JPH06269771A - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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JPH06269771A
JPH06269771A JP5592393A JP5592393A JPH06269771A JP H06269771 A JPH06269771 A JP H06269771A JP 5592393 A JP5592393 A JP 5592393A JP 5592393 A JP5592393 A JP 5592393A JP H06269771 A JPH06269771 A JP H06269771A
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Shigeru Tanabe
繁 田辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浄水器用として熱水を流しても浄水器として
有効に機能し得るようにする。 【構成】 冷水あるいは熱水が供給される混合栓に対し
て接続される原水取入口8と、該原水取入口8から取り
入れられた原水を浄化する耐熱性活性炭6が充填された
浄水槽4と、該浄水槽4を通過する際に浄化された浄水
を取り出す浄水取出口9と、前記原水取入口8から取り
入れられた原水をそのまま取り出すための原水取出口1
0と、前記原水取入口8から浄水取出口9および原水取
出口10へ至る耐熱性通路11,12と、前記原水取入
口8から取り入れられた原水を前記浄水槽4側あるいは
原水取出口8側へ供給すべく択一的に流路を切り換える
ための切換弁14とを備えて構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、水道水等を浄化する
ための浄水器に関し、さらに詳しくは冷水あるいは熱水
が供給される混合栓に接続するのに最適な浄水器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、水道水から残留塩素を取り除いて
おいしい水を得たいという使用者の要求のから、活性炭
使用の浄水器が開発市販されるようになってきている。
【0003】従来から良く知られている浄水器は、活性
炭として熱に比較的弱いヤシガラ活性炭が使用されてい
るため、高温水で使用した場合活性炭が破壊されてしま
うおそれがあるところから、35℃以下での使用しかで
きないこととなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般家庭に
おいても水道蛇口として冷水あるいは熱水の切換供給が
可能な混合栓が多用されるようになってきており、浄水
器用として熱水を流すことができないということは極め
て不便である。
【0005】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、浄水器用として熱水を流しても浄水器として有効
に機能し得るようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、冷水あるいは熱水
が供給される混合栓に対して接続される原水取入口8
と、該原水取入口8から取り入れられた原水を浄化する
耐熱性活性炭6が充填された浄水槽4と、該浄水槽4を
通過する際に浄化された浄水を取り出す浄水取出口9
と、前記原水取入口8から取り入れられた原水をそのま
ま取り出すための原水取出口10と、前記原水取入口8
から浄水取出口9および原水取出口10へ至る耐熱性通
路11,12と、前記原水取入口8から取り入れられた
原水を前記浄水槽4側あるいは原水取出口8側へ供給す
べく択一的に流路を切り換えるための切換弁14とを備
えて構成している。
【0007】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項1記載の浄水器におい
て、前記耐熱性通路11,12の途中に、前記浄水槽4
への原水供給を逆方向に切り換えて耐熱性活性炭6を逆
流洗浄するための逆流洗浄機構21を介設するようにし
ている。
【0008】請求項3の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、冷水あるいは熱水が供給される混合
栓に対して接続される原水取入口8と、該原水取入口8
から取り入れられた冷水を浄化する冷水用活性炭30が
充填された冷水用浄水槽31と、前記原水取入口8から
取り入れられた熱水を浄化する熱水用活性炭32が充填
された熱水用浄水槽33と、前記両浄水槽31,33を
通過する際に浄化された浄水を取り出す浄水取出口9
と、前記原水取入口8から取り入れられた原水をそのま
ま取り出すための原水取出口10と、前記原水取入口8
から浄水取出口9および原水取出口10へ至る耐熱性通
