JPH06270502A - 記録媒体処理装置及び記録媒体処理装置の調整方法 - Google Patents

記録媒体処理装置及び記録媒体処理装置の調整方法

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JPH06270502A
JPH06270502A JP6542393A JP6542393A JPH06270502A JP H06270502 A JPH06270502 A JP H06270502A JP 6542393 A JP6542393 A JP 6542393A JP 6542393 A JP6542393 A JP 6542393A JP H06270502 A JPH06270502 A JP H06270502A
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進 橋本
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巌 辻
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動改札装置本体に印字機構部を組み込むとき
や保守点検を行うときの工数削減を図る。 【構成】この自動改札装置は、サーマルヘッド89とプ
ラテンローラー87とを所定間隔で離間するように支持
しその間隔よりも厚い乗車券2が介挿されたときサーマ
ルヘッド89に乗車券2を所定圧力で押圧する印字機構
部69を有している。この印字機構部69は、プラテン
ローラー87を回動自在に支持する支持板85と、プラ
テンローラー87の回転軸上に設けられたベアリング8
8と、サーマルヘッド89を支持する支持部材90と、
サーマルヘッド89の印字面をプラテンローラー87に
押圧するスプリング91と、支持部材90よりベアリン
グ88に当接するように設けられ押圧されたサーマルヘ
ッド89とプラテンローラー87のヘッドギャップHを
任意に調整可能な調整ネジ92とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば乗車券などの記
録媒体の改札あるいは集札を行う自動改札装置などの記
録媒体処理装置及び記録媒体処理装置の調整方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば鉄道関係において、改札の
省力化を目的として、鉄道などの施設の入場口あるいは
出場口などに設けられ、施設を利用する利用者が施設に
入場あるいは出場する際または施設の乗換えを行う際、
利用者が携行する乗車券を取り込んで検査し、乗車券か
適当であれば利用者の通過を許可し、不適であれば利用
者の通過を阻止する自動改札装置が導入されている。
【0003】この自動改札装置は、入場、出場あるいは
乗換えの際に利用者により投入された乗車券の片面(裏
面)に記録されている磁気情報(例えば、入場駅および
有効な料金など)を読み取り、この読み取った情報に基
づいて利用者の通過の許可あるいは阻止を決定し、その
乗車券に所定処理、例えば印字処理などを施した後、そ
の乗車券を排出するものである。
【0004】上記した自動改札装置において、乗車券に
印字処理を施す印字機構部は以下のように構成されてい
る。すなわち、印字機構部には、サーマルヘッドとゴム
製のプラテンローラーとが所定間隔の隙間(ヘッドギャ
ップ)を保持するように対向して設けられており、この
ヘッドギャップにこの間隔よりも厚い乗車券を介在させ
ることによりプラテンローラーがつぶされてサーマルヘ
ッドに乗車券が適当な圧力で押圧され、このときにサー
マルヘッドが乗車券に各種情報を印字するものである。
【0005】この自動改札装置は、自動改札装置本体の
一側面の側面板としてのベースに印字機構部を構成する
各部材(サーマルヘッドやプラテンローラーなど)を順
次取り付けた後、自動改札装置本体に組み込み、例えば
乗車券が詰まった場合、このベースを取り外すことによ
り直ちにその不具合箇所を調べることができる。
【0006】ところで、印字機構部において重要なの
は、乗車券に均一かつ正確に印字できることである。こ
のためにヘッドギャップの設定は、ベースにサーマルヘ
ッドやプラテンローラーなどを組み込みながら細かな位
置調整作業を伴って行われる。しかしながら、サーマル
