JP2017193402A - ウェブ搬送装置、そのガイドロール及びウェブ搬送方法 - Google Patents

ウェブ搬送装置、そのガイドロール及びウェブ搬送方法 Download PDF

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谷 裕 輝 熊
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中 健太郎 川
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Abstract

【課題】ターレット型のウェブ搬送装置であって、ウェブの巻き軸の切り換えの際にガイドロールがウェブに接触することで生じ得るウェブの傷を極めて容易に抑制するウェブ搬送装置を提供する。【解決手段】ウェブ搬送装置1は、支柱10に回転可能に支持される回転軸11と、回転軸11から径方向外側に延び且つ先端部に巻き軸22を有し、回転軸11の周方向に互いに離れて配置される複数の軸支持アーム20と、回転軸11から径方向外側に延び且つ先端部に回転可能に支持されるガイドロール32を有し、少なくとも一組の隣り合う軸支持アーム20の間に配置されるガイドロール支持アーム30と、を備える。ガイドロール32は、ガイドロール支持アーム30に回転可能に支持される円柱状のロール本体34と、ロール本体34の外周面に設けられる凸状又は凹状の複数の気流受け部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、紙やフィルム等のウェブを巻取る又は巻出すためのウェブ搬送装置、そのガイドロール及びウェブ搬送方法に関する。
支柱に回転可能に支持される回転軸と、回転軸から径方向外側に延び且つ先端部に巻き軸を有し、回転軸の周方向に互いに離れて配置される複数の軸支持アームと、回転軸から径方向外側に延び且つ先端部に回転可能に支持されるガイドロールを有し、少なくとも一組の隣り合う軸支持アームの間に配置される一つ又は複数のガイドロール支持アームと、を備えるターレット型のウェブ搬送装置が知られている。
このようなウェブ搬送装置では、上述の巻き軸が、ウェブを巻取るため又は巻出し用のロール状のウェブを保持するために用いられる。例えば巻き軸がウェブを巻取るための軸である場合、ウェブ搬送装置は、隣り合う軸支持アームのうちの一方の巻き軸にウェブが所定量だけ巻取られた際に、回転軸を回転させることで、他方の軸支持アームの巻き軸にウェブを巻取ることが可能な状態に移行する。このように回転軸を回転させる際に、ガイドロールが回転軸の径方向外側においてウェブに接触することで、ウェブが回転軸に接触することが防止される。ここで、ガイドロールはウェブに接した際に回転する。これにより、ウェブとガイドロールとの間の摩擦が緩和され、ウェブに傷が生じることが抑制される。
従来、この種のウェブ搬送装置では、通常、ガイドロールとして、単にアーム先端部に回転可能に支持されるフリーロールが使用されていた。しかしながら、この構成では、ガイドロールとウェブとが接触する際に速度差が生じ、ウェブに生じ得る傷が十分に抑制できないという問題があった。このような問題に対して、例えば特許文献1及び特許文献2には、ガイドロールとウェブとの速度差を抑制する技術が提案されている。
特許文献1及び特許文献2に開示されたウェブ搬送装置では、ガイドロールをウェブとの接触の前に予め回転させ、その後、ウェブと接触させることにより、これらの間の速度差を抑制することができる。ガイドロールを回転させる手法としては、駆動ロールやテンデンシーロールをガイドロールとして用いることが開示されている。また、ウェブとの接触後にガイドロールの駆動を解除するためのクラッチ機構を駆動ロールに設けることも開示されている。
特開昭63−252857号公報 特許第5734222号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2にかかるウェブ搬送装置のようにガイドロールとして駆動ロールやテンデンシーロールを用いる場合、フリーロールが採用される一般的なウェブ搬送装置に比較して、装置構成が煩雑で且つ導入時のコストが大幅に嵩む。また、これら特許文献1及び特許文献2にかかる技術は、導入済みのウェブ搬送装置においてガイドロールを駆動ロール又はテンデンシーロールに交換することで利用可能であるが、この場合も、交換作業及びコストが非常に大きい負担となる。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、ターレット型のウェブ搬送装置であって、ウェブの巻取りのための巻き軸の切り換えの際又はウェブの巻出しのための巻き軸の切り換えの際にガイドロールがウェブに接触することで生じ得るウェブの傷を極めて容易に抑制することができるウェブ搬送装置、そのガイドロール及びウェブ搬送方法を提供することを目的とする。
