JPH0228959Y2 - - Google Patents

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JPH0228959Y2
JPH0228959Y2 JP1984061477U JP6147784U JPH0228959Y2 JP H0228959 Y2 JPH0228959 Y2 JP H0228959Y2 JP 1984061477 U JP1984061477 U JP 1984061477U JP 6147784 U JP6147784 U JP 6147784U JP H0228959 Y2 JPH0228959 Y2 JP H0228959Y2
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drum
protrusion
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screen
light
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F9/00Games not otherwise provided for
    • A63F9/02Shooting or hurling games
    • A63F9/0291Shooting or hurling games with a simulated projectile, e.g. an image on a screen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F9/00Games not otherwise provided for
    • A63F9/14Racing games, traffic games, or obstacle games characterised by figures moved by action of the players

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  • Multimedia (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、スクリーンに映し出された移動標的
を狙つて発射ボタンを押すと発射光が表示され、
標的にうまく命中した時には爆発光が表示される
射撃ゲーム玩具に関する。
従来の技術及び問題点 上記のような射撃ゲーム玩具においては、少な
くとも、発射・爆発という2種類の表示を区別し
て且つこの順に行うこと、および爆発表示のため
に標的への命中を検出することが要請される。そ
のため、従来の玩具は、発射と爆発の表示を夫々
別個の表示機構で行う、すなわち発射時には発射
表示用の発光源を点灯し、命中時には爆発表示用
の発光源を点灯することにより、各発光源に対応
した表示パターンをスクリーンに映し出すように
構成した上で、これら各表示機構の作動を命中し
たか否かを検出する機構と関連させている。しか
しながら、このような構成では発光が効率的でな
く、全体の機構も複雑化せざるを得なかつた。
考案の目的 本考案の目的は、一つの発光体によつて発射と
爆発の2種類の表示が可能で、その表示機構が簡
略に構成された射撃ゲーム玩具を提供することに
ある。
目的を達成するための手段 本考案は、移動する標的を映すスクリーンの前
方に発射ボタンを、スクリーンの後方には発光体
をそれぞれ配置し、発光体をスイツチを介して電
源に接続した射撃ゲーム玩具において、 移動標的の図柄を描いた光透過性の周壁を有
し、上記スクリーンの後方に配置された回転シリ
ンダと、 この回転シリンダの周面上の図柄に対応した位
置に設けられた命中用突起と、 回転シリンダの内部に配置された光源と、 上記スイツチに対し離れた位置から係合する位
置まで回転してスイツチをオフからオンに切り換
えるカム部材と、 このカム部材を上記スイツチから離れた位置と
スイツチに係合する位置との間で回転させるカム
回転機構と、 上記スクリーンと発光体との間の位置からその
外側まで回動可能な発射表示のための光透過部を
有する遮光板と、 該遮光板を移動させると共に前記カム部材を回
転させる遮光板移動機構と、 駆動源に連結され回転駆動される切換ドラム
と、 この切換ドラムの回転中心軸上に固定された太
陽歯車及びこれと噛合い、軸が切換ドラムに固定
された遊星歯車と、 切換ドラムの外周面上の所定位置に設けられた
第1突起及び第2突起と、 通常、第1突起に係合する位置にあり、切換ド
ラムを遊星歯車が上記カム回転機構及び遮光板移
動機構のいずれとも噛合わない位置に停止させる
ドラムストツパーと、 通常、第1突起に係合する位置にあり、切換ド
ラムを遊星歯車がカム回転機構と噛合う位置に停
止させ、一定時間後に係合を解除する発射表示用
ストツパーと、 通常、第2突起に係合しない位置にあるが、第
2突起と係合したとき切換ドラムを遊星歯車が遮
光板移動機構と噛合う位置に停止させ、一定時間
後に係合を解除する爆発表示用ストツパーと、 上記発射ボタンに連動して上記ドラムストツパ
ーを第1突起から離脱する方向に移動させるドラ
ムストツパー移動部材と、 上記スクリーン上の移動標的が所定の照準位置
に来た時、上記回転シリンダの命中用突起と係合
して作動し、爆発表示用ストツパーを第2突起と
の係合位置に移動させる爆発表示用ストツパー移
動機構とを備えたことを特徴とする。
作 用 通常、回転するシリンダ内の光源から出た光が
標的の図柄を描いた周壁を透過してスクリーンに
移動標的を映写している。このとき、切換ドラム
は、遊星歯車がカム回転機構及び遮光板移動機構
のいずれとも噛合わない位置に、ドラムストツパ
ーによつて停止している。カム部材はスイツチが
オンしない位置に保持される一方、遮光板は光透
過部がスクリーンと発光体との間に位置するよう
に保持される。
ここで発射ボタンが押されると、それに連動し
てドラムストツパー移動部材がドラムストツパー
を第1突起から離脱する方向に移動させ、第1突
起との係合を解除する。このため、駆動源に連結
された切換ドラムが回転し、第1突起が発射表示
用ストツパーと係合した位置で停止する。この位
置で遊星歯車がカム回転機構と噛合い、この遊星
歯車の回転がカム回転機構を介して、上記カム部
材をスイツチがオンする位置まで回転させる。ス
イツチがオンすると、発光体が点灯し、その光が
遮光板の光透過部を透過してスクリーンに照射さ
れ、発射光として表示される。
その後一定時間が経過すると、発射表示用スト
ツパーと第1突起との係合が解除されるので、切
換ドラムが回転し、再び第1突起がドラムストツ
