JPS5928747Y2 - 工作機械のクランバ− - Google Patents

工作機械のクランバ−

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JPS5928747Y2
JPS5928747Y2 JP17797382U JP17797382U JPS5928747Y2 JP S5928747 Y2 JPS5928747 Y2 JP S5928747Y2 JP 17797382 U JP17797382 U JP 17797382U JP 17797382 U JP17797382 U JP 17797382U JP S5928747 Y2 JPS5928747 Y2 JP S5928747Y2
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JP
Japan
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clamp arm
clamp
force
hydraulic cylinder
force point
Prior art date
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Expired
Application number
JP17797382U
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English (en)
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JPS5974038U (ja
Inventor
潤二 西山
Original Assignee
相生精機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 相生精機株式会社 filed Critical 相生精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、工作機械(金属加工機械又は切削加工機械を
いう)に工具等(工具又は被加工物をいう)を固定する
クランパーに関し、小形にでき、クランプ力を所定値に
正確に簡単に定められ、しかもクランプ後に工具等が離
脱しないようにする事を目的とする。
従来では、クランプ腕を油圧シリンダでクランプ側に押
圧する形式のものがある。
が、これでは、油圧シリンダの圧力が漏洩したときに、
クランプが脱落し、工具等がずれ動いたり落下したりし
て、破損する事故が起こる。
これを無くす為に、クランプ腕をバネでクランプ側に押
圧する事が考えられる。
この場合、例えば4トンのクランプ力を出すために、テ
コの倍力機構(倍力率2倍)を組合せたとしても、バネ
は2トンもの力を出す非常に大きなものを使用しなけれ
ばならず、クランパー全体が大形化し、その製造コスト
が大幅に高くなるうえ、その取付はスペースが大きくな
る分だけ、一定の大きさの取付台に固定することのでき
る工具等の最大寸法が小さく制限される。
これらの欠点をさらに解消する為に、クランプ腕をネジ
の締付力でクランプ側に押圧する事が考えられる。
しかし、例えば2トンもの締上げ力を人力では出す事が
できず、実施不能である。
仮に出せたとしても、重労働であるうえ、所定の2トン
に締上ったかどうかを知る事ができず、線上刃の誤差が
太きい。
本考案は、以上の諸欠点を解消する為に、クランプ腕が
クランプ時に弾性変形することを積極的に活用すべく、
油圧シリンダの押圧力に対してクランプ腕の曲げ剛性を
比較的小さく形成し、クランプ腕の力点部を油圧シリン
ダでクランプ側へ押圧して大きく弾性変形させ、この弾
性変形させた状態でクランプ腕をネジ又はネジで出退す
る楔などの機械式ロック装置で機械式に固持するととも
に、工具等をクランプ腕で弾性的に押圧固定するように
したものである。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
図中、符号1はクランプ本体を示し、そのT形脚部2が
工作機械(例えば、プレス機械・旋盤・フライス盤)の
工具等3の取付台4のT溝5に進退可能に固定される。
6はクランプ腕であり、その中間部に支点孔7、右端下
面に力点面8、左端部に作用点面9、左寄り下面にアン
クランプ受動面10が形成される。
支点孔7はクランプ本体1の左半上に立設の前後一対の
枢支ブラケット11に支点ピン12で昇降揺動自在に枢
支さ札力点面8は単動式油圧シリンダ13で右上りのク
ランプ側に押上げ駆動され、作用点面9は工具等3に押
下げ圧接させ、アンクランプ受動面10はアンクランプ
バネ14でアンクランプ側に押上げ弾圧される。
クランプ本体1の上面の左部にバネ組込室15が、右半
部にシリンダ組込室16が背面中央部に油路孔17が凹
