JPH0627032U - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JPH0627032U
JPH0627032U JP6880192U JP6880192U JPH0627032U JP H0627032 U JPH0627032 U JP H0627032U JP 6880192 U JP6880192 U JP 6880192U JP 6880192 U JP6880192 U JP 6880192U JP H0627032 U JPH0627032 U JP H0627032U
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JP
Japan
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clamp
wedge member
claw
clamp claw
work
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Pending
Application number
JP6880192U
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English (en)
Inventor
尚志 下川
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランプ時にワークの反力や油圧系統の油洩
れによっても容易に緩みが発生せず、長時間にわたって
確実にワークを固定して寸法精度を保持できるクランプ
装置を提供する。 【構成】 基台上に立設した枠体にクランプ爪を反転自
在に枢着したうえ、該クランプ爪を油圧シリンダロッド
先端部に取着した楔部材によって該クランプ爪とガイド
板間に嵌合押動してなるセルフロッククランプ機構によ
って反転させてワークを固定すると共に、該クランプを
ロックするようにし、かつ前記楔部材とクランプ爪間に
連結した戻しリンクによってクランプ開放時は楔部材の
嵌合解除と共にクランプ爪を反転復帰するように構成し
たことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば建設機械のような大型構造物の機械加工、溶接等の際にワーク を作業台に固定するクランプ装置に関する。
【0002】 従来、この種のクランプ装置は図5に示すように基台aの上端部に支軸bで支 承されたクランプ爪cを油圧シリンダdの油圧力で支軸bを支点としたテコ原理 で反転押圧力に換えてワークeを固定する比較的単純な構造のものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような油圧シリンダdの保持圧(F1 )でワークeを直押しによ って固定するクランプ装置では長時間においてはワークeの圧力(F2 )に対し て油圧系統の油洩れによって前記保持圧(F1 )が低下し緩みが生じる結果ワー クeの位置ずれによる寸法精度を落し、加工寸法、溶接不良の原因となる不具合 がある。
【0004】 本考案は上記従来の不具合を改善する目的でなされたもので楔部材によるセル フロッククランプ機構によってワークの反力に対してクランプ爪の反転復帰しよ うとするのを防止すると共に、ワーク反力が油圧シリンダの保持圧に直接作用し ないようにして長時間にわたっても緩みが生じないようにすると共に、クランプ 解除時にはクランプ爪が容易に反転復帰できるクランプ装置を提供しようとする ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、クランプ設置基台上にクランプ爪をワー ク上面に対し反転自在に枢着したうえ、ロッド先端部に取着した楔部材を油圧シ リンダの伸縮動によって該部材をガイド板に沿って昇降動させてクランプ時には 楔部材を上昇させて前記クランプ爪の背部とガイド板間に嵌合押動しクランプ爪 を反転させてワークをクランプロックすると共に、クランプ開放時はクランプ爪 と楔部材間に連結した戻しリンクによって楔部材の降下に伴ってクランプ爪を反 転復帰するようにしてクランプ装置を構成する。
【0006】
【作用】
上記構成によりクランプ爪を楔部材の嵌合押圧によってワーク上面に反転固定 すると共に、この楔部材の嵌合によって完全にクランプ爪はロックされる。そし て、クランプ解除時には油圧シリンダの縮小による楔部材の降下によって嵌合が 外れてクランプロック状態が解かれ、同時に戻しリンクによってクランプ爪は反 転復帰させられる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面により詳述する。図1は本考案に係わるク ランプ装置の側面図、図2は図1のA−A断面視の平面図、図3は背面図、そし て図4は作用図である。図において、基台1上には背板2a、左右側板2b、上 板2cおよび下板2dからなる前部開口の枠体が設置されており、この枠体2の 左右側板2d間には前部開口部から前方に反転突出可能になるようにクランプ爪 3が支軸4によって回転自在に側板2dに枢着されている。
