JP2010240703A - 金属帯の搬送設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡易な構造でありながら、金属帯の蛇行を抑え、特にピンチロール起因の金属帯の蛇行を効果的に抑えることができる金属帯の搬送設備を提供する。
【解決手段】複数の搬送ロールからなるローラテーブルを備えた金属帯の搬送設備において、少なくとも1つの搬送ロールAが、パスライン中心に対して左右対称に配される1対のロール体a,aからなり、両ロール体a,aの軸線は、ローラテーブル幅方向に対して、パスライン中心寄りの端部側がライン上流側に向かって傾斜し、両ロール体a,aを回転自在に支持する支持軸のうち、ロール体内側に位置する支持軸部分に磁石Bを設けた。金属帯の面外変形を防止し、特にピンチロール起因の金属帯の蛇行を効果的に抑えることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、金属帯の搬送設備に関するものであり、特に、金属帯の尾端部を無張力(例えば、圧延機を抜けてバックテンションがかけられていない状態。以下同様)で巻き取る際の金属帯の面外変形とこれに伴う蛇行(およびこの蛇行によるコイラーでの巻きずれ)を防止することができる搬送設備に関するものである。
以下、従来一般に行われている鋼帯の搬送・巻取技術について説明する。
図11および図12は、従来の一般的な鋼帯の搬送・巻取設備を示しており、図11は平面図、図12は側面図である。この設備は、鋼帯を搬送する搬送ロール47、鋼帯をパスラインセンターに誘導(センタリング)するためのサイドガイド41、鋼帯のパスラインを斜め下方に導くとともに、鋼帯に巻取張力(バックテンション)を付与するピンチロール42、鋼帯を巻き取るコイラー43などから構成されている。
前記コイラー43は、巻取軸であるマンドレル430や鋼帯を押さえるラッパーロール431による摩擦力で、鋼帯をコイル状に巻き取る。前記搬送ロール47(搬送ロール装置)は、熱延設備ではホットランテーブルやランアウトテーブルなどと呼ばれているものであり、図ではその最下流の搬送ロール群を示している。前記サイドガイド41は、板幅目標に対する位置制御の誤差、圧延での板幅誤差、衝突による磨耗損傷などを考慮して、鋼帯板幅に対し数ミリ〜数十ミリのクリアランスを設けている。
前記ピンチロール42は、ロール両端側の各々独立した圧下装置により軸受箱(チョック)を介して上ロール420aに圧下荷重を加え、下ロール420bとの間で鋼帯を挟み込んでいる。このピンチロール42の上下ロールの間に鋼帯を誘導するため、ピンチロール42の入側にはエントリガイド44やエプロンガイド45などが、また、出側にはスロートガイド46などが、それぞれ設置されている。
熱延鋼帯の場合、仕上圧延中は圧延機でコイラー43に巻き取り張力を加えているため、一般にピンチロール42による鋼帯の保持力は低く設定される。そして、鋼帯尾端が仕上圧延機を抜ける少し前から、徐々にピンチロール42に張力配分を移行してき、鋼帯尾端が仕上圧延機を抜けた後は、ピンチロール42で巻取張力(バックテンション)を付与する。
ピンチロール42は、上下ロール420a,420bで鋼帯を挟み、鋼帯の通板速度よりも数%〜数十%遅い周速で上下ロールを回転させて、鋼帯に対してロールを滑らせながら送り出すことで、コイラー43に対するバックテンションを加えている。ピンチロール42によるバックテンションが弱いと巻きが緩くなり、バックテンションが強いとピンチロール起因の蛇行が発生し易くなるので、最適なピンチロール42の圧下荷重や回転速度の制御が必要である。特に、鋼帯尾端は、張力や速度、板厚等の変動が大きいため蛇行変化が急激となり、制御応答では反応できない場合も多い。
