JPH0626771U - カン切り鋏 - Google Patents

カン切り鋏

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JPH0626771U
JPH0626771U JP6655792U JP6655792U JPH0626771U JP H0626771 U JPH0626771 U JP H0626771U JP 6655792 U JP6655792 U JP 6655792U JP 6655792 U JP6655792 U JP 6655792U JP H0626771 U JPH0626771 U JP H0626771U
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正憲 奥田
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川嶋工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穴明片の先端が、空カンがどのような状態に
あってもこれに届くようにして、空カン切断作業を確実
に行うことのできるカン切り鋏を簡単な構成によって提
供すること 【構成】 一対の刃部11・11を枢軸12によって枢
着するとともに、枢軸12またはこれとは別の枢軸によ
って一方の刃部11に穴明片14を回動可能に連結して
構成したカン切り鋏10であって、穴明片14を引き起
こしたとき、その先端14aが、刃部11の先端と、こ
れに一体化したハンドル部13の穴明片14側となる側
面とを結ぶ接線の外側に突出するように構成したこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、児童・生徒が空きカンを使用した作品を製作する場合に使用するカ ン切り鋏に関し、特にカンを切るための「きっかけ穴」を明ける穴明片を備えた カン切り鋏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
児童・生徒が行う教科の中に、空カンを利用して何かを製作するというものが ある。空カンは、図6等に示したような一定の形状を有しているから、これから 何か作品を作ろうとすれば、これにある程度の加工を施さなければならないこと は当然である。このような場合に一般的に使用されているのが鋏である。
【0003】 しかしながら、もともと鋏は平面的なものの切断を行なうのに便利な道具であ るため、空カンのように丸く立体的なものは切断しにくい。そこで、まず、図6 に示したように、空カンの側面等に鋏の刃先が入れられる程度の穴(以下これを きっかけ穴という)を明け、この穴を切断箇所のきっかけとして、図7に示すよ うに、必要な切断を行うのである。
【0004】 このようなきっかけ穴を形成するものとして、図9に示すように、刃部とは別 体の穴明片を備えた鋏が既に提案されている。この鋏は、穴明片を回動自在に支 持して構成したものであり、この穴明片を使用しない場合には、刃部に重なるよ うに折り込んでおき、図6に示したように使用したいときには、この穴明片を引 き起して突出させるものである。
【0005】 ところが、この図9に示した鋏は、その穴明片を引き起こしたとき、その先端 が図中の点線で示した接線の内側となるものである。このように、穴明片の先端 が接続内に位置することは、安全性の面では多少有利かも知れないが、当該鋏を 図6に示したように空カンと平行にしてきっかけ穴を形成したい場合(側面の断 目を利用してきっかけ穴を形成したい場合)には、穴明片の先端が空カンにとど かないことになって、きっかけ穴の形成ができないことになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、以上のような実状に対処すべくなされたもので、その解決しようと する課題は、空カンに対するきっかけ穴を確実に形成できるようにすることであ る。
【0007】 そして、本考案の目的とするところは、穴明片の先端が、空カンがどのような 状態にあってもこれに届くようにして、空カン切断作業を確実に行うことのでき るカン切り鋏を簡単な構成によって提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本考案の採った手段は、実施例において使用す る符号を付して説明すると、 「一対の刃部11・11を枢軸12によって枢着するとともに、枢軸12また はこれとは別の枢軸によって一方の刃部11に穴明片14を回動可能に連結して 構成したカン切り鋏10であって、 穴明片14を引き起こしたとき、その先端14aが、刃部11の先端と、これ に一体化したハンドル部13の穴明片14側となる側面とを結ぶ接線の外側に突 出するように構成したことを特徴とするカン切り鋏10」 である。
【0009】
【考案の作用】
次に、以上のように構成したカン切り鋏10の作用を、その使用の態様ととも に説明すると、このカン切り鋏10においては、穴明片14を引き起した場合に 、その先端14aが、図1に示したように、刃部11の先端とハンドル部13の 側面との接線から突出するのである。従って、このカン切り鋏10を空カンの側 面にこれと平行に配置したとすると、図1に示した接線が空カンの側面と一致す ることになるから、このカン切り鋏10を利用して図6に示したようにきっかけ 穴を形成したい場合に、穴明片14の先端14aは確実に空カンの側面に穴を形 成するのである。
