JPH07272020A - 記録媒体処理装置 - Google Patents

記録媒体処理装置

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JPH07272020A
JPH07272020A JP5782294A JP5782294A JPH07272020A JP H07272020 A JPH07272020 A JP H07272020A JP 5782294 A JP5782294 A JP 5782294A JP 5782294 A JP5782294 A JP 5782294A JP H07272020 A JPH07272020 A JP H07272020A
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JP
Japan
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recording medium
printing
driving
ticket
transporting
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Withdrawn
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JP5782294A
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English (en)
Inventor
Reiko Komori
玲子 小森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動改札装置の故障発生を防止する。 【構成】この自動改札装置は、搬送路5に沿い乗車券2
を搬送する搬送制御回路60と、搬送路5上に設けられ
乗車券2に情報を印字するサーマルスタンプ機構25お
よびスタンプ制御回路26と、搬送路5上にサーマルス
タンプ機構25に隣接配置され、乗車券2に入鋏の目印
としてパンチ穴を設ける入鋏パンチ機構27およびパン
チ制御回路28と、乗車券2に印字後、パンチ穴を設け
るようサーマルスタンプ機構25と入鋏パンチ機構27
との動作タイミングを制御するCPU42とを具備して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば乗車券などの記
録媒体の改札あるいは集札を行う自動改札装置などの記
録媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば鉄道関係において、改札の
省力化を目的として、鉄道などの施設の入場口あるいは
出場口などに設けられ、施設を利用する利用者が施設に
入場あるいは出場する際または施設の乗換えを行う際、
利用者が携行する乗車券を取り込んで検査し、乗車券か
適当であれば利用者の通過を許可し、不適であれば利用
者の通過を阻止する自動改札装置が導入されている。
【0003】この自動改札装置は、入場、出場あるいは
乗換えの際に利用者により投入された乗車券の片面(裏
面)に記録されている磁気情報(例えば、入場駅および
有効な料金など)を読み取り、この読み取った情報に基
づいて利用者の通過の許可あるいは阻止を決定し、その
乗車券に所定の処理、例えばスタンプ印字処理および入
鋏パンチ処理などを施した後、その乗車券を排出するも
のである。
【0004】上記した自動改札装置において、乗車券に
対するスタンプ印字処理および入鋏パンチ処理は、乗車
券が所定位置に固定(搬送停止)された状態でサーマル
スタンプ機構とそれに隣接配置された入鋏パンチ機構と
によって同時に実行される。すなわち、図6に示すよう
に、サーマルスタンプ機構が乗車券にスタンプ印字処理
を開始(ON)したとき、それと同時にその乗車券に入鋏
パンチ機構がパンチ処理を実行する。
【0005】このようにスタンプ印字処理とパンチ処理
とを同時に開始する自動改札装置では、互いの処理の終
了時間が異なる。つまり、加熱および押圧などの工程が
入る分、パンチ処理に比べてスタンプ印字処理の方が処
理の終了が若干遅れる。
【0006】ところで、スタンプ印字処理は、乗車券を