図13は、鋼帯尾端を巻き取る際に、ピンチロール起因で蛇行が発生した状況を示した模式図であり、このようにピンチロール42で鋼帯が蛇行すると、コイラー43で巻きずれが発生してしまう。
ピンチロール起因の蛇行の主要因としては、バックテンションの摩擦分力である横滑り力と、ピンチロール軸両端の圧下荷重のずれ(差荷重)によるモーメントの2つが挙げられる。これらのピンチロール起因の蛇行のうち、横滑り力によるものを以下に説明する。
ピンチロール42の軸心に対する鋼帯の入射角が真に直角であれば、ピンチロール42のバックテンションによる蛇行は発生しない。しかし、サイドガイド41と鋼帯にはクリアランスがあるため、鋼帯はピンチロール42の軸直角に対して微小な入射角度誤差を持ち得る。また、鋼帯がパスラインのセンターに対して平行であったとしても、ピンチロール42の軸心がラインセンターの直角方向に対して微小な角度誤差を持つ場合もある。機械である以上、微小な角度誤差は避けられない。そして、鋼帯とピンチロール42の僅かな入射角のずれにより、バックテンションである摩擦力のうち、ロール軸方向(スラスト方向)の摩擦分力による横滑り力が発生し、ピンチロール42が起因となって蛇行が発生する。ピンチロール42で発生した蛇行量は、鋼帯の通板によりコイラー43まで到達して同等の巻きずれ量となる。
ピンチロール42の軸心に対する鋼帯の入射角誤差を小さくするには、サイドガイド41をピンチロール42の近傍まで近づけることが有効である。しかし、サイドガイド41は、エントリガイド44などとの干渉を避けるためや、ピンチロール42の入側に搬送ロール47が配置できないことなどのために、その端部をピンチロール42の近傍まで近づけることはできない。また、搬送ロール47もピンチロール42の入側近傍まで配置することが望ましいが、装置干渉などがあるため最下流の搬送ロール47を、ピンチロール42の近傍に配置することができない。エプロンガイド45は、ピンチロール42の入側近傍に搬送ロール47を配置できない代わりに、鋼帯が下方へ潜り込むのを防ぐために設けられるガイドである。
ピンチロール42の軸心に対する鋼帯の入射角誤差が生じるのは、サイドガイド41とピンチロール42の距離だけでなく、サイドガイド41と鋼帯にクリアランスがあるためである。ピンチロール起因の蛇行を防止するには、サイドガイド41で鋼帯を拘束するのが効果的であることは自明である。
サイドガイド41によって鋼帯のエッジ部を強固に拘束すると鋼帯に擦り疵を生じるため、このような擦り疵を生じさせることなく、サイドガイド41で鋼帯のエッジを拘束するには、板幅に応じた正確な位置制御が必要である。しかし、鋼帯尾端では、圧延段階で生じた幅広部(フレアなどと呼ばれる)があるため、正確な板幅追従制御は難しい。
また、鋼帯エッジ部に対しサイドガイド41を押し付ける、いわゆる圧力制御を行う場合、鋼帯が薄くなるほど高精度な押付圧一定制御が必要である。しかし、このような押付圧一定制御では、サイドガイド全長に渡って1枚のガイド板に加わる合力をフィードバックするので、鋼帯長手方向で板幅が均一でない場合などでは、部分的な押付圧過多或いは押付圧過少が生じることは避けられない。
さらに、図14に示すように、サイドガイド41の下部側は、隣接する搬送ロール47間に入り込むような形状(櫛歯状)をしているため、サイドガイド41を鋼帯のエッジに押し付けると、鋼帯のエッジが痛む(所謂、耳が痛む)という問題を生じる。特に、板厚が搬送ロール47の上端とサイドガイド41の下端縁(搬送ロールに沿った円弧状の下端縁)とのクリアランス以下である薄鋼帯の場合、鋼帯のエッジ部に接触するのは、サイドガイド41の全長ではなく櫛歯状の部分のみであり、このように櫛歯状の部分のみで押し付けられると、特に鋼帯のエッジ部が痛みやすい。また、押し付けることによって、サイドガイド41の内側も磨耗しやすく、相手が鋼帯エッジ部であるためにくさび状の局部磨耗となり、最初はサイドガイド41のフラットな面で拘束していたものが、そのような局部的な磨耗によって鋼帯を疵付けることがある。
