JPH06270772A - 車両用ワイパアーム・ブレード - Google Patents

車両用ワイパアーム・ブレード

Info

Publication number
JPH06270772A
JPH06270772A JP5058982A JP5898293A JPH06270772A JP H06270772 A JPH06270772 A JP H06270772A JP 5058982 A JP5058982 A JP 5058982A JP 5898293 A JP5898293 A JP 5898293A JP H06270772 A JPH06270772 A JP H06270772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
cover
blade
retainer
wiper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5058982A
Other languages
English (en)
Inventor
Mineya Fukushi
士 美 音 也 福
Yuji Hirohama
浜 有 次 広
Hiroyuki Sato
藤 博 之 佐
Yukiho Murata
田 行 帆 村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
Priority to JP5058982A priority Critical patent/JPH06270772A/ja
Publication of JPH06270772A publication Critical patent/JPH06270772A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属製部分に錆を発生させないようにするこ
とができるとともに回動する部分に泥やほこりを侵入さ
せないようにすることができる車両用ワイパアーム・ブ
レードを提供する。 【構成】 ワイパブレードの外側を覆うブレードカバー
4と、アームピースおよびリテーナの外側を覆うリテー
ナカバー5と、リテーナとアームヘッドとの間でのヒン
ジ部分を覆うヒンジカバー6とを備えた車両用ワイパア
ーム・ブレード1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ウインドシールドガ
ラス等の払拭面を拭うのに利用される車両用ワイパアー
ム・ブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウインドシールドガラス等の払拭
面を拭うワイパブレードとしては、日本規格協会発行
JISハンドブック 自動車 JIS D5710 自
動車用ワイパブレード及びワイパアームに規定されてい
るものが知られている。
【0003】上記した車両用ワイパアーム・ブレード
は、ブレードラバーと、このブレードラバーを取付けた
レバーヨークを回動自在に連結したブレードレバーとが
ワイパブレードに備えられており、このワイパブレード
の中央部分に位置するブレードレバーにワイパアームと
の取付部が設けられている。また、ブレードレバーのワ
イパアームとの取付部にはワイパアームに備えたアーム
ピースのワイパブレードとの取付部が回動自在に取付け
られているとともに、アームピースはリテーナの一端側
に備えられており、一端側にピボットシャフト取付部を
有するアームヘッドの他端側とリテーナの他端側とは回
動自在に枢着されている。そして、アームヘッド側とリ
テーナ側との間にアームスプリングが係止されている。
アームヘッドのピボットシャフト取付部を車体側のピボ
ットシャフトに固定してから、このピボットシャフトを
ワイパモータからの動力によって往復回動させると、ワ
イパアームはアームスプリングにより設定されたアーム
圧によってワイパブレードのブレードラバーを払拭面に
対して押圧しながら払拭面上を往復で揺動するため、ワ
イパブレードによって払拭面を拭う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の車両用
ワイパアーム・ブレードでは、車体への取付け状態で、
ワイパブレードおよびワイパアームが車体の外側に露出
する構造になっていることから、雨や水が直接かかりや
すく、それによって、金属製であるレバーヨーク,ブレ
ードレバー,ワイパアームに錆を発生させやすいため、
防錆処理を表面に施す必要があり、防錆処理を施すと塗
装工程が複雑になって作業性が悪くなるという問題点が
あるとともに、泥やほこりも直接かかりやすいため、泥
やほこりが回動する部分にはさまった際に摩耗や異音を
発生する可能性を有するという問題点があり、これらの
問題点を解決することが課題となっていた。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わる車両用ワイパアーム・