加熱および押圧することから、サーマルスタンプ機構の
サーマルスタンプヘッドに乗車券が貼り付くことがあ
る。
【0007】しかしながら、従来の自動改札装置には、
サーマルスタンプヘッドに貼り付いた乗車券を引き剥が
す機構などは設けられていないため、このような事態が
発生すると、乗車券がそのままその部位に詰まってしま
い、搬送故障などを引き起こすことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の自動改札装置では、サーマルスタンプ機構により乗
車券がスタンプ印字処理されるとき、サーマルスタンプ
機構のサーマルスタンプヘッドに貼り付くことがある
が、ここには乗車券を引き剥がす機構などは設けられて
いないため搬送故障などが発生するという問題があっ
た。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、記録媒体を引き剥がす機構などを設け
ることなく故障の発生を防止することのできる自動改札
装置などの記録媒体処理装置を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の記録媒体
処理装置は上記した目的を達成するために、所定の搬送
経路に沿い記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手
段により前記搬送経路に沿い搬送されてきた前記記録媒
体に所定の情報を印刷する印刷手段と、前記印刷手段と
隣接して配置され前記記録媒体に対してパンチ穴を設け
る穿孔手段と、前記印刷手段を駆動すると共に前記印刷
手段駆動後に前記穿孔手段を駆動する駆動手段とを具備
している。
【0011】請求項2記載の記録媒体処理装置は情報を
読み取るだけの第1の記録媒体と、情報を読み取りおよ
び書き込みする第2の記録媒体とを、その券種に応じて
搬送経路を分けて処理する記録媒体処理装置において、
前記搬送経路に沿い前記第1の記録媒体を搬送し所定位
置で停止させる第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段
により停止された前記第1の記録媒体を押圧して所定の
情報を印刷する印刷手段と、前記停止中の前記記録媒体
にパンチ穴を設ける穿孔手段と、前記第1の記録媒体に
印刷するために前記印刷手段を駆動すると共に前記印刷
手段駆動後に前記穿孔手段を駆動する駆動手段と、前記
第2の記録媒体を搬送する第2の搬送手段と、前記第2
の搬送手段により搬送されてきた前記第2の記録媒体に
対して所定の情報の書き込み処理を実行する処理手段と
を具備している。
【0012】請求項3記載の記録媒体処理装置は、所定
の搬送経路に沿い記録媒体を搬送する搬送手段と、前記
搬送手段により前記搬送経路上を搬送されてきた前記記
録媒体を所定位置で停止させる支持手段と、前記支持手
段により停止された前記記録媒体を押圧して所定の情報
を印刷する印刷手段と、前記搬送経路上に前記印刷手段
に隣接して配置され、前記支持手段により停止された前
記記録媒体にパンチ穴を設ける穿孔手段と、前記支持手
段により停止された前記記録媒体に対して印刷を実行す
るために前記印刷手段を駆動すると共に前記印刷手段駆
動後に前記穿孔手段を駆動する駆動手段とを具備してい
る。
【0013】請求項4記載の記録媒体処理装置は、情報
を読み取るだけの第1の記録媒体と、情報を読み取りお
よび書き込みする第2の記録媒体とを、その券種に応じ
て搬送経路を分けて処理する記録媒体処理装置におい
て、前記搬送経路に沿い前記第1の記録媒体を搬送する
第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段により前記搬送
経路に沿い搬送されてきた前記記録媒体を所定位置で停
止させる支持手段と、前記搬送経路上の所定位置に設け
られ、前記支持手段により停止された前記記録媒体を押
圧して所定の情報を印刷する印刷手段と、前記搬送経路
上の前記印刷手段に隣接して配置され、前記支持手段に
より停止された前記記録媒体にパンチ穴を設ける穿孔手
段と、前記支持手段により停止された前記第1の記録媒
体に対して印刷を実行するために前記印刷手段を駆動す
