割した分割片にそれぞれ一組ずつ対応す
るように駆動輪列を設け、この駆動輪列における円運動
を連結部材を介して分割片に伝えて、分割片をそれぞれ
平行且つ円弧を描くように移動させている。
【0009】この構成における駆動輪列は、駆動歯車に
より回転駆動される少なくとも一対の同方向等速回転す
る等速歯車を含む複数の歯車から構成されている。ま
た、連結部材は、駆動輪列の等速歯車に取り付けられる
クランク状のものあるいは軸状のもので構成されてい
る。即ち、クランク状の連結部材は、その一端が等速歯
車の回転中心軸に取り付けられ他端がその回転中心軸か
ら偏倚した所に位置し、この他端が文字板の分割片に回
動自在に取り付けられている。また、軸状の連結部材
は、等速歯車の回転中心軸から偏倚した所にその回転中
心軸と同方向を向くように取り付けられ、その先端が分
割片に回動自在に取り付けられる。このような構成から
なる連結部材は、少なくとも一対の等速歯車の回転中心
軸から偏倚した所の円運動を同時に2点以上で分割片に
伝え、これにより分割片は平行且つその円運動に従った
円弧を描くように移動することになる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る文字板分割機構を示
す要部断面図であり、図2乃至図4は図1に示す文字板
分割機構の動作を示す正面図である。尚、図2乃至図4
は動作を明確に図示するため動作の説明に必要な部分の
みを図示している。また、図1は図3に示す状態におけ
る図中下側の駆動輪列をその噛合する方向に沿って切断
したものとなっている。
【0011】2は文字板であり、本実施例においては指
針軸4にて交わる2本の直線で分割片2a,2b,2
c,2dに4分割されている。
【0012】6は時計の筐体の一部をなすか又は筐体に
固定される基板である。この基板6の背面側には、前述
した指針軸4を有しその指針軸4に取り付けられる指針
を駆動するムーブメント8と、後述する駆動歯車を回転
駆動する駆動源としての正逆転可能なモータ10が取り
付けられている。
【0013】12は駆動歯車であり、指針軸4を挿通す
るために基板6に設けられた筒部6aの外周に回動自在
に取り付けられている。この駆動歯車12は、モータ1
0のピニオンギア14に噛合しており、モータ10によ
り回動される。
【0014】16,18,20,22はそれぞれ分割片
2a,2b,2c,2dに一組ずつ対応して設けられた
駆動輪列である。この駆動輪列16,18,20,22
は、それぞれ同方向且つ等速回転する各一対の等速歯車
16a,16b,18a,18b,20a,20b,2
2a,22bと、その間に設けられた回転方向と回転速
度を一致させる中間歯車16c,18c,20c,22
cとを有している。また、本実施例においては、隣接す
る分割片同士を逆方向に移動させてより大きい移動を得
るため、駆動輪列16,22と駆動輪列18,20の回
転方向が逆方向になるように設定している。このため、
駆動輪列18,20はその等速歯車18a,20aが直
接駆動歯車12に噛合してその回転が伝わるように構成
し、一方、駆動輪列16,22には、回転方向を変える
ための回転変更歯車16d,22dを設けて、この回転
変更歯車16d,22dを介して駆動歯車12の回転が
等速歯車16a,22aに伝わるように構成している。
【0015】26,28,30,32は分割片2a,2
b,2c,2dと駆動輪列16,18,20,22とを
連結する連結部材である。この連結部材26,28,3
0,32は、等速歯車16a,16b,18a,18
b,20a,20b,22a,22bにそれぞれ対応す
る連結部材26a,26b,28a,28b,30a,
30b,32a,32bで構成されている。この各連結
部材は、全て同じ構造からなり、同様の取付構造により
等速歯車と分割片に取り付けられている。即ち、等速歯
車16a、連結部材26a及び分割片2aを例にとって
説明すると、図5に示すように、クランク状の連結部材
26aの一端26cを等速歯車16aの回転中心軸に固
定し、他端26dをその回転中心軸から偏倚した所に位
置付け、そこで分割片2aの突出部2e等に回動自在に
取り付けられている。また、図6に示すように、軸状の
連結部材26aを用いてその一端を等速歯車16aの回
転中心軸から偏倚した所に固定し、他端を分割片2aの
突出片2f等に回動自在に取り付けても良い。
【0016】次に上記構成からなる本実施例の文字板分
割機構の動作を説明する。はじめに、図2に示すよう
に、分割片2a,2b,2c,2dが突き当たった状態
にあるときに連携部材26と連結部材30、連結部材2
8と連結部材32が最も近付くように設定すると、駆動
歯車12の反時計方向への回転で次のように分割片2
a,2b,2c,2dが移動する。即ち、駆動歯車12
の反時計方向への回転により、等速歯車16a,16
b,22a,22bは反時計方向に回転し、等速歯車1
8a,18b,20a,20bは時計方向に回転する。
このときに連結部材26,28,30,32が90度回
転するとこのときの円運動により、図3に示すように、
分割片2aは図中斜め右上方、分割片2bは図中斜め左
上方、分割片2cは図中斜め右下方、分割片2dは図中
斜め左下方へそれぞれ円弧を描くように移動する。この
ときに、各分割片2a,2b,2c,2dは、各一対の
連結部材26aと26b、28aと28b、30aと3
0b、32aと32bにより回動自在に支持されている
ため、平行リンク機構を用いたように、平行に移動され
る。
【0017】その後更に、駆動歯車12が反時計方向へ
回転すると、各等速歯車16a,16b,18a,18