ブレードは、金属製部分に錆を発生させることが少ない
とともに回動する部分への泥やほこりの侵入を防止する
ことができる車両用ワイパアーム・ブレードを提供する
ことを目的としている。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる車両用
ワイパアーム・ブレードは、ブレードラバーを保持する
とともにアームピースとの取付部を中央部分に有するワ
イパブレードをそなえているとともに、ワイパブレード
のアームピースとの取付部により脱着自在にワイパブレ
ードを保持するアームピースと、アームピースを固着す
るリテーナと、リテーナに、ヒンジにより回動自在に連
結されるとともに、フック係止用の枢軸を備えたアーム
ヘッドと、一端をアームヘッドのフック係止用の枢軸に
回動自在に連結されたフックと、一端をアームピースに
連結されるとともに他端をフックに連結されたアームス
プリングと、を備えたワイパアームをそなえている車両
用ワイパアーム・ブレードにおいて、ワイパブレードを
覆うブレードカバーと、アームピースおよびリテーナを
覆うリテーナカバーと、リテーナとアームヘッドとの間
でのヒンジ部分を覆う可撓性のヒンジカバーとを備えた
構成としたことを特徴としており、必要に応じて採用さ
れる実施態様においてヒンジカバーの一端をリテーナと
リテーナカバーとで挾持するとともに、ヒンジカバーの
他端をアームヘッドに一体に備えられたヒンジカバー係
止部により着脱自在に固着しており、必要に応じて採用
される他の実施態様においてアームヘッドの外側を覆う
アームヘッドカバーを備えており、必要に応じて採用さ
れる他の実施態様においてヒンジカバーの一端をリテー
ナとリテーナカバーとで挾持するとともに、ヒンジカバ
ーの他端をアームヘッドとアームヘッドカバーとで挾持
しており、必要に応じて採用される他の実施態様におい
てアームヘッドカバーは、ヒンジカバーを一体的に形成
しており、必要に応じて採用される他の実施態様におい
てアームヘッドカバーのヒンジカバー端部をリテーナと
リテーナカバーとで挾持しており、必要に応じて採用さ
れる他の実施態様においてリテーナカバーは、ヒンジカ
バーを一体的に形成しており、必要に応じて採用される
他の実施態様においてリテーナカバーのヒンジカバー端
部をアームヘッドとアームヘッドカバーとで挾持してお
り、必要に応じて採用される他の実施態様においてブレ
ードカバーに、ワイパブレードの中央部分から端部部分
までの間の外側においてワイパアームに備えたリテーナ
の一端部の延長線上に突出し、且つリテーナカバーに対
し単一的な面を形成するサブカバー部を備えている。
【0008】
【発明の作用】この発明に係わる車両用ワイパアーム・
ブレードにおいて、ワイパフレードの外側はブレードカ
バーによって覆われ、ワイパアームに備えたアームピー
スおよびリテーナの外側はリテーナカバーによって覆わ
れ、リテーナとアームヘッドとの間でのヒンジ部分はヒ
ンジカバーによって覆われる。それ故、ワイパブレード
およびワイパアームのリテーナおよびアームピースは各
カバーによって雨水や塵埃等が直接かかりにくいものと
なる。
【0009】
【実施例】図1ないし図9にはこの発明に係わる車両用
ワイパアーム・ブレードの一実施例が示されており、図
1は正面図、図2は図1の背面図、図3は図1の縦断右
側面図、図4,図5,図6,図7は図2の各部の切断端
面図、図8はヒンジカバーまわりの切断図、図9は車体
取付け状態の外観図である。
【0010】図示する車両用ワイパアーム・ブレード1
は、主としてワイパブレード2、ワイパアーム3、ブレ
ードカバー4、リテーナカバー5、ヒンジカバー6、ア
ームヘッドカバー7から構成されている。
【0011】ワイパブレード2には、図2および図3に
より明らかなように、ゴム製で長寸状をなすブレードラ
バー2aが備えられており、ブレードラバー2aの長さ
方向に沿って4個所に配設したレバーヨーク2bによっ
てブレードラバー2aが把持されている。レバーヨーク
2bは、両端部から2個所づつがセカンダリーブレード
レバー2cを介してプライマリーブレードレバー2dに
回動自在に連結されており、レバーヨーク2bは、ブレ
ードラバー2aが図9に示す払拭面Wに対して図3に示
す仮想線のように、湾曲状態で圧接する際にブレードラ
バー2aに追従して湾曲するため、セカンダリーブレー
ドレバー2cおよびプライマリーブレードレバー2dに
対して回動する。プライマリーブレードレバー2dのほ
ぼ中央には後述するワイパアーム3に装着するための取
付部2d1が備えられている。レバーヨーク2b,セカ
ンダリーブレードレバー2c,プライマリーブレードレ
バー2dはいずれも金属製である。
【0012】ワイパアーム3には、図2および図3によ
り明らかなように、アームヘッド3a,アームピース3
b1を備えたリテーナ3b,アーム圧設定用のアームス
プリング3cが備えられており、アームヘッド3aの図