本発明によるウェブ搬送装置は、支柱に回転可能に支持される回転軸と、前記回転軸から径方向外側に延び且つその先端部に巻き軸を有し、前記回転軸の周方向に互いに離れて配置される複数の軸支持アームと、前記回転軸から径方向外側に延び且つその先端部に回転可能に支持されるガイドロールを有し、少なくとも一組の隣り合う前記軸支持アームの間に少なくとも一つ配置されるガイドロール支持アームと、を備え、前記ガイドロールは、前記ガイドロール支持アームに回転可能に支持される円柱状のロール本体と、前記ロール本体の外周面に設けられる凸状又は凹状の複数の気流受け部と、を有する、ことを特徴とする。
本発明によるウェブ搬送装置は、前記気流受け部に気体を噴射する気体供給部をさらに備えていてもよい。
本発明によるウェブ搬送装置は、前記ロール本体の回転速度を検出する回転速度検出部と、前記回転速度検出部が検出する回転速度に応じて、前記気体供給部の気体の噴射及び遮断を切り換える噴射制御部と、をさらに備えていてもよい。
本発明によるウェブ搬送装置は、前記巻き軸によって巻取られるウェブの速度、又は、前記巻き軸に保持されたロール状の巻出し用のウェブから巻出されるウェブの速度を検出するウェブ速度検出部をさらに備え、前記噴射制御部は、前記ウェブ速度検出部が検出するウェブの速度と、前記回転速度検出部が検出する回転速度とが一致するように、前記気体供給部の気体の噴射及び遮断を切り換えるようになっていてもよい。
本発明によるウェブ搬送装置は、前記ロール本体の回転速度を検出する回転速度検出部と、前記回転速度検出部が検出する回転速度に応じて、前記気体供給部の気体の噴射量を調節する噴射制御部と、をさらに備えていてもよい。
本発明によるウェブ搬送装置は、前記巻き軸によって巻取られるウェブの速度、又は、前記巻き軸に保持されたロール状の巻出し用のウェブから巻出されるウェブの速度を検出するウェブ速度検出部をさらに備え、前記噴射制御部は、前記ウェブ速度検出部が検出するウェブの速度と、前記回転速度検出部が検出する回転速度とが一致するように、前記気体供給部の気体の噴射量を調節するようになっていてもよい。
前記気流受け部は、前記ロール本体の径方向の外側に向けて凸状となる羽根状部材であり、前記ロール本体の周方向に間隔を空けて並んでいてもよい。
本発明によるガイドロールは、支柱に回転可能に支持される回転軸と、前記回転軸から径方向外側に延び且つその先端部に巻き軸を有し、前記回転軸の周方向に互いに離れて配置される複数の軸支持アームと、前記回転軸から径方向外側に延び且つその先端部に回転可能に支持されるガイドロールを有し、少なくとも一組の隣り合う前記軸支持アームの間に少なくとも一つ配置されるガイドロール支持アームと、を備える、ウェブ搬送装置のガイドロールであって、前記ガイドロール支持アームに回転可能に支持される円柱状のロール本体と、前記ロール本体の外周面に設けられる凸状又は凹状の複数の気流受け部と、を有する、ことを特徴とする。
本発明によるウェブ搬送方法は、支柱に回転可能に支持される回転軸と、前記回転軸から径方向外側に延び且つその先端部に巻き軸を有し、前記回転軸の周方向に互いに離れて配置される複数の軸支持アームと、前記回転軸から径方向外側に延び且つその先端部に回転可能に支持されるガイドロールを有し、少なくとも一組の隣り合う前記軸支持アームの間に少なくとも一つ配置されるガイドロール支持アームと、を備える、ウェブ搬送装置によるウェブ搬送方法であって、
前記ガイドロール支持アームに回転可能に支持される前記ガイドロールの円柱状のロール本体の外周面に、凸状又は凹状の複数の気流受け部を設ける工程と、
複数の前記軸支持アームのうちの一つの前記軸支持アームの前記巻き軸を用いて、ウェブを巻取る、又は、ロール状の巻出し用のウェブを保持してウェブを巻出す工程と、
前記回転軸の回転によって、ウェブを巻取り中又は巻出し中の前記軸支持アームとこれに隣り合う前記軸支持アームとの間の前記ガイドロール支持アームにおける前記ガイドロールの前記ロール本体に、ウェブを巻取り中の前記軸支持アームの前記巻き軸に向けて搬送される又はウェブを巻出し中の前記軸支持アームの前記巻き軸から搬送されるウェブを接触させる工程と、
前記ロール本体にウェブを接触させた後の前記回転軸のさらなる回転によって、ウェブを巻取り中又は巻出し中の前記軸支持アームに隣り合う前記軸支持アームの巻き軸に、ウェブを巻取り中の前記軸支持アームの前記巻き軸に向けて搬送される又はウェブを巻出し中の前記軸支持アームの前記巻き軸から搬送されるウェブを接触させる工程と、を備え、