ると共に前記印刷手段駆動後に前記穿孔手段を駆動する
駆動手段と、前記第2の記録媒体を搬送する第2の搬送
手段と、前記第2の搬送手段により搬送されてきた前記
第2の記録媒体に対して所定の情報の書き込み処理を実
行する処理手段とを具備している。
【0014】
【作用】請求項1記載の記録媒体処理装置では、印刷手
段により記録媒体が印刷された後、隣接配置された穿孔
手段によってパンチ穴が設けられる。
【0015】請求項2記載の記録媒体処理装置では、印
刷手段により情報を読み取るだけの第1の記録媒体が印
刷された後、停止中の第1の記録媒体にパンチ穴が設け
られる。
【0016】請求項3記載の記録媒体処理装置では、搬
送経路上を搬送されてきた記録媒体が支持手段により停
止され、その停止中に記録媒体が印刷手段により押圧さ
れて所定の情報が印刷される。そしてその後に穿孔手段
によりパンチ穴が設けられる。
【0017】請求項4記載の記録媒体処理装置では、情
報を読み取るだけの第1の記録媒体が第1の搬送手段に
より搬送経路に沿って搬送され、支持手段により所定位
置で停止される。
【0018】そしてその位置に設けられた印刷手段によ
り第1の記録媒体が押圧されて所定の情報が印刷され
る。その後、その第1の記録媒体にパンチ穴が設けられ
る。
【0019】したがって、記録媒体が印刷手段に貼り付
いたとしても、その後、穿孔手段により引き剥がされる
ようになり、その位置で記録媒体がつまることがなくな
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0021】図1は本発明の記録媒体処理装置に係る一
実施例の自動改札装置の構成を概略的に示す図である。
【0022】同図に示すように、自動改札装置本体1の
一端部には、磁気記録方式などにより情報が記憶される
磁気記録部を所定面(裏面)に備えるカード状記録媒体
としての乗車券2を受入れる投入口3と、他端部には投
入口3から投入された乗車券2が排出される取出口4と
が設けられている。この乗車券2としては、例えば金銭
的価値を有する料金前払方式のもの(普通乗車券、定期
券および回数券など)や金銭的価値を有する料金前払で
使用の都度減額する方式(ストアード・フェアー方式)
のものなど、厚さ、幅などがさまざまに異なる乗車券2
が使用される。例えば普通乗車券(エドモンソン券)お
よび紙券の回数券の幅は小型のいわゆる切符サイズであ
る。また定期券および特殊な回数券はプラスチックカー
ドであり、その幅はいわゆる定期券サイズである。なお
回数券は1回ごとに使いきるエドモンソン券と同等のサ
イズのものと、乗車毎に券面の所定位置にパンチ穴が開
けられてゆく定期券サイズのものとがある。すなわち、
乗車券2の幅は大別して2種類、厚みとなるとその素材
によってほぼ0.18mm〜0.45mm程度までばらつくことにな
る。
【0023】この投入口3と取出口4との間には、投入
口3により投入された乗車券2を取出口4に搬送するた
めの搬送路5が形成されている。この搬送路5上には、
複数の検知器(センサ)6、7、8、9が設けられてお
り搬送される乗車券2の位置を検知する。またこの搬送
路5上には、投入口3から取出口4までの間に、乗車券
2に記録されている磁気情報を読み取る磁気情報読取部
(読取ヘッド)10、11、乗車券2に対して磁気情報
を記録する磁気情報記録部(書込ヘッド)12、13、
記録した磁気情報を読み取る磁気情報読取部(読取ヘッ
ド)14、15が設けられている。これら各読取・書込
ヘッド10〜15には、搬送路5として所定の間隔をあ
け、かつそれぞれの間隔を保持するようにそれぞれ支持
部材(回転ローラー)16〜21が設けられている。ま
た各読取・書込ヘッド10〜15には、回転ローラー1
6〜21と共に自動改札装置本体1の一側面に取り付ら
れている。なお、各読取・書込磁気ヘッド10〜15は
乗車券2が表裏どちらの状態で投入されたときにも裏面
の磁気情報を読取および書込可能なように搬送路5の上
下にそれぞれ1対づつ設けられている。また搬送路5上
には、乗車券2を振り分ける振分部22、23が設けら
れている。振分部22は普通乗車券(紙券)とそれ以外
