JPH06269856A - 鋼帯処理ラインにおけるセンタリング装置 - Google Patents

鋼帯処理ラインにおけるセンタリング装置

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Publication number
JPH06269856A
JPH06269856A JP6165193A JP6165193A JPH06269856A JP H06269856 A JPH06269856 A JP H06269856A JP 6165193 A JP6165193 A JP 6165193A JP 6165193 A JP6165193 A JP 6165193A JP H06269856 A JPH06269856 A JP H06269856A
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JP
Japan
Prior art keywords
strip
steel strip
magnet roll
rotated
centering device
Prior art date
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Pending
Application number
JP6165193A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Moriwaki
三郎 森脇
Kiyoshi Shibuya
清 渋谷
Toru Sato
徹 佐藤
Takashi Suhara
俊 須原
Katsumi Kurokawa
克美 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP6165193A priority Critical patent/JPH06269856A/ja
Publication of JPH06269856A publication Critical patent/JPH06269856A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼帯表面やエッジに接触せずに鋼帯の幅方向
の偏りを修正する。 【構成】 鋼帯Sの処理ラインにおいて搬送される鋼帯
Sの幅方向の偏りを検出して修正するセンタリング装置
1であって、この鋼帯Sのパスライン下面に、鋼帯Sの
非接触式浮揚支持装置11を隔てて鋼帯Sの幅方向に移動
可能な磁性体15を設置して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄鋼帯の表面検査ライ
ン、薄鋳片の搬送ラインなどの鋼帯の処理設備におい
て、搬送される鋼帯の幅方向の偏りを検出して修正する
センタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼帯の処理設備においては、搬送される
鋼帯自体の幅方向の伸びの差や、搬送設備の機械的なア
ライメントの狂い等によって、芯ずれ、すなわち幅方向
の偏りが発生し、甚だしい場合は鋼帯とライン内機器と
の相対位置がずれて適正な処理が行えない事態となった
り、搬送不能となったりすることがある。また、処理を
行うことはできても、このような偏りをそのままにして
コイルに巻き取ると、コイルエッジが不整となって、ハ
ンドリングの際に疵を生じやすい。そこで、このような
不都合を防止するため、搬送されている鋼帯の幅方向の
偏りを検出し、修正するセンタリング装置が適当な位置
に配置されているのが通常である。
【0003】従来用いられているセンタリング装置とし
ては、たとえば図5に示すようにライン中心に設けた垂
直軸を回転中心として水平面内で変位し、偏りに応じた
復元力を発生するステアリングロール方式、クラウンを
設けたロールを軸方向に移動させるスライドロール方
式、あるいは鋼帯のエッジに接触して強制的に偏りを修
正するサイドガイド方式などがあるが、ステアリングロ
ール方式あるいはスライドロール方式においては、鋼帯
裏面とロールとが接触し、特に周速の差によって鋼帯裏
面にすり疵が発生しやすいし、サイドガイド方式では鋼
板のエッジ部分がガイドに接触することで修正が行われ
るため、鋼帯エッジ部分にすり疵が発生し、特に鋼帯が
薄物である場合、これを起点とした破断が発生しやす
い。
【0004】このように、鋼帯が表面疵を嫌う高級品種
であったり、アモルファスをはじめとする薄物や極薄物
の場合、これらのセンタリング装置の使用には問題があ
り、使用を制限したり、ライン速度を低速に押さえるな
どの処置がとられ、生産性を阻害していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解消し、表面疵発生のおそれがなく、安定して
使用できるセンタリング装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼帯の処理ラ
インにおいて搬送される鋼帯の幅方向の偏りを検出して
修正するセンタリング装置であって、この鋼帯のパスラ
イン下面に、鋼帯の非接触式浮揚支持装置を隔てて鋼帯
を幅方向に移動可能な磁性体を設置したことを特徴とす
る。
【0007】
【作 用】本発明によれば、センタリング装置の位置に
おいて鋼板は非接触式浮揚支持装置によって浮揚支持さ
れており、装置と鋼帯との間には一切接触がないから、
すり疵が発生するおそれは全くなく、遠隔力である磁力
の作用によって所期のセンタリングを行うことができ
る。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図4により説
明する。図1は本発明の一実施例であるセンタリング装
置の横断面図、図2はこのセンタリング装置を備える鋼
帯の処理ラインの配置例を示す正面図、図3は非接触式
浮揚支持装置を示す斜視図、図4はマグネットロールの
斜視図である。
【0009】図2において、鋼帯Sは巻き戻し装置2上
のコイルCから巻き戻され、デフレクタロール3を経て
ピンチロール3により図の右方向へ送られ、例えば表面
検査装置6などの検査あるいは処理設備を通過して検査
あるいは処理を受ける。このとき、鋼帯Sが正しく表面
検査装置6の中心を通過することが望ましいので、入側
にエッジ検出器5を設けて鋼帯Sの幅方向の偏りを検出
し、その結果に従って表面検査装置6の前後に設置した
センタリング装置1によって幅方向の偏りを是正するの
である。
【0010】図1において、Sは鋼帯、1はセンタリン
グ装置であり、センタリング装置1は鋼帯Sのパスライ