パーと係合した位置で停止する。これにより、遊
星歯車はカム回転機構及び遮光板移動機構のいず
れとも噛合わない位置に戻り、カム部材もカム回
転機構によりスイツチをオフにする位置に戻され
る。従つて、発光体が消灯し、発射表示が終了す
る。
一方、移動標的がスクリーン上の所定の照準位
置に来ると、回転シリンダの命中用突起が爆発表
示用ストツパー移動機構に係合し、この移動機構
を介して爆発表示用ストツパーを第2突起との係
合位置に移動させる。従つて、これと同時に発射
ボタンが押された場合には、上記のようにドラム
ストツパー移動部材がドラムストツパーを第1突
起から離脱する方向に移動させ、第1突起との係
合を解除するので、駆動源に連結された切換ドラ
ムが回転し、第2突起が、突出している爆発表示
用ストツパーに係合して、その位置で切換ドラム
が停止する。ここで遊星歯車が遮光板移動機構と
噛合い、この遊星歯車の回転が遮光板移動機構を
介して、カム部材をスイツチがオンする位置まで
回転させると共に、遮光板をスクリーンと発光体
との間の位置から外側に移動させる。このため、
発光体が点灯し、その光が直接スクリーンに照射
され、爆発光らしく表示される。
その後一定時間が経過すると、爆発表示用スト
ツパーと第2突起との係合が解除されるので、発
射表示の場合と同様、切換ドラムが回転し、第1
突起がドラムストツパーと係合した位置で停止す
る。これにより、カム部材及び遮光板は通常の位
置に戻され、発光体が消灯し、爆発表示が終了す
る。
実施例 第1図aは本考案による射撃ゲーム玩具の正面
斜視図で、このゲーム玩具は、上下に分けられる
2つのケーシング2a,2bで全体が形成されて
いる。正面の開口部4の中に配置されたスクリー
ン6には、上方から下方に向かつて移動する複数
個の標的8が映し出される。スクリーン6の中央
には円と十字形から成る照準10が描かれてい
る。この射撃ゲームは、照準10の円の中に標的
8が位置すると同時にスクリーン6の手前の発射
ボタン12を押すと命中となり、その回数を競う
ものである。
発射ボタン12は、スクリーン6の下方の張出
し部14から上方に延びた中空の操縦桿16の中
に上下動自在に配置され(第2図参照)、操縦桿
16の上端から突出している。
第2図に示すように、操縦桿16の下端部17
は前後方向に延びた円筒状に形成され、ケーシン
グ2a,2bの張出し部14内に左右に回動自在
に収納されている。この円筒状下端部17の中に
は、円錐形状部18を有する棒20が軸方向に移
動自在に収納され、そのスクリーン側先端20a
が突出していると共に、棒20は円錐形状部18
と操縦桿16の内壁との間に装巻したコイルスプ
リング22によつて第2図において左方向(手前
側)に押されている。棒20の円錐形状部18の
傾斜した側面には、上記のように操縦桿16の中
を延びている発射ボタン12の下端に形成された
傾斜面が当接している。従つて、矢印で示すよう
に発射ボタン12を押すと、棒20の円筒形状部
18はスプリング22に抗してスクリーン6側に
移動せしめられ、棒の先端20aを更に突出させ
る。なお、通常は操縦桿16を直立させておくた
め、その円筒状下端部の一端にスプリング24が
巻き掛けられている。
再び第1図aにおいて、操縦桿16の左側に
は、標的8の移動速度を5段階(0〜4)表示す
る速度表示窓26と、該移動速度を切換えるため
の変速レバー28とが配置されている。この変速
レバー28は前後方向に回動可能であり、これを
最も手前に倒したときは標的8が停止し、表示窓
26に“0”が表示される。この状態から変速レ
バー28をスクリーン6側に回動させていくと、
表示窓26には順次“1”、“2”、“3”、“4”の
数字が現われると共に、これに対応して標的8の
移動速度が順次高くなる。ゲームの際には、この
変速レバー28を左手で任意の位置に設定する。
上記スクリーン6と張出し部14の間に位置す
る正面部分には、計器パネル30が配置されてい
る。この計器パネル30は、第1図bに明示する
ように左から順に、タイマーによるエネルギー表
示部32、カウンタによる命中回数の表示部3
4、およびゲーム開始に当つてエネルギー表示と
命中回数表示をリセツトするための押しボタン3
6を配列したものである。
エネルギー表示部32は上下に配列された5個
のスリツトから成り、ゲーム開始時にはフルエネ
ルギー表示のため、後述のタイマー機構の表示板
228(第4図)に付された色彩(例えば赤色)
が全てのスリツトに現われているが、時間の経過
と共に表示板が下降することにより、上方のスリ
ツトから順に上記色彩が消えていき、全スリツト
が別の一色(例えば黒色)になつたところで、ゲ
ーム終了となる(後記のようにタイマーが切れて
スクリーン6の標的8が停止する)。
命中回数の表示部34は2桁の数字表示窓34
aおよび34bから成り、その裏側に設置された
後述のカウンタ機構により、標的に命中する毎に
1つずつ増大する数字を表示する。
上記計器パネル30の右側下方には電源スイツ
チ38が取り付けられており、これをONにする
ことによりスクリーン6が点灯し、後述の駆動機
構のモータが回り出してタイマーが作動し始め
る。
第3図は、第1図aのスクリーン6を含むケー
シング2aを取り外した状態(一部省略)を示
す。このゲーム玩具の内部機構は、 スクリーン6に標的8と背景から成る画面を映
し出すと共に操縦桿16の左右への回動に応じて
画面を横移動させる画面表示機構、 変速レバー28により設定された速度で画面を
移動させる駆動機構、 操縦桿の発射ボタン12が押されたときスクリ
ーン6に発射光を表示し、標的8に命中したとき
は爆発光を表示する表示切換機構、 ゲーム開始から一定時間経過後スクリーン6の
画面を停止させるタイマー機構、および、 標的への命中回数をカウントするカウンタ機構
に分けることができる。以下、各機構について説
明する。
画面表示機構 第2図および第3図に示すように、操縦桿16
の円筒状下端部17の先端から下方に向かつて突
起17aが延びている。この突起17aは、下部
ケーシング2bの正面側から背面側に向かつて順
次連結された5本の回動レバー40,42,4
4,46,48のうち最も正面側のレバー40の
孔部40aに回動自在に嵌合している。下部ケー
シング4bの底面中央には、電源(電池)ケース
2cおよび駆動機構収容ケース2dが形成されて
いるため、レバー40は階段状に屈折している。
その手前側の端部は軸ピン41に回転自在に連結
される一方、反対側の端部は同様に屈折した第2
のレバー42の一端と回転自在に連結されてい
る。第2のレバー42の他端は、中央部を回転自
在に支持された偏平な第3のレバー44の一端と