のものでは後処理が異なるため、乗車券2を必要に応じ
て、例えばストアード・フェアー方式のカード(以下S
Fカードと称す)などはSF処理部24側に、普通乗車
券および回数券などの紙券はサーマルスタンプ機構25
および入鋏パンチ機構27側にそれぞれ振り分けるため
のものである。振分部23は乗車券2が排出すべきもの
であった場合に、その乗車券2を取出口4の方向へ、ま
た投入された乗車券2が集札すべきものであった場合に
その乗車券2を集札部40の方向へそれぞれ振り分ける
ものである。また自動改札装置本体1には、閉じること
により利用者の通行を阻止するためのドア部41が設け
られている。
【0024】続いて図2を参照してこの自動改札装置の
制御系統の構成について説明する。同図に示すように、
この自動改札装置の制御系統は、自動改札装置全体を制
御するセントラル・プロセッシング・ユニット42(以
下CPUと称す)、このCPU42の制御プログラムを
記憶しているリード・オンリー・メモリ44(以下RO
Mと称す)、乗車券2から読み取った情報の記憶および
制御プログラムのバッファとして情報を記憶するランダ
ム・アクセス・メモリ46(以下RAMと称す)、乗車
券2の使用が開始された入場駅( あるいは入場駅に対応
した入場駅コード)に対応した運賃情報を記憶している
運賃メモリ48、読取ヘッド10、11、14、15を
制御する読取回路50、書込ヘッド12、13を制御す
る記録回路52、検知器6〜9の出力に基づき乗車券2
の搬送状態を検知する乗車券検知回路54、乗車券2を
搬送路5に沿って搬送させる搬送用モータ55を制御す
る搬送制御回路56、ドア部41を駆動するドア開閉機
構58を制御するドア制御回路60、乗車券2に駅名お
よび日付などを印字するサーマルスタンプ機構25を制
御するスタンプ制御回路26、乗車券2に使用済みであ
る目印として、入鋏を行う入鋏パンチ機構27を制御す
るパンチ制御機構28、自動改札装置本体1を制御する
図示しない制御盤あるいはホストコンピュータなどとの
間で情報の伝達を行う伝達制御回路62などから構成さ
れている。
【0025】次に図3を参照して上記SF処理部24に
ついて詳細に説明する。
【0026】このSF処理部24は自動改札装置本体1
内に取付・取外し自在にユニット化されている。同図に
示すように、このSF処理部24には、乗車券2を搬送
する搬送系(モータ64、搬送ベルト65および駆動ロ
ーラー66など)と、裏面投入された乗車券2を表面側
に反転する反転機構部67と、乗車券2にその使用頻度
に応じて目安穴をあける目安パンチ68と、乗車券2の
片面(裏面の記録部)に磁気情報を印字する印字ユニッ
ト69とが、矢印Aより乗車券2を投入して矢印Bより
排出する経路上に配設されている。上記印字ユニット6
9にはプラテンローラー87とサーマルヘッド89とが
対向して設けられており、この間に乗車券2が挿入され
て所定の磁気情報が印字される。
【0027】上記反転機構部67の軸71には、反転ポ
ケット72が回動自在に支持されている。この反転ポケ
ット72には、スプリング73が取り付けられており、
反転ポケット72は矢印C方向に付勢されている。この
スプリング73の付勢力は500gf 程度に設定されてい
る。またこの反転ポケット72には、ポケット上方より
その内側に入り込むように支持ローラー74と、ポケッ
ト下方よりその内側に入り込むように支持ローラー75
とが支持されている。さらにこの反転ポケット72に
は、ストッパ72a直前、例えば15mm前方などに乗車券
2の進入位置を検出する検知器76が設けられている。
【0028】またこの反転機構部67には、支持ローラ
ー75に対向するように回転ローラー77が配設されて
いる。この反転機構部67の矢印Aで示された乗車券投
入部には、駆動ベルト78により回転ローラー77を所
定方向に駆動する駆動ローラー79が配設されている。
またこの反転機構部67には、駆動ローラー79と同一
方向に駆動しかつ反転ポケット72が回動したとき回転
ローラー74と対向する駆動ローラー80が設けられて
いる。さらにこの反転機構部67には、駆動ローラー7
9と駆動ローラー80との間にCPU42により制御さ
れて乗車券2を振り分ける振分部81が設けられてい