路11,12と、前記原水取入口8から取り入れられた
原水を前記両浄水槽31,33側あるいは原水取出口1
0側へ供給すべく択一的に流路を切り換えるための切換
弁14と、前記冷水用浄水槽31あるいは前記熱水用浄
水槽33への原水供給を択一的に切り換えるための流路
切換手段34とを備えて構成している。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。
【0010】即ち、原水取入口8から取り入れられた原
水(即ち、冷水あるいは熱水)は、浄水時においては浄水
槽4における耐熱性活性炭6により残留塩素および不純
物が吸着除去された後、浄水取出口9から浄水として取
り出され、非浄水時においては原水のままで原水取出口
10から取り出されることとなる。なお、高温の熱水を
浄水槽4に流しても活性炭が耐熱性を有するものとされ
ているので、活性炭の破壊等が起きるおそれはない。
【0011】請求項2の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0012】即ち、浄水槽4への供給原水(例えば、熱
水)の方向を逆にすることにより、浄水槽4における耐
熱性活性炭6の逆流洗浄が熱水を用いて行えることとな
る。
【0013】請求項3の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0014】即ち、原水取入口8から取り入れられた原
水が冷水の場合には、冷水用浄水槽31を通すことによ
って冷水用活性炭30により残留塩素および不純物が吸
着除去され、原水が熱水の場合には、熱水用浄水槽33
を通すことによって熱水用活性炭32により残留塩素お
よび不純物が吸着除去されることとなる。つまり、原水
取入口8から取り入れられる原水の種類(即ち、冷水あ
るいは熱水)によって最適な活性炭による浄水作用が得
られることとなっているのである。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、原水取入口8
から取り入れられた原水(即ち、冷水あるいは熱水)が、
浄水時においては浄水槽4における耐熱性活性炭6によ
り残留塩素および不純物が吸着除去された後、浄水取出
口9から浄水として取り出され、非浄水時においては原
水のままで原水取出口10から取り出され得るようにし
たので、冷水あるいは熱水が得られる混合栓に接続した
場合であっても、温度制限なしに浄水作用が得られるこ
ととなり、極めて便利となるという優れた効果がある。
【0016】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
浄水器において、耐熱性通路11,12の途中に介設し
た逆流洗浄機構21の作用により、浄水槽4への供給原
水(例えば、熱水)の方向を逆にすることによって、浄
水槽4における耐熱性活性炭6の逆流洗浄が熱水を用い
て行えるようにしたので、耐熱性活性炭6に吸着してい
る残留塩素および不純物を、冷水より洗浄効果の大きい
熱水で効率良く洗い流すことができることとなり、耐熱
性活性炭6の寿命を大幅に延ばすことができるという優
れた効果がある。
【0017】請求項3の発明によれば、原水取入口8か
ら取り入れられた原水が冷水の場合には、冷水用浄水槽
31を通すことによって冷水用活性炭30により残留塩
素および不純物が吸着除去され、原水が熱水の場合に
は、熱水用浄水槽33を通すことによって熱水用活性炭
32により残留塩素および不純物が吸着除去されるよう
にしたので、原水取入口8から取り入れられる原水の種
類(即ち、冷水あるいは熱水)によって最適な活性炭によ
る浄水作用が得られることとなり、冷水あるいは熱水が
得られる混合栓に接続した場合であっても、温度制限な
しに浄水作用が得られることとなり、極めて便利となる
という優れた効果がある。
【0018】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0019】実施例1 図1ないし図7には、本願発明の実施例1にかかる浄水
器が示されている。本実施例は、請求項1および2の発
明に対応するものである。
【0020】本実施例の浄水器は、図1および図2に示
すように、合成樹脂製の本体ケース1と、該本体ケース
1内に配設されたカートリッジタイプの浄水ユニット2
とを備えて構成されている。
【0021】前記浄水ユニット2は、円筒状のケース3
内に耐熱性活性炭6を充填してなる第1の浄水槽4と中
空糸膜7を充填してなる第2の浄水槽5とを配設して構
成されており、浄水時には浄水槽4の下端に設けられた
原水入口4aから供給された原水は、浄水槽4の上端開
口4bから浄水槽5の上端開口5aに流入した後浄水槽5
の下端に設けられた浄水出口5bから流出されることと
なっている。
【0022】前記耐熱性活性炭6としては、常温から高
温(例えば、80℃)までに浄水効果を発揮し得るもの