3中の下方である一端側には、図示しないワイパモータ
から動力によって往復回動するピボットシャフトに取付
けるための孔状のピボットシャフト取付部3a1が備え
られているとともに、アームヘッド3aの他端側はリベ
ットピンであるヒンジ3a2を介してリテーナ3bの一
端側に連結されている。リテーナ3bがヒンジ3a2を
介してアームヘッド3aの他端側に連結されているた
め、アームヘッド3aに備えたピボットシャフト取付部
3a1に前記ピボットシャフトを固定した状態でリテー
ナ3bはワイパブレード2を払拭面Wに対して押圧する
側である図3中の時計方向とワイパブレード2を払拭面
Wに対してロックバックする側である図3中の反時計方
向とに回動する。リテーナ3bの他端側には、略クラン
ク形状に成形されたアームピース3b1の一端側が固定
されており、このアームピース3b1の他端側には、図
3により明らかなように、U字形状をなすものとして成
形されていてワイパブレード2に備えられたプライマリ
ーブレードレバー2dのワイパアーム3との取付部2d
1を装着させるためのワイパブレード2との取付部3b
2が設けられている。
【0013】また、図8により明らかなように、アーム
ヘッド3aの他端寄りでヒンジ3a2の近傍には、フッ
ク係止用枢軸3a3を備えたフック挿入用溝3a4が設
けられており、このフック挿入用溝3a4内でフック係
止用枢軸3a3にフック3c1の一端側が回動自在に係
止されている。フック3c1の他端側はアームスプリン
グ3cの一端側に回動自在に係止されており、アームス
プリング3cの他端側はアームピース3b1の一端側に
係止されている。アームスプリング3cは、フック3c
1を介し伸張状態でアームヘッド3aの他端側とアーム
ピース3b1の一端側に係止されているため、リテーナ
3bおよびアームピース3b1を図3中の時計方向に付
勢する引張力を付与することによってワイパブレード2
を払拭面Wに押し付けるためのアーム圧を設定する。そ
して、アームヘッド3aの他端寄りには、後述するヒン
ジカバー6の他端に設けられている舌片6a1に固着さ
れるものとして凹溝状に形成したヒンジカバー係止部3
a5が一体に設けられており、このヒンジカバー係止部
3a5は、前記舌片6a1に対して着脱自在になってい
る。リテーナ3b,アームピース3b1,アームヘッド
3a,ヒンジ3a2,フック3c1,アームスプリング
3cはいずれも金属製である。
【0014】一方、ワイパブレード2の外側にはブレー
ドカバー4が取付けられている。このブレードカバー4
は、図2および図3により明らかなように、ワイパブレ
ード2の外形寸法よりもわずかに大きい外形を有し、ワ
イパブレード2の長さ方向に沿ってブレードラバー2a
の払拭面Wへの接触部分2a1を除いてレバーヨーク2
b,セカンダリーブレードレバー2c,プライマリーブ
レードラバー2dを覆う形状のメインカバー部4aと、
ワイパブレード2に備えたプライマリーレバー2dの中
央部分からブレードラバー2aの端部部分までの間の外
側においてワイパアーム3に備えたリテーナ3bの一端
側の延長線E上に突出したサブカバー部4bとが樹脂に
より一体で且つ断面コ字形状をなすものとして薄肉に成
形されている。
【0015】また、ブレードカバー4の開口側でワイパ
ブレード2に備えたプライマリーブレードレバー2dに
対応した位置には、小突起状のブレード押さえ4cが4
個所に設けられており、ブレードカバー4の開口側をワ
イパブレード2に被せてから、ワイパブレード2に備え
たプライマリーレバー2dにブレードカバー4を当接さ
せることによって前記各ブレード押さえ4cがプライマ
リーレバー2dに対して係止するため、ブレードカバー
4はワイパブレード2に別離不能に取付けられる。
【0016】そして、ブレードカバー4のほぼ中央でワ
イパアーム3側には、矩形に切除したワイパアーム挿入
用孔4dが設けられており、このワイパアーム挿入用孔
4dにワイパアーム3に備えたアームピース3b1の先
端側が挿入される。
【0017】他方、ワイパアーム3の外側には、ワイパ
アーム3に備えられたリテーナ3bの外側部分に位置す
るリテーナカバー5と、ワイパアーム3に備えられたリ
テーナ3bとアームヘッド3aとの連結部分であるヒン
ジのまわりに位置するヒンジカバー6と、ワイパアーム
3に備えられたアームヘッド3aの外側部分に位置する
アームヘッドカバー7とが備えられている。
【0018】リテーナカバー5は、リテーナ3bの外形
寸法よりもわずかに大きい外形を有し、基端側がリテー
ナ3bの一端寄り部分の外側を覆うとともに先端側がリ
テーナ3bの長さ方向に沿い且つ前記ブレードカバー4
に備えたサブカバー部4bの近傍まで延長されたものと
して樹脂により断面コ字形状をなして薄肉に成形されて
いる。
【0019】また、リテーナカバー5は一方側が開口さ
れており、この開口側でリテーナ3bに対応した位置に
は、小突起状のリテーナ押さえ5aが4個所に設けられ
ており、リテーナカバー5の開口側をリテーナ3bに被
