JPH04262485A - 記録媒体処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、乗車券等の記録媒体の
改札あるいは集札を行う自動改札装置等の記録媒体処理
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、たとえば鉄道関係において、改札
の省力化を目的として、鉄道等の施設の入場口あるいは
出場口等に設けられ、施設を利用する利用者が施設に入
場あるいは出場する際または施設の乗換えを行う際、利
用者が携行する乗車券を取り込んで検査し、乗車券が適
当であれば利用者の通過を許可し、不適であれば利用者
の通過を阻止する自動改札装置が導入されている。

【０００３】この自動改札装置は、入場、出場あるいは
乗換えの際に利用者により投入された乗車券に磁気記録
されている磁気情報（例えば、入場駅及び有効な料金等
）を読取り、この読取った情報に基づいて利用者の通過
の許可あるいは阻止を決定するものである。

【０００４】上記自動改札装置において、乗車券に記録
されている磁気情報を読取る機構は以下のように構成さ
れている。すなわち、磁気ヘッド等の磁気情報読取部材
と回転ローラー等の支持部材とが設けられており、これ
ら磁気情報読取部材と支持部材との間隔を適当に離間さ
せ、これら磁気情報読取部材と支持部材との間に設定さ
れた間隔に乗車券を介在させることにより磁気情報読取
手段と乗車券との間で適当な圧力を保持し、磁気情報読
取手段により乗車券に記録されている磁気情報を読取る
ものである。

【０００５】自動改札装置の構成として、上記磁気情報
読取部材及び支持部材等は自動改札装置本体の一側面に
設けられている側面板にそれぞれ取り付けられている。 上記磁気情報読取部材及び支持部材等を一側面の側面板
に取り付けているのは、上記磁気情報読取部材及び支持
部材等において乗車券の読取りに不具合が生じた際など
に、上記側面板に対向している側面板を取り外すだけで
不具合を解消することができるように、かつ側面板を容
易に取り外すことができるようにするためである。とこ
ろで、磁気情報読取部材と支持部材との間の間隔の設定
は、上記磁気情報読取部材及び支持部材を自動改札装置
の一側面の側面板に取り付ける際に設定および間隔の調
整を行っていた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来は、自動改札装置
本体の一側面に設けられる側面板に磁気情報読取部材及
び支持部材等を取り付けており、磁気情報読取部材と支
持部材との間隔は磁気情報読取部材及び支持部材を自動
改札装置の一側面の側面板に取り付ける際に設定および
間隔の調整が行なわれていた。

【０００７】ところが、上記のように磁気情報読取部材
と支持部材との間隔の調整を側面板に取り付けながら行
う場合であると、磁気情報読取部材と支持部材との間隔
を、読取るべき乗車券の幅に亘り均等に保持することが
できないことにより、これらの間に介在させる乗車券に
対して均等な圧力を保持することができないため、乗車
券に記録されている磁気情報を安定した状態で読取るこ
とができないといった問題があった。

【０００８】そこで、この発明は、乗車券等の記録媒体
に記録されている磁気情報を安定した状態で読取ること
ができる自動改札装置等の記録媒体処理装置を提供する
ことを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、機械的に読取られる記録情報を記録する記
録部を備える記録媒体を受入れる受入手段と、受入手段
により受入れた記録媒体を排出する排出手段と、受入手
段から排出手段まで所定の搬送経路に沿い記録媒体を搬
送する搬送手段と、搬送手段の搬送経路に設けられ、記
録媒体の記録部に記録される記録情報を機械的に読取る
読取手段と読取手段に係止され搬送される記録媒体を読
取手段に対して支持する支持手段と読取手段に対して支
持手段を移動させ読取手段に対する支持手段の位置を調
整する調整手段とを備え、調整手段により読取手段に対
する支持手段の位置を調整し搬送される記録媒体から記
録情報を読取る処理手段と、処理手段により読取られる
記録情報に基づいて記録媒体を排出手段に排出する制御
手段とを具備したことを特徴とする。

【００１０】

【作用】本発明の記録媒体処理装置は、記録媒体を受入
れて搬送するとともに記録媒体に記録される記録情報を
読取装置とこの読取装置に対しての位置が調整される支
持部材との間に介在させ読取装置により読取り、この読
取った記録情報に基づいて記録媒体を排出させる。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の自動改札装置等の記録媒体処
理装置の一実施例について、図面を参照しながら説明す
る。