前記ロール本体にウェブを接触させる際、前記気流受け部に気体を噴射して前記ロール本体を回転させ、その後、前記ロール本体にウェブを接触させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、ウェブの巻取りのための巻き軸の切り換えの際又はウェブの巻出しのための巻き軸の切り換えの際にガイドロールがウェブに接触することで生じ得るウェブの傷を極めて容易に抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態にかかるウェブ搬送装置の側面図である。 図1に示すウェブ搬送装置に設けられるガイドロール、気体供給部及び回転速度検出部の概略の斜視図である。 図1に示すウェブ搬送装置に設けられるガイドロールをその軸方向に沿って見た図である。 (A)〜(D)は、図1に示すウェブ搬送装置によるウェブ搬送方法の一例を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるウェブ搬送装置に設けられるガイドロール及び気体供給部の概略の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態にかかるウェブ搬送装置に設けられるガイドロールをその軸方向に沿って見た図である。
以下、図面を参照しながら本発明の各実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示す本実施の形態にかかるウェブ搬送装置1は、支柱10に回転可能に支持される回転軸11と、回転軸11に設けられ当該回転軸11と一体に回転可能な軸支持アーム20及びガイドロール支持アーム30と、を備えている。軸支持アーム20は、回転軸11に複数設けられ、各軸支持アーム20は、回転軸11から当該回転軸11の径方向外側に延び且つその先端部に巻き軸22を有する。複数の軸支持アーム20は、回転軸11の周方向に互いに離れて配置されている。またガイドロール支持アーム30は、回転軸11から当該回転軸11の径方向外側に延び且つその先端部に回転可能に支持されるガイドロール32を有し、少なくとも一組の隣り合う軸支持アーム20の間に配置されている。
支柱10は、設置面から上方に立ち上がり、その上部で回転軸11を回転可能に支持している。回転軸11は、図示省略する駆動モータにより駆動されることで、その中心軸線を中心に回転することが可能となっている。本実施の形態では、軸支持アーム20が二つ設けられ、二つの軸支持アーム20のうちの一方の軸支持アーム20と他方の軸支持アーム20とは、回転軸11から互いに反対の方向に延びている。同様に、ガイドロール支持アーム30も二つ設けられ、二つのガイドロール支持アーム30のうちの一方のガイドロール支持アーム30と他方のガイドロール支持アーム30とは、回転軸11から互いに反対の方向に延びている。本実施の形態において、軸支持アーム20とガイドロール支持アーム30とは、回転軸11の周方向に90度の間隔を空けて交互に配置されている。
各軸支持アーム20は、詳細は図示しないが、巻き軸22の軸方向の一端部を支持するアーム部と軸方向の他端部を支持するアーム部とで構成されている。同様に、各ガイドロール支持アーム30は、ガイドロール32の軸方向の一端部を支持するアーム部と軸方向の他端部を支持するアーム部とで構成されている。図1においては、説明の便宜のために、各軸支持アーム20の一方のアーム部及び各ガイドロール支持アーム30の一方のアーム部のみが図示されている。ここで、以下の説明では、説明の便宜のために、二つの軸支持アーム20のうちの、一方の軸支持アーム20の巻き軸22のことを巻き軸22Aと記し、他方の軸支持アーム20の巻き軸22のことを巻き軸22Bと記す。
回転軸11、巻き軸22A,22B及びガイドロール32は、互いに平行に延びている。本実施の形態において、巻き軸22A,22Bは、ウェブWを巻取るために用いられる。この場合、巻き軸22A,22Bは、図示省略する駆動モータにより駆動されることで、その中心軸線を中心に回転することが可能な構成とされる。図1においては、回転軸11に対して横方向の一方側に設定される巻取り位置P1で、一方の軸支持アーム20の巻き軸22Aを回転させることにより、当該巻き軸22AにウェブWが連続的に巻取られている状態が示されている。これに対して、図1に示す他方の軸支持アーム20の巻き軸22Bは、回転軸11に対して横方向の他方側に位置して、ウェブWに結合されず且つ回転駆動もされていない。
他方の軸支持アーム20の巻き軸22Bは、一方の軸支持アーム20の巻き軸22AにウェブWが所定量巻取られた際に、回転軸11の回転によって、巻取り位置P1まで移動される。この際、他方の軸支持アーム20の巻き軸22Bが、ウェブWに接触し、その後、ウェブWと結合され且つ一方の軸支持アーム20の巻き軸22AとウェブWとの結合状態が解除されることにより、新たな巻き軸としての他方の軸支持アーム20の巻き軸22BにウェブWを巻取ることが可能となる。この際、他方の軸支持アーム20の巻き軸22Bが巻取り位置P1まで移動される途中に、ガイドロール支持アーム30のガイドロール32が、ウェブWに接触することにより、ウェブWと回転軸11との接触が防止されるようになっている。