る。またこの反転機構部67には、CPU42により制
御されて、反転ポケット72を押圧するPUSH-PULL タイ
プのソレノイドコイル(SOL)82が設けられてい
る。このSOL82の押圧力は1000gf程度に設定されて
いる。
【0029】続いて図4を参照して上記サーマルスタン
プ機構25および入鋏パンチ機構27について詳細に説
明する。
【0030】同図において、90はストッパであり、支
点90aで回動自在に支持されており、搬送ベルト91
により矢印X方向から搬送されてきた乗車券2を一時的
に止めるものである。92はストッパソレノイドであ
り、軸92aを矢印Y方向に突出させてストッパ90を
矢印Z方向に回動させるものである。
【0031】93はサーマルスタンプ機構25のベース
である。このベース93はストッパ90により止められ
た乗車券2の所定位置にスタンプするための台座であ
り、搬送ベルト91の下方に設けられている。94はサ
ーマルスタンプヘッドであり、ベース93の上方に搬送
ベルト91を介し所定間隔を開けて配設されている。こ
のサーマルスタンプヘッド94は、下方に位置するベー
ス93に(矢印G方向)に移動・押圧されるように 2つ
の支持部材95、96に支持されている。
【0032】100は入鋏パンチ機構27のパンチソレ
ノイドであり、ストッパ90により止められた乗車券2
の上方に、サーマルスタンプヘッド94に近接して設け
られている。このパンチソレノイド100には、乗車券
2の所定位置に入鋏パンチ穴を設けるために先端101
aが鋭利に加工されたパンチ部101が下方向(矢印H
方向)に突出自在に設けられている。
【0033】この自動改札装置の場合、利用客などによ
り乗車券2が投入口3より投入されると、まず検知器
6、7によりその幅方向のサイズが検知され、この検出
結果は乗車券検知回路54を通じてCPU42に取り込
まれる。そのまま乗車券2は表裏にかかわらず搬送路5
を通じて搬送されて1対づつ設けられた読取ヘッド1
0、11のうちのどちらか一方により磁気情報が読み取
られ、その磁気情報は読取回路50を通じてCPU42
に取り込まれる。この際、CPU42は、磁気情報を読
み取った読取ヘッド10または読取ヘッド11によっ
て、投入された乗車券2がどちらの面を上にしていたか
という情報を得る。CPU42は取り込んだ情報を基
に、乗車券2をそのまま取出口4へ通過させたり、乗車
券2に所定の処理、例えば磁気処理、パンチ処理、印字
処理およびSF処理などを行う。
【0034】乗車券2が、例えばSFカードなどの場合
は、1対づつ設けられた書込ヘッド12、13のうちの
どちらか一方で乗車券2の裏面に磁気情報を書き込み、
書き込み結果を、1対づつ設けられた読取ヘッド14、
15のうちのどちらか一方で読み取り確認する。そして
CPU42は乗車券2のサイズが定期券サイズであるの
で、振分部22を制御して乗車券2をSF処理部24側
に振り分ける。
【0035】SF処理部24に振り分けられた乗車券2
は、その表裏に応じて反転機構部67により1方向にそ
の面が揃えられ、次の工程である目安パンチ68側に搬
送される。ここでは乗車券2が必要に応じて(使用頻度
に応じて)目安穴があけられ、それ以外のものは通過さ
れる。この目安パンチ68を通過すると、乗車券2は印
字ユニット69に搬入されて所定情報が印字される。例
えば定期券サイズの特殊な回数券などでは入札駅の駅名
などが印字される。その後、乗車券2はSF処理部24
から排出されて、最終的に取出口4より排出される。
【0036】一方、乗車券2が、例えば1回ごとに使い
切る回数券などであれば、CPU42は振分部22を制
御してその乗車券2をサーマルスタンプ機構25側に振
り分ける。
【0037】サーマルスタンプ機構25側に振り分けら
れた乗車券2は、搬送路5に沿って搬送されてサーマル
スタンプヘッド94の位置まで到達する。すると、CP
U42に制御されてストッパソレノイド92がその軸9
2aを矢印Y方向に突出しストッパ90が矢印Z方向に
回動して、乗車券2の搬送が停止される。
【0038】ここで、CPU42はスタンプ制御回路2
6に対して印字を指示する。この指示により、図5
(a)に示すように、スタンプ制御回路26がサーマル
