JPH06268421A - 遠隔操作用ガラスアンテナ - Google Patents

遠隔操作用ガラスアンテナ

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JPH06268421A
JPH06268421A JP5547393A JP5547393A JPH06268421A JP H06268421 A JPH06268421 A JP H06268421A JP 5547393 A JP5547393 A JP 5547393A JP 5547393 A JP5547393 A JP 5547393A JP H06268421 A JPH06268421 A JP H06268421A
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JP
Japan
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antenna
glass
remote control
glass antenna
horizontal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5547393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Maeda
勝 前田
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication of JPH06268421A publication Critical patent/JPH06268421A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 他アンテナと相互に干渉しないよう独立して
チューニング可能な遠隔操作用ガラスアンテナを提供す
ること。 【構成】 自動車のリア窓ガラス2に付設された加熱用
導電線群3と、これらの加熱用導電線群3の上部に付設
された受信用アンテナ線群4とを備えたガラスアンテナ
において、遠隔操作するためのガラスアンテナ線5を受
信用アンテナ線群4とは別に付設するとともに、このア
ンテナ5を横方向に延びる2本の平行な素子5a,5b
とこれらを連結する調整素子5cから構成したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用錠前の解施錠を
行う等に好適な遠隔操作用ガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種アンテナとしては、図4〜図
6に示すものが知られている。図4に示すものは自動車
のリアガラス100に加熱用導電線群101が付設さ
れ、バッテリ102から母線103,104,105を
介して給電される。
【0003】これらの加熱用導電線群101の上部には
受信用アンテナ線群106が付設され、受信電波が給電
点107からプリアンプ108に導出される。そして、
このプリアンプ108に設けられた分岐回路(図示せ
ず)によってAM/FM放送用信号と車両用錠前(図示
せず)の解施錠を行うための遠隔操作用信号とを得るよ
うにしている。
【0004】また、加熱用導電線群101の下部にはF
M用副アンテナ109が付設され、受信電波を給電点1
10からプリアンプ111に導出するようにされてい
る。
【0005】なお、加熱用導電線条群101からの誘導
電力を有効に利用し得るように加熱用導電線条群101
とバッテリ102および接地点との間には、ラジオ周波
数帯域で極めて抵抗の高い高周波チョーク112が介挿
されている。
【0006】図5に示すものはCピラーに遠隔操作用ガ
ラスアンテナ線113を張設したものであって、車両用
錠前の解施錠を行うための遠隔操作用信号が給電点(図
示せず)からプリアンプ114に導出される。
【0007】図6に示すものはリアトレーに遠隔操作用
ガラスアンテナ線115を張設したものであって、車両
用錠前の解施錠を行うための遠隔操作用信号が給電点
(図示せず)からプリアンプ116に導出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガラスアン
テナはポールアンテナに比してゲインが小さいことから
FM放送を優先的に最適のアンテナ特性となるようチュ
ーニングを施してそのゲインを得るようにしている。そ
のため、図4に示す構成のものにおいて遠隔操作用とし
て用いるときはどうしても感度が一定しないことになっ
てしまう。
【0009】また、図4に示す構成のものにおいては車
両用錠前の解施錠を行うための遠隔操作用信号を得るた
めには分岐回路を必要とする。
【0010】図5および図6に示すものにあってはアン
テナがボディに隠れ且つ接近しているため感度が悪くな
りこの感度と密接な関係にある指向性も良好な特性が得
られないことになってしまう。
【0011】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、その目的は他アンテナと相互に干渉し
ないよう独立してチューニング可能な遠隔操作用ガラス
アンテナを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る遠隔操作用ガラスアンテナは、自動車の
リア窓ガラスに付設された加熱用導電線群と、これらの
加熱用導電線群の上部に付設された受信用アンテナ線群