せてから、リテーナ3bにリテーナカバー5を当接させ
ることによって前記各リテーナ押さえ5aがリテーナ3
bに対して係止するため、リテーナカバー5はリテーナ
3bに別離不能に取付けられる。リテーナカバー5がリ
テーナ3bに別離不能に取付けられ、前記ブレードカバ
ー4がワイパブレード2に別離不能に取付けられた状態
で、図1に示すように、リテーナカバー5とブレードカ
バー4は単一的な面合成を形成する。また、リテーナカ
バー5の基端側は、リテーナ3bの一端寄り部分で開放
されており、この開放部分にヒンジカバー取付部5bが
設けられている。ヒンジカバー取付部5bはリテーナ3
bに対して近接しており、この近接部分によってヒンジ
カバー6の一端側を挾持している。
【0020】そして、リテーナカバー5の先端寄りでワ
イパアーム3側には、ブレードカバー4に設けたワイパ
アーム挿入用孔4dに対応したものとして形成したワイ
パアーム挿入孔5cが設けられており、このワイパアー
ム挿入用孔5cにワイパアーム3に備えたアームピース
3b1の先端側が挿入される。
【0021】ヒンジカバー6は、ゴムにより断面コ字形
状をなして薄肉に成形されており、図8により明らかな
ように、蛇腹状をなしていて図中横方向に伸縮自在な可
動部6aの両端側にコ字状をなす固定用舌片6a1,6
a1が設けられている。ヒンジカバー6は、リテーナ3
b側の固定用舌片6a1がリテーナカバー5とリテーナ
3bとによって挾持され、アームヘッド3a側の固定用
舌片6a1は前記アームヘッド3aに備えられたヒンジ
カバー係止部3a5により着脱自在に固着されている。
ヒンジカバー6は、リテーナ3bを図中の反時計方向に
付勢させてワイパブレード2を払拭面Wに押し付ける際
と、リテーナ3bを図中の時計方向に回動させてワイパ
ブレード2をロックバックさせる際にリテーナ3bとと
もに回動するリテーナカバー5に追従して可動部6aが
円滑に伸縮を行う。
【0022】アームヘッドカバー7は、アームヘッド3
aの外形寸法よりもわずかに大きい外形を有し、基端側
がアームヘッド3aの一端寄り部分の外側を覆うととも
に先端側がアームヘッド3aの長さ方向に沿い且つアー
ムヘッド3aに連結したヒンジ3a2の近傍まで延長さ
れたものとして樹脂により断面コ字形状をなして薄肉に
成形されている。
【0023】また、アームヘッドカバー7は一方側が開
口されており、この開口側でアームヘッド3aに対応し
た位置には、小突起状のアームヘッド押さえ7aが4個
所に設けられており、アームヘッドカバー7の開口側を
アームヘッド3aに被せてから、アームヘッド3aにア
ームヘッドカバー7を当接させることによって前記各ア
ームヘッド押さえ7aがアームヘッド3aに対して係止
するため、アームヘッドカバー7はアームヘッド3aに
別離不能に取付けられる。アームヘッドカバー7の先端
側は、アームヘッド3aの他端寄り部分で開放してお
り、この開放部分にヒンジカバー6が当接している。
【0024】ここで、図示はしないが、リテーナ3b側
の固定用舌片6a1がリテーナカバー5とリテーナ3b
とによって挾持されるヒンジカバー6のアームヘッド3
a側の固定用舌片6a1は、アームヘッド3aの先端側
とアームヘッドカバー7の先端側とによって挾持しても
よい。また、ヒンジカバー6は、アームヘッドカバー7
の先端側からリテーナカバー5の基端側に向けてコ字形
状に延出したものとしてアームヘッドカバー7に一体的
に形成してもよく、この場合には、アームヘッドカバー
7に形成されたヒンジカバー6の他端部をリテーナ3b
とリテーナカバー5とによって挾持するのが好ましい。
そしてまた、ヒンジカバー6は、リテーナカバー5の基
端側からアームヘッドカバー7の先端側に向けてコ字形
状に延出したものとしてリテーナカバー5に一体的に形
成してもよく、この場合には、リテーナカバー5に形成
されたヒンジカバー6の一端部をアームヘッド3aとア
ームヘッドカバー7とによって挾持するのが好ましい。
【0025】このような構造をなす車両用ワイパアーム
・ブレード1は、ワイパアーム3のアームヘッド3aに
備えたピボットシャフト取付け部3a1を車体のフード
の下側に位置する図示しないピボットシャフトに固定す
ると、図9により明らかなように、払拭面W上にブレー
ドカバー4とリテーナカバー5とヒンジカバー6だけが
露出した状態となる。そこで、図示しないワイパモータ
の動力によってピボットシャフトを往復回動させると、
ワイパアーム3のアームスプリング3cによって付与さ
れたアーム圧でワイパブレード2に備えたブレードラバ
ー2aの接触部分2a1を払拭面Wに圧接させながらワ
イパアーム3が払拭面W上を往復揺動するため、ワイパ
ブレード2のブレードラバー2aによって上部反転位置
Fと下部反転位置Gのあいだの払拭面Wを拭う。
【0026】ワイパブレードのブレードラバー2aが払
拭面Wを拭う際、ワイパブレード2はブレードカバー4