(例えば、フェノール樹脂製の活性炭)が採用されてい
る。
【0023】前記中空糸膜7としては、例えば、水分子
のみの透過を許容する選択透過性多孔膜を中空糸状に成
形したものを束ね、開口端となる下端側を樹脂7aで固
めたものが用いられている。
【0024】また、前記本体ケース1には、冷水あるい
は熱水が供給される混合栓(図示省略)に対して接続され
る原水取入口8(図2参照)と、前記浄水槽4,5を通過
する際に浄化された浄水を取り出す浄水取出口9(図1
および図3参照)と、前記原水取入口8から取り入れら
れた原水をそのまま取り出すための原水取出口10(図
2参照)とが設けられており、前記原水取入口8から第
1の浄水槽4の原水入口4aに至る間の原水流路11お
よび第2の浄水槽5の浄水出口5bから浄水取出口9に
至る間の浄水流路12は耐熱性樹脂(例えば、耐熱性A
BS樹脂、ポリアセタール等)からなる耐熱性通路とさ
れている。なお、前記浄水ユニット2も当然に耐熱性樹
脂からなっている。
【0025】前記原水取出口10は原水取入口8と対向
する位置に設けられており、その周辺には原水をシャワ
ー状に流下させるためのシャワー口13が設けられてい
る。
【0026】そして、前記原水流路11の始端部には、
前記原水取入口8から取り入れられた原水を浄水槽4側
あるいは原水取出口10側へ択一的に流すべく流路切換
を行う切換弁14が介設されている。
【0027】該切換弁14は、前記原水流路11に対し
て回転自在に嵌挿された円筒状の弁本体15と、該弁本
体15の外端に取り付けられた操作ツマミ16とによっ
て構成されており、前記弁本体15には、前記原水取入
口8に対して常時連通される長穴17と、弁本体15の
45°づつの回動に伴って前記原水流路11、シャワー
口13あるいは原水取出口10に対して順次択一的に連
通せしめられる連通孔18,19,20がそれぞれ形成さ
れている(図2参照)。なお、この切換弁14における弁
本体15も当然に耐熱性樹脂からなっている。符号29
は安全弁である。
【0028】さらに、前記原水流路11の終端部には、
浄水槽4,5への原水供給を逆方向に切り換えて耐熱性
活性炭6および中空糸膜7を逆流洗浄するための逆流洗
浄機構21が設けられている。符号22は洗浄水排出口
である。
【0029】該逆流洗浄機構21は、前記原水流路11
に対して回動自在に嵌挿された円筒状の弁機構23と、
該弁機構23の外端に取り付けられた操作ツマミ24と
によって構成されており、前記弁機構23には、浄水時
に浄水槽4の原水入口4aに連通する連通孔25と、浄
水時に浄水槽5の浄水出口5bと浄水流路12とを連通
させる連通路26と、逆流洗浄時に浄水槽5の浄水出口
5bに連通する連通孔27と、逆流洗浄時に浄水槽4の
原水入口4aと洗浄水排出口22とを連通させる連通路
28とが形成されている。なお、前記弁機構23も当然
耐熱性樹脂からなっており、浄水時と逆流洗浄時とで9
0°回動されることとなっている。
【0030】上記のように構成された浄水器は次のよう
に作用する。以下においては、この浄水器の原水取入口
8を、冷水あるいは熱水が供給される混合栓(図示省略)
に接続した場合について説明する。
【0031】(I) 浄水取出時 切換弁14は、図1および図2に示すように、連通孔1
8と原水流路11とが連通状態となるように操作され、
逆流洗浄機構21は、連通孔25および連通路26と浄
水槽4の原水入口4aおよび浄水槽5の浄水出口5bとが
それぞれ連通状態となるように操作されている。
【0032】この状態で、原水取入口8から取り入れら
れた原水(即ち、冷水あるいは熱水)は、原水流路11を
経て浄水槽4,5を通り、該浄水槽4,5において耐熱性
活性炭6および中空糸膜7により残留塩素および不純物
が吸着除去された後、浄水流路12を経て浄水取出口9
から浄水として取り出される。
【0033】従って、冷水あるいは熱水が得られる混合
栓に接続した場合であっても、耐熱性活性炭6の使用に
より温度制限なしに浄水作用が得られることとなり、極
めて便利となる。
【0034】(II) 原水取出時 切換弁14は、連通孔20と原水取出口10とが連通状
態となるように操作されている。
【0035】この状態で、原水取入口8から取り入れら
れた原水(即ち、冷水あるいは熱水)は、そのまま原水取
出口10から取り出される。
【0036】原水をシャワー状態で取り出す場合には、
切換弁14は、連通孔19とシャワー口13とが連通状
態となるように操作される。
【0037】(III) 逆流洗浄時 切換弁14は、図5ないし図7に示すように、連通孔1
8と原水流路11とが連通状態となるように操作され、
逆流洗浄機構21は、連通孔27および連通路28と浄
水槽5の浄水出口5bおよび浄水槽4の原水入口4aとが
それぞれ連通状態となるように操作されている。
【0038】この状態で、原水取入口8から取り入れら
