JPH06270174A - 自動車用内装材の製造方法 - Google Patents

自動車用内装材の製造方法

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Publication number
JPH06270174A
JPH06270174A JP9090193A JP9090193A JPH06270174A JP H06270174 A JPH06270174 A JP H06270174A JP 9090193 A JP9090193 A JP 9090193A JP 9090193 A JP9090193 A JP 9090193A JP H06270174 A JPH06270174 A JP H06270174A
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JP
Japan
Prior art keywords
molding
interior material
interior trim
felt
automotive interior
Prior art date
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Pending
Application number
JP9090193A
Other languages
English (en)
Inventor
Shogo Okado
省吾 岡戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Co Ltd
Original Assignee
Howa Textile Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Howa Textile Industry Co Ltd filed Critical Howa Textile Industry Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要部分に剛性,弾力性,吸音性等の機械的
特性を備えた自動車用内装材を簡単な製造工程により製
造する。 【構成】 バインダーを添加した嵩高性フェルト5を、
相対する成形面3,4の間隔を部分的に異ならしめてな
る一対の成形型1,2間に配置して該成形型1,2によ
り該嵩高性フェルト5を圧縮し該バインダーを固化させ
ることにより、部分的に圧縮率が異なる自動車用内装材
を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、嵩高性フェルトを圧縮
して成形する自動車用内装材の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に乗用車(セダン)の後部座席後側
には、ハードボードに布帛,塩化ビニルシート等の表皮
材を貼着し必要形状に裁断してなる製品、或いはハード
ボードまたは嵩高性フェルトを熱圧成形し表皮材を貼着
した製品が内装材として普通に使用されている。(通常
これらの製品は、リヤートレイまたはリヤーパッケージ
等の名称で呼ばれている。)
【0003】ところで従来のこのような自動車用内装材
では、裏面に吸音の為、あるいはボデイパネルとの干渉
による異音発生防止の為に、フエルトまたはウレタンフ
ォームに代表される樹脂発泡体を必要な部分に接着して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のように樹
脂発泡体を適宜大きさに切断して内装材裏面の必要部分
に接着するようなことは、大量に処理しようとする場合
製造工程が多くコストが掛り、また精度も悪くなり満足
できる完成度の製品が出来ないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用内装材
の製造方法は上記課題を解決しようとするもので、バイ
ンダーを添加した嵩高性フェルトを、相対する成形面の
間隔を部分的に異ならしめてなる一対の成形型間に配置
して該成形型により該嵩高性フェルトを圧縮し該バイン
ダーを固化させることにより、部分的に圧縮率が異なる
自動車用内装材を成形することを特徴とする。
【0006】
【作用】圧縮率を部分的に異ならしめることで厚さが部
分的に異なり、所要部分に剛性,或いは弾力性(柔軟
性),吸音性が得られるようになる。また製造工程は簡
略化されコストを低減できる。
【0007】
【実施例】次に本発明の一実施例をリヤートレイについ
て図面と共に説明する。図1(イ)にこの自動車用内装
材の製造方法にて使用する一対の成形型を示し、この成
形型1,2の相対する成形面3,4は製品の所要形状に
従う凹凸状に形成され、該成形面3,4の間隔は部分的
に異なっている。具体的には上側の成形面3は比較的平
坦であるのに対し、下側の成形面4は凹凸面に形成され
ている。5は該成形面3,4間に配置した嵩高性フェル
トで、該嵩高性フェルト5は天然繊維,合成繊維等の廃
材を解砕したものにフエノール等の熱硬化性樹脂をバイ
ンダーとして均一に添加し厚さ30ミリ程度に調整して
なる。また、6は該嵩高性フェルト5と共に成形面3,
4間に配置した表皮材で、該表皮材6は不織布(ニード
ルパンチ),塩化ビニルシート,布帛等からなる。
【0008】この嵩高性フェルト5および表皮材6を成
形型1,2間に配置し該成形型1,2を加熱状態に保っ
たうえで加圧し、図1(ロ)に示したように嵩高性フェ
ルト5を圧縮させバインダーを熱硬化させる。図2〜図
4にこのようにして成形されたリヤートレイの一例を示
す。このリヤートレイでは両端部寄りにスピーカ取付用
の丸孔を開設し易くするために、裏面に嵩高性フェルト
5を高圧縮率とすることにより厚さを薄くした円形範囲
7,7を設けている。
【0009】また裏面中間部は圧縮率を少なくして幅方
向の突条8,8…を多数本列設することにより剛性を備
えるうえに該突条8,8…の一部がボデイパネルに弾性
的に当り得ることで接触による異音発生を抑えると共
に、吸音性を備え車内の静かさをもたらし得るようにし
ている。9,9は後部座席用安全ベルトの引出用切欠で
ある。
【0010】なお上記実施例ではバインダーとして熱硬
化性樹脂を使用した例を示したが、熱可塑性樹脂を使用
してもよく、その場合該嵩高性フェルト5を予め加熱す
ることにより該バインダーを溶融硬化させ成形型1,2
間に挟んで冷却させることにより固化させることとな
る。また、表皮材6は上記のように成形と同時に貼着さ
せるようにしてもよいが、成形後に新らためて接着剤を
塗布して貼着してもよい。なお、図5に示したように上
記表皮材6を嵩高性フェルト5より少し大きめとしその
周縁部を嵩高性フェルト5の裏側に折り返し縁処理をし
てもよい。
【0011】
【発明の効果】このように本発明の自動車用内装材の製
造方法は、嵩高性フェルトの圧縮率を部分的に異ならし
めることにより厚さが各部分によって異なる自動車用内
装材を成形できる。このため必要部分に吸音性或いは剛
性,弾力性等の機械的特性を圧縮率を変化させることに
より自由に付与できると共に、従来のように樹脂発泡体
を後付けすることもなく製造工程を大幅に簡単化でき製
作コストを低減できるなど有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用内装材の製造方法の一実
施例を示す成形型の縦断面図。
【図2】自動車用内装材の表面斜視図。
【図3】自動車用内装材の縦断面図。
【図4】自動車用内装材の裏面斜視図。
【図5】自動車用内装材の部分拡大断面図。
【符号の説明】
1,2 成形型 3,4 成形面 5 嵩高性フェルト 6 表皮材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:30 4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインダーを添加した嵩高性フェルト
    を、相対する成形面の間隔を部分的に異ならしめてなる
    一対の成形型間に配置して該成形型により該嵩高性フェ
    ルトを圧縮し該バインダーを固化させることにより、部
    分的に圧縮率が異なる自動車用内装材を成形することを
    特徴とした自動車用内装材の製造方法。
  2. 【請求項2】 成形型間に嵩高性フェルトと共に表皮材
    を配置する請求項1に記載の自動車用内装材の製造方
    法。
JP9090193A 1993-03-24 1993-03-24 自動車用内装材の製造方法 Pending JPH06270174A (ja)

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JP9090193A JPH06270174A (ja) 1993-03-24 1993-03-24 自動車用内装材の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091019A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Toyota Boshoku Corp 車両用フロアカーペット,車両用フロアカーペットの製造方法及び成形装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091019A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Toyota Boshoku Corp 車両用フロアカーペット,車両用フロアカーペットの製造方法及び成形装置
JP4696819B2 (ja) * 2005-09-28 2011-06-08 トヨタ紡織株式会社 車両用フロアカーペット及び車両用フロアカーペットの製造方法

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