設され、バネ組込室15にアンクランプバネ14が、シ
リンダ組込室16に油圧シリンダ13が組込まれ、その
シリンダ13の油圧室18が油路孔17を通じて油圧装
置に連通される。
附号19はネジを利用した機械式ロック装置であり、こ
れは力点面8をシリンダ13で押上げたクランプ位置に
固持する機能を有し、環状のロックネジ20がシリンダ
13のピストンロッド21に相対摺動自在に外嵌する状
態で、シリンダ13のシリンダ胴22の上端壁23のネ
ジ孔24に昇降操作自在に螺合されて構成される。
クランプ腕6は、その作用点部9を工具等3に接当させ
、その力点部8を油圧シリンダ13で押上げてクランプ
位置にされた状態で、大きく弾性変形するように、その
曲げ剛性が油圧力及び作用点部9と力点部8間のスパン
に対して比較的小さく形成される。
なお、符号25は封止具、26は摩擦ブレーキ、27は
ブレーキバネ、28はブレーキ固定ネジ、29はアンプ
ランプ力調整ネジである。
次に、その作用を説明する。
クランプ腕6は、アンクランプバネ14で左上りのアン
クランプ状態に弾圧された状態から、油圧シリンダ13
を作動させて、右上りのクランプ状態にすると、工具等
3を取付台4に抑圧固定する。
このとき、作用点面9が工具等3を抑圧固定する初期ク
ランプ力を4.5tとし、クランプ腕6のテコ比を2:
1とすると、力点面8はシリンダ13で2.25tで押
上げられ、その4.5tと2.25tの和の6.75t
の反力で支点孔7が押下げられる。
このため、クランプ腕6が弓なりに弾性変形し、実験に
よると第3図に示すように、作用点面9を固定端として
、力点面8が0.857EItl余分に押上げられる。
この状態で、ロックネジ20を螺進上昇させて、力点面
8に圧接させた後、シリンダ13の圧力を抜くと、クラ
ンプ腕6の弾性変形量が約1割戻り、残る9割の弾性変
形量0.7511gN強がロックネジ20の受止めによ
り固持さ札これにより作用点面9の前記クランプ力が4
゜05tに固持される。
第3図に示すクランプ腕6の弾性変形量は、油圧シリン
ダ13の押圧力及びクランプ腕6の長さとの相関に於い
て、通常の機械部品の弾性変形量の約10俯視度の変形
量であるが、このようにクランプ腕6の曲げ剛性を小さ
く設定して大きく弾性変形させるのは、次の理由による
即ち、クランプ腕6を剛に形成する場合には、工具等3
からの衝撃や振動でクランプ腕6の作用点部9や工具等
3の表面が局部的に塑性変形したり破損したりしてクラ
ンプが緩み、工具等3がズレ動き易くなる。
これに対して、クランプ腕6の曲げ剛性を小さく形成す
ると、クランプ腕6がバネ系をなし、工具等3からの衝
撃や振動を吸収するのでクランプ状態が確実に維持でき
る。
上記実施例の変形例として、その一部を次のように変更
する事が考えられる。
(4)第4図及び第5図に示すように、力点面8の肉壁
部の前後両側部にネジ孔30を明け、各ネジ孔30に各
クランプロックボルト31を上から螺合し、クランプロ
ックボルト31の脚端部をシリンダ胴上端壁23に接離
操作自在にする。
また、力点面8の内壁部の中央にネジ孔32を明け、こ
れに調整ネジ33を螺合して、ロックナツト34でロッ
クする。
(8)第6図及び第7図に示すように、機械式ロック装
置19を楔穴にする。
即ち、クランプ本体の右端部上に突設のブラケット35
に押ネジ36を螺合し、押ネジ36の螺進操作で楔37
をシリンダ胴上端壁23−力点面8間に咬込ます。
楔37はクランプ反力で挟圧された状態では、その摩擦
接触力で抜出しを防止される。
(C) 機械式ロック装置19と油圧シリンダ13と
の両方でクランプ状態を維持するように使用する場合に
は、各ネジ20,31,36をロックナツト等でロック
する事が好ましい。
本考案は上記のように構成され、作用するから次の効果
を奏する。
(イ)クランプ腕はネジ又はネジで出退する楔等の機械
式ロック装置で機械式に固持されるから、油圧シリンダ
の圧力が漏洩した場合でも、クランプが脱落する事がな
い。
しかも、油圧シリンダの押圧力に対してクランプ腕の曲
げ剛性を小さく形成することにより、クランプ腕を大き
く弾性変形させた状態で、ロック装置でロックするので
、クランプ腕はバネ系をなして工具等からの衝撃や振動
を吸収し、工具等を確実にクランプ状態に保持できるう
え、クランプや工具等の塑性変形もなく、損傷すること
もない。
しかも、この場合クランプ腕の力点近傍部とクランプ本
体との間に挿入される機械式ロック装置をネジ又はネジ
で出退する楔で形成しているので、一旦ロツク位置にセ
ットするとその位置を人為的に解除するまでは確実に維
持しつづけることができる。
これにより、クランプの脱落による工具等の破損事故を
無くす事ができる。
(ロ) クランプ開始時のクランプ力は油圧シリンダで
出し、油圧シリンダは作動油圧を高める事により、小形
高出力にできる。