ピンチロール42で発生した蛇行を修正するため、ピンチロール42とコイラー43との間に蛇行修正ローラなどを設置する方法も検討されているが、コイラー43による鋼帯の巻取径が太くなると鋼帯のパスラインが変わるため、支持ローラなどを設置することが難しく、支持されていない鋼帯にローラを当てて蛇行制御する方法は、制御応答の観点からも限界がある。また、蛇行計などのセンサ信号をフィードバックして、鋼帯を幅方向に制御するような方法は、応答性の問題から実現は難しい。
一方、特許文献1には、通板方向に向かって逆ハ字状に配置された1対のロールからなる搬送ロールを備えた鋼帯の蛇行修正装置が示されている。この装置は、逆ハ字状に配置された1対のロールによる摩擦抵抗を利用したセンタリング作用により、鋼帯の蛇行を修正するものである。
また、特許文献2には、特許文献1のような搬送ロールを複数設けるとともに、これら搬送ロール間に磁石を配置した鋼帯の蛇行防止装置が示されている。この特許文献2では、逆ハ字状に配置された1対のロールによるセンタリング作用に加えて、磁石の吸引力が鋼帯に作用するため、センタリング効果がより高まるとしている。
実開平6−77903号公報 特開平11−221609号公報
しかし、本発明者らによる検討の結果では、特許文献1,2に示されるような装置では、搬送ラインの上流側で生じた蛇行の防止にはそれなりの効果はあるが、後述するような原理によってピンチロールの上流位置(ピンチロールの入側位置)で鋼帯尾端に生じる面外変形とこの面外変形によって引き起こされる蛇行については、防止効果が殆どないことが判った。
したがって本発明の目的は、比較的簡易な構造を有する金属帯の搬送設備であって、特にピンチロール上流位置で生じやすい金属帯の面外変形とこれに伴う蛇行を効果的に抑えることができる搬送設備を提供することにある。
本発明者らは、鋼帯尾端のピンチロール起因の蛇行のメカニズムと蛇行防止対策について詳細な検討を行い、その結果、以下のような知見を得た。
まず、ピンチロール起因で蛇行が発生しているときに、ピンチロール入側の鋼帯の変形を強調すると、図15〜図17に示すように、鋼帯が面外変形していることが判った。ここで、図15は従来の鋼帯巻取設備においてピンチロール起因の蛇行が発生しているときのピンチロール入側での鋼帯の面外変形を模式的に示す平面図、図16は同じく正面図、図17は同じく側面図である。この面外変形は、鋼帯が鉛直方向に隆起(浮きシワ)するような変形であるが、ループのような板幅方向で一様な変形ではなく、片側のエッジ部(図15〜図17の場合は進行方向右側のエッジ部)が多く変形するような捻りを含んだ面外変形であり、薄板の横座屈現象であると考えられる。これは、ピンチロール42による摩擦力のロール軸方向分力(スラスト力)、すなわち横滑り力と、鋼帯がサイドガイド端で接触したことによる反力の方向が、板幅方向で逆に作用するために鋼帯に発生した横座屈であると考えられる。
ここで対象としている変形は、板幅方向で一様な変形であるループ、波打ち、アコーディオン、蛇腹などと呼ばれるものとは異なる。上記ループのような変形は、鋼帯尾端が仕上圧延機を抜けたことにより張力が弛緩し、ピンチロールでの通板速度よりも、鋼帯尾端の通板速度の方が速くなり、ピンチロール入側でループとなったものであり、ピンチロールによる横滑り力で発生した横座屈ではない。サイドガイド41とピンチロール42間で鋼帯に図15〜図17に示すような横座屈が生じると、鋼帯はピンチロール42に対し入射角度を持ってしまい、これにより、さきに述べたような作用によって鋼帯の蛇行が生じるものと考えられる。