スタンプヘッド94を降下させ、スタンプ印字を開始す
る。
【0039】そして、このサーマルスタンプヘッド94
と搬送ベルト91の下方のベース93とにより乗車券2
が挟まれて押圧され、サーマルスタンプヘッド94と当
接した片面に駅名および日付などの情報が印字される。
【0040】この印字が終了すると、支持部材95、9
6によりサーマルスタンプヘッド94が持ち上げられる
が、このとき、乗車券2がサーマルスタンプヘッド94
に貼り付いて持ち上がることがある。
【0041】そこで、同図(b)に示すように、この瞬
間(サーマルスタンプヘッド94が持ち上げられる瞬
間)に、CPU42はパンチ制御回路28に対してパン
チを指示する。この指示により、パンチ制御回路28が
パンチソレノイド100を励磁し駆動する。すると、パ
ンチ部101が下方向(図4の矢印H方向)に突出す
る。 これにより、サーマルスタンプヘッド94に貼り
付いて持ち上がりかけた乗車券2をその先端101aが
引き剥がしながら、乗車券2に入鋏パンチ穴を設けるよ
うになる。
【0042】したがって、乗車券2がサーマルスタンプ
ヘッド94に貼り付いた状態でストッパ90が解除され
て、乗車券2が搬送ベルト91から外れてジャムを起こ
すことがなくなる。
【0043】このように本実施例の自動改札装置によれ
ば、乗車券2はストッパにより停止されると、サーマル
スタンプ機構25により印字された後、入鋏パンチ機構
27によりパンチ穴が設けられるので、たとえ乗車券2
がサーマルスタンプヘッド94に貼り付いたとしても、
次のパンチ動作で引き剥がされるようになり、乗車券2
がその位置で詰まることがなくなる。
【0044】この結果、乗車券を引き剥がす機構などを
設けることなく搬送系における故障発生を防止すること
ができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の記録
媒体処理装置によれば、記録媒体が印刷終了後、パンチ
穴が設けられるので、印刷時に貼り付きかけた記録媒体
が、次のパンチ動作で引き剥がされるようになり、記録
媒体の貼り付きを防止できる。請求項2記載の記録媒体
処理装置によれば、情報を読み取るだけの第1の記録媒
体に印刷終了後、その第1の記録媒体にパンチ穴が設け
られるので、印刷時に貼り付きかけた第1の記録媒体
が、次のパンチ動作で引き剥がされるようになり、第1
の記録媒体の貼り付きを防止できる。
【0046】請求項3記載の記録媒体処理装置によれ
ば、搬送経路上を搬送されてきた記録媒体が支持手段に
より停止され、その停止中の記録媒体が押圧されて所定
の情報が印刷され、その印刷終了後にパンチ穴が設けら
れるので、印刷時に貼り付きかけた記録媒体が、次のパ
ンチ動作で引き剥がされるようになり、記録媒体の貼り
付きを防止できる。
【0047】請求項4記載の記録媒体処理装置によれ
ば、情報を読み取るだけの第1の記録媒体が第1の搬送
手段により搬送経路に沿って搬送され、支持手段により
所定位置で停止されると、その位置で第1の記録媒体が
押圧されて所定の情報が印刷される。そして印刷終了後
に、その第1の記録媒体にパンチ穴が設けられるので、
第1の記録媒体が印刷手段に貼り付いたとしても、パン
チ手段により引き剥がされるようになり、記録媒体の貼
り付きを防止できる。
【0048】この結果、記録媒体を引き剥がす機構など
を設けることなく搬送系における故障発生を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体処理装置としての自動改札装
置の構成を概略的に示す図である。
【図2】図1の自動改札装置の制御系統を概略的に示す
図である。
【図3】図1の自動改札装置のSF処理部の詳細を示す
図である。
【図4】図1の自動改札装置のサーマルスタンプ機構2
5および入鋏パンチ機構27の詳細を示す図である。
【図5】(a)はこの自動改札装置のスタンプ印字のタ
イミングを示す図である。(b)はこの自動改札装置の
パンチタイミングを示す図である。
【図6】従来の自動改札装置のスタンプ印字のタイミン
グとパンチタイミングとを示す図である。
【符号の説明】
1…自動改札装置本体、2…乗車券、24…SF処理