【００１２】図１は本発明の自動改札装置の一実施例の
構成を概略的に示すものである。すなわち、自動改札機
本体１０の一端部には乗車券、回数券、入場券、金銭的
価値有する料金前払方式の券及び金銭的価値を有する料
金後払方式の券等磁気手段等により情報が記憶される磁
気記録部を備える記録媒体１２（以下、乗車券とする）
を受入れる受入口１４、他端部には受入口１４で受入れ
た乗車券１２を排出する排出口１６がそれぞれ設けられ
ている。

【００１３】これら受入口１４と排出口１６との間には
、受入口１４により受入れた乗車券１２を排出口１６に
搬送する搬送路１８が形成されている。受入口１４には
、乗車券１２を受入れたことを検知する検知器２０、排
出口１６には、乗車券１２を排出したことを検知する検
知器２２がそれぞれ設けられている。

【００１４】搬送路１８の搬送経路上には受入口１４か
ら排出口１６に沿い、乗車券１２に記録されている磁気
情報を読取る磁気情報読取部（磁気ヘッド）２４及び２
６、乗車券１２に対して磁気情報を記録する磁気情報記
録部（磁気ヘッド）２８及び３０が設けられている。ま
た、搬送路１８に沿い、磁気情報読取部２４および２６
、磁気情報記録部２８および３０の搬送路１８の反対側
には、支持部材（回転ローラー）３２、３３、３４およ
び３５が設けられている。

【００１５】さらにまた、支持部材３２が磁気情報読取
部２４に取り付けられ、支持部材３３が磁気情報読取部
２６に取り付けられ、支持部材３４が磁気情報記録部２
８に取り付けられ、支持部材３５が磁気情報記録部３０
に取り付けられており、これら支持部材３２、３３、３
４及び３５は自動改札装置本体１０の一側面を形成する
ベース３９に取り付けられている。

【００１６】ここで、磁気情報読取部２４および磁気情
報記録部２８は、乗車券１２に設けられる磁気記録部が
搬送路１８の搬送経路に対し磁気情報読取部２４および
磁気情報記録部２８が設けられている側に向けた状態で
乗車券１２が受入口１４に受入れられた場合に駆動し、
磁気情報読取部２６および磁気情報記録部３０は、乗車
券１２の磁気記録部が搬送路１８の搬送経路に対し磁気
情報読取部２６および磁気情報記録部３０が設けられて
いる側に向けた状態で乗車券１２が受入口１４に受入れ
られた場合に駆動する。

【００１７】また、搬送路１８の搬送経路上には、受入
れた乗車券１２が排出すべき乗車券１２の場合には乗車
券１２を排出口１６方向に振分け、受入れた乗車券１２
が集札すべき乗車券１２の場合には乗車券１２を乗車券
１２を集札する集札部３２方向へ振分ける振分部３４が
設けられている。さらに、搬送路１８の搬送経路上には
、搬送される乗車券１２の通過を検知する検知器３６及
び３８が設けられる。また、自動改札装置本体１０には
、閉じることにより利用者の通行を阻止するためのドア
部４０等が設けられている。

【００１８】図２は、図１のように構成された自動改札
装置の制御系統を概略的に示すものである。自動改札装
置の制御系統は、自動改札装置全体を制御するセントラ
ル・プロセッシング・ユニット４２（以下、ＣＰＵと略
記する）、ＣＰＵ４２の制御プログラムを記憶している
リード・オンリー・メモリ４４（以下、ＲＯＭと略記す
る）、乗車券１２から読取った情報の記憶および制御プ
ログラムのバッファとして情報を記憶するランダム・ア
クセス・メモリ４６（以下、ＲＡＭと略記する）、乗車
券１２の使用が開始された入場駅（あるいは入場駅に対
応した入場駅コード）に対応した運賃情報を記憶してい
る運賃メモリ４８、磁気情報読取部２４及び２６を制御
する読取回路５０、磁気情報記録部２８及び３０を制御
する記録回路５２、検知器２０、２２、３６及び３８の
出力により乗車券１２の搬送状態を検知する乗車券検知
回路５４、乗車券１２を搬送路１８に沿って搬送させる
搬送用モータ５５を制御する搬送制御回路５６、ドア部
４０を駆動するドア開閉機構５８を制御するドア制御回
路６０、自動改札装置１０を制御する図示しない制御盤
あるいはホストコンピュータ等との間で情報の伝達を行
う伝達制御回路６２等から構成されている。