とを備えたガラスアンテナにおいて、遠隔操作するため
のガラスアンテナ線を受信用アンテナ線群とは別に付設
するとともに、このアンテナを横方向に延びる2本の平
行な素子とこれらを連結する調整素子から構成したこと
を特徴とする。
【0013】
【作用】遠隔操作用ガラスアンテナ線を受信用アンテナ
線群とは別に設け、遠隔操作用ガラスアンテナを専用の
周波数で独自にチューニングして遠隔操作用として感度
の良好なアンテナを得る。
【0014】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1はこの発明の第1実施例に係る遠隔操作
用ガラスアンテナのパターン図である。
【0015】この発明に係る遠隔操作用ガラスアンテナ
1は、リア窓ガラス2に付設した防曇用の加熱用導電線
群3と、受信用アンテナ線4と、遠隔操作用ガラスアン
テナ線5を備える。
【0016】加熱用導電線群3は、窓ガラス2の左右の
辺に沿って配設された母線6,7および母線6,8間に
複数本のヒータ線3a,3b・・・を所定の間隔で配設
して構成される。
【0017】受信用アンテナ線4は加熱用導電線群3の
上側の領域に付設する。受信用アンテナ線4はガラスエ
ッジに平行に付設した3本の互いに平行な水平素子4
a,4b,4cと、この水平素子4a,4b,4cを結
合する連結部4dから構成し、FM放送受信用のアンテ
ナとして使用される。
【0018】この連結部4dは水平素子4aの中心位置
から外れた位置から逆L形に中央附近まで折り返す折り
返し部4eと、その先端側から水平素子4bと交差して
水平素子4cまで達する垂直素子4fから構成する。こ
の際、折り返し部4eの水平部分は中空形状に形成す
る。
【0019】また、この受信用アンテナ線4の水平素子
4cの端部とヒータ線3a,3b・・・の上端とを導体
9で接続する。この導体9には水平方向の3段の折り返
し部10を形成する。
【0020】これにより受信用アンテナ線4のFMに対
する実効長を変化させることなく、加熱用導電線群3に
誘起したAM電力を有効に受信用アンテナ線4に導くこ
とにより受信用アンテナ線を良好なAM放送用のアンテ
ナとしても使用できる。
【0021】ここで、11はリア窓ガラス2のガラスエ
ッジ側辺2aに設けた給電点であり、水平素子4aはこ
の給電点11から上方に延びて形成されている。
【0022】遠隔操作用ガラスアンテナ線5は受信用ア
ンテナ線4の水平素子4a、4b間の領域に付設する。
【0023】この遠隔操作用ガラスアンテナ線5は水平
素子4aに平行に形成した2本の水平素子5a,5b
と、これらの水平素子5a,5bを連結する調整素子5
cから構成する。
【0024】調整素子5cの位置をそれぞれ右または左
に移動させることにより共振周波数は小さい方または大
きい方に変化させることができる。また、水平素子5
a,5bの長さはともに約720mmである。
【0025】なお、水平素子4aと5aおよび水平素子
4bと5bは相互に干渉しないように10〜15mm以
上の間隔をあけるようにする。
【0026】それぞれの一方の先端側が中心線附近にあ
る2本の水平素子5a,5bのそれぞれの他方の先端側
はガラスエッジ側辺2aに平行となるよう縦方向下方に
折り曲げて垂直素子5d,5eを形成する。その長さは
ともに約55mmである。
【0027】前記給電点11と対称の位置には遠隔操作
用ガラスアンテナ線5の給電点12を設け、この給電点
12に一方の垂直素子5eの先端部を接続する。また、
他方の垂直素子5dの先端部は水平素子4cと同じ高さ
位置まで延びている。
【0028】図1のアンテナパターンの好ましい寸法は
表1に示す通りである。
【0029】
【表1】
【0030】加熱用導電線群3、母線6,7および8、
ならびに各アンテナ線4および5は銀の微細な粒子をペ
ースト状にして窓ガラス2上にスクリーン印刷し、それ
を乾燥・焼成して得ることができる。
【0031】以上のような遠隔操作用ガラスアンテナ
は、実験の結果、発振器(図示せず)の発振周波数5
7.082MHzにおいて、図2に示すようにディップ
点のない受信利得がやや後方に片寄った空中線指向性特
性を示した。
【0032】したがって、自動車の後方から電波が到来
するときの受信利得が大きく、側方から前方にかけて次
第に受信利得が小さくなっていくことになる。
【0033】上記のように前方の受信利得が小さい特性
であっても錠前の遠隔解施錠には、実用上差し支えない
受信感度である。
【0034】なお、図中(a)および(b)は発振器か
ら車の中心までの距離が5mおよび10mのときの受信
感度をそれぞれ示している。
【0035】図3はこの発明の第2実施例に係る遠隔操
作用ガラスアンテナのパターン図であり、第1実施例と
同一部分には同一符号を付しその説明を省略する。な
お、この実施例においては加熱用導電線群3は第1実施
例と異なり非分割タイプを採用している。
【0036】この実施例においては受信用アンテナ線4
はガラスエッジに平行に付設した2本の互いに平行な水
平素子4a,4bと、この水平素子4a,4bを結合す
る連結部4dから構成する。
【0037】この連結部4dは水平素子4aの中心位置
から外れた位置から逆L形に中央附近まで折り返す折り
返し部4eと、その先端側から下方へ垂直に延びた垂直
素子4fと、さらに先端側から逆L形に中央附近まで折
り返して水平素子4bまで達する折り返し部4gを設け
た水平方向の2段の折り返し部を有する構成とした。
【0038】この遠隔操作用ガラスアンテナ線5は水平