特許文献1,2の蛇行防止技術は、搬送中の鋼帯にロールによる横滑り力を加えてライン中心に戻すため、搬送ライン上流側の蛇行を修正することは可能であるが、蛇行防止装置P1でセンタリングされても、その下流側に外乱装置P2(ピンチロール等)がある場合、外乱P2に抵抗するのは、P1を支点としたP1−P2間の板剛性であるので、P1−P2間の板剛性が低ければ、上記のような横座屈(面外変形)とこれに伴う蛇行が生じてしまう。
そこで、そのような横座屈を抑制することにより蛇行を防止するという着想のもとに、さらに検討を進めた結果、特定の配置形態の1対のロール体を備え、且つこの1対のロール体に対して特定の形態で磁石を配置した搬送ロールを用い、金属帯の面外変形を抑えることにより、上記のような横座屈を抑制でき、その結果、鋼帯の蛇行が効果的に抑制できることが判った。
本発明は、このような知見に基づきなされたもので、以下を要旨とするものである。
[1]複数の搬送ロールからなるローラテーブルを備えた金属帯の搬送設備において、
少なくとも1つの搬送ロール(A)が、パスライン中心に対して左右対称に配される1対のロール体(a),(a)からなり、両ロール体(a),(a)の軸線は、ローラテーブル幅方向に対して、パスライン中心寄りの端部側がライン上流側に向かって傾斜し、
両ロール体(a),(a)を回転自在に支持する支持軸のうち、ロール体内側に位置する支持軸部分に磁石(B)を設けたことを特徴とする金属帯の搬送設備。
[2]複数の搬送ロールからなるローラテーブルを備えた金属帯の搬送設備において、
少なくとも1つの搬送ロール(A)が、パスライン中心に対して左右対称に配される1対のロール体(a),(a)からなり、両ロール体(a),(a)の軸線は、ローラテーブル幅方向に対して、パスライン中心寄りの端部側がライン上流側に向かって傾斜し、
両ロール体(a),(a)の軸線がローラテーブル幅方向に対して傾斜することにより、両ロール体(a),(a)間に形成される平面谷状の空間部に磁石(B)を配置したことを特徴とする金属帯の搬送設備。
[3]上記[1]または[2]の搬送設備において、搬送ロール(A)の下流側に隣接して配置される搬送ロールが、ローラテーブル幅方向に沿った単一のロール体からなることを特徴とする金属帯の搬送設備。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかの搬送設備において、ライン下流側に、ピンチロールとコイラーをこの順に備えることを特徴とする金属帯の搬送設備。
[5]上記[4]の搬送設備において、サイドガイドを備えた金属帯の搬送設備において、前記サイドガイドのうちで金属帯を拘束することができる最下流側の位置をx、該位置xとピンチロール圧下点との中間点の位置をy、前記位置xと前記位置yまでの距離をL、前記位置xからライン上流側に距離Lだけ離れたサイドガイド内の位置をzとしたとき、
前記位置zと前記位置yとの間に搬送ロール(A)を設けることを特徴とする金属帯の搬送設備。
[6]上記[5]の搬送設備において、位置xよりも上流側1本目の搬送ロール、位置xよりも下流側1本目の搬送ロール、位置xよりも下流側2本目の搬送ロール、の中から選ばれる少なくとも1つの搬送ロールを、搬送ロール(A)とすることを特徴とする金属帯の搬送設備。
[7]上記[5]の搬送設備において、位置xに最も近い搬送ロールを搬送ロール(A)とすることを特徴とする金属帯の搬送設備。
[8]上記[1]〜[7]のいずれかの搬送設備において、磁石(B)による金属帯の吸引力が、ピンチロール圧下力の1/5以下であることを特徴とする金属帯の搬送設備。