れた原水(この場合、熱水が使用される)は、原水流路1
1を経て浄水槽5から浄水槽4へと逆流し、該浄水槽
5,4において耐熱性活性炭6および中空糸膜7に吸着
している残留塩素および不純物が、冷水より洗浄効果の
大きい熱水で効率良く洗い流されることとなる。従っ
て、耐熱性活性炭6および中空糸膜7の寿命を大幅に延
ばすことができるのである。
【0039】実施例2 図8には、本願発明の実施例2にかかる浄水器が示され
ている。本実施例は、請求項3の発明に対応するもので
ある。
【0040】本実施例の場合、前記浄水ユニット2は、
円筒状のケース3内に冷水用活性炭30を充填してなる
冷水用浄水槽31と熱水用活性炭32を充填してなる熱
水用浄水槽33と、中空糸膜7を充填してなる浄水槽5
とを配設して構成されており、浄水時には冷水用浄水槽
31あるいは熱水用浄水槽33の下端に設けられた原水
入口31aあるいは33aから供給された原水は、冷水用
浄水槽31あるいは熱水用浄水槽33の上端開口31b
あるいは33bから浄水槽5の上端開口5aに流入した後
浄水槽5の下端に設けられた浄水出口5bから流出され
ることとなっている。
【0041】前記冷水用活性炭30としては、従来から
浄水用として用いられているヤシガラ活性炭が用いら
れ、前記熱水用活性炭32としては、常温から高温(例
えば、80℃)までに浄水効果を発揮し得るもの(例え
ば、フェノール樹脂製の活性炭)が採用されている。
【0042】しかして、本実施例の場合、原水流路11
の終端部は冷水用浄水槽31および熱水用浄水槽33の
原水入口31a,33aに連通する分岐流路11a,11bと
されており、該分岐流路11a,11bの分岐部には、前
記原水取入口8から取り入れられた原水を前記冷水用浄
水槽31あるいは前記熱水用浄水槽33へ供給すべく択
一的に流路を切り換えるための流路切換手段34が介設
されている。
【0043】該流路切換手段34は、前記分岐流路11
a,11bの入口11a1,11b1を択一的に閉止する弁部3
5a,35bを有する弁体35と、該弁体35を分岐流路
11bの入口11b1を閉止する方向に付勢するスプリン
グ36と、前記弁体35を分岐流路11aの入口11a1
を閉止する方向に付勢する形状記憶合金製スプリング3
7とによって構成された熱応動弁とされている。符号3
8はスプリング受である。
【0044】前記形状記憶合金製スプリング37は、所
定温度(例えば、50℃)未満では弁体35に対して付勢
力を作用させないが、所定温度(例えば、50℃)以上に
なるとスプリング36に打ち勝つ付勢力を弁体35に作
用されることとなっている。
【0045】なお、本実施例には、実施例1における逆
流洗浄機構は設けられていない。その他の構成は実施例
1と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0046】上記のように構成された浄水器は次のよう
に作用する。
【0047】(I) 浄水取出時 原水取入口8から取り入れられた原水が冷水の場合に
は、流路切換手段34における弁体35は、スプリング
36の付勢力によって熱水用浄水槽33に通ずる分岐流
路11bの入口11b1を閉止し、冷水用浄水槽31に通
ずる分岐流路11aの入口11a1を開放することなって
いるため、前記冷水は、冷水用浄水槽31および浄水槽
5を経て流れ、その間において残留塩素および不純物が
吸着除去されて浄水となり、浄水取出口9から取り出さ
れる。
【0048】一方、原水取入口8から取り入れられた原
水が熱水の場合には、流路切換手段34における弁体3
5は、形状記憶合金製スプリング37の付勢力によって
冷水用浄水槽31に通ずる分岐流路11aの入口11a1
を閉止し、熱水用浄水槽33に通ずる分岐流路11bの
入口11b1を開放することなっているため、前記熱水
は、熱水用浄水槽33および浄水槽5を経て流れ、その
間において残留塩素および不純物が吸着除去されて浄水
となり、浄水取出口9から取り出される。
【0049】つまり、原水取入口8から取り入れられる
原水の種類(即ち、冷水あるいは熱水)によって最適な活
性炭による浄水作用が得られることとなり、冷水あるい
は熱水が得られる混合栓に接続した場合であっても、温
度制限なしに浄水作用が得られることとなり、極めて便
利となるのである。
【0050】(II) 原水取出時 切換弁14は、連通孔20と原水取出口10とが連通状
態となるように操作されている。従って、原水取入口8
から取り入れられた原水(冷水あるいは熱水)は、そのま
ま原水取出口10から取り出される。
【0051】実施例3 図9および図10には、本願発明の実施例3にかかる浄
水器が示されている。本実施例は、請求項3の発明に対
応するものである。
【0052】本実施例の場合、流路切換手段34が、手
動操作により動作せしめられる切換弁により構成されて
いる。この切換弁34は、図10に示すように、分岐流