図2及び図3に示すように、ガイドロール32は、ガイドロール支持アーム30に回転可能に支持される円柱状のロール本体34と、ロール本体34の外周面に設けられる凸状の複数の気流受け部36と、を有する。ロール本体34は、ウェブWに接触する領域を含む円柱状のメインロール部35Aと、メインロール部35Aの軸方向の両端に設けられた一対の軸部35Bと、を含んでいる。図示の例において、メインロール部35Aは、軸部35Bよりも大径となっている。なお、上述した円柱状は、中空の円柱状及び中実の円柱状の両方を含む概念の用語として定義する。
ロール本体34は、一対の軸部35Bを、ガイドロール支持アーム30の先端部に設けられた図示省略する軸受、詳しくはガイドロール支持アーム30を構成する各アーム部の先端部の各々に設けられた軸受に挿入することにより、ガイドロール支持アーム30の先端部に回転可能に支持される。本実施の形態におけるガイドロール32は、軸部35Bを軸受に挿入するのみで回転可能に支持される、いわゆるフリーロールとなっている。そのため、ガイドロール32は、駆動モータにカップリングされる構造やテンデンシーロールとしての構造を有していない。
図2に示すように、メインロール部35Aは、回転軸11の回転時にウェブWと接触する接触領域35A1と、接触領域35A1の軸方向両端に連なる一対の端部領域35A2と、を含んでいる。このうち、一対の端部領域35A2のうちの一方の端部領域35A2に、気流受け部36が設けられている。
気流受け部36は、気体、具体的には空気を受けることで、ロール本体34すなわちガイドロール32の全体を回転させるために設けられている。本実施の形態において、気流受け部36は、ロール本体34の径方向の外側に向けて凸状となる羽根状部材であり、一方の端部領域35A2においてロール本体34の周方向に一定の間隔を空けて並んでいる。より詳しくは、図3に示すように、気流受け部36は、ロール本体34の軸方向に見た場合に、ロール本体34の外周面からロール本体34の径方向に沿って直線状に外側に延びている。
気流受け部36は、ロール本体34の外周面に、溶接、接着剤等によって固定されてもよいし、環状の治具に固定され、この治具がロール本体34の外周面に挿入されることにより、ロール本体34の外周面に設けられてもよい。また気流受け部36は、軸部35Bに設けられてもよいが、図示の例では、気流受け部36が軸部35Bよりも大径のロール本体34に設けられていることで、軸部35Bに設けられる場合に比較して、空気を受けた際にロール本体34を回転させ易くなる。ロール本体34を回転させ易くするためには、極力大径の箇所に気流受け部36を設けることが望ましい。
このような気流受け部36は、ウェブ搬送装置1に備えられた気体供給部40から空気を噴射されて回転するようになっている。図1に示すように、本実施の形態における気体供給部40は、回転軸11の上方であって、回転軸11の回転時に軸支持アーム20、これに支持されるロール状のウェブW及びガイドロール支持アーム30と接触しないように、これらの最外端が回転時に描く最大の回転軌跡の外側に配置されている。本実施の形態では、気体供給部40が、例えばフレームや天井等に固定されており、回転軸11、軸支持アーム20及びガイドロール支持アーム30と別体となっているが、気流受け部36に対して空気を噴射してロール本体34を回転させることが可能であれば、回転軸11、軸支持アーム20及びガイドロール支持アーム30と一体化されていてもよい。
図2及び図3に示すように、気体供給部40は、空気を噴射する噴射ノズル41と、噴射ノズル41に空気源からの空気を供給する配管42と、配管42から噴射ノズル41への空気の供給及び遮断を切り換える制御弁43と、配管42から噴射ノズル41に供給される空気量を計測する流量計44と、を有する。図1に示すように、本実施の形態では、噴射ノズル41が、空気の噴射方向を下方に向けた状態で配置される。詳しくは、図3に示すように、噴射ノズル41は、巻取り位置P1に軸支持アーム20の巻き軸22A又は巻き軸22Bが位置する際に回転軸11の上方に位置するガイドロール32の横方向の一方側で且つ上方であって、噴射ノズル41の噴射方向に沿って見た場合に気流受け部36と重なる位置に、配置されている。この場合、噴射ノズル41から空気が噴射されると、巻取り位置P1に軸支持アーム20の巻き軸22A又は巻き軸22Bが位置する際に回転軸11の上方に位置するガイドロール32のロール本体34が、紙面時計回りの方向に回転するようになる。
また本実施の形態では、制御弁43が配管42から噴射ノズル41への空気の供給及び遮断を切り換え、これにより、気体供給部40すなわち噴射ノズル41の空気の噴射及び遮断が切り換えられる。このように空気の噴射及び遮断のみを切り換える構成である場合、すなわち噴射時の弁開度が一定である場合、制御弁43として電磁弁を用いることが好ましい。しかしながら、制御弁43は電磁弁に限定されるものではなく、切換の駆動は、電動モータや油圧等によって行われてもよい。なお、制御弁43は、配管42から噴射ノズル41への空気の供給及び遮断の切り換えに加えて、空気供給時の弁開度を調節可能となっていてもよい。この場合には、気体供給部40の空気の噴射量を調節することが可能となる。