ヘッドやプラテンローラーなどはベースに対して側方か
ら個々にビス締め固定するため、作業者は個々の部材の
ビスを緩めた状態でヘッドギャップを横から見ながら調
整し、位置が決まるとビスを締め付け、その後確認し、
傾いていた場合は再度やり直すといった、かなり熟練を
要すると共に調整工数のかかる作業を行う必要があっ
た。またこの印字機構部を保守点検するためにサーマル
ヘッドまたはプラテンローラーなどを一度分解してしま
うと、互いの関係を元に戻すために多くの作業時間を要
することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の自動改札装置では、乗車券に情報を印字する印字機
構部は、各部材をベースに組み込みながらヘッドギャッ
プを調整していたため、その調整に多くの工数を要する
ばかりか、保守点検時にも同様に多くの工数がかかると
いう問題があった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、装置本体を組み立てるときや保守点検
を行うときの工数削減を図ることのできる自動改札装置
などの記録媒体処理装置及び記録媒体処理装置の調整方
法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の記録媒体処理装
置は上記した目的を達成するために、所定の搬送経路に
沿い記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送経路に設
けられ、前記記録媒体に情報を印刷する印刷手段と、前
記搬送経路上の前記印刷手段に対向する位置に設けら
れ、前記記録媒体を支持する支持面を備え、前記支持面
により前記搬送手段により搬送される前記記録媒体を前
記印刷手段方向に支持する支持手段と、この支持手段の
一部に設けられ、前記支持面に対し所定の位置関係に配
置される基準面を有する基準部材と、前記印刷手段に支
持され、前記基準部材の基準面に当接し、前記支持手段
に対する前記印刷手段の位置を調整する調整手段とを具
備している。
【0010】またこの記録媒体処理装置はサーマルヘッ
ドと弾性ローラーとを所定間隔で離間するように支持し
その間隔よりも厚い記録媒体が介挿されたとき前記サー
マルヘッドに前記記録媒体を所定圧力で押圧する印字機
構を有する記録媒体処理装置において、前記印字機構
が、前記弾性ローラーを回動自在に支持する支持板と、
この支持板に支持された前記弾性ローラーの回転軸上に
設けられたベアリングと、前記支持板に一端が軸支され
他の一端が前記サーマルヘッドを支持する支持部材と、
この支持部材に支持された前記サーマルヘッドの印字面
を前記弾性ローラー側に押圧する押圧手段と、前記支持
部材より前記ベアリングに当接するように設けられ、前
記押圧手段により押圧された前記サーマルヘッドと前記
弾性ローラーとの間を任意の距離をおいて離間する間隔
調整部材とを具備している。
【0011】この記録媒体処理装置の前記間隔調整部材
は、前記支持部材をその上部より貫通して前記ベアリン
グに当接するようねじ込まれたねじ状部材と、このねじ
状部材を前記支持部材の上部で固定するダブルナットと
からなる。
【0012】またこの記録媒体処理装置の調整方法は、
サーマルヘッドと弾性ローラーとを離間し、その間隔よ
りも厚い記録媒体が介挿されたとき前記サーマルヘッド
に前記記録媒体が所定圧力で押圧されるようヘッドギャ
ップを調整する記録媒体処理装置の調整方法において、
前記サーマルヘッドを前記弾性ローラー側に常時押圧す
る一方、前記サーマルヘッドと前記弾性ローラーとの間
に間接的に長さ調整可能な間隔調整部材を介在させて互
いを離間する調整方法である。
【0013】
【作用】本発明の記録媒体処理装置では、支持板に支持
された支持部材および押圧手段がサーマルヘッドを弾性
ローラー側に常時押圧する一方、長さ調整可能な間隔調
整部材によりサーマルヘッドと弾性ローラーとが離間さ
れてヘッドギャップが維持される。
【0014】したがって、装置本体に組み込む前の単体
の状態で印字機構の間隔調整を行える。また保守点検の
ために装置本体より印字機構を取り外したとき、設定し
た間隔はそのまま保持されるので、点検後、印字機構の
取り付けを容易に行える。
【0015】この結果、装置本体を組み立てるときや保