で外側を覆われるとともにワイパアーム3はアームカバ
ー5によって外側を覆われて払拭作動を行い、リテーナ
カバー5はリテーナ3bに、ヒンジカバー6はリテーナ
3bとアームヘッド3aとのヒンジ3a2部分に、アー
ムヘッドカバー7はアームヘッド3aに一体的にワイパ
アーム3とともに払拭面W上を往復揺動し、ブレードカ
バー4は、ブレードラバー2aが払拭面Wの湾曲状態に
追従し回動するのに対応してワイパブレード2とともに
回動する。このとき、リテーナカバー5の先端側で、ブ
レードカバー4のメインカバー部4aとサブカバー部4
bとがワイパブレード2に一体で回動を行い、リテーナ
カバー5は払拭面Wの外側に突出しない状態で払拭面W
上の揺動を行うものとなる。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わる車両用ワイパアーム・ブレードは上記した構成とし
たことから、ワイパブレードおよびワイパアームに備え
たアームピース,リテーナの外側は各カバーによって雨
水や塵埃等が直接かかりにくいものとなるため、錆の発
生を防止することができるとともに、回動する部分への
泥やほこりの侵入を防止することができるので、結果的
に品質の向上を図れる。また、車体の外板とのフラッシ
ュサーフェイスな面合成を形成することができるため、
造形上でのマッチングもしやすいという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる車両用ワイパアーム・ブレー
ドの一実施例の正面図である。
【図2】図1に示した車両用ワイパアーム・ブレードの
背面図である。
【図3】図1に示した車両用ワイパアーム・ブレードの
縦断右側面図である。
【図4】図2に示した車両用ワイパアーム・ブレードの
A−A線端面図である。
【図5】図2に示した車両用ワイパアーム・ブレードの
B−B線端面図である。
【図6】図2に示した車両用ワイパアーム・ブレードの
C−C線端面図である。
【図7】図2に示した車両用ワイパアーム・ブレードの
D−D線端面図である。
【図8】図1に示した車両用ワイパアーム・ブレードに
おいてのヒンジカバーまわりの切断図である。
【図9】図1に示した車両用ワイパアーム・ブレードに
おいての車体取付け状態の外観図である。
【符号の説明】
1 車両用ワイパアーム・ブレード 2 ワイパブレード 2a ブレードラバー 2d1 ワイパアーム取付け部 3 ワイパアーム 3a アームヘッド 3a2 ヒンジ 3a3 フック係止用枢軸 3b リテーナ 3b1 アームピース 3c アームスプリング 4 ブレードカバー 5 リテーナカバー 6 ヒンジカバー W 払拭面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村 田 行 帆 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレードラバーを保持するとともにアー
    ムピースとの取付部を中央部分に有するワイパブレード
    をそなえているととともに、 前記ワイパブレードのアームピースとの取付部により脱
    着自在に前記ワイパブレードを保持するアームピース
    と、 前記アームピースを固着するリテーナと、 前記リテーナに、ヒンジにより回動自在に連結されると
    ともに、フック係止用枢軸を備えたアームヘッドと、 一端を前記アームヘッドの前記フック係止用枢軸に回動
    自在に連結されたフックと、 一端を前記アームピースに連結されるとともに他端を前
    記フックの他端に連結されたアームスプリングと、を備
    えたワイパアームをそなえている車両用ワイパアーム・
    ブレードにおいて、 前記ワイパブレードを覆うブレードカバーと、 前記アームピースおよびリテーナを覆うリテーナカバー
    と、 前記リテーナと前記アームヘッドとの間でのヒンジ部分
    を覆う可撓性のヒンジカバーとを備えたことを特徴とす
    る車両用ワイパアーム・ブレード。
  2. 【請求項2】 ヒンジカバーの一端をリテーナとリテー
    ナカバーとで挾持するとともに、前記ヒンジカバーの他
    端をアームヘッドに一体に備えられたヒンジカバー係止
    部により着脱自在に固着した請求項1に記載の車両用ワ
    イパアーム・ブレード。
  3. 【請求項3】 アームヘッドの外側を覆うアームヘッド
    カバーを備えた請求項1に記載の車両用ワイパアーム・
    ブレード。
  4. 【請求項4】 ヒンジカバーの一端をリテーナとリテー
    ナカバーとで挾持するとともに、前記ヒンジカバーの他
    端をアームヘッドとアームヘッドカバーとで挾持した請
    求項3に記載の車両用ワイパアーム・ブレード。
  5. 【請求項5】 アームヘッドカバーは、ヒンジカバーを
    一体的に形成している請求項3に記載の車両用ワイパア
    ーム・ブレード。
  6. 【請求項6】 アームヘッドカバーのヒンジカバー端部