回転自在に連結されている。この第3のレバー4
4の中央部上方には、これと一体に回転する第4
のレバー46の一端が連結されている。第4のレ
バー46はC字状に湾曲しており、その先端に第
5のレバー48を連結している。この第5のレバ
ー48はL字状に形成され、その短い方の脚部は
下方に延びて、下部ケーシング2bの背面壁と平
行に張り渡された横軸50を緩く貫通させてお
り、下端にはスクリーン6を点灯するための発光
体である電球52を備えている。
従つて、操縦桿16を握つて左に倒すと、第1
のレバー40は軸ピン41を支点として右側に回
動する。これにより、第2,第3および第4のレ
バー42,44、および46は夫々左回り(反時
計方向)に回動し、第5のレバー48および電球
52は横軸50に添つて左へ移動する。この第5
のレバー48と電球52は、後述のようにスクリ
ーン6の背後に設置された光透過性回転シリンダ
54(第4図および第6図)の中に位置している
ので、電球52が左へ移動すると、回転シリンダ
54の曲面に付された標的や背景の図柄はスクリ
ーン6の右側に投影され、スクリーン全体が相対
的に左へ移動したように見える。
一方、操縦桿16を右に倒すと、第1,第2,
第3および第4のレバー40,42,44、およ
び46は夫々上記とは逆の方向に回動し、第5の
レバー48および電球52は横軸50に沿つて右
へ移動するので、回転シリンダ54の図柄はスク
リーン6の左側に投影され、スクリーン全体が相
対的に右へ移動したように見える。
第4図および第6図に示すように、回転シリン
ダ54は、その中に第5のレバー48と電球52
を配置するため、一方の(図示のゲーム玩具では
左側の)端面が開放されている。他方の円形端面
は閉じていて、その中心を横軸50が貫通してい
ると共に、円周部分には後述の駆動機構のピニオ
ン88と噛合うラツク56が形成されている。シ
リンダ54の周面は光透過性を有し、そこには前
述のようにスクリーン6に標的8や背景を映し出
すための図柄が描かれると共に、周面の両端近傍
には、標的8に命中したときスクリーン6に爆発
を表示する表示切換機構を作動させるための突起
60が、標的の図柄58に対応して配置されてい
る。すなわち、突起60は標的の数だけ設けら
れ、各突起の位置は、スクリーン6の照準10に
標的の映像8が一致したとき表示切換機構の一構
成要素である揺動軸114の突片112に突起6
0が係合するように設定されている。
駆動機構 前記のように下部ケーシング4bの底面中央に
形成された収容ケース2d内には、第4図に示す
駆動機構が配置されている。この駆動機構は、図
の中央に示したモータ62を駆動源とし、減速歯
車列64(その中間歯車65の軸は後述のタイマ
ー機構によつて押し下げられる。)を介してクラ
ウンギヤ66を回転させ、これと噛合うピニオン
68を固着し且つ前後方向に延びた回転軸70を
一定速度で回転させる。この回転軸70の後端部
には長いピニオン72が固着され、これと平行に
延びた移動軸74に固着されたピニオン76が長
いピニオン72と噛合つている。移動軸74の前
端部は軸受78により軸方向に移動自在に支持さ
れ、軸受78とピニオン76との間にはコイルス
プリング80が巻装されている。移動軸74の下
方には、4つの同心円上に夫々ピニオン76と噛
合うラツクを形成した変速歯車82が配置され、
これと同軸の歯車84から歯車列86を介して前
記回転シリンダ54のラツク56と噛合うピニオ
ン88を回転させるようになつている。このピニ
オン88の回転速度は、移動軸74に取り付けた
ピニオン76と変速歯車82との噛合いを変える
次のような変速機構によつて変化する。
すなわち、移動軸74およびピニオン76には
上記のようにスプリング80から後向きの力が加
えられる一方、前述の変速レバー28と連動して
前後方向に移動する伝動ロツド90(第3図)の
直角に屈曲した後端部90aが移動軸74の後端
に当接し、移動軸74とピニオン76をスプリン
グ80の力に抗して前方に移動させるようになつ
ている。第3図を参照して説明すると、変速レバ
ー28は、この玩具の正面張出し部14の中に回
動自在に収納される円柱形状部28aを備えてお
り、この内側端面に穿設された長孔29に、上記
伝動ロツド90の前端に設けた突起90aが緩く
嵌合している。
従つて、変速レバー28を最も手前に倒したと
きは、前述のように表示窓26に“0”が表示さ
れると共に、伝動ロツド90の後端部90aは最
も後方の位置にあり、移動軸74のピニオン76
は変速歯車82の外側に位置している。故に、長
いピニオン72の回転は変速歯車82に伝わら
ず、回転シリンダ54は停止している。
この状態から変速レバー28をスクリーン6側
に回動させると、伝動ロツド90は第3図におい
て手前に引き寄せられるので、移動軸74のピニ
オン76は変速歯車82の中心方向に移動せしめ
られ、最初に外周のラツクと噛合う(第4図)。
故に、長いピニオン72の回転は移動ピニオン7
6を介して変速歯車82に伝えられ、変速歯車8
2からシリンダ54は相対的に最も遅い速度で回
転する。このとき、表示窓26には数字“1”が
現われている。変速レバー28を更にスクリーン
6側に回動させていくと、伝動ロツド90は更に
手前に引き寄せられるので、移動軸74のピニオ
ン76は変速歯車82の2段目のラツクと噛合
う。故に変速歯車82、従つてシリンダ54の回
転速度は相対的に速くなる。このとき、表示窓2
6には“2”の数字が現われている。変速レバー
28を更にスクリーン6側に回動させることによ
り、伝動ロツド90を介して移動軸74のピニオ
ン76は変速歯車82の3段目、更には4段目
(最も内側)のラツクと噛合い、シリンダ54の
回転速度は更は速くなる。これらの場合、表示窓
26には“3”ないし“4”の数字が現われる。
表示切換機構 第3図および第6図を参照して説明すると、ス
クリーン6の裏面側には、発射光を表示するため
小孔を逆V字状に配列して成る光透過部92を有
する遮光板94が回動自在に配置されている。す
なわち、遮光板94はその左右両端から直角に曲
がつて下方に延びた2つの脚部94aおよび94
bを有し、これら両脚部を回転自在に貫通する横
軸96に支持されている。横軸96は、両端を軸
受98に取り付けられている。また、遮光板94
は、一方の脚部94aを引つ張るスプリング10
0と、他方の脚部94bの下端に係合している後
述のスライドバー200とによつて図示の位置に
保持されている。
遮光板の2つの脚部94aおよび94bの間に
は、半円筒状のカム部材104が上記横軸96に
より回転自在に支持されている。このカム部材1
04の一端は扇形のカム105になつており、そ
の側面には後述の揺動部材180(第8図)が係