【0008】 次いで上記クランプ爪3が枢着された枠体2には、該クランプ爪3の後片部3 aの背部に位置するように油圧シリンダ5が基台1の下部から垂直に立設され、 該シリンダロッド5aが左右側板2a間を上下動するようになっている。なお6 は油圧シリンダ5を下板2dに固定しているボルトである。そして、このシリン ダロッド5aの上端部には前面7aが楔状に、後面7bが垂直にそれぞれ形成さ れたブロック状の楔部材7が螺着されており、この楔部材7は前記油圧シリンダ 5の伸縮動によって枠体2の背板2aの内側にボルト8で取付けられたガイド板 9に沿って昇降動するようになっている。
【0009】 更に本クランプ装置には上記クランプ爪3と楔部材7間にはクランプ爪3の戻 しリンク10がそれぞれ軸ピン11,12によって連結されている。該リンク1 0はクランプ開放時のクランプ爪3の反転復帰のためのもので楔部材7の降下に 伴って軸ピン11を支点にして該リンク10が引っ張られることによりクランプ 爪3の後片部3aを反転させながら軸ピン12がリンク長穴10a内を移動しな がらクランプ爪3を反転復帰させるようになっている。
【0010】 本案クランプ装置は上記の如く構成されており、次に図4により作動について 述べる。 I) クランプ操作 先ずワークWをクランプするに際しては油圧シリンダ5を伸長することにより シリンダロッド5a先端の楔部材7はガイド板9に沿って上昇し、クランプ爪3 の後片部3aとガイド板9間に嵌合しながらクランプ後片部3aを押動し、これ によってクランプ爪3は支軸4を支点にして図示影線のように前方に反転させな がらワークWを固定する。このクランプ作動と共に楔部材7の嵌合によりクラン プ状体がロックされる状態となってワークWの反力に(F2 )よるクランプ押圧 力(F1 )の弱り、即ち緩み現象を楔作用によって阻止し油圧シリンダ5には、 このワークWの反力(F2 )は直接受けず油圧シリンダ5を縮小作動させない以 上多少の油洩れがあってものロック状態を保持することができる。 II) クランプ開放操作 次いでクランプ開放に際しては油圧シリンダ5の保持油圧を切り換えて縮小作 動させると、シリンダロッド5aを介して楔部材7は嵌合を解き降下を始める。 この降下に伴って戻しリンク10が楔部材7によって下方に引張られ、これによ りクランプ爪3の後片部3aもこれにより強制的に下方に引張られる結果、クラ ンプ爪3は支軸4を支点にして後方に反転復帰することになる。
【0011】
【考案の効果】
本考案は以上の如く油圧クランプ機構と楔部材によるセルフロック機構によっ て油圧クランプの直押しの弱点を解消してクランプ時のワーク反力を楔部材が受 けることによって油圧シリンダの負荷を軽減して確実かつ長時間にわたってワー クの固定を維持する事ができる。しかもクランプ開放に際しては戻しリンク機構 によって容易に行えることから、特に大型構造物の機械加工、溶接等のクランプ 装置として好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクランプ装置の一部断面側面図で
ある。
【図2】図1のA−A断面視による平面図である。
【図3】同背面図である。
【図4】同作用説明図である。
【図5】従来のクランプ装置の一例を示す概略側面図で
ある。
【符号の説明】
1 基台 5 油圧シリン
ダ 2 枠体 7 楔部材 3 クランプ爪 9 ザイド板 4 支軸 10 戻しリンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台状に設置されるクランプ装置におい
    て、反転自在に枢着されたクランプ爪と、油圧シリンダ
    ロッド先端部に螺着され、ガイド板に沿って昇降動さ
    れ、上昇作動によりクランプ爪の背部とガイド板間に嵌
    合押動して、クランプ爪をワーク上面に反転ロックする
    楔部材と、前記クランプ爪を楔部材によるクランプロッ
    クから開放された状態において反転復帰させるためクラ
    ンプ爪と楔部材間に連結した戻しリンクとから成るクラ
    ンプ装置。
JP6880192U 1992-09-08 1992-09-08 クランプ装置 Pending JPH0627032U (ja)

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JP6880192U JPH0627032U (ja) 1992-09-08 1992-09-08 クランプ装置

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JPH0627032U true JPH0627032U (ja) 1994-04-12

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179429A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Howa Mach Ltd クランプシリンダ
JP2013154421A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Smc Corp 電動クランプ装置
CN114505878A (zh) * 2022-02-10 2022-05-17 联宝(合肥)电子科技有限公司 一种夹具及其操作方法

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