素子4aに平行に形成した3本の水平素子5a,5b,
5fと、水平素子5a,5bを連結する調整素子5cか
ら構成する。水平素子5a,5bの長さはともに約17
5mmである。
【0039】水平素子5a,5bは受信用アンテナ線4
の水平素子4a、4b間、水平素子5fは加熱用導電線
群3と水平素子4b間の領域に付設する。
【0040】一方の先端側を開放状態とする水平素子5
aの他方の先端側はガラスエッジ側辺2aに平行となる
よう縦方向下方に折り曲げて垂直素子5eを形成する。
その長さは約95mmである。
【0041】この実施例においても調整素子5cの位置
をそれぞれ右または左に移動させることにより共振周波
数を小さい方または大きい方に変化させることができ
る。
【0042】図3のアンテナパターンの好ましい寸法は
表2に示す通りである。
【0043】
【表2】 この実施例2においても実施例1とほぼ同様の指向特性
を得ることができる(図2参照)。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る遠隔操
作用ガラスアンテナは、遠隔操作用ガラスアンテナ線を
受信用アンテナ線群とは別に設け、調整素子の位置調
整、素子の長さ調整により遠隔操作用ガラスアンテナの
チューニングをFM放送とは異なる専用の周波数(約4
0〜433MHz)に合わせて独自に行うことができる
ようにしたので、FM放送用等の他のアンテナ線群との
相互干渉を回避することができ、感度の良好な遠隔操作
を行なうことができる。そして、この遠隔操作用ガラス
アンテナは遠隔解施錠用として用いることができる他、
例えば車の上部に遠隔操作により光信号を発する装置を
付けておき駐車場で多数の自動車の中から自分の車を見
つけるためのシステムに利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る遠隔操作用ガラスア
ンテナのパターン図
【図2】本発明に係る遠隔操作用ガラスアンテナの空中
線指向特性図
【図3】本発明の第2実施例に係る遠隔操作用ガラスア
ンテナのパターン図
【図4】従来のガラスアンテナの構造図
【図5】Cピラーに遠隔操作用アンテナを設けたときの
説明図
【図6】リヤトレーに遠隔操作用アンテナを設けたとき
の説明図
【符号の説明】
1…遠隔操作用ガラスアンテナ、2…リア窓ガラス、3
…加熱用導電線群、3a,3b・・・…ヒータ線、4…
受信用アンテナ線、4a〜4c…水平素子、4d…連結
部、4e,10…折り返し部、4f,5d,5e…垂直
素子、5…遠隔操作用ガラスアンテナ線、5a,5b…
水平素子、5c…調整素子、6,7,8…母線、9…導
体、11,12…給電点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のリア窓ガラスに付設された加熱
    用導電線群と、これらの加熱用導電線群の上部に付設さ
    れた受信用アンテナ線群とを備えたガラスアンテナにお
    いて、遠隔操作するためのガラスアンテナ線を受信用ア
    ンテナ線群とは別に付設するとともに、このアンテナを
    横方向に延びる2本の平行な素子とこれらを連結する調
    整素子から構成したことを特徴とする遠隔操作用ガラス
    アンテナ。
JP5547393A 1993-03-16 1993-03-16 遠隔操作用ガラスアンテナ Withdrawn JPH06268421A (ja)

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JP5547393A JPH06268421A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 遠隔操作用ガラスアンテナ

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JP5547393A JPH06268421A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 遠隔操作用ガラスアンテナ

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JP5547393A Withdrawn JPH06268421A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 遠隔操作用ガラスアンテナ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012153664A1 (ja) * 2011-05-12 2012-11-15 旭硝子株式会社 ガラスアンテナ及び窓ガラス
JP2016043842A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 セントラル硝子株式会社 バックドア

Cited By (4)

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US9300031B2 (en) 2011-05-12 2016-03-29 Asahi Glass Company, Limited Glass antenna and window glass
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Effective date: 20000530