守点検を行うときに工数削減を図ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0017】図1は本発明の記録媒体処理装置に係る一
実施例の自動改札装置の構成を概略的に示す図である。
【0018】同図に示すように、自動改札装置本体1の
一端部には、磁気記録方式などにより情報が記憶される
磁気記録部を所定面(裏面)に備えるカード状記録媒体
としての乗車券2を受入れる投入口3と、他端部には投
入口3から投入された乗車券2が排出される取出口4と
が設けられている。この乗車券2としては、例えば金銭
的価値を有する料金前払方式のもの(普通乗車券、定期
券および回数券など)や金銭的価値を有する料金前払で
使用の都度減額する方式(ストアード・フェアー方式)
のものなど、厚さ、幅などがさまざまに異なる乗車券2
が使用される。例えば普通乗車券は紙券でありその幅は
小型のいわゆる切符サイズであり、定期券および回数券
などはプラスチックカードであり、その幅はいわゆる定
期券サイズである。なお、回数券とは乗車毎に券面の所
定位置にパンチ穴が開けられてゆく定期券サイズの乗車
券である。
【0019】すなわち、乗車券2の幅は大別して2種
類、厚みとなるとその素材によってほぼ0.18mm〜0.45mm
程度までばらつくことになる。
【0020】この投入口3と取出口4との間には、投入
口3により投入された乗車券2を取出口4に搬送するた
めの搬送路5が形成されている。この搬送路5上には、
複数の検知器(センサ)6、7、8、9が設けられてお
り搬送される乗車券2の通過を検知する。
【0021】またこの搬送路5上には、投入口3から取
出口4までの間に、乗車券2に記録されている磁気情報
を読み取る磁気情報読取部(読取ヘッド)10、11、
乗車券2に対して磁気情報を記録する磁気情報記録部
(書込ヘッド)12、13、記録した磁気情報を読み取
る磁気情報読取部(読取ヘッド)14、15が設けられ
ている。これら各読取・書込ヘッド10〜15には、搬
送路5として所定の間隔をあけ、かつそれぞれの間隔を
保持するようにそれぞれ支持部材(回転ローラー)16
〜21が設けられている。また各読取・書込ヘッド10
〜15には、回転ローラー16〜21と共に自動改札装
置本体1の一側面に取り付られている。なお、各読取・
書込磁気ヘッド10〜15は乗車券2が表裏どちらの状
態で投入されたときにも裏面の磁気情報を読取および書
込可能なように搬送路5の上下にそれぞれ1対づつ設け
られている。また搬送路5上には、乗車券2を振り分け
る振分部22、23が設けられている。振分部22は普
通乗車券とそれ以外のもので後処理が異なるため、乗車
券2をその幅に応じて、例えばストアード・フェアー方
式のカード(以下SFカードと称す)などはSF処理部
24側に、普通乗車券はサーマルプリンタ25および入
鋏パンチ26側にそれぞれ振り分けるためのものであ
る。振分部23は投入された乗車券2が排出すべきもの
であった場合にその乗車券2を取出口4の方向に、また
投入された乗車券2が集札すべきものであった場合にそ
の乗車券2を集札部40方向へ振り分けるものである。
また自動改札装置本体1には、閉じることにより利用者
の通行を阻止するためのドア部41が設けられている。
【0022】続いて図2を参照してこの自動改札装置の
制御系統の構成について説明する。同図に示すように、
この自動改札装置の制御系統は、自動改札装置全体を制
御するセントラル・プロセッシング・ユニット42(以
下CPUと称す)、このCPU42の制御プログラムを
記憶しているリード・オンリー・メモリ44(以下RO
Mと称す)、乗車券2から読み取った情報の記憶および
制御プログラムのバッファとして情報を記憶するランダ
ム・アクセス・メモリ46(以下RAMと称す)、乗車
券2の使用が開始された入場駅( あるいは入場駅に対応
した入場駅コード)に対応した運賃情報を記憶している
運賃メモリ48、読取ヘッド10、11、14、15を
制御する読取回路50、書込ヘッド12、13を制御す
る記録回路52、検知器6〜9の出力に基づき乗車券2
の搬送状態を検知する乗車券検知回路54、乗車券2を
搬送路5に沿って搬送させる搬送用モータ55を制御す
る搬送制御回路56、ドア部41を駆動するドア開閉機
構58を制御するドア制御回路60、自動改札装置本体
1を制御する図示しない制御盤あるいはホストコンピュ