しかも、機械式ロック装置はネジ又は楔などで小形高耐
力にできる。
従って、クランパー全体を充分に小形にでき、安価に製
造できるうえ、クランパーの取付スペースが小さくて済
む分だけ、工具等の取付台に固定することのできる工具
等の最大寸法を大きくできる。
(ハ) クランプ腕は油圧シリンダにより大きな力で楽
に早く線上げる事ができ、しかも、その作動油圧を圧力
計の視認又は定圧弁の作用により所定圧にする事により
、クランプ力を所定の値に正確に合せる事ができる。
また、このクランプ力を機械式ロック装置で正しく保持
できる。
従って、工具等を所定の力で楽に早く正確に締付は固定
できるうえ、工具等をいつまでも正しく固定しておく事
ができる。
に)クランプ力を機械ロック装置で保持し、油圧シリン
ダでは保持しないように使用する事ができ、この場合に
は、例えばプレスのラムにダイを固定して作業するとき
に、クランパーから油圧ホースを外しておいて、油圧ホ
ースの繰返し昇降による疲労破壊や引掛り破損をなくす
事ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は縦断正面図、第
2図は第1図ト」線断面図、第3図はクランプ腕の弾性
変形量とクランプ力との関係を示すグラフ、第4図は別
実施例の要部縦断側面図、第5図は第4図の平面図、第
6図は他の実施例の要部縦断正面図、第7図は第6図の
平面図である。 1・・・・・・クランプ本体、6・・・・・・クランプ
腕、7・・・・・・支点部、8・・・・・・力点部、9
・・・・・・作用点部、13・・・・・・油圧シリンダ
、19・・・・・・ロック装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランプ腕6に支点部7、力点部8、及び作動点部9を
    形成し、その支点部7をクランプ本体1に枢支し、力点
    部8と作用点部9とを支点部7をはさんで振り分は配置
    し、力点部8に油圧シリンダ13を作用させてクランプ
    腕6をクランプ側に抑圧可能に構成し、油圧シリンダ1
    3をクランプ本体1に付設し、力点部8を油圧シリンダ
    13の力で押圧したクランプ位置に固持する機械式ロッ
    ク装置19を、クランプ腕6の力点部8の近傍部とクラ
    ンプ本体1との間に亘って設け、この機械式ロック装置
    19はクランプ腕6とクランプ本体1とのいずれか一力
    に螺合したネジ体の操作によりロック状態とロック解除
    状態とに切換可能に構成し、クランプ腕6は、その曲げ
    剛性を油圧シリンダ13の押圧力に対して比較的小さく
    設定して、大きく弾性変形可能に構成し、クランプ腕6
    の力点部8を油圧シリンダ13で押上げてクランプ腕6
    を大きく弾性変形させた状態において機械式ロック装置
    19によりクランプ腕6を弾性変形状態に保持可能に構
    成したことを特徴とする工作機械のクランパー。
JP17797382U 1982-11-24 1982-11-24 工作機械のクランバ− Expired JPS5928747Y2 (ja)

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JPS5974038U JPS5974038U (ja) 1984-05-19
JPS5928747Y2 true JPS5928747Y2 (ja) 1984-08-18

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JP17797382U Expired JPS5928747Y2 (ja) 1982-11-24 1982-11-24 工作機械のクランバ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010063541A1 (de) * 2010-12-20 2012-06-21 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Werkstück-Halteeinrichtung zum Festlegen eines plattenartigen Werkstückes, insbesondere eines Blechs, an einer Werkstück-Bewegungseinheit einer Werkzeugmaschine
JP5856027B2 (ja) * 2012-08-09 2016-02-09 株式会社コスメック クランプ装置

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JPS5974038U (ja) 1984-05-19

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