合する偏心ピン106が突設されている。カム部
材104の内側には、発射および爆発表示のため
の発光体である電球108が取り付けられてい
る。カム部材104の下方には、これが第6図の
状態から回転したときカム105により閉じられ
てオンする常開スイツチ110が配置されてい
る。このスイツチ110は、第7図に示すように
電源および電球108と直列接続されている。
上記遮光板94の後方には、前述のようにスク
リーン6に映し出された標的8が照準10と合致
したとき回転シリンダ54の突起60が係合する
突片112を左右両側に備えた揺動軸114が配
置されている。この揺動軸114の上方には、こ
れと平行に延びた逆U字状のアーチ116が一体
に設置される一方、揺動軸114の中央部から前
方に張出し片118が延びており、その先端と前
述の画面表示機構の第3レバー44の後端を連結
部材120が回動自在に連結している。従つて、
操縦桿16を左右に倒すと、前述のように画面表
示用電球52が左右に移動すると同時に、第3の
レバー44の回動によつて連結部材120が回動
し、揺動軸114を軸方向に移動させる。
揺動軸114の後側には、前述の回転シリンダ
54の突起60のいずれかが突片112に係合し
て揺動軸114を後方に若干回転させたいとき揺
動軸114のアーチ116が当接する位置に突片
122を有する逆L字状の回動板124と、その
下に位置する略三角形の回動板126とが、軸ピ
ン128を支点として回転自在に配置されてお
り、これら2つの回動板はスプリング130によ
つて同方向に回動するように連結されている。下
方の回動板126は、その支点から前方に延びた
回動レバー132と一体に結合されている。この
回動レバー132の先端は、後述の爆発表示用ス
トツパー150に接触する位置まで延びている。
下方の回動板126の後端127は凸状に形成
されており、その先端に近接して、横軸134を
支点として回動する板状のストツパー136が配
置されている。このストツパー136は、スクリ
ーン6の画面が停止しているとき回動板126の
回動を阻止するために設けられたもので、前述の
変速用伝動ロツド90の後端部90aが最も後方
の位置にあるときは、ストツパー136の下端部
がこれに押されてストツパーの上端部が回動板1
26の凸部127を係止するように構成されてい
る。これは、前述のように標的8に命中した場合
に画面が停止すると機構上爆発表示が終了しなく
なるので、これを防止するためである。
上記の揺動軸114と回動板124及び126
と回動レバー132とで爆発表示用ストツパー移
動機構を構成している。
次に、第6図の機構を作動させる駆動手段につ
いて説明する。
第4図に示すように、モータ62によつて一定
速度で回転される回転軸70は玩具の前部まで延
びており、その途中にクラウンギヤ140と噛合
うピニオン138を固着すると共に、前端には後
述のタイマー機構を作動させるウオーム139を
備えている。
上記クラウンギヤ140は、第5図に示すよう
に円筒状の切換ドラム142を回転自在に貫通し
て外側に突出している軸141を有し、その先端
には太陽歯車143を備えている。一方、切換ド
ラム142は、太陽歯車143と噛合つて回転す
る遊星歯車144を外側面に備えており、その反
対側の面がクラウンギヤ140に接触して、これ
と一体に回転するようになつている。しかしなが
ら、切換ドラム142の円周面上には、第3図お
よび第5図に示された、ドラムストツパー146
の鈎形先端部が係合する第1突起148と、第1
1図に示すように、爆発表示用ストツパー150
の鈎形先端部が係合する第2突起152とが、
夫々所定の位置に形成されており、対応するスト
ツパーと突起が係合したとき、切換ドラム142
は停止する。すなわち、クラウンギヤ140と切
換ドラム142はクラツチを構成している。
上記2つのストツパー146および150は、
第3図に示すように駆動機構の収納ケース2c上
に夫々横方向に回動自在に支持され、両ストツパ
ーの基端部はスプリング154(第6図)によつ
て連結されている。
ドラムストツパー146は、発射ボタン12を
押したとき操縦桿16の円筒状下端部17から突
出する棒18の先端に押されて後方に少し回動す
るL字状のレバー156(第2図および第3図)
から成るドラムストツパー移動部材と結合されて
いる。ドラムストツパー146は、通常は第4図
のように先端に切換ドラム142の突起148に
係合しているが、発射ボタン12が押されると上
記レバー156の回動により矢印方向に回動し
て、切換ドラム142の係止を解除する。
爆発表示用ストツパー150は、第6図に示す
ように先端側中央部から下向きに延びた突起15
1を有し、通常は、この突起151が隣接の爆発
表示用歯車158に設けた切欠き159内に位置
すると共に、ストツパー150の先端は切換ドラ
ム142の第2突起152と係合しない位置にあ
る。しかしながら、標的8に命中したときには、
前述の回動レバー132の先端が第6図の矢印方
向に回動することにより、ストツパー150がク
ラウンギヤ140の方に押され、下向きの突起1
51が歯車158の切欠き159から脱出すると
共に、ストツパー150の先端が回転ドラム14
2の突起152に係合するようになつている。こ
の命中時の爆発表示動作については、後で詳細に
説明する。
切換ドラム142とモータ62との間には、ド
ラムストツパー146との係合が解除された第1
突起148に係合する発射表示用ストツパー16
0が配置されている。このストツパー160は、
第8図に明確に示すように横向きT字状の部材か
ら成り、その上端が上記切換ドラムの突起148
に係合するように位置付けられると共に、下端を
支点として前後に回動自在に支持され、常時先端
が切換ドラム142に接するようにスプリング
(図示せず)で付勢されている。
この発射表示用ストツパー160と切換ドラム
142との間には、横軸162がドラム142の
軸線と平行に且つ回転自在に取り付けられ、この
軸上には、T字形ストツパー160の上端が突起
148に係合したとき遊星歯車144と噛合う歯
車164と、その外側に位置する発射音発生用の
歯車166と、その反対側に位置する発射表示用
カム部材168とが固着されている。そして、遊
星歯車143と噛合う歯車164の内側の面に
は、T字形ストツパー160の上端と切換ドラム
142の突起148との係合を解除する偏心ピン
170が突設されている。また、第8図に示すよ
うに外側の歯車166の歯面には音出し板172
の自由端が接触しており、歯車の回転により音出
し板172が振動して発射音を出すようになつて
いる。
発射表示用カム部材168は、第8図により明