本発明によれば、比較的簡易な構造でありながら、特にピンチロール上流位置で生じやすい金属帯の面外変形とこれに伴う蛇行を効果的に抑えることができ、コイラーでの金属帯の巻きずれを防止することができる。このため、特にピンチロール起因の蛇行を生じやすい板厚が3mm以下の金属帯、とりわけ蛇行が顕著な板厚が2mm以下の金属帯を対象とする搬送設備として好適である。
本願の第一の発明の搬送設備の一実施形態を示す側面図 図1の実施形態の搬送設備の一部を示す平面図 図1の実施形態の搬送設備の一部を示す斜視図 図1の実施形態の搬送ロールAの水平断面図 図1の実施形態の搬送ロールAの一部を示す縦断面図 図1の実施形態の搬送ロールAの機能を示す説明図 本願の第二の発明の搬送設備の一実施形態を示す斜視図 本願の第一の発明の搬送設備の他の実施形態を示す平面図 図8の実施形態におけるローラテーブル、サイドガイドおよびピンチロールなどを示す側面図 図9のX−X線に沿う矢視図 従来の一般的な鋼帯巻取設備を示す平面図 図11の鋼帯巻取設備の側面図 図11の鋼帯巻取設備において鋼帯尾端を巻き取る際に、ピンチロール起因で蛇行が発生した状況を示す模式図 図11の鋼帯巻取設備におけるサイドガイドの側面図 従来の鋼帯巻取設備においてピンチロール起因の蛇行が発生しているときのピンチロール入側での鋼帯の面外変形を模式的に示す平面図 図15の鋼帯の変形を模式的に示す正面図 図15の鋼帯の変形を模式的に示す側面図
図1〜図5は、本願の第一の発明の搬送設備の一実施形態を示すものであり、図1は側面図、図2は搬送設備の一部を示す平面図、図3は同じく斜視図、図4は搬送ロールAの水平断面図、図5は搬送ロールAの一部を示す縦断面図である。
本発明の設備が搬送対象とする金属帯は磁性体である。以下、金属帯が鋼帯である場合を例に説明する。
図において、1は鋼帯搬送用のローラテーブル(搬送ロール装置)であり、多数の搬送ロール5(搬送ロールAを含む)からなる。2はこの搬送ロール装置1の上に設けられるサイドガイド、3はこのサイドガイド2の下流側に設けられるピンチロールであり、このピンチロール3は上下ロール30a,30bからなる。4はこのピンチロール3の下流側に設けられるコイラーである。また、9はローラテーブル1とピンチロール3の間に設けられるエプロンガイドである。以上の設備構成は、図11および図12に示した従来の巻取設備と同様である。
なお、上記ピンチロール3とは、鋼帯を拘束する上下ロール(上下ロールとも駆動型ロール)からなり、鋼帯のパスラインを斜め下方に導くとともに、鋼帯に巻取張力を付与するためのロールを指す。
本実施形態では、サイドガイド2の最下流端近傍に位置する搬送ロール5が、鋼帯の面外変形防止用の搬送ロールAを構成している。この搬送ロールAは、パスラインPc中心に対して左右対称に配される1対のロール体a,aからなる。両ロール体a,aの軸線Rc,Rcは、ローラテーブル幅方向に対して、パスライン中心Pc寄りの端部側がライン上流側に向かって傾斜している。
搬送ロールAは、ローラテーブル幅方向の中央部が「く字状」に屈曲したロール体支持軸7(非回転の固定軸)を備え、その屈曲部の両側の軸部70,70に、前記ロール体a,aがそれぞれ軸受8を介して回転自在に支持されている。
両ロール体a,aを回転自在に支持する軸部70,70のうち、ロール体内側に位置する軸部分の上部に、複数の磁石Bが軸方向で適当な間隔で設けられている。これらの磁石Bは、ロール体a,a上を通板する鋼帯Sに磁力(吸引力)が及ぶように設けられている。
磁石Bは、永久磁石、電磁石のいずれでもよいが、より簡易な設備構成とするには永久磁石の方が好ましい。