図2及び図3には制御弁43に電気的に接続された噴射制御部50が示されている。制御弁43は、噴射制御部50によって制御される。噴射制御部50には、流量計44、回転速度検出部60、及びウェブ速度検出部70がさらに電気的に接続されている。回転速度検出部60は、ロール本体34の気流受け部36が設けられない側の端部領域35A2の外周面に接触して回転する回転部材を有し、当該回転部材の回転に応じて回転速度を演算するようになっている。なお、回転速度検出部60の構造は特に限定されるものでなく、例えば磁性体や発光体を利用して、非接触にロール本体34の回転速度を演算するものでもよい。
またウェブ速度検出部70は、巻き軸22A又は巻き軸22Bによって巻取られるウェブWの速度を検出する装置であり、一例として、巻き軸22A又は巻き軸22Bを駆動する駆動モータの回転速度からウェブWの速度を演算するようになっている。ウェブ速度検出部70の構造についても、特に限定されるものでなく、接触式の検出構造が採用されもよいし、磁性体等を利用した非接触式の検出構造が採用されてもよい。
そして噴射制御部50は、回転速度検出部60が検出する回転速度に応じて、気体供給部40の空気の噴射及び遮断を切り換える。詳しくは、本実施の形態における噴射制御部50は、ウェブ速度検出部70が検出するウェブWの速度と、回転速度検出部60が検出する回転速度とが一致するように、気体供給部40の空気の噴射及び遮断を切り換えるようになっている。ここで本実施の形態では、気体供給部40が空気の噴射する際の噴射量は一定であるため、流量計44は、空気が噴射されている際には基本的に一定の噴射量を検出値として検出する。したがって、噴射制御部50は、流量計44の検出値を気体供給部40の空気の噴射及び遮断の切り換えの制御のために用いないが、流量計44の検出値が異常と判断される場合に警告を通知する等の処理を行ってもよい。
次に本実施の形態にかかるウェブ搬送装置1によるウェブ搬送方法の一例について図4を参照しつつ説明する。
まず、ガイドロール支持アーム30に回転可能に支持されるガイドロール32のロール本体34の外周面に凸状の複数の気流受け部36を設ける工程が行われる。
次いで、隣り合う軸支持アーム20のうちの一方の軸支持アーム20の巻き軸22Aを用いて、ウェブWを巻取る工程が行われる。この際、本実施の形態では、まず、一方の軸支持アーム20が巻取り位置P1に位置付けられ、ウェブWの先端と接着剤等によって結合される。この状態で、一方の軸支持アーム20の巻き軸22Aを回転させることにより、図4(A)に示すように、巻き軸22Aに連続的にウェブWが巻取られる。
次いで、回転軸11の回転によって、ウェブWを巻取り中の軸支持アーム20とこれに隣り合う軸支持アーム20との間のガイドロール支持アーム30におけるガイドロール32のロール本体34に、ウェブWを巻取り中の軸支持アーム20の巻き軸22Aに向けて搬送されるウェブWを接触させる工程が行われる。この工程は、巻き軸22Aに所定量以上のウェブWが巻取られた場合に行われる。この際、本実施の形態では、まず、図4(A)の矢印αに示すように、気流受け部36に気体供給部40から空気が噴射されてロール本体34が回転され、これによりガイドロール32に初期駆動が付与され、その後、図4(B)に示すように、ロール本体34にウェブWが接触される。気体供給部40からの空気によってロール本体34を回転させる際、ロール本体34は、図4(B)の矢印βに示すように、接触するウェブWの搬送方向に沿う方向に回転される。
上述のように、ウェブWの搬送方向に沿う方向に回転されたロール本体34を搬送中のウェブWに接触させることで、ロール本体34とウェブWとの間の速度差を抑制でき、ウェブWとガイドロール32との間の摩擦が緩和され、ウェブWに傷が生じることを抑制することが可能となり、且つ、回転軸11がさらに回転された際のウェブWと回転軸11との接触を防止できる。ここで、ロール本体34とウェブWとを接触させる際に、ロール本体34の回転速度がウェブWに対して過剰に大きい或いは過剰に小さいことは望ましくない。本実施の形態では、気体供給部40からの空気によってロール本体34を回転させる際、まず、噴射制御部50にウェブ速度検出部70が検出したウェブWの速度が入力され、噴射制御部50が、ウェブ速度検出部70が検出するウェブWの速度と、回転速度検出部60が検出する回転速度とが一致するように、気体供給部40の空気の噴射及び遮断を切り換える。これにより、ウェブWに傷が生じることを効果的に抑制できる。なお、ロール本体34とウェブWとの間の許容される速度差は、ウェブWの材質や張力等によって異なる。