ータなどとの間で情報の伝達を行う伝達制御回路62な
どから構成されている。
【0023】次に図3を参照して上記SF処理部24に
ついて詳細に説明する。
【0024】このSF処理部24は自動改札装置本体1
内に取付・取外し自在にユニット化されている。同図に
示すように、このSF処理部24には、乗車券2を搬送
する搬送系(モータ64、搬送ベルト65および駆動ロ
ーラー66など)と、裏面投入された乗車券2を表面側
に反転する反転機構部67と、乗車券2の中の回数券に
その使用頻度に応じて目安穴をあける目安パンチ68
と、乗車券2の片面(裏面の記録部)に磁気情報を印字
する印字機構部としての印字ユニット69とが、矢印A
より乗車券2を投入して矢印Bより排出する経路上に配
設されている。
【0025】上記反転機構部67の軸71には、反転ポ
ケット72が回動自在に支持されている。この反転ポケ
ット72には、スプリング73が取り付けられており、
反転ポケット72は矢印C方向に付勢されている。この
スプリング73の付勢力は500gf 程度に設定されてい
る。またこの反転ポケット72には、ポケット上方より
その内側に入り込むように支持ローラー74と、ポケッ
ト下方よりその内側に入り込むように支持ローラー75
とが支持されている。さらにこの反転ポケット72に
は、ストッパ72a直前、例えば15mm前方などに乗車券
2の進入位置を検出する検知器76が設けられている。
【0026】またこの反転機構部67には、支持ローラ
ー75に対向するように回転ローラー77が配設されて
いる。この反転機構部67の矢印Aで示された乗車券投
入部には、駆動ベルト78により回転ローラー77を所
定方向に駆動する駆動ローラー79が配設されている。
またこの反転機構部67には、駆動ローラー79と同一
方向に駆動しかつ反転ポケット72が回動したとき回転
ローラー74と対向する駆動ローラー80が設けられて
いる。さらにこの反転機構部67には、駆動ローラー7
9と駆動ローラー80との間にCPU42により制御さ
れて乗車券2を振り分ける振分部81が設けられてい
る。またこの反転機構部67には、CPU42により制
御されて、反転ポケット72を押圧するPUSH-PULL タイ
プのソレノイドコイル(SOL)82が設けられてい
る。このSOL82の押圧力は1000gf程度に設定されて
いる。
【0027】続いて図4および図5を参照して上記印字
ユニット69について詳細に説明する。図4は印字ユニ
ット69の正面図、図5は図4の側面図である。
【0028】同図において、85は印字ユニット69の
支持板である。この支持板85には、軸86によりプラ
テンローラー87が回動自在に支持されている。このプ
ラテンローラー87の外周部にはゴム材が焼き付けられ
ており弾性を有している。軸86には、プラテンローラ
ー87の回転の影響を受けない位置にベアリング88が
設けられている。このベアリング88は軸86に対して
がたつきのないよう高精度に形成されたものである。ま
たこの支持板85には、プラテンローラー87にサーマ
ルヘッド89を常時押圧するように押圧機構が設けられ
ている。この押圧機構は支持板85に一端が軸支され、
他の一端がサーマルヘッド89を支持する支持部材90
と、この支持部材90のサーマルヘッド89に近い部分
と支持板85との間に設けられたスプリング91とから
なる。このサーマルヘッド89には小型の縦型ヘッドが
採用されている。
【0029】支持部材90には、サーマルヘッド89の
押圧方向に平行して支持部材90を貫通するように調整
ネジ92がねじ込まれており、この調整ネジ92は支持
部材90の上面部でダブルナット93により固定されて
いる。この調整ネジ92には微細なねじ山が設けられて
いる。またこの調整ネジ92の支持部材90を貫通した
下端部は上記押圧機構の押圧力によってベアリング88
に当接されており、この下端部の突出量(長さ)に応じ
てヘッドギャップHが設定されている。このヘッドギャ
ップHに乗車券2を導くように支持板85には、ガイド
部材94が設けられている。このように構成される印字
ユニット69は、SF処理部24にビス3本で固定され
ており、これらのビスにより簡単に着脱可能である。
【0030】次に、この印字ユニット69のヘッドギャ
ップ調整方法について説明する。
【0031】この印字ユニット69の場合、サーマルヘ