ローラテーブル幅方向に対する両ロール体a,aの軸線Rc,Rcの傾斜角θ(図4参照)に特別な制限はないが、後述するような鋼帯の面外変形防止効果を適切に得るためには、15°以上、好ましくは20°以上であることが望ましい。一方、傾斜角θがあまり大きくなると、ロールの磨耗が増大するとともに、ロール回転方向がライン方向から離れてロールの適正な回転を妨げるので、傾斜角θは45°以下、好ましくは40°以下であることが望ましい。また、以上の観点から、特に好ましい傾斜角θは25〜35°である。
本実施形態の搬送ロールA(ロール体a,a)は非駆動ロールであるが、駆動ロールとしてもよい。駆動ロールとする場合には、例えば、ロール体a,aの一端部側に回転駆動手段からの回転動力を伝えるようにすればよい。
搬送ロールAの設置数は任意であり、2つ以上設けてもよい。
以上のような本発明の搬送装置の作用を説明すると、この搬送装置は、1対のロール体a,aによる鋼帯Sの支持構造とロール体a,aの内側に配置された磁石Bによる吸引力の複合作用により、鋼帯Sの面外変形が適切に抑えられ、これにより面外変形に起因する鋼帯Sの蛇行が防止される。
このような本発明の搬送設備による鋼帯Sの面外変形の抑制効果を図6に基づいて説明する。まず、特許文献2のように搬送ロール間に磁石を配置した場合、搬送ロール間の鋼帯部分に磁石の吸引力が作用するため鋼帯のたわみが生じやすく、このたわみによって新たな面外変形が生じるおそれがある。これに対して本発明の装置では、図6(イ)に示すように、1対のロール体a,aによる鋼帯Sの支持構造により、鋼帯Sとの接触が擬似的な面接触となって板剛性が向上し、この板剛性が向上した鋼帯部分に磁石Bによる吸引力が作用するため、上記のような鋼帯Sのたわみを生じることなく、1対のロール体a,aとこれに内蔵された磁石Bの作用により鋼帯Sの面外変形を抑えることができる。
また、搬送ロールAの下流側に隣接して配置される搬送ロールが、ローラテーブル幅方向に沿った単一のロール体からなる搬送ロール(通常の形態の搬送ロール)である場合には、図6(ロ)に示すように、1対のロール体a,aと搬送ロール5によって三角形状の擬似的な面接触状態が形成されるために板剛性がさらに向上し、鋼帯Sの面外変形をより効果的に抑えることができる。
また、本発明の搬送設備では、副次的な効果として、搬送ロールAを構成する1対のロール体a,aによる鋼帯Sセンタリング作用が得られる。すなわち、図4に示すように鋼帯Sが図の上側に蛇行した場合、ロール体aに接する鋼帯面積が大きいので、ロール体aの摩擦方向である下側への作用力が働き、これがパスライン中心への復元力となる。実際はこのように大きく蛇行する前に復元力が作用するため、鋼帯Sは自動的にパスライン中心にセンタリングされる。
本発明の搬送装置は、磁力による吸引力を高めれば、水平パスラインだけでなく、垂直パスラインにも適用可能である。但し、水平パスラインで使用する場合は、磁力だけでなく、鋼帯の自重も接触力として作用するので、特に効果がある。また、特にピンチロールとコイラーを備えた設備において、ピンチロール起因の鋼帯の蛇行(面外変形により生じる蛇行)を抑えるのに効果がある。
図7は、本願の第二の発明の搬送設備の一実施形態を示す斜視図である。
この搬送設備の搬送ロールA(ロール体a,a)の構成は、さきに述べた本願の第一の発明と同様であるが、ロール体a,aの軸線Rc,Rcがローラテーブル幅方向に対して傾斜することにより、両ロール体a,a間に形成される平面谷状の空間部10に磁石Bを配置するものである。
空間部10内での磁石Bの配置形態に特別な制限はないが、本実施形態のように、磁石Bはロール体a,aになるべく近い位置で且つロール体a,aに沿って“く字状”に配置することが好ましい。また、そのような配置の磁石Bは、同じ幅と高さで設けてもよいが、(a)磁石幅を両端部側>中央部とする、(b)鋼帯までの距離を両端部側<中央部とする、のいずれか若しくは両方を満足するようにすれば、鋼帯が蛇行した側の吸引力が大きくなり、特に効果的である。本実施形態では、磁石幅が両端部側>中央部となっている。