次いで、図4(C)及び(D)に示すように、上述のようにガイドロール32にウェブWを接触させた後の回転軸11のさらなる回転によって、他方の軸支持アーム20の巻き軸22Bに、ウェブWを巻取り中の一方の軸支持アーム20の巻き軸22Aに向けて搬送されるウェブWを接触させる工程が行われる。この際、ロール本体34が搬送中のウェブWに接触していることで、ウェブWと回転軸11との接触を防止できる。その後、他方の軸支持アーム20の巻き軸22BがウェブWと結合され且つ一方の軸支持アーム20の巻き軸22AとウェブWとの結合状態が例えば刃物によって切断されて解除されることにより、他方の軸支持アーム20の巻き軸22BによってウェブWを巻取ることが可能となる。
以上に説明した本実施の形態によれば、ロール本体34の外周面に凸状の気流受け部36を設けるといった極めて簡易な構成で、ロール本体34とウェブWとの接触時に生じ得るウェブWの傷を抑制できる。これにより、ウェブWの巻取りのための巻き軸22A又は巻き軸22Bの切り換えの際、すなわち例えば一方の巻き軸22Aから他方の巻き軸22BへのウェブWの巻取りの切り換えの際にロール本体34がウェブWに接触することで生じ得るウェブWの傷を極めて容易に抑制することができる。特に、ガイドロールがフリーロールである導入済みのウェブ搬送装置においてガイドロールを本実施の形態のようなガイドロール32に切り換える場合には、ロール本体34を大幅に変更することなく気流受け部36を追加するのみで、切り換えを実現できるため、作業及びコストが大きい負担とならない。そのため、ロール本体34とウェブWとの接触時に生じ得るウェブ傷の防止機能を極めて有益に追加することができる。
また本実施の形態にかかるウェブ搬送装置1は、ロール本体34の回転速度を検出する回転速度検出部60と、回転速度検出部60が検出する回転速度に応じて、気体供給部40の空気の噴射及び遮断を切り換える噴射制御部50と、を備えることで、ロール本体34の回転速度を所望の回転速度に調節することが可能となる。特に、ウェブ搬送装置1は、巻き軸22A又は巻き軸22Bによって巻取られるウェブWの速度を検出するウェブ速度検出部70をさらに備え、噴射制御部50が、ウェブ速度検出部70が検出するウェブWの速度と、回転速度検出部60が検出する回転速度とが一致するように、気体供給部40の気体の噴射及び遮断を切り換えることにより、ロール本体34とウェブWとの間の速度差を可及的に小さくすることができ、ウェブWに傷が生じることを効果的に抑制できる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図5を参照しつつ説明する。本実施の形態における構成部分のうちの第1の実施の形態の構成部分と同様のものについては、同一の符号を付して、説明を省略する。以下では、第1の実施の形態との相違点を説明する。
図5に示すように、本実施の形態にかかるウェブ搬送装置では、一対の端部領域35A2のうちの一方の端部領域35A2に、第1の実施の形態と同様の気流受け部36が設けられ、他方の端部領域35A2にも、気流受け部36が設けられている。また、他方の端部領域35A2に設けられた気流受け部36に対して空気を噴射する気体供給部40もさらに設けられている。以下では、説明の便宜のために、一方の端部領域35A2に設けられた気流受け部36を第1気流受け部361と呼び、第1気流受け部361に空気を噴射する気体供給部40を第1気体供給部401と呼ぶ。他方の端部領域35A2に設けられた気流受け部36を第2気流受け部362と呼び、第2気流受け部362に空気を噴射する気体供給部40を第2気体供給部402と呼ぶ。
本実施の形態においても、ガイドロール32の気流受け部361,362に空気を噴射する際には、図1に示すように、ガイドロール32が回転軸11の上方に位置付けられる。本実施の形態では、この状態で、第1気体供給部401が第1気流受け部361に空気を噴射すると、図5に示すように、ガイドロール32のロール本体34が、周方向の一方側である矢印C1の方向に回転するようになっている。これに対し、第2気体供給部402が第2気流受け部362に空気を噴射すると、ガイドロール32のロール本体34が、周方向の他方側である矢印C2の方向に回転するようになっている。この場合、気体供給部401,402の一方によってロール本体34を回転させたときに、気体供給部401,402の他方を、ロール本体34の回転を抑制するブレーキとして機能させることができる。
このような第2の実施の形態によれば、気体供給部401,402の一方によってロール本体34を回転させたときに、気体供給部401,402の他方を、ロール本体34の回転を抑制するブレーキとして機能させることができることで、ガイドロール32のロール本体34を所望の回転速度に調節する際の精度を向上できる。またウェブ搬送装置が巻取り及び巻出しの両方を行うことが可能な構成である場合に、気体供給部401,402の動作を適宜切り換えることにより、巻取り及び巻出しの両方の動作における巻き軸22A又は巻き軸22Bの切り換え時に生じ得るウェブの傷を抑制できる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図6を参照しつつ説明する。本実施の形態における構成部分のうちの第1の実施の形態の構成部分と同様のものについては、同一の符号を付して、説明を省略する。以下では、第1の実施の形態との相違点を説明する。