ッド89は、スプリング91によってプラテンローラー
87に常時押圧された状態になっているので、支持部材
90に調整ネジ92をねじ込み、その下端部を突き出さ
せる量によりヘッドギャップHを設定する。このときヘ
ッドギャップHは規定値として、例えば0.05mmなどの間
隔に設定する必要があることから調整ネジ92のねじ山
もそれに対応して従来の規格よりも微細に形成されてお
り調整しやすくされている。このヘッドギャップHを規
定値に設定後は振動などでずれないように最終的にダブ
ルナット93で固定する。
【0032】この自動改札装置では、乗車券2が投入口
3より投入されると、まず検知器6、7によりその幅方
向のサイズが検知され、この検出結果は乗車券検知回路
54を通じてCPU42に取り込まれる。そのまま乗車
券2は表裏にかかわらず搬送路5を通じて搬送されて1
対づつ設けられた読取ヘッド10、11のうちのどちら
か一方により磁気情報が読み取られ、その磁気情報は読
取回路50を通じてCPU42に取り込まれる。この
際、CPU42は、磁気情報を読み取った読取ヘッド1
0または読取ヘッド11によって、投入された乗車券2
がどちらの面を上にしていたかという情報を得る。CP
U42は取り込んだ情報を基に、乗車券2をそのまま通
過させたり、磁気処理などを行う。例えば磁気処理を行
う場合は、1対づつ設けられた書込ヘッド12、13の
うちのどちらか一方で乗車券2の裏面に磁気情報を書き
込み、書き込み結果を、1対づつ設けられた読取ヘッド
14、15のうちのどちらか一方で読み取り確認する。
そしてCPU42は乗車券2のサイズが定期券サイズで
あれば、振分部22を制御して乗車券2をSF処理部2
4側に振り分ける。SF処理部24に振り分けられた乗
車券2は、その表裏に応じて反転機構部67により1方
向にその面が揃えられ、次の工程である目安パンチ68
側に搬送される。ここでは乗車券2の中の回数券がその
使用頻度に応じて目安穴があけられ、それ以外のものは
通過される。この目安パンチ68を通過すると、乗車券
2は印字ユニット69に搬入され、ガイド部材94によ
り誘導されてサーマルヘッド89とプラテンローラー8
7との間に設定されたヘッドギャップHに介挿される。
スプリング91の押圧力に抗してヘッドギャップHを押
し広げるようにして通過する。この際、スプリング91
の押圧力でサーマルヘッド89に乗車券2が押圧され
て、サーマルヘッド89との当接面(裏面の記録部)
に、例えば回数券では入札駅の駅名などが印字される。
【0033】その後、乗車券2はSF処理部24より送
出されて、最終的に取出口4より排出される。
【0034】このように本実施例によれば、印字(サー
マルヘッド89)や押圧(プラテンローラー87、支持
部材90およびスプリング91など)を行う機構は支持
板85に一体化して設けられているので、自動改札装置
本体1に取付前にヘッドギャップHを見ながら正確に設
定することが可能になる。またガイド部材94により乗
車券2がヘッドギャップHに誘導されるので、乗車券2
の搬送経路に合わせてプラテンローラー87、サーマル
ヘッド89などの微妙な位置調整を行わずに済む。また
保守点検時には印字ユニット69が一体状態で簡単に取
り外せ、このときヘッドギャップHの間隔は維持される
ので、点検後は印字ユニット69を容易に取り付けるこ
とができる。
【0035】この結果、組立時の調整工数や保守点検工
数などを削減することができる。
【0036】さらに、この自動改札装置によれば、印字
ユニット69を構成するためにサーマルヘッド89に縦
型ヘッドを採用したので、SF処理部24の省スペース
化を図ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置本体に組み込む前の単体の状態で印字機構の間隔調整
を行え、また保守点検のために装置本体より印字機構を
取り外したとき、設定した間隔はそのまま保持されるの
で、点検後の印字機構を容易に取り付けることができ
る。
【0038】この結果、装置本体を組み立てるときや保
守点検を行うときの工数削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体処理装置としての自動改札装
置の構成を概略的に示す図である。
【図2】図1の自動改札装置の制御系統を概略的に示す