ンよりも下面に、非接触式浮揚支持装置11を備え、その
ケーシング12内にはマグネットロール15が収納されてい
る。ここで非接触式浮揚支持装置11は、スリットあるい
は細孔から噴出する気流によって帯状物を浮揚させて支
持するもので、さまざまな構造のものが開発されている
が、一例として特公平4-53933 号公報記載のものを図3
に示す。12はケーシング、13は送風管、14はスリット
で、送風管13から流入した気体がケーシング12の上面に
設けられたスリット14から噴出し、上方の鋼帯Sを浮揚
させて支持する。本発明においては、非接触式浮揚支持
装置11のケーシング12は、黄銅板、強化プラスチック等
の非磁性材で作られている。
【0011】一方、マグネットロール15は、図4に示す
ように非磁性材で作られたロール本体15a の表面に、螺
旋状に、軸方向に極性を揃えた多数の磁性体、すなわち
永久磁石15b が埋め込まれて構成され、軸受け16を介し
て非接触式浮揚支持装置11のケーシング12に取り付けら
れている。軸受け16の部分は、ケーシング11内の気体が
漏洩しないよう、シールがなされている。
【0012】このマグネットロール15を図示しない駆動
装置により駆動軸17を介して矢印Aの方向に回転させる
と、螺旋の送りに従って上方にある鋼帯Sに作用する磁
力も軸方向に移動し、鋼帯Sを矢印Bの方向に移動させ
る。また、マグネットロール15を矢印Aと逆方向に回転
させれば鋼帯Sを矢印Bと反対方向に移動させることが
できる。あるいは、螺旋の向きを逆にしたマグネットロ
ールを配置し、鋼帯Sを移動させたい方向に応じていず
れかのロールを選択して回転させてもよい。いずれにし
ても、マグネットロール15は鋼帯Sの移動方向とは無関
係に任意の方向に回転させることができる。
【0013】ここで、鋼帯Sを移動させる力は、マグネ
ットロール15の表面に配置される永久磁石15b の磁束密
度が高いほど、あるいはマグネットロール15の表面と鋼
帯Sとの距離が短いほど大きくなる。また、マグネット
ロール15の回転速度を高くすると、作用速度を速くする
ことができる。なお、マグネットロール15の回転に代え
て、磁極を揃えた多数の永久磁石を帯状に配置した板状
体を鋼帯Sの幅方向に移動させてやってもよい。
【0014】永久磁石を使用していると、その表面に鉄
粉等が付着しやすいが、本発明においてはマグネットロ
ール15と鋼帯Sとは距離を隔てて非接触であるから、こ
のような付着物によって鋼帯Sに疵を発生するおそれは
ない。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、非接触で、鋼帯の偏り
を修正することができるから、鋼帯処理ラインの操業を
安定して行うことができ、生産性ならびに品質が向上す
るというすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の横断面図である。
【図2】本発明に係わる鋼帯処理ラインの配置例を示す
正面図である。
【図3】本発明に係わる非接触式浮揚装置を示す斜視図
である。
【図4】本発明の一実施例におけるマグネットロールを
示す斜視図である。
【図5】従来の技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 センタリング装置 11 浮揚支持装置 12 ケーシング 13 送風管 14 スリット 15 マグネットロール 16 軸受け 17 駆動軸 2 巻き戻し装置 3 デフレクタロール 4 ピンチロール 5 エッジ検出器 6 表面検査装置 S 鋼帯 C コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 徹 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 須原 俊 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 黒川 克美 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼帯(S)の処理ラインにおいて搬送さ
    れる鋼帯(S)の幅方向の偏りを検出して修正するセン
    タリング装置(1)であって、この鋼帯(S)のパスラ
    イン下面に、鋼帯(S)の非接触式浮揚支持装置(11)
    を隔てて鋼帯(S)を幅方向に移動可能な磁性体(15)
    を設置したことを特徴とする鋼帯処理ラインにおけるセ
    ンタリング装置。
JP6165193A 1993-03-22 1993-03-22 鋼帯処理ラインにおけるセンタリング装置 Pending JPH06269856A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6165193A JPH06269856A (ja) 1993-03-22 1993-03-22 鋼帯処理ラインにおけるセンタリング装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6165193A JPH06269856A (ja) 1993-03-22 1993-03-22 鋼帯処理ラインにおけるセンタリング装置

Publications (1)

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JPH06269856A true JPH06269856A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13177349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6165193A Pending JPH06269856A (ja) 1993-03-22 1993-03-22 鋼帯処理ラインにおけるセンタリング装置

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JP (1) JPH06269856A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101110258B1 (ko) * 2009-09-14 2012-02-16 주식회사 포스코 센터링이 자동 조정되어 벨트의 사행을 방지하는 벨트래퍼의 롤러 장치
KR20180016555A (ko) * 2015-06-09 2018-02-14 노벨리스 인크. 비-접촉 자기 조종

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