図6に示すように、本実施の形態における気流受け部36は、ロール本体34の軸方向に見た場合に、ロール本体34の外周面からロール本体34の径方向の外側に延びる従い、ロール本体34の周方向の一方側に延びている。周方向の一方側は、ロール本体34が気体供給部40からの空気によって回転する回転方向とは反対の方向となっている。この第3の実施の形態によれば、気流受け部36がロール本体34の径方向に沿って延びる場合に比較して、ロール本体34の回転時に気流受け部36が受ける抵抗を抑制でき、且つ気体供給部40からの空気を受ける気流受け部36の面積を効率的に確保できる。これにより、ロール本体34を回転させ易くすることができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について図2及び図3を参照しつつ説明する。本実施の形態にかかるウェブ搬送装置では、図2及び図3に示すような気体供給部40、噴射制御部50等を備えるが、気体供給部40における制御弁43の機能、及び、噴射制御部50の制御態様が、第1の実施の形態と異なっている。
詳しくは、制御弁43が、空気供給時の弁開度を調節可能となっている。これに対応して、噴射制御部50は、制御弁43を制御することにより、気体供給部40の空気の噴射量を調節することが可能となっている。そして噴射制御部50は、回転速度検出部60が検出する回転速度に応じて、気体供給部40の空気の噴射量を調節する。より詳しくは、噴射制御部50は、ウェブ速度検出部70が検出するウェブWの速度と、回転速度検出部60が検出する回転速度とが一致するように、気体供給部40の空気の噴射量を調節するようになっている。この第4の実施の形態によっても、ロール本体34とウェブWとの間の速度差を可及的に小さくすることができ、ウェブWに傷が生じることを効果的に抑制できる。
以上、本発明の各実施の形態を説明したが、本発明は、上述の実施の形態に限定されることなく種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述の各実施の形態では、ウェブ搬送装置が、巻き軸22A又は巻き軸22BによってウェブWを巻取る構成を説明したが、ウェブ搬送装置は、巻き軸22A又は巻き軸22Bによってロール状に巻回された巻出し用のウェブWを保持して、ウェブWを連続的に巻出すように構成されていてもよい。この場合、例えば、ウェブ速度検出部70は、巻き軸22A又は巻き軸22Bに保持されたロール状の巻出し用のウェブから巻出されるウェブの速度を検出する。またロール本体34の回転態様についても、第1の実施の形態の態様から変更する必要がある。
また上述の各実施の形態では、軸支持アーム20が二つ設けられ且つガイドロール支持アーム30が二つ設けられていたが、このような数は特に限定されるものではない。例えば、軸支持アーム20が二つ設けられ、ガイドロール支持アーム30が一つのみ設けられてもよい。また、軸支持アーム20が三つ設けられ、ガイドロール支持アーム30が三つ設けられてもよい。
また上述の各実施の形態では、気流受け部36がロール本体34に対し凸状となるが、気流受け部36は、ロール本体34の外周面に設けられる凹状の部分であってもよい。凹状の気流受け部36も、ロール本体34の周方向に間隔をあけて並ぶように形成されることが好ましい。
1…ウェブ搬送装置
10…支柱
11…回転軸
20…軸支持アーム
22,22A,22B…巻き軸
30…ガイドロール支持アーム
32…ガイドロール
34…ロール本体
35A…メインロール部
35A1…接触領域
35A2…端部領域
35B…軸部
36…気流受け部
361…第1気流受け部
362…第2気流受け部
40…気体供給部
401…第1気体供給部
402…第2気体供給部
41…噴射ノズル
42…配管
43…制御弁
44…流量計
50…噴射制御部
60…回転速度検出部
70…ウェブ速度検出部

Claims (9)

  1. 支柱に回転可能に支持される回転軸と、
    前記回転軸から径方向外側に延び且つその先端部に巻き軸を有し、前記回転軸の周方向に互いに離れて配置される複数の軸支持アームと、
    前記回転軸から径方向外側に延び且つその先端部に回転可能に支持されるガイドロールを有し、少なくとも一組の隣り合う前記軸支持アームの間に少なくとも一つ配置されるガイドロール支持アームと、を備え、
    前記ガイドロールは、前記ガイドロール支持アームに回転可能に支持される円柱状のロール本体と、前記ロール本体の外周面に設けられる凸状又は凹状の複数の気流受け部と、を有する、ことを特徴とするウェブ搬送装置。