【0010】 勿論、この図6に示した状態でカン切り鋏10を使用するのが穴明片14の先 端14aが空カンから最も遠くなる場合であるため、その他の場合は何等問題な くきっかけ穴を形成することができるものである。なお、以下の実施例に示すよ うに、ハンドル部13を折曲自在な軟質な合成樹脂材料等によって形成しておく ことにより、当該カン切り鋏10の使用が手障り良くなるだけでなく、これを空 カンに押し付けて潰すことにより、上記の穴明片14の使用をより良く行えるも のでもある。
【0011】 以上の作用は、穴明片14が両刃部11の枢軸12に対して同軸的に枢支され ている実施例の場合は勿論、例えば図9に示した従来の鋏のように、この穴明片 14を枢軸12とは別の枢軸を使用して枢支した場合も同様に言えることである 。
【0012】 また、実施例に係るカン切り鋏10においては、穴明片14に第一ストッパ面 15aと第二ストッパ面15bとを有するストッパ15を一体化してあるので、 第一ストッパ面15aが一方の刃部11の側面に当該することにより、図1に示 した穴明片14の状態がしっかりと維持されるものである。一方、ハンドル部1 3を開くことにより、ストッパ15の第二ストッパ面15bと上記の刃部11と は反対側(図1では図示下側)の刃部11の側面とが当接して、両ハンドル部1 3の開放に従って穴明片14が図1の時計方向に回動する。そして、図3に示す ように、両ハンドル部13、従って両刃部11を完全に開くと、穴明片14はそ の直下に位置する刃部11上に重なることになって、図7に示すような状態で空 カンの切断を行う場合に、この穴明片14が邪魔になることはないのである。
【0013】 以上のようにしてきっかけ穴が空カンに形成されれば、図7に示すように、こ のきっかけ穴内に一方の刃部11の先端を挿入して切断を行うことにより、必要 な加工が行えるのである。
【0014】
【実施例】
次に、本考案に係るカン切り鋏10を、図面に示した実施例に従って詳細に説 明する。
【0015】 図1及び図2には、本考案に係るカン切り鋏10の平面図と側面図が示してあ り、このカン切り鋏10においては、穴明片14を引き起した状態のものとして ある。このカン切り鋏10は、通常の鋏と同様に、枢軸12によって一対の刃部 11を開閉自在に枢支したものであり、この実施例では、この枢軸12に対して 穴明片14が同軸的に枢支してあるものである。勿論、本考案を実施するにあた っては、このように穴明片14を枢軸12上に同軸的に枢支する場合は当然とし て、図9に示した従来の鋏におけるように、この穴明片14を枢軸12とは別の 枢軸によって刃部11に取付けて実施してもよいものである。
【0016】 いずれにしても、本考案に係るカン切り鋏10において重要なことは、図1に 示したように引き起した穴明片14の先端14aが、刃部11の先端と、穴明片 14が突出している側に位置するハンドル部13の側面との接線(図1及び図8 において点で示した線)から外方に突出するものとしてあることである。このよ うにするには、穴明片14の刃部11に対する取付位置と穴明片14自体の長さ を適宜変更することにより行えるものであるが、穴明片14の先端14aの突出 量としては、要するに当該カン切り鋏10を図6に示したような状態で使用した ときに、先端14aが空カン内に確実に入り得る程度であればよい。
【0017】 また、本実施例に係るカン切り鋏10においては、図1〜図5に示したように 、その穴明片14にストッパ15が一体的に形成してあり、このストッパ15に は第一ストッパ面15aと第二ストッパ面15bとがそれぞれ形成してある。こ のストッパ15の第一ストッパ面15aは、穴明片14を図1に示したように引 き起したとき、この穴明片14の直下に位置する刃部11の側面にのみ当接する ものであり、これにより、穴明片14の図1に示した位置から更に反時計方向に 回動するのを規制するものである。従って、図1に示した状態のカン切り鋏10 を使用して、図6に示したように、空カンにきっかけ穴を形成する場合の作業を 確実に行えるようにしているものである。
【0018】 一方、ストッパ15の第二ストッパ面15bは、カン切り鋏10のハンドル部 13を開放していったとき、図4の(イ)に示したように、一番下側となる刃部 11の側面に当接するものであり、ハンドル部13を図3に示したように完全に 開いたとき、穴明片14を一方の刃部11に完全に重なるように作用するもので ある。つまり、本実施例に係るカン切り鋏10にあっては、引き起されていた穴 明片14が、ハンドル部13を開放する際、換言すれば図7に示した使用をした い場合に刃部11を広げた際に、自動的に収納されるようにしてあるものである 。
【0019】 なお、本実施例の穴明片14においては、図5に示すように、その裏面に突起 14bが形成してあって、この突起14bが嵌合されるべき凹所11aが刃部1 1の上面中央に形成してある。従って、穴明片14が刃部11上に重なってその 突起14bが凹所11a内に嵌合されると、この穴明片14の収納状態はある程 度の弾力性を持って保持されるのである。勿論、これらの突起14b及び凹所1 1aの形成位置を上述したのとは逆にして実施してもよいものであり、特に応所 11aについてはこれを単なる穴として実施してもよいものである。