b,20a,20b,22a,22bもそのまま回転を
続け、連結部材26,28,30,32が更に90度回
転するとこのときの円運動により、図4に示すように、
分割片2aは図中斜め左上方、分割片2bは図中斜め右
上方、分割片2cは図中斜め左下方、分割片2dは図中
斜め右下方にそれぞれ円弧を描くように平行移動する。
そして、このときに分割片2aと分割片2b、分割片2
cと分割片2dがそれぞれ突き当たる。
【0018】図4に示す状態から、今度はモータ10を
逆転させて駆動歯車12を時計方向に回転することによ
り、上記動作を逆戻りするように各分割片2a,2b,
2c,2dが平行移動して、図2に示す元の状態に戻す
ことができる。
【0019】上記のようなモータ10の動作は、駆動歯
車12の回転数あるいは回転角度、又は分割片2a,2
b,2c,2dの位置等を、マイクロスイッチ等の検出
手段で検出することにより回転方向を切り換えたり、タ
イマー回路を用いて予め動作時間を設定し、一定の動作
時間が経過すると回転方向を切り換えること等により制
御されている。
【0020】また、分割片2a,2b,2c,2dの移
動方向は、等速歯車16a,16b等が並ぶ方向等によ
って調整あるいは変更することが可能であり、同一構成
で移動方向を変えることもできる。特に、文字板2の分
割数を増加した場合には、等速歯車16a,16b等を
指針軸4を中心として放射状に配置し、略放射状に分割
片が移動するように設定すれば、駆動輪列等の配置や動
作に無理がなく、設計も容易になる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、複数に分割された文字
板の分割片が平行に且つ円弧を描くように移動するの
で、動作時の意外性に富み、商品価値を高めることがで
きる。
【0022】また、輪列と、その歯車と分割片とを連結
する部材を主要な構成部品としているので、その構成が
簡素で、配置、増減等の変更が容易であり、文字板の分
割数の変更等を容易に行うことができる。
【0023】更に、上記のように輪列等、配置や移動が
容易な構成からなるため、構成部品を中央付近に集め
て、小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る文字板分割機構を示す
要部断面図である。
【図2】図1に示す文字板分割機構の停止時における各
部の状態を示す正面図である。
【図3】図2に示す状態から連結部材を90度回転させ
たときの状態を示す正面図である。
【図4】図3に示す状態から連結部材を更に90度回転
させたときの状態を示す正面図である。
【図5】図1に示す連結部材の詳細な取付状態を示す断
面図である。
【図6】図5に示す連結部材の他の例の取付状態を示す
断面図である。
【符号の説明】 2 文字板 4 指針軸 6 基板 8 ムーブメント 10 モータ 12 駆動歯車 16,18,20,22 駆動輪列 16a,16b 等速歯車 16d 回転変更歯車 18a,18b 等速歯車 20a,20b 等速歯車 22a,22b 等速歯車 22d 回転変更歯車 26,28,30,32 連結部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在に配置され且つ複数に分割され
    た複数の分割片により形成される文字板を備える時計に
    おいて、 駆動歯車と、 該駆動歯車により回転駆動され、前記分割片にそれぞれ
    一組ずつ対応して設けられると共に、少なくとも一対の
    同方向且つ等速回転する等速歯車をそれぞれ含んでいる
    複数の駆動輪列と、 該駆動輪列によりそれぞれ駆動され前記等速歯車の回転
    中心から偏倚した位置の円運動を前記分割片にそれぞれ
    伝えて前記分割片を平行且つ円弧を描くように移動する
    複数の連結部材と、を備えたことを特徴とする文字板分
    割機構。
JP28076099A 1999-09-30 1999-09-30 文字板分割機構 Pending JP2001099954A (ja)

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JP28076099A JP2001099954A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 文字板分割機構

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ID=17629582

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JP (1) JP2001099954A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH711228A1 (fr) * 2015-06-19 2016-12-30 Vaucher Mft Fleurier S A Dispositif d'affichage pour pièce d'horlogerie.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH711228A1 (fr) * 2015-06-19 2016-12-30 Vaucher Mft Fleurier S A Dispositif d'affichage pour pièce d'horlogerie.

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