なお、ロール体支持軸7などの構成は、図1〜図6の実施形態と同様である。
この搬送装置でも、図6(イ)と同様に、1対のロール体a,aによる鋼帯Sの支持構造により、鋼帯Sとの接触が擬似的な面接触となって板剛性が向上し、この板剛性が向上した鋼帯部分に磁石Bによる吸引力が作用するため、特許文献2のような鋼帯のたわみを生じることなく、1対のロール体a,aと磁石Bにより鋼帯Sの面外変形を抑えることができる。また、搬送ロールAの下流側に隣接して配置される搬送ロールが通常の搬送ロール5(ローラテーブル幅方向に沿った単一のロール体からなる搬送ロール)である場合には、図6(ロ)と同様に、1対のロール体a,aと搬送ロール5によって三角形状の擬似的な面接触状態が形成されるため、板剛性がさらに向上し、鋼帯Sの面外変形をより効果的に抑えることができる。
次に、本発明の搬送設備のより好ましい実施形態を説明する。
図8〜図10は、本発明の搬送設備の他の実施形態を示すものであり、図8は平面図、図9は、ローラテーブル、サイドガイドおよびピンチロールなどを示す側面図、図10は図9のX−X線に沿う矢視図である。この実施形態は、本願の第一の発明に係る搬送装置(図1〜図6に示す搬送装置)を適用したものであるが、本願の第二の発明に係る搬送装置(図7に示す搬送装置)を適用してもよい。
サイドガイドとしては、例えば、(1)ガイドプレートで鋼帯をガイドするもの、(2)長手方向で間隔をおいた位置に、鋼帯ガイド用の回転自在なガイドロール(竪ロール、ディスクロールなど)を備えたもの、などがあるが、いずれの構造を有するものでもよい。本実施形態のサイドガイド2は、その長手方向で間隔をおいた複数箇所に鋼帯ガイド用のガイドロール6を備えており、これらガイドロール6で鋼帯Sをガイドする。ガイドロール6は竪型ロールやディスクロールなどで構成され、サイドガイド本体に回転自在に保持されている。各ガイドロール6は、その周方向の一部がサイドガイド本体内側に所定長さだけ突き出し、この突出した部分に鋼帯Sのエッジ部が接触することにより、鋼帯Sがガイドされる。
ここで、サイドガイド2のうちで鋼帯Sを拘束することができる最下流側の位置をxとする。本実施形態のサイドガイド2はガイドロール6で鋼帯Sを拘束するものであるため、最下流側のガイドロール6Eの中心位置が位置xである。また、この位置xとピンチロール圧下点との中間点の位置をy、位置xと位置yまでの距離をL、前記位置xからライン上流側に距離Lだけ離れたサイドガイド内の位置をzとする。
本発明者らの知見によると、前記位置zと前記位置yとの間の領域が、最も面外変形が発生しやすい領域(面外変形の起点となる領域)であり、このため本実施形態ででは、前記位置zと前記位置yとの間に上述した搬送ロールAを設ける。この搬送ロールAは複数設けることができる。
また、搬送ロールAとするのに特に効果的な搬送ロール5は、位置xよりも上流側1本目の搬送ロール5R、位置xよりも下流側1本目の搬送ロール5S、位置xよりも下流側2本目の搬送ロール5Tであり、したがって、これらの中から選ばれる1つ以上の搬送ロール5を搬送ロールAとすることが好ましい。また、鋼帯Sの面外変形の起点に最もなりやすい地点は位置xであることから、位置xに最も近い搬送ロール5を搬送ロールAとすることが最も好ましい。これにより、鋼帯Sの面外変形を特に効果的に抑えることができる。