確に示すように外側の面に扇形のカム山174を
備えた円盤から成り、これを図の矢印175の方
向に所定の角度だけ回転させた後元の位置に戻す
ためのスプリング176を連結している。このカ
ム部材168の外側には、矢印175の方向に回
転するカム山174に押されて戻しスプリング1
78の引つ張りに抗して回動する、く字状の揺動
部材180が配置されている。この揺動部材18
0は、中間の屈曲部において軸ピン182により
回動自在に支持され、上端には、前述のカム部材
104の偏心ピン106に係合する凹部181a
と、上記カム山174の回転に伴なつてカム部材
104を第10図に示すように回転させるとき横
軸96の当りを避けるための凹部181bとを備
えている。
上記の遊星歯車144が噛合う歯車164とカ
ム部材168と揺動部材180とで、カム部材1
04を回転させるカム回転機構を構成している。
次に、切換ドラム142の反対側に位置する爆
発表示用歯車158は、ドラム142の軸線と平
行に支持された横軸184を中心軸とし、上記ス
トツパー150の先端がドラム142の第2突起
152に係合したとき遊星歯車144と噛合う位
置に取り付けられている。歯車158の外側に
は、これと一体に回転する同軸歯車186が設け
られ、この歯車186は爆発音発生用の粗い周面
187を有する段付き歯車188と噛合つてい
る。第11図に示すように、段付き歯車188の
粗面187には、円筒状の共鳴体190から延び
た振動板192の先端が接触しており、歯車18
8が回転することにより、振動板192が振動し
て共鳴体190から爆発音が生ずるようになつて
いる。なお、共鳴体190と振動板192は、第
3図に示すように下部ケーシング2bの正面から
見て左側の壁面に近接して配置されている。
上記横軸184において歯車158および18
6の反対側には、円板194が配置されている。
第9図,第11図および第12図に示すように、
この円板194は外側の面に偏心ピン196を有
し、円板が回転することにより、偏心ピン196
が緩く貫通している長溝198を備えたスライド
バー200を前後方向に移動させるように構成さ
れている。スライドバー200の後部は上方に階
段状に屈曲して、その上端201は前述の遮光板
94の脚部94bの下端に係合している(第3図
および第9図参照)。また、後部の側面には、前
述の揺動部材180に当接してこれを発射表示の
場合と同様に回動させる突起202が設けられて
いる。一方、第11図に示すように、スライドバ
ー200の前端近傍にはU字状の突起部203が
形成され、その凹部204内に後述のカウンタ機
構の回動片248に突設したピン246が緩く位
置付けられている。
上記の遊星歯車144が噛合う歯車158と偏
心ピン付き円板194とスライドバー200とで
遮光板移動機構を構成している。
タイマー機構 第4図に示すように、前後方向に長く延びた回
転軸70の前端に取り付けられたウオーム139
は、その軸と直交する横軸210の一端に設けら
れた歯車212と噛合つている。横軸210の他
端には別のウオーム214が設けられ、これと噛
合う減速歯車列216を介して上方に配置された
ピニオン218を一定の低速度で回転させるよう
に構成されている。ピニオン218は、第3図に
示すように駆動機構の収納ケース2c上に前後方
向に移動可能に配置したスライドバー220の前
部側縁に形成されたラツク部222と噛合つてい
る。また、スライドバー220の前端部上面にも
ラツク部224が形成され、このラツク部に噛合
つているピニオン226を回転させることによ
り、前述のエネルギー表示部32の裏側に配置さ
れた表示板228を上下動させるように構成され
ている。スライドバー220は、その中間部と上
記収納ケース2dとの間に張設されたスプリング
230によつて前方位置に引つ張られている。
スライドバー220の後部側縁の近傍には、前
記駆動機構の減速歯車列64の中間歯車65の軸
の上端65aが位置している。この軸は上下方向
に移動可能で、通常は中間歯車65がその両側の
歯車と噛合う位置に、歯車65の下のスプリング
(図示せず)で維持されている。
これに対し、スライドバー220の上面には、
中間歯車65の軸端65aから前方に離れたとこ
ろに突片232が回動自在に軸支されると共に、
この突片232との間にスプリング234が連結
されている。突片232の先端は、スライドバー
220が第4図の矢印方向に所定距離移動したと
き、中間歯車65の軸端65aに近接して収納ケ
ース2c上に配置された突起236に係合して停
止するように、スライドバー220の側縁から突
出すると共に鈎形に形成されている。更に、突片
232の先端底面にテーパを付けることにより、
スライドバー220が移動するときスプリング2
34の引張力が作用し、突片232の鈎形先端が
突起236を乗り越えて中間歯車65の軸端65
a上に位置し、これを押し下げて中間歯車65と
その両側の歯車との噛合いを解除するようになつ
ている。この噛合い解除により、モータ62の回
転力は回転軸70に伝達されず、スクリーン6の
映像が停止してゲーム終了となる。
なお、スライドバー220の前方位置への復帰
は、第1図bのリセツトボタン36を押すことに
よつてピニオン218の軸219が押し下げら
れ、このピニオンがスライドバーのラツク222
から外れてスプリング230の引張力が作用する
ことにより遂行される。このとき、スライドバー
220の復帰移動によりピニオン226が第4図
の矢印と反対の方向に回転し、表示板228を当
初の位置まで上昇させる。
カウンタ機構 第13図に示すように、計器パネル30の命中
回数表示部34の裏側には、数字表示窓34aお
よび34bに命中回数を表わす2桁のカウンタ2
40が配置されている。このカウンタ240は、
各表示窓に現われる0から9までの数字を円周面
上に付した2連のドラム242aおよび242b
と、1位の数字を表わすドラム242bが1回転
したとき、10位の数字を表わすドラム242aを
数字1つ分すなわち1/10回転させる歯車機構とを
具備している。この歯車機構は、ドラム242a
の右側面に歯車243を一体に形成し、この歯車
と噛合うピニオン245を2つのドラムの間に配
置する一方、ドラム242bが1回転する毎にピ
ニオン245と噛合う小ピニオン247をドラム
242bの左側面の所定位置に配置することによ
り構成されている。
このカウンタ機構において、1位の数字を表わ
すドラム242bを数字1つ分回転させる手段は
次の通りである。まず、2つのドラム242aおよ
び242bの中心を軸244が回転自在に貫通し
ている。この中心軸244の左側の突出端には、