図である。
【図3】図1の自動改札装置のSF処理部の詳細を示す
図である。
【図4】図3のSF処理部の印字ユニットの詳細を示す
正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【符号の説明】
1…自動改札装置本体、2…乗車券、24…SF処理
部、69…印字ユニット、85…支持板、87…プラテ
ンローラー、88…ベアリング、89…サーマルヘッ
ド、90…支持部材、91…スプリング、92…調整ネ
ジ、93…ダブルナット、94…ガイド部材、H…ヘッ
ドギャップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07B 11/03 8111−3E G11B 25/04 A // G11B 17/34 A 9197−5D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の搬送経路に沿い記録媒体を搬送す
    る搬送手段と、 前記搬送経路に設けられ、前記記録媒体に情報を印刷す
    る印刷手段と、 前記搬送経路上の前記印刷手段に対向する位置に設けら
    れ、前記記録媒体を支持する支持面を備え、前記支持面
    により前記搬送手段により搬送される前記記録媒体を前
    記印刷手段方向に支持する支持手段と、 この支持手段の一部に設けられ、前記支持面に対し所定
    の位置関係に配置される基準面を有する基準部材と、 前記印刷手段に支持され、前記基準部材の基準面に当接
    し、前記支持手段に対する前記印刷手段の位置を調整す
    る調整手段とを具備したことを特徴とする記録媒体処理
    装置。
  2. 【請求項2】 サーマルヘッドと弾性ローラーとを所定
    間隔で離間するように支持しその間隔よりも厚い記録媒
    体が介挿されたとき前記サーマルヘッドに前記記録媒体
    を所定圧力で押圧する印字機構を有する記録媒体処理装
    置において、 前記印字機構が、 前記弾性ローラーを回動自在に支持する支持板と、 この支持板に支持された前記弾性ローラーの回転軸上に
    設けられたベアリングと、 前記支持板に一端が軸支され他の一端が前記サーマルヘ
    ッドを支持する支持部材と、 この支持部材に支持された前記サーマルヘッドの印字面
    を前記弾性ローラー側に押圧する押圧手段と、 前記支持部材より前記ベアリングに当接するように設け
    られ、前記押圧手段により押圧された前記サーマルヘッ
    ドと前記弾性ローラーとの間を任意の距離をおいて離間
    する間隔調整部材とを具備したことを特徴とする記録媒
    体処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録媒体処理装置におい
    て、 前記間隔調整部材が、 前記支持部材をその上部より貫通して前記ベアリングに
    当接するようねじ込まれたねじ状部材と、 このねじ状部材を前記支持部材の上部で固定するダブル
    ナットとからなることを特徴とする記録媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 サーマルヘッドと弾性ローラーとを離間
    し、その間隔よりも厚い記録媒体が介挿されたとき前記
    サーマルヘッドに前記記録媒体が所定圧力で押圧される
    ようヘッドギャップを調整する記録媒体処理装置の調整
    方法において、 前記サーマルヘッドを前記弾性ローラー側に常時押圧す
    る一方、前記サーマルヘッドと前記弾性ローラーとの間
    に間接的に長さ調整可能な間隔調整部材を介在させて互
    いを離間する記録媒体処理装置の調整方法。
JP6542393A 1993-03-24 1993-03-24 記録媒体処理装置 Expired - Lifetime JP3001744B2 (ja)

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JP6542393A JP3001744B2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 記録媒体処理装置

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