【００１９】ここで、自動改札装置本体の斜視図を図３
に、正面図を図４に、平面図を図５に、右側面図を図６
に、背面図を図７に示す。

【００２０】さて、図１に示される磁気情報読取部２４
及び２６、磁気情報記録部２８及び３０と支持部材３２
、３３、３４及び３５との組み合わせは、それぞれ同様
な組み合わせであるので、これらの内、磁気情報読取部
２４と支持部材３２との組み合わせを代表にとり、以下
説明する。

【００２１】磁気情報読取部２４と支持部材３２とを組
み合わせたものの概略構成を図８乃至図１０に示す。図
８は磁気情報読取部２４及び支持部材３２の斜視図であ
り、図９は正面図であり、図１０は側面図である。

【００２２】乗車券１２は搬送部１８の搬送ベルト６４
により挟持され図中矢印６６方向に搬送されて、磁気情
報読取部２４と支持部材３２との間に導入される。この
時、磁気情報読取部２４の支持部材３２に対向する対向
面６６及び６７と支持部材３２の磁気情報読取部２４に
対向する対向面６８及び６９とは互いに平行な関係を保
持し、所定の間隔、例えば１００マイクロメートルの間
隔で離間されいる。

【００２３】そして、この平行な関係を保持している磁
気情報読取部２４と支持部材３２との間に導入される乗
車券１２（券の面方向に直交する方向での厚さは１００
マイクロメートル強、例えば約２００マイクロメートル
程度）には図中矢印７０方向において、均一な押圧力が
付与されることになるため、磁気情報読取部２４により
乗車券１２に記録されている磁気情報を読取る際に、乗
車券１２が矢印７０方向に回転しなくなるので、乗車券
１２に記録されている磁気情報を正確に、誤りなく読取
ることができるものである。磁気情報記録部２８及び３
０と支持部材３４及び３５の組み合わせにおいては、乗
車券１２への磁気情報の記録を正確に、誤りなく記録す
ることができるものである。

【００２４】次に、磁気情報読取部２４の支持部材３２
に対向する対向面６６と支持部材３２の磁気情報読取部
２４に対向する対向面６８とを互いに平行に保持するた
めの構成を説明する。

【００２５】磁気情報読取部２４は磁気情報読取部取付
部材７２に取り付けられており、支持部材３２は支持部
材取付部材７４に取り付けられている。磁気情報読取部
取付部材７２には調整部材７６及び７８が設けられてい
る。この調整部材７６（調整部材７８は調整部材７６と
同様な構成であるので説明を省略する）は偏芯カム８０
、調整ネジ８２及び可動部材８３を具備しており、調整
ネジ８２を介してこの偏芯カム８０を矢印８４方向に回
転させると、可動部材８３は磁気情報読取部取付部材７
２に対して矢印８６方向に移動するので、可動部材８３
に係止される支持部材取付部材７４を同様に矢印８６方
向に移動させる。これにより磁気情報読取部２４の対向
面６６と支持部材３２の対向面６８との間隔を広げるこ
とができる。

【００２６】また、調整ネジ８２を介してこの偏芯カム
８０を矢印８８方向に回転させると、可動部材８３は磁
気情報読取部取付部材７２に対して矢印９０方向に移動
するので、可動部材８３に係止される支持部材取付部材
７４を同様に矢印９０方向に移動させる。これにより、
磁気情報読取部２４の対向面６６と支持部材３２の対向
面６８との間隔を狭めることができる。この時、偏芯カ
ム８０を用いて可動部材８３の移動を行っているため、
可動部材８３の移動量を細かく設定することができるの
で、磁気情報読取部２４の対向面６６と支持部材３２の
対向面６８との間隔の微調節を行うことができる。

【００２７】上記磁気情報読取部２４の対向面６６と支
持部材３２の対向面６８との間隔の調整は、磁気情報読
取部２４及び支持部材３２を自動改札装置本体１０のベ
ース３９に取り付けた状態であっても、またベース３９
から取り外した状態であっても行うことができる。