前記表示切換機構のスライドバー200のU字状
突起部202の凹部203内に緩く嵌合する偏心
ピン246を備えた回動片248が取り付けられ
ている。一方、中心軸244の、右側のドラム2
42bから突出した部分には、このドラムを一方
向にのみ回転させるクラツチ歯車249が取り付
けられている。更に、中心軸244は前記リセツ
トボタン36を貫通し、右端部244aは円錐形
状に形成されて、リセツトボタン36の傾斜切欠
き部36a(第14図c参照)内に位置している。
中心軸の右端部244aにはスプリング251が
当接し、これによつてクラツチ歯車249がドラ
ム242bの右側面に形成されたクラツチ歯25
3と常時噛合うように中心軸244を押してい
る。
次に、第13図および第14図a,bに示すよ
うに、10位の数字を表わすドラム242aの左側
面には、周面の数字に対応して円周を10等分した
円弧状凹部250aが形成される一方、1位の数
字を表わすドラム242bの右側面には、同じく
周面の数字に対応して円周を10等分した位置にド
ラムの逆転を阻止するラチエツト歯250bが形
成されている。各ドラム242a,242bの後
方には、中心軸244と平行に配置した軸252
を支点としてL字形の位置決め部材254a,2
54bが回動自在に取り付けられている。各位置
決め部材254a,254bは、軸252に沿つ
て相互に連結されると共にスプリング256の引
張力により上方に付勢されており、これにより、
左側の位置決め部材254aの下部に形成した円
弧状の凸部258aがドラム242aの円弧状凹
部250aに嵌合すると共に、右側の位置決め部
材254bの下部に形成した鈎形の凸部258b
がドラム242bのラチエツト歯250bに係合
し、各ドラムの数字を表示窓34aおよび34b
内に位置決めするようにしている。
従つて、回動片248が第14図aの矢印方向
(時計回り)に回動すると、中心軸244および
互いに噛合つているクラツチ歯249,253を
介して右側のドラム242bが1/10回転する。し
かる後、回動片248が反対方向(反時計回り)
に回動して当初の位置に復帰しても、クラツチ歯
249および253の作用およびラチエツト歯2
50bと鈎形凸部258bとの係合により、ドラ
ム242bは1/10回転した位置に停まる。かくし
て、カウンタは1つカウントした状態になる。
上記構成のカウンタ240は、次のようなリセ
ツト機構によつてリセツトされる。
まず、各ドラム242a,242bの側面にお
いて夫々円弧状凹部250a、ラチエツト歯25
0bを形成している段部の外側には、ドラムと共
に回転する偏心ハート形カム260が形成されて
いる。なお、右側のドラム242bのクラツチ歯
253は、ハート形カム260上に形成されてい
る。
一方、第13図および第14図cに示すよう
に、リセツトボタン36は位置決め部材254a
および254bの軸252の下まで延びると共に
一部が上方に突出している。このリセツトボタン
の突出部37は、軸252に取り付けた回動片2
62の下端に当接している。リセツトボタン36
の基部には、コイルスプリング264が取り付け
られている。更に、リセツトボタン36の中間部
には傾斜切欠き部36aが形成され、この中に中
心軸244の円錐形状の右端部244aが位置し
ていることは、前述の通りである。
また、各位置決め部材254a,254bの上
部は、夫々対応するドラム242a,242bの
ハートカム260の上方まで延びて、その先端は
ハートカムの変曲点261に係合する下向きの鋭
角突起255として形成されている。ハートカム
260は、その変曲点261に各位置決め部材2
54a,254bの先端突起255が係合したと
き、表示窓34a,34bに数字0が現われるよ
うに、各ドラムの外側面に位置付けられている。
更に、各位置決め部材254a,254bの軸2
52には、前述のタイマー機構のスライドバー2
20を移動させるピニオン218の軸219の上
端をスプリング217に抗して押し下げる回動片
266が取り付けられている。
従つて、リセツトボタン36を押すと、その傾
斜切欠き部36aによつて中心軸244の円錐形
状の右端部244aが第13図において右に移動
し、クラツチ歯249と253の噛合いが外れ
る。同時に、上方突出部37によつて回動片26
2が第14図cの矢印方向に回動し、これと同軸
の位置決め部材254a,254bが同方向に回
動して、円弧状凸部258aおよび鈎形凸部25
8bが夫々各ドラムの円弧状凹部250aおよび
ラチエツト歯250bから離脱する。その一方
で、先端突起255がハートカム260の周縁に
当接し、その変曲点261に係合するまで各ドラ
ム242a,242bを回転させることにより、
表示窓34aおよび34bには“0”が現われ
る。また、もう1つの回動片266が同方向に回
動してピニオン218の軸219を押し下げるこ
とにより、ピニオン218がスライドバー220
のラツク222から外れる。かくして、スライド
バー220および表示板228が当初の位置に戻
ることは前述のとおりである。
上記のリセツト後、リセツトボタン36を押す
のをやめると、これはスプリング264の力で再
び計器パネル30の上面から突出し、各位置決め
部材254a,254bがスプリング256の引
張力で夫々第14図a,bの状態に戻る。
図示の射撃ゲーム玩具は上記のように構成され
ているので、動作は次のとおりである。
始動 まず、電源スイツチ38をONにすると、電球
52が点灯してスクリーン6に背景等の映像が映
し出されると同時にモータ62が始動し、回転軸
70を一定速度で回転させるので、タイマー機構
のスライドバー220が後方に移動し始め、且つ
表示板228が下降し始める。このとき、変速レ
バー28が速度0すなわち表示窓26に“0”を
表示する位置に設定されていると、第4図のピニ
オン76は変速歯車82と噛合つていない。従つ
て、スクリーン6の映像は停止している。
次に、変速レバー28を動かして1〜4の任意
の速度位置に設定すると、これに対応してピニオ
ン76が変速歯車82の4つの同心円ラツクの一
つと噛合い、シリンダ54を回転させるので、ス
クリーン6の映像が上から下に動き出し、標的8
が移動する。操縦桿16を左右に倒すと、回転シ
リンダ54内の電球52が横軸50に沿つて左右
に移動することにより、スクリーン6の映像が左
右に動くので、操縦桿16を適宜操作して標的8
の照準10に合致させるようにする。
発射 そこで発射ボタン12を押すと、前記表示切換
機構のドラムストツパー146が回動し、その先
端と切換ドラム142の第1突起148との係合
を解除するので、ドラム142がクラウンギヤ1
40と共に第4図の矢印方向に回転し、第1突起