路11a,11bの分岐部に設けられており、原水流路1
1と分岐流路11aあるいは11bとを択一的に連通させ
る連通孔39を有する弁本体34aと、該弁本体34aを
回動操作する操作ツマミ34bとによって構成されてい
る。符号40はシールパッキンである。そして、弁本体
34aを所定角度回動させることによって、原水流路1
1が連通孔39を介して分岐流路11aあるいは11bに
連通せしめられることとなっている。
【0053】本実施例では、浄水取出時において、原水
取入口8から取り入れられる原水が冷水の場合には、切
換弁34を冷水側に切り換えて、原水流路11と冷水用
浄水槽31に通ずる分岐流路11aとを連通孔39を介
して連通させ、原水取入口8から取り入れられる原水が
熱水の場合には、切換弁34を熱水側に切り換えて、原
水流路11と熱水用浄水槽33に通ずる分岐流路11b
とを連通孔39を介して連通させるようになっている。
その他の構成および作用効果は実施例2と同様なので重
複を避けて説明を省略する。
【0054】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかる浄水器の浄水取出
時の状態を示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII−III部分断面図である。
【図4】図1のIV−IV部分断面図である。
【図5】本願発明の実施例1にかかる浄水器の逆流洗浄
時の状態を示す縦断面図である。
【図6】図5のVI−VI部分断面図である。
【図7】図5のVII−VII部分断面図である。
【図8】本願発明の実施例2にかかる浄水器の縦断面図
である。
【図9】本願発明の実施例3にかかる浄水器の縦断面図
である。
【図10】本願発明の実施例3にかかる浄水器における
流路切換手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
4は第1の浄水槽、5は第2の浄水槽、6は耐熱性活性
炭、7は中空糸膜、8は原水取入口、9は浄水取出口、
10は原水取出口、11は耐熱性通路(原水流路)、12
は耐熱性通路(浄水流路)、13はシャワー口、14は切
換弁、21は逆流洗浄機構、30は冷水用活性炭、31
は冷水用浄水槽、32は熱水用活性炭、33は熱水用浄
水槽、34は流路切換手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷水あるいは熱水が供給される混合栓に
    対して接続される原水取入口(8)と、該原水取入口(8)
    から取り入れられた原水を浄化する耐熱性活性炭(6)が
    充填された浄水槽(4)と、該浄水槽(4)を通過する際に
    浄化された浄水を取り出す浄水取出口(9)と、前記原水
    取入口(8)から取り入れられた原水をそのまま取り出す
    ための原水取出口(10)と、前記原水取入口(8)から浄
    水取出口(9)および原水取出口(10)へ至る耐熱性通路
    (11),(12)と、前記原水取入口(8)から取り入れら
    れた原水を前記浄水槽(4)側あるいは原水取出口(8)側
    へ供給すべく択一的に流路を切り換えるための切換弁
    (14)とを備えたことを特徴とする浄水器。
  2. 【請求項2】 前記耐熱性通路(11),(12)の途中に
    は、前記浄水槽(4)への原水供給を逆方向に切り換えて
    耐熱性活性炭(6)を逆流洗浄するための逆流洗浄機構
    (21)を介設したことを特徴とする前記請求項1記載の
    浄水器。
  3. 【請求項3】 冷水あるいは熱水が供給される混合栓に
    対して接続される原水取入口(8)と、該原水取入口(8)
    から取り入れられた冷水を浄化する冷水用活性炭(30)
    が充填された冷水用浄水槽(31)と、前記原水取入口
    (8)から取り入れられた熱水を浄化する熱水用活性炭
    (32)が充填された熱水用浄水槽(33)と、前記両浄水
    槽(31),(33)を通過する際に浄化された浄水を取り
    出す浄水取出口(9)と、前記原水取入口(8)から取り入
    れられた原水をそのまま取り出すための原水取出口(1
    0)と、前記原水取入口(8)から浄水取出口(9)および
    原水取出口(10)へ至る耐熱性通路(11),(12)と、
    前記原水取入口(8)から取り入れられた原水を前記両浄
    水槽(31),(33)側あるいは原水取出口(10)側へ供
    給すべく択一的に流路を切り換えるための切換弁(14)
    と、前記冷水用浄水槽(31)あるいは前記熱水用浄水槽
    (33)への原水供給を択一的に切り換えるための流路切
    換手段(34)とを備えたことを特徴とする浄水器。
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