また、サイドガイド2はガイドロールを備えず、ガイドプレート(サイドガイド本体)で鋼帯Sをガイドするタイプのものでもよく、このようなサイドガイド2の場合には、ガイドプレートに鋼帯Sのエッジ部が接触することにより、鋼帯Sがガイドされる。したがって、このタイプのサイドガイド2の場合には、ガイドプレート(サイドガイド本体)の最下流端(終端)が位置xとなる。
本発明では、鋼帯Sの面外変形を抑えるだけでよいため、磁石Bによる鋼帯の吸引力は、ピンチロール圧下力の1/5以下(好ましく1/10以下)程度でよい。磁石Bによる鋼帯の吸引力が大き過ぎると、却って鋼帯に無用な変形を生じさせるおそれが出てくる。
1 ローラテーブル
2 サイドガイド
3 ピンチロール
4 コイラー
5,5,5,5 搬送ロール
6,6 ガイドロール
7 ロール体支持軸
8 軸受
9 エプロンガイド
10 空間部
30a 上ロール
30b 下ロール
70,70 軸部
A 搬送ロール
B 磁石
,a ロール体
Pc パスライン中心
Rc,Rc ロール軸線
x,y,z 位置

Claims (8)

  1. 複数の搬送ロールからなるローラテーブルを備えた金属帯の搬送設備において、
    少なくとも1つの搬送ロール(A)が、パスライン中心に対して左右対称に配される1対のロール体(a),(a)からなり、両ロール体(a),(a)の軸線は、ローラテーブル幅方向に対して、パスライン中心寄りの端部側がライン上流側に向かって傾斜し、
    両ロール体(a),(a)を回転自在に支持する支持軸のうち、ロール体内側に位置する支持軸部分に磁石(B)を設けたことを特徴とする金属帯の搬送設備。
  2. 複数の搬送ロールからなるローラテーブルを備えた金属帯の搬送設備において、
    少なくとも1つの搬送ロール(A)が、パスライン中心に対して左右対称に配される1対のロール体(a),(a)からなり、両ロール体(a),(a)の軸線は、ローラテーブル幅方向に対して、パスライン中心寄りの端部側がライン上流側に向かって傾斜し、
    両ロール体(a),(a)の軸線がローラテーブル幅方向に対して傾斜することにより、両ロール体(a),(a)間に形成される平面谷状の空間部に磁石(B)を配置したことを特徴とする金属帯の搬送設備。
  3. 搬送ロール(A)の下流側に隣接して配置される搬送ロールが、ローラテーブル幅方向に沿った単一のロール体からなることを特徴とする請求項1または2に記載の金属帯の搬送設備。
  4. ライン下流側に、ピンチロールとコイラーをこの順に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の金属帯の搬送設備。
  5. サイドガイドを備えた金属帯の搬送設備において、前記サイドガイドのうちで金属帯を拘束することができる最下流側の位置をx、該位置xとピンチロール圧下点との中間点の位置をy、前記位置xと前記位置yまでの距離をL、前記位置xからライン上流側に距離Lだけ離れたサイドガイド内の位置をzとしたとき、
    前記位置zと前記位置yとの間に搬送ロール(A)を設けることを特徴とする請求項4に記載の金属帯の搬送設備。
  6. 位置xよりも上流側1本目の搬送ロール、位置xよりも下流側1本目の搬送ロール、位置xよりも下流側2本目の搬送ロール、の中から選ばれる少なくとも1つの搬送ロールを、搬送ロール(A)とすることを特徴とする請求項5に記載の金属帯の搬送設備。
  7. 位置xに最も近い搬送ロールを搬送ロール(A)とすることを特徴とする請求項5に記載の金属帯の搬送設備。
  8. 磁石(B)による金属帯の吸引力が、ピンチロール圧下力の1/5以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の金属帯の搬送設備。
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