【0020】 また、本実施例においては、図1及び図3に示したように、刃部11の先端で あって切刃とは反対側の面に傾斜面17が形成してあり、これにより、穴明片1 4の先端を空カンに明けたきっかけ穴内に挿入し易くなるように細くしてあるも のである。また、この傾斜面17は、刃部11の動きを円滑にするものでもある から、空きカンに対する曲線加工をも容易にするものである。さらに、図8に示 すように、刃部11の先端部であって、引き起された穴明片14の先端14a側 となる面に円弧状のカン支持凹所16を形成して実施してもよいものである。こ のカン支持凹所16は、図8にも示したように、空カンの側面に刃部11の先端 部を完全に当接させて、穴明片14によるきっかけ穴の形成を、丁度「テコ」の ようにして行う場合に有利となるものである。つまり、このカン支持凹所16は 、加工時の空カンに対するカン切り鋏10の滑りを防止するのに役立つものであ る。
【0021】 なお、本実施例においては、両ハンドル部13を、所謂硬質の合成樹脂によっ て形成しているが、これを軟質な合成樹脂によって形成して実施してもよいもの である。このようにすれば、ハンドル部13を簡単に押し潰すことができるから 、これを空カン側に押し付けて小さくすることにより、穴明片14の突出量をよ り多くすることができるからである。
【0022】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案においては、上記実施例にて例示した如く、 「一対の刃部11・11を枢軸12によって枢着するとともに、枢軸12また はこれとは別の枢軸によって一方の刃部11に穴明片14を回動可能に連結して 構成したカン切り鋏10であって、 穴明片14を引き起こしたとき、その先端14aが、刃部11の先端と、これ に一体化したハンドル部13の穴明片14側となる側面とを結ぶ接線の外側に突 出するように構成したこと」 にその構成上の特徴があり、これにより、穴明片の先端が、空カンがどのような 状態にあってもこれに届くようにして、空カン切断作業を確実に行うことのでき るカン切り鋏を簡単な構成によって提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るカン切り鋏であってその穴明片
を引き起した状態を示す平面図である。
【図2】 同カン切り鋏の穴明片側からみた側面図であ
る。
【図3】 穴明片を収納し終わったときのカン切り鋏の
平面図である。
【図4】 カン切り鋏の穴明片を示す図であって、
(イ)は図3の矢印1からみた部分拡大側面図、(ロ)
はストッパと一体的な穴明片の展開図である。
【図5】 図3の2−2線に沿ってみた部分拡大断面図
である。
【図6】 本考案に係るカン切り鋏を使用して空カンに
きっかけ穴を形成している状態の斜視図である。
【図7】 同カン切り鋏によって空カンを切断している
状態の斜視図である。
【図8】 本考案の他の実施例を示すカン切り鋏の平面
図である。
【図9】 従来のカン切り鋏を示す平面図である。
【符号の説明】
10 カン切り鋏 11 刃部 12 枢軸 13 ハンドル部 14 穴明片 14a突起 15 ストッパ 16 カン支持凹所 17 傾斜面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の刃部を枢軸によって枢着するとと
    もに、前記枢軸またはこれとは別の枢軸によって前記一
    方の刃部に穴明片を回動可能に連結して構成したカン切
    り鋏であって、 前記穴明片を引き起こしたとき、その先端が、前記刃部
    の先端と、これに一体化したハンドル部の前記穴明片側
    となる側面とを結ぶ接線の外側に突出するように構成し
    たことを特徴とするカン切り鋏。
JP1992066557U 1992-09-24 1992-09-24 カン切り鋏 Expired - Lifetime JP2593586Y2 (ja)

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JP1992066557U JP2593586Y2 (ja) 1992-09-24 1992-09-24 カン切り鋏

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JPH0626771U true JPH0626771U (ja) 1994-04-12
JP2593586Y2 JP2593586Y2 (ja) 1999-04-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011217953A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Kai R & D Center Co Ltd 容器に切込みを入れることができる器具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011217953A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Kai R & D Center Co Ltd 容器に切込みを入れることができる器具

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JP2593586Y2 (ja) 1999-04-12

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