148が発射表示用ストツパー160に係合した
ところで再び停止する(第8図)。このとき、切
換ドラム142の遊星歯車144は歯車164に
噛合つてこれを回転させるので、同軸歯車166
が回転し始め、音出し板172を振動させて発射
音を発生させる。一方、カム部材168も回転し
始め、そのカム部174によつて揺動部材180
を回動させる。これにより、電球108を収容し
たカム部材104が第9図の位置から第10図の
位置まで反時計方向に回転し、そのカム山105
によつて常開スイツチ110を閉じる。従つて、
電球108が点灯し、その光は遮光板94の逆V
字状光透過部92を透過してスクリーン6に当た
る。かくして、画面には逆V字状の発射光が表示
される。
この発射表示は、遊星歯車144と噛合う歯車
164の偏心ピン170が第8図の状態から回動
し、ストツパー160の中間部を矢印方向に押す
ことによつてストツパー160の上端と突起14
8との係合を解除したとき終了する。すなわち、
ストツパー160と突起148との係合解除によ
り、ドラム142はクラウンギヤ140と共に回
転し始め、遊星歯車144と歯車164との噛合
いが解除されるので、それまでカム部材168に
加えられていた回転力がなくなる。そのため、ス
プリング176の引張力が作用し、カム部材16
8を第9図の位置に復帰させる。また、揺動部材
180はスプリング178(第8図)の引張力に
よつて元の位置に戻される。かくして、常開スイ
ツチ110は再びオフになり、電球108が消灯
する。上記ドラム142の回転は、突起148が
再びストツパー146と係合したところで停止す
る。
命中 カム部材168の後方では、標的8が照準10
に合致したとき、その標的に対応した回転シリン
ダ54の突起60が揺動軸114の突片112に
当接して、逆U字状のアーチ116を後方に動か
す。このため、回動板124が回動し、スプリン
グ130を介して下方の回動板126も第6図の
矢印方向に回動するので、これと一体の回動レバ
ー132は、上記回転ドラム142上に位置して
いる爆発表示用ストツパー150の先端をクラウ
ンギヤ140の方に動かす。このとき発射ボタン
12を押していなければ、第4図に示すように、
ドラム142は突起148とストツパー146と
の係合によつて停止しているので、状態は変化し
ない。
ところが、スクリーン6において標的8が照準
10に合致するタイミングと発射ボタン12を押
すタイミングとがうまく一致すると、上述の発射
表示が終了した後ドラム142は再び回転する
が、爆発表示用ストツパー150の先端がクラウ
ンギヤ140の方に寄つているため、第11図に
示すように、ドラム142上の第2の突起152
がストツパー150の先端に係合したところでド
ラム142の回転が停止し、遊星歯車144は歯
車158と噛合う。従つて、その外側の歯車18
6および段付き歯車188が回転して振動板19
2を振動させ、共鳴体190から爆発音が発生す
る。
これと同時に、円板194も回転するので、そ
の偏心ピン196によりスライドバー200は第
11図の矢印方向に移動する。従つて、スライド
バー200の後部上端が遮光板94を第9図の位
置から第12図の位置まで横軸96を中心として
時計方向に回動させる一方、後部突起202が揺
動部材180を発射表示の場合と同様に回動させ
るので、カム部材104が再び反時計方向に回転
し、常開スイツチ110を閉じて電球108を点
灯させる。ところがこの場合、遮光板94は下限
位置まで回動しているため、電球108の光は直
接スクリーン6に当たる。そして、スクリーン6
では光が輪郭のぼけた円形を描くため、スクリー
ン6に特別の爆発模様を付加する必要なしに爆発
光らしい表示が実現される。
スライドバー200の上記移動に伴なつて回動
する回動片248により、前述のカウンタ機構は
1位の数字を表示するドラム242bを1/10回転
させ、計器パネル30の表示窓34b内の数字を
1だけ増加した数字に変える。
以上の命中表示動作は、ストツパー150と突
起152との係合によるドラム142の停止が解
除されたとき終了する。まず、回転シリンダ54
の回転に伴ない、照準10に合致した標的8に対
応する突起60が揺動軸114の突片112から
離れると、揺動軸114のアーチ116が前方に
戻る。故に、上下の回動板124,126および
回動レバー132は、軸ピン128を中心として
第6図の時計方向に回動する。ところが、ストツ
パー150の下向き突起151は、歯車158の
切欠き159を形成したカム側面に当接している
ので、回動レバー132が回動しても、ストツパ
ー150はその先端を突起152に係合させたま
まであり、上記歯車158の切欠き159がスト
ツパー150の下向き突起151の位置まで回転
したとき、下向き突起151が切欠き159内に
入ることにより、ストツパー150が回動してそ
の先端が突起152から外れる。このため、ドラ
ム142は第11図の位置から再び回転し、遊星
歯車144を歯車158から離脱させる。この時
までに歯車158および円板194は1回転して
おり、スライドバー200は1往復する。スライ
ドバー200が第12図の状態から元の位置の方
に戻り始めると、遮光板94が第9図の状態まで
回動すると共に揺動部材180がスプリング17
8の引張力により回動され、常開スイツチ110
がオフになる。
上記ドラム142の回転は、突起148が再び
ストツパー146の先端に係合したところで停止
する(第4図)。
図示の射撃ゲーム玩具によれば、上記の命中動
作を繰返すことによつて命中表示部34の数字が
増大していくが、1回のゲーム時間は前記タイマ
ー機構によつて予め定められている。すなわち、
スライドバー220が後方移動を始めてから一定
時間(例えば1分間)が経過すると、突片232
の先端が突起236を乗り越えて駆動機構の中間
歯車65の軸端65a上に位置し、これを押し下
げる。これにより、中間歯車65は減速歯車列6
4から離脱し、モータ62の回転が軸70に伝わ
らなくなるので、スクリーン6の画面の動きが停
止する。また、スライドバー220も停止する。
この状態でリセツトボタン36を押すと、再び
ゲームができる状態になる。すなわち、リセツト
ボタン36を押すことにより、前述のリセツト機
構がカウンタ240の表示を“00”にすると同時
にピニオン218の軸219を押し下げ、ピニオ
ン218とスライドバー220のラツク部222
との噛合いが外れる。従つて、スライドバー22
0はスプリング230の引張力により初めの位置
に戻され、その復帰移動によりピニオン226を
ゲーム中とは反対の方向に回転させ、表示板22
8を初めの位置に復帰させる。