    をリテーナとリテーナカバーとで挾持した請求項5に記
    載の車両用ワイパアーム・ブレード。
  7. 【請求項7】 リテーナカバーは、ヒンジカバーを一体
    的に形成している請求項1、2のいずれかに記載の車両
    用ワイパアーム・ブレード。
  8. 【請求項8】 リテーナカバーのヒンジカバー端部をア
    ームヘッドとアームヘッドカバーとで挾持した請求項7
    に記載の車両用ワイパアーム・ブレード。
  9. 【請求項9】 ブレードカバーに、ワイパブレードの中
    央部分から端部部分までの間の外側においてワイパアー
    ムに備えたリテーナの一端部の延長線上に突出し、且つ
    リテーナカバーに対し単一的な面を形成するサブカバー
    部を備えた請求項1、2、3、4、5、6、7、8のい
    ずれかに記載の車両用ワイパアーム・ブレード。
JP5058982A 1993-03-18 1993-03-18 車両用ワイパアーム・ブレード Pending JPH06270772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5058982A JPH06270772A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 車両用ワイパアーム・ブレード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5058982A JPH06270772A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 車両用ワイパアーム・ブレード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06270772A true JPH06270772A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13100065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5058982A Pending JPH06270772A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 車両用ワイパアーム・ブレード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06270772A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101104796B1 (ko) * 2009-12-29 2012-01-12 박세헌 압력 분산 및 가변형 자동차용 와이퍼 블레이드

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101104796B1 (ko) * 2009-12-29 2012-01-12 박세헌 압력 분산 및 가변형 자동차용 와이퍼 블레이드

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4670934A (en) Windshield wiper
US4478445A (en) Door handle assembly
JPH10278745A (ja) 自動車用ウィンドシールドワイパ
JP2001518037A (ja) 車両用フロントガラスワイパー
JP3607154B2 (ja) ワイパアームを構成するアームヘッドのヘッドカバー
JP2007276669A (ja) 車両用ワイパ及びカバー部材
US5233720A (en) Snap-fitting shield for a windshield wiper arm
US4935983A (en) Windshield wiper system
JPH06270772A (ja) 車両用ワイパアーム・ブレード
US10442403B2 (en) Wiper apparatus
JP3173682B2 (ja) 車両用ワイパアーム・ブレード
JP3179233B2 (ja) 車両用ワイパアーム・ブレード
JPH0722378Y2 (ja) キャブオーバ型車両
KR200158312Y1 (ko) 차량의 엔진후드용 래치구조
JPH0239859Y2 (ja)
JPH09272407A (ja) ワイパーの連結保持具
JP2000038090A (ja) 車両用収納装置
JPS6135445Y2 (ja)
JPS5838106Y2 (ja) 自動車ドアのハンドル装置
JPH081972Y2 (ja) オープンカー
JPS6139625Y2 (ja)
JPS6332773Y2 (ja)
JP2005001455A (ja) ワイパ装置
JPH06127339A (ja) ワイパアーム
JP2019199173A (ja) アームヘッド