  2. 前記気流受け部に気体を噴射する気体供給部をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1に記載のウェブ搬送装置。
  3. 前記ロール本体の回転速度を検出する回転速度検出部と、
    前記回転速度検出部が検出する回転速度に応じて、前記気体供給部の気体の噴射及び遮断を切り換える噴射制御部と、をさらに備えている、ことを特徴とする請求項2に記載のウェブ搬送装置。
  4. 前記巻き軸によって巻取られるウェブの速度、又は、前記巻き軸に保持されたロール状の巻出し用のウェブから巻出されるウェブの速度を検出するウェブ速度検出部をさらに備え、
    前記噴射制御部は、前記ウェブ速度検出部が検出するウェブの速度と、前記回転速度検出部が検出する回転速度とが一致するように、前記気体供給部の気体の噴射及び遮断を切り換える、請求項3に記載のウェブ搬送装置。
  5. 前記ロール本体の回転速度を検出する回転速度検出部と、
    前記回転速度検出部が検出する回転速度に応じて、前記気体供給部の気体の噴射量を調節する噴射制御部と、をさらに備えている、ことを特徴とする請求項2に記載のウェブ搬送装置。
  6. 前記巻き軸によって巻取られるウェブの速度、又は、前記巻き軸に保持されたロール状の巻出し用のウェブから巻出されるウェブの速度を検出するウェブ速度検出部をさらに備え、
    前記噴射制御部は、前記ウェブ速度検出部が検出するウェブの速度と、前記回転速度検出部が検出する回転速度とが一致するように、前記気体供給部の気体の噴射量を調節する、請求項5に記載のウェブ搬送装置。
  7. 前記気流受け部は、前記ロール本体の径方向の外側に向けて凸状となる羽根状部材であり、前記ロール本体の周方向に間隔を空けて並んでいる、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のウェブ搬送装置。
  8. 支柱に回転可能に支持される回転軸と、前記回転軸から径方向外側に延び且つその先端部に巻き軸を有し、前記回転軸の周方向に互いに離れて配置される複数の軸支持アームと、前記回転軸から径方向外側に延び且つその先端部に回転可能に支持されるガイドロールを有し、少なくとも一組の隣り合う前記軸支持アームの間に少なくとも一つ配置されるガイドロール支持アームと、を備える、ウェブ搬送装置のガイドロールであって、
    前記ガイドロール支持アームに回転可能に支持される円柱状のロール本体と、
    前記ロール本体の外周面に設けられる凸状又は凹状の複数の気流受け部と、を有する、ことを特徴とするウェブ搬送装置のガイドロール。
  9. 支柱に回転可能に支持される回転軸と、前記回転軸から径方向外側に延び且つその先端部に巻き軸を有し、前記回転軸の周方向に互いに離れて配置される複数の軸支持アームと、前記回転軸から径方向外側に延び且つその先端部に回転可能に支持されるガイドロールを有し、少なくとも一組の隣り合う前記軸支持アームの間に少なくとも一つ配置されるガイドロール支持アームと、を備える、ウェブ搬送装置によるウェブ搬送方法であって、
    前記ガイドロール支持アームに回転可能に支持される前記ガイドロールの円柱状のロール本体の外周面に、凸状又は凹状の複数の気流受け部を設ける工程と、
    複数の前記軸支持アームのうちの一つの前記軸支持アームの前記巻き軸を用いて、ウェブを巻取る、又は、ロール状の巻出し用のウェブを保持してウェブを巻出す工程と、
    前記回転軸の回転によって、ウェブを巻取り中又は巻出し中の前記軸支持アームとこれに隣り合う前記軸支持アームとの間の前記ガイドロール支持アームにおける前記ガイドロールの前記ロール本体に、ウェブを巻取り中の前記軸支持アームの前記巻き軸に向けて搬送される又はウェブを巻出し中の前記軸支持アームの前記巻き軸から搬送されるウェブを接触させる工程と、
    前記ロール本体にウェブを接触させた後の前記回転軸のさらなる回転によって、ウェブを巻取り中又は巻出し中の前記軸支持アームに隣り合う前記軸支持アームの巻き軸に、ウェブを巻取り中の前記軸支持アームの前記巻き軸に向けて搬送される又はウェブを巻出し中の前記軸支持アームの前記巻き軸から搬送されるウェブを接触させる工程と、を備え、
    前記ロール本体にウェブを接触させる際、前記気流受け部に気体を噴射して前記ロール本体を回転させ、その後、前記ロール本体にウェブを接触させる、ことを特徴とするウェブ搬送方法。
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JP2020059506A (ja) * 2018-10-04 2020-04-16 株式会社イシダ 製袋包装機
JP2020063151A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 株式会社ヒラノテクシード ガイドロール

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