【００２８】以上で説明したように、調整部材７６を用
いて磁気情報読取部２４の対向面６６と支持部材３２の
対向面６８との間隔の調整を行うように構成したため、
磁気情報読取部２４の対向面６６と支持部材３２の対向
面６８との間隔を細かく設定することができるので、磁
気情報読取部２４の対向面６６及び６７と支持部材３２
の対向面６８及び６９の間隔を互いに平行に保持するこ
とができるので、これら磁気情報読取部２４及び支持部
材３２の間に導入される乗車券に均一な押圧力を付与す
ることができるため、磁気情報読取部２４による乗車券
１２に記録されている磁気情報の読取りを正確に、誤り
なく行うことができる。

【００２９】また、支持部材３２はゴム材で形成されて
いるため、磁気情報読取部２４のヘッド幅ａと乗車券１
２に記録される磁気情報を読取る読取ヘッド幅ｂと支持
部材３２のヘッド幅ｃとの関係を、「ｂ＜ｃ＜ａ」とす
ることにより、磁気情報読取部２４と支持部材３２との
間の間隔が乗車券１２の厚さに比較し極端に狭められた
場合でも、乗車券１２を支持部材３２の押圧力で折り曲
げることを防ぐことができる。

【００３０】以上説明したように、本発明の自動改札装
置によれば、調整部材を用いて磁気情報読取部あるいは
磁気情報記録部の対向面と支持部材の対向面との間隔の
調整を行うように構成したため、磁気情報読取部あるい
は磁気情報記録部の対向面と支持部材の対向面との間隔
を細かく設定することができるので、磁気情報読取部あ
るいは磁気情報記録部の対向面と支持部材の対向面の間
隔を互いに平行に保持することができるので、これら磁
気情報読取部あるいは磁気情報記録部及び支持部材の間
に導入される乗車券に均一な押圧力を付与することがで
きるため、磁気情報読取部による乗車券に記録されてい
る磁気情報の読取り、磁気情報記録部による乗車券への
磁気情報の記録を正確に、誤りなく行うことができる。

【００３１】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、乗
車券等の記録媒体に記録されている磁気情報を安定した
状態で読取ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の自動改札装置等の記録媒体処理装置の
一実施例の構成を概略的に示す図である。

【図２】本発明の自動改札装置等の記録媒体処理装置の
一実施例の制御系統を概略的に示す図である。

【図３】自動改札装置本体の斜視図である。

【図４】自動改札装置本体の正面図である。

【図５】自動改札装置本体の平面図である。

【図６】自動改札装置本体の右側面図である。

【図７】自動改札装置本体の背面図である。

【図８】本発明の自動改札装置等の記録媒体処理装置の
一実施例の処理手段の概略構成を示す図である。

【図９】本発明の自動改札装置等の記録媒体処理装置の
一実施例の処理手段の斜視図である。

【図１０】本発明の自動改札装置等の記録媒体処理装置
の一実施例の処理手段の側面図である。

【符号の説明】

１８…搬送手段、１４…受入手段、１６…排出手段、２
４、２６…読取手段、３２、３３、３４、３５…支持手
段、４２…セントラル・プロセッシング・ユニット。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　機械的に読取られる記録情報を記録す
   る記録部を備える記録媒体を受入れる受入手段と、この
   受入手段により受入れた前記記録媒体を排出する排出手
   段と、前記受入手段から前記排出手段まで所定の搬送経
   路に沿い前記記録媒体を搬送する搬送手段と、この搬送
   手段の搬送経路に設けられ、前記記録媒体の記録部に記
   録される記録情報を機械的に読取る読取手段とこの読取
   手段に係止され搬送される前記記録媒体を前記読取手段
   に対して支持する支持手段と前記読取手段に対して前記
   支持手段を移動させ前記読取手段に対する前記支持手段
   の位置を調整する調整手段とを備え、この調整手段によ
   り前記読取手段に対する前記支持手段の位置を調整し搬
   送される前記記録媒体から記録情報を読取る処理手段と
   、この処理手段により読取られる記録情報に基づいて前
   記記録媒体を前記排出手段に排出する制御手段と、を具
   備したことを特徴とする記録媒体処理装置。