部、25…サーマルスタンプ機構、26…スタンプ制御
回路、27…入鋏パンチ機構、28…パンチ制御回路、
90…印字ベース、90a…支点、91…搬送ベルト、
92…ストッパソレノイド、92a…軸、93…ベー
ス、94…サーマルヘッド、95、96…支持部材、1
00…パンチソレノイド、101…パンチ部、101a
…先端。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の搬送経路に沿い記録媒体を搬送す
    る搬送手段と、 前記搬送手段により前記搬送経路に沿い搬送されてきた
    前記記録媒体に所定の情報を印刷する印刷手段と、 前記印刷手段と隣接して配置され前記記録媒体に対して
    パンチ穴を設ける穿孔手段と、 前記印刷手段を駆動すると共に前記印刷手段駆動後に前
    記穿孔手段を駆動する駆動手段とを具備したことを特徴
    とする記録媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 情報を読み取るだけの第1の記録媒体
    と、情報を読み取りおよび書き込みする第2の記録媒体
    とを、その券種に応じて搬送経路を分けて処理する記録
    媒体処理装置において、 前記搬送経路に沿い前記第1の記録媒体を搬送し所定位
    置で停止させる第1の搬送手段と、 前記第1の搬送手段により停止された前記第1の記録媒
    体を押圧して所定の情報を印刷する印刷手段と、 前記停止中の前記記録媒体にパンチ穴を設ける穿孔手段
    と、 前記第1の記録媒体に印刷するために前記印刷手段を駆
    動すると共に前記印刷手段駆動後に前記穿孔手段を駆動
    する駆動手段と前記第2の記録媒体を搬送する第2の搬
    送手段と、 前記第2の搬送手段により搬送されてきた前記第2の記
    録媒体に対して所定の情報の書き込み処理を実行する処
    理手段とを具備したことを特徴とする記録媒体処理装
    置。
  3. 【請求項3】 所定の搬送経路に沿い記録媒体を搬送す
    る搬送手段と、 前記搬送手段により前記搬送経路上を搬送されてきた前
    記記録媒体を所定位置で停止させる支持手段と、 前記支持手段により停止された前記記録媒体を押圧して
    所定の情報を印刷する印刷手段と、 前記搬送経路上に前記印刷手段に隣接して配置され、前
    記支持手段により停止された前記記録媒体にパンチ穴を
    設ける穿孔手段と、 前記支持手段により停止された前記記録媒体に対して印
    刷を実行するために前記印刷手段を駆動すると共に前記
    印刷手段駆動後に前記穿孔手段を駆動する駆動手段とを
    具備したことを特徴とする記録媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 情報を読み取るだけの第1の記録媒体
    と、情報を読み取りおよび書き込みする第2の記録媒体
    とを、その券種に応じて搬送経路を分けて処理する記録
    媒体処理装置において、 前記搬送経路に沿い前記第1の記録媒体を搬送する第1
    の搬送手段と、 前記第1の搬送手段により前記搬送経路に沿い搬送され
    てきた前記記録媒体を所定位置で停止させる支持手段
    と、 前記搬送経路上の所定位置に設けられ、前記支持手段に
    より停止された前記記録媒体を押圧して所定の情報を印
    刷する印刷手段と、 前記搬送経路上の前記印刷手段に隣接して配置され、前
    記支持手段により停止された前記記録媒体にパンチ穴を
    設ける穿孔手段と、 前記支持手段により停止された前記第1の記録媒体に対
    して印刷を実行するために前記印刷手段を駆動すると共
    に前記印刷手段駆動後に前記穿孔手段を駆動する駆動手
    段と、 前記第2の記録媒体を搬送する第2の搬送手段と、 前記第2の搬送手段により搬送されてきた前記第2の記
    録媒体に対して所定の情報の書き込み処理を実行する処
    理手段とを具備したことを特徴とする記録媒体処理装
    置。
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