考案の効果 上記のように、本考案は、発光体を電源に接続
したスイツチをオフからオンにするカム部材、カ
ム回転機構及び発射ボタンに連動してカム回転機
構を作動させる機構を有するから、発光体を単に
点灯するのみで、発光体とスクリーンとの間に位
置させた遮光板の光透過部を通る光でスクリーン
に発射状態を表示することができ、また、発光体
とスクリーンとの間に配置した発射表示のための
光透過部を有する遮光板の位置を切り換える表示
切換機構を有するから、命中時、遮光板を発光体
とスクリーンとの間の位置から移動させ、発光体
の光を直接スクリーンに爆発光として表示するこ
とができて、一つの発光体によつて発射と爆発の
2種類の表示を実現し、命中時には遮光板を移動
させるだけで爆発表示に切り換えることができる
簡潔な構成の表示切換機構を備えた射撃ゲーム玩
具が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案による射撃ゲーム玩具の正面
斜視図、同図bは計器パネルの外観を示す図、第
2図は操縦桿の縦断面図、第3図は第1図の玩具
の上部を取り外して内部機構を示す図、第4図は
駆動機構の構成を示す斜視図、第5図は第4図に
示された回転ドラムの断面図、第6図は表示切換
機構の構成を示す斜視図、第7図は図示の玩具に
使用されているモータと電球への給電を示す回路
図、第8図は発射ボタンを押したときの駆動機構
の状態を示す部分斜視図、第9図は発射および爆
発表示部の通常の状態を示す図、第10図は表示
部の発射時の状態を示す図、第11図は標的に命
中した時の駆動機構の状態を示す部分斜視図、第
12図は発射および爆発表示部の命中時の状態を
示す図、第13図はリセツト機構を含むカウンタ
機構の平面図、第14図a,b,cは夫々第13
図の線A−A,B−B,C−Cにおける側断面図
である。 2aおよび2b…ケーシング、6…スクリー
ン、8…標的、10…照準、12…発射ボタン、
16…操縦桿、26…速度表示窓、28…変速レ
バー、30…計器パネル、34…命中回数表示
部、36…リセツトボタン、54…回転シリン
ダ、62…モータ、82…変速歯車、92…光透
過部、94…遮光板、104…カム部材、108
…発光体(電球)、110…スイツチ、124お
よび126…回動板、132…回動レバー、14
2…切換ドラム、144…遊星歯車、146,1
50および160…ストツパー、148および1
52…突起、168…発射表示用カム部材、18
0…揺動部材、190…共鳴体、192…振動
板、194…円板、200…スライドバー、21
8および226…ピニオン、220…タイマー機
構のスライドバー、222および224…ラツク
部、228…表示板、232…突片、240…カ
ウンタ、242aおよび242b…ドラム、24
4…中心軸、248…回動片、254aおよび2
54b…位置決め部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 移動する標的8を映すスクリーン6の前方に発
    射ボタン12を、前記スクリーン6の後方には発
    光体108をそれぞれ配置し、該発光体108を
    スイツチ110を介して電源に接続した射撃ゲー
    ム玩具において、 前記移動標的8の図柄58を描いた光透過性の
    周壁を有し、前記スクリーン6の後方に配置され
    た回転シリンダ54と、 該回転シリンダ54の周面上の図柄58に対応
    した位置に設けられた命中用突起60と、 前記回転シリンダ54の内部に配置された光源
    52と、 前記スイツチ110に対し離れた位置から係合
    する位置まで回転して該スイツチ110をオフか
    らオンに切り換えるカム部材104と、 該カム部材104を前記スイツチ110から離
    れた位置から前記スイツチ110に係合する位置
    に回転させるカム回転機構と、 前記スクリーン6と発光体108との間の位置
    からその外側まで回動可能な発射表示のための光
    透過部92を有する遮光板94と、 該遮光板94を移動させると共に前記カム部材
    104を回転させる遮光板移動機構と、 駆動源に連結され回転駆動される切換ドラム1
    42と、 該切換ドラム142の回転中心軸162上に固
    定された太陽歯車143及びこれと噛合い軸が前
    記切換ドラム142に固定された遊星歯車144
    と、 前記切換ドラム142の外周面上の所定位置に
    設けられた第1突起148及び第2突起152
    と、 通常、前記第1突起148に係合する位置にあ
    り、前記切換ドラム142を前記遊星歯車144
    が前記カム回転機構及び遮光板移動機構のいずれ
    とも噛合わない位置に停止させるドラムストツパ
    ー146と、 通常、前記第1突起148に係合する位置にあ
    り、前記切換ドラム142を前記遊星歯車144
    が前記カム回転機構と噛合う位置に停止させ、一
    定時間後に係合を解除する発射表示用ストツパー
    160と、 通常、前記第2突起152に係合しない位置に
    あり、前記第2突起152に係合すると、前記切
    換ドラム142を前記遊星歯車144が前記遮光
    板移動機構と噛合う位置に停止させ、一定時間後
    に係合を解除する爆発表示用ストツパー150
    と、 前記発射ボタン12に連動して前記ドラムスト
    ツパー146を前記第1突起148から離脱する
    方向に移動させるドラムストツパー移動部材15
    6と、 前記スクリーン6上の移動標的8が所定の照準
    位置10に来た時に前記回転シリンダ54の命中
    用突起60と係合して作動し、前記爆発表示用ス
    トツパー150を前記第2突起152との係合位
    置に移動させる爆発表示用ストツパー移動機構1
    14,124,126,132と を備えたことを特徴とする射撃ゲーム玩具。
JP1984061477U 1984-04-27 1984-04-27 射撃ゲ−ム玩具 Granted JPS60175285U (ja)

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JPS60175285U JPS60175285U (ja) 1985-11-20
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JPS60175285U (ja) 1985-11-20
US4602